JP3232998U - テーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】ちぎり板を使用して強固なテーブルを提供する。【解決手段】矩形板を横断面直角三角形状に切削してテーブル面1Aと第1の脚部1Bに上部切削端面と下部切削端面を形成し、上部切削端面に「小」の字を構成する上部第1の溝3a〜上部第3の溝3cを形成し、下部切削端面に「小」の字を構成する下部第1の溝4a〜下部第3の溝4cを形成し、上部第1の溝と下部第1の溝内、上部第2の溝と下部第2の溝内、上部第3の溝と下部第3の溝内に第1〜第3のちぎり板を嵌合し、テーブル面と第1の脚部が直交状態で接続し、第1〜第3のちぎり板の上面側の上部側面6a〜6cはテーブル面の上面1aと面一となり、第1から第3のちぎり板の外面側の外部側面7a〜7cは第1の脚部の外面1dと面一となり、テーブル面の裏面側に第2の脚部を設けたテーブルにより構成する。【選択図】図9

Description

本考案は、板材の接続に、独自構造のちぎり板を利用したテーブルに関するものである。
従来、木材の接続構造として、凸状の蟻ほぞと、蟻ほぞ穴による木材のほぞ接続構造が知られている(例えば、特許文献1)。
或いは、ちぎり板の使用構造として、例えば一枚板の長手方向に沿う割れを防止するために、表面にちぎり板と同一形状の凹部を長手方向に直交する方向に設け、その凹部にちぎり板を表面と水平かつ上記長手方向に直交する方向に埋め込み、長手方向の板の割れを防止する構造が知られている。
実用新案登録第3205556号公報
ところで、上記特許文献1の構造は、いわゆる蟻ほぞと蟻ほぞ穴の嵌合の構造であり、例えば引き出し等の方形の構造の直交部の板の接続にも使用されており、新規な構造ではない。
一方、ちぎり板の構造として後者の構造は、天然板の長手方向の割れを防止する方法として知られている方法であり、新規な構造ではない。
本考案は、2つの板材を接続する構造として、独自構造のちぎり板を使用したテーブルを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本考案は、
第1に、1枚の矩形板の裏面側を端面に平行に、かつ、中心線を2分するように、横断面直角三角形状に切削することでテーブル面と第1の脚部とが切り離され、上記テーブル面側となる上部切削端面と、上記第1の脚部側となる下部切削端面が形成され、上記上部切削端面と上記テーブル面の上面側に、上部第1の溝を形成すると共に、該上部第1の溝の両側に隣接して「小」の字を描くように、上記上部第1の溝から徐々に離れるように上部第2の溝、上部第3の溝が左右対称になるように構成され、上記下部切削端面と上記第1の脚部の外面側に、上記上部第1の溝から連続する位置に、下部第1の溝を形成すると共に、該下部第1の溝の両側に隣接して「小」の字を描くように、上記上部第2の溝と上記上部第3の溝に連続する位置に、上記下部第1の溝から徐々に離れるように下部第2の溝、下部第3の溝が左右対称となるように構成され、上記上部切削端面と上記下部切削端面を接合した状態において、上記上部第1の溝と上記下部第1の溝内に矩形板状の第1のちぎり板が嵌合挿入され、上記上部第2の溝と上記下部第2の溝内に矩形板状の第2のちぎり板が嵌合挿入され、上記上部第3の溝と上記下部第3の溝内に矩形板状の第3のちぎり板が嵌合挿入され、これにより上記上部切削端面と上記下部切削端面とが接続されて、上記テーブル面と上記第1の脚部とが直交状態で接続され、上記第1から上記第3のちぎり板の上記上面側の上部側面は上記テーブル面の上記上面と面一となるように構成され、上記第1から上記第3のちぎり板の上記外面側の外部側面は上記第1の脚部の上記外面と面一となるように構成され、上記端面とは反対側の上記テーブル面の上記裏面側に第2の脚部が設けられたものであるテーブルにより構成される。
1枚の矩形板は、例えば上面に木目を有する長方形板(1)を使用することができる。矩形板状の第1のちぎり板は略正方形状、矩形板状の第2のちぎり板は略菱形状、矩形板状の第3のちぎり板を略菱形状に構成される。上記第1〜第3のちぎり板の上部側面は上部側面(6a,6b,6c)により構成され、第1〜第3のちぎり板の外部側面は外部側面(7a,7b,7c)により構成される。このように構成すると、第1〜第3のちぎり板によりテーブル面と第1の脚部をデザイン性が高い状態で強固に接続することができ、しかもテーブル面から第1の脚部にかけての90度曲がった各面において、例えば木目の連続性を持たせることができる。
第2に、上記横断面直角三角形状に切削することに代えて、上記中心線を2分するように、横断面鈍角の横断面三角形状に切削することで、上記テーブル面と上記第1の脚部とが切り離され、上記テーブル面側となる上記上部切削端面と、上記第1の脚部側となる上記下部切削端面が形成され、上記上部切削端面と上記下部切削端面とが上記第1のちぎり板〜上記第3のちぎり板により接続されて、上記テーブル面と上記第1の脚部とが鋭角状態で接続されたものである上記第1記載のテーブルにより構成される。
このように構成すると、テーブル面と第1の脚部との角度を、直角から鋭角に変更することができ、各種のバリエーションを増やすことができる。
第3に、上記上部第1の溝〜上記上部第3の溝からなる「小」の字を構成する溝が複数形成されることにより上部溝群が設けられ、上記下部第1の溝〜上記下部第3の溝からなる「小」の字を構成する溝が、上記上部溝群と同数形成されることにより下部溝群が設けられ、上記上部溝群及び上記下部溝群に、上記第1〜第3のちぎり板が各々嵌合挿入されたものである上記第1又は2記載のテーブルにより構成される。
上部溝群と、それと同数の下部溝群を構成することにより、テーブル面と第1の脚部との接続をより強固にすることができる。
第4に、上記第1のちぎり板は、左面と右面は、平面視で同一位置に設けられ、各側面は左右面と直交しており、上記第2のちぎり板は、左面と右面は、平面視で左面に対して右面が右方向にずれており、各側面は上記ずれに沿って斜めに設けられており、上記第3のちぎり板は、左面と右面は、平面視で左面に対して右面が左方向にずれており、各側面は上記ずれに沿って斜めに設けられているものである上記第1〜3の何れかに記載のテーブルにより構成される。
上記第1のちぎり板の左面は左面(9a)であり、右面は右面(9a’)であり、上記第2のちぎり板の左面は左面(9b)であり、右面は右面(9b’)であり、第3のちぎり板の左面は左面(9c)であり、右面は右面(9c’)である。このように構成することにより、1つの「小」の字を構成する上部溝群及び下部溝群を、上部第1の溝〜上部第3の溝、及び下部第1の溝〜下部第3の溝、及び第1〜第3のちぎり板により構成することができるため、テーブル面と第1の脚部の接続をより強固にすることができる。
本考案によれば、第1〜第3のちぎり板によりテーブル面と第1の脚部をデザイン性が高い状態で強固に接続することができ、しかもテーブル面から第1の脚部にかけての90度曲がった各面において、例えば木目の連続性を持たせることができ、デザイン性の高いテーブルを構成することができる。
また、テーブル面と第1の脚部との角度を、直角から鋭角に変更することができ、各種のバリエーションを増やすことができる。
また、上部溝群と、それと同数の下部溝群を構成することにより、テーブル面と第1の脚部との接続をより強固にすることができる。
また、1つの「小」の字を構成する上部溝群及び下部溝群を、上部第1の溝〜上部第3の溝、及び下部第1の溝〜下部第3の溝、及び第1〜第3のちぎり板により構成することができるため、テーブル面と第1の脚部の接続をより強固にすることができる。
本考案に係るテーブルの材料である長方形板を示すものであり、(a)はテーブルの長方形板の切削部を形成した状態の斜視図、(b)は切削部に溝を形成した状態の斜視図である。 (a)は同上テーブルの長方形板の側面図、(b)はテーブル面と第1の脚部を接続した状態の側面図である。 同上テーブルのテーブル面と第1の脚部と第1〜第3のちぎり板を示す斜視図である。 同上テーブルの上部第1の溝、第1のちぎり板、下部第1の溝を示す斜視図である。 同上テーブルの上部第2の溝、第2のちぎり板、下部第2の溝を示す斜視図である。 同上テーブルの上部第3の溝、第3のちぎり板、下部第3の溝を示す斜視図である。 同上テーブルのちぎり板の平面図であり、(a)は中央の第1のちぎり板、(b)は右方向の第2のちぎり板、(c)は左方向の第3のちぎり板を示す。 同上テーブルの第1〜第3のちぎり板を使用した接続構造を示す斜視図である。 同上テーブルの上部溝群と下部溝群を示す接続構造を示す斜視図である。 (a)は同上テーブルの全体構成を示す底面図、(b)は同上テーブルの側面図である。 (a)は同上テーブルの斜視図、(b)は同上テーブルの平面図である。 (a)は他の実施形態の同上テーブルの長方形板の側面図、(b)は他の実施形態のテーブル面と第1の脚部を接続した状態の側面図である。
以下、添付図面に基づいて本考案に係るテーブルについて詳細に説明する。
本考案に係るテーブル(図11(a)参照)は、図1に示すように、1枚の長方形板(矩形板)1の裏面1b側の所定位置(前方寄りの位置)を端面1cに平行に横断面直角三角形状S(図2(a)参照)に切削することで(略直角三角柱形状の切削部2)、テーブル面1Aと第1の脚部1Bとを、図1(b)に示すように切り離し、上記テーブル面1Aに上部切削端面2aと、上記第1の脚部1Bに下部切削端面2bが形成される(図1(a)(b)、図2(a)(b)参照)。尚、図1は、長方形板1は、長手方向の左右側面がテーパ面となっており、かつ、短手方向の端面1c,1gもテーパ面となっているが、このようなテーパ面を形成するのは任意である。
上記切削部2は、図2(a)に示すように、上下方向の中心線Pが横断面直角三角形状の直角の中心となるように(中心線Pを直角部が2分するように)配置され、切削される。
切削箇所は、図1(a)(b)に示すように、中心線Pを中心とした横断面が直角三角形状であるが、図1(a)、図2(a)に示すように、切削部2は、端面1cに平行な略直角三角柱形状であり、この切削により、上部切削端面2aと下部切削端面2bが形成される(図2(a)参照)。
尚、図2に示すように、切削部2の横断面形状は直角三角形状なので、テーブル面1A側の残りの角度はθ1=45度となり、第1の脚部1B側の残りの角度はθ2=45度となる。
そして、切り離された第1の脚部1Bの下部切削端面2bと、切り離された上記テーブル面1Aの上部切削端面2aを接合すると、図2(b)(図10(b)、図11(a)参照)に示すように、上記テーブル面1Aに対して第1の脚部1Bが直交状態(θ1+θ2=直角)で接続することができる。尚、図2において、図面に向かって左側(第1の脚部1B側)を「前方」、図面に向かって右側(第2の脚部1C側)を「後方」、前方から後方を向いた場合の左右を「左右方向」、前方から後方を向いた場合の上下を「上下方向」と定義する。従って、図1においては、左右、上下が逆転している。
図3に示すように、上記上部切削端面2aと上記テーブル面1Aの上面1a側には、三角形状の上部第1の溝3a,3a’(底面は、上記上部第1の溝3aと上記上部第1の溝3a’の各後端部を結ぶ直線的な底面3a”)(図4参照)が、前方から後方に向けて、形成され、該上部第1の溝3a,3a’の両側に隣接して、「小」の字を描くように、上記上部第1の溝3a,3a’から徐々に離れるように,各々三角形状の上部第2の溝3b,3b’(底面は、上記上部第2の溝3bと上記上部第2の溝3b’の各後端部を結ぶ直線的な底面3b”)(図5参照)、上部第3の溝3c,3c’(底面は、上記上部第3の溝3cと上記上部第3の溝3c’の各後端部を結ぶ直線的な底面3c”)(図6参照)が左右対称になるように、前方から後方に向けて形成される。
そして、上記上部第1の溝3a,3a’〜上記上部第3の溝3c,3c’からなる「小」の字を構成する溝3が複数形成されることにより(本実施形態では3つの上部溝群3(図3参照)が形成され、図9では4つの上部溝群3が構成される)、上部溝群3が設けられている。
尚、上記上部第1の溝3a,3a’〜上部第3の溝3c,3c’は、上記テーブル面1Aの上記上面1aと上部切削端面2aに跨るように、直線的に形成されている。
図3に示すように、上記下部切削端面2bと上記第1の脚1Bの外面1d側には、上記上部第1の溝3a,3a’から連続する位置に、三角形状の下部第1の溝4a,4a’(底面は、上記下部第1の溝4aと上記下部第1の溝4a’の各後端部を結ぶ直線的な底面4a”)(図4参照)が、上方から下方に向けて、形成され、該下部第1の溝4a,4a’の両側に隣接して、「小」の字を描くように、上記下部第1の溝4a,4a’から徐々に離れるように,上記上部第2の溝3b,3b’、及び、上記上部第3の溝3c,3c’に連続するように、各々三角形状の下部第2の溝4b,4b’(底面は、上記下部第2の溝4bと上記下部第2の溝4b’の各後端部を結ぶ直線的な底面4b”)(図5参照)、下部第3の溝4c,4c’(底面は、上記下部第3の溝4cと上記下部第3の溝4c’の各後端部を結ぶ直線的な底面4c”)(図6参照)が左右対称になるように、上方から下方に向けて形成される。
そして、上記下部第1の溝4a,4a’〜上記下部第3の溝4c,4c’からなる「小」の字を構成する溝4が複数形成されることにより(本実施形態では3つの下部溝群4(図3参照)が形成され、図9では4つの下部溝群4が構成される)、上記上部溝群3と同数の下部溝群4が設けられている。
尚、上記下部第1の溝4a,4a’〜下部第3の溝4c,4c’は、上記第1の脚1Bの上記外面1dと下部切削端面2bに跨るように、直線的に形成されている。
また、上記上部第1の溝3a,3a’〜上部第3の溝3c,3c’と、上記下部第1の溝4a,4a’〜下部第3の溝4c,4c’の位置は、上部切削端面2aと下部切削端面2bにおいて、上下方向に連続するように構成される。
また、図2(b)の上部切削端面2aと下部切削端面2bの接続状態において、上部第1〜第3の溝3a,3a’〜3c,3c’と上記下部第1〜第3の溝4a,4a’〜4c,4c’は連続している。
上記上部切削端面2aと上記下部切削端面2bを接合した図2(b)の状態において、上記上部第1の溝3a,3a’と上記下部第1の溝4a,4a’内に略正方形板状の第1のちぎり板5aが嵌合挿入され(図3、図4参照)、上記上部第2の溝3b,3b’と上記下部第2の溝4b,4b’内に略正方形板状(略菱形状)の第2のちぎり板5bが嵌合挿入され(図3、図5参照)、上記上部第3の溝3c,3c’と上記下部第3の溝4c,c’内に略正方形板状(略菱形状)の第3のちぎり板5cが嵌合挿入され(図3、図6参照)、これにより上記上部切削端面2aと上記下部切削端面2bとが接続されて、上記テーブル面1Aと上記第1の脚部1Bとが直交状態で強固に接続される(図2(b)、図8、図9参照)。上記第1のちぎり板5aは略正方形状(矩形板状)、第2〜第3のちぎり板は略菱形状(矩形板状)に形成されている。
そして、上記上部第1の溝3a,3a’〜上記上部第3の溝3c,3c’と上記下部第2の溝4a,4a’〜上記下部第3の溝4c,4c’からなる溝の幅及び四角形の面積は、上記第1〜第3のちぎり板5a〜5bの幅及び四角形の面積と略同様となるように構成され、各ちぎり板が上記各溝内にぴったりと嵌合し得るように構成されている。
図4に示すように、第1のちぎり板5aの上半部の三角形状部分10aが、上記上部第1の溝3a,3a’の三角形状の溝内に嵌合され、第1のちぎり板5aの下半部の三角形状部分10a’が、上記下部第1の溝4a,4a’の三角形状の溝内に嵌合される。
また、図5に示すように、第2のちぎり板5bの上半部の三角形状部分10bが、上記上部第2の溝3b,3b’の三角形状の溝内に嵌合され、第2のちぎり板5bの下半部の三角形状部分10b’が、上記下部第2の溝4b,4b’の三角形状の溝内に嵌合される。
また、図6に示すように、第3のちぎり板5cの上半部の三角形状部分10cが、上記上部第3の溝3c,3c’の三角形状の溝内に嵌合され、第3のちぎり板5cの下半部の三角形状部分10c’が、上記下部第3の溝4c,4c’の三角形状の溝内に嵌合される。
これらの上記第1〜第3のちぎり板5a〜5cの嵌合挿入は、上記上部切削端面2a側の3つ又は4つの上部溝群3、及び、上記下部切削端面2b側の3つ又は4つの下部溝群4において各々行われ、その結果、上記テーブル面1Aと上記第1の脚部1Bの接続が強固に行われる。そして、上記上部切削端面2aと上記下部切削端面2bは、隙間なく接続される(図8、図9参照)。
また、上記第1から上記第3のちぎり板5a,5b,5cの側面7a’,7b’,7c’は上記溝内の上記底面3a”,3b”,3c”に隙間なく接し、上記第1から第3のちりぎ板5a,5b,5cの左右側面9a,9a’,左右側面9b,9b’、左右側面9c、9c’は上記上部第1〜上部第3の溝3a〜3cの溝内の三角形の左右内側面に隙間なく接する。
また、上記第1から上記第3のちぎり板5a,5b,5cの側面6a’,6b’,6c’は上記溝内の上記底面4a”,4b”,4c”に隙間なく接し、上記第1から第3のちりぎ板5a,5b,5cの左右側面9a,9a’,左右側面9b,9b’、左右側面9c、9c’は上記下部第1〜下部第3の溝4a〜4cの溝内の三角形の左右内側面に隙間なく接する。
さらに、上記第1から上記第3のちぎり板5a,5b,5cの上面1a側の側面(上部側面)6a,6b,6cは、上部第1〜第3の溝3a〜3cから臨出し、上記テーブル面1Aの上面1aと面一となるように構成される(図4〜図6、図8参照)。
同様に、上記第1から上記第3のちぎり板5a,5b,5cの第1の脚部1Bの外面1d側の側面(外部側面)7a,7b,7cは、上記下部第1〜第3の溝4a〜4cから臨出し、上記第1の脚部1Bの外面1dと面一となるように構成される(図4〜図6、図8参照)。即ち、上記第1〜第3のちぎり板5a〜5cが上記上部第1〜第3の溝3a〜3cと、上記下部第1〜第3の溝4a〜4cに嵌合した際、上記第1〜第3のちぎり板5a〜5cの側面6a〜6cは、上記上面1aと面一となるように形成され、側面7a〜7cは、上記外面1dと面一となるような角度で構成されている。
そして、上記長方形板1の端部1cとは反対側の上記テーブル面1Aの裏面1b側に第2の脚部1Cが設けられている(図10参照)。
図7に示すように、上記第1のちぎり板5aは、左面9aと右面9a’は、平面視(図7参照)で同一位置に設けられ、側面6a,6a’,7a,7a’は左右面9a,9a’と直交しており、上記第2のちぎり板5bは、左面9bと右面9b’は、平面視で左面9bに対して右面9b’が右方向にずれており、側面6b,6b’,7b,7b’は上記ずれに沿って斜めに設けられており、上記第3のちぎり板5cは、左面9cと右面9c’は、平面視で左面9cに対して右面9c’が左方向にずれており、側面6c,6c’,7c,7c’は上記ずれに沿って斜めに設けられている。
尚、図1(a)(b)のテーブル面1Aの裏面側1bの横溝1eは、第2の脚部1Cの嵌合溝である。また第1の脚部1Bの内側面を符号1fで示す。
本考案は上述のように構成されているので、以下、本考案のテーブルの組み立て方を説明する。
先ず、1枚の長方形板1の裏面1b側を、端面1cに平行に、かつ中心線P(図2(a)参照)を中心として、横断面直角三角形の直角部分が、中心線Pの中心になるように、(直角部分が中心線Pを2分するように)横断面直角三角形状(切削部2は、直角三角形柱状)に切削して切削部2を形成し(図1(a)、図2(a)参照)、テーブル1Aと第1の脚部1Bを切り離す。尚、予め長方形板1の裏面1b側に横溝1eを形成しておく。
上記長方形板1は、1枚ものを使用することで、木目をテーブル面1A(上面1a側)から脚部1B(外面1d側)に向けて連続させることができる(図9参照)。
その後、テーブル1Aの上部切削端面2aに、上面1aから上部切削端面2aに向けて、「小」の字を構成する上部第1の溝3a,3a’、上部第2の溝3b,3b’、上部第3の溝3c,3c’からなる三角形状の溝3を前方から後方に形成する(底面は各々3a”,3b”,3c”)(図4〜図6参照)。この「小」の字を構成する溝3は、上記上部切削端面2a及び上記上面1aに3つ形成し(図3参照)、3つの上部溝群3を構成する。溝の数は、全部で9個となる(図3参照)。
また、第1の脚部1Bの下部切削端面2bに、上記外面1dから下部切削端面2bに向けて、「小」の字を構成する下部第1の溝4a,4a’、下部第2の溝4b,4b’、下部第3の溝4c,4c’からなる溝4、を上方から下方に形成する(底面は各々4a”,4b”,4c”)(図4〜図6参照)。この「小」の字を構成する溝4は、上記下部切削端面2b及び外面1dに3つ形成し(図3参照)、3つの下部溝群4を構成する。また、3つの上記上部溝群3の形成位置と、3つの上記下部溝群4の形成位置は、上下方向で対応(連続)している。3つの下部溝群4の溝の数は全部で9個となる。
その後、第1のちぎり板5aの上半部の三角形状部分10aを上記上部第1の溝3aの三角形状の溝内に挿入嵌合し、第1のちぎり板5aの下半部の三角形状部分10a’を上部切削端面2aから突出させ、第2のちぎり板5bの上半部の三角形状部分10bを上記上部の第2の溝3bの三角形状の溝内に挿入嵌合し、第2のちぎり板5bの下半部の三角形状部分10b’を上記上部切削端面2aから突出させ、第3のちぎり板5cの上半部の三角形状部分10cを上記上部第3の溝3cの三角形状の溝内に挿入嵌合し、第3のちぎり板5cの下半部の三角形状部分10c’を上記上部切削端面2aから突出する。
その他の「小」の字を構成する他の上部溝群3,3においても、各々3つのちぎり板5a〜5cの上半部の三角形状部分10a〜10cを、各上部溝群3,3の上部第1の溝3a,3a’〜上部第3の溝3c,3c’の三角形状の溝内に挿入嵌合し、上記ちぎり板5a〜5cの下半部の三角形状部分を上記上部切削端面2aから突出する。
すると、3つの上記上部溝群3の各上部第1〜第3の溝3a,3a’〜3c,3c’に、9枚の第1〜第3のちぎり板5a〜5cの上半部の三角形状部分10a〜10cが嵌合され、9枚のちぎり板の下半部の三角形状部分10a’,10b’,10c’が各々突出した状態となる(ちぎり板の数は9枚)。尚、このとき、各第1〜第3のちぎり板5a〜5cの側面7a’〜7c’は各々の底面3a”〜3c”に隙間なく接している。
また、上記第1の脚部1Bの下部切削端面2bに形成された「小」の字を構成する下部第1〜下部第3の溝4a,4a’〜4c,4c’の三角形状の溝内に、9枚の上記ちぎり板の下半部の三角形状部分10a’,10b’,10c’を各々挿入嵌合し、上記上部切削端面2aと上記下部切削端面2bとを隙間なく接続する。このとき、上記各第1〜第3のちぎり板5a〜5cの側面6a’〜6c’は各々の底面4a”〜4c”に隙間なく接する。
上記第1〜第3のちぎり板5a〜5c(9枚)の三角形状の上半部10a,10b,10cは、各上部第1〜第3の溝3a,3a’〜3c,3c’(9か所)の三角形状の溝に嵌合する大きさであり、上記第1〜第3のちぎり板5a〜5c(9枚)の三角形状の下半部10a’,10b’,10c’は、及び、各下部第1〜第3の溝4a,4a’〜4c,4c’(9か所)の三角形状の溝に嵌合する大きさであるため、上記第1の脚部1Bの下部切削端面2bを、上記テーブル面1Aの上部切削端面2aに接続したとき、上記各第1〜第3のちぎり板5a〜5c(9枚)の各上面(上部側面)6a〜6c(9か所)は、上記上部第1〜第3の溝3a〜3cから臨出し、上記テーブル1Aの上面1aに面一となり、上記各第1〜第3のちぎり板5a〜5c(9枚)の各外面(外部側面)7a〜7c(9か所)は、上記下部第1〜第3の溝4a〜4cから臨出し、第1の脚部1Bの外面1dに面一となるように構成される(図8、図9参照)。
また、面一にならないようであれば、上面1a又は外面1dに面一となるように、やすりがけ等を施す。
その後は、テーブル面1Aの裏面1bの横溝1e内に第2の脚部1Cを接続して、図10、図11に示すテーブルを構成すれば良い。
(他の実施形態)
上記横断面直角三角形状に切削することに代えて、図12(a)に示すように、上記中心線Pを2分するように、横断面鈍角(θ3)の横断面三角形状に切削することで(切削部2’)、上記テーブル面1Aと上記第1の脚部1Bとが切り離され、上記テーブル面1Aとなる上記上部切削端面2aと、上記第1の脚部1Bとなる上記下部切削端面2bが形成され、上記上部切削端面2aと上記下部切削端面2bとが上記第1のちりぎ板〜上記第3のちぎり板5a〜5cにより接続されて、上記テーブル面1Aと上記第1の脚部1Bとが、図12(b)に示すように、鋭角状態で接続されたテーブルにより構成される。
尚、上記上部第1の溝3a,3a’〜上記上部第3の溝3c,3c’からなる「小」の字を構成する溝が複数形成されることにより上部溝群3が設けられ、上記下部第1の溝4a,4a’〜上記下部第3の溝4c,4c’からなる「小」の字を構成する溝が、上記上部溝群3と同数形成されることにより下部溝群4が設けられ、上記上部溝群3及び上記下部溝群4に、上記第1のちぎり板5a〜上記第3のちぎり板5cが各々嵌合挿入される点、及び、上記第1のちぎり板5aは、左面9aと右面9b’は、平面視で同一位置に設けられ、各側面は左右面と直交しており、上記第2のちぎり板5bは、左面9bと右面9b’は、平面視で左面に対して右面が右方向にずれており、各側面は上記ずれに沿って斜めに設けられており、上記第3のちぎり板5cは、左面9cと右面9c’は、平面視で左面に対して右面が左方向にずれており、各側面は上記ずれに沿って斜めに設けられているものである点は、上記実施形態と同じである。
このように、第1の脚部1Bとテーブル面1Aとが、直角に限らず、鋭角に接続することも可能である。尚、上記テーブル面1Aの裏面1b側には上記第2の脚部1Cが接続される。
以上のように本考案によれば、第1〜第3のちぎり板5a〜5cによりテーブル面1Aと第1の脚部1Bをデザイン性が高い状態で強固に接続することができ、しかもテーブル面1Aから第1の脚部1Bにかけての90度曲がった各面において、例えば木目の連続性を持たせることができ、デザイン性の高いテーブルを形成することができる。
また、テーブル面1Aと第1の脚部1Bとの角度を、直角から鋭角に変更することができ、各種のバリエーションを増やすことができる。
また、上部溝群3と、それと同数の下部溝群4を構成することにより、テーブル面1Aと第1の脚部1Bとの接続をより強固にすることができる。
また、1つの「小」の字を構成する上部溝群3及び下部溝群4を、上部第1の溝3a,3a’〜上部第3の溝3c,3c’、及び下部第1の溝4a,4a’〜下部第3の溝4c,4c’、及び第1〜第3のちぎり板5a〜5cにより構成することができるため、テーブル面1Aと第1の脚部1Bの接続をより強固にすることができる。
尚、テーブル面1Aと第1の脚部1Bの接続部は、図11(a)に示すようにエッジを立てて構成することもできるし、アールを形成しても良い。
本考案に係るテーブルによれば、例えば上部溝群、下部溝群、及び、第1〜第3のちぎり板を使用することで、テーブル面と第1の脚部とを強固に接続することができ、デザイン性も高いテーブルを構成することができる。
1 長方形板(矩形板)
1A テーブル面
1B 第1の脚部
1C 第2の脚部
1a 上面
1b 裏面
1d 外面
1c 端面
2 切削部
2a 上部切削端面
2b 下部切削端面
3 上部溝群
3a,3a’ 上部第1の溝
3b,3b’ 上部第2の溝
3c,3c’ 上部第3の溝
4 下部溝群
4a,4a’ 下部第1の溝
4b,4b’ 下部第2の溝
4c,4c’ 下部第3の溝
5a 第1のちぎり板
5b 第2のちぎり板
5c 第3のちぎり板
6a,6b,6c 側面(上部側面)
6a’,6b’,6c’ 側面
7a,7b,7c 側面(外部側面)
7a’,7b’,7c’ 側面
9a,9b,9c 左面
9a’,9b’,9c’ 右面
P 中心線

Claims (4)

  1. 1枚の矩形板の裏面側を端面に平行に、かつ、中心線を2分するように、横断面直角三角形状に切削することでテーブル面と第1の脚部とが切り離され、上記テーブル面側となる上部切削端面と、上記第1の脚部側となる下部切削端面が形成され、
    上記上部切削端面と上記テーブル面の上面側に、上部第1の溝を形成すると共に、該上部第1の溝の両側に隣接して「小」の字を描くように、上記上部第1の溝から徐々に離れるように上部第2の溝、上部第3の溝が左右対称になるように構成され、
    上記下部切削端面と上記第1の脚部の外面側に、上記上部第1の溝から連続する位置に、下部第1の溝を形成すると共に、該下部第1の溝の両側に隣接して「小」の字を描くように、上記上部第2の溝と上記上部第3の溝に連続する位置に、上記下部第1の溝から徐々に離れるように下部第2の溝、下部第3の溝が左右対称となるように構成され、
    上記上部切削端面と上記下部切削端面を接合した状態において、上記上部第1の溝と上記下部第1の溝内に矩形板状の第1のちぎり板が嵌合挿入され、上記上部第2の溝と上記下部第2の溝内に矩形板状の第2のちぎり板が嵌合挿入され、上記上部第3の溝と上記下部第3の溝内に矩形板状の第3のちぎり板が嵌合挿入され、これにより上記上部切削端面と上記下部切削端面とが接続されて、上記テーブル面と上記第1の脚部とが直交状態で接続され、
    上記第1から上記第3のちぎり板の上記上面側の上部側面は上記テーブル面の上記上面と面一となるように構成され、
    上記第1から上記第3のちぎり板の上記外面側の外部側面は上記第1の脚部の上記外面と面一となるように構成され、
    上記端面とは反対側の上記テーブル面の上記裏面側に第2の脚部が設けられたものであるテーブル。
  2. 上記横断面直角三角形状に切削することに代えて、上記中心線を2分するように、横断面鈍角の横断面三角形状に切削することで、上記テーブル面と上記第1の脚部とが切り離され、上記テーブル面側となる上記上部切削端面と、上記第1の脚部側となる上記下部切削端面が形成され、
    上記上部切削端面と上記下部切削端面とが上記第1のちぎり板〜上記第3のちぎり板により接続されて、上記テーブル面と上記第1の脚部とが鋭角状態で接続されたものである請求項1のテーブル。
  3. 上記上部第1の溝〜上記上部第3の溝からなる「小」の字を構成する溝が複数形成されることにより上部溝群が設けられ、
    上記下部第1の溝〜上記下部第3の溝からなる「小」の字を構成する溝が、上記上部溝群と同数形成されることにより下部溝群が設けられ、
    上記上部溝群及び上記下部溝群に、上記第1のちぎり板〜上記第3のちぎり板が各々嵌合挿入されたものである請求項1又は2記載のテーブル。
  4. 上記第1のちぎり板は、左面と右面は、平面視で同一位置に設けられ、各側面は左右面と直交しており、
    上記第2のちぎり板は、左面と右面は、平面視で左面に対して右面が右方向にずれており、各側面は上記ずれに沿って斜めに設けられており、
    上記第3のちぎり板は、左面と右面は、平面視で左面に対して右面が左方向にずれており、各側面は上記ずれに沿って斜めに設けられているものである請求項1〜3の何れかに記載のテーブル。
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