JPH11191492A - 照明制御システム及びその調光端末器並びに照度センサ - Google Patents

照明制御システム及びその調光端末器並びに照度センサ

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JPH11191492A
JPH11191492A JP9360465A JP36046597A JPH11191492A JP H11191492 A JPH11191492 A JP H11191492A JP 9360465 A JP9360465 A JP 9360465A JP 36046597 A JP36046597 A JP 36046597A JP H11191492 A JPH11191492 A JP H11191492A
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illuminance
dimming terminal
control system
dimming
terminal
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JP9360465A
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English (en)
Inventor
Masayuki Morita
正之 森田
Tsuguki Kondou
世樹 近藤
Shigeru Misawa
茂 三沢
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明制御システムにおいて中央制御装置内の
メモリに予め設定された照度を一人で変更可能にする。 【解決手段】 中央制御装置1が照明エリア及び調光端
末器3の対応関係と、照明エリア及び調光端末器3と照
度値の対応関係を記憶するメモリ12を有する。設定器
100を伝送線2に接続して、中央制御装置1内のメモ
リ12に記憶されている調光端末器3の照度値を設定器
100から変更する。中央制御装置1がメモリ12に記
憶された調光端末器3に対してその照度値を伝送線2を
介して送信することにより、調光端末器3がその照度値
と照度センサ6により検出された照度値に基づいて照明
器具5の出力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明制御システム
及びその調光端末器並びに照度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、昼間の室内の照度は、窓際が明
るく、窓から遠くなるにつれて暗くなる。また、昼間で
あっても時間帯や天候に応じて変化する。そこで、室内
全体の照度を場所や時間帯、天候等に関係なく常に均一
に制御する照明制御システムが知られている。
【0003】この種の照明制御システムでは、立ち上げ
時(初期照度設定時)に1以上の照明器具が設けられて
いるエリア毎や調光端末器毎に照明器具による所望の照
度を中央制御装置側の操作部から中央制御装置内のメモ
リに予め記憶し、立ち上げが完了すると調光端末器が照
明器具による実際の照度を照度センサにより検出して中
央制御装置内のメモリの値と比較して一致するように制
御するように構成されている。また、初期の照度設定時
には、携帯可能な設定器を伝送線に接続して設定器から
照度の微調整値を中央制御装置内のメモリに記憶させる
ことも行われる。
【0004】また、この種の調光端末器は、照明器具の
照度を制御するために供給電力を制御するためのトライ
アック、リアクタ等の部品を有し、また、エリア毎に設
けられている複数の調光端末器が制御盤内に収納され
る。この制御盤は例えば壁等に設置される。
【0005】また、この種の照度センサは調光端末器毎
に設けられて、机上や床面などの検出対象の照度を検出
するために天井等に設置され。そして、調光端末器は照
度センサにより検出された照度に基づいて、窓に近いエ
リアでは昼光を利用してその照明器具の照度を窓から遠
いエリアより低くするように制御し、明け方や夕方のよ
うに外が昼間より暗くなると照明器具の照度を高くする
ように制御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の照明制御システムでは、中央制御装置側の操作部か
ら中央制御装置内のメモリに予め設定された照度を設定
するので、これを変更する作業を行う場合には、照明器
具が設置されているエリアで実際の照度を観測する作業
員と、この作業員の指示に基づいて中央制御装置側の操
作部を操作する作業員が必要になり、したがって、一人
で作業を行うことができないという問題点がある(第1
の問題点)。
【0007】また、例えばPWM制御の場合は問題が生
じにくいが電球や蛍光ランプを位相制御により調光する
調光端末器に設けられているトライアック、リアクタ等
の部品が発熱するので、複数の調光端末器を制御盤内に
近接させて収納することができず、このため設置面積か
増加して制御盤が大型化するという問題点がある。ま
た、調光端末器には個々のアドレスを設定器から設定す
る必要があるが、多数の調光端末器が制御盤内に近接し
て収納されている状態で、個々の調光端末器と設定器を
コネクタを介して接続しながらこの作業を行うことは煩
雑である。また、個々の調光端末器と設定器を赤外線等
を介して通信を行うことによりアドレス設定作業を行う
方法も提案されているが、この場合には近くの調光端末
器に誤って設定されることを防止するために設定器を目
的の調光端末器に近づける必要が有るので煩雑な作業を
必要とする(第2の問題点)。
【0008】また、窓に近いエリアの天井に設置されて
いる照度センサは、明け方や夕方のように太陽高度が昼
間より低い時には太陽の直射日光や外の屋根の光などの
ノイズを検出するので、検出対象が明るいと誤判断して
照明器具を暗くするという問題点がある(第3の問題
点)。
【0009】本発明は上記第1の問題点に鑑み、中央制
御装置内のメモリに予め設定された照度を一人の作業員
で変更することができる照明制御システムを提供するこ
とを第1の目的とする。本発明は上記第2の問題点に鑑
み、制御盤が大型化することなく制御盤内に数多く収納
することができる照明制御システムの調光端末器を提供
することを第2の目的とする。本発明は上記第3の問題
点に鑑み、太陽の直射日光や外の屋根の光などのノイズ
を検出することを防止することができる照明制御システ
ムの照度センサを提供することを第3の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記第1の目的を達成するために、少なくとも中央制御装
置が照明エリアと調光端末器の対応関係と、前記照明エ
リア及び調光端末器と照度値の対応関係を記憶するメモ
リを有し、前記メモリに記憶された調光端末器に対して
その照度値を伝送線を介して送信することにより、前記
調光端末器がその照度値と照度センサにより検出された
照度値に基づいて照明器具の出力を制御する照明制御シ
ステムにおいて、設定器を前記伝送線に接続して、前記
メモリに記憶されている調光端末器の照度値を前記設定
器から変更可能に構成していることを特徴とする。
【0011】このような構成により、中央制御装置側の
メモリに記憶されている調光端末器の照度値を設定器か
ら変更することができるので、一人の作業員が照度値を
変更するエリアにおいて中央制御装置側のメモリに記憶
されている照度値を変更することができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の照
明制御システムにおいて、前記中央制御装置が、前記メ
モリに対して照明エリア及び調光端末器の対応関係を予
め記憶させる入力手段を有することを特徴とする。
【0013】このような構成により、中央制御装置側で
初期設定されてメモリに記憶されている調光端末器の照
度値を、一人の作業員が照度値を変更するエリアにおい
て変更することができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の照
明制御システムにおいて、前記中央制御装置が、前記メ
モリに対して照明エリアと調光端末器の対応関係を予め
記憶させる入力手段を有さず、設定器を前記伝送線に接
続して設定器から前記対応関係を記憶させることを特徴
とする。
【0015】このような構成により、設定器により初期
設定されてメモリに記憶されている調光端末器の照度値
を、一人の作業員が照度値が設定されるエリアにおいて
変更することができる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載の照
明制御システムにおいて、前記中央制御装置が分電盤協
約寸法で構成されていることを特徴とする。
【0017】このような構成により、中央制御装置を小
型化したシステムにおいても、調光端末器の照度値を、
一人の作業員が照度値が設定されるエリアにおいて変更
することができる。
【0018】請求項5記載の発明は上記第2の目的を達
成するために、中央制御装置により設定される照度値と
照度センサにより検出された照度値に基づいて照明器具
の出力を制御する照明制御システムの調光端末器におい
て、少なくとも発熱部品が放熱フィンに取り付けられて
いることを特徴とする。
【0019】このような構成により、電球や蛍光ランプ
を位相制御により調光するために使用するトライアック
などが発熱しても制御盤が大型化することなく調光端末
器を制御盤内に数多く収納することができる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項5記載の照
明制御システムの調光端末器において、自己のアドレス
を記憶するアドレス記憶手段と、アドレス設定器を接続
するためのコネクタを有し、前記調光端末器を制御盤に
取り付けた場合に前記コネクタが正面を向くように取り
付けられていることを特徴とする。
【0021】このような構成により、電球や蛍光ランプ
を位相制御により調光するために使用するトライアック
などが発熱しても制御盤が大型化することなく調光端末
器を制御盤内に数多く収納することができる。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項5記載の調
光端末器が自己のアドレスを記憶するアドレス記憶手段
を有し、前記調光端末器が取り付けられる制御盤にはア
ドレス設定器を接続するためのコネクタが正面を向くよ
うに取り付けられていることを特徴とする。
【0023】このような構成により、電球や蛍光ランプ
を位相制御により調光するために使用するトライアック
などが発熱しても制御盤が大型化することなく調光端末
器を制御盤内に数多く収納することができる。
【0024】請求項8記載の発明は上記第3の目的を達
成するために、天井面に設置されて下の照度を検出する
照明制御システムの照度センサにおいて、窓方向からの
太陽光を遮光する遮光フードを設けたことを特徴とす
る。
【0025】このような構成により、太陽の直射日光や
外の屋根の光などのノイズを検出することを防止するこ
とができる。
【0026】請求項9記載の発明は、請求項8記載の照
度センサにおいて、前記遮光フードが360°回動可能
であることを特徴とする。
【0027】このような構成により、部屋の窓の形態に
関係なく、太陽の直射日光や外の屋根の光などのノイズ
を検出することを防止することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係る照明制御シス
テムの一実施形態を示すブロック図、図2は図1の中央
制御装置を詳しく示すブロック図、図3は図1の調光端
末器を詳しく示すブロック図、図4は図1の照度センサ
を詳しく示すブロック図、図5は図1の設定器を詳しく
示す構成図、図6は図1の伝送線上のフォーマットを示
す説明図、図7は図1の照明制御システムの設置例を示
す説明図、図8は図1の設定器のメニュー画面を示す説
明図、図9は図1の設定器の初期照度設定画面を示す説
明図、図10は図1の設定器の照度設定画面を示す説明
図、図11は図1の照明制御システムの通信シーケンス
を示す説明図である。
【0029】図1において、中央制御装置1は伝送線2
を介して調光端末器3(3a、3b)との間で時分割多
重伝送することにより調光端末器3に対して照度基準値
を設定するなどの制御を行う。調光端末器3a、3bに
はそれぞれ照度センサ6a、6bが接続され、また、信
号線7a、7bを介して複数の調光器具(4a1、4a
2)、(4b1、4b2)が接続されている。調光器具
4の各々にはランプ5が設けられている。調光器具(4
a1、4a2)、(4b1、4b2)と各ランプ5は天
井に設置され、また、調光端末器3a、3bはそれぞれ
このランプ5の照度を制御する。また、伝送線2には携
帯可能な設定器100が壁スイッチ10を介して接続可
能である。
【0030】中央制御装置1は図2に詳しく示すよう
に、CPU11と、メモリ12と、操作部13と、表示
部14と、伝送線2に接続される通信インタフェース
(I/F)15を有し、メモリ12には操作部13を介
して照明エリアと調光端末器3a、3bの対応関係が設
定され、また、このメモリは照明エリアと調光端末器3
a、3b毎に照度を記憶するためのエリアを有する。
【0031】次に図3を参照して調光端末器3について
説明する。送受信部31は中央制御装置1との間で伝送
線2を介して信号を送受信し、制御部32は信号の送受
信制御や調光制御などを行う。アドレス記憶部33には
調光端末器3のアドレスが記憶され、メモリ36には照
度基準値が記憶される。照度センサ受信部34は照度セ
ンサ6により検出された照度検出信号を制御部32に出
力し、調光信号出力部35は制御部32の制御によりラ
ンプ5の照度を制御するための位相調光制御信号を出力
する。調光信号出力部35は電源部37からランプ5に
対して電源を供給するために、発熱量が多いトライアッ
ク、リアクタ等の電力供給部品を有する。
【0032】次に図4を参照して照度センサ6について
説明する。フォトダイオード61に流れる電流は受光レ
ベルに応じて変化し、この電流はアンプ62により電圧
に変換されて照度検出信号として調光端末器3に印加さ
れる。
【0033】設定器100には図5に示すように、操作
画面を表示する液晶表示部101と各種キー102〜1
11が設けられている。メニューキー102はメニュー
画面に戻す時に使用され、電源スイッチ103は電源を
オン、オフする時に使用される。カーソルキー103は
カーソルを移動する時に使用され、アドレス入力キー1
05は調光端末器3のアドレスを±10、±1単位で入
力する時に使用される。消去・全消去キー106は設定
内容を解除したり、消去する時に使用され、設定キー1
07は選択、設定した項目、内容を確定する時に使用さ
れる。送信キー108は設定内容を中央制御装置1に送
信する時に使用され、確認キー109は設定内容を確認
する時に使用される。ライトキー110は液晶表示部1
01のバックライトを点灯する時に使用され、照度調整
キー110は照度をアップ、ダウンして微調整時に使用
される。
【0034】伝送線2上のフォーマットは、図6に示す
ように先頭から順に4ビットのスタート部41と、8ビ
ットのモード/アドレス部42と、8ビットのデータ部
43と8ビットの応答データ部44により構成されてい
る。そして、モード/アドレス部42には後述するモー
ドと調光端末器3のエリア及びアドレスがセットされ、
データ部43には照度基準値やそのアップ/ダウンデー
タなどのデータがセットされる。
【0035】図7は上記のシステムの設置例として一方
が窓、三方が壁の部屋に設置した場合を示し、また、天
井には6×7列のランプ5が設置されている。ここで、
例えば1台の調光端末器3が最大4個のランプ5を制御
するものとする。そして、このシステムでは、窓からも
っとも近く6台×1列のランプ5が設置されたエリアA
と、エリアAより窓から遠く6台×2列のランプ5が設
置されたエリアBと、最も窓から遠く6台×4列のラン
プ5が設置されたエリアCが設定されている。したがっ
て、この例では1台の調光端末器3が最大4個のランプ
5を制御するので、エリアAには2台の調光端末器3が
設置され、エリアBには3台の調光端末器3が設置さ
れ、エリアCには6台の調光端末器3が設置される。ま
た、エリアA、B、Cの天井には調光端末器3毎に照度
センサ6が設置される。ここで、このような設置例で
は、窓から部屋に入り込む昼光の照度は、A>B>Cと
なる。
【0036】次に設定器100から中央制御装置1内の
メモリ12に対して照度を設定する処理について説明す
る。図8は設定器100の液晶表示部101により表示
されるメニュー画面を示し、「1.初期照度設定」と
「2.照度設定」が選択可能になる。そして、このメニ
ュー画面において「1.初期照度設定」が選択されると
図9に示すような「初期照度設定画面」に切り替わって
「初期照度設定モード」に移行し、この画面においてエ
リア番号毎に照度値lxが入力可能となる。
【0037】また、照度値lxを設定した後に、メニュ
ー画面において「1.初期照度設定」が選択されると同
じく図8に示すような「初期照度設定画面」に切り替わ
るが、「微調整モード」に移行し、「初期照度設定モー
ド」においてエリア毎に設定した照度値lxを調光端末
器3毎にアップ、ダウンさせて微調整することができ
る。また、図8に示すメニュー画面において「2.照度
設定」が選択されると、図10に示すような「照度設定
画面」に切り替わって「照度設定モード」に移行し、
「初期照度設定モード」においてエリア毎に設定した照
度値lxを変更することができる。また、「微調整モー
ド」に移行して、「照度設定モード」においてエリア毎
に設定した照度値lxを調光端末器3毎にアップ、ダウ
ンさせて微調整することができる。
【0038】次に図11を参照して上記システムの動作
を説明する。ここで、上記のように中央制御装置1が操
作部13と表示部14を有する構成の場合には、中央制
御装置1側でエリアA、B、Cと調光端末器3の対応関
係が予めメモリ12に登録される。また、作業員は上記
の照度の設定を行う場合には、携帯型の照度センサを机
上や床面などに置いてそのエリアの照度を観測しなが
ら、また、設定器100を壁スイッチ10を介して伝送
線2に接続して設定を行う。
【0039】先ず、「初期照度設定モード」においてエ
リア番号と照度値lxが設定されると、設定器100は
図6に示すモード/アドレス部42には「初期照度設定
モード」とエリア番号をセットし、また、データ部43
には照度値lxをセットして伝送線2上に出力する。中
央制御装置1は伝送線2上のデータをモニタして「初期
照度設定モード」を識別すると、メモリ12内のその受
信エリア番号に対応する照度値エリアに受信照度値lx
を格納すると共に、図6に示すモード/アドレス部42
とデータ部43にそれぞれその受信エリア番号に対応す
る調光端末器3のアドレスと照度値lxをセットして伝
送線2上に出力する。
【0040】そして、調光端末器3は伝送線2上のデー
タをモニタして自己のアドレスを識別すると、その照度
値をメモリ36に格納する共にその照度値でランプ5が
点灯するように制御する。したがって、設定エリアに位
置する作業員は、実際の照度値を照度センサにより観測
して設定照度値lxとの差を判断することができる。こ
の場合、「微調整モード」に移行して調光端末器3のア
ドレスと照度値lxのアップ/ダウンデータが設定され
ると、設定器100は図6に示すモード/アドレス部4
2とデータ部43に対して、それぞれ「微調整モード」
及び調光端末器3のアドレスと照度値lxのアップ/ダ
ウンデータをセットして伝送線2上に出力する。
【0041】中央制御装置1は伝送線2上のデータをモ
ニタして「微調整モード」を識別すると、メモリ12内
のその調光端末器3のアドレスに対応する照度値エリア
に受信照度値lxを格納すると共に、図6に示すモード
/アドレス部42とデータ部43にそれぞれその調光端
末器3のアドレスと照度値lx1をセットして伝送線2
上に出力する。調光端末器3は伝送線2上のデータをモ
ニタして自己のアドレスを識別すると、その照度値でラ
ンプ5が点灯するように制御する。したがって、設定エ
リアに位置する作業員は、実際の照度値を照度センサに
より観測して設定照度値lxとの差を判断しながら1つ
のエリア内の複数の調光端末器3の各々毎に微調整を行
うことができる。
【0042】また、このように微調整を行ってシステム
を立ち上げて運用した場合に、照度をエリア毎に再設定
するときには「照度設定モード」において「初期照度設
定モード」と同様に行うことができ、また、「微調整モ
ード」において調光端末器3毎に微調整を行うことがで
きる。
【0043】次に第2の実施形態の照明制御システムに
ついて説明する。このシステムにおける中央制御装置1
は、図2に示すCPU11と、メモリ12と通信I/F
15を有し、操作部13と表示部14は設けられていな
い。他の構成は第1の実施形態と同一である。したがっ
て、エリアと調光端末器3の関係は中央制御装置1側で
は設定することができない。このようなシステムによれ
ば、中央制御装置1を小型化することができるので、例
えば分電盤協約により定められた寸法の筐体内に収納す
ることができる。
【0044】この第2の実施形態におけるエリアと調光
端末器3の関係は、設定部100を介して中央制御装置
1内のメモリ12に対して行う。図12は設定器100
の液晶表示部101により表示されるメニュー画面を示
し、「1.制御エリア割付」と、第1の実施形態と同様
な「2.初期照度設定」と「3.照度設定」が選択可能
になる。そして、このメニュー画面において「1.制御
エリア割付」が選択されると図13に示すような「制御
エリア割付画面」に切り替わって「制御エリア割付モー
ド」に移行し、エリアと調光端末器3の関係が入力可能
となる。
【0045】そして、図14において「制御エリア割付
モード」においてエリア番号と調光端末器3の番号(ア
ドレス)が設定されると、設定器100は図6に示すモ
ード/アドレス部42には「制御エリア割付モード」と
エリア番号をセットし、また、データ部43には調光端
末器3の番号(アドレス)をセットして伝送線2上に出
力する。中央制御装置1は伝送線2上のデータをモニタ
して「制御エリア割付モード」を識別すると、メモリ1
2内にエリア番号と調光端末器3の番号(アドレス)の
対応関係を格納する。なお、「2.初期照度設定」と
「3.照度設定」の処理は第1の実施形態と同一である
ので、その詳細な説明を省略する。
【0046】次に図15を参照して調光端末器3の構造
について説明する。ここで、調光端末器3は前述したよ
うに、トライアック、リアクタ等のように発熱する電力
制御部品を有する。そこで、この調光端末器3は図15
に示すように、側面がコの字型の放熱フィンで構成され
たベース301上にトライアック302とリアクタ30
3が取り付けられている。ベース301にはまた、他の
部品が実装されたプリント基板304が取り付けられ、
プリント基板304にはまた、設定器100側のコネク
タ306に接続するためのコネクタ305が取り付けら
れる。コネクタ305、305は例えばモジュラー型を
用いることができる。
【0047】そして、このような複数の調光端末器3は
図16に示すように制御盤310上に並べられて、ま
た、コネクタ305が正面を向くように取り付けられ
る。このような構造によれば、トライアック302とリ
アクタ303等の発熱部品が放熱フィン形状のベース3
01上に取り付けられているので調光端末器3を近接し
て取り付けることができる。また、コネクタ305が正
面を向いているので調光端末器3を制御盤310上で近
接して取り付けても、設定器100側のコネクタ306
を簡単に接続することができるのでアドレス設定作業を
簡単に行うことができる。なお、ベース301の側面形
状はコの字型の代わりに、L型、H型などの形状でもよ
い。
【0048】また、コネクタ305を調光端末器3に設
ける代わりに、図17に示すように複数のコネクタ部3
05を有する集中コネクタ311を制御盤310上に取
り付けて、この集中コネクタ311と複数の調光端末器
3の個々の制御部32(図3参照)に接続するようにし
てもよい。このような構成によれば、設定器100側の
コネクタ306を集中コネクタ311の個々のコネクタ
部305に切り換えることにより、アドレス設定作業を
簡単に行うことができる。
【0049】次に図18を参照して照度センサ6の構造
について説明する。ここで、照度センサ6は図7に示す
ように、窓からもっとも近いエリアAに設置されるもの
もあれば、最も窓から遠いエリアCに設置されるものも
ある。そして、エリアAに設置される照度センサ6が前
述したように明け方や夕方のように太陽高度が昼間より
低い時に太陽の直射日光や外の屋根の光などのノイズを
検出するとシステムが誤動作する。
【0050】図18において、本体51には天井板53
に取り付けた場合に受光部52が下を向くように取り付
けられ、本体51と受光部52の各内部にはそれぞれ図
4に示したアンプ62とフォトダイオード61が収容さ
れている。本体51にはまた円形のプレート54が取り
付けられ、プレート54には同じく円形のフード55が
360°回動可能に取り付けられている。フード55は
図19に詳しく示すように、窓から進入する昼光を遮光
するために天井板53に取り付けた場合に垂直方向から
30°以内の角度の光を受光し、また、壁側の光を十分
に受光するように垂直方向から60°以内の角度の光を
受光するように開口55aが形成されている。
【0051】したがって、このような構造によれば、窓
から進入する昼光を遮光するのでシステムが誤動作する
ことを防止することができ、また、フード55が360
°回動可能であるので、例えば部屋の2面が窓のような
利用形態の場合には遮光方向を2面の角に向けることも
できる。また、種々の遮光角度を有するフードを準備す
れば各種の窓形態の部屋に対応することができる。ま
た、上記構造の代わりに、受光部52に集光レンズを取
り付けてもよく、また、この場合には集光レンズの集光
面に沿った形状のフード55を用いてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、設定器を伝送線に接続して、中央装置側のメ
モリに記憶されている調光端末器の照度値を設定器から
変更するようにしたので、1人の作業員が照度値を変更
するエリアにおいて中央装置側のメモリに記憶されてい
る調光端末器のの照度値を変更することができる。
【0053】請求項2記載の発明によれば、中央制御装
置側で初期設定されてメモリに記憶されている調光端末
器の照度値を、1人の作業員が照度値を変更するエリア
において変更することができる。
【0054】請求項3記載の発明によれば、設定器によ
り初期設定されてメモリに記憶されている調光端末器の
照度値を、1人の作業員が照度値を変更するエリアにお
いて変更することができる。
【0055】請求項4記載の発明によれば、中央制御装
置が分電盤協約寸法で構成されているので、中央制御装
置を小型化したシステムにおいても、1人の作業員が照
度値を変更するエリアにおいて変更することができる。
【0056】請求項5記載の発明によれば、調光端末器
の少なくとも発熱部品が放熱フィンに取り付けられてい
るので、電球や蛍光ランプを位相制御により調光するた
めに使用するトライアックなどが発熱しても制御盤が大
型化することなく調光端末器を制御盤内に数多く収納す
ることができる。
【0057】請求項6記載の発明によれば、コネクタが
調光端末器を制御盤に取り付けた場合に正面を向くよう
に取り付けられているので、電球や蛍光ランプを位相制
御により調光するために使用するトライアックなどが発
熱しても制御盤が大型化することなく調光端末器を制御
盤内に数多く収納することができる。
【0058】請求項7記載の発明によれば、制御盤にア
ドレス設定器を接続するためのコネクタが正面を向くよ
うに取り付けられているので、電球や蛍光ランプを位相
制御により調光するために使用するトライアックなどが
発熱しても制御盤が大型化することなく制御盤内に数多
く収納することができる。
【0059】請求項8記載の発明によれば、窓方向から
の太陽光を遮光する遮光フードを設けたので、太陽の直
射日光や外の屋根の光などのノイズを検出することを防
止することができる。
【0060】請求項9記載の発明によれば、遮光フード
が360°回動可能であるので、部屋の窓の形態に関係
なく、太陽の直射日光や外の屋根の光などのノイズを検
出することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る照明制御システムの一実施形態を
示すブロック図である。
【図2】図1の中央制御装置を詳しく示すブロック図で
ある。
【図3】図1の調光端末器を詳しく示すブロック図であ
る。
【図4】図1の照度センサを詳しく示すブロック図であ
る。
【図5】図1の設定器を詳しく示す構成図である。
【図6】図1の伝送線上のフォーマットを示す説明図で
ある。
【図7】図1の照明制御システムの設置例を示す説明図
である。
【図8】図1の設定器のメニュー画面を示す説明図であ
る。
【図9】図1の設定器の初期照度設定画面を示す説明図
である。
【図10】図1の設定器の照度設定画面を示す説明図で
ある。
【図11】図1の照明制御システムの通信シーケンスを
示す説明図である。
【図12】第2の実施形態の設定器のメニュー画面を示
す説明図である。
【図13】第2の実施形態の設定器の制御エリア割付画
面を示す説明図である。
【図14】第2の実施形態の照明制御システムの通信シ
ーケンスを示す説明図である。
【図15】調光端末器を示す斜視図である。
【図16】図15の調光端末器が収納される制御盤を示
す正面図である。
【図17】図15の調光端末器及び図16の制御盤の変
形例を示す正面図である。
【図18】照度センサを示す斜視図である。
【図19】図18の遮光フードの遮光範囲を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 中央制御装置 2 伝送線 3 調光端末器 5 ランプ 6 照度センサ 12 メモリ 13 操作部 14 表示部 33 アドレス記憶部 56 遮光フード 100 設定器 301 放熱フィン状ベース 302 トライアック 303 リアクタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも中央制御装置が照明エリアと
    調光端末器の対応関係と、前記照明エリア及び調光端末
    器と照度値の対応関係を記憶するメモリを有し、前記メ
    モリに記憶された調光端末器に対してその照度値を伝送
    線を介して送信することにより、前記調光端末器がその
    照度値と照度センサにより検出された照度値に基づいて
    照明器具の出力を制御する照明制御システムにおいて、 設定器を前記伝送線に接続して、前記メモリに記憶され
    ている調光端末器の照度値を前記設定器から変更可能に
    構成していることを特徴とする照明制御システム。
  2. 【請求項2】 前記中央制御装置は、前記メモリに対し
    て照明エリア及び調光端末器の対応関係を予め記憶させ
    る入力手段を有することを特徴とする請求項1記載の照
    明制御システム。
  3. 【請求項3】 前記中央制御装置は、前記メモリに対し
    て照明エリアと調光端末器の対応関係を予め記憶させる
    入力手段を有さず、設定器を前記伝送線に接続して設定
    器から前記対応関係を記憶させることを特徴とする請求
    項1記載の照明制御システム。
  4. 【請求項4】 前記中央制御装置は、分電盤協約寸法で
    構成されていることを特徴とする請求項3記載の照明制
    御システム。
  5. 【請求項5】 中央制御装置により設定される照度値と
    照度センサにより検出された照度値に基づいて照明器具
    の出力を制御する照明制御システムの調光端末器におい
    て、 少なくとも発熱部品が放熱フィンに取り付けられている
    ことを特徴とする照明制御システムの調光端末器。
  6. 【請求項6】 自己のアドレスを記憶するアドレス記憶
    手段と、アドレス設定器を接続するためのコネクタを有
    し、前記調光端末器を制御盤に取り付けた場合に前記コ
    ネクタが正面を向くように取り付けられていることを特
    徴とする請求項5記載の照明制御システムの調光端末
    器。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の調光端末器が自己のアド
    レスを記憶するアドレス記憶手段を有し、前記調光端末
    器が取り付けられる制御盤にはアドレス設定器を接続す
    るためのコネクタが正面を向くように取り付けられてい
    ることを特徴とする照明制御システム。
  8. 【請求項8】 天井面に設置されて下の照度を検出する
    照明制御システムの照度センサにおいて、 窓方向からの太陽光を遮光する遮光フードを設けたこと
    を特徴とする照明制御システムの照度センサ。
  9. 【請求項9】 前記遮光フードは360°回動可能であ
    ることを特徴とする請求項8記載の照度センサ。
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