JP3236359U - 乾燥機能付き暖房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】暖房および乾燥のそれぞれで異なる送風を容易に行うことのできる乾燥機能付き暖房装置を提供する。【解決手段】乾燥機能付き暖房装置1は、乾燥を行う状態である乾燥運転状態と、暖房を行う状態である暖房運転状態との間で運転状態を切り替え可能な乾燥機能付き暖房装置である。乾燥機能付き暖房装置1は、運転状態が前記乾燥運転状態である場合に加熱された空気を吹き出す乾燥空気吹出口と、運転状態が前記暖房運転状態である場合に加熱された空気を吹き出す暖房空気吹出口34とを含むダクト3と、乾燥空気吹出口と暖房空気吹出口34との間で空気を吹き出す吹出口を切り替えるフラップ4と、受け付けた操作に従ってフラップ4を制御する制御部とを備える。【選択図】図3

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年9月1日にスリーアップ株式会社のウェブサイト(http://three-up.co.jp/products/detail/FC-T2148)で機種FC-T2148を公開 〔刊行物等〕令和3年9月1日にスリーアップ株式会社のウェブサイト(https://three-up.co.jp/products/detail/FC-T2149)で機種FC-T2149を公開 〔刊行物等〕令和3年9月4日に機種FC-T2148を株式会社ヨドバシカメラに販売 〔刊行物等〕令和3年9月5日に機種FC-T2149を株式会社ヨドバシカメラに販売 〔刊行物等〕令和3年9月27日に機種FC-T2148を株式会社ヨドバシカメラに販売 〔刊行物等〕令和3年9月27日に機種FC-T2149を株式会社ヨドバシカメラに販売
本考案は、乾燥機能付き暖房装置に関し、より特定的には、暖房および乾燥のそれぞれで異なる送風を容易に行うことのできる乾燥機能付き暖房装置に関する。
サーキュレータは、設置された空間の空気を循環させる家電製品として知られている。サーキュレータは、部屋の換気、冷房または暖房の効率化、および洗濯物の乾燥促進などの目的で使用される。
なお、下記特許文献1には、室内に温風を送出して室内の暖房を行うことができる布団乾燥機が開示されている。下記特許文献1の布団乾燥機は、筐体内に形成される送風ダクトと、送風ダクト内に配される送風ファンと、送風ダクト内の気流を加熱するヒータと、送風ダクトに接続されるホースと、ホースに連結されるノズルとを備えている。
特開2016-047115号公報
一般的に、暖房用の風と乾燥用の風とでは、求められる風の状態(風の温度や速度など)が互いに異なっている。しかし、従来の暖房装置は、単一の吹出口しか備えておらず、暖房および乾燥のそれぞれで異なる送風を行うことが容易ではなかった。
本考案は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、暖房および乾燥のそれぞれで異なる送風を容易に行うことのできる乾燥機能付き暖房装置を提供することである。
本考案の一の局面に従う乾燥機能付き暖房装置は、乾燥を行う状態である乾燥運転状態と、暖房を行う状態である暖房運転状態との間で運転状態を切り替え可能な乾燥機能付き暖房装置であって、運転状態が乾燥運転状態である場合に加熱された空気を吹き出す乾燥空気吹出口と、運転状態が暖房運転状態である場合に加熱された空気を吹き出す暖房空気吹出口とを含むダクトと、乾燥空気吹出口と暖房空気吹出口との間で空気を吹き出す吹出口を切り替える切替部と、受け付けた操作に従って切替部を制御する制御部とを備える。
上記乾燥機能付き暖房装置において好ましくは、ダクトの内部に空気を流通させるファンをさらに備え、ダクトは、ファンから分岐位置へ向かう空気の流路である上流側流路と、分岐位置を通過した空気が乾燥空気吹出口へ向かう流路である乾燥空気流路と、分岐位置を通過した空気が暖房空気吹出口へ向かう流路である暖房空気流路とを含み、運転状態が乾燥運転状態である場合に、切替部は、乾燥空気流路を開放し暖房空気流路を遮断し、運転状態が暖房運転状態である場合に、切替部は、乾燥空気流路を遮断し暖房空気流路を開放する。
上記乾燥機能付き暖房装置において好ましくは、切替部は、乾燥空気流路を開放し暖房空気流路を遮断する第1の位置と、乾燥空気流路を遮断し暖房空気流路を開放する第2の位置との間で、揺動軸を中心として揺動する。
上記乾燥機能付き暖房装置において好ましくは、ホースと、ダクトを格納する筐体とをさらに備え、ホースは、ホース本体と、ホース本体の一方の端部に設けられ、乾燥空気吹出口に接続される接続口と、ホース本体の他方の端部に設けられ、乾燥空気吹出口から吹き出した空気を筐体の外部に送風するホース送風口とを含み、筐体は、ホース送風口を筐体の外部に突出させるホース用開口と、暖房空気吹出口から吹き出した空気を筐体の外部に送風する筐体送風口とを含む。
上記乾燥機能付き暖房装置において好ましくは、ホース送風口の面積は、筐体送風口の面積よりも小さい。
上記乾燥機能付き暖房装置において好ましくは、ホースに対して着脱可能に取り付けられ、互いに異なる形状を有する第1および第2の取付具の各々をさらに備える。
上記乾燥機能付き暖房装置において好ましくは、上流側流路は、第1の方向に向かう流路であり、乾燥空気流路は、分岐位置から第1の方向に延在する第1の乾燥空気流路と、第1の乾燥空気流路から第1の方向に対して直交する第2の方向に延在する第2の乾燥空気流路とを含み、ホース本体の少なくとも一部は、筐体内における上流側流路の第2の方向側に格納され、暖房空気流路は、分岐位置から第1および第2の方向の各々に対して直交する第3の方向に延在する流路である。
本考案によれば、暖房および乾燥のそれぞれで異なる送風を容易に行うことのできる乾燥機能付き暖房装置を提供することができる。
本考案の一実施の形態における乾燥機能付き暖房装置1の構成を模式的に示す斜視図である。 図1中II-II線に沿った断面図である。 本考案の一実施の形態における乾燥機能付き暖房装置1の内部の構成を模式的に示す図である。 図1中III-III線に沿った断面図であって、乾燥機能付き暖房装置1の運転状態が暖房運転状態である場合の断面図である。 本考案の一実施の形態における乾燥時の乾燥機能付き暖房装置1の使用方法を概念的に示す図である。 布団乾燥を行う場合に用いるアタッチメント10の構成を示す図である。 靴乾燥を行う場合に用いるアタッチメント11の構成を示す図である。 衣類乾燥を行う場合に用いるアタッチメント12の構成を示す図である。 本考案の一実施の形態の第1の変形例におけるダクト3の構成を概念的に示す図である。
以下、本考案の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面中のx軸、y軸、およびz軸は、互いに直交している。以降の説明において、x軸の正の方向を前、x軸の負の方向を後、y軸の正の方向を右、y軸の負の方向を左、z軸の正の方向を上、z軸の負の方向を下と記すことがある。
図1は、本考案の一実施の形態における乾燥機能付き暖房装置1の構成を模式的に示す斜視図である。図2は、図1中II-II線に沿った断面図である。図3は、本考案の一実施の形態における乾燥機能付き暖房装置1の内部の構成を模式的に示す図である。図3(a)は、図1中III-III線に沿った断面図であって、乾燥機能付き暖房装置1の運転状態が乾燥運転状態である場合の断面図である。図3(b)は、ヒータ6の構成を示す斜視図である。
図1~図3を参照して、乾燥機能付き暖房装置1(乾燥機能付き暖房装置の一例)は、暖房運転状態と乾燥運転状態との間で運転状態を切り替え可能である。乾燥運転状態は、乾燥機能付き暖房装置1が乾燥を行う状態である。暖房運転状態は、乾燥機能付き暖房装置1が暖房を行う状態である。乾燥機能付き暖房装置1は、筐体2(筐体の一例)と、ダクト3(ダクトの一例)と、フラップ4(切替部の一例)と、ファン5(ファンの一例)と、ヒータ6(加熱部の一例)と、ホース7(ホースの一例)と、操作パネル(スイッチパネル)8と、制御部9(制御部の一例)とを備えている。筐体2は、略直方体の形状を有しており、左側面2a、右側面2b、前面2c、後面2d、および上面2eなどを含んでいる。筐体2は、筐体吸気口21と、ホース用開口22(ホース用開口の一例)と、筐体送風口23(筐体送風口の一例)と、ホース格納部24とを含んでいる。
筐体吸気口21は、筐体2の外部の空気を筐体2の内部に導入するための開口である。筐体吸気口21は、筐体2の左側面2aのほぼ中央部に設けられている。
ホース用開口22は、ホース7の端部に設けられたホース送風口73を筐体2の外部に露出するための開口である。ホース用開口22は、筐体2の右側面2bの上部に設けられている。
筐体送風口23は、暖房空気吹出口34から吹き出した空気を筐体2の外部に送風するための開口である。筐体送風口23は、前面2cの下部に設けられている。
ホース格納部24は、ホース7の少なくとも一部を格納するための空間であり、筐体2の内部に設けられている。
ダクト3は、空気の流通路を構成する管であり、筐体2の内部に設けられている。ダクト3の内部には、ファン5およびヒータ6が設けられている。ダクト3は、ケース31と、ダクト吸気口32と、乾燥空気吹出口33(乾燥空気吹出口の一例)と、暖房空気吹出口34(暖房空気吹出口の一例)と、上流側流路35(上流側流路の一例)と、乾燥空気流路36(乾燥空気流路の一例)と、暖房空気流路37(暖房空気流路の一例)とを含んでいる。
ケース31は、ダクト3の内部の空間を構成している。ダクト吸気口32は、ファン5の前方に存在するケース31の前面の部分に開口されている。ダクト吸気口32は、ダクト3の内部に空気を吸い込むための吸気口である。
乾燥空気吹出口33は、筐体2の内部においてホース格納部24へ向かって開口している。乾燥空気吹出口33は、乾燥機能付き暖房装置1の運転状態が乾燥運転状態である場合に加熱された空気を吹き出す吹出口である。
暖房空気吹出口34は、ケース31の前面の下部に形成されている。暖房空気吹出口34は、筐体送風口23と前後方向で互いに重なる位置に形成されている。暖房空気吹出口34は筐体送風口23に接続されている。暖房空気吹出口34は、乾燥機能付き暖房装置1の運転状態が暖房運転状態である場合に加熱された空気を吹き出す吹出口である。
ダクト3の内部の空間は、空気の流路となっており、上流側流路35、乾燥空気流路36、および暖房空気流路37に区分されている。上流側流路35は、分岐位置DPにおいて乾燥空気流路36と暖房空気流路37とに分岐している。分岐位置DPは、筐体2の内部の中央よりもやや下部の位置に設けられている。
上流側流路35は、ファン5から分岐位置DPへ向かう空気の流路である。上流側流路35は、ヒータ6によって空気が加熱される流路である。上流側流路35は、下方に延在している。
乾燥空気流路36は、分岐位置DPを通過した空気が乾燥空気吹出口33へ向かう流路である。乾燥空気流路36は、流路361(第1の乾燥空気流路の一例)、362(第2の乾燥空気流路の一例)、および363に区分されている。流路361は、分岐位置DPから下方向に延在している。流路362は、流路361の下端部から右方向に延在している。流路363は、流路362の右端部からわずかに右斜め上方向に延在しており、乾燥空気吹出口33に達している。
暖房空気流路37は、分岐位置DPを通過した空気が暖房空気吹出口34へ向かう流路である。暖房空気流路37は、分岐位置DPから前方向に延在しており、暖房空気吹出口34に達している。
フラップ4は、分岐位置DP付近に設けられている。フラップ4は、乾燥機能付き暖房装置1の運転状態に応じて、乾燥空気吹出口33と暖房空気吹出口34との間で空気を吹き出す吹出口を切り替える。乾燥機能付き暖房装置1は、フラップ4の作用により、乾燥空気吹出口33および暖房空気吹出口34のうち一方の吹出口からのみ空気を吹き出す。上流側流路35を流通して分岐位置DPに到達した空気は、フラップ4の作用により、乾燥空気流路36および暖房空気流路37のうち一方のみに沿って流通する。
フラップ4は、揺動軸41と、板状部42とを含んでいる。揺動軸41は、左右方向に延在しており、ケース31の前面に対して揺動可能に取り付けられている。板状部42は、揺動軸41に固定されており、揺動軸41から一の方向に延在している。板状部42は、揺動軸41とともに揺動することにより、乾燥空気流路36および暖房空気流路37のうち一方を開放し、他方を遮断する。フラップ4は、乾燥空気流路36を開放し暖房空気流路37を遮断する第1の位置と、乾燥空気流路36を遮蔽し暖房空気流路37を開放する第2の位置との間で、揺動軸41を中心として揺動する。フラップ4は、制御部9の制御の下でステッピングモータ(図示無し)により駆動される。
ファン5は、上流側流路35よりも上流側のダクト3の内部の空間に設けられている。ファン5は、ダクト3の内部に空気を流通させる。ファン5は、たとえばシロッコファンよりなっており、回転軸51と、複数の羽根52と、モータ53とを含んでいる。回転軸51は、前後方向に延在している。複数の羽根52の各々は、回転軸51に対して平行に延在しており、回転軸51の延在方向から見た場合に環状に設けられている。モータ53は、回転軸51の後部に設けられており、制御部9から供給される電力により回転軸51を回転駆動する。
ヒータ6は、ダクト3の内部を流通する空気を加熱する。ヒータ6は、ダクト3の内部の空気の流通方向に沿ったファン5よりもの下流側であって、フラップ4よりも上流側(つまり、上流側流路35)に設けられている。ヒータ6はここでは2つである。2つのヒータ6の各々は、左右方向に延在しており、上流側流路35の延在方向に対して直交する方向に延在している。ヒータ6の出力は小と大との間で切り替え可能である。2つのヒータ6の各々は、たとえばPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータよりなっており、2つの絶縁板61と、たとえばジグザグ状に2つの絶縁板61の間に設けられた加熱部62とを含んでいる。PTCヒータは、温度が上がるにつれて電気抵抗値が増加する材料(ここでは加熱部62)に通電を行うことで発熱させる加熱方式のヒータである。
ヒータ6の数は任意である。ヒータ6が複数のヒータを含んでいる場合、複数のヒータのうち少なくとも1つのヒータの出力は、乾燥機能付き暖房装置1の運転状態に応じて小と大との間で切り替え可能であることが好ましい。ヒータ6の出力は常に一定であってもよい。
ヒータ6の加熱方式は任意であり、高圧高温の冷媒ガスが液化する際の凝縮熱を用いた加熱方式や、灯油やガスなどを燃焼させる加熱方式、または電熱線に通電を行うことで発熱させる加熱方式などであってもよい。
ホース7は、乾燥空気吹出口33から吹き出した空気を筐体2の外部に送風する流路であるホース流路74を構成する。ホース7は、ホース本体71(ホース本体の一例)と、接続口72(接続口の一例)と、ホース送風口73(ホース送風口の一例)とを含んでいる。
ホース本体71の内部は、空気が流通するホース流路74となる。ホース本体71の少なくとも一部は、ホース格納部24に格納されており、筐体2内における上流側流路35の右側に格納されている。ホース本体71は、蛇腹状を有しており、任意の長さに伸縮可能であり、任意の形状を保持することが可能である。
接続口72は、ホース本体71の一方の端部に設けられている。接続口72は、筐体2の内部において乾燥空気吹出口33に接続されており、ホース流路74の始点となる。
ホース送風口73は、ホース本体71の他方の端部に設けられており、ホース流路74の終点となる。ホース送風口73は、筐体2の外部に露出している。ホース送風口73は、乾燥空気吹出口33から吹き出した空気を筐体2の外部に送風する。
ホース本体71が縮んだ状態では、ホース7の大部分は筐体2の内部のホース格納部24に格納されており、ホース7におけるホース送風口73付近の部分のみが筐体2の外部に露出している。使用者によりホース送風口73が引き出されると、ホース本体71が伸びて、ホース本体71のより多くの部分がホース用開口22から筐体2の外部に露出する。
上述のように、上流側流路35は下方向に向かう流路であり、乾燥空気流路36は、分岐位置DPから下方向に延在する流路361と、流路361から右方向に延在する流路362とを含んでいる。ホース本体71の少なくとも一部は、筐体4の内部における上流側流路35の右側に格納されている。暖房空気流路37は前方向に延在する流路である。このような流路とホース7との位置関係を採用することで、筐体2の内部のホース7を収容するための空間(ホース格納部24)を大きくすることができ、より長いホース7を設けることができる。
ところで、乾燥運転状態での送風口であるホース送風口73の開口部の面積は、暖房運転状態での送風口である筐体送風口23の開口部の面積よりも小さい。また、乾燥運転状態での空気の流通路であるファン5からホース送風口73までの空気の流路(乾燥空気流路36を経由する流路)の長さは、暖房運転状態での空気の流通路であるファン5から筐体送風口23までの空気の流路(暖房空気流路37を経由する流路)の長さよりも長い。
操作パネル8は、筐体2の上面2eに設けられている。操作パネル8は、使用者の操作を受け付ける。操作パネル8は、たとえば乾燥機能付き暖房装置1の電源をオンおよびオフする操作、風量を調節する操作、運転停止または運転開始のためのタイマーを設定する操作、および乾燥機能付き暖房装置1の運転状態(乾燥運転状態または暖房運転状態)を設定する操作などを受け付ける。
制御部9は、操作パネル8で受け付けた操作などに基づいて、乾燥機能付き暖房装置1全体の動作(特にフラップ4の動作)を制御する。制御部9は筐体2の内部に設けられている。
続いて、乾燥機能付き暖房装置1の動作について説明する。
図2および図3を参照して、乾燥機能付き暖房装置1の運転状態が乾燥運転状態に設定された場合には、制御部9は、乾燥空気流路36を開放し暖房空気流路37を遮断する第1の位置にフラップ4を移動させた状態で、ヒータ6の出力を小に設定し、モータ53の出力を強に設定してファン5を回転させる。ファン5は、図2中矢印AR0で示ように、筐体吸気口21およびダクト吸気口32を通じて筐体2の外部からダクト3の内部に空気を吸い込む。ファン5は、吸い込んだ空気を、上流側流路35および乾燥空気流路36を通じて、乾燥空気吹出口33から吹き出す。上流側流路35を通過する際に、空気はヒータ6によって加熱される。乾燥空気吹出口33から吹き出した空気は、ホース7を通じてホース送風口73から筐体2の外部に送られる。
乾燥運転状態では、ホース7の長い経路により風の向きが整えられて、面積の小さいホース送風口73から送風され、モータ53の出力が強に設定されるため、強い風が送られる。また乾燥運転状態では、ヒータ6の出力が小に設定されるため、やや低温の強い風が送られる。
図4は、図1中III-III線に沿った断面図であって、乾燥機能付き暖房装置1の運転状態が暖房運転状態である場合の断面図である。
図2および図4を参照して、乾燥機能付き暖房装置1の運転状態が暖房運転状態に設定された場合には、制御部9は、乾燥空気流路36を遮蔽し暖房空気流路37を開放する第2の位置にフラップ4を移動させた状態で、ヒータ6の出力を大に設定し、モータ53の出力を弱に設定してファン5を回転させる。ファン5は、図2中矢印AR0で示ように、筐体吸気口21およびダクト吸気口32を通じて筐体2の外部からダクト3の内部に空気を吸い込む。ファン5は、吸い込んだ空気を、上流側流路35および暖房空気流路37を通じて、暖房空気吹出口34から吹き出す。上流側流路35を通過する際に、空気はヒータ6によって乾燥運転状態の時よりも高い温度まで加熱される。暖房空気吹出口34から吹き出した空気は、筐体送風口23から筐体2の外部に送られる。
暖房運転状態では、ヒータ6の出力が大に設定され、モータ53の出力が弱に設定され、ヒータ6の近くに設けられた面積の大きい筐体送風口23から送風されるため、高温の弱い風が送られる。モータの出力が弱に設定されると風の速度は遅くなり、風の温度は高温となる。
乾燥機能付き暖房装置1は、ホース7に対して着脱可能に取り付けられ、互いに異なる形状を有する複数のアタッチメントの各々をさらに備えていてもよい。
図5は、本考案の一実施の形態における乾燥時の乾燥機能付き暖房装置1の使用方法を概念的に示す図である。図6は、布団乾燥を行う場合に用いるアタッチメント10の構成を示す図である。図7は、靴乾燥を行う場合に用いるアタッチメント11の構成を示す図である。図8は、衣類乾燥を行う場合に用いるアタッチメント12の構成を示す図である。図6(a)、図7(a)、および図8(a)の各々は上面図であり、図6(b)、図7(b)、および図8(b)の各々は正面図であり、図6(c)、図7(c)、および図8(c)の各々は側面図である。
図5(a)および図6を参照して、乾燥機能付き暖房装置1を用いて布団乾燥を行う場合、ホース送風口73が布団に向けて引き出され、ホース送風口73にアタッチメント10(第1または第2の取付具の一例)が取り付けられる。アタッチメント10は、ホース状であり、ホース送風口73に対して着脱可能に取り付けられ、ホース送風口73から送風される空気を布団の内部に送風する。
アタッチメント10は、ホース本体101と、接続口102と、送風口103と、布団用フラップ104と、フック105とを備えている。ホース本体101は、蛇腹状を有しており、伸縮可能である。ホース本体101は、任意の形状を保持することが可能である。接続口102は、ホース本体101の一方の端部に設けられている。接続口102は、ホース7のホース送風口73に対して着脱可能に接続される。送風口103は、ホース本体101の他方の端部に形成されている。送風口103は、矢印AR1で示すように布団の内部に挿入される。送風口103は、ホース送風口73から送風された空気を布団の内部に送風する。布団用フラップ104は、矢印AR2で示すように、折りたたまれた状態と、ホース本体101から突出した状態との間で揺動可能である。布団乾燥を行う際には、布団用フラップ104はホース本体101から突出した状態にされ、温かい空気を保持する空間を布団内に形成する。フック105は、接続口102をホース7に固定する。
図5(b)および図7を参照して、乾燥機能付き暖房装置1を用いて靴乾燥を行う場合、ホース送風口73が靴に向けて折り曲げられ、ホース送風口73にアタッチメント11(第1または第2の取付具の一例)が取り付けられる。アタッチメント11は、筒状であり、ホース送風口73に対して着脱可能に取り付けられ、ホース送風口73から送風される空気を靴の内部に送風する。
アタッチメント11はアタッチメント10とは異なる形状を有している。アタッチメント11は、半円状の2つの筒本体111と、接続口112と、送風口113と、フック114とを備えている。2つの筒本体111は、互いに間隔を置いて上下方向に重ねて配置されており、空気を流通させるための筒形状を構成している。接続口112は、筒本体111の一方の端部に設けられている。接続口112は、ホース7のホース送風口73に対して着脱可能に接続される。送風口113は、筒本体111の他方の端部に形成されている。送風口113は、矢印AR2で示すように靴の内部に挿入される。送風口113は、ホース送風口73から送風された空気を布団の内部に送風する。
図5(c)および図8を参照して、乾燥機能付き暖房装置1を用いて衣類乾燥を行う場合、ホース送風口73が衣類に向けて引き出される。ホース本体71が伸びて、ホース本体71の一部がホース用開口22から筐体2の外部に露出する。ホース本体71にアタッチメント12(第1または第2の取付具の一例)が取り付けられる。アタッチメント12は、ホース本体71に対して着脱可能に取り付けられ、ホース本体71を伸びた状態で保持する。ホース送風口73はアタッチメント12には保持されず、アタッチメント12の外部に露出する。この使用方法により、ホース送風口73からの風を衣類に対して適切に当てることができ、衣類を効率的に乾燥させることができる。
アタッチメント12は、アタッチメント10および11の各々とは異なる形状を有している。アタッチメント12は、本体121と、装着爪122とを含んでいる。本体121はU字形状の断面を有しており、ホース本体71の外周を覆う。本体121のU字形状の開いた部分を介して、アタッチメント12はホース本体71に対して着脱可能に取り付けられる。装着爪122は、ホース用開口22に挿入される。これにより、筐体2に対してアタッチメント12が固定される。
上述のように、乾燥の対象物に応じて互いに異なる形状を有するアタッチメントをホース7に取り付けることで、対象物をより効率的に乾燥させることができる。
[実施の形態の効果]
本実施の形態によれば、暖房装置の運転状態に応じて、乾燥空気吹出口33と暖房空気吹出口34との間で、加熱された空気を吹き出す吹出口がフラップ4により切り替えられる。これにより、暖房および乾燥のそれぞれで異なる送風を容易に行うことができる。
[変形例]
図9は、本考案の一実施の形態の第1の変形例におけるダクト3の構成を概念的に示す図である。
図9(a)を参照して、第1の変形例における乾燥機能付き暖房装置1は、駆動源38をさらに備えており、フラップ4を備えていない。上流側流路35を含むケース31と、乾燥空気流路36および暖房空気流路37の各々とは分断されている。上流側流路35を含むケース31は、制御部9による制御の下で、駆動源38(第1の変形例における切替部の一例)の動力によって揺動する。上流側流路35を含むケース31は、軸CPを中心として矢印AR3で示すように揺動する。上流側流路35を含むケース31の内部には、ファン5およびヒータ6が設けられている。
図9(b)を参照して、乾燥機能付き暖房装置1の運転状態が乾燥運転状態に設定された場合には、制御部9は、第1の位置まで上流側流路35を含むケース31を揺動させ、ヒータ6の出力を小に設定し、モータ53の出力を強に設定してファン5を回転させる。本変形例における第1の位置は、上流側流路35の下流側端部に設けられた開口311を乾燥空気流路36の上流側に設けられた開口312に接続する位置である。これにより、乾燥空気吹出口33からはやや低温の風が吹き出す。暖房空気吹出口34からは風が吹き出さない。
図9(c)を参照して、乾燥機能付き暖房装置1の運転状態が暖房運転状態に設定された場合には、制御部9は、第2の位置まで上流側流路35を含むケース31を揺動させ、ヒータ6の出力を大に設定し、モータ53の出力を弱に設定してファン5を回転させる。本変形例における第2の位置は、上流側流路35の下流側端部に設けられた開口311を暖房空気流路37の上流側に設けられた開口313に接続する位置である。これにより、暖房空気吹出口34からは高温の弱い風が吹き出す。乾燥空気吹出口33からは風が吹き出さない。
なお、乾燥機能付き暖房装置1の上述以外の構成および動作は、上述の実施の形態の場合と同様であるため、その説明は繰り返さない。
本変形例によれば、暖房装置の運転状態に応じて、乾燥空気吹出口33と暖房空気吹出口34との間で、加熱された空気を吹き出す吹出口が駆動源38により切り替えられる。これにより、暖房および乾燥のそれぞれで異なる送風を容易に行うことができる。
[その他]
乾燥空気吹出口または暖房空気吹出口への加熱された空気の供給の仕方は任意であり、上述の実施の形態におけるファンおよび加熱部の組み合わせに限られるものではない。ホースは省略されてもよい。
上述の実施の形態および変形例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は上記した説明ではなくて実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 乾燥機能付き暖房装置(乾燥機能付き暖房装置の一例)
2 筐体(筐体の一例)
2a 筐体の左側面
2b 筐体の右側面
2c 筐体の前面
2d 筐体の後面
2e 筐体の上面
3 ダクト(ダクトの一例)
4 フラップ(切替部の一例)
5 ファン(ファンの一例)
6 ヒータ(加熱部の一例)
7 ホース(ホースの一例)
8 操作パネル
9 制御部(制御部の一例)
10,11,12 アタッチメント(第1および第2の取付具の一例)
21 筐体吸気口
22 筐体のホース用開口(ホース用開口の一例)
23 筐体送風口(筐体送風口の一例)
24 筐体のホース格納部
31 ダクトのケース
32 ダクト吸気口
33 ダクトの乾燥空気吹出口(乾燥空気吹出口の一例)
34 ダクトの暖房空気吹出口(暖房空気吹出口の一例)
35 ダクトの上流側流路(上流側流路の一例)
36 ダクトの乾燥空気流路(乾燥空気流路の一例)
37 ダクトの暖房空気流路(暖房空気流路の一例)
38 駆動源(切替部の一例)
41 フラップの揺動軸
42 フラップの板状部
51 ファンの回転軸
52 ファンの羽根
53 ファンのモータ
61 絶縁板
62 加熱部
71 ホース本体(ホース本体の一例)
72 ホースの接続口(接続口の一例)
73 ホース送風口(ホース送風口の一例)
74 ホース流路
101 アタッチメントのホース本体
102,112 アタッチメントの接続口
103,113 アタッチメントの送風口
104 布団用フラップ
105,114 アタッチメントのフック
111 アタッチメントの筒本体
121 アタッチメントの本体
122 アタッチメントの装着爪
311,312,313 開口
361,362,363 乾燥空気流路を構成する流路(第1および第2の乾燥空気流路の一例)
CP 軸

Claims (7)

  1. 乾燥を行う状態である乾燥運転状態と、暖房を行う状態である暖房運転状態との間で運転状態を切り替え可能な乾燥機能付き暖房装置であって、
    運転状態が前記乾燥運転状態である場合に加熱された空気を吹き出す乾燥空気吹出口と、運転状態が前記暖房運転状態である場合に加熱された空気を吹き出す暖房空気吹出口とを含むダクトと、
    前記乾燥空気吹出口と前記暖房空気吹出口との間で空気を吹き出す吹出口を切り替える切替部と、
    受け付けた操作に従って前記切替部を制御する制御部とを備えた、乾燥機能付き暖房装置。
  2. 前記ダクトの内部に空気を流通させるファンをさらに備え、
    前記ダクトは、
    前記ファンから分岐位置へ向かう空気の流路である上流側流路と、
    前記分岐位置を通過した空気が前記乾燥空気吹出口へ向かう流路である乾燥空気流路と、
    前記分岐位置を通過した空気が前記暖房空気吹出口へ向かう流路である暖房空気流路とを含み、
    運転状態が前記乾燥運転状態である場合に、前記切替部は、前記乾燥空気流路を開放し前記暖房空気流路を遮断し、
    運転状態が前記暖房運転状態である場合に、前記切替部は、前記乾燥空気流路を遮断し前記暖房空気流路を開放する、請求項1に記載の乾燥機能付き暖房装置。
  3. 前記切替部は、前記乾燥空気流路を開放し前記暖房空気流路を遮断する第1の位置と、前記乾燥空気流路を遮断し前記暖房空気流路を開放する第2の位置との間で、揺動軸を中心として揺動する、請求項2に記載の乾燥機能付き暖房装置。
  4. ホースと、
    前記ダクトを格納する筐体とをさらに備え、
    前記ホースは、
    ホース本体と、
    前記ホース本体の一方の端部に設けられ、前記乾燥空気吹出口に接続される接続口と、
    前記ホース本体の他方の端部に設けられ、前記乾燥空気吹出口から吹き出した空気を前記筐体の外部に送風するホース送風口とを含み、
    前記筐体は、
    前記ホース送風口を前記筐体の外部に突出させるホース用開口と、
    前記暖房空気吹出口から吹き出した空気を前記筐体の外部に送風する筐体送風口とを含む、請求項2または3に記載の暖房装置。
  5. 前記ホース送風口の面積は、前記筐体送風口の面積よりも小さい、請求項4に記載の乾燥機能付き暖房装置。
  6. 前記ホースに対して着脱可能に取り付けられ、互いに異なる形状を有する第1および第2の取付具の各々をさらに備えた、請求項4または5に記載の乾燥機能付き暖房装置。
  7. 前記上流側流路は、第1の方向に向かう流路であり、
    前記乾燥空気流路は、
    前記分岐位置から前記第1の方向に延在する第1の乾燥空気流路と、
    前記第1の乾燥空気流路から前記第1の方向に対して直交する第2の方向に延在する第2の乾燥空気流路とを含み、
    前記ホース本体の少なくとも一部は、前記筐体内における前記上流側流路の前記第2の方向側に格納され、
    前記暖房空気流路は、前記分岐位置から前記第1および第2の方向の各々に対して直交する第3の方向に延在する流路である、請求項4~6のいずれかに記載の乾燥機能付き暖房装置。
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