JP3234566B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP3234566B2
JP3234566B2 JP14602798A JP14602798A JP3234566B2 JP 3234566 B2 JP3234566 B2 JP 3234566B2 JP 14602798 A JP14602798 A JP 14602798A JP 14602798 A JP14602798 A JP 14602798A JP 3234566 B2 JP3234566 B2 JP 3234566B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジ等の高
周波加熱装置に関し、特に、電源の周波数が変更された
場合にはスイッチをオン/オフして高周波加熱手段への
電力の供給を制御することにより複数種類ある交流電源
の周波数のいずれにも対応できる高周波加熱装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波加熱装置には、電源の周波
数が変更された場合にはスイッチをオン/オフして高周
波加熱手段への電力の供給を制御することにより複数種
類ある交流電源の周波数のいずれにも対応できる高周波
加熱装置があった。高周波加熱装置がこのように構成さ
れることにより、当該高周波加熱装置の販売される市場
が、交流電源の周波数が50Hzである地域と60Hz
である地域を含むような場合でも、装置において周波数
についての設計変更をすることなく、当該市場のすべて
の地域に1種類の高周波加熱装置を販売することができ
た。つまり、高周波加熱装置がこのように構成されるこ
とにより、上記のような場合でも、装置の製造コストが
上昇することを回避できた。このような高周波加熱装置
の一例である電子レンジの電気的構成を、模式的に、図
1に示す。
【0003】図1を参照して、図中20は、図1に示す
回路全体に電力を供給する交流電源である。なお、図1
に示す回路において、交流電源20のみは、電子レンジ
1を構成するものではなく、電子レンジ1の外部に設け
られている。
【0004】また、図中10は、高周波加熱手段の一例
であるマグネトロンであり、11は高圧トランス、12
は高圧ダイオード、13は高圧コンデンサ、14は放電
抵抗、23はヒューズである。
【0005】図中15はドアスイッチである。ドアスイ
ッチ15は、電子レンジ1の加熱室のドアが開かれる
と、図1に示す回路を開き、当該ドアが閉じられると、
当該回路を閉じるように構成されている。17はモニタ
スイッチであり、ドアスイッチ15とは逆に、ドアが開
かれると図1に示す回路を閉じ、ドアが閉じられると当
該回路を開くように構成されている。モニタスイッチ1
7は、ドアが開かれてもドアスイッチ15が回路を開か
ない場合、短絡回路を形成して、ヒューズ23を切るた
めに設けられている。
【0006】図中18,19は、それぞれ加熱調理のた
めにマグネトロン10への通電を規制する出力調整用リ
レー,メインリレーである。出力調整用リレー18およ
びメインリレー19のオン/オフは、制御回路21によ
り制御されている。また、制御回路21には、加熱時間
等の調理メニューを入力するためのコントロールパネル
6が接続されている。そして、制御回路21は、ユーザ
がコントロールパネル6に入力した調理メニューに応じ
て、出力調整用リレー18およびメインリレー19をオ
ン/オフする。22は、制御回路21に一定電圧の電力
を供給する定電圧回路である。
【0007】このような電子レンジ1において、高圧ト
ランス11は、交流電源20の周波数およびマグネトロ
ン10が出力すべき電力等に応じて、マグネトロン10
に供給する電圧を設定されていた。したがって、このよ
うな電子レンジ1では、たとえば、交流電源20の周波
数が50Hzである地域(以下、「50Hz地域」とい
う)で使用される場合と60Hzである地域(以下、
「60Hz地域」という)で使用される場合では、制御
が異なっていた。より詳しく説明すると、電子レンジ1
が交流電源20の周波数が50Hzである場合を基準に
製造されていれば、所定時間tだけ加熱調理を行なう場
合、60Hz地域で使用されれば、制御回路21は、図
8のタイミングチャートに示すように、メインリレー1
9を所定時間tだけオンし続け、出力調整用リレー18
を所定時間tにおいて周期fで5f/6オンした後f/
6オフするよう制御していた。すなわち、出力調整用リ
レー18により、電源の周波数が変更された場合にオン
/オフされるスイッチが構成されていた。なお、50H
z地域で使用されれば、制御回路21は、出力調整用リ
レー18およびメインリレー19を所定時間tだけオン
し続けるよう制御していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の高
周波加熱装置では、50Hz地域と60Hz地域とで制
御を変更することにより、確かに、当該両地域を市場に
含む場合でも設計変更することなく、当該装置を販売す
ることができた。しかしながら、60Hzで使用される
場合には、上述のように、出力調整用リレー18が頻繁
に駆動されるため、装置の使用に伴って、当該出力調整
用リレー18において接点不良や接点溶着が生じやすく
なり、これが原因で火災を引起こす場合もあった。つま
り、従来の高周波加熱装置では一部分のみが頻繁に駆動
されていたため、そのことを原因とした火災などの危険
性を有していた。
【0009】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、複数種類ある交流電源の周波数
のいずれにも対応でき、かつ安全に動作する高周波加熱
装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る高周波加熱装置は、高周波の電波を発することによ
り、被加熱物を加熱する高周波加熱手段と、前記高周波
加熱手段に電力を供給する交流電源の周波数を検出する
周波数検出手段と、前記交流電源から前記高周波加熱手
段への電力の供給を制御する複数のスイッチとを含み、
前記高周波加熱手段は、前記複数のスイッチのすべてが
オンされていなければ、加熱の動作を行なうことができ
ず、前記周波数検出手段が所定の周波数を検出した場
合、前記高周波加熱手段に前記所定の周波数に対応して
加熱動作を行なわせるために、前記複数のスイッチのす
べてをオンさせた後、前記複数のスイッチの中のいずれ
かのスイッチを、所定の周期で、所定期間、複数回オフ
させる所定周波数用制御を行なうスイッチ制御手段とを
含み、前記スイッチ制御手段は、前記所定周波数用制御
において、前記所定期間オフさせるスイッチを、前記複
数回の中で少なくとも1回は交代させることを特徴とす
る。
【0011】また、前述の構成に加え、前記被加熱物を
加熱するためのヒータをさらに含み、前記複数のスイッ
チは、前記交流電源から前記高周波加熱手段および前記
ヒータへの電力の供給を制御する第1のスイッチと、前
記交流電源から前記高周波加熱手段のみへの電力の供給
を制御する第2のスイッチからなることを特徴とする。
【0012】請求項1に記載の発明によると、高周波加
熱装置において、周波数検出手段が所定の周波数を検出
した場合、スイッチ制御手段により、複数のスイッチの
中のいずれかのスイッチが、所定の周期で、所定期間、
複数回オフするよう制御される。なお、この場合、所定
期間オフされるスイッチは、複数のスイッチの中で、前
記複数回において少なくとも1回は交代される。
【0013】これにより、周波数検出手段が所定の周波
数を検出した場合に、複数のスイッチが駆動され、駆動
されるスイッチは、少なくとも1回は交代するので、1
つのスイッチのみが頻繁に駆動されるということがなく
なるため、安全に動作する高周波加熱装置を提供するこ
とができる。
【0014】さらに、前述の作用に加えて、周波数検出
手段が所定の周波数を検出した場合、スイッチ制御手段
により、交流電源から高周波加熱手段およびヒータへの
電力の供給を制御する第1のスイッチと、交流電源から
高周波加熱手段のみへの電力の供給を制御する第2のス
イッチとが、少なくとも1回は交代するようにして、所
定の周期でオフするよう制御される。
【0015】これにより、前述の効果に加えて、ヒータ
を備える場合でも、高周波加熱装置において、1つのス
イッチが頻繁に駆動されることをより確実に回避でき
る。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の高周波加熱装置の実施の形態である電子レンジについ
て説明する。
【0023】[第1の実施の形態]本実施の形態におけ
る電子レンジの電気的構成は、図1に示した従来の電子
レンジ1のものと同様であるため、図1を参照しつつ、
本実施の形態の電子レンジについて説明する。
【0024】図1に示す電子レンジ1においては、高圧
コンデンサ13に並列に接続された放電抵抗14として
は、交流電源20からの電力の供給が停止された後、約
1分程度で高圧コンデンサ13の放電が完了するような
抵抗値を有する抵抗が用いられる。
【0025】本実施の形態の電子レンジ1では、交流電
源20の周波数が50Hzである場合を基準に製造され
ていれば、60Hz地域で使用される場合、出力調整用
リレー18とメインリレー19を交互にオン/オフする
ため、出力調整用リレー18のみに対して周期fのオン
/オフを行なうことはない。
【0026】一方、図8に示したように、従来の電子レ
ンジ1では、このような場合、制御回路21は、メイン
リレー19を所定時間tだけオンし続け、出力調整用リ
レー18を所定時間tにおいて周期fで5f/6オンし
た後f/6オフするよう制御していた。すなわち、本実
施の形態では、出力調整用リレー18とメインリレー1
9を、交互に、周期2fでオン/オフさせるのに対し、
従来では、出力調整用リレー18のみに対して、周期f
のオン/オフを行なっていた。
【0027】この点で、本実施の形態の電子レンジ1
は、従来の電子レンジ1と構成を異にする。以下に、本
実施の形態の電子レンジ1が、交流電源20の周波数が
50Hzである場合を基準に製造されている場合の、6
0Hz地域で使用される場合の動作について説明する。
【0028】電子レンジ1では、出力調整用リレー18
およびメインリレー19のオン/オフを含む、電子レン
ジ1全体の動作の制御は、制御回路21に含まれるマイ
クロコンピュータ(図示略)により行なわれる。図2
は、本実施の形態の電子レンジ1における出力調整用リ
レー18およびメインリレー19のオン/オフのタイミ
ングチャートである。また、図3に、マイクロコンピュ
ータの制御内容を示す。以下に、図3を用いてマイクロ
コンピュータの制御内容を説明することにより、本実施
の形態の電子レンジ1における動作を説明する。なお、
本実施の形態の電子レンジ1は、交流電源20の周波数
が50Hzである場合を基準に製造され、交流電源20
の周波数が50Hzまたは60Hzである場合に対応で
きるように構成されている。なお、図2のタイミングチ
ャートは、図3におけるS3〜S16の処理内容に対応
している。
【0029】まず、S1により、交流電源20の周波数
が50Hzであるか否かが判断される。50Hzである
と判断された場合には、S18に進み、50Hzでない
と判断された場合、すなわち60Hzであると判断され
た場合には、S2に進む。
【0030】S2では、加熱時間(T0 )が入力され、
かつ、加熱を開始させるためのキー、たとえばスタート
キーを押圧されたか否かが判断される。T0 が入力さ
れ、かつ、スタートキーが押圧されたと判断されると、
S3に進む。なお、T0 が入力されると、制御回路21
にT0 のタイマが設定される。
【0031】S3では、出力調整用リレー18およびメ
インリレー19をオンして、マグネトロン10による加
熱を開始させる処理が行なわれ、S4に進む。S4で
は、前述のT0 のタイマのカウントダウンを開始する処
理がなされ、S5に進む。
【0032】S5では、S3で出力調整用リレー18お
よびメインリレー19をオンしてから「5f/6」の時
間が経過したか否かが判断される。なお、ここで「f」
とは、交流電源20の周波数が60Hzである場合に、
マグネトロン10への電力の供給量を調整するために電
力の供給を停止する周期であり、たとえば1秒とするこ
とができる。そして、5f/6の時間が経過したと判断
されると、S6に進む。
【0033】S6では、出力調整用リレー18をオフす
ることにより、マグネトロン10への電力の供給を停止
し、電子レンジ1における加熱調理を中断する処理が行
なわれ、S7に進む。S7では、S6で加熱を中断して
からf/6の時間が経過したか否かが判断される。f/
6の時間が経過したと判断されると、S8に進む。
【0034】S8では、オフされている出力調整用リレ
ー18をオンすることにより、マグネトロン10への電
力の供給を再開し、電子レンジ1における加熱調理を再
開する処理が行なわれ、S9に進む。S9では、前述の
0 のタイマをカウントダウンする処理がなされ、S1
0に進む。
【0035】S10では、S4でカウントダウンを開始
したT0 のタイマが終了したか否かが判断される。終了
したと判断されると、S17に進み、まだ終了していな
いと判断されると、S11に進む。
【0036】S11では、S8で出力調整用リレー18
がオンされ、出力調整用リレー18およびメインリレー
19のいずれもがオンされた状態となってから5f/6
の時間が経過したか否かが判断され5f/6の時間が経
過したと判断されると、S12に進む。
【0037】S12では、メインリレー19をオフする
ことにより、マグネトロン10への電力の供給を停止
し、電子レンジ1における加熱調理を中断する処理が行
なわれ、S13に進む。
【0038】S13では、S12で加熱を中断してから
f/6の時間が経過したか否かが判断され、f/6の時
間が経過したと判断されると、S14に進む。S14で
は、オフされているメインリレー19をオンすることに
より、マグネトロン10への電力の供給を再開し、電子
レンジ1における加熱調理を再開する処理が行なわれ、
S15に進む。S15では、T0 のタイマをカウントダ
ウンする処理がなされ、S16に進む。
【0039】S16では、S4でカウントダウンを開始
したT0 のタイマが終了したか否かが判断される。終了
したと判断されるとS17に進み、まだ終了していない
と判断されるとS5に戻る。
【0040】一方、S18では、S2と同様に、T0
入力され、かつ、スタートキーが押圧されたか否かが判
断される。T0 が入力され、かつ、スタートキーが押圧
されたと判断されると、S19に進む。
【0041】S19では、S3と同様に、出力調整用リ
レー18およびメインリレー19をオンして、マグネト
ロン10による加熱を開始させる処理が行なわれ、S2
0に進む。S20では、T0 のタイマのカウントダウン
を開始する処理がなされ、S21に進む。S21では、
S20でカウントダウンを開始したT0 のタイマが終了
したか否かが判断され、終了したと判断されるとS17
に進む。
【0042】S17では、出力調整用リレー18および
メインリレー19をオフして、マグネトロン10による
加熱を停止させる処理が行なわれ、処理が終了する。
【0043】以上、図3を用いて説明した制御内容にお
いて、S3〜S16では(交流電源20が60Hzの場
合には)、出力調整用リレー18およびメインリレー1
9は、図2に示すように、周期2fでオン/オフ動作を
行なう。なお、これらの2つのリレーが交互にオン/オ
フ動作を行なうため、マグネトロン10は、周期fで、
オン/オフ動作を行なう。
【0044】以上説明した本実施の形態では、マグネト
ロン10により、高周波の電波を発することにより、被
加熱物を加熱する高周波加熱手段が構成されている。ま
た、図3のS1の処理を行なうマイクロコンピュータを
含む制御回路21により、高周波加熱手段に電力を供給
する交流電源の周波数を検出する周波数検出手段が構成
され、出力調整用リレー18およびメインリレー19に
より、交流電源から高周波加熱手段への電力の供給を制
御する複数のスイッチが構成されている。また、出力調
整用リレー18またはメインリレー19のいずれかが図
1に示す回路を開くと、高圧トランス11に電力が供給
されないことになり、高周波加熱手段が、複数のスイッ
チのすべてがオンされていなければ加熱動作を行なうこ
とができない旨が開示されている。そして、図3のS5
〜S16の各処理を行なうマイクロコンピュータによ
り、周波数検出手段が所定の周波数を検出した場合、高
周波加熱手段に所定の周波数に対応して加熱動作を行な
わせるために、複数のスイッチをすべてオンさせた後、
複数のスイッチの中のいずれかのスイッチを、所定の周
期で、所定期間、複数回、オフさせる所定周波数用制御
を行ない、かつ、所定周波数用制御において、所定期間
オフさせるスイッチを、前記複数回の中で少なくとも1
回は交代させるスイッチ制御手段が構成されている。
【0045】なお、図3のS5〜S16の各処理によ
り、出力調整用リレー18とメインリレー19は、交互
に、オン/オフを切換えられているが、本実施の形態
は、これに限定されるものではない。これらが少なくと
も1回は交代するようにオン/オフを切換えられればよ
く、たとえば、出力調整用リレー18がメインリレー1
9よりも耐久性が高い場合に、出力調整用リレー18の
オン/オフを2回切換えるごとに、メインリレー19の
オン/オフを1回切換えるよう構成することもできる。
また、複数のスイッチは、出力調整用リレー18とメイ
ンリレー19の2つのスイッチから構成されたが、本実
施の形態は、これに限定されない。複数であれば、3つ
以上のスイッチから構成されても構わない。
【0046】なお、複数のスイッチが、A,B…Zとい
うように、3つ以上のスイッチから構成される場合、こ
れらのスイッチは1回は交代するようにオフされればよ
いが、「複数のスイッチの中のいずれかのスイッチが、
順に、オフする」という場合には、A,B…Zの順番
で、繰返して、オフさせることを意味する。
【0047】また、本実施の形態では、所定の周期で、
スイッチ(リレー)を1つずつオフさせているが、本実
施の形態はこれに限定されない。たとえば、複数のスイ
ッチが3つ以上のスイッチから構成される場合、一度
に、その中の2つ等の複数のスイッチがオフされてもよ
い。ただし、本実施の形態では、複数のスイッチの中の
いずれかのスイッチを、「少なくとも1回は交代するよ
うに」、オフさせることから、一度にオフさせるスイッ
チの数は、複数のスイッチを構成するスイッチの数より
も少ない。
【0048】また、図3に示す制御内容では、S2〜S
16の各処理は、S1でマイクロコンピュータによって
2つの周波数(50Hz,60Hz)の中の所定の周波
数(60Hz)であると判断された場合に行なわれる
が、3つ以上の周波数の中から1つの周波数であると判
断された場合でもよい。
【0049】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態の電子レンジは、図3に示した第1の実施の形態
におけるマイクロコンピュータの制御内容を以下のよう
に変更したものである。すなわち、S5〜S16の処理
を行なう際に、前回の加熱において最後にオン/オフを
切換えたリレーとは異なるリレーからオン/オフの切換
を行なう(後述するS40の処理を行なう)ように、制
御内容を変更したものである。図4に、本実施の形態の
電子レンジでの、マイクロコンピュータの制御内容を示
す。なお、図4に示す制御内容は、図3に示した第1の
実施の形態におけるマイクロコンピュータの制御内容と
概ね同じであるため、図3に示した処理と同等の処理に
は、同一の処理番号(「S1」等)を付し、その説明を
省略する。
【0050】図4を参照して、本実施の形態の電子レン
ジでは、S1で交流電源20の周波数が60Hzである
と判断され、S2〜S4の各処理が行なわれた後、S4
0に進む。
【0051】S40では、前回の加熱において、最後に
メインリレー19のオン/オフが切換えられたか否か、
すなわち前回S17の処理が行なわれた直前にS10で
はなくS16の処理が行なわれたか否かが判断される。
メインリレー19のオン/オフが切換えられたと判断す
るとS5に進み、そうでないと判断するとS11に進
む。
【0052】つまり、本実施の形態では、加熱を行なう
際に、前回の加熱において、最後にメインリレー19の
オン/オフが切換えられた場合には、出力調整用リレー
18のオン/オフを切換える処理(S5〜S8)が行な
われた後、メインリレー19のオン/オフを切換える処
理(S11〜S14)が行なわれ、これらが繰返され
る。一方、前回の加熱において、最後に出力調整用リレ
ー18のオン/オフが切換えられた場合には、メインリ
レー19のオン/オフを切換える処理(S11〜S1
4)が行なわれた後、出力調整用リレー18のオン/オ
フを切換える処理(S5〜S8)が行なわれ、これらが
繰返される。
【0053】このように制御されることにより、S5〜
S16における、出力調整用リレー18のオン/オフの
切換回数とメインリレー19のオン/オフの切換回数の
差を、1回または0回とすることができる。つまり、出
力調整用リレー18またはメインリレー19のいずれか
一方が、他方に比べて過度に消耗するという事態を回避
することができる。
【0054】なお、本実施の形態においても、S3〜S
16およびS40の各処理により、出力調整用リレー1
8とメインリレー19は、図2に示すようなタイミング
でオン/オフを切換えられる。
【0055】[第3の実施の形態]本発明の第3の実施
の形態の電子レンジは、図1に示した、第1の実施の形
態における電子レンジ1に、さらに、マグネトロン10
とは別に設けられた被加熱物の加熱用のヒータを備え
る。図5に、本実施の形態の電子レンジ1の電気的構成
を模式的に示す。なお、本実施の形態の電子レンジの電
気的構成は、図1に示した電子レンジ1の電気的構成と
概ね同じであるため、図1に示した電子レンジ1と共通
する構成要素には、同一の参照番号を付し、その説明を
省略する。
【0056】図5を参照して、本実施の形態の電子レン
ジでは、ヒータ30が、高圧トランス11と並列に接続
されている。また、ヒータ30とメインリレー19との
間には、ヒータスイッチ31が接続されている。ヒータ
スイッチ31は、制御回路21により、オン/オフを制
御される。そして、本実施の形態の電子レンジでは、メ
インリレー19とヒータスイッチ31が回路を閉じると
ヒータ30が加熱を行ない、メインリレー19と出力調
整用リレー18が回路を閉じるとマグネトロン10が加
熱を行なう。
【0057】本実施の形態の電子レンジにおいても、マ
イクロコンピュータにより、図3または図4を用いて説
明した制御が行なわれる。
【0058】以上説明した本実施の形態では、メインリ
レー19により、交流電源から高周波加熱手段およびヒ
ータへの電力の供給を制御する第1のスイッチが構成さ
れ、出力調整用リレー18により、交流電源から高周波
加熱手段のみへの電力の供給を制御する第2のスイッチ
が構成されている。
【0059】[第4の実施の形態]本発明の第4の実施
の形態の電子レンジは、図1に示した、第1の実施の形
態における電子レンジ1のメインリレー19の接続位置
を変更したものである。図6に、本実施の形態の電子レ
ンジの電気的構成を模式的に示す。なお、本実施の形態
の電子レンジの電気的構成は、図1に示した電子レンジ
1の電気的構成と概ね同じであるため、図1に示した電
子レンジ1と共通する構成要素には、同一の参照番号を
付し、その説明を省略する。
【0060】図6を参照して、本実施の形態の電子レン
ジは、出力調整用リレー18とメインリレー19とが、
高圧トランス11に対して同じ側に接続されている。そ
して、出力調整用リレー18とメインリレー19が回路
を閉じていれば、交流電源20から流れ込む電流が、ヒ
ューズ23、高圧トランス11を経て、出力調整用リレ
ー18、メインリレー19に流れ込むように構成されて
いる。本実施の形態の電子レンジにおいても、マイクロ
コンピュータにより、図3または図4を用いて説明した
制御が行なわれる。
【0061】[第5の実施の形態]本発明の第5の実施
の形態の電子レンジは、図1に示した、第1の実施の形
態における電子レンジ1の出力調整用リレー18および
メインリレー19の接続位置を変更したものである。図
7に、本実施の形態の電子レンジの電気的構成を模式的
に示す。なお、本実施の形態の電子レンジの電気的構成
は、図1に示した電子レンジ1の電気的構成と概ね同じ
であるため、図1に示した電子レンジ1と共通する構成
要素には、同一の参照番号を付し、その説明を省略す
る。
【0062】図7を参照して、本実施の形態の電子レン
ジは、出力調整用リレー18とメインリレー19とが、
高圧トランス11に対して同じ側に接続されている。そ
して、出力調整用リレー18とメインリレー19が回路
を閉じていれば、交流電源20から流れ込む電流が、ヒ
ューズ23、出力調整用リレー18、メインリレー19
を経て、高圧トランス11に流れ込むように構成されて
いる。本実施の形態の電子レンジにおいても、マイクロ
コンピュータにより、図3または図4を用いて説明した
制御が行なわれる。
【0063】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の、および、従来の
電子レンジの電気的構成を模式的に示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の電子レンジでの、
出力調整用リレーとメインリレーのオン/オフのタイミ
ングチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態の電子レンジでの、
マイクロコンピュータの制御内容を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の電子レンジでの、
マイクロコンピュータの制御内容を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の電子レンジの電気
的構成を模式的に示す図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の電子レンジの電気
的構成を模式的に示す図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態の電子レンジの電気
的構成を模式的に示す図である。
【図8】従来の電子レンジでの、交流電源が60Hzで
ある場合の、出力調整用リレーとメインリレーのオン/
オフのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 電子レンジ 10 マグネトロン 18 出力調整用リレー 19 メインリレー 20 交流電源 21 制御回路 30 ヒータ 31 ヒータスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−132790(JP,A) 特開 平8−261488(JP,A) 特開 平4−186025(JP,A) 特開 平8−47166(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 6/66 - 6/68 H05B 11/00 F24C 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波の電波を発することにより、被加
    熱物を加熱する高周波加熱手段と、 前記高周波加熱手段に電力を供給する交流電源の周波数
    を検出する周波数検出手段と、 前記交流電源から前記高周波加熱手段への電力の供給を
    制御する複数のスイッチと、 前記被加熱物を加熱するためのヒータとをさらに含み、 前記複数のスイッチは、前記交流電源から前記高周波加
    熱手段および前記ヒータへの電力の供給を制御する第1
    のスイッチと、前記交流電源から前記高周波加熱手段の
    みへの電力の供給を制御する第2のスイッチとからな
    り、 前記高周波加熱手段は、前記複数のスイッチのすべてが
    オンされていなければ、加熱の動作を行なうことができ
    ず、 前記周波数検出手段が所定の周波数を検出した場合、前
    記高周波加熱手段に前記所定の周波数に対応して加熱動
    作を行なわせるために、前記複数のスイッチのすべてを
    オンさせた後、前記複数のスイッチの中のいずれかのス
    イッチを、所定の周期で、所定期間、複数回オフさせる
    所定周波数用制御を行なうスイッチ制御手段とを含み、 前記スイッチ制御手段は、前記所定周波数用制御におい
    て、前記所定期間オフさせるスイッチを、前記複数回の
    中で少なくとも1回は交代させる、高周波加熱装置。
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