JP3635271B2 - 電力線情報コンセントおよび電力線ネットワーク - Google Patents

電力線情報コンセントおよび電力線ネットワーク Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭内に配置された電力線(電灯線)をデータの伝送媒体としてネットワークを形成する電力線ネットワークに使用される電力線情報コンセントに関するものである
【0002】
【従来の技術】
従来、家庭内に配置された電力線を活用した電力線ネットワークが提案され、その電力線ネットワークを使用して、照明、エアコン、冷蔵庫、電子レンジなどの家庭用電気機器を制御することが提案されている。
この場合に、その制御対象である各家庭用電気機器は、制御用のパソコン、電力線モデム、およびこれらを接続する信号ケーブルを備える必要がある。ここで、電力線モデムを必要とするのは、電力線ネットワークではデータの伝送媒体として電力線を使用するからである。
【0003】
一方、上記の電力線ネットワークでは、各家庭用電気機器の制御などのために、スイッチ、ランプ、センサ(温度センサ、湿度センサなど)などの電子部品が必要となる。これらの電子部品は、電力線ネットワークを形成するために、上記の家庭用電気機器と同様に、パソコン、電力線モデム、および信号ケーブルを必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のエアコン、冷蔵庫、電子レンジなどの比較的大型の家庭用電気機器では、パソコンに代えて組み込みマイクロコンピュータが使用可能であるので、この組み込みマイクロコンピュータと電力線モデムとをその家庭用電気機器内に搭載することが可能である。
【0005】
その一方、上記のスイッチ、ランプ、センサのような電子部品は、本来小さなものであるため、その電子部品に上記のように組み込みマイクロコンピュータと電力線モデムとを組み込むことはできない。だからといって、パソコン、電力線モデム、および信号ケーブルを使用するのでは、全体として構成に無駄が多い上に、高価格となってしまう。
【0006】
このため、スイッチ、ランプ、センサのような電子部品は、電力線ネットワークの構成要素として容易に活用できないという不都合があった。
本発明の目的は、上記の点に鑑み、電力線ネットワークを形成する構成要素が小さな電子部品であっても、その電子部品を電力線ネットワークの構成要素として容易に活用できる電力線情報コンセントを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するために、請求項1〜請求項11に記載の各発明は以下のように構成した。
すなわち、請求項1に記載の発明は、家庭内に配置される電力線と接続させ、送信データに応じた変調信号を生成して前記電力線上に送信し、かつ前記電力線上の変調信号を受信して受信データを復調するための電力線モデムと、所定の入力指示または検出を行う小型の入力機器と、所定の出力または表示を行う小型の出力機器と、前記入力機器からの入力データまたは検出データを符号化して前記電力線モデムに供給するとともに、前記電力線モデムが復調した受信データを復号化して前記出力機器に供給する制御部とを備え、前記電力線モデム、前記入力機器、前記出力機器、および前記制御部は、1つの装着部材にまとめて装着するようにし、かつ、前記入力機器と前記出力機器とはそれぞれ複数種類からなり、これに対応して前記制御部は、複数の入力機器を接続する複数の入力端子と複数の出力機器を接続する複数の出力端子とをそれぞれ備え、その入力端子および出力端子の一部を選択的に使用するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電力線情報コンセントにおいて、前記電力線モデム、前記入力機器、前記出力機器、および前記制御部を動作させる電源をさらに備え、前記電源は前記装着部材に装着するようにしたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の電力線情報コンセントにおいて、前記入力機器はセンサまたはスイッチからなり、前記出力機器は表示器または警報器からなり、前記入力機器および前記出力機器は、その外形が所定形状に統一されていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電力線情報コンセントにおいて、前記電力線モデム、前記制御部、および前記電源は、プレートの裏面側に設けた容器内にまとめて収容し、前記入力機器または前記出力機器は、前記外形の所定形状に対応させて前記プレートの表面側に設けた所定の凹部内に嵌め込まれており、かつ、前記プレートの裏面側が家庭の壁内に埋め込まれて設置されるようになっていることを特徴とするものである。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項4記載の電力線情報コンセントにおいて、前記プレートに装着され、かつ前記電力線と接続される電源コンセントをさらに備え、前記電源コンセントに前記電力線モデムおよび前記電源を接続するようにしたことを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項3記載の電力線情報コンセントにおいて、前記電力線モデム、前記制御部、および前記電源は、プレートの裏面側に設けた容器内にまとめて収容し、前記入力機器または前記出力機器は、前記外形の所定形状に対応させて前記プレートの表面側に設けた所定の凹部内に嵌め込まれており、かつ、前記電力線モデムおよび前記電源と接続する電源プラグをさらに備え、前記電源プラグを前記電力線に接続されている電源コンセントに接続して使用するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
以上のように、請求項1〜請求項6に記載の各発明では、電力線モデム、入力機器、出力機器、および制御部を、1つの装着部材にまとめて装着するようにした。このため、電力線ネットワークを形成する構成要素が小さな電子部品であっても、その電子部品を電力線ネットワークの構成要素として容易に活用できる電力線情報コンセントを提供できる。
【0014】
また、請求項1〜請求項6に記載の各発明では、入力機器と出力機器とはそれぞれ複数種類からなり、これに対応して制御部は、複数の入力機器を接続する複数の入力端子と複数の出力機器を接続する複数の出力端子とをそれぞれ備え、その入力端子および出力端子の一部を選択的に使用するようにした。このため、必要に応じて各種の入出力機器を選択的に使用できるので、便宜な上に付加価値が高い。
【0015】
請求項7に記載の発明は、家庭内に配置される電力線と接続させ、送信データに応じた変調信号を生成して前記電力線上に送信し、かつ前記電力線上の変調信号を受信して受信データを復調するための電力線モデムと、小型の入力機器からの入力データまたは検出データを符号化して前記電力線モデムに供給するとともに、前記電力線モデムが復調した受信データを復号化して小型の出力機器に供給する制御部とを備え、前記電力線モデムおよび前記制御部は、1つの装着部材にまとめて装着するようにし、かつ、前記入力機器または前記出力機器は、前記制御部に対して電気的に着脱自在になっており、そして、前記入力機器は入力用プラグを備えるとともに前記出力機器は出力用プラグを備え、前記制御部は、前記入力用プラグと接続自在な入力用ジャックおよび前記出力用プラグと接続自在な出力用ジャックをそれぞれ備え、さらに、前記入力機器はセンサまたはスイッチからなり、前記出力機器は表示器または警報器からなり、前記入力機器および前記出力機器は、その外形が所定形状に統一され、かつ前記入力機器の裏面側に前記入力用プラグが、前記出力機器の裏面側には出力用プラグがそれぞれ突き出して設けられていることを特徴とするものである。
【0017】
請求項8に記載の発明は、家庭内に配置される電力線と接続させ、送信データに応じた変調信号を生成して前記電力線上に送信し、かつ前記電力線上の変調信号を受信して受信データを復調するための電力線モデムと、小型の入力機器からの入力データまたは検出データを符号化して前記電力線モデムに供給するとともに、前記電力線モデムが復調した受信データを復号化して小型の出力機器に供給する制御部とを備え、前記電力線モデムおよび前記制御部は、1つの装着部材にまとめて装着するようにし、かつ、前記入力機器または前記出力機器は、前記制御部に対して電気的に着脱自在になっており、そして、前記電力線モデムおよび前記制御部を少なくとも動作させる電源をさらに備え、前記電源は前記装着部材に装着するようにし、さらに、前記入力機器はセンサまたはスイッチからなり、前記出力機器は表示器または警報器からなり、前記入力機器および前記出力機器は、その外形が所定形状に統一され、かつ前記入力機器の裏面側に前記入力用プラグが、前記出力機器の裏面側には出力用プラグがそれぞれ突き出して設けられていることを特徴とするものである。
【0018】
請求項9に記載の発明は、請求項7または請求項8記載の電力線情報コンセントにおいて、前記電力線モデム、前記制御部、および前記電源は、プレートの裏面側に設けた容器内にまとめて収容し、前記入力機器または前記出力機器は、前記外形の所定形状に対応させて前記プレートの表面側に設けた所定の凹部内に嵌め込むようになっており、かつその凹部の底面には貫通孔を設け、その貫通孔の開口部には前記入力用ジャックまたは前記出力用ジャックの各開口部を対抗させるようにしたことを特徴とするものである。
【0019】
請求項10に記載の発明は、請求項9記載の電力線情報コンセントにおいて、前記プレートに装着され、かつ前記電力線と接続される電源コンセントをさらに備え、前記電源コンセントに前記電力線モデムおよび前記電源を接続するようにしたことを特徴とするものである。
請求項11に記載の発明は、請求項9記載の電力線情報コンセントにおいて、前記電力線モデムおよび前記電源と接続する電源プラグをさらに備え、前記電源プラグを前記電力線に接続されている電源コンセントに接続して使用するようにしたことを特徴とするものである。
【0020】
以上のように、請求項7〜請求項11に記載の各発明は、電力線モデムおよび制御部を1つの装着部材にまとめて装着し、かつ、入力機器または出力機器を制御部に対して電気的に着脱自在に構成した。このため、電力線ネットワークを形成する構成要素が小さな電子部品であっても、その電子部品を電力線ネットワークの構成要素として容易に活用できる電力線情報コンセントを提供できる。
【0021】
また、入力機器と出力機器とは、制御部に対して着脱自在であるので、その装着が容易であるとともに、その交換も容易にできる
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の電力線情報コンセントの第1実施形態の構成例を示すブロック図である。
この第1実施形態にかかる電力線情報コンセントは、図1に示すように、電力線モデム1と、制御部2と、スイッチング電源3と、例えば家庭内の100〔V〕の電力線(電灯線)と接続される電力線接続端子4、5とを備えている。
【0028】
また、この電力線情報コンセントは、制御部2が複数の入力端子6、7と複数の出力端子8、9とをそれぞれ備え、その入力端子に6、7に対してセンサ10やスイッチ11などの小型の入力機器を接続し、その出力端子8、9に対して表示器12や警報器(ブザー)13などの小型の出力機器を接続して使用できるようになっている。
【0029】
従って、入力端子6、7および出力端子8、9は、後述のように必要な入力機器または出力機器に応じて選択的に使用するようになっている。
電力線モデム1は、家庭内に配置される電力線と接続させ、送信データに応じた変調信号を生成して前記電力線上に送信し、かつ前記電力線上の変調信号を受信して受信データを復調するためのものであり、電力線接続端子4、5に接続されている。
【0030】
制御部2は、入力端子6に接続されるセンサ10の検出データまたは入力端子7に接続されるスイッチ11からの入力データを符号化して電力線モデム1に供給するとともに、電力線モデム1が受信した受信データを復号化し、これによって出力端子8、9に接続される表示器12や警報器13を表示または警報動作させるものである。
【0031】
スイッチング電源3は、電力線モデム1、制御部2の他に、センサ10、表示器12、警報器13などを駆動する電力を供給する電源であり、その入力側が電力線接続端子4、5に接続されている。
センサ10としては、人間の有無を検出する赤外線センサのような人体検知センサ、室内の温度を検出する温度センサ、室内の湿度を検出する湿度センサなどが使用される。表示器12としては、温度、湿度、または警告表示などの簡易な情報が表示できる液晶表示器などが使用される。警報器13としては、ブザーなどが使用される。
【0032】
次に、図1に示す電力線モデム1の具体的な構成について、図3を参照して説明する。
電力線モデム1は、図3に示すように、制御部2で符号化されたデータで所定の周波数の搬送波を変調してその変調波を電力線に送出するための送信系と、電力線上の変調波を受信してその変調波に含まれるデータを復調する受信系と、からなる。
【0033】
送信系は、図3に示すように、変調部21、波形整形・増幅部22と、変調波重畳/分離部23とからなる。受信系は、図3に示すように、変調波重畳/分離部23と、フィルタ・増幅部24と、復調部25とからなる。
このような構成からなる電力線モデム1では、データを送信する場合には、変調部21が、制御部2で符号化されたデータに従って搬送波を変調し、変調波を出力する。その変調波は、波形整形・増幅部22で波形整形されたのち増幅され、この増幅された変調波は変調波重畳/分離部23でトランス(図示せず)により変圧されて電力線に重畳される。
【0034】
一方、データを受信する場合には、変調波重畳/分離部23は、電力線からの変調波を変圧する。この変圧された変調波は、フィルタ・増幅部24で有効な周波数成分だけ抽出されて増幅され、復調部25でデータが復調される。
次に、図1に示す制御部2の具体的な構成について、図2を参照しながら説明する。
【0035】
制御部2は、図2に示すように、入力端子6、7に入力される入力データ、および出力端子8、9に出力される出力データの管理を行う入出力管理ブロック31と、入力端子6、7に入力される入力データを符号化して電力線モデム1に送出する符号化ブロック32と、電力線モデム1からのデータの復号化を行う復号化ブロック33とを備えている。
【0036】
この各ブロック31〜33としては、組み込み型のマイクロプロセッサを使用することができる。また、符号化ブロック32で符号化する符号化データの仕様としては、例えばX−10規格やエコーネット規格が使用される。
なお、入出力管理ブロック31は、入力端子6または入力端子7からの入力データがアナログデータの場合には、そのアナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換器を含んでいる。
【0037】
次に、この電力線情報コンセントの第1実施形態では、上記の構成要素を装着部材である1つのプレートにまとめて装着し、またはプレートを利用して一体に組み込むようにしたので、その具体的な構成について図4および図5を参照して説明する。
この電力線情報コンセントAは、入力機器として人体検知センサ41、出力機器として警報器13を備えたものであり、これらをプレート42の表面側に以下のようにして装着するようにした。
【0038】
すなわち、人体検知センサ41および警報器13は、外形が所定形状からなるようにした。例えば、四角形の小型容器や円筒状の小型容器などに収容されるようにした。その外形の所定形状は、図4に示すように人体検知センサ41および警報器13で同一、すなわち両者で統一するのが好ましい。その外形形状に対応して、プレート42の表面側には、図4に示すように、その人体検知センサ41および警報器13を嵌め込んで固定するための凹部43を設けるようにした。そして、その凹部43内に、人体検知センサ41および警報器13を嵌め込んでそれらを凹部43内に固定するようにした。
【0039】
ここで、その人体検知センサ41および警報器13を嵌め込んで固定する凹部43は1つとしたが、人体検知センサ41および警報器13に応じて個別に凹部を設けるようにしても良い。
また、この電力線情報コンセントAでは、電力線モデム1、制御部2、およびスイッチング電源3を、プレート42の裏面側に設けた容器44内にまとめて収容するようにした。この収容方法としては、図5に示すように、電力線モデム1、制御部2、およびスイッチング電源3を、例えばプリント基板45上に実装し、そのプリント基板45を容器44内にネジ46等で取り付けるようにした。
【0040】
このような構成からなる電力線情報コンセントAは、家庭内の壁の内側に埋め込まれた状態で設置され、人体検知センサ41と警報器13が室内側などにのぞむようにして使用される。そして、電力線接続端子4、5と接続する接続線47(図5参照)が、壁内に配置された電力線(電灯線)に電気的に接続されるようになっている。
【0041】
ところで.第1の実施形態では、制御部2が複数の入力端子6、7と複数の出力端子8、9とをそれぞれ備え、その入力端子に6、7に各種の入力機器を接続し、その出力端子8、9に各種の出力機器を接続して使用できるようにした。
このため、上記の電力線情報コンセントAでは、人体検知センサ41と警報器13とを選択して構成するようにしたが、以下のように各種の入力機器と出力機器のうち適宜なものを組み合わせて図6〜図9に示すような電力線情報コンセントB、Cを構成することができる。
【0042】
電力線情報コンセントBは、図6および図7に示すように、そのプレート42の表面側に、トグルスイッチ51とつまみ53を有する可変抵抗器52とを以下のようにして装着するようにしたものである。
すなわち、トグルスイッチ51と可変抵抗器52は、その外形が所定形状からなるようにした。その外形の所定形状は、図6に示すようにトグルスイッチ51と可変抵抗器52で同一にするのが好ましい。その外形形状に対応して、プレート42の表面側には、図6に示すように、そのトグルスイッチ51および可変抵抗器52を嵌め込んで固定するための凹部43を設けるようにした。そして、その凹部43内に、トグルスイッチ51および可変抵抗器52を嵌め込んでそれらを凹部43内に固定するようにした。
【0043】
なお、プレート42の裏面側の構成は、電力線情報コンセントAと同様であるので、その説明は省略する。
電力線情報コンセントCは、図8および図9に示すように、そのプレート42の表面側に、温度センサ61と湿度センサ62とを以下のようにして装着するようにしたものである。
【0044】
すなわち、温度センサ61と湿度センサ62は、その外形が所定形状からなるようにした。その外形の所定形状は、図8に示すように温度センサ61と湿度センサ62で同一にするのが好ましい。その外形形状に対応して、プレート42の表面側には、図8に示すように、その温度センサ61および湿度センサ62を嵌め込んで固定するための凹部43を設けるようにした。そして、その凹部43内に、温度センサ61および湿度センサ62を嵌め込んでそれらを凹部43内に固定するようにした。
【0045】
なお、プレート42の裏面側の構成は、電力線情報コンセントAと同様であるので、その説明は省略する。
このような構成からなる電力線情報コンセントB、Cは、電力線情報コンセントAと同様に設置して使用することができる。
ここで、電力線情報コンセントA〜Cは、上記のように家庭内の壁の内側に埋め込まれた状態で設置し、接続線47を家庭内に配置された電力線に電気的に接続して使用するようにした。
【0046】
しかし、これに代えて、電力線接続端子4、5と一端が接続され、その他端が家庭内の電力線と接続される電源コンセントに接続自在な電源プラグを、電力線情報コンセントA〜Cの裏側に設けるようにしても良い。このようにすると、予め配置されている家庭内の電源コンセント、または家庭内の所望箇所に配置した電源コンセントを利用してその電源プラグによって電力線情報コンセントを電力線に接続でき、きわめて便宜である。
【0047】
以上説明したように、電力線情報コンセントの第1実施形態では、上記のように構成要素を装着部材である1つのプレート42にまとめて装着し、またはプレートを使用して一体に組み込むようにした。
このため、電力線ネットワークを形成する構成要素が小さな電子部品であっても、その電子部品を電力線ネットワークの構成要素として容易に活用できる電力線情報コンセントを提供できる。
【0048】
また、電力線情報コンセントの第1実施形態では、入力機器と出力機器とはそれぞれ複数種類からなり、これに対応して制御部2は、複数の入力機器を接続する複数の入力端子6、7と複数の出力機器を接続する複数の出力端子8、9とをそれぞれ備え、その入力端子6、7および出力端子8、9の一部を選択的に使用するようにした。このため、必要に応じて各種の入出力機器を選択的に使用できるので、便宜な上に付加価値が高い。
【0049】
次に、電力線情報コンセントの第1実施形態の変形例について、図18、図19を参照して説明する。
この第1実施形態の変形例は、例えば電力線情報コンセントAに、複数の電源コンセント101〜103と、複数の電話線接続端子104、105のような所定の接続器具を一体に組み合わせ、さらに付加価値などを高めるようにしたものである。
【0050】
このために、この第1実施形態の変形例では、図4および図5に示すプレート42を、図18および図19に示すプレート106に代え、このプレート106に電力線情報コンセントAの各構成要素と、電源コンセント101〜103と、電話線接続端子104、105とをまとめて装着するようにした。
さらに詳述すると、図18に示すように、プレート106の中央に電力情報コンセントAの構成要素をまとめて装着し、そのプレート106の正面から見て左側に電源コンセント101〜103を配置し、そのプレート106の正面から見て右側に電話線接続端子104、105を配置するようにした。
【0051】
電源コンセント101〜103は、プレート106の表面側において、電源プラグ(図示せず)が挿入されるコンセント口を配置し(図18参照)、プレート106の裏面側において、電線107により相互に接続するようにした(図19参照)。また、電源コンセント101は電線107により電力線(図示せず)と接続し、電源コンセント103は電線107により電力線情報コンセントAの電力線接続端子4、5(図1参照)と接続するようにした。
【0052】
電話線接続端子104、105は、プレート106の表面側において、電話などからの接続器具が接続できるようにし、そのプレート106の裏面側において電話線(図示せず)と接続するようになっている。
電力線情報コンセントAの各構成要素は、図4および図5と同様にプレート106に装着するようにしたので、同一の構成要素には同一符号を付してその説明を省略する。
【0053】
なお、以上説明した第1実施形態の変形例は、プレート106に、電力線情報コンセントAの各構成要素と、電源コンセント101〜103と、電話線接続端子104、105とをまとめて装着するようにした。
しかし、これに代えて、プレート106に、図6および図7に示す電力線情報コンセントBまたは図8および図9に示す電力線情報コンセントCの各構成要素と、電源コンセント101〜103と、電話線接続端子104、105とをまとめて装着するようにしても良い。
【0054】
次に、本発明の電力線情報コンセントの第2実施形態について、図10〜図12を参照して説明する。
この第2実施形態は、制御部2の複数の入力端子6、7のうちの1つを選択できる入力選択スイッチ71と、制御部2の複数の出力端子8、9のうちの1つを選択できる出力選択スイッチ72とを設け、この選択した入力端子と出力端子に対して、センサ10のような小型の入力機器および警報器(ブザー)13のような小型の出力機器をそれぞれ電気的に装着自在にしたものである。
【0055】
このために、この第2実施形態では、図10に示すように、入力用プラグ73と入力用ジャック74とからなる入力用の接続器具と、出力用プラグ75と出力用ジャック76とからなる出力用の接続器具とを備えるようにした。
そして、入力用プラグ73をセンサ10の背面側に一体に設けるとともに、入力用ジャック74を入力選択スイッチ71に接続するようにした。また、出力用プラグ75を警報器13の背面側に一体に設けるとともに、出力用ジャック76を出力選択スイッチ72に接続するようにした。
【0056】
さらに、この第2実施形態では、図11に示すように、プレート72の表面側にセンサ10と警報器13とを収容する凹部77を設け、この凹部77の底部の所定位置に貫通孔78、79を設け、凹部77の裏側であってその貫通孔78、79の各開口部に、ジャック74、76の開口部が対向するようにした。従って、センサ10と警報器13とを凹部77に収容すると、センサ10のプラグ73がジャック74に接続され、警報器13のプラグ75がジャック76に接続され、センサ10と警報器13とが凹部77内に固定された状態になる。
【0057】
なお、第2実施形態の他の部分の構成(図10参照)は、図1に示す第1実施形態の構成と同様であるので、同一の構成要素には同一符号を付してその説明を省略する。
このような構成からなる電力線情報コンセントの第2実施形態は、家庭内の壁の内側に埋め込まれた状態で設置され、センサ10と警報器13が室内側などにのぞむようにして使用される。そして、電力線接続端子4、5と接続する接続線(図示せず)が、壁内に配置された電力線に電気的に接続されるようになっている。
【0058】
ここで、第2実施形態の電力線情報コンセントは、上記のように家庭内の壁の内側に埋め込まれた状態で設置し、接続線を家庭内に配置された電力線に電気的に接続して使用するようにした。
しかし、これに代えて、電力線接続端子4、5と一端が接続され、その他端が家庭内の電力線と接続される電源コンセントに接続自在な電源プラグを、電力線情報コンセントの裏側に設けるようにしても良い。このようにすると、予め配置されている家庭内の電源コンセント、または家庭内の所望箇所に配置した電源コンセントを利用してその電源プラグによって電力線情報コンセントを電力線に接続でき、きわめて便宜である。
【0059】
以上説明したように、電力線情報コンセントの第2実施形態では、上記のように構成要素を装着部材である1つのプレート42にまとめて装着し、またはプレートを利用して一体に組み込むようにした。
このため、電力線ネットワークを形成する構成要素が小さな電子部品であっても、その電子部品を電力線ネットワークの構成要素として容易に活用できる電力線情報コンセントを提供できる。
【0060】
また、電力線情報コンセントの第2実施形態では、入力機器と出力機器とは、制御部2に対して着脱自在であるので、その装着が容易であるとともに、必要に応じてその交換も容易にできる。
次に、電力線情報コンセントの第2実施形態の変形例について、その概要を説明する。
【0061】
この第2実施形態の変形例は、例えば図11および図12に示す電力線情報コンセントに、複数の電源コンセント(図示せず)と、複数の電話線接続端子のような所定の接続器具(図示せず)を一体に組み合わせ、さらに付加価値などを高めるようにしたものである。
なお、この第2実施形態の変形例は、上記の第1実施形態の変形例と同じ考えに基づくものであり、その具体的な構成は第1実施形態の変形例と基本的に同様であるので(図18および図19参照)、その説明は省略する。
【0062】
次に、上記のような電力線情報コンセントを使用した電力線ネットワークの第1実施形態について、図13〜図15を参照して説明する。
この電力線ネットワークの第1実施形態は、家庭内に配置された電力線81をデータの伝送媒体とし、家庭内の防犯を図るための防犯ネットワークを構成するものである。
【0063】
このために、この電力線ネットワークは、図13に示すように、ホームサーバ82と、上記の電力線情報コンセントAからなる電力線情報コンセントA1〜A3とを、電力線81に接続するようにした。
ホームサーバ82は、パーソナルコンピュータなどからなるとともに、電力線モデム(図示せず)を含み、この電力線モデムと接続するプラグ83を電源コンセント84に差し込んで電力線81と接続させ、これに電力線モデムが電力線情報コンセントA1〜A3とデータの授受ができるようになっている。
【0064】
また、ホームサーバ82は、電力線ネットワークの全体の管理をつかさどるコントローラの機能を含み、後述のように各種の情報を表示部の表示画面85に表示するようになっている。
電力線情報コンセントA1〜A3は、電力線情報コンセントAと同様に構成され、人体検知センサ41、警報器13などを備えている。電力線情報コンセントA1は、玄関の人の出入りを監視するために玄関の所定位置に配置されている。また、電力線情報コンセントA2は、勝手口の人の出入りを監視するために勝手口の所定位置に配置されている。さらに、電力線情報コンセントA3は、ベランダの人の有無を監視するためにベランダの所定位置に配置されている。
【0065】
なお、電力線情報コンセントAは、上記の位置以外、例えば寝室、風呂場、台所への人を侵入を監視するために、その各場所の所定位置に配置されている。
次に、このような構成からなる電力線ネットワークの第1実施形態の動作例について説明する。
この第1実施形態では、電力線情報コンセントA1〜A3の各人体検知センサ41の各検出データが、電力線81を経由してホームサーバ82に収集される。例えば、玄関に配置された電力線情報コンセントA1の人体検知センサ41が、外部からの侵入者を検知すると、その旨の検出データが電力線82を経由してホームサーバ82に伝送される。
【0066】
その検出データをホームサーバ82が受け取ると、ホームサーバ82は、その旨を知らせるために表示画面85の表示内容を図14に示すように表示させる。これにより、表示画面中の「玄関」の表示の内容が、「玄関、侵入あり!」の異常表示に変わる。この場合に、その異常表示を強調するために、その部分の表示を他の部分の色と異なるようにしたり、あるいは点滅表示するのが好ましい。
【0067】
一方、ホームサーバ82は、電力線情報コンセントA1〜A3に対して各種の動作の指示を行うことができ、この指示は、図15に示すように表示画面85を使用して設定できるようになっている。図15は、玄関に設置した電力線情報コンセントA1の動作の指示を設定する表示画面であり、「人体検出センサ41の検出動作をする/しない」、「検出したら警報器(ブザー)13を鳴らす/鳴らさない」、「検出動作をする/しない」などを設定できる。
【0068】
従って、ホームサーバ82は、その設定に従って電力線情報コンセントA1〜A3の人体検出センサ41と警報器13の動作を制御することになる。
次に、電力線ネットワークの第2実施形態について、図16および図17を参照して説明する。
この電力線ネットワークの第2実施形態は、家庭内に配置された電力線81をデータの伝送媒体とし、家庭内に配置された照明器具の動作の制御を行うためのネットワークを構成するものである。
【0069】
このため、この電力線ネットワークは、図16に示すように、ホームサーバ92と、照明器具93、94と、上記の電力線情報コンセントBからなる電力線情報コンセントB1〜B3とを電力線81に接続し、任意の電力線情報コンセントから任意の照明器具の動作を制御するようにしたものである。
ホームサーバ92は、パーソナルコンピュータなどからなるとともに、電力線モデム(図示せず)を含み、この電力線モデムと接続するプラグ83を電源コンセント84に差し込んで電力線81と接続させ、これにより電力線モデムが電力線情報コンセントB1〜B3とデータの授受ができるようになっている。
【0070】
また、ホームサーバ92は、電力線ネットワークの全体の管理をつかさどるコントローラの機能を含み、電力線情報コンセントB1〜B2からの制御データを任意の照明器具93、94に転送するとともに、各種の情報を表示部の表示画面85に表示するようになっている。
照明器具93、94は、電力線モデム(図示せず)を含み、この電力線モデムを電力線81と接続することにより、電力線情報コンセントB1〜B3などの指示(制御データ)に基づいて、その動作が制御されるようになっている。照明器具93は玄関に配置され、照明器具94は廊下に配置されている。
【0071】
電力線情報コンセントB1〜B3は、電力線情報コンセントBと同様に構成され、照明器具の電源をオンオフするトグルスイッチ51、照明器具の明るさの制御を行う可変抵抗器52などを備えている。電力線情報コンセントB1は廊下に配置され、電力線情報コンセントB2は玄関に配置され、電力線情報コンセントB3は居間に配置されている。
【0072】
なお、電力線情報コンセントBは、上記の場所以外、例えば台所、寝室、子供部屋などに配置されている。
次に、このような構成からなる電力線ネットワークの第2実施形態の動作例について説明する。
この第2実施形態では、例えば玄関に配置した照明器具93を、居間に配置した電力線情報コンセントB3により制御する場合について説明する。この場合には、その制御に先立って、ホームサーバ92で、図17に示すようにその表示画面85により、玄関の照明器具93を居間の電力線情報コンセントB3を使用して制御できるように設定しておく。
【0073】
このような設定により、電力線情報コンセントB3のトグルスイッチ51がオンされると、このオンのデータはホームサーバ92を経由して照明器具93に伝送されるので、これにより照明器具93が点灯される。また、電力線情報コンセントB3の可変抵抗器52の抵抗値が可変されると、その可変に応じたデータがホームサーバ92を経由して照明器具93に伝送されるので、これにより照明器具93の明るさが制御される。
【0074】
次に、電力線ネットワークの第3実施形態について説明する。
この電力線ネットワークの第3実施形態は、家庭内に配置された電力線をデータの伝送媒体とし、夜間に家人がトイレに行くような場合に、電力線情報コンセントAがその家人の動きを検出し、その検出に応じてトイレの照明器具を点灯および消灯させるネットワークである。
【0075】
このために、この電力線ネットワークは、電力線モデムを含むホームサーバ、照明器具93と同様の機能を有してトイレに配置させた照明器具と、電力線情報コンセントAからなる電力線情報コンセントとを、電力線に接続するようにした。すなわち、この電力線ネットワークは、基本的に、上記の第1実施形態と第2実施形態の電力線ネットワークを組み合わせたものである。
【0076】
このような構成からなる第3実施形態では、家人がトイレにいくことを電力線情報コンセントAの人体検出センサ41が検出すると、この検出データがホームサーバを経由してトイレの照明器具に伝送され、これにより照明器具が点灯される。その後、家人がトイレを出ると、この旨が人体検出センサ41に検出され、この検出データがホームサーバを経由してトイレの照明器具に伝送され、これにより照明器具が消灯される。
【0077】
次に、電力線ネットワークの第4実施形態について説明する。
この電力線ネットワークの第4実施形態は、家庭内に配置された電力線をデータの伝送媒体とし、家庭内の玄関や各部屋に電力線情報コンセントAを配置させ、その各電力線情報コンセントAからの検出データに基づいて家族の構成員の管理などを行うようにしたネットワークである。
【0078】
このために、この電力線ネットワークは、電力線モデムを含むホームサーバ、家庭内の玄関や各部屋などに配置した電力線情報コンセントAなどの電力線情報コンセントを、電力線に接続するようにした。
このような構成からなる第4実施形態では、玄関や各部屋に配置した電力線情報コンセントAの人体検出センサ41が、家人の有無を検出する。この検出データが、電力線を経由してホームサーバに収集される。ホームサーバは、その検出データに基づいて表示データを作成し、この作成した表示データを、各部屋の家人の存在の有無が分かるように、例えば家庭内の各部屋の見取り図とともに表示画面に表示する。これにより、現在、家庭内のどこに家人がおり、家人が全体で何人いるかを容易に把握することができる。
【0079】
ここで、風呂のように、家人が長い時間いるはずのないような場所の場合には、その家人の有無を電力線情報コンセントAの警報器13を用いて通知することができる。
なお、電力線情報コンセントAは、家人の有無を検出するために人体検出センサ41を有しているが、これに代えて重量センサ、においセンサ、または音量センサなどを使用すれば、人物の特定まで可能となる。
【0080】
例えば、重量センサを組み込んだマット状の電力線情報コンセントを、各部屋の入り口に敷いておけば、その部屋に入った家人の体重をモニタでき、これによりホームサーバはその家人を特定できる。
次に、電力線ネットワークの第5実施形態について説明する。
この電力線ネットワークの第5実施形態は、家庭内に配置された電力線をデータの伝送媒体とし、家庭内の玄関や各部屋に電力線情報コンセントCを配置させ、その各電力線情報コンセントCからの検出データに基づいて、各部屋の空調機器(換気扇、扇風機、ストーブなど)の動作や、各部屋の窓の電動開閉装置(またはブラインドの電動開閉装置)の動作を制御するようにしたネットワークである。
【0081】
このために、この電力線ネットワークは、電力線モデムを含むホームサーバと、家庭内の各部屋に設置した空調機器と、各部屋に設置した窓の電動開閉装置と、家庭内の玄関や各部屋などに配置した電力線情報コンセントCからなる電力線情報コンセントとを、電力線に接続するようにした。
このような構成からなる第5実施形態では、各電力線情報コンセントCの温度センサ61が温度を検出し、湿度センサ62が湿度を検出する。この温度検出データと湿度検出データが、ホームサーバを経由して予め設定してある任意の部屋の空調機器などに伝送される。これにより、その任意の空調機器などは、その伝送された温度検出データおよび湿度検出データに基づいて、その動作が制御される。
【0082】
従って、この第5実施形態によれば、電力線情報コンセントと空調機器とが離れた部屋などにそれぞれ配置される場合にも、電力線情報コンセントの検出データに基づいて空調機器などの動作を制御できる。
以上説明したように、電力線ネットワークの第1〜第5の実施形態によれば、小型の入出力機器や電力線モデムを一体に組み込んだ電力線情報コンセントを使用するようにしたので、電力線ネットワークを容易に構築することができる。
【0083】
なお、電力線ネットワークの各実施形態は、上記のように構成したが、上記の第1〜第5の実施形態を適宜組み合わせて、電力線ネットワークを構成するようにしても良い。
また、上記の電力線ネットワークの他に、加速度センサにより地震を検知するようにし、地震を検知した場合には家庭電化製品への電源の供給およびガスを供給を非常停止する電力線ネットワークを構築するようにしても良い。
【0084】
さらに、電力線ネットワークの第1および第2の実施形態では、電力線情報コンセントとして図4および図5などに示す第1実施形態に係るタイプのものを使用するようにしたが、これに代えて電力線情報コンセントを図11および図12に示すような第2実施形態に係るものタイプのもの、または図18および図19に示す第1実施形態の変形例に係るものなどを使用することもできる。
【0085】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の電力線情報コンセントによれば、電力線ネットワークを形成する構成要素が小さな電子部品であっても、その電子部品を電力線ネットワークの構成要素として容易に活用できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力線情報コンセントの第1実施形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の制御部の具体的な構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の電力線モデムの具体的な構成例を示すブロック図である。
【図4】人体検知センサと警報器とを有する電力線情報コンセントの外観の正面図である。
【図5】図4の電力線情報コンセントの裏面図である。
【図6】トグルスイッチと可変抵抗器とを有する電力線情報コンセントの外観の正面図である。
【図7】図6の電力線情報コンセントの裏面図である。
【図8】温度センサと湿度センサとを有する電力線情報コンセントの外観の正面図である。
【図9】図6の電力線情報コンセントの裏面図である。
【図10】本発明の電力線情報コンセントの第2実施形態の構成例を示すブロック図である。
【図11】人体検知センサと警報器とを有する電力線情報コンセントの外観の正面図であって、人体検知センサと警報器が省略された正面図である。
【図12】図11の電力線情報コンセントの裏面図である。
【図13】力線ネットワークの第1実施形態の構成を示す図である。
【図14】図13に示すホームサーバの表示画面の表示例を示す図である。
【図15】図13に示すホームサーバの表示画面の他の表示例を示す図である。
【図16】力線ネットワークの第2実施形態の構成を示す図である。
【図17】図16に示すホームサーバの表示画面の表示例を示す図である。
【図18】力線情報コンセントの第1実施形態の変形例の外観の正面図である。
【図19】その変形例の裏面図である。
【符号の説明】
A〜C 電力線情報コンセント
1 電力線モデム
2 制御部
3 スイッチング電源
4、5 電力線接続端子
6、7 入力端子
8、9 出力端子
10 センサ
11 スイッチ
12 表示器
13 警報器(ブザー)
41 人体検知センサ
42 プレート
43 凹部
44 容器
47 接続線
51 トグルスイッチ
52 可変抵抗器
61 温度センサ
62 湿度センサ
71 入力選択スイッチ
72 出力選択スイッチ
73 入力用プラグ
74 入力用ジャック
75 出力用プラグ
76 出力用ジャック
77 凹部
78 貫通孔
81 電力線
82、92 ホームサーバ
85 表示画面
93、94 照明器具
101〜103 電源コンセント
106 プレート

Claims (11)

  1. 家庭内に配置される電力線と接続させ、送信データに応じた変調信号を生成して前記電力線上に送信し、かつ前記電力線上の変調信号を受信して受信データを復調するための電力線モデムと、
    所定の入力指示または検出を行う小型の入力機器と、
    所定の出力または表示を行う小型の出力機器と、
    前記入力機器からの入力データまたは検出データを符号化して前記電力線モデムに供給するとともに、前記電力線モデムが復調した受信データを復号化して前記出力機器に供給する制御部とを備え、
    前記電力線モデム、前記入力機器、前記出力機器、および前記制御部は、1つの装着部材にまとめて装着するようにし、
    かつ、前記入力機器と前記出力機器とはそれぞれ複数種類からなり、これに対応して前記制御部は、複数の入力機器を接続する複数の入力端子と複数の出力機器を接続する複数の出力端子とをそれぞれ備え、その入力端子および出力端子の一部を選択的に使用するようにしたことを特徴とする電力線情報コンセント。
  2. 前記電力線モデム、前記入力機器、前記出力機器、および前記制御部を動作させる電源をさらに備え、前記電源は前記装着部材に装着するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電力線情報コンセント。
  3. 前記入力機器はセンサまたはスイッチからなり、前記出力機器は表示器または警報器からなり、前記入力機器および前記出力機器は、その外形が所定形状に統一されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力線情報コンセント。
  4. 前記電力線モデム、前記制御部、および前記電源は、プレートの裏面側に設けた容器内にまとめて収容し、前記入力機器または前記出力機器は、前記外形の所定形状に対応させて前記プレートの表面側に設けた所定の凹部内に嵌め込まれており、
    かつ、前記プレートの裏面側が家庭の壁内に埋め込まれて設置されるようになっていることを特徴とする請求項3に記載の電力線情報コンセント。
  5. 前記プレートに装着され、かつ前記電力線と接続される電源コンセントをさらに備え、前記電源コンセントに前記電力線モデムおよび前記電源を接続するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の電力線情報コンセント。
  6. 前記電力線モデム、前記制御部、および前記電源は、プレートの裏面側に設けた容器内にまとめて収容し、前記入力機器または前記出力機器は、前記外形の所定形状に対応させて前記プレートの表面側に設けた所定の凹部内に嵌め込まれており、
    かつ、前記電力線モデムおよび前記電源と接続する電源プラグをさらに備え、前記電源プラグを前記電力線に接続されている電源コンセントに接続して使用するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の電力線情報コンセント。
  7. 家庭内に配置される電力線と接続させ、送信データに応じた変調信号を生成して前記電力線上に送信し、かつ前記電力線上の変調信号を受信して受信データを復調するための電力線モデムと、
    小型の入力機器からの入力データまたは検出データを符号化して前記電力線モデムに供給するとともに、前記電力線モデムが復調した受信データを復号化して小型の出力機器に供給する制御部とを備え、
    前記電力線モデムおよび前記制御部は、1つの装着部材にまとめて装着するようにし、かつ、前記入力機器または前記出力機器は、前記制御部に対して電気的に着脱自在になっており、
    そして、前記入力機器は入力用プラグを備えるとともに前記出力機器は出力用プラグを備え、前記制御部は、前記入力用プラグと接続自在な入力用ジャックおよび前記出力用プラグと接続自在な出力用ジャックをそれぞれ備え、
    さらに、前記入力機器はセンサまたはスイッチからなり、前記出力機器は表示器または警報器からなり、前記入力機器および前記出力機器は、その外形が所定形状に統一され、かつ前記入力機器の裏面側に前記入力用プラグが、前記出力機器の裏面側には出力用プラ グがそれぞれ突き出して設けられていることを特徴とする電力線情報コンセント。
  8. 家庭内に配置される電力線と接続させ、送信データに応じた変調信号を生成して前記電力線上に送信し、かつ前記電力線上の変調信号を受信して受信データを復調するための電力線モデムと、
    小型の入力機器からの入力データまたは検出データを符号化して前記電力線モデムに供給するとともに、前記電力線モデムが復調した受信データを復号化して小型の出力機器に供給する制御部とを備え、
    前記電力線モデムおよび前記制御部は、1つの装着部材にまとめて装着するようにし、かつ、前記入力機器または前記出力機器は、前記制御部に対して電気的に着脱自在になっており、
    そして、前記電力線モデムおよび前記制御部を少なくとも動作させる電源をさらに備え、前記電源は前記装着部材に装着するようにし、
    さらに、前記入力機器はセンサまたはスイッチからなり、前記出力機器は表示器または警報器からなり、前記入力機器および前記出力機器は、その外形が所定形状に統一され、かつ前記入力機器の裏面側に前記入力用プラグが、前記出力機器の裏面側には出力用プラグがそれぞれ突き出して設けられていることを特徴とする電力線情報コンセント。
  9. 前記電力線モデム、前記制御部、および前記電源は、プレートの裏面側に設けた容器内にまとめて収容し、前記入力機器または前記出力機器は、前記外形の所定形状に対応させて前記プレートの表面側に設けた所定の凹部内に嵌め込むようになっており、かつその凹部の底面には貫通孔を設け、その貫通孔の開口部には前記入力用ジャックまたは前記出力用ジャックの各開口部を対抗させるようにしたことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の電力線情報コンセント。
  10. 前記プレートに装着され、かつ前記電力線と接続される電源コンセントをさらに備え、前記電源コンセントに前記電力線モデムおよび前記電源を接続するようにしたことを特徴とする請求項9に記載の電力線情報コンセント。
  11. 前記電力線モデムおよび前記電源と接続する電源プラグをさらに備え、前記電源プラグを前記電力線に接続されている電源コンセントに接続して使用するようにしたことを特徴とする請求項9に記載の電力線情報コンセント。
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