JP3232692U - 支柱支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】支柱の基端部を強固に保持できる支柱支持具を提供する。【解決手段】支柱支持具1は、間隔を空けて設けられた一対の瓦棒110a、110bを備えた金属瓦棒ぶきの屋根100に対して支柱2を設置するために用いられるものであり、一方の瓦棒を挟持する第1挟持部10と、第1挟持部の側面に、側方へ向けて取り付けられた棒状のアーム部20と、アーム部の長手方向に沿って移動自在であって当該アーム部に対して固定自在で、且つ他方の瓦棒を挟持する第2挟持部30と、を備え、第1挟持部10と第2挟持部30の少なくとも一方は、支柱2の基端部2aが差し込まれ、且つ当該基端部2aを固定自在な筒状の支柱固定部40を備える。【選択図】図1

Description

本考案は支柱支持具に関する。
建物の屋根上において防水塗装等の各種作業を行うときには作業者の安全を確保する必要があるため、転落防止柵を設置している。また、屋根表面に対する塗装工事を行う時には塗料の飛散を防止するため、複数の支柱と飛散防止シートとを用いて塗装を行うための施工空間を形成している。
屋根上に設置される転落防止柵として、例えば特許文献1には、横梁が取り付けられた支柱と、支柱の下端部に設けられた第1の固定金具と、基端が支柱に取り付けられた棒状部材(ステー等)の先端に設けられた第2の固定金具と、を備えた転落防止柵が開示されている。
特許文献1の転落防止柵では、第1の固定金具、及び第2の固定金具のそれぞれを屋根上の長尺瓦棒に取り付けることにより、支柱を安定的に設置している。
特許文献1の転落防止柵において、第1の固定金具は、支柱の下端部を挟む一対のプレートと、ボルトと、ナットとを備えている。支柱の下端部(基端部)にはボルトの雄ねじ部を挿通する挿通孔を形成しており、各プレートにはボルトの雄ねじ部を挿通する開口が形成されている。
第1の固定金具を支柱の下端部に取り付けるときには、各プレートの開口と支柱下端部の挿通孔の位置を整合させて一方のプレート側からボルトの雄ねじ部を挿通し、他方のプレートから外側に突出した雄ねじ部の先端部に対してナットを締結している。
実開昭61−176321号公報
特許文献1の転落防止柵では、第1の固定金具の支柱下端部(支柱基端部)への取り付けを一対のプレートとボルト及びナットの組とによって行っているため、支柱に加わった横方向の荷重を各プレート、ボルト、及びナットによって負担しなければならず、支柱の基端部を強固に保持することが難しいという課題があった。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、支柱の基端部を強固に保持することにある。
上記の課題を解決するため本考案は、間隔を空けて設けられた第1突起部、及び第2突起部を備えた設置対象物に対して支柱を設置するために用いられる支柱支持具であって、前記第1突起部を挟持する第1挟持部と、前記第1挟持部の側面に、側方へ向けて取り付けられた棒状のアーム部と、前記アーム部の長手方向に沿って移動自在であって当該アーム部に対して固定自在であり、且つ前記第2突起部を挟持する第2挟持部と、を備え、前記第1挟持部と前記第2挟持部の少なくとも一方は、前記支柱の基端部が差し込まれ、且つ当該基端部を固定自在な筒状の支柱固定部を備えたことを特徴とする。
本考案によれば、支柱の基端部を強固に保持することができる。
支柱を支持した支柱支持具の斜視図である。 第1実施形態に係る支柱支持具の正面図である。 第1実施形態に係る支柱支持具の平面図である。 第1実施形態に係る支柱支持具の右側面図である。 第1実施形態に係る支柱支持具の底面図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 図3のC−C断面図である。 図3のD−D断面図である。 屋根上に設置した状態を説明する支柱支持具の斜視図である。 支柱を支持した状態を説明する支柱支持具の右側面図である。 支柱支持具によって支持された支柱に親綱を架け渡した状態を説明する斜視図である。 支柱支持具によって支持された支柱を用いて飛散防止シートを取り付けた状態を説明する斜視図である。 折板屋根の斜視図である。 (a)は折板屋根の丸ハゼを示す断面図、(b)は折板屋根の角ハゼを示す断面図である。 第2実施形態に係る支柱支持具の説明図であり、一対の挟持爪片を取り付けた第2挟持部の正面図である。 各挟持爪片の説明図であり、(a)は左挟持爪片の正面図、(b)は左挟持爪片の左面図、(c)は右挟持爪片の正面図、(d)は右挟持爪片の左面図、(e)は爪片固定ボルト、及び爪片側挟持ボルトの正面図である。 各フランジ部の端面に設けた雌ねじを示す図である。 折板屋根の丸ハゼに取り付けた第2挟持部の正面図である。
以下、本考案を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この考案の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
<支柱支持具1の概要>
最初に支柱支持具1の概要について説明する。図1は支柱2を支持した支柱支持具1の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の支柱支持具1は、例えば、互いに間隔を空けて設けられた複数の瓦棒110(一対の側面を有する長尺形状の第1突起部、及び第2突起部)を備えた金属瓦棒ぶきの屋根100(設置対象物)に対して、親綱や飛散防止シート等を取付けるための支柱2を設置するときに用いられる。
例示した支柱支持具1は、一対の瓦棒110の一方110a(第1突起)を挟持する第1挟持部10と、第1挟持部10の側面に、側方へ向けて取り付けられた棒状のアーム部20と、アーム部20の長手方向に沿って移動自在であって当該アーム部20に対して固定自在であり、且つ一対の瓦棒110の他方110b(第2突起)を挟持する第2挟持部30と、を備え、第1挟持部10は、支柱2の基端部(下端部)2aが差し込まれ、且つ基端部2aを固定自在な筒状の支柱固定部40を備えたことを特徴とする。
本実施形態の支柱支持具1によれば、支柱2の基端部2aを筒状の支柱固定部40内に差し込んだ状態で固定しており、且つ第1挟持部10と第2挟持部30とがアーム部20によって連結されているため、支柱2に対して横方向の荷重が加わっても十分な剛性を確保できる。従って、支柱2の基端部2aを強固に保持することができる。
そして、第2挟持部30はアーム部20の長手方向に沿って移動自在であって当該アーム部20に対して固定自在であるため、瓦棒110a、110b同士の間隔が屋根100(設置対象物)毎にばらついても、第1挟持部10と第2挟持部30との間隔を整合させることができる。
<第1実施形態に係る支柱支持具1の各部について>
次に、第1実施形態に係る支柱支持具1の各部について説明する。図2は第1実施形態に係る支柱支持具1の正面図、図3は第1実施形態に係る支柱支持具1の平面図、図4は第1実施形態に係る支柱支持具1の右側面図、図5は第1実施形態に係る支柱支持具1の底面図、図6は図3のA−A断面図、図7は図3のB−B断面図、図8は図3のC−C断面図、図9は図3のD−D断面図である。
<第1挟持部10>
図2乃至図7に示すように、支柱支持具1が備える第1挟持部10は、一つの瓦棒110aを内側空所に収容する挟持部本体11と、挟持部本体11の長手方向の両端部に設けられたフランジ部12と、挟持部本体11の上部に取り付けられた傾き調整ボルト13と、挟持部本体11の左右両側部11b、11cに取り付けられた本体側挟持ボルト14と、挟持部本体11の上面に接合された支柱固定部40と、を備えている。
挟持部本体11は、開放面を下に向けた溝型鋼によって作製されており、瓦棒110の上面に沿って配置される上部11aと、瓦棒110の左側面に沿って配置される左側部11bと、瓦棒110の右側面に沿って配置される右側部11cと、を備えている。
支柱支持具1の屋根100への取り付け時において、瓦棒110の一部分は、並行に配置された一対の側部11b、11cの間の内側空所に位置付けられ、且つ本体側挟持ボルト14によって挟持される。
挟持部本体11の上部11aにおける左右方向の中央には、挟持部本体11の長手方向(前後方向)に間隔を空けて2つの貫通穴11dが設けられており、挟持部本体11の上部11aには雌ねじ孔を有するナット11eを貫通穴11dと位置を整合させて固定(例えば溶接)している。同様に、挟持部本体11の左右両側部11b、11cにおける高さ方向の中央にも挟持部本体11の長手方向に間隔を空けて貫通穴11fが2つずつ合計4つ設けられており、挟持部本体11の左右両側部11b、11cには雌ねじ孔を有するナット11gを貫通穴11fと位置を整合させて固定(例えば溶接)している。
フランジ部12は、開放面を下に向けた溝型鋼材によって作製されており、挟持部本体11の長手方向両端部に溶接等によって固定されている。フランジ部12は第1挟持部10の剛性を高める目的で設けられており、その肉厚は挟持部本体11の肉厚よりも十分に大きく定められている。フランジ部12の下端面には屋根100(設置対象物)を保護するための緩衝部材12aを取り付けている。本実施形態において、緩衝部材12aはゴム板であり接着によって固定されている。
傾き調整ボルト13は、例えば六角形状の頭部13aを備えた六角ボルトによって構成されており、雄ねじ部13bが挟持部本体11の上部11aに固定されたナット11eに螺合している。言い換えれば、傾き調整ボルト13は、ナット11eを介して挟持部本体11に取り付けられている。雄ねじ部13bの先端は挟持部本体11の内側空所に突出されており、当該先端には六角形状の押さえ板13cが螺着されている。傾き調整ボルト13は、先端の押さえ板13cが瓦棒110aの上面に当接するため、雄ねじ部13bの内側空所内での突出長さに応じて第1挟持部10(挟持部本体11)の長手方向における傾きが調整される。
本体側挟持ボルト14もまた、例えば六角形状の頭部14aを備えた六角ボルトによって構成されている。本体側挟持ボルト14の雄ねじ部14bは、挟持部本体11の左右両側部11b、11cに設けられた各ナット11gに螺合している。言い換えれば、本体側挟持ボルト14も、ナット11gを介して挟持部本体11に取り付けられている。雄ねじ部14bの先端は挟持部本体11の内側空所に突出されており、当該先端には六角形状の挟持板14cが螺着されている。本体側挟持ボルト14は先端の挟持板14cが瓦棒110aの左右両側面に当接するため、頭部14aを回転させて雄ねじ部14bを内側空所内に突出させることにより、瓦棒110aを左右方向から挟持できる。
支柱固定部40は、支柱2の基端部2aが抜き差し自在な筒状部41と、筒状部41に螺合し、雄ねじ部42bの先端が当該筒状部41の内周側空間に対して進退自在な固定ボルト42と、を備えている。
筒状部41は、右側半部の高さ方向中間部分に窓部41aを形成した円筒状部材であり、本実施形態では鋼管によって作製されている。例えば、筒状部41は、筒状部41の左側半部となる半円筒形状の長尺鋼材と、筒状部41の右側上部、及び右側下部となる半円筒形状の短尺鋼材とを準備し、右側上部の短尺材と右側下部の短尺鋼材との間に窓部41aが形成されるように長手方向に間隔を空けて各鋼材を溶接することにより作製される。
筒状部41に窓部41aを形成したことにより、支柱2が支柱固定部40の下部まで挿入されているか否かを、当該窓部41aを通じて視認することができる。
筒状部41の下端は、挟持部本体11の上面であって長手方向の略中間位置に、例えば溶接によって接合されている。筒状部41は、挟持部本体11の上面の鉛直方向から挟持部本体11の長手方向に向けて傾斜した状態で取り付けられている(例えば図4、図6を参照)。本実施形態において、筒状部41は、挟持部本体11の上面の鉛直方向に対して約9度傾斜した角度に取り付けられている。
筒状部41の右上部、及び右下部のそれぞれには貫通穴41bが設けられており、貫通穴41bと位置を整合させて筒状部41の外周面には雌ねじ孔を有するナット41cを固定(溶接)している。
固定ボルト42は、例えば頭部42aが円環形状のアイボルトによって構成されており、支柱固定部40の外周面に固定された二つのナット41c(雌ねじ)のそれぞれに螺合することにより、雄ねじ部42bの先端が当該筒状部41の内周側空間に対して進退自在に構成されている。
従って、支柱2の基端部2aを支柱固定部40に固定するときには、雄ねじ部42bの先端を筒状部41の内周側空間よりも外側に退避させた状態で支柱固定部40の下端部を筒状部41の内側空所内に差し込み、その後、固定ボルト42を締め込んで雄ねじ部42bの先端を筒状部41の内周側空間内に突出させて支柱2の基端部2aを押圧する。
<アーム部20>
筒状部41の左下部には左側方に向けて、アーム部20を取り付けるための取付けプレート41dを筒状部41と一体に設けている。取付けプレート41dは、ボルト41eを挿通するための貫通穴が設けられた四角形状の鋼板であり、前後方向(挟持部本体11の長手方向)に間隔を空けて二枚設けられている。本実施形態の取付けプレート41dでは、貫通穴が左右方向に間隔を空けて二つ設けられている。
アーム部20は角鋼管によって作製されており、その基端部にはボルトを挿通するための貫通穴が設けられている。アーム部20の基端部は、二枚の取付けプレート41dの間に挿入され、ボルト41eとナット41fの組によって締結されている。
また、アーム部20の先端にはゴム製の保護部材21が取り付けられている。
<第2挟持部30>
図2、図3、図5、図8、及び図9に示すように、支柱支持具1が備える第2挟持部30は、一つの瓦棒110bを内側空所に収容する挟持部本体31と、挟持部本体31の長手方向の両端部に設けられたフランジ部32と、挟持部本体31の上部に取り付けられた傾き調整ボルト33と、挟持部本体31の左右両側部に取り付けられた本体側挟持ボルト34と、挟持部本体31の上面に接合されてアーム部20の長手方向に沿って移動自在であり、且つアーム部20に対して固定自在なスライダ部35と、を備えている。
第2挟持部30の挟持部本体31は、第1挟持部10の挟持部本体11と比較して、長手方向の長さが短くなっている点で相違しているが、基本的な構成は同じである。
すなわち、挟持部本体31は、開放面を下に向けた溝型鋼によって作製されており、瓦棒110の上面に沿って配置される上部31aと、瓦棒110の左側面に沿って配置される左側部31bと、瓦棒110の右側面に沿って配置される右側部31cと、を備えている。
そして、挟持部本体31の上部31aにおける左右方向の中央には、挟持部本体31の長手方向に間隔を空けて2つの貫通穴31dが設けられており、挟持部本体31の上部31aには雌ねじ孔を有するナット31eを貫通穴31dと位置を整合させて固定(例えば溶接)している。同様に、挟持部本体31の左右両側部31b、31cにおける高さ方向の中央にも挟持部本体31の長手方向に間隔を空けて貫通穴31fが2つずつ合計4つ設けられており、挟持部本体31の左右両側部31b、31cには雌ねじ孔を有するナット31gを貫通穴31fと位置を整合させて固定(例えば溶接)している。
フランジ部32は、第1挟持部10のフランジ部12と同様に、開放面を下に向けた溝型鋼材によって作製されており、挟持部本体31の長手方向両端部に溶接等によって固定されている。フランジ部32は第2挟持部30の剛性を高める目的で設けられており、その肉厚は挟持部本体31の肉厚よりも十分に大きく定められている。フランジ部32の下端面には屋根100(設置対象物)を保護するための緩衝部材32aを取り付けている。本実施形態において、緩衝部材32aはゴム板であり接着によって固定されている。
傾き調整ボルト33は、例えば六角形状の頭部33aを備えた六角ボルトによって構成されており、雄ねじ部33bが挟持部本体31の上部31aに設けられた各ナット31eに螺合している。雄ねじ部33bの先端は挟持部本体31の内側空所に突出されており、当該先端には六角形状の押さえ板33cが螺着されている。雄ねじ部33bの内側空所内の突出長さに応じて第2挟持部30(挟持部本体31)の長手方向における傾きが調整される。
本体側挟持ボルト34もまた、例えば六角形状の頭部34aを備えた六角ボルトによって構成されており、雄ねじ部34bが挟持部本体31の左右両側部31b、31cに設けられた各ナット31gに螺合している。雄ねじ部34bの先端は挟持部本体31の内側空所に突出されており、当該先端には六角形状の挟持板34cが螺着されている。本体側挟持ボルト34は先端の挟持板34cが瓦棒110bの左右両側面に当接するため、雄ねじ部34bを内側空所内に突出させることにより、瓦棒110bを左右方向から挟持できる。
スライダ部35は、アーム部20が内側空所内に挿入される短尺の角鋼管によって作製されたスライダ本体35aと、スライダ本体35aの上部に固定されたナット35cに螺合し、雄ねじ部35fの先端がスライダ本体35aの内周側空所に進退自在な固定ネジ35dと、を備えている。
スライダ本体35aは、その下面が挟持部本体31の上面に固定(例えば溶接)されており、上部には固定ネジ35dの雄ねじ部が挿通される貫通穴35b(図8を参照)が設けられている。スライダ本体35aの上面には雌ねじ孔を有するナット35cを貫通穴35bと位置を整合させて固定(例えば溶接)している。
固定ネジ35dは、樹脂製円盤部材によって構成された頭部35eと、スライダ本体35aに固定されたナット35cに螺合する雄ねじ部35fと、を備えている。雄ねじ部35fは、締め込み時において先端がスライダ本体35aの内周側空所に進入する長さに定められている。
従って、スライダ本体35aは、雄ねじ部35fの先端をスライダ本体35aの内周側空所から退避させることにより、アーム部20の長手方向に沿って移動自在になる。一方、スライダ本体35aは、雄ねじ部35fの先端をスライダ本体35aの内周側空所に突出させてアーム部20を押圧することにより、アーム部20に対して移動不能に固定される。
<支柱支持具1の取付け手順>
次に、支柱支持具1の取付け手順について説明する。
図10は屋根100上に設置した状態を説明する支柱支持具1の斜視図、図11は支柱2を支持した状態を説明する支柱支持具1の右側面図である。
支柱支持具1の屋根100への取り付けに先立ち、第1挟持部10、及び第2挟持部30が備えた傾き調整ボルト13、本体側挟持ボルト14、固定ボルト42、及び固定ネジ35dを緩めておく。
最初に、第2挟持部30をアーム部20の長手方向に沿って移動させ、第1挟持部10と第2挟持部30の間隔を一対の瓦棒110a、110b同士の間隔に整合させる。次に、第1挟持部10を一方の瓦棒110aに被せるとともに第2挟持部30を他方の瓦棒110bに被せ、その後、固定ネジ35dを締め込んでアーム部20を押圧し、第2挟持部30をアーム部20に固定する。
次に、必要に応じて傾き調整ボルト13、33を締め込み、第1挟持部10、及び第2挟持部30の傾き(言い換えれば支柱2の傾き)を調整する。なお、傾きを調整する必要がなければ、この工程は行わない。
次に、各本体側挟持ボルト14を締め込んで各瓦棒110a、110bを挟持する。これにより、図10に示すように、支柱支持具1が屋根100上に設置される。
次に、支柱2の基端部2aを支柱固定部40の筒状部41内に差し込み、その後、各固定ボルト42を締め込むことにより雄ねじ部42bの先端で支柱2を押圧する。これにより、図11に示すように、支柱2が支柱支持具1によって支持される。
本実施形態の支柱支持具1によれば、支柱2の基端部2aを筒状の支柱固定部40内に差し込んだ状態で固定しており、且つ第1挟持部10と第2挟持部30とがアーム部20によって連結されているため、支柱2に対して横方向の荷重が加わっても十分な剛性を確保できる。そして、第2挟持部30はアーム部20の長手方向に沿って移動自在であって当該アーム部20に対して固定自在であるため、瓦棒110同士の間隔が屋根100毎にばらついても、第1挟持部10と第2挟持部30との間隔を整合させることができる。
<支柱支持具1の使用方法>
次に、支柱支持具1の使用方法について説明する。
図12は支柱支持具1によって支持された支柱2に親綱210を架け渡した状態を説明する斜視図、図13は支柱支持具1によって支持された支柱2を用いて飛散防止シート220を取り付けた状態を説明する斜視図である。
最初に、支柱2に親綱210を架け渡した例について説明する。
図12に示すように、支柱支持具1によって基端部2aが支持された支柱2には、ロープ金具201が取り付けられている。
ロープ金具201は、支柱2が差し込まれる円筒形状の金具本体201aと、金具本体201aの側面に取り付けられ、アイボルトによって作製された支柱固定ねじ201bと、を備えている。
隣り合う支柱2、2同士の間に親綱210を架け渡すときには、例えば、各支柱固定ねじ201bの頭部(円環部)に親綱210を巻き付けながら親綱210を隣の支柱2に架け渡してゆく。各支柱2の間に親綱210を架け渡すことにより、屋根100上の作業において作業者の転落防止が図れる。
次に、支柱2に飛散防止シート220を設置した例について説明する。
図13に示すように、支柱支持具1によって基端部2aが支持された支柱2には、先端部と中間部のそれぞれにロープ金具201が取り付けられている。ロープ金具201は、前述したように、支柱2が差し込まれる円筒形状の金具本体201aと、金具本体201aの側面に取り付けられ、アイボルトによって作製された支柱固定ねじ201bと、を備えている。
そして、支柱2の中間部において、各支柱固定ねじ201bの頭部(円環部)に親綱210を巻き付けながら親綱210を隣の支柱2に架け渡してゆく。各支柱2の間に親綱210を架け渡すことにより、屋根100上の作業において作業者の転落防止が図れる。
さらに、各支柱固定ねじ201bの頭部に樹脂製平紐221を架け渡すことにより、施工面(屋根100の表面)を除いた側面、及び上面に平紐221を張り巡らせる。さらに、張り巡らせた平紐221に対して薄手の飛散防止シート220を貼り付けることによって屋根100の上方に施工空間を区画する。屋根100上に施工空間を区画することにより、屋根100の表面に対する塗装工事において塗料が施工空間よりも外側に飛散する不都合を抑制できる。
<第2実施形態について>
次に、第2実施形態に係る支柱支持具1A(図16を参照)について説明するが、当該支柱支持具1Aの説明に先立って、設置対象物の一種である折板屋根100Aについて説明する。図14は折板屋根100Aの斜視図、図15(a)は折板屋根100Aの丸ハゼ131を示す断面図、図15(b)は折板屋根100Aの角ハゼ132を示す断面図である。
折板屋根100Aは、波形状に折り曲げた鋼板によって葺いた屋根であり、金属屋根の一種である。折板屋根100Aは、波形状の鋼板によって構成された屋根本体120Aと、隣り合う二枚の鋼板の縁部同士を接続するハゼ部130A(第1突起部、第2突起部)とを備えている。
ハゼ部130Aは、例えば図15(a)に示す丸ハゼ131や図15(b)に示す角ハゼ132によって構成されている。
丸ハゼ131は、折板屋根100Aの屋根本体120Aから上方に立ち上がる脚部131aと、脚部131aの上端から上方に設けられた頭部131bとを有している。
脚部131aは、一方の鋼板121aの縁部を上方に立ち上げた立ち上がり部131cと、他方の鋼板121bの縁部を上方に立ち上げた立ち上がり部131dと、頭部131bから下方に立ち下げた立ち下がり部131eと、を備えている。頭部131bは、立ち上がり部131dと立ち下がり部131eとの間に設けられ、鋼板を円筒形状に丸めることによって構成されている。
角ハゼ132も丸ハゼ131と同様に構成されている。例えば、角ハゼ132は、折板屋根100Aの屋根本体120Aから上方に立ち上がる脚部132aと、脚部132aの上端から上方に設けられた頭部132bとを有している。
脚部132aは、一方の鋼板121aの縁部を上方に立ち上げた立ち上がり部132cと、他方の鋼板121bの縁部を上方に立ち上げた立ち上がり部132dと、頭部132bから下方に立ち下げた立ち下がり部132eと、を備えている。頭部132bは、立ち上がり部131dと立ち下がり部131eとの間に設けられ、鋼板をP形状に湾曲させることによって構成されている。
<支柱支持具1Aについて>
図16は第2実施形態に係る支柱支持具1Aの説明図であり、一対の挟持爪片50L、50Rを取り付けた第2挟持部30Aの正面図、図17は各挟持爪片50L、50Rの説明図、図18は各フランジ部12A、32Aの端面に設けた雌ねじ12b、32bを示す図、図19は折板屋根100Aの丸ハゼ131に取り付けた第2挟持部30Aの正面図である。
第1実施形態に係る支柱支持具1では、本体側挟持ボルト14、34の挟持板14c、34cによってハゼ部130A(頭部131b、132b)を押し潰してしまう恐れがある。このように、第1実施形態の支柱支持具1は、折板屋根100Aへの取り付けが難しいものであった。第2実施形態に係る支柱支持具1Aは、折板屋根100Aへの取り付けが可能なように改良を加えている。
図16に示すように、第2挟持部30Aのフランジ部32Aの正面(言い換えれば、フランジ部32Aにおける挟持部本体31とは反対側に位置する端面)には、一対の挟持爪片50L、50Rが着脱自在に取り付けられている。左挟持爪片50Lはフランジ部32Aにおける左側部(一方の側部)に取り付けられ、右挟持爪片50Rはフランジ部32Aにおける右側部(他方の側部)に取り付けられている。
なお、各挟持爪片50L、50Rは、第2挟持部30Aの背面側に位置するフランジ部32A、及び第1挟持部10Aの各フランジ部12A(図18を参照)にも取り付けられているが、その取り付け態様は図16に示す態様と同じであるため、説明を省略する。
図17(a)(b)に示すように、左挟持爪片50Lは、ステンレス鋼板等の金属板片によって作製された爪片本体51を備えている。
爪片本体51の左下部には鉤括弧形状の外側切り欠き52が設けられており、爪片本体51の正面には第1固定孔53、及び第2固定孔54が爪片本体51を貫通して背面まで設けられている。第1固定孔53は、大径部53aと、大径部53aの左側に大径部53aと一連に形成された小径部53bとを備えている。第2固定孔54は、第1固定孔53の左下側に設けられており、大径部54aと、大径部54aの左側に大径部54aと一連に形成された小径部54bとを備えている。
左挟持爪片50Lの右辺、言い換えれば右挟持爪片50Rと対向する内側辺55には、湾曲凹形状の内側切り欠き55aが設けられている。内側切り欠き55aは、丸ハゼ131の頭部131aや角ハゼ132の頭部132aを収容するために設けられている。
内側切り欠き55aよりも下方には、爪片本体51を左右方向に貫く雌ねじ孔56が設けられている。雌ねじ孔56は、爪片側挟持ボルト62が螺合するために設けられている。爪片側挟持ボルト62は、外側切り欠き52側から雌ねじ孔56に螺合される。
右挟持爪片50Rは、左挟持爪片50Lと左右対称の構成を有している。
従って、爪片本体51の右下部には鉤括弧形状の外側切り欠き52が設けられており、爪片本体51の正面には第1固定孔53、及び第2固定孔54が爪片本体51を貫通して背面まで設けられている。第1固定孔53は、大径部53aと、大径部53aの右側に形成された小径部53bとを備えており、第2固定孔54は、大径部54aと、大径部54aの右側に形成された小径部54bとを備えている。
右挟持爪片50Rの左辺は内側辺55であり、内側辺55には内側切り欠き55aが設けられている。内側切り欠き55aよりも下方には、爪片本体51を左右方向に貫く雌ねじ孔56が設けられている。
図18に示すように、第1挟持部10Aのフランジ部12A、及び第2挟持部30Aのフランジ部32Aの各端面には、雌ねじ孔12b、32bが設けられている。各雌ねじ孔12b、32bは第1固定孔53、及び第2固定孔54と位置が整合されており、各挟持爪片50L、50Rを固定するための爪片固定ボルト61が螺合される。
次に、図19を参照して、支柱支持具1Aを折板屋根100Aに取り付ける手順について説明する。
支柱支持具1Aを折板屋根100Aに取り付ける場合、支柱支持具1の取り付け時と同様に、第1挟持部10A、及び第2挟持部30Aが備えた傾き調整ボルト13、本体側挟持ボルト14、固定ボルト42、及び固定ネジ35dを緩めておく。
さらに、各爪片固定ボルト61を、フランジ部32Aの各雌ねじ孔12b、32bに対して仮留めし(軽く締め込み)、その後、仮留めした各爪片固定ボルト61を、各挟持爪片50L、50Rの第1固定孔53、及び第2固定孔54に挿通する。例えば、各爪片固定ボルト61の雄ねじ部を、各固定孔53、54の大径部53a、54aに挿通する。これにより、各挟持爪片50L、50Rが各爪片固定ボルト61に引っ掛かった状態で支持される。
加えて、爪片側挟持ボルト62を爪片本体51の雌ねじ孔56に仮留めしておく。具体的には、爪片側挟持ボルト62の雄ねじ部の先端を爪片本体51の内側辺55よりも爪片本体51の内部側に退避させておく。
次に、支柱支持具1Aを折板屋根100Aに載置する。このとき、ハゼ部130A(丸ハゼ131)が挟持部本体11、31の内側空所内に位置付けられるように、支柱支持具1Aを載置する。
支柱支持具1Aを載置した後、各挟持爪片50L、50Rの位置を調整する。例えば、丸ハゼ131の頭部131bを各内側切り欠き55aの内側に位置付け、且つ各爪片固定ボルト61の雄ねじ部が各固定孔53、54の小径部53b、54bに挿通されるように、各挟持爪片50L、50Rの位置を調整する。各挟持爪片50L、50Rの位置を調整した後、各爪片固定ボルト61を締め込むことにより、各挟持爪片50L、50Rの位置を固定する。
各挟持爪片50L、50Rの位置を固定した後、各爪片側挟持ボルト62を締め込み、丸ハゼ131の脚部131aを両側面から挟持する。
以上の作業を、第1挟持部10Aと第2挟持部30Aのそれぞれについて行うことにより、支柱支持具1Aを折板屋根100Aに取り付けることができる。
<変形例について>
前述の実施形態において、支柱固定部40は第1挟持部10に設けていたが、支柱固定部40を第2挟持部30に設けてもよいし、第1挟持部10と第2挟持部30のそれぞれに設けてもよい。また、支柱固定部40は、挟持部本体11に設けてもよく、フランジ部12に設けてもよい。
前述の実施形態において、挟持部本体11、31の長手方向両端部にフランジ部12、32を設けていたが、挟持部本体11、31が十分な強度を備えているのであれば、フランジ部12、32を設けなくてもよい。
前述の実施形態において、支柱固定部40は円筒形状であったが、支柱2の下端部を固定できれば円筒形状でなくてもよい。例えば、支柱固定部40を、四角筒形状としてもよいし、六角形状としてもよい。
前述の実施形態において、アーム部20は角鋼管によって作製されていたが、丸鋼管によって作製してもよい。なお、アーム部20を丸鋼管によって作製した場合には、スライダ本体35aにはアーム部20を挿通可能な円形の穴を設ける。
前述の実施形態において、設置対象物は金属瓦棒ぶきの屋根100であったが、第1挟持部10、及び第2挟持部30によって挟持可能な突起部を備えていれば、金属瓦棒ぶきの屋根100でなくてもよい。
〔本考案の実施態様例と作用、効果のまとめ〕
〈第一の実施態様〉
本態様は、間隔を空けて設けられた第1突起部(瓦棒110a)、及び第2突起部(瓦棒110b)を備えた設置対象物(金属瓦棒ぶきの屋根100)に対して支柱2を設置するために用いられる支柱支持具1であって、第1突起部を挟持する第1挟持部10と、第1挟持部10の側面に、側方へ向けて取り付けられた棒状のアーム部20と、アーム部20の長手方向に沿って移動自在であって当該アーム部20に対して固定自在であり、且つ第2突起部を挟持する第2挟持部30と、を備え、第1挟持部10と第2挟持部30の少なくとも一方は、支柱2の基端部2aが差し込まれ、且つ当該基端部2aを固定自在な筒状の支柱固定部40を備えたことを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、支柱支持具1によれば、支柱2の基端部2aを筒状の支柱固定部40内に差し込んだ状態で固定しており、且つ第1挟持部10と第2挟持部30とがアーム部20によって連結されているため、支柱2に対して横方向の荷重が加わっても十分な剛性を確保できる。従って、支柱2の基端部2aを強固に保持することができる。
〈第二の実施態様〉
本態様に係る支柱支持具1において、第1突起部、及び第2突起部は一対の側面を有する長尺形状であり、第1挟持部10、及び第2挟持部30は、並行に配置された一対の側部11b、11cの間に第1突起部、及び第2突起部が配置される挟持部本体11と、挟持部本体11の一対の側部11b、11cに取り付けられ、第1突起部、及び第2突起部の一対の側面を挟持する本体側挟持ボルト14と、を備えることを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、断面が四角形状の第1突起部、及び第2突起部を本体側挟持ボルト14によって強固に挟持できる。
〈第三の実施態様〉
本態様に係る支柱支持具1において、第1挟持部10、及び第2挟持部30は、挟持部本体11、31の両端部に当該挟持部本体11、31よりも厚肉のフランジ部12、32を備えたことを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、フランジ部12、32によって挟持部本体11、31の変形を抑制できる。
〈第四の実施態様〉
本態様に係る支柱支持具1Aにおいて、設置対象物は折板屋根100A(金属屋根)であり、且つ第1突起部、及び第2突起部は、折板屋根100Aにおいて二枚の鋼板の縁部同士を接続するハゼ部130Aであり、ハゼ部130Aは、折板屋根本体120A(金属屋根の本体部)から上方に延びる脚部131a、132aと、脚部131a、132aの上端に設けられた頭部131b、132bと、を有し、第1挟持部10A、及び第2挟持部30Aは、フランジ部12A、32Aの端面に対して着脱自在に、且つフランジ部12A、32Aにおける左側部(一方の側部側)と右側部(他方の側部側)とに取り付けられた一対の挟持爪片50L、50Rと、各挟持爪片50L、50Rに取り付けられて脚部131a、132aを挟持する複数の爪片側挟持ボルト62と、を備え、各挟持爪片50L、50Rは金属製の板材によって作製され、且つ一方の挟持爪片50Lと他方の挟持爪片50Rの各内側辺55(対向辺)にはハゼ部130Aの頭部131b、132bを収容する切り欠き55aを設け、爪片側挟持ボルト62は、各挟持爪片50L、50Rにおける切り欠き55aよりも下側に取り付けられていることを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1Aによれば、ハゼ部130Aを有する折板屋根100Aであっても設置が可能である。
〈第五の実施態様〉
本態様に係る支柱支持具1において、設置対象物は金属瓦棒ぶきの屋根100であり、第1突起部、及び第2突起部は瓦棒110であることを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、金属瓦棒ぶきの屋根100に対して支柱2を容易に設置できる。
〈第六の実施態様〉
本態様に係る支柱支持具1において、支柱固定部40は、支柱2の下端部が抜き差し自在な筒状部41と、筒状部41に取り付けられて先端が当該筒状部41の内周側空間に対して進退自在な固定ボルト42と、を備え、挟持部本体11に固定されていることを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、支柱固定部40が筒状部41と固定ボルト42とを備えているため、簡単な構成であっても支柱2を確実に支持でき、且つ支柱固定部40が挟持部本体11に固定されているので支柱固定部40を備えた第1挟持部10や第2挟持部30を小型化できる。
〈第七の実施態様〉
本態様に係る支柱支持具1において、第1挟持部10は支柱固定部40を備え、アーム部20の基端部は筒状部41に固定されていることを特徴とすることを特徴とする。
本態様に係る支柱支持具1によれば、筒状部41をアーム部20の基端部を固定するための部材としても用いているので、第1挟持部10を小型化できる。
1、1A…支柱支持具、2…支柱、2a…支柱の基端部、10、10A…第1挟持部、11…挟持部本体、11a…挟持部本体の上部、11b…挟持部本体の左側部、11c…挟持部本体の右側部、11d、11f…貫通穴、11e、11g…ナット、12、12A…フランジ部、12a…緩衝部材、12b…雌ねじ孔、13…傾き調整ボルト、13a…頭部、13b…雄ねじ部、13c…押さえ板、14…本体側挟持ボルト、14a…頭部、14b…雄ねじ部、14c…挟持板、20…アーム部、21…保護部材、30、30A…第2挟持部、31…挟持部本体、31a…挟持部本体の上部、31b…挟持部本体の左側部、31c…挟持部本体の右側部、31d、31f…貫通穴、31e、31g…ナット、32、32A…フランジ部、32a…緩衝部材、32b…雌ねじ孔、33…傾き調整ボルト、33a…頭部、33b…雄ねじ部、33c…押さえ板、34…本体側挟持ボルト、34a…頭部、34b…雄ねじ部、34c…挟持板、35…スライダ部、35a…スライダ本体、35b…貫通穴、35c…ナット、35d…固定ネジ、35e…頭部、35f…雄ねじ部、40…支柱固定部、41…筒状部、41a…窓部、41b…貫通穴、41c…ナット、41d…取付けプレート、41e…ボルト、41f…ナット、42…固定ボルト、42a…頭部、42b…雄ねじ部、50L…左側挟持爪片、50R…右側挟持爪片、51…爪片本体、52…外側切り欠き、53…第1固定孔、53a…第1固定孔の大径部、53b…第1固定孔の小径部、54…第2固定孔、54a…第2固定孔の大径部、54b…第2固定孔の小径部、55…爪片本体の内側辺(対向辺)、55a…内側切り欠き、56…雌ねじ孔、61…爪片固定ボルト、62…爪片側挟持ボルト、100…金属瓦棒ぶきの屋根(設置対象物)、100A…折板屋根(設置対象物)、110…瓦棒、110a…一方の瓦棒(第1突起部)、110b…他方の瓦棒(第2突起部)、120A…折板屋根本体、120a…一方の鋼板の縁部、120b…他方の鋼板の縁部、130A…ハゼ部、131…丸ハゼ、131a…脚部、131b…頭部、131c…立ち上がり部、131d…立ち上がり部、131e…立ち下がり部、132…角ハゼ、132a…脚部、132b…頭部、132c…立ち上がり部、132d…立ち上がり部、132e…立ち下がり部、201…ロープ金具、201a…金具本体、201b…支柱固定ねじ、210…親綱、220…飛散防止シート、221…平紐

Claims (7)

  1. 間隔を空けて設けられた第1突起部、及び第2突起部を備えた設置対象物に対して支柱を設置するために用いられる支柱支持具であって、
    前記第1突起部を挟持する第1挟持部と、
    前記第1挟持部の側面に、側方へ向けて取り付けられた棒状のアーム部と、
    前記アーム部の長手方向に沿って移動自在であって当該アーム部に対して固定自在であり、且つ前記第2突起部を挟持する第2挟持部と、を備え、
    前記第1挟持部と前記第2挟持部の少なくとも一方は、前記支柱の基端部が差し込まれ、且つ当該基端部を固定自在な筒状の支柱固定部を備えたことを特徴とする支柱支持具。
  2. 前記第1突起部、及び前記第2突起部は一対の側面を有する長尺形状であり、
    前記第1挟持部、及び前記第2挟持部は、並行に配置された一対の側部の間に前記第1突起部、及び前記第2突起部が配置される挟持部本体と、前記挟持部本体の前記一対の側部に取り付けられ、前記第1突起部、及び前記第2突起部の前記一対の側面を挟持する複数の本体側挟持ボルトと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の支柱支持具。
  3. 前記第1挟持部、及び前記第2挟持部は、前記挟持部本体の両端部に当該挟持部本体よりも厚肉のフランジ部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の支柱支持具。
  4. 前記設置対象物は金属屋根であり、且つ前記第1突起部、及び前記第2突起部は、前記金属屋根において二枚の鋼板の縁部同士を接続するハゼ部であり、
    前記ハゼ部は、前記金属屋根の本体部から上方に延びる脚部と、前記脚部の上端に設けられた頭部と、を有し、
    前記第1挟持部、及び前記第2挟持部は、前記フランジ部の端面に対して着脱自在に、且つ当該フランジ部における一方の側部側と他方の側部側とに取り付けられた一対の挟持爪片と、各前記挟持爪片に取り付けられて前記脚部を挟持する複数の爪片側挟持ボルトと、を備え、
    各前記挟持爪片は金属製の板材によって作製され、且つ一方の挟持爪片と他方の挟持爪片の各対向辺には前記頭部を収容する切り欠きを設け、
    前記爪片側挟持ボルトは、各前記挟持爪片における前記切り欠きよりも下側に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の支柱支持具。
  5. 前記設置対象物は金属瓦棒ぶきの屋根であり、前記第1突起部、及び前記第2突起部は瓦棒であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の支柱支持具。
  6. 前記支柱固定部は、前記支柱の下端部が抜き差し自在な筒状部と、前記筒状部に取り付けられて先端が当該筒状部の内周側空間に対して進退自在な固定ボルトと、を備え、前記挟持部本体に固定されていることを特徴とする請求項2乃至5の何れか一項に記載の支柱支持具。
  7. 前記第1挟持部は、支柱固定部を備え、
    前記アーム部の基端部は、前記筒状部に固定されていることを特徴とする請求項6に記載の支柱支持具。
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