JP3235265B2 - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機

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JP3235265B2
JP3235265B2 JP09917393A JP9917393A JP3235265B2 JP 3235265 B2 JP3235265 B2 JP 3235265B2 JP 09917393 A JP09917393 A JP 09917393A JP 9917393 A JP9917393 A JP 9917393A JP 3235265 B2 JP3235265 B2 JP 3235265B2
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outer peripheral
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正浩 坪川
靖 饗場
富雄 拝地
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、回転型モータ
の回転力をクランクシャフトを介して圧縮機構部に伝達
する密閉型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を、図2を参照にして説明す
る。図に示すように、密閉容器101の内部に圧縮機構
102と電動機の固定子103を固定し、さらに底部に
油を溜める油溜104が設けてある。
【0003】電動機は、前記密閉容器101内に一体的
に取り付けられた前記固定子103と、前記固定子10
3の内側に配置されるとともに、回転子鉄心105aの
外周部に配した永久磁石105bにより、前記固定子1
03との間に発生した電磁力により起動されて回転する
回転子105とにより構成されている。
【0004】また、前記回転子105は、前記圧縮機構
102に連結されたクランクシャフト106に外嵌され
ている。そして、前記クランクシャフト106は前記回
転子105と一体に回転し、前記クランクシャフト10
6を介して、電動機の駆動力を例えばロータリ式あるい
はスクロール式等の前記圧縮機構102に伝達してい
る。本例では前記圧縮機構102としてスクロール式を
示している。
【0005】前記回転子105の構造を述べる。前記回
転子鉄心105aは、前記固定子103と同じ積層鉄板
で構成され、その外周部に前記永久磁石105bを有
し、前記回転子鉄心105aの両端には端板105cを
配し、ピン105dにて前記永久磁石105bの軸方向
の固定をするとともに、前記永久磁石105bの外周面
に非磁性体の円筒管105eを嵌入することにより、前
記永久磁石105bを前記回転子鉄心105aに固定し
ている。
【0006】また、前記クランクシャフト106には、
前記クランクシャフト106が受ける偏心負荷とつりあ
いをとるためのバランスウェイト部106aが設けられ
ており、前記バランスウェイト部106aの外周にはカ
バー107が配設されている。
【0007】さらに、前記クランクシャフト106の軸
心には、回転軸方向に貫通する軸心孔106bが設けら
れており、オイルポンプ108により前記油溜104よ
り吸入した油を前記圧縮機構102に供給している。前
記オイルポンプ108には油内の異物を除去するための
スクリーン108aが配設されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の密閉
型圧縮機では、回転子が、積層鉄板よりなる回転子鉄心
と永久磁石、端板、ピン、円筒管により組み立てられる
ため、高価となっている。
【0009】また、回転子をクランクシャフトに嵌入す
る方法にはクランクシャフトを回転子に圧入する方法、
あるいは、クランクシャフトと回転子を焼嵌めする方法
等があるが圧入の場合には、クランクシャフトに加わる
圧入力により、クランクシャフトが変形してしまうこと
がある。また、焼嵌めの場合には、回転子を加熱するた
め、回転子の変形、永久磁石の割れ等の不具合が発生す
る場合がある。
【0010】次に、前記のように回転子が組み立てられ
る場合、回転子に、バランスウェイトを直接取り付ける
ことは積層鉄板であるため、強度的に難しく、クランク
シャフトにバランスウェイト部が構成される。この場
合、クランクシャフトの回転により、バランスウェイト
部が抵抗となり、性能低下の原因となる。さらに、圧縮
機が横型の場合には、バランスウェイト部が油溜の油を
撹拌することになり、密閉容器内の油の飛散をひきおこ
したり、撹拌による抵抗のため圧縮機の入力増加や撹拌
による抵抗が断続的であるため圧縮機の電流変動(電流
振れ)の原因となっている。また、それを防ぐために
は、追加部品が必要となり、高価で、複雑な構造となっ
てしまう。
【0011】一方、圧縮機構部に潤滑するための油を供
給する場合、潤滑部への異物の噛み込みを防止する必要
がある。その場合、潤滑油の供給通路に異物流入防止の
スクリーン等を追加し、高価あるいは複雑な構造となっ
ている。
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決する為の手段】 課題を解決するための第1
の技術的手段は、密閉容器の内部に電動機と、この電動
機の駆動力をクランクシャフトを介して伝達される圧縮
機構部とを有し、前記クランクシャフトの反圧縮機構部
側端部にオイルポンプを連結し、前記クランクシャフト
に、回転軸方向に貫通する軸心孔と、前記軸心孔と連通
し前記クランクシャフトの回転軸外周面の一部に設けた
バランスウェイト部を形成する凹部に開放する連通孔と
を形成し、前記連通孔断面は前記凹部のクランクシャフ
ト中心軸側底面よりも小さく、前記クランクシャフトの
回転軸外周面に回転子を嵌入させることである。課題を
解決するための第2の技術的手段は、前記の第1の解決
手段に加えて、前記クランクシャフトを磁性材料とし、
その回転軸外周面に直接永久磁石を取り付け、前記永久
磁石の外周面に円筒管を嵌入させることである。
【0015】
【0016】
【0017】
【作用】の技術的手段の作用は、クランクシャフト
の反圧縮機構部側端部にオイルポンプを連結し、前記ク
ランクシャフトに、回転軸方向に貫通する転軸方向に貫
通する軸心孔と、前記軸心孔と連通し前記クランクシャ
フトの回転軸外周面の一部に設けたバランスウェイト部
を形成する凹部に開放する連通孔とを形成し、前記連通
孔断面は前記凹部のクランクシャフト中心軸側底面より
も小さく、前記クランクシャフトの回転軸外周面に回転
子を嵌入させることにより、圧縮機構部を潤滑する油か
ら異物を、回転軸の軸心孔を通る間に分離でき、潤滑部
への異物の進入を防止でき、高信頼性の密閉型圧縮機を
提供できることである。第の技術的手段の作用は、第
1の技術的手段の作用に加えて、高性能・高品質で安価
な密閉型圧縮機を提供できることである。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を、図1に示す。図に示す
ように密閉容器1の内部に圧縮機構2と電動機の固定子
3を固定し、その底部に油を溜める油溜4が設けられて
いる。
【0019】電動機は、前記密閉容器1内に一体的に取
り付けられた前記固定子3と、前記固定子3の内側に配
置され、クランクシャフト6の回転軸外周面に直接取り
付けられた永久磁石5aと、前記永久磁石5aの外周に
嵌入された円筒管5bからなり、前記固定子3との間に
発生した電磁力により起動されて回転する回転子5とに
より構成されている。
【0020】ここで永久磁石としては、一般にフェライ
ト磁石が使用されるが、Ne−Fe−B系等の希土類磁
石をプラスチック磁石として使用する場合もある。
【0021】一般にクランクシャフト外周に取り付けら
れる磁石の内径は、クランクシャフト軸受外径より大き
いため、磁石取付部の外径は他部より大きく設定され
る。ここに取り付けられる磁石の形態は、フェライト磁
石等の場合は、扇状であり、4〜8分割された磁石をあ
らかじめ接着剤等でクランクシャフトに取り付け、その
後磁石外周に円筒管を嵌入する。また、リング状磁石の
場合は、クランクシャフトに接着剤をつけ挿入し、その
後磁石外周に円筒管を嵌入する。磁石の取り付けには、
接着剤以外にも機械的固定、回り止め手段がとられるこ
ともある。
【0022】また、前記クランクシャフト6は前記回転
子5と一体に回転するため、前記クランクシャフト6を
介して、電動機の駆動力を前記圧縮機構2に伝達してい
る。本例では前記圧縮機構2としてスクロール式を示し
ている。
【0023】前記クランクシャフト6の回転軸外周面に
は、前記クランクシャフト6が受ける偏心負荷とつりあ
いをとるためのバランスウェイト部を形成するための凹
部6aが設けられており、反凹部側がバランスウェイト
部となっている。
【0024】さらに、前記クランクシャフト6の反圧縮
機構側端部にはオイルポンプ7が配設され、前記クラン
クシャフト6の軸心に設けられた回転軸方向に貫通する
軸心孔6bを通して、前記オイルポンプ7により前記油
溜4より吸入した油を前記圧縮機構2に供給している。
前記クランクシャフト6にはさらに、回転軸外周面の一
部に設けた凹部6cに開放する連通孔6dとを形成し、
前記圧縮機構2を潤滑する油が通過する際に、前記クラ
ンクシャフトの回転による遠心力により油内の異物を分
離、除去している。
【0025】
【0026】
【0027】
【発明の効果】 請求項1記載の発明によれば 、密閉容器
の内部に電動機と、この電動機の駆動力をクランクシャ
フトを介して伝達される圧縮機構部とを有し、前記クラ
ンクシャフトの反圧縮機構部側端部にオイルポンプを連
結し、前記クランクシャフトに、回転軸方向に貫通する
軸心孔と、前記軸心孔と連通し前記クランクシャフトの
回転軸外周面の一部に設けた凹部に開放する連通孔とを
形成し、前記クランクシャフトの回転軸外周面に回転子
を嵌入、あるいは、前記クランクシャフトを磁性材料と
し、その回転軸外周面に直接永久磁石を取り付け、前記
永久磁石の外周面に円筒管を嵌入させることにより、圧
縮機構部を潤滑する油から異物を、回転軸の軸心孔を通
る間に分離でき、潤滑部への異物の進入を防止でき、高
性能・高品質・高信頼性で安価な密閉型圧縮機を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる密閉型圧縮機の一実施例の断面
【図2】従来の密閉型圧縮機の断面図
【符号の説明】
1 密閉容器 2 圧縮機構 5a 永久磁石 6 クランクシャフト 6a 凹部 6b 軸心孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−350382(JP,A) 特開 平3−81589(JP,A) 実開 平4−61470(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 29/02 341 F04C 18/02 311 F04C 29/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器の内部に電動機と、この電動機
    の駆動力をクランクシャフトを介して伝達される圧縮機
    構部とを有し、前記クランクシャフトの反圧縮機構部側
    端部にオイルポンプを連結し、前記クランクシャフト
    に、回転軸方向に貫通する軸心孔と、前記軸心孔と連通
    し前記クランクシャフトの回転軸外周面の一部に設けた
    バランスウェイト部を形成する凹部に開放する連通孔と
    を形成し、前記連通孔断面は前記凹部のクランクシャフ
    ト中心軸側底面よりも小さく、前記クランクシャフトの
    回転軸外周面に回転子を嵌入させてなる密閉型圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記クランクシャフトを磁性材料とし、
    その回転軸外周面に直接永久磁石を取り付け、前記永久
    磁石の外周面に円筒管を嵌入させ、前記電動機回転子と
    した請求項1記載の密閉型圧縮機。
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