JPH08284946A - 玉継手を製造する方法と装置 - Google Patents

玉継手を製造する方法と装置

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JPH08284946A
JPH08284946A JP8088337A JP8833796A JPH08284946A JP H08284946 A JPH08284946 A JP H08284946A JP 8088337 A JP8088337 A JP 8088337A JP 8833796 A JP8833796 A JP 8833796A JP H08284946 A JPH08284946 A JP H08284946A
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ball
joint
pin
joint housing
housing
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JP8088337A
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Christoph Dorr
ドアー クリストフ
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T L Buee Fuaarubuerukushisuteme & Co KG GmbH
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T L Buee Fuaarubuerukushisuteme & Co KG GmbH
TRW Fahrwerksysteme GmbH and Co KG
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    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
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    • F16C11/06—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 玉ピンとプラスチック製継手ハウジングとか
ら成る玉継手であって、従来技術の欠点が除去され、か
つ高い荷重負荷に耐え、廉価に製造可能な玉継手を提供
する。 【解決手段】 極面のない関節玉２３を有する玉ピン２
１が、トランスファー成形金型１内へ挿入され、コアプ
ラー１３が、継手ハウジング２９に対する玉ピン２１の
最大旋回角が得られるような自由空間４を形成しつつ、
玉ピン２１を保持するようにし、加えて、このコアプラ
ー１３が前記金型１の中空室を関節玉２３に対してシー
ルするようにし、更に、関節玉２３の周囲に、直接、継
手ハウジング２９を形成するプラスチックを圧入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、玉ピンと継手ハウ
ジングとから成る、特に自動車用の玉継手を製造する方
法及びこの方法を実施する装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】特に自動車製造に用いられる玉継手は、
種々の構成のものが公知である。これら玉継手は、それ
ぞれ、玉ピンと、制限された範囲内で玉ピンの旋回及び
回転が可能な継手ハウジングとから成っている。継手ハ
ウジングと玉ピンの玉との間には、通常、支承シェルが
配置され、それによって、継手ハウジングの好ましくは
金属材料とは無関係に、玉シートの所望の材料対と品質
とが得られるようにされる。
【０００３】これら公知の、支承シェルを備えた玉継手
の欠点は、継手ハウジング内へ玉ピンを挿入するさい、
玉の赤道をこえて支承シェルが玉を被覆するためには、
支承シェルを、場合によっては継手ハウジングをも、弾
性変形させる必要がある点である。このような被覆が必
要となるのは、玉ピンの縦方向に荷重成分が発生する場
合、玉ピンが継手ハウジングから脱出するのを防止する
ためである。
【０００４】また、公知玉継手の組立は、かなり厄介な
ので、継手ハウジングをトランスファー成形金型内の玉
ピンの周囲に注入して製造することが、既に提案されて
いる。その場合、関節玉には、別個に製造された支承シ
ェルが予め備えておかれる。この支承シェルは関節玉に
プレスばめできるとはいえ、継手ハウジングの製造時
に、プラスチックが関節玉と支承シェルとの間に侵入
し、中空室、特に、玉の、平らにされた極面に充填され
ることによって、玉継手が使用不可能になることは避け
られない。加えて、高い荷重負荷の可能なハウジングに
必要な繊維強化プラスチックを使用する場合には、支承
シェルは効果がなく、不必要である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、玉ピンとプラスチック製継手ハウジングとから成
る玉継手、それも前記の欠点が除去され、かつ高い荷重
負荷に耐え、廉価に製造可能な玉継手を提供することに
ある。
【０００６】
【課題を解決する手段】この課題は、本発明の方法によ
り、次のようにすることによって解決された。すなわ
ち、極面のない関節玉を有する玉ピンを、トランスファ
ー成形金型内へ挿入し、コアプラーが、継手ハウジング
に対する玉ピンの最大旋回角がえられるような自由空間
を形成しつつ、玉ピンを保持し、かつ前記金型の中空室
を関節玉に対してシールもするようにし、更に、関節玉
の周囲に、直接、継手ハウジングを形成するプラスチッ
クを圧入するようにしたのである。
【０００７】本発明の方法により製造される、玉ピン及
び継手ハウジングから成る玉継手の場合、厄介な組立が
不要なだけでなく、支承シェル全体が不要となる。この
ことによって、同時に、玉のシートに対する公差、特に
玉形状に対する寸法偏差が生じる恐れがなくなる。した
がって、関節玉の周囲に直接にプラスチックを圧入して
継手ハウジングを形成することによって、玉継手の支持
像は良好となり、その支持分担分は高くなる。本発明に
よって支承シェルの組付けが不要となることにより、高
力ハウジング材料を玉の赤道をこえて被覆することがで
きる。このため、本発明の方法により製造された玉継手
は、継手ハウジングからの玉ピンの高い引抜き強さを有
しており、したがって、弾性的で引抜き強さがより低い
従来の玉継手に比して、著しい利点を有している。本発
明の方法により製造された玉継手は、半径方向及び軸方
向の支承弾性が僅かであるから、軸方向継手としても半
径方向継手としても適している。加えて、支承シェルが
不要となることによって、継手ハウジングの外寸法を小
さくすることができる。
【０００８】本発明の別の特徴によれば、継手ハウジン
グと同時に、その接続部ないしシャシ・ストラット全体
も、トランスファー成形金型で製造される。更に、継手
ハウジングの製造時に、継手ハウジングの開口を取囲む
シールベローズ取付け溝も、同時に形成される。
【０００９】本発明の別の特徴によれば、極面なしの関
節玉を有する玉ピンが、くぼみを付けられたピン部分端
面に玉を付加溶接することによって製造される。溶接方
法としては、パルスアーク溶接又は摩擦溶接を用いるの
が好ましい。本発明によれば、関節玉には、その周囲に
プラスチックを圧入する前に、摩擦を低減するコーティ
ングを施すことができる。
【００１０】本発明の方法を実施する装置は、接続部な
いしシャシ・ストラットを有する継手ハウジングに相応
する中空室を備え、かつコアプラーの案内を形成する金
型を有している。この装置の本発明による構成の特徴
は、トランスファー成形金型に対して密封案内されるコ
アプラーが、関節玉の下側に密封隣接する環状シール面
を有しており、このシール面が、継手ハウジングに対す
る玉ピンの最大旋回角のための自由空間を形成するコア
プラー円錐台形端部のところに設けられている点であ
る。
【００１１】本発明の構成による簡単な、確実に機能す
るトランスファー成形金型により、直接に、関節玉を取
囲む継手ハウジングが製造されるのみでなく、同時に、
継手ハウジングに対して玉ピンが最大旋回角をもって運
動するのに必要な自由空間をも形成することができる。
【００１２】本発明の一好適実施例の場合、トランスフ
ァー成形金型を、継手ハウジング及びコアプラーの縦中
心線のところで分割しておくことができる。その場合、
コアは、各１つの金型半部内に円筒半部の形状で金型分
離平面内に位置することになる。このため、付加成形さ
れたシールべローズ用溝と、接続部の開放ストラット断
面形とを有する玉継手は、別のコアプラー又はスライダ
なしで突出すことができる。
【００１３】本発明の別の特徴によれば、金型半部の一
方に玉ピンのピン部分に接触する止めボルトを配置して
おき、これによって、環状シール面を関節玉の下側に押
圧する力に対抗するのに必要な反力を得ることができ、
継手ハウジングのトランスファー成形時に自由空間内へ
のプラスチックの侵入を防止することができる。あるい
はまた、この反力は、コアにより玉ピンのねじ山部分を
介して加えることもできる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下で、図面につき本発明の方法
及び装置を説明する。図面には、特に自動車用の玉継手
２を製造するトランスファー成形金具１の一部が略示さ
れている。
【００１５】この玉継手２は、ピン部分２２と関節玉２
３とから構成された玉ピン２１から成っている。関節玉
２３は、極面のない玉によって形成され、この玉が、く
ぼみを付けられた玉ピン端面２４にパルスアーク溶接又
は摩擦溶接によって付加溶接される。
【００１６】ピン部分２２には、ねじ山部分２５が設け
られ、ねじ山部分には関節玉２３側につば２６が続いて
いる。このつば２６の円筒形外套面には環状溝２７が形
成されている。環状溝２７には、図面には示されていな
い厚くされたシールベローズ縁が受容される。玉ピン２
１は、つば２６と端面２４との間に、円錐形の移行部２
８を有している。玉２３は、粘着性の滑りコーティング
を施されており、このコーティングによって、玉ピン２
１の最初の旋回運動時に潤滑フィルムと潤滑間隙とが形
成される。
【００１７】玉ピン２１の関節玉２３の支承に役立つ継
手ハウジング２９は、図示の実施例の場合、接続部３と
一体に、ないしはシャシ・ストラット全体と一体に構成
されている。図面に破線で示した最大旋回角だけ玉ピン
２１の旋回が可能になるように、継手ハウジング２９の
開口内には自由空間４が設けられている。玉ピン２１の
右側の最終位置は破線で示されている。継手ハウジング
２９の、自由空間４を取囲む縁には、図示されていない
シールベローズの他端を取付けるための溝２９ａが設け
られている。
【００１８】好適なプラスチックを用いて継手ハウジン
グ２９を製造するため、ピン部分２４と関節玉２３とか
ら成る玉ピン２１を、トランスファー成形金具１内に挿
入する。金型１は、例えば、継手ハウジング２９の縦中
心平面に沿って、言い換えると図示の実施例の図平面
で、分割されている。したがって、図面には、金型１の
半部１１のみが示されている。他方の金型半部１１内に
は、２個の止めボルト１２が配置されている。これらの
止めボルトは、短冊穴１５に通され、金型１が閉じられ
ると、コアプラーを貫通し、コアプラー１３が、密閉の
ために、図示の最終位置へ押上げられると、玉ピン２１
の円錐形移行部２８が、止めボルト１２に接触する。
【００１９】コアプラー１３は、管状に構成され、金型
１内の孔（各１個の金型半部内の２個の半円筒形部によ
り形成される）内を案内される。コアプラー１３は、玉
ピン２１のピン部分２２を取囲み、円錐台形端部１３ａ
を有し、この端部の外形によって自由空間４が密閉され
る。コアプラー１３は、その環状シール面１３ｂが、図
示の最終位置では関節玉２３の下側に密着している。こ
のシール面１３ｂを介して関節玉２３に加わる密封力
は、ピン部分２２の移行部２８から止めボルト１２を介
して金型１に伝達される反力によって吸収される。
【００２０】金型１内へ玉ピン２１を挿入し、コアプラ
ー１３を図示の最終位置へ案内した後、金型１の中空室
内へプラスチックを高圧で圧入する。この結果、付加成
形された接続部３、ないし付加形成されたシャシ・スト
ラットを有する継手ハウジング２９が得られる。玉ピン
２１の関節玉２３は、このようにして製造された継手ハ
ウジング２９により直接に取囲まれる、言い換えると支
承シェルは不要となる。したがって、コアプラー１３を
除圧し、金型１を開き、止めボルト１２を外し、コアプ
ラー１３を引抜いた後、金型１から組立完了した玉継手
を取出すことができる。継手ハウジング２９製造時、コ
アプラー１３の円錐台形端部１３ａにより、同時に、継
手ハウジング２９に対する玉ピン２１の旋回に必要な自
由空間４が形成される。最大旋回角は、図面には破線で
示してある。
【００２１】金型１から完成玉継手を取出した後に必要
となるのは、玉ピンを旋回させることによって、玉が滑
らかに動くようにし、玉ピンに振れを生じさせることに
より自由空間に潤滑剤を付与し、図示されていないシー
ルベローズの上縁を溝２９ａに取付け、下縁を玉ピン２
１のつば２６の環状溝２７に取付けることだけである。
その後で、玉継手は、継手ハウジング２９に一体に付加
成形された接続部３、ないし付加成形されたシャシ・ス
トラットと共に、組付け可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の装置の一実施例を金型分離平面に沿っ
て垂直に切断して示した断面図である。
【符号の説明】
１ トランスファー成形金型 ２ 玉継手 ３ 接続部 ４ 自由空間 １１ 金型半部 １２ 止めボルト １３ コアプラー １３ａ コアプラー端部 １３ｂ シール面 １４ コア １５ 短冊穴 ２１ 玉ピン ２２ ピン部分 ２３ 関節玉 ２４ 玉ピン端面 ２５ ねじ山部分 ２６ つば ２７ 環状溝 ２８ 移行部 ２９ 継手ハウジング ２９ａ 溝

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 玉ピンと継手ハウジングとから成る、特
    に自動車用の玉継手を製造する方法において、 極面のない関節玉（２３）を有する玉ピン（２１）が、
    トランスファー成形金型（１）内へ挿入され、コアプラ
    ー（１３）が、継手ハウジング（２９）に対する玉ピン
    （２１）の最大旋回角が得られるような自由空間（４）
    を形成しつつ、玉ピン（２１）を保持するようにし、加
    えて、このコアプラー（１３）が前記金型（１）の中空
    室を関節玉（２３）に対してシールするようにし、更
    に、関節玉（２３）の周囲に、直接、継手ハウジング
    （２９）を形成するプラスチックを圧入することを特徴
    とする、玉継手を製造する方法。
  2. 【請求項２】 継手ハウジング（２９）と同時に、その
    接続部（３）ないしシャシ・ストラット全体も、トラン
    スファー成形金型（１）内で製造されることを特徴とす
    る、請求項１記載の方法。
  3. 【請求項３】 継手ハウジング（２９）の製造時に、継
    手ハウジング（２９）の開口を取囲むシールベローズ取
    付け溝（２９ａ）も、同時に形成されることを特徴とす
    る、請求項１または２に記載の方法。
  4. 【請求項４】 極面なしの関節玉（２３）を有する玉ピ
    ン（２１）が、ピン部分（２２）の、くぼみを付けた端
    面（２４）に玉を付加溶接することによって製造される
    ことを特徴とする、請求項１から３のいずれか１項に記
    載の方法。
  5. 【請求項５】 関節玉（２３）が、その周囲にプラスチ
    ックを圧入される前に、摩擦を低減するコーティングを
    施されることを特徴とする、請求項１から４のいずれか
    １項に記載の方法。
  6. 【請求項６】 請求項１から５のいずれか１項に記載の
    方法を実施する装置であって、接続部（３）ないしシャ
    シ・ストラットを有する継手ハウジング（２９）に相応
    する中空室を備え、かつコアプラー（１３）の案内を形
    成する金型（１）を有する形式のものにおいて、 トランスファー成形金型（１）に対して密封案内される
    コアプラー（１３）が、関節玉（２３）の下側に密封隣
    接する環状シール面（１３ｂ）を有しており、このシー
    ル面（１３ｂ）が、継手ハウジング（２９）に対して玉
    ピン（２１）の最大旋回角のための自由空間（４）を形
    成するコアプラー円錐台形端部（１３ａ）のところに設
    けられていることを特徴とする、請求項１から５のいず
    れか１項に記載の方法を実施する装置。
  7. 【請求項７】 トランスファー成形金型（１）が、継手
    ハウジング（２９）及びコアプラー（１３）の縦中心線
    のところで分割されていることを特徴とする、請求項６
    記載の装置。
  8. 【請求項８】 トランスファー成形金型（１）半部の一
    方に、玉ピン（２１）のピン部分（２２）に対する接触
    部材として止めボルトが配置されていることを特徴とす
    る、請求項７記載の装置。
  9. 【請求項９】 ピン（２１）が、そのねじ山部分（２
    ５）のところを軸方向にコア（１４）によって保持され
    ていることを特徴とする、請求項６または７に記載の装
    置。
JP8088337A 1995-04-11 1996-04-10 玉継手を製造する方法と装置 Pending JPH08284946A (ja)

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EP (1) EP0737557B1 (ja)
JP (1) JPH08284946A (ja)
KR (1) KR960037243A (ja)
BR (1) BR9601313A (ja)
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