JP3235079B2 - ボールバルブの製造方法 - Google Patents

ボールバルブの製造方法

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JP3235079B2 JP21899893A JP21899893A JP3235079B2 JP 3235079 B2 JP3235079 B2 JP 3235079B2 JP 21899893 A JP21899893 A JP 21899893A JP 21899893 A JP21899893 A JP 21899893A JP 3235079 B2 JP3235079 B2 JP 3235079B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボールバルブの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボールバルブの製造方法として
は、図9に示すように、鋳物で構成された胴体部101
の中にボール102を内装し、ボールシート103を装
着したボール押え104を胴体部101に螺合部105
で螺合させ、このボール押え104によりボール102
及びボールシート103を固定する方法が採用されてい
た。なお、106はOリングである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、ボール押え104を胴体部101
に螺合させる必要があるため、鋳物で構成された胴体部
101が肉厚となって重量が増すばかりか、加工が困難
になるという問題があった。
【0004】本発明は、上記のような問題に着目してな
されたもので、軽量で、しかも加工が簡単なボールバル
ブの製造方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のボールバルブの
製造方法は、バルジ液圧加工により、パイプの一部にパ
イプと略垂直方向に延出する膨出部を形成し、該膨出部
の頂部を切欠くことにより、三方向に開口する略T型の
ハウジングを形成し、次に切削手段により膨出部の中心
より左右略等距離位置のパイプ内面に段部を切削し、前
記膨出部には操作ステムを、そして該操作ステムの下方
にはボールを挿入した後、パイプの両開口からボールシ
ートを有する押圧部材を挿入し、両パイプ端部をかしめ
ることを特徴としている。
【0006】
【作用】ボールバルブのハウジングが、バルジ液圧加工
を施したパイプにより形成されているため、ボールバル
ブの重量が極めて軽量になり、しかもハウジング内にボ
ール、ボールシートそして押圧部材が段部で位置決めさ
れ、かつパイプ端部でかしめ固定されるため、押圧部材
のハウジングに対する螺合の必要性がなくなり、製造上
の加工が簡単なものとなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】1はパイプであって、このパイプ1により
後述のボールバルブのハウジングSが形成される。
【0009】まず、図1に示すように、パイプ1は2つ
割りの上下金型2,3内で挟まれるように保持され、こ
の上下金型2,3は型締プレス(図示せず)で押さえら
れている。パイプ1の両側には、移動可能なピストン
4,5が油密を保持された状態で挿入されている。この
ピストン4,5の中央部には注入孔6,7が穿設されて
おり、これらの孔から超高圧油8がパイプ1内に注入さ
れると同時に、ピストン4,5によりパイプ1は軸方向
に矢印のように加圧圧縮される。
【0010】これにより、図2に示すように、パイプ1
の一部が下金型3の空洞部9内のストッパー10に当接
するまで移動し、パイプ1の一部に膨出部11が形成さ
れる。このようにしてまず、パイプ1にバルジ液圧加工
で膨出部11を形成する。
【0011】次に、図3に示すように、膨出部11の頂
部12を適当なカッターで切欠き、続いてこの頂部12
を切欠いたパイプ1は、架台13の上に、パイプ1の中
心Cをだして固定部材14,15で固定される(図4参
照)。この固定部材14,15で固定されたパイプ1に
は、バイト16が両側から挿入され、このバイト16を
矢印方向に回転させながら送り出すことにより、前記中
心Cから左右略等距離aの位置に段部17,17が形成
されるように、パイプ1内面が切削加工される。
【0012】続いて、パイプ1の膨出部11の開孔か
ら、ほぼその中心にステム20を挿入するとともに、パ
イプ1の側部の開孔から硬質ボール19を挿入し、ロッ
ド20の先端に形成された結合ねじ部21でねじ結合す
る。この硬質ボール19はパイプ1の膨出部11の開孔
よりも実質的に大径となっており、このロッド20は膨
出部11方向に垂直に引き抜かれる。この玉抜き加工が
施されることにより、膨出部11の内側開孔がパイプ1
の内側開孔に対して正確に垂直に立上がるとともに、そ
の内径が上下方向に一定なものとなる。
【0013】以上、パイプ1にバルジ液圧加工により膨
出部11を形成し、バイト16による切削、そして硬質
ボール19による玉抜き加工により、ボールバルブのハ
ウジングSが形成される。
【0014】このハウジングSには、まず一方の側部内
側から操作ステム18が膨出部11内に嵌入される。こ
の際、操作ステム18の下端のスカート部33が膨出部
11の開口辺に当接して位置決めされる。その後、ボー
ル23が挿入され、次にパイプ1両側からボールシート
24が押圧部材25とともに段部17,17に当接する
まで挿入される結果、この押圧部材25の両側部にパイ
プ端部26が所定長さ残される。
【0015】ここで、押圧部材25はハウジングS挿入
側が大径部27となっており、またこの大径部27には
テーパ部28を介して小径部29が形成されている。そ
のため、パイプ端部26をテーパ部28にプレス或いは
ロール加工により縮径する、すなわち、かしめ加工する
ことにより押圧部材25はボール23側に押圧されるこ
とになる。なお、30,31はOリング、32は連結片
である。
【0016】このように実施例のボールバルブの製造方
法にあっては、操作ステム18、ボール23、ボールシ
ート24そして押圧部材25を挿入するハウジングSが
パイプ1のバルジ液圧加工により形成されているため、
加工費が安価なものとなり、さらに重量がきわめて軽量
となる。
【0017】しかもハウジングSにボール23、ボール
シート24そして押圧部材25を挿入した後、パイプ端
部26の縮径が行われるので、押圧部材25が全ての部
品を押圧固定することになり、押圧部材25をハウジン
グSに螺合する必要性がなくなり、加工が簡単なものと
なる。
【0018】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0019】例えば、実施例では、パイプ1を架台13
の固定部材14,15に固定して、パイプ1の両側から
バイト16をパイプ1内に挿入して、膨出部11の中心
Cから等距離aに段部17,17を形成するようにした
が、バイト16を一方に固定して、一方の段部17を形
成した後、パイプ1を回転させ、バイト16で他方の段
部17を形成するようにしても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明のボール
バルブの製造法にあっては、次の効果を奏する。
【0021】(a)ボールバルブのハウジングが、バル
ジ液圧加工を施したパイプにより形成されているため、
ボールバルブの重量が極めて軽量となる。
【0022】(b)ハウジング内にボールシートそして
押圧部材が段部で位置決めされ、かつパイプ端部でかし
め固定されるため、ハウジングに対する螺合の必要性が
なくなり、製造上の加工が簡単なものとなる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例方法のバルジ液圧加工の一態様を示す図
である。
【図2】実施例方法のバルジ液圧加工の一態様を示す図
である。
【図3】実施例方法の膨出部の頂部を切欠く態様を示す
図である。
【図4】実施例方法のパイプ両側の段部を形成する態様
を示す図である。
【図5】実施例方法の膨出部の仕上げ加工の態様を示す
図である。
【図6】実施例方法により組立てられたボールバルブの
横断面図である。
【図7】ハウジング内に押圧部材を挿入する状態を示す
図6のA−A断面図である。
【図8】図6のA−A断面図である。
【図9】従来のボールバルブの要部断面図である。
【符号の説明】
1 パイプ 2 上金型 3 下金型 4 ピストン 5 ピストン 6 注入穴 7 注入穴 8 超高圧油 9 空洞部 10 ストッパ 11 膨出部 12 頂部 13 架台 14 固定部材 15 固定部材 16 バイト
(切削手段) 17 段部 18 操作ステ
ム 19 硬質ボール 20 ロッド 21 結合ねじ部 23 ボール 24 ボールシート 25 押圧部材 26 パイプ端部 27 大径部 28 テーパ部 29 小径部 30 Oリング 31 Oリング 32 連結片 33 スカート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 27/00 - 27/12 F16K 5/00 - 5/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルジ液圧加工により、パイプの一部に
    パイプと略垂直方向に延出する膨出部を形成し、該膨出
    部の頂部を切欠くことにより、三方向に開口する略T型
    のハウジングを形成し、次に切削手段により膨出部の中
    心より左右略等距離位置のパイプ内面に段部を切削し、
    前記膨出部には操作ステムを、そして該操作ステムの下
    方にはボールを挿入した後、パイプの両開口からボール
    シートを有する押圧部材を挿入し、両パイプ端部をかし
    めることを特徴とするボールバルブの製造方法。
  2. 【請求項2】 押圧部材が、パイプ挿入側の大径部と、
    小径部とで構成されている請求項1記載のボールバルブ
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 押圧部材の大径部と小径部とが、テーパ
    部で連続している請求項2記載のボールバルブの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 操作ステムが、その下方部分に、膨出部
    内径よりも大径のスカート部を有している請求項1ない
    し3のいずれかに記載のボールバルブの製造方法。
  5. 【請求項5】 切欠いた膨出部に、膨出部内径より大径
    の硬質ボールを強制的に通す、いわゆる玉抜き加工を施
    すようにした請求項1ないし4のいずれかに記載のボー
    ルバルブの製造方法。
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