JP3235191B2 - 厨房装置 - Google Patents

厨房装置

Info

Publication number
JP3235191B2
JP3235191B2 JP18087292A JP18087292A JP3235191B2 JP 3235191 B2 JP3235191 B2 JP 3235191B2 JP 18087292 A JP18087292 A JP 18087292A JP 18087292 A JP18087292 A JP 18087292A JP 3235191 B2 JP3235191 B2 JP 3235191B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
power supply
bus
signal
operation switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18087292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0622671A (ja
Inventor
康裕 湯朝
聡 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP18087292A priority Critical patent/JP3235191B2/ja
Publication of JPH0622671A publication Critical patent/JPH0622671A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3235191B2 publication Critical patent/JP3235191B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴキブリ等の侵入を防
止する電撃式防虫装置を備え、この電撃式防虫装置の母
線を信号線として、前記母線に電気的に接続された複数
個の負荷を制御する負荷制御装置を備えた厨房装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種複数の収納キャビネットを
組み合わせてなる厨房装置は、前記収納キャビネット内
にゴキブリ等の虫が侵入することを防止する目的で、電
撃式防虫装置を備えたものが開発されている。
【0003】以下、従来例の電撃式防虫装置を備えた厨
房装置の構成について説明する。この種電撃式防虫装置
付き厨房装置1は図8に示すように、水槽2を有する長
尺の天板3の下部に複数の下部収納キャビネット4a、
4b、4c、4dおよび加熱調理器5を横設してなる流
し台6と、側部収納キャビネット7a、7b、複数の上
部収納キャビネット8a、8b、8cおよび換気フード
9を組み合わせてなる組合せ厨房家具の、下部収納キャ
ビネット4a、4b、4c、4d、側部収納キャビネッ
ト7a、7b、上部収納キャビネット8a、8b、8c
の各開口縁に、それぞれその開口を独立して囲むように
相互に絶縁された2種類のカーボンを配合した導電性樹
脂による閉ループ電極からなる電撃用の電極体10を配
設してあり、また、一つの下部収納キャビネット4dに
は乾電池からなる電源11を設けている。12は2本の
電線からなる母線であり、天板3と下部収納キャビネッ
ト4a、4b、4c、4d間に形成される幕板部空間1
3より側部収納キャビネット7a、7b、上部収納キャ
ビネット8a、8b、8cの上部に連続して引き回し配
線されている。そして母線12は一方が+極、もう一方
が−極となるように電源11に接続され、各収納キャビ
ネットの電撃用の電極体10は、各々2本のリード線1
4によってそれぞれ内側ループ電極は母線12の+極
へ、もう一方の外側ループ電極は母線12の−極へ接続
された構成のものであり、前記各収納キャビネット内に
侵入しようとして電極体10を跨ぎ+側電極と−側電極
に同時に触れたゴキブリ等の虫に、電気ショックを与え
ることにより、収納キャビネット内への侵入を防ぐとい
ったものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の厨房
装置には電撃式防虫装置付きのものがあったが、近年の
住環境の向上により、キッチンには更に様々な機器が組
み込まれるようになってきた。そして、その機器を操作
する時は、それぞれの機器の所へ行って操作する必要が
あった。一方それが不便という事から、各機器の操作部
を一括集中して、作業者の操作性を向上させるという考
えのものが出てきた。ところが、その機器と集中操作部
を結ぶ信号線は、それぞれ専用配線によるものであり、
施工時の配線作業が非常に煩わしく、また、その煩わし
さが配線ミス発生の要因ともなっているという課題があ
った。
【0005】本発明はこのような課題を解決するもの
で、キッチン施工時の配線作業の効率化を図ることを目
的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の厨房装置は、複
数の収納キャビネットと、この複数のキャビネットの開
口部に設けた電撃用電極体と、前記複数収納キャビネッ
トに跨らせて配線した母線と、前記母線に各電撃用の電
極を結線したリード線と、前記母線に印加する主電源を
備え、前記母線に電気的に接続された照明等の負荷を設
け、前記負荷を制御する操作用スイッチを設けると共
に、前記主電源とは別に副電源を設け、かつ、前記主電
源及び副電源と前記操作用スイッチの間に、前記操作用
スイッチの信号を受け、前記副電源を制御することによ
り、前記母線間に印加する電圧レベルを変動させる負荷
制御装置を設け、更に、前記母線と前記負荷との間に
は、前記母線間の電圧レベル変動を検知して前記負荷を
制御する信号伝達装置を設けたものである。
【0007】
【作用】本発明の厨房装置は、電撃式防虫装置の母線に
照明等の負荷を電気的に接続し、前記負荷を制御する操
作用スイッチを設けると共に、前記電撃式防虫装置の主
電源とは別に副電源を設け、かつ、前記主電源及び副電
源と前記操作用スイッチの間に、前記操作用スイッチの
信号を受け、前記副電源を制御することにより、前記母
線間に印加する電圧レベルを変動させる負荷制御装置を
設け、更に、前記母線と前記負荷との間には、前記母線
間の電圧レベル変動を検知して前記負荷を制御する信号
伝達装置を設けているので、前記電撃式防虫装置の前記
母線以外に、わざわざ前記負荷と前記操作用スイッチと
の間に専用の信号線を配線する必要がなくなり、キッチ
ン施工時の配線作業が簡素化できると共に、機器とそれ
を操作する操作スイッチとの間の配線ミス発生を軽減す
るものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1〜図
3を参照しながら説明する。
【0009】図1および図2において、15は電撃式防
虫装置付き厨房装置で、水槽16を有する長尺の天板1
7の下部に複数の下部収納キャビネット18a、18
b、18c、18dおよび加熱調理器19を横設してな
る流し台20と、側部収納キャビネット21a、21
b、複数の上部収納キャビネット22a、22b、22
c、22d、換気フード23および上部収納キャビネッ
ト22d下面に固定され水槽16周辺の調理面を照らす
照明器具24を組み合わせてなる組合せ厨房家具の、下
部収納キャビネット18a、18b、18c、18d、
側部収納キャビネット21a、21b、上部収納キャビ
ネット22a、22b、22c、22dの各開口縁に、
それぞれその開口を独立して囲むように相互に絶縁され
た2種類のカーボンを配合した導電性樹脂による閉ルー
プ電極からなる電撃用の電極体25を配設してあり、ま
た、26は2本の電線からなる母線であり、天板17と
下部収納キャビネット18a、18b、18c、18
d、加熱調理器19間に形成される幕板部空間27より
側部収納キャビネット21a、21b、上部収納キャビ
ネット22a、22b、22c、22dの上部に連続し
て引き回し配線されている。更に、下部収納キャビネッ
ト18d幕板部28前面に設けて使用時には前方に突出
し使用しない時には幕板部28内に格納される構造を有
する回転蓋29上面には、加熱調理器19、換気フード
23、照明器具24それぞれに対応する操作スイッチ3
0a、30b、30cを列設した操作部31を取り付
け、操作部31に接続した制御線32aは幕板部28後
方から幕板部空間27内に導出され、幕板部空間27内
に取り付けた負荷制御装置33に接続されている。負荷
制御装置33は前記電撃式防虫装置の電源で乾電池より
なる主電源34と、主電源34に直列に接続された別の
乾電池よりなる副電源35と、副電源35間に並列に挿
入された抵抗36と、抵抗36の抵抗値を7つに均等に
抵抗分割する6つの信号および抵抗36の+側と−側か
らの2つの信号をそれぞれ入力されたアナログスイッチ
からなる8つのスイッチ群(電圧の高い方から順に37
a、37b,37c、37d、37e、37f、37
g、37h)と、制御線32aを通して操作部31から
のON/OFF信号を受けて8つのスイッチ群37a〜
37hをON/OFF制御するマイコン38とから構成
され、8つのスイッチ群37a〜37hのそれぞれの出
力は一括接続されて母線26の一方(母線26の+極)
に、主電源34の−極が母線26のもう一方(母線26
の−極)にリード線39aにより接続されている。ここ
で副電源35はマイコン38および操作部31の電源を
兼ねている。また、加熱調理器19、換気フード23、
照明器具24はそれぞれ制御線32b、32c、32d
を介してそれぞれの負荷に対応した信号伝達装置40
a、40b、40cに接続され、信号伝達装置40aは
幕板部空間27内に、信号伝達装置40bは換気フード
23上面に、信号伝達装置40cは上部収納キャビネッ
ト22d上面に取り付けられている。信号伝達装置40
a、40b、40cはそれぞれに、AC100V用電源
コード41a、41b、41cと、電源コード41a、
41b、41cとそれぞれの負荷(加熱調理器19、換
気フード23、照明器具24)とを接続する電源スイッ
チ42a、42b、42cと、母線26間電圧V0の電
圧レベル変動を検知して電源スイッチ42a、42b、
42cをON/OFFする電圧レベル検知装置43a、
43b、43cとから構成され、電圧レベル検知装置4
3a、43b、43cはそれぞれ2本のリード線39
b、39c、39dを介して母線26に接続されてい
る。そして、各収納キャビネットの電撃用の電極体25
は、各々2本のリード線39eによってそれぞれ内側ル
ープ電極は母線26の+極へ、もう一方の外側ループ電
極は母線26の−極へ接続された構成である。従って、
使用者が所定の負荷(加熱調理器19、換気フード2
3、照明器具24)をON/OFF操作するために操作
部31のそれぞれの負荷に対応する操作スイッチ30
a、30b、30cを操作すると、マイコン38がそれ
ぞれの操作スイッチ30a、30b、30cに対応した
入力ポートI1、I2、I3のON/OFF信号を受け
て、8つのスイッチ群237a、37b,37c、37
d、37e、37f、37g、37hのON/OFF入
力に繋がる8つの出力ポートO1、O2、O3、O4、
O5、O6、O7、O8をH/Lに切り替えることによ
り母線26に印加される電圧レベルを8つのレベル(V
1、V2、V3、V4、V5、V6、V7、V8)に切
り替え、この切り替えられた母線26間電圧V0のレベ
ルを電圧レベル検知装置43a、43b、43cが検知
/判断し、電源スイッチ42a、42b、42cを駆動
することにより使用者の指示に応じた負荷をON/OF
F制御する。つまり、図3に示すように、電圧レベル検
知装置43a、43b、43cの判断基準電圧を事前
に、V0=V8ならば全負荷OFF、V0=V7ならば
照明器具24のみON、V0=V6ならば換気フード2
3のみON、V0=V5ならば加熱調理器19のみO
N、V0=V4ならば照明器具24と換気フード23を
ON、V0=V3ならば照明器具24と加熱調理器19
をON、V0=V2ならば換気フード23と加熱調理器
19をON、V0=V1ならば全負荷ONと割り付けて
おけば、初期状態(H)はマイコン38の出力ポートO
8のみLで母線26間電圧V0レベルはV8となり前記
電撃式防虫装置の主電源34の電圧がそのまま印加され
た状態で全負荷OFFだが、マイコン38の入力ポート
I3のみにLパルス入力があった場合(G)はV0=V
7で電圧レベル検知装置43cのみが電源スイッチ42
cを駆動して照明器具24のみON、次にマイコン38
の入力ポートI3とI2にLパルス入力があった場合
(F)はV0=V6で電圧レベル検知装置43cは電源
スイッチ42cをOFFすると共に電圧レベル検知装置
43bが電源スイッチ42bを駆動して照明器具24は
OFFとなり換気フード23のみON、次にマイコン3
8の入力ポートI2とI1にLパルス入力があった場合
(E)はV0=V5で電圧レベル検知装置43bは電源
スイッチ42bをOFFすると共に電圧レベル検知装置
43aが電源スイッチ42aを駆動して換気フード23
はOFFとなり加熱調理器19のみON、以下、状態
(D)→(C)→(B)→(A)→(H)についても同
様に、マイコン38が操作部31からの入力信号に応じ
て8つの出力ポートO1、O2、O3、O4、O5、O
6、O7、O8をH/Lに切り替えることにより母線2
6に印加される電圧レベルV0をV4→V3→V2→V
1→V8と切り替えていくことにより、割り付けられた
判断基準電圧に対応した電圧レベル検知装置43a、4
3b、43cが所定の電源スイッチ42a、42b、4
2cを駆動することで使用者が指定した負荷をON/O
FF駆動する。
【0010】上記構成において、電撃式防虫装置の母線
26に負荷(加熱調理器19、換気フード23、照明器
具24)を電気的に接続し、負荷(加熱調理器19、換
気フード23、照明器具24)を制御する操作用スイッ
チ30a、30b、30cを設けると共に、前記電撃式
防虫装置の主電源34とは別に副電源35を設け、か
つ、主電源34及び副電源35と操作用スイッチ30
a、30b、30cの間に、操作用スイッチ30a、3
0b、30cの信号を受け、副電源35を制御すること
により、母線26間に印加する電圧レベルを変動させる
負荷制御装置33を設け、更に、母線26と負荷(加熱
調理器19、換気フード23、照明器具24)との間に
は、母線26間の電圧レベル変動を検知して負荷(加熱
調理器19、換気フード23、照明器具24)を制御す
る信号伝達装置40a、40b、40cを設けているの
で、前記電撃式防虫装置の母線26以外に、わざわざ負
荷(加熱調理器19、換気フード23、照明器具24)
と操作用スイッチ30a、30b、30cとの間に専用
の信号線を配線する必要がなくなり、キッチン施工時の
配線作業が簡素化できると共に、機器とそれを操作する
操作スイッチとの間の配線ミス発生を軽減するものであ
る。
【0011】次に本発明の他の実施例について説明す
る。図4〜図7は他の実施例を示しており、この実施例
では、図4、図5および図6に示すように15は電撃式
防虫装置付き厨房装置で、水槽16とガスコンロ44を
有する長尺の天板17の下部に複数の下部収納キャビネ
ット18a、18b、18c、18dおよび食器乾燥機
45を横設してなる流し台20と、側部収納キャビネッ
ト21a、21b、複数の上部収納キャビネット22
a、22b、22c、22d、換気フード23および上
部収納キャビネット22d下面に固定され水槽16周辺
の調理面を照らす照明器具24を組み合わせてなり、前
記各収納キャビネットの各開口縁には、それぞれその開
口を独立して囲むように相互に絶縁された2種類のカー
ボンを配合した導電性樹脂による閉ループ電極からなる
電撃用の電極体25を配設した組合せ厨房家具の、46
は2本の電線46aと2芯のシールド線46bを一体成
型してなる母線であり、天板17と下部収納キャビネッ
ト18a、18b、18c、18d、食器乾燥機45間
に形成される幕板部空間27より側部収納キャビネット
21a、21b、上部収納キャビネット22a、22
b、22c、22dの上部に連続して引き回し配線され
ている。更に、下部収納キャビネット18d幕板部28
前面に設けて使用時には前方に突出し使用しない時には
幕板部28内に格納される構造を有する回転蓋29上面
には、換気フード23、照明器具24、食器乾燥機45
それぞれに対応する操作スイッチ47a、47b、47
c、外の気温や天気の状態を表示する液晶表示装置4
8、ガスコンロ44下方の幕板部空間27からガス配管
部を収納している下部収納キャビネット18b庫内側に
取り付けられたガス漏れセンサ49からの異常信号を受
けてガス漏れを報知する報知ブザー50を列設した操作
表示部51を取り付け、操作表示部51に接続した制御
線52aは幕板部28後方から幕板部空間27内に導出
され、幕板部空間27内に取り付けた負荷制御装置53
に接続されている。負荷制御装置53は、操作表示部5
1から制御線52aを通して伝えられる制御信号あるい
はシールド線46bから伝えられる制御信号を受けて、
操作表示部51あるいはシールド線46bへ所定の制御
信号を出力するマイコン54と、前記電撃式防虫装置の
電源で乾電池よりなる主電源55と、主電源55とは別
にマイコン54の電源であり乾電池よりなる副電源56
とから構成され、制御線52aの内操作表示部51の出
力線はマイコン54のI1へ、制御線52aの内操作表
示部51の入力線はマイコン54のO1へ、また、マイ
コンの別の入出力ポートI2O2はそれぞれバッファ5
7a入力、バッファ57b出力に接続され、バッファ5
7a出力とバッファ57b入力は一括接続されて2芯シ
ールド線46bの第1の線46baへ、副電源56+側
は2芯シールド線46bの第2の線46bbへ、副電源
56−側は2芯シールド線46bのシールド部46bc
へ、更にまた主電源55の+側は母線26の内電線46
aの一方(+極線)に、主電源55の−側が母線26の
内電線46aのもう一方(−極線)にリード線58aに
より接続されている。また、換気フード23、照明器具
24、食器乾燥機45はそれぞれ制御線52b、52
c、52dを介してそれぞれの負荷に対応した信号伝達
装置59a、59b、59cに接続され、信号伝達装置
40aは換気フード23上面に、信号伝達装置40bは
上部収納キャビネット22d上面に、信号伝達装置59
cは幕板部空間27内に取り付けられている。信号伝達
装置59a、59b、59cはそれぞれに、AC100
V用電源コード60a、60b、60cと、電源コード
60a、60b、60cとそれぞれの負荷(換気フード
23、照明器具24、食器乾燥機45)とを接続する電
源スイッチ61a、61b、61cと、シールド線46
b内の第1の線46baとシールド部46bc間のパル
ス信号電圧を検知して電源スイッチ61a、61b、6
1cをON/OFFするマイコンからなる信号電圧検知
装置62a、62b、62cとから構成され、信号電圧
検知装置62a、62b、62cはそれぞれリード線5
8b、58c、58dを介してシールド線46ba、4
6bb、46bcに接続されている。更に本実施例で
は、ガス漏れセンサ49の他に、ガスコンロ44後方の
壁面にガスコンロ44の炎を検知する炎センサ63と、
厨房装置15上方の天窓(図示せず)近傍に取り付けた
温・湿度センサ64と、照明装置24側面に取り付けた
焦電センサ65が設けられており、ガス漏れセンサ49
および炎センサ63はそれぞれセンサ信号線66a、6
6bを介して、センサからの信号を増幅・変調してその
値をパルス信号としてシールド線へ伝えるセンサ信号伝
達装置67aに、温・湿度センサ64はセンサ信号線6
6cを介して同じく別のセンサ信号伝達装置67bに、
焦電センサ65はセンサ信号線66dを介してもう1つ
別のセンサ信号伝達装置67cに接続されており、セン
サ信号伝達装置67a、67b、67cはそれぞれ信号
電圧検知装置62a、62b、62cと同様にリード線
58e、58f、58gを介してシールド線46ba、
46bb、46bcに接続されている。リード線58a
〜58gとシールド線46bとの接続は、図6に示すよ
うに、各リード線58a〜58g先端部に両側面にシー
ルド線46ba、46bb、46bcに対応したねじ端
子68を有する接続端子69が接続されており、切断さ
れたシールド線46bの両端をそれぞれ接続端子69両
側面にあるねじ端子68に個々に接続することにより行
う。更に各収納キャビネットの電撃用の電極体25は、
各々2本のリード線39eによってそれぞれ内側ループ
電極は電線46aの+極へ、もう一方の外側ループ電極
は電線46aの−極へ接続された構成である。次に本実
施例の動作について説明する。まず、主電源55からの
電圧V0は、制御線58aから母線46の電線46aを
介して各収納キャビネットの電撃用の電極体25の両電
極間に印加される。それとは別に副電源56は負荷制御
装置53内のマイコン54の電源以外に、制御線58a
からシールド線46bの第1の線46baを介して信号
伝達装置59a、59b、59cおよびセンサ信号伝達
装置67a、67b、67c、ガス漏れセンサ49、炎
センサ63、温・湿度センサ64、焦電センサ65に電
源を供給している。また、負荷制御装置53、信号電圧
検知装置62a、62b、62c、センサ信号伝達装置
67a、67b、67cはいずれもシールド線46b内
の第2の線46bbを共通の信号線として使用し、以下
に説明するようなフラグ同期による通信制御を行ってい
る。つまり、図7に示すように、送信側は信号線46b
bにスタートフラグ・コード70a(例えば、0111
1110の8ビット信号)、自局アドレス70b(例え
ば、0000の4ビット信号)、送信先アドレス70c
(例えば、0101の4ビット信号)、送信データ70
d(数バイト)、ストップフラグ・コード70e(例え
ば、スタートフラグ・コードを反転させた100000
01の8ビット)から構成される送信側データ70を信
号線46bbに出力する。すると、送信側から0101
と指定された自局アドレスを持つ受信側装置がそれを受
けて、スタートフラグ・コード70a、自局アドレス7
0c(この場合は当然0101となる)、送信先アドレ
ス70b(この場合は送信先のアドレスである0000
となる)、送信側データ70dと受信側の本来の返送デ
ータ71aaからなる返送データ71a、ストップフラ
グ・コード70eから構成される受信側データを信号線
46bbを通して送信側に出力する。ここで、返送デー
タ71aで送信側データ70dを再送信するのは、ノイ
ズによるデータ化けが発生していないかを送信側が再チ
ェックするためである。従って、本実施例では、操作表
示部51の操作スイッチ47a、47b、47cによ
り、負荷制御装置53(この場合送信側)を介して信号
電圧検知装置62a、62b、62c(この場合受信
側)にON/OFF信号が伝えられ、換気フード23、
照明器具24、食器乾燥機45が遠隔制御されたり、あ
るいは炎センサ(この場合送信側)により、ガスコンロ
の着火/消火を検知してそれを負荷制御装置53(この
場合受信側)に換気フード23のON/OFF信号とし
て伝え、その信号を負荷制御装置53(この場合送信
側)が今度は信号電圧検知装置62a(この場合受信
側)に伝えて、信号電圧検知装置62aが換気フードを
ON/OFF制御したり、焦電センサ65(この場合送
信側)により水槽16前に立った人から発する熱線を検
知して、それを負荷制御装置53(この場合受信側)に
照明装置24のON/OFF信号として伝え、その信号
を負荷制御装置53(この場合送信側)が今度は信号電
圧検知装置62b(この場合受信側)に伝えて、信号電
圧検知装置62bが照明装置24をON/OFF制御し
たりといった自動遠隔制御を行う。また、負荷制御装置
53(この場合送信側)は一定の間隔で温・湿度センサ
64(この場合受信側)に対して戸外の温度および湿度
の情報を要求し、負荷制御装置53はその情報を操作表
示部51のお天気モニター48を通じて表示したり、ガ
ス漏れセンサ49(この場合送信側)によりガス漏れを
検知して、そのガス漏れ情報を負荷制御装置53(この
場合受信側)に伝え、負荷制御装置53はその情報を操
作表示部51の報知ブザー50を通じてガス漏れの異常
報知を行う。以上本実施例では、前記電撃式防虫装置用
の電線46aとは別に各負荷制御用にはシールド線46
bを使用しそれを一体成型して1つの母線46とし、シ
ールド線46bは負荷制御装置53、信号伝達装置59
a、59b、59cおよびセンサ信号伝達装置67a、
67b、67cの電源線46baと、同じく負荷制御装
置53、信号伝達装置59a、59b、59cおよびセ
ンサ信号伝達装置67a、67b、67cの信号線46
bbの2芯構造としたことにより、負荷(換気フード2
3、照明器具24、食器乾燥機45)と操作表示部51
との間に専用の信号線を配線する必要がなくなり、キッ
チン施工時の配線作業の簡素化、機器とそれを操作する
操作表示部51との間の配線ミス発生の軽減は勿論のこ
と、負荷制御装置53、信号伝達装置59a、59b、
59cおよびセンサ信号伝達装置67a、67b、67
c間で本来はノイズに弱い高周波パルスによる双方向シ
リアル通信が高い信頼性で実現でき、制御する負荷やセ
ンサ等の操作スイッチ、表示装置の数を拡大できると共
に、複雑な制御への対応が可能となるという効果を奏す
るものである。
【0012】なお、上記実施例では、操作表示部51を
収納キャビネット18d幕板部28前面に取り付け、負
荷制御装置53の副電源56と電源を共用化する専用装
置としたが、これに限定されるものでなく、図5に示す
ように、マイコン54に外部イターフェース入出力ポー
トI3、O3を設け、専用電源を持つモニター72およ
び外部モニター用リモコン73を操作表示部として、各
制御負荷のON/OFF状態表示、お天気モニター表示
およびガス漏れ報知を行っても本発明の効果を達成する
ものである。
【0013】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなよう
に、本発明によれば、電撃式防虫装置の母線に照明等の
負荷を電気的に接続し、前記負荷を制御する操作用スイ
ッチを設けると共に、前記電撃式防虫装置の主電源とは
別に副電源を設け、かつ、前記主電源及び副電源と前記
操作用スイッチの間に、前記操作用スイッチの信号を受
け、前記副電源を制御することにより、前記母線間に印
加する電圧レベルを変動させる負荷制御装置を設け、更
に、前記母線と前記負荷との間には、前記母線間の電圧
レベル変動を検知して前記負荷を制御する信号伝達装置
を設けているので、前記電撃式防虫装置の前記母線以外
に、わざわざ前記負荷と前記操作用スイッチとの間に専
用の信号線を配線する必要がなくなり、キッチン施工時
の配線作業が簡素化できると共に、機器とそれを操作す
る操作スイッチとの間の配線ミス発生を軽減するもので
ある。しかも、前記電撃式防虫装置用の電線とは別に各
負荷制御用にはシールド線を使用しそれを一体成型して
1つの母線とし、シールド線は負荷制御装置、信号伝達
装置およびセンサ信号伝達装置の電源線と、同じく負荷
制御装置、信号伝達装置およびセンサ信号伝達装置の信
号線の2芯構造としたことにより、負荷制御装置、信号
伝達装置およびセンサ信号伝達装置間で本来はノイズに
弱い高周波パルスによる双方向シリアル通信が高い信頼
性で実現でき、制御する負荷やセンサ等の操作スイッ
チ、表示装置の数を拡大すると共に、複雑な制御への対
応が可能となるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す厨房装置の外観斜視図
【図2】同厨房装置の要部電気系統図
【図3】同厨房装置の要部信号波形図
【図4】同他実施例を示す厨房装置の外観斜視図
【図5】同他実施例を示す厨房装置の要部電気系統図
【図6】同他実施例を示す厨房装置の母線の要部接続説
明図
【図7】同他実施例を示す厨房装置の母線の信号説明図
【図8】従来例を示す外観斜視図
【符号の説明】
18a,18b,18c,18d 下部収納キャビネッ
ト 21a,21b 側部収納キャビネット 22a,22b,22c,22d 上部収納キャビネッ
ト 25 電極体 26,46 母線 39a,39b,39c,39d リード線 58a,58b,58c,58d,58e,58f,5
8g リード線 34,55 主電源 35,56 副電源 19 加熱調理器 23 換気フード 24 照明装置 30a,30b,30c,47a,47b,47c 操
作スイッチ 31,51 操作部 33,53 負荷制御装置 38,54 マイコン 40a,40b,40c,59a,59b,59c 信
号伝達装置 45 食器乾燥機 46a 電線 46b シールド線 48 液晶表示部 49 ガス漏れセンサ 50 報知ブザー 63 炎センサ 64 温・湿度センサ 65 焦電センサ 67a,67b,67c センサ信号伝達装置 72 外部モニター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01M 1/22 H05C 3/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の収納キャビネットと、この複数の
    収納キャビネットの開口部に設けた電撃用電極体と、前
    記複数収納キャビネットに跨らせて配線した母線と、
    前記母線に各電撃用の電極を結線したリード線と、前記
    母線に印加する主電源を備え、前記母線に電気的に接続
    された照明等の負荷を設け、前記負荷を制御する操作用
    スイッチを設けると共に、前記主電源とは別に副電源を
    設け、かつ、前記主電源及び副電源と前記操作用スイッ
    チの間に、前記操作用スイッチの信号を受け、前記副電
    源を制御することにより、前記母線間に印加する電圧レ
    ベルを変動させる負荷制御装置を設け、更に、前記母線
    と前記負荷との間には、前記母線間の電圧レベル変動を
    検知して前記負荷を制御する信号伝達装置を設けてなる
    厨房装置。
  2. 【請求項2】 操作用スイッチを、センサで環境の変化
    を検知して負荷制御装置に制御信号を伝達する自動操作
    スイッチとしてなる請求項1記載の厨房装置。
  3. 【請求項3】 自動操作スイッチは、第2の信号伝達装
    置を介して母線に接続され、前記第2の信号伝達装置
    は、前記自動操作スイッチの信号を増幅あるいは変調な
    どの電気的処理を行う請求項2記載の厨房装置。
  4. 【請求項4】 自動操作スイッチに電気接続された第2
    の信号伝達装置には、前記自動操作スイッチの制御状態
    を母線を介して負荷制御装置に送信する送信装置を設
    け、前記負荷制御装置には報知装置を設けると共に、前
    記負荷制御装置は、前記送信装置からの送信信号を受け
    て前記報知装置を作動させてなる請求項3記載の厨房装
    置。
  5. 【請求項5】 負荷に電気接続された信号伝達装置に
    は、負荷の制御状態を母線を介して負荷制御装置に送信
    する送信装置を設け、前記負荷制御装置には報知装置を
    設けると共に、前記負荷制御装置は、前記送信装置から
    の送信信号を受けて前記報知装置を作動させてなる請求
    項1ないし3のいずれか1項記載の厨房装置。
  6. 【請求項6】 報知装置は、専用電源を設けたモニタテ
    レビなどの画像表示装置とした請求項4または5記載の
    厨房装置。
  7. 【請求項7】 母線は、複数本の電線を一体成型して形
    成してなる請求項1な いし6のいずれか1項記載の厨房
    装置。
  8. 【請求項8】 母線にシールド線を設けてなる請求項1
    ないし7のいずれか1項記載の厨房装置。
  9. 【請求項9】 負荷制御装置は、母線間の電圧変動をモ
    ニタするモニタ装置を設けてなる請求項1ないし8のい
    ずれか1項記載の厨房装置。
JP18087292A 1992-07-08 1992-07-08 厨房装置 Expired - Fee Related JP3235191B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18087292A JP3235191B2 (ja) 1992-07-08 1992-07-08 厨房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18087292A JP3235191B2 (ja) 1992-07-08 1992-07-08 厨房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0622671A JPH0622671A (ja) 1994-02-01
JP3235191B2 true JP3235191B2 (ja) 2001-12-04

Family

ID=16090823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18087292A Expired - Fee Related JP3235191B2 (ja) 1992-07-08 1992-07-08 厨房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3235191B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2476932C (en) * 2002-03-29 2011-03-22 James P. Gardner Method and apparatus for automatic pest trap report generation and for recording additional trap parameter data
US20190104718A1 (en) * 2017-10-09 2019-04-11 Efran Cano Entry barrier

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0622671A (ja) 1994-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8067906B2 (en) Multi-way sensor switch
US20210195715A1 (en) Hyperbright motion flood light
US20160239033A1 (en) Power Switch Control System with Area-Based Switch Grouping
KR100921673B1 (ko) 부스 덕트시스템의 온도 검출장치
CA2755805A1 (en) Occupancy sensing with device clock
JP3235191B2 (ja) 厨房装置
ES2323558T3 (es) Fuente de alimentacion para un transmisor de infrarrojos.
JPH0361400B2 (ja)
ES2330720T3 (es) Mando a distancia de detectores de movimiento y/o de presencia.
JPH10302538A (ja) 照明制御システム
JP3635271B2 (ja) 電力線情報コンセントおよび電力線ネットワーク
WO2012042247A1 (en) Improvements relating to climate control systems
WO2013045189A1 (en) A sensing unit, a lighting device having the sensing unit and an illuminating system
JPH03201096A (ja) 無線式警報システム
JPH0574575A (ja) 戸外照明自動制御システム
JP2888438B2 (ja) 遠隔制御用端末器
JP2004259565A (ja) 遠隔監視制御システムの調光端末器
CN216599104U (zh) 一种供电装置的智能空开控制系统
CN215818937U (zh) 一种智能家居远程控制装置
JP2504992B2 (ja) 動作表示用端末器
CN210351416U (zh) 一种智能化建筑用监控装置
JP3477220B2 (ja) 電動シャッタシステムの操作装置
JPH05106908A (ja) 空気調和システム
JPH11191492A (ja) 照明制御システム及びその調光端末器並びに照度センサ
JPH0227464Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees