JP3236636U - 三次元積層セラミックベニア - Google Patents

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Abstract

【課題】接着剤との接着性を大幅に向上させることができ、使用寿命の長い三次元積層セラミックベニアを提供する。【解決手段】三次元積層セラミックベニア1は、複数のセラミック薄層2が1層ずつ積層され、外観面及び貼付面を含み、貼付面は耐脱落微細構造を含み、耐脱落微細構造を有する貼付面の部分は外観面よりも表面粗度が大きい。三次元積層セラミックベニア1は三次元積層の製造技術により製造され、使用者の実際のニーズに応じてカスタマイズされ、耐脱落微細構造を形成することで、接着効果を大幅に向上させる。【選択図】図1

Description

本考案は三次元積層セラミックベニアに関し、特に歯科ベニアまたは他の用途向けの三次元積層セラミックベニアに関する。
従来のラミネートベニアによっては、歯の形も色も綺麗に整えることができるので、消費者に好ましく受け入れられている。しかしながら、従来のラミネートベニアは、白さが際立ちすぎて不自然に見えるし、強度が足りず、割れたり壊れたりし易くなり、患者の歯形を完全にフィットできず、隙間を残してしまうことがそのデメリットとしてよく言われる。また、飲食品の冷熱による熱膨張や熱収縮または咀嚼による応力によって、粘着力を弱めて局部が剥がれや歯から取れてしまう状況がある。
従来のセラミックベニアの製造方法としては、まずセラミックブロックを研削加工して生素地を製造する。次に生素地に着色してから焼結する。最後に焼結したベニアに対し、患者の周りの歯に合わせた自然な歯の色味または他のベニアの大きさや形に合わせて違和感のないように仕上げることである。
従って、従来のラミネートベニアは、その製造過程が煩雑にもかかわらず、その色や光透過性も天然歯と違うし、強度や粘着力もいまいちであるし、それぞれの患者の歯の形にぴったり合わせることが難しい。
本考案は、接着剤との接着性を大幅に向上させることができ、使用寿命の長い三次元積層セラミックベニアを提供することを主な目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案は、複数のセラミック薄層が1層ずつ積層されてなり、セラミックベニアは外観面及び貼付面を備え、貼付面は耐脱落微細構造を含み、耐脱落微細構造を有する貼付面の部分は外観面よりも表面粗度が大きいこととする三次元積層セラミックベニアを提供している。
これにより、本考案の三次元積層セラミックベニアの貼付面に形成された耐脱落微細構造は、セラミックベニアと接着剤との接触面積が増え、バーブ(barb)の構成などの特殊な構成設計により、接着剤が貼付面にしっかりと付着され、接着剤との接着性が大幅に向上される。
また、耐脱落微細構造は複数のセラミック薄層の辺縁部から構成される階段状の粗面を含む。つまり、階段状の粗面は複数のセラミック薄層が積層される同時に形成される。また、耐脱落微細構造は凹部及び突起部のうちの少なくとも一つからなってもよい。凹部は複数のダブテール溝又は貼付面から凹んだ他の等価構造を含んでもよい。突起部は凸点、メサ構造、突条又は貼付面から隆起した他の等価構造を含んでもよい。
さらに、複数のセラミック薄層は第1のセラミック薄層及び第2のセラミック薄層を含み、第1のセラミック薄層は色及び光透過率のうちの少なくとも一つが第2のセラミック薄層と異なってもよい。好ましくは、複数のセラミック薄層は色及び光透過率が互いに異なる。そして、セラミックベニアは切縁部及び歯頚部を含んでもよく、複数のセラミック薄層は切縁部から歯頚部に向って色が徐々に濃くなってもよく、複数のセラミック薄層は歯頚部から切縁部に向って光透過率が徐々に高くなってもよい。各セラミック薄層は、厚さが10μm以上30μm以下であってもよい。
図1は本考案に係る第1実施例の概略図である。 図2は本考案に係る第1実施例のセラミック生素地の斜視図である。 図3は本考案に係る第1実施例の製造設備の構成のブロック図である。 図4Aは本考案に係る第2実施例の概略図である。 図4Bは図4AにおけるA-A線に沿う断面図である。 図4Cは本考案に係る第3実施例の概略図である。 図5Aは本考案に係る第4実施例の概略図である。 図5Bは本考案に係る第5実施例の概略図である。 図6Aは本考案に係る第6実施例の概略図である。 図6Bは図6AにおけるB-B線に沿う断面図である。
以下、本考案の三次元積層セラミックベニアを詳しく説明する。以下の説明において、同様の機能及び構成を有する要素にはそれぞれ同一の符号を付して表示する。更に、本考案の図面は概略的なものであり、必ずしも縮尺通りに描かれておらず、その全ての詳細を図示するものではない。
以下の実施例において、歯科ベニアを例として説明するが、本考案のセラミックベニアは歯科ベニアに限らず、飾り又は他の用途を目的とし、例えば爪用貼付シート、タイルシート及びスマホケースシート等にも適用される。
〔第1実施例〕
本考案に係る第1実施例の概略図である図1を参照する。図1に示すように、本実施例における三次元積層セラミックベニア1は複数のセラミック薄層2が1層ずつ積層されてなり、該複数のセラミック薄層2は第1のセラミック薄層21及び第2のセラミック薄層22を含み、該第1のセラミック薄層21は色及び光透過率が第2のセラミック薄層22と異なる。本実施例において、複数のセラミック薄層2は色及び光透過率が互いに異なる。
具体的には、本実施例におけるセラミックベニア1は切縁部44及び歯頚部45を含む。歯頚部45において、セラミック薄層2の色が最も濃くされ、例えば黄色くされる。そして、歯頚部45から切縁部44へ徐々に色が薄くなり、最も薄い色は例えば白色である。また、切縁部44において、セラミック薄層2は光透過率が最も高く、歯頚部45へ光透過率が徐々に低減していく。これにより、各セラミック薄層2の色及び光透過率は任意に変更することができ、色と光透過率とがグラデーションになり、天然歯を見事に模倣することができ、ニーズに応じて個性的な模様を形成することもできる。
図2及び図3を参照する。図2は本考案に係る第1実施例のセラミック生素地の斜視図であり、図3は本考案に係る第1実施例の製造設備の構成のブロック図である。以下、本実施例におけるセラミックベニア1の製造過程を説明する。先ず、メインコントローラ3、スラリー敷設モジュール4、スラリー槽40、顔料インクジェットモジュール5、顔料槽51及び光硬化モジュール6を含む、本実施例で使用される製造設備の基本構成を説明する。スラリー槽40には、酸化ジルコニウム粉末、光硬化性樹脂、溶媒及び添加剤を混練して製作されたスラリーが充填されている。顔料槽51には顔料が充填されている。
まず、メインコントローラ3は、スラリー敷設モジュール4が載置台(図示せず)に一層のスラリー層を敷設するように制御する。次に、メインコントローラ3は、顔料インクジェットモジュール5がスラリー層に顔料をインクジェットするように制御する。数秒待って、顔料がスラリー層に入ってから、メインコントローラ3は、光硬化モジュール6が該スラリー層に対して光を照射して該スラリー層を硬化させるように制御する。スラリー層の敷設、顔料のインクジェット及びスラリー層の光硬化を繰り返して行う。
スラリー槽40内のスラリーの成分を調整することによって、光透過率がグラデーションのようになる。例えば、6Y-PSZ粉末、光硬化性樹脂、溶媒及び添加剤を混練してスラリーを製作して、積層作業を進めながら6Y-PSZ粉末の投入量を徐々に増加して光透過率が高くなることができる。上述したようなスラリー層の敷設、顔料のインクジェット及びスラリー層の光硬化を繰り返して、セラミック生素地11を成形する。最後に、高温環境でセラミック生素地11をセラミックベニア1になるまで焼結する。こうして、セラミックベニア1が出来上がる。
図1及び図2に示す本実施例のセラミックベニア1における各セラミック薄層2の厚さは10μm以上30μm以下であり、20μmであることが好ましい。セラミックベニア1の厚さは0.2mm以上0.8mm以下であり、0.5mmであることが好ましい。本実施例のセラミックベニア1は外観面41及び貼付面42を含み、貼付面42は外観面41よりも表面粗度Raが大きくとされ、0.1μm以上であることが好ましい。
表面粗度Raを更に説明する。貼付面42には、階段状の粗面43である耐脱落微細構造12が形成されており、その階段状の粗面43は1層ずつ積層されてなる複数のセラミック薄層2の辺縁部から構成されている。図2に示すように、本実施例において、積層作業はセラミック生素地11が所定角度θで傾斜するように実行される。積層して成形された複数のセラミック薄層2の辺縁部は階段状の粗面43を構成する。これにより、階段状の粗面43は接着剤の接着性を向上させて有利である。
〔第2実施例〕
図4A及び図4Bを参照する。図4Aは本考案に係る第2実施例の概略図であり、図4Bは図4AにおけるA-A線に沿う剖面図である。第2実施例と第1実施例との主な差異は、第2実施例の耐脱落微細構造12は複数の凹部13、特に複数のダブテール溝15で構成されることである。ダブテール溝15に接着剤が入り込み、幅が大きい奥部に入った接着剤が楔状に形成され、アンカー効果を生じて、強固な接着力が発揮され、剥離が生じるのを防止できる。外観面41から目視されないように、ダブテール溝15は深さが50μm以上300μm以下で、開口幅が深さの1~3倍となるように貼付面42に形成されている。それに、セラミックベニア1の光透過率が、切縁部44に近いほど高くなるので、ダブテール溝15は歯頚部45の近傍に配置されることが好ましい。ダブテール溝15は深さが切縁部44に近いほど浅くなるように貼付面42の長手方向に貼付面42の全体に亘って形成されても良い。
〔第3~5実施例〕
図4Cを参照する。図4Cは本考案に係る第3実施例の概略図である。本実施例において、耐脱落微細構造12は図4Cに示す丸いバンプ及び波状の突条などからなる複数の突起部14で構成される。突起部14の高さは50μm以上300μm以下である。また、耐脱落微細構造12の模様は、図5Aに示す第4実施例のような文字であってもよいが、図5Bに示す第5実施例のような幾何学的形状であってもよい。
〔第6実施例〕
図6A及び図6Bを参照する。図6Aは本考案に係る第6実施例の概略図であり、図6Bは図6AにおけるB-B線に沿う剖面図である。本実施例と前記の実施例との主なる差異は、本実施例において1のセラミック薄層2に互いに異なる色を有する着色領域がいくつか設けられてもよいことにある。こうしたセラミック薄層2が複数層に積層されて、外観面に特定の模様を有することが可能になる。
図6Bに示すように、セラミック薄層2は三つの第1の着色領域31及び二つの第2の着色領域32が含まれている。第1の着色領域31の色と光透過率は第1実施例の色と光透過率とのように設定される。第2の着色領域32は、赤色又はピンク色に着色される。このように積層すれば、第2の着色領域32は図6Aに示す桜紋を形成する。
上記実施例は説明のために挙げられたものに過ぎない。本考案が主張する権利範囲は特許請求の範囲の記載を基準とし、上記実施例に限定されるものではない。
1:セラミックベニア、2:セラミック薄層、3:メインコントローラ、4:スラリー敷設モジュール、5:顔料インクジェットモジュール、6:光硬化モジュール、11:セラミック生素地、12:耐脱落微細構造、13:凹部、14:突起部、15:ダブテール溝、21:第1のセラミック薄層、22:第2のセラミック薄層、31:第1の着色領域、32:第2の着色領域、40:スラリー槽、41:外観面、42:貼付面、43:階段状の粗面、44:切縁部、45:歯頚部、51:顔料槽、θ:所定角度

Claims (10)

  1. 複数のセラミック薄層が1層ずつ積層されてなり、前記セラミックベニアは外観面及び貼付面を含み、前記貼付面は耐脱落微細構造を含み、前記耐脱落微細構造を有する前記貼付面の部分は前記外観面よりも表面粗度が大きい
    ことを特徴とする三次元積層セラミックベニア。
  2. 前記耐脱落微細構造は階段状の粗面を含み、前記階段状の粗面は1層ずつ積層された前記複数のセラミック薄層の辺縁部から構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の三次元積層セラミックベニア。
  3. 前記耐脱落微細構造は凹部及び突起部のうちの少なくとも一つからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の三次元積層セラミックベニア。
  4. 前記凹部は複数のダブテール溝を含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の三次元積層セラミックベニア。
  5. 前記複数のセラミック薄層は第1のセラミック薄層及び第2のセラミック薄層を含み、前記第1のセラミック薄層は色及び光透過率のうちの少なくとも一つが前記第2のセラミック薄層と異なる
    ことを特徴とする請求項1に記載の三次元積層セラミックベニア。
  6. 前記複数のセラミック薄層のうちの少なくとも一つは第1の着色領域及び第2の着色領域を含み、前記第1の着色領域は色が前記第2の着色領域と異なる
    ことを特徴とする請求項5に記載の三次元積層セラミックベニア。
  7. 前記複数のセラミック薄層は色及び光透過率が互いに異なる
    ことを特徴とする請求項5に記載の三次元積層セラミックベニア。
  8. 前記セラミックベニアは切縁部及び歯頚部を含み、前記複数のセラミック薄層は前記切縁部から前記歯頚部に向って色が徐々に濃くなる
    ことを特徴とする請求項7に記載の三次元積層セラミックベニア。
  9. 前記セラミックベニアは切縁部及び歯頚部を含み、前記複数のセラミック薄層は前記歯頚部から前記切縁部に向って光透過率が徐々に高くなる。
    ことを特徴とする請求項7に記載の三次元積層セラミックベニア。
  10. 各セラミック薄層は、厚さが10μm以上30μm以下である
    ことを特徴とする請求項7に記載の三次元積層セラミックベニア。
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