JP7336694B2 - サーキュレータ - Google Patents

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Description

本発明は、サーキュレータに関し、より特定的には、加熱部を備えたサーキュレータに関する。
サーキュレータは、設置された空間の空気を循環させる家電製品として知られている。サーキュレータは、部屋の換気、冷房または暖房の効率化、および洗濯物の乾燥促進などの目的で使用される。
なお、下記特許文献1には、回転軸周りに複数の羽根を回転させることにより、外部から吸い込んだ空気をヒータで加熱し、加熱した空気を外部に送風する扇風機兼用電気ストーブが開示されている。この扇風機兼用電気ストーブは、本体の前面に配置される反射板と、この反射板と間隔を存してこの反射板の略中央部に設けられたファンと、このファンを回転駆動するモータと、ファンの外側近傍に設けられたヒータと、モータを正逆回転制御する制御部とを備えている。この扇風機兼用電気ストーブは、ヒータへの通電時には外気を中央部から吸入して外周囲から放出し、ヒータへの遮断時には外気を外周囲から吸入して中央部から放出する。
特開2013-209794号公報
洗濯物の乾燥をさらに促進する方法、またはサーキュレータそのものを暖房として使用する方法として、サーキュレータに加熱部を搭載する方法が考えられる。しかし、サーキュレータに加熱部を搭載した場合には、外部から吸い込んだ空気を加熱部にて効率よく加熱することができず、送風する空気の温度が低かった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、外部から吸い込んだ空気を効率よく加熱することのできるサーキュレータを提供することである。
本発明の一の局面に従うサーキュレータは、前後方向に延在する回転軸と、回転軸の延在方向の後側の面に設けられた後側吸気口と、回転軸の延在方向の前側の面に設けられた送風口とを含む筐体と、回転軸に固定された複数の羽根であって、筐体の外部の空気を後側吸気口から筐体の内部に吸い込み、吸い込んだ空気を送風口から筐体の外部へ送る複数の羽根と、回転軸の延在方向に沿った複数の羽根の位置よりも後側の位置に設けられ、後側吸気口から筐体の内部に吸い込んだ空気を加熱する加熱部とを備え、加熱部は、筐体に固定され、回転軸の周囲を取り囲む第1の絶縁部と、回転軸の延在方向に沿った第1の絶縁部の位置よりも後側の位置において、筐体に固定され、回転軸の周囲を取り囲む第2の絶縁部と、第1の絶縁部に巻き回された第1の発熱素子と、第2の絶縁部に巻き回された第2の発熱素子とを含み、筐体は、回転軸の延在方向の後側の面に設けられた筐体把手をさらに含み、回転軸を含む断面で見た場合に、筐体把手の少なくとも一部は、第1および第2の発熱素子の各々の外径側端部よりも外径側の位置に設けられ、スタンドと、スタンドから上方に延び、スタンドと筐体とを接続する1つのみの首部とをさらに備え、筐体および首部は、スタンドに対して所定の軸周りに揺動し、後側吸気口の少なくとも一部に対して着脱可能に設けられた枠体であって、後側吸気口の少なくとも一部に対して装着された状態で下に向かって凹形状を有する枠体と、後側吸気口を覆うフィルタ膜と、枠体の凹部に設けられた枠体把手とをさらに備え、枠体は、フィルタ膜によって覆われる複数の孔を含む。
上記サーキュレータにおいて好ましくは、筐体に固定され、第1および第2の絶縁部を支持する支持部をさらに備える。
上記サーキュレータにおいて好ましくは、回転軸の延在方向から見た場合に、第1および第2の発熱素子の各々は、第1および第2の絶縁部の各々よりも内径側に存在する部分よりも、第1および第2の絶縁部の各々よりも外径側に存在する部分の方が長い。
上記サーキュレータにおいて好ましくは、筐体は、筐体の側面に設けられた側面吸気口をさらに含む。
上記サーキュレータにおいて好ましくは、側面吸気口から複数の羽根へ向かう空気の流路の少なくとも一部を遮蔽した閉状態と、空気の流路のうち閉状態で遮蔽した空気の流路の少なくとも一部を開放した開状態との間で状態が切り替わるシャッタをさらに備える。
上記サーキュレータにおいて好ましくは、シャッタの状態を制御する制御部をさらに備え、制御部は、複数の羽根の回転速度が第1の速度である場合にシャッタの状態を閉状態にし、複数の羽根の回転速度が第1の速度よりも速い第2の速度である場合にシャッタの状態を開状態にする。
上記サーキュレータにおいて好ましくは、筐体の側面には、吸気口が設けられない。
本発明によれば、外部から吸い込んだ空気を効率よく加熱することのできるサーキュレータを提供することができる。
本発明の一実施の形態におけるサーキュレータ1の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態におけるサーキュレータ1の構成を模式的に示す正面図である。 シャッタ6が開状態である場合の羽根筐体21などの内部の構成を示す断面図である。 加熱部4および支持部5の構成を模式的に示す正面図である。 加熱部4の構成を模式的に示す図である。 フィルタ213を後側ケース212から取り外した状態を模式的に示す斜視図である。 シャッタ6が開状態である場合および閉状態である場合の各々の、羽根筐体21の内部の構成を示す断面斜視図である。 本発明の一実施の形態における、後側吸気口214から送風口216へ向かう空気と発熱素子421および422との関係を示す図である。 本発明の一実施の形態の変形例における羽根筐体21の内部の構成を示す断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以降の説明においては、回転軸31(回転軸の一例)の延在方向に沿って送風口216へ向かう方向を前、回転軸31に沿って後側吸気口214へ向かう方向を後と記している。
図1および図2は、本発明の一実施の形態におけるサーキュレータ1の構成を模式的に示す図である。図1は斜視図であり、図2は正面図である。
図1および図2を参照して、サーキュレータ1(サーキュレータの一例)は、筐体2と、送風部3と、加熱部4(加熱部の一例)と、支持部5(支持部の一例)と、シャッタ6(シャッタの一例)と、制御部7(制御部の一例)とを備えている。筐体2の内部には、送風部3、加熱部4、支持部5、シャッタ6、および制御部7が設けられている。
筐体2は、羽根筐体21(筐体の一例)と、首部22と、スタンド23とを含んでいる。羽根筐体21の内部には、送風部3、加熱部4、支持部5、およびシャッタ6が設けられている。羽根筐体21は、首部22に対して矢印AR1で示すように軸AX1周りに揺動可能である。羽根筐体21は、適切な向きに送風されるように、制御部7から供給される電力により軸AX1周りに回転されてもよいし、サーキュレータ1の使用者の手により軸AX1周りに回転されてもよい。
首部22は、羽根筐体21の下部に設けられている。首部22は、スタンド23と羽根筐体21とを接続している。首部22はスタンド23から上方に延びている。羽根筐体21および首部22は、制御部7から供給される電力により、スタンド23に対して矢印AR2で示すように軸AX2周りに揺動可能である。羽根筐体21および首部22がスタンド23に対して矢印AR2で示すように軸AX2周りに揺動する機能は、首振り機能と呼ばれる。
スタンド23は、首部22の下方に設けられている。スタンド23は、制御部7を収容している。スタンド23の上面には操作部231が設けられている。操作部231は、サーキュレータ1の使用者の操作を受け付ける。操作部231は、たとえばサーキュレータ1の電源をオンおよびオフする操作、風量を調節する操作、暖房モードと衣類乾燥モードと送風モードとの間でサーキュレータ1の運転状態を切り替える操作、サーキュレータ1の電源をオンまたはオンするまでの時間を設定する操作、および羽根筐体21の首振り機能をオンまたはオフする操作などを受け付ける。
制御部7は、操作部231で受け付けた設定または操作に基づいて、サーキュレータ1全体の動作を制御する。
図3は、シャッタ6が開状態である場合の羽根筐体21などの内部の構成を示す断面図である。図3は、図1のIII-III線に沿った断面を示している。
図3を参照して、羽根筐体21は、前側ケース211と、後側ケース212と、フィルタ213(フィルタの一例)と、後側吸気口214(後側吸気口の一例)と、側面吸気口215(側面吸気口の一例)と、送風口216(送風口の一例)と、把手217とを含んでいる。前側ケース211および後側ケース212は、互いに嵌め合わされており、羽根筐体21の内部の空間を構成している。前側ケース211は、図示しないねじにより、後側ケース212に対して着脱可能に固定されている。前側ケース211は、略円筒形状を有している。前側ケース211の内部には、送風部3の複数の羽根32およびスリーブ35などが設けられている。前側ケース211における回転軸31の延在方向の前側の面(前面)には、送風口216が設けられている。送風口216は、主に弧状を有する複数の孔により構成されている。羽根筐体21(前側ケース211)の側面には、側面吸気口215が設けられている。側面吸気口215は、たとえば、羽根筐体21(前側ケース211)の側面における、少なくとも回転軸31の延在方向に沿った加熱部4の前端4aの位置よりも前の領域に設けられている。側面吸気口215は、矩形状または円形状を有する複数の孔により構成されている。
後側ケース212は、回転軸31の延在方向に沿った前側ケース211の位置よりも後側の位置に設けられている。後側ケース212は、略半球形状を有している。後側ケース212の内部には、加熱部4などが設けられている。後側ケース212における回転軸31の延在方向の後側の面(後面)には、後側吸気口214および把手217が設けられている。後側吸気口214は、主に矩形状を有する複数の孔により構成されている。把手217は、サーキュレータ1の持ち運びの際などにサーキュレータ1の使用者によって把持される部分である。
フィルタ213は、後側吸気口214の少なくとも一部に対して着脱可能に設けられている。フィルタ213は、空気中の埃などが加熱部4に入り込むことを防止する。
送風部3は、回転軸31と、複数の羽根32(複数の羽根の一例)と、モータ33と、雌ねじ34と、スリーブ35とを含んでいる。回転軸31は前後方向に延在している。回転軸31の後端はモータ33に固定されており、回転軸31はモータ33から前方に突出している。回転軸31は、加熱部4を貫通している。
複数の羽根32の各々はスリーブ35と一体化しており、回転軸31に固定されている。複数の羽根32の各々はスリーブ35から外径側に延在している。スリーブ35は回転軸31に固定されており、複数の羽根32およびスリーブ35は、回転軸31とともに回転する。複数の羽根32は、羽根筐体21の外部の空気を後側吸気口214および側面吸気口215の各々から筐体の内部に吸い込む。複数の羽根32は、吸い込んだ空気を送風口216から羽根筐体21の外部へ送る。
モータ33は、制御部7から供給される電力により、回転軸31を回転駆動する。モータ33は、回転軸31の延在方向に沿った加熱部4の位置よりも後側の位置に設けられている。
雌ねじ34は、回転軸31の先端に形成された雄ねじに対して、ねじ作用により嵌め込まれている。雌ねじ34は、支持部5との間でスリーブ35を挟むことで、複数の羽根32およびスリーブ35の回転軸31に沿った位置を固定する。雌ねじ34を回転軸31から取り外すことで、複数の羽根32およびスリーブ35は回転軸31から取り外すことが可能である。
加熱部4は、後側吸気口214から羽根筐体21の内部に吸い込んだ空気を加熱する。加熱部4は、回転軸31の延在方向に沿った複数の羽根32およびスリーブ35の位置よりも後側の位置に設けられている。
支持部5は、羽根筐体21に固定されている。支持部5は、加熱部4を支持する。また支持部5は、複数の羽根32およびスリーブ35の回転軸31に沿った位置を固定する。
シャッタ6は、支持部5の外径側支持部52の外周面に設けられている。シャッタ6は、外径側支持部52の外周面に沿って前後方向に移動可能である。シャッタ6は、外径側支持部52の外周面の全周にわたって設けられている。シャッタ6は、支持部5の外径側支持部52の外周面の一部のみに設けられていてもよい。シャッタ6は、支持部5の内部吸気口54を開閉する。シャッタ6は、羽根筐体21の側面に設けられていてもよく、側面吸気口215を開閉するものであってもよい。
図4は、加熱部4および支持部5の構成を模式的に示す正面図である。図5は、加熱部4の構成を模式的に示す図である。図5(a)は正面図であり、図5(b)は斜視図である。なお図4および図5では、絶縁部411および412の各々よりも内径側に存在する発熱素子421および422の各々の部分の図示が省略されている。
図3~図5を参照して、加熱部は、絶縁部411(第1の絶縁部の一例)と、絶縁部412(第2の絶縁部の一例)と、発熱素子421(第1の発熱素子の一例)と、発熱素子422(第2の発熱素子の一例)と、基板43と、固定部44とを含んでいる。
絶縁部411および412の各々は、絶縁体よりなっており、支持部5を介して羽根筐体21に固定されている。絶縁部411および412の各々は、発熱素子421および422の各々を筐体2から絶縁した状態で保持する。絶縁部411および412の各々は、回転軸31の延在方向から見た場合にたとえば環状を有している。絶縁部411は、回転軸31の周囲を取り囲んでいる。絶縁部412は、回転軸31の延在方向に沿った絶縁部411の位置よりも後側の位置において、回転軸31の周囲を取り囲んでいる。絶縁部411および412の各々の延在方向は、回転軸31の延在方向と直交している。
発熱素子421および421の各々は、導線であり、絶縁部411および412の各々に巻き回されている。制御部7が供給する電力により発熱素子421および422の各々には電流が流れる。これにより、発熱素子421および422の各々は発熱し、羽根筐体21の内部の空気を加熱する。発熱素子421および422の各々は、たとえばニクロム線よりなっている。発熱素子421は、固定位置423で絶縁部411を前後方向から挟み込むことにより、絶縁部411に固定されている。発熱素子422は、固定位置424で絶縁部412を前後方向から挟み込むことにより、絶縁部412に固定されている。
回転軸31の延在方向から見た場合に、固定位置423および424の各々は、発熱素子421および422の各々における径方向の中央部分よりも内径側に設けられている。言い換えれば、絶縁部411および412の各々よりも内径側に存在する発熱素子421および422の各々の部分よりも、絶縁部411および412の各々よりも外径側に存在する発熱素子421および422の各々の部分の方が長くなっている。これにより、絶縁部411および412の各々の外径側の空間に発熱素子421および422の各々が突出するので、後側吸気口214から送風口216へ向かう空気の大部分が発熱素子421および422を通過するようになる。その結果、羽根筐体21の内部において空気を効率的に加熱することができる。
基板43は、たとえば、サーキュレータ1が過熱した場合に発熱素子421および422の各々への電力の供給を緊急停止するための電気回路(ヒューズなど)を含んでいる。
固定部44は、絶縁部411および412の各々の内径側から絶縁部411および412の各々を支持している。回転軸31の延在方向から見た場合の固定部44の中心部には、回転軸31を通すための孔441が形成されている。
支持部5は、内径側支持部51と、外径側支持部52と、複数の接続部53と、内部吸気口54と、4つの雄ネジ55とを含んでいる。内径側支持部51は、固定部44を固定している。回転軸31の延在方向から見た場合の内径側支持部51の中心部には、回転軸31を通すための孔511が形成されている。
外径側支持部52は、内径側支持部51の外径側に設けられている。外径側支持部52は、略円筒形状を有しており、4つの雄ネジ55により後側ケース212に固定されている。外径側支持部52は、加熱部4の外周を取り囲んでいる。回転軸31の延在方向に沿った外径側支持部52の前端の位置は、回転軸31に沿った後側ケース212の前端の位置とほぼ同じであり、回転軸31の延在方向に沿った加熱部4の前端4aの位置よりも前側に存在する。回転軸31に沿った外径側支持部52の後端の位置は、加熱部4の後端の位置よりも後側に存在する。外径側支持部52の外径側には側面吸気口215が存在している。外径側支持部52は、矢印AR3で示すように、後側吸気口214から羽根筐体21の内部に吸い込んだ空気を送風口216へガイドする。
複数の接続部53の各々は、内径側支持部51から外径方向に突出しており、内径側支持部51と外径側支持部52とを接続している。
内部吸気口54は、外径側支持部52の側面に設けられている。内部吸気口54は、矢印AR4で示すように、側面吸気口215から羽根筐体21の内部に吸い込んだ空気(外径側支持部52の外径側に存在する空気)を送風部3へ(外径側支持部52の内径側へ)ガイドする。
図6は、フィルタ213を後側ケース212から取り外した状態を模式的に示す斜視図である。
図6を参照して、フィルタ213は、複数の係合部213aと、把手213bと、枠体213cと、フィルタ膜213dとを含んでいる。枠体213cには矩形状の複数の孔が形成されている。フィルタ膜213dは、これらの孔を枠体213cの前側から覆うように、枠体213cに対して着脱可能に固定されている。枠体213cには、複数の係合部213aと、把手213bとが設けられている。後側ケース212に設けられた複数の係合部212aの各々に対して、複数の係合部213aの各々を係合させることにより、フィルタ213は後側ケース212に固定される。一方、把手213bを後方へ引くことにより、複数の係合部212aの各々と複数の係合部213aの各々との係合が解除され、フィルタ213は後側ケース212から取り外される。フィルタ213が取り外されると、後側吸気口214におけるフィルタ213に覆われていた部分が羽根筐体21の外部に露出する。
図7は、シャッタ6が閉状態である場合および開状態である場合の各々の、羽根筐体21の内部の構成を示す断面斜視図である。図7(a)は閉状態であり、図7(b)は開状態である。
図7を参照して、シャッタ6の状態は、閉状態と開状態との間で切り替わる。閉状態とは、側面吸気口215から複数の羽根32へ向かう空気の流路(矢印AR4で示す流路)の少なくとも一部を遮蔽した状態である。本実施の形態では、閉状態は、側面吸気口215から複数の羽根32へ向かう空気の流路上に存在する内部吸気口54を、シャッタ6が完全に覆った状態である。開状態とは、側面吸気口215から複数の羽根32へ向かう空気の流路のうち、閉状態で遮蔽した空気の流路の少なくとも一部を開放した状態である。本実施の形態では、開状態は、側面吸気口215から複数の羽根32へ向かう空気の流路上に存在する内部吸気口54の一部を開放し、他の部分をシャッタ6が覆った状態である。シャッタ6の状態は、制御部7により制御される。シャッタ6の状態は、サーキュレータ1の使用者の手により切り替えられてもよい。
シャッタ6の状態が制御部7により制御される場合、制御部7は、設定されたモードに応じてサーキュレータ1の運転状態を次のように制御してもよい。
暖房モードは、比較的高温の少量の空気を送風するモードである。サーキュレータ1の運転状態が暖房モードに設定された場合には、制御部7は、複数の羽根32の回転速度を第1の速度(低速)にすることで、送風部3の送風量を少量に制御する。制御部7は、シャッタ6の状態を閉状態(図7(a))にする。さらに制御部7は、加熱部4に電力を供給することで加熱部4による加熱を行う。暖房モードの場合には、後側吸気口214からのみ空気が吸い込まれ、側面吸気口215からは空気が吸い込まれないため、羽根筐体21の内部に吸い込まれる空気の量が減少する。また、後側吸気口214から吸い込まれた空気は、矢印AR3で示すように、外径側支持部52によって送風口216にガイドされ、その際に加熱部4を通過して加熱され、送風口216から送風される。その結果、少量の空気が加熱部4に導入されて加熱されるため、比較的高温で比較的少量の空気が送風される。
衣類乾燥モードとは、比較的低温の多量の空気を送風するモードである。サーキュレータ1の運転状態が衣類乾燥モードに設定された場合には、制御部7は、複数の羽根32の回転速度を第1の速度よりも速い第2の速度(高速)にすることで、送風部3の送風量を多量に制御する。制御部7は、シャッタ6の状態を開状態(図7(b))にする。さらに制御部7は、加熱部4に電力を供給することで加熱部4による加熱を行う。衣類乾燥モードの場合には、後側吸気口214からに加えて側面吸気口215からも空気が吸い込まれる。側面吸気口215から吸い込まれた空気は、矢印AR4で示すように、加熱部4を通過せずに内部吸気口54を経由して複数の羽根32に向かい、送風口216から送風される。その結果、加熱部4によって加熱された空気とともに、側面吸気口215から吸い込まれた低温の空気も送風されるため、比較的低温(室温よりも高温)で比較的多量の空気が送風される。
送風モードとは、室温の空気を送風するモードである。サーキュレータ1の運転状態が送風モードに設定された場合には、制御部7は、送風部3の送風量を設定された量に制御する。制御部7は、シャッタ6の状態を開状態にする。さらに制御部7は、加熱部4への電力の供給を停止する。その結果、後側吸気口214および側面吸気口215の各々から吸い込まれた室温の空気がそのまま送風されるため、送風する空気の温度が室温となる。
[実施の形態の効果]
図8は、本発明の一実施の形態における、後側吸気口214から送風口216へ向かう空気と発熱素子421および422との関係を示す図である。
図8を参照して、本実施の形態においては、回転軸31の延在方向に並べられた2つの発熱素子421および422の各々が、回転軸31の周囲を取り囲む絶縁部411および412の各々に巻き回されている。これにより、後側吸気口214から送風口216へ向かう空気(矢印AR3で示す方向に流通する空気)の多くが4本の発熱素子422a、422b、421a、および421bをこの順序で通過する。その結果、外部から吸い込んだ空気を効率よく加熱することができる。
[変形例]
図9は、本発明の一実施の形態の変形例における羽根筐体21の内部の構成を示す断面図である。
図9を参照して、本変形例において、羽根筐体21の側面には、側面吸気口は設けられていない。羽根筐体21の吸気口は、羽根筐体21の後面に設けられた後側吸気口214のみである。
本変形例によれば、羽根筐体21の側面を通じた羽根筐体21の内部への空気の流入が遮断される。これにより、羽根筐体21の内部において、後側吸気口214、加熱部4、送風部3、および送風口216の各々をこの順序で通過する空気の流れ(矢印AR3で示す空気の流れ)を作りやすくなる。その結果、外部から吸い込んだ空気を効率よく加熱することができる。
[その他]
加熱部は、筐体に固定され、回転軸の周囲を取り囲む1つのみの絶縁部と、絶縁部に巻き回された1つのみの発熱素子とを含むものであってもよい。
上述の実施の形態および変形例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 サーキュレータ(サーキュレータの一例)
2 筐体
3 送風部
4 加熱部(加熱部の一例)
4a 加熱部の前端
5 支持部(支持部の一例)
6 シャッタ(シャッタの一例)
7 制御部(制御部の一例)
21 筐体の羽根筐体(筐体の一例)
22 筐体の首部
23 筐体のスタンド
31 送風部の回転軸(回転軸の一例)
32 送風部の複数の羽根(複数の羽根の一例)
33 送風部のモータ
34 送風部の雌ねじ
35 送風部のスリーブ
43 加熱部の基板
44 加熱部の固定部
51 支持部の内径側支持部
52 支持部の外径側支持部
53 支持部の接続部
54 支持部の内部吸気口
55 支持部の雄ネジ
211 羽根筐体の前側ケース
212 羽根筐体の後側ケース
212a 後側ケースの係合部
213 羽根筐体のフィルタ(フィルタの一例)
213a フィルタの係合部
213b フィルタの把手
213c フィルタの枠体
213d フィルタのフィルタ膜
214 羽根筐体の後側吸気口(後側吸気口の一例)
215 羽根筐体の側面吸気口(側面吸気口の一例)
216 羽根筐体の送風口(送風口の一例)
217 羽根筐体の把手
231 本体の操作部
411,412 加熱部の絶縁部(第1および第2の絶縁部の一例)
421,422,421a,421b,422a,422b 加熱部の発熱素子(第1および第2の発熱素子の一例)
423,424 発熱素子の固定位置
441 加熱部の固定部の孔
511 内径側支持部の孔

Claims (7)

  1. サーキュレータであって、
    前後方向に延在する回転軸と、
    前記回転軸の延在方向の後側の面に設けられた後側吸気口と、前記回転軸の延在方向の前側の面に設けられた送風口とを含む筐体と、
    前記回転軸に固定された複数の羽根であって、前記筐体の外部の空気を前記後側吸気口から前記筐体の内部に吸い込み、吸い込んだ空気を前記送風口から前記筐体の外部へ送る複数の羽根と、
    前記回転軸の延在方向に沿った前記複数の羽根の位置よりも後側の位置に設けられ、前記後側吸気口から前記筐体の内部に吸い込んだ空気を加熱する加熱部とを備え、
    前記加熱部は、
    前記筐体に固定され、前記回転軸の周囲を取り囲む第1の絶縁部と、
    前記回転軸の延在方向に沿った前記第1の絶縁部の位置よりも後側の位置において、前記筐体に固定され、前記回転軸の周囲を取り囲む第2の絶縁部と、
    前記第1の絶縁部に巻き回された第1の発熱素子と、
    前記第2の絶縁部に巻き回された第2の発熱素子とを含み、
    前記筐体は、前記回転軸の延在方向の後側の面に設けられた筐体把手をさらに含み、前記回転軸を含む断面で見た場合に、前記筐体把手の少なくとも一部は、前記第1および第2の発熱素子の各々の外径側端部よりも外径側の位置に設けられ、
    スタンドと、
    前記スタンドから上方に延び、前記スタンドと前記筐体とを接続する1つのみの首部とをさらに備え、
    前記筐体および前記首部は、前記スタンドに対して所定の軸周りに揺動し、
    前記後側吸気口の少なくとも一部に対して着脱可能に設けられた枠体であって、前記後側吸気口の少なくとも一部に対して装着された状態で下に向かって凹形状を有する枠体と、
    前記後側吸気口を覆うフィルタ膜と、
    前記枠体の凹部に設けられた枠体把手とをさらに備え、
    前記枠体は、前記フィルタ膜によって覆われる複数の孔を含む、サーキュレータ。
  2. 前記筐体に固定され、前記第1および第2の絶縁部を支持する支持部をさらに備えた、請求項1に記載のサーキュレータ。
  3. 前記回転軸の延在方向から見た場合に、前記第1および第2の発熱素子の各々は、前記第1および第2の絶縁部の各々よりも内径側に存在する部分よりも、前記第1および第2の絶縁部の各々よりも外径側に存在する部分の方が長い、請求項1または2に記載のサーキュレータ。
  4. 前記筐体は、前記筐体の側面に設けられた側面吸気口をさらに含む、請求項1~3のいずれかに記載のサーキュレータ。
  5. 前記側面吸気口から前記複数の羽根へ向かう空気の流路の少なくとも一部を遮蔽した閉状態と、前記空気の流路のうち前記閉状態で遮蔽した空気の流路の少なくとも一部を開放した開状態との間で状態が切り替わるシャッタをさらに備えた、請求項4に記載のサーキュレータ。
  6. 前記シャッタの状態を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記複数の羽根の回転速度が第1の速度である場合に前記シャッタの状態を閉状態にし、前記複数の羽根の回転速度が前記第1の速度よりも速い第2の速度である場合に前記シャッタの状態を開状態にする、請求項5に記載のサーキュレータ。
  7. 前記筐体の側面には、吸気口が設けられない、請求項1~3のいずれかに記載のサーキュレータ。
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