JP3232467B2 - 直流モータの駆動装置 - Google Patents

直流モータの駆動装置

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JP3232467B2
JP3232467B2 JP01357093A JP1357093A JP3232467B2 JP 3232467 B2 JP3232467 B2 JP 3232467B2 JP 01357093 A JP01357093 A JP 01357093A JP 1357093 A JP1357093 A JP 1357093A JP 3232467 B2 JP3232467 B2 JP 3232467B2
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勝也 米谷
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流モータの駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動ドアを駆動する分野などに
おいて、例として3相の直流ブラシレスモータ(以下、
モータと略す)が用いられている。このようなモータに
おいて、固定子として相互に120度の位相差を有する
様に配された3個のコイルを備え、回転子として周方向
にN極とS極とが交互に着磁され、例として2つの磁極
を有する永久磁石が用いられている。また、このモータ
には、3個のホール素子が設けられ、モータの回転数及
び回転子の位置を検出している。また、各コイルに駆動
電力を供給するトランジスタを含んで構成されるインバ
ータ回路が用いられる。前記ホール素子からの検出出力
は、制御回路に入力され、この制御回路は、前記検出出
力と、予め定める回転数に基づいて、モータの回転数が
前記予め定める回転数に一致するように、前記インバー
タ回路のトランジスタをオン/オフ駆動するために、振
幅変調されたパルス信号を発生する。
【0003】図20は、このような従来例における各部
の信号を示すタイムチャートである。図20(1)〜
(3)は、各ホール素子が検知する各相のコイルの磁束
密度であり、図20(4)〜(6)は、各ホール素子か
ら出力される検出信号を示し、図20(7)〜(9)
は、前記検出信号に基づいて、前記制御回路からインバ
ータ回路に出力される制御信号の波形を示す。即ち、従
来では、図20(7)〜(9)に示される矩形波形状の
制御信号を用いて、前記インバータ回路のトランジスタ
を駆動していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の駆動方式に於い
て、矩形波による120度通電方式では、トルクリップ
ルが大きく、モータ、あるいはモータの各種機器への取
付部、モータが用いられるファンなどから共振音などの
比較的大きい騒音が発生するという問題点があった。こ
のため、モータに前記騒音を防止するための機械的防音
対策を施す必要があり、モータあるいはモータを用いる
各種機器の構成が大型化、複雑化し、また、コストが上
昇するという問題を生じる。
【0005】本発明の目的は、上述の技術的課題を解決
し、簡単な構成によって騒音の発生を防止することがで
きる直流モータの駆動装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、U
相、V相、W相の3相の巻線を有する直流モータの各相
毎のコイルに駆動電力をそれぞれ供給する複数のスイッ
チ素子よりなるインバータ回路と、前記直流モータの回
転子の位置を検出するU相、V相、W相の3個の回転検
出素子と、前記3個の回転検出素子からの回転信号によ
って対応して制御信号を発生する正弦波発生回路と、前
記制御信号を変調して前記インバータ回路の各スイッチ
ング素子へパルス信号を出力するパルス幅変調回路と、
を有した直流モータの駆動装置において、前記3個の回
転検出素子の回転信号に基づいて電気角60度毎の信号
を出力する回転パルス検出回路を有し、前記正弦波発生
回路は、1周期を複数に分割してそれぞれにアドレスを
付し、このアドレス毎に正弦波データを記憶する記憶手
段と、前記回転パルス検出回路からの信号と、前記3個
の回転検出素子の各回転信号に基づいて、前記記憶手段
のアドレスにおける上位アドレスデータを出力するエン
コーダと、前記回転パルス検出回路からの信号と、前記
3個の回転検出素子の各回転信号に基づいて、前記記憶
手段のアドレスにおける下位アドレスデータを出力する
アップカウンタと、を有し、前記記憶手段は、前記上位
アドレスデータと前記下位アドレスデータに基づいて、
これらアドレスに対応する正弦波データを呼び出し前記
変調回路へ前記制御信号として出力することを特徴とす
る直流モータの駆動装置である。 請求項2の発明は、U
相、V相、W相の3相の巻線を有する直流モータの各相
毎のコイルに駆動電力をそれぞれ供給する複数のスイッ
チ素子よりなるインバータ回路と、前記直流モータの回
転子の位置を検出するU相、V相、W相の3個の回転検
出素子と、前記3個の回転検出素子からの回転信号によ
って対応して制御信号を発生するマイクロプロセッサよ
りなる正弦波発生手段と、前記制御信号を変調して前記
インバータ回路の各スイッチング素子へパルス信号を出
力するパルス幅変調回路と、を有した直流モータの駆動
装置において、前記3個の回転検出 素子の回転信号に基
づいて電気角60度毎の割り込み信号を出力する回転パ
ルス検出回路を有し、前記正弦波発生手段は、1周期を
複数に分割してそれぞれにアドレスを付し、このアドレ
ス毎に正弦波データを記憶し、前記割り込み信号が入力
する毎に、前記3個の回転検出素子の各回転信号が入力
したときの、前記アドレスに対応する先頭アドレスを求
め、この先頭アドレスと正弦波データの出力回数とを加
算してアドレスを求め、この加算により得られたアドレ
スに対応する正弦波データを呼び出し前記制御信号とし
て前記変調回路へ出力することを特徴とする直流モータ
の駆動装置である。
【0007】
【作 用】本発明に従えば、直流モータのトルクリップ
ルを解消することができ、直流モータ、あるいは直流モ
ータの各種機器への取付部、直流モータが用いられる各
種機器などからの騒音の発生を防止することができる。
しかも騒音発生の防止を機械的構成を用いずに達成する
ので、モータなどの構成が簡単になる。
【0008】
【実施例】(第1の実施例) 図1は本発明の第1の実施例のモータの駆動装置1の電
気的構成を示す回路図であり、図2は本実施例に従う駆
動装置1の動作を示すタイムチャートである。本実施例
は、一例として自動ドアを走行駆動するモータについて
説明するが、本発明のモータの駆動回路はこの例に限ら
れるものではない。本実施例のモータ2は、例として3
相であって、3本のコイル3,4,5を有する固定子2
備え、各対のコイル3,4,5は、駆動装置1から
のU相、V相及びW相の駆動信号で駆動される。本実施
例では、コイル3,4,5に臨んで、例としてホール素
子などからなる3つの磁極検出素子Hが設けられ、図2
(1)〜(3)に示される回転子の磁束密度を検出し、
図2(4)〜(6)に示される検出信号h1,h2,h
3を出力する。また、モータ2は、一対の磁極を有する
永久磁石などからなる回転子19を備える。
【0009】駆動装置1は、コイル3,4,5に前記U
相、V相及びW相の駆動信号をそれぞれ供給するインバ
ータ回路6を備え、インバータ回路6には6つのトラン
ジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6が設けられ
る。トランジスタQ1〜Q6は直流電源7に接続され
る。トランジスタQ1,Q4;Q2,Q5;Q3,Q6
の各接続点から前記U相、W相及びV相の駆動信号が取
出される。
【0010】前記トランジスタQ1,Q2及びQ3のベ
ースに駆動制御信号を入力する駆動装置1が設けられ
る。駆動装置1は、集積回路素子として構成され、前記
磁極検出素子Hから出力される磁束検出信号からモータ
2の回転速度あるいは回転周期を検出する回転パルス検
出回路8が設けられる。駆動装置1は、予め定めるモー
タ2の基準回転速度に対応する速度指令入力を発生する
速度指令部9を有し、回転周期信号、検出信号h1,h
2,h3及び速度指令入力は、正弦波作成回路10に入
力される。
【0011】正弦波作成回路10は、前記回転周期、検
出信号h1,h2,h3によって電気角60度毎に得ら
れる回転子19の位置情報及び速度指令入力とから、図
3(1)〜(3)に示されるような、相互に120度の
位相差を有する3相の略正弦波形状の制御信号を発生す
る。
【0012】以上のように本実施例に従えば、モータ2
のトルクリップルを解消することができ、モータ2、あ
るいはモータ2の各種機器への取付部、モータ2が用い
られる自動ドアなどからの騒音の発生を防止することが
できる。しかも騒音発生の防止を機械的構成を用いずに
達成するので、モータ2などの構成が簡単になる。
【0013】以下、この第1の実施例を具体的に実現で
きる例を、第2の実施例から第5の実施例で説明する。 (第2の実施例) 図4は、駆動装置1の第2の実施例を示すブロック図で
ある。本実施例における回転パルス検出回路8は、検出
信号h1,h2,h3がそれぞれ入力され、また検出信
号h1,h2,h3の遅延回路14,15,16によっ
て遅延された信号がそれぞれ入力されるEXOR回路1
7,18,21と、EXOR回路17,18,21から
の信号が入力されるNOR回路22とを含んで構成され
る。
【0014】正弦波発生回路10は、前記NOR回路2
2からの信号が入力される周波数/電圧変換回路(以
下、変換回路と称する)23と、変換回路23からの電
圧信号に対応する周波数の信号を発生するVCO回路2
4と、VCO回路24からの信号の例として立ち上がり
エッジによって、予め定めるパルス長のパルスを発生す
る単安定型の発振回路25と、発振回路25からの信号
を2逓倍する2逓倍回路26と、2逓倍回路26からの
信号が入力されるデコータ27とを含む。
【0015】前記VCO回路24は、後述するアップカ
ウンタ31のビット数n、モータ2の極数P、モータ2
の回転数N[rpm]に対して、下式で規定される周波
数f[Hz]の信号を出力する。
【0016】f=23PN/60 前記発振回路25と2逓倍回路26の出力はエンコーダ
28に入力され、エンコーダ28の出力は、ROM29
のアドレスの上位アドレスデータとして、ROM29に
入力される。VCO回路25の出力はAND回路30を
介してアップカウンタ31にクロック信号として入力さ
れる。アップカウンタ31の出力は、前記ROM29に
下位アドレスデータとして入力されると共に、NAND
回路32を介して前記AND回路30に入力される。前
記NOR回路22の出力は、アップカウンタ31にクリ
ア信号として入力される。前記ROM29の出力は、ラ
ッチ回路33,34,35にそれぞれ入力され、各ラッ
チ回路33,34,35の出力は乗算型のデジタル/ア
ナログ変換回路(以下、変換回路と略す)36,37,
38にそれぞれ入力される。変換回路36,37,38
には、速度指令部9からの速度指令入力Vsが、変換回
路36,37,38におけるデジタル/アナログ変換の
際の基準電圧として入力される。
【0017】前記変調回路11,12,13は、前記変
換回路36,37,38の出力がそれぞれ入力される電
圧比較回路40,41,42と、各電圧比較回路40,
41,42の出力がそれぞれ入力されるAND回路4
6,47,48と、前記各電圧比較回路40,41,4
2に、基準三角波信号をそれぞれ入力する三角波発生回
路39とをそれぞれ含んで構成される。各電圧比較回路
40〜42からの出力は、デッドタイム回路43,4
4,45を経て、各相毎の制御信号U,V,Wとして、
インバータ回路6のトランジスタQ1,Q2,Q3に出
力されると共に、各電圧比較回路40〜42からの信号
は反転されて、AND回路46,47,48を介して制
御信号EU,EV,EWとして、インバータ回路6のト
ランジスタQ4,Q5,Q6に出力される。直流電源7
からの電源ラインには、電流検出用抵抗50が直列に設
けられ、抵抗50によって電源ラインにおける電流が電
圧レベルとして検出される。この電圧レベルは、比較回
路51において基準電圧と比較され、電流制限回路49
から、前記電源ラインの電流が基準電圧に対応する電流
を超えた場合、あるいは下回った場合にローレベルの信
号を出力し、AND回路46,47,48に入力する。
【0018】前記ROM29には、図5に示すような正
弦波を発生するための信号のレベルに関するデータが記
憶されている。図5の横軸はROM29のアドレスを示
し、縦軸は各アドレスに記憶されているデータを示す。
ROM29の上位アドスを指定するエンコーダ28
は、下記の表1に示すような入力と出力との関係を満足
する構成が採用される。
【0019】
【表1】 以下に第2実施例の駆動装置1の動作を説明する。磁極
検出素子Hは、図6に示されるような、各コイル3,
4,5の磁束密度を検出し、図7(1)〜(3)に示さ
れる回転子の位置信号である検出信号h1,h2,h3
を出力する。これらの信号に基づいて、変換回路23に
は、図7(4)の信号が入力され、図7(5)に示す入
力の周波数に対応した電圧信号を出力する。この電圧信
号に基づいてVCO回路24は、図7(6)に示すよう
に、入力される電圧信号の電圧レベルに対応した周波数
の信号を出力する。発振回路25は、VCO回路24か
らの信号の例として立ち上がりエッジに同期して立ち上
がり、予め定める立ち上がり期間のパルスを出力する。
【0020】2逓倍回路26は、発振回路25からの信
号の周波数に対して、周波数が2倍の信号を、図7
(8)のように出力する。2逓倍回路26からの信号に
基づくデコーダ27の出力は、図7(9)〜(11)に
示される。デコーダ27からの信号のハイレベルの期間
に、対応するラッチ回路33,34,35のいずれかが
選択され、ROM29からのデータをラッチして、対応
する変換回路36,37,38のいずれかに出力する。
一方、ROM29に記憶されているデータは、エンコー
ダ28およびアップカウンタ31からのアドレスデータ
によってアドレスが指定されて読み出される。
【0021】前記速度指令部9からの速度指令入力及
び、前記ROM29からのデータに基づく各ラッチ回路
33,34,35からのU相、V相及びW相に対応する
データDU,DV,DWは、図8(1)〜(4)にそれ
ぞれ示される。前記速度幅変調回路11,12,13の
動作は相互に同一であり、U相を例示して説明する。変
換回路36からの信号DUと発振回路39からの三角波
信号とは、電圧比較回路40において、相互の信号レベ
ルが比較され、比較結果として図8(6)に示すパルス
状の信号を出力する。
【0022】このU相に関するパルス状の信号は、前記
デッドタイム回路43に入力され、図8(8)及び同図
(9)に示される制御信号Uと、制御信号Eに対して同
図に示すデッドタイムtdが与えられた制御信号EUと
が作成される。
【0023】このようにして、本実施例において、図4
に示す電気回路の構成を用いて、モータ2を簡単な構成
によって正弦波駆動することができる。すなわち、前述
した第1実施例において述べた効果と同一の効果を達成
することができる。
【0024】(第3の実施例) 図9は、本発明の第3の実施例のブロック図である。本
実施例は前述の第2実施例の構成と類似し、対応する部
分には同一の参照符号を付す。本実施例の特徴は、変換
回路23の出力を、速度指令部9からの速度指令入力と
の間で減算する速度アンプ49に入力し、速度アンプ4
9からの出力を、前記変換回路36,37,38の基準
電圧として共通に入力するようにしたことである。この
ような構成によっても、第1実施例の駆動装置1の前述
した効果と同一の効果を達成することができると共にモ
ータの一定速制御が行える。
【0025】(第4の実施例) 図10は、本発明の第4の実施例の構成を示すブロック
図である。本実施例は、前記第2実施例に類似し、対応
する部分には同一の参照符号を付す。本実施例の特徴
は、前記実施例における変換回路23、VCO回路2
4、発振回路25、2逓倍回路26、デコータ27、エ
ンコーダ28、アップカウンタ31及びラッチ回路3
3,34,35に代えて、マイクロプロセッサ52を用
いるようにしたことである。即ち、前記各回路の動作を
マイクロプロセッサ52が実行する。ここで、前記NO
R回路22の出力は、マイクロプロセッサ52にローア
クティブな割込信号バーINTとして入力される。
【0026】図11は本実施例の動作を説明するタイム
チャートであり、図12〜図15は、本実施例の動作を
説明するフローチャートである。ステップa1におい
て、マイクロプロセッサ52の周知の初期設定と動作モ
ードの指定とが行われる。ステップa2において、マイ
クロプロセッサ52に内蔵されるRAMがクリアされ、
以後の動作に備える。ステップa3において、マイクロ
プロセッサ52は、磁極検出素子Hからの図11(1)
〜(3)に示される検出信号を読み取る。ステップa4
において、下式で規定されるモータ2の回転パルス周期
Ts[秒]、 Ts=60/3PN 及び電気角60度毎の正弦波データ出力回数nに基づい
て、下式の正弦波データの出力周期Sant[秒]を定
める。
【0027】Sant=Ts/n ステップa5において、前記回転パルス周期Tsが最大
値Tmax以下であるかどうかを判断する。この判断が
肯定であれば処理はステップa4に戻り、判断が否定で
あれば処理はステップa6に移る。ステップa6におい
て、マイクロプロセッサ52が内蔵するタイマに(−S
ant)をセットする。ステップa7において、前記タ
イマを起動する。
【0028】前記割込信号バーINTが入力されると、
処理は、図13ステップb1に移る。ステップb1にお
いて、外部割込周期Tsを測定し、ステップ2におい
て、前記磁極検出素子Hからの図11(1)〜(3)に
示される検出信号を読み取る。ステップb3において、
正弦波データの出力回数countに0をセットする。
この後、処理は、割込が発生した図12に示すメインル
ーチンのステップに戻る。
【0029】前記タイマによる割込が発生した場合、処
理は図14及び図15に移る。ステップc1において、
前記タイマを停止し、ステップc2において、タイマに
(−Sant)をセットする。ステップc3において、
タイマを起動し、ステップc4において、前記正弦波デ
ータの出力回数countが前記出力回数n以上となっ
たかどうかを判断する。この判断が肯定であれば、処理
はステップc5に移り、判断が否定であれば、ステップ
c6において、出力回数countを−1デクリメント
し、ステップ5に移る。
【0030】ステップc5において、U相、V相及びW
相に関する正弦波データが格納されているアドレスA
U,AV,AWと前記出力回数countを加えた数
を、新たなアドレスAU,AV,AWとする。ステップ
c7において、アドレスAU,AV,AWにおけるU
相、V相及びW相に関するデータDAU,DAV,DA
Wに前記速度指令Vsを乗算した結果を出力用のデータ
DU,DV,DWとする。ステップc8において、各デ
ータDU,DV,DWを、各変換回路36,37,38
に出力する。このような本実施例の駆動装置1におい
て、各部の信号波形の実測された結果は、図16〜図1
8に示される。
【0031】即ち、本実施例においても、前述した実施
例における効果と同様の効果を達成することができる。
【0032】(第5の実施例) 図19は、本発明の第5の実施例のブロック図である。
本実施例は前述の実施例に類似し、対応する部分には同
一の参照符号を付す。本実施例の特徴は、前記NOR回
路23の出力を周波数/電圧変換回路53に入力し、前
記変換回路53の出力を、速度指令部9からの信号と加
減算し、その結果を速度アンプ54を介して、マイクロ
プロセッサ52に速度指令入力Vsとして入力するよう
にしたことである。このような実施例においても、前述
した実施例の効果と同様な効果を達成することができる
と共にモータの一定速制御が行える。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、直流モー
タのトルクリップルを解消することができ、直流モー
タ、あるいは直流モータの各種機器への取付部、直流モ
ータが用いられる各種機器などからの騒音の発生を防止
することができる。しかも騒音発生の防止を機械的構成
を用いずに達成するので、モータなどの構成が簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の駆動装置1のブロック図で
ある。
【図2】本実施例の駆動装置1の動作を説明するタイム
チャートである。
【図3】本実施例の駆動装置1の動作を説明するタイム
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施例の駆動装置1のブロック
図である。
【図5】ROM29に記憶されたデータを表す波形図で
ある。
【図6】本実施例の駆動装置1の動作を説明するタイム
チャートである。
【図7】本実施例の駆動装置1の動作を説明するタイム
チャートである。
【図8】本実施例の駆動装置1の動作を説明するタイム
チャートである。
【図9】本発明の第3の実施例の駆動装置1のブロック
図である。
【図10】本発明の第4の実施例の駆動装置1のブロッ
ク図である。
【図11】本実施例の駆動装置1の動作を説明するタイ
ムチャートである。
【図12】本実施例の駆動装置1の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図13】本実施例の駆動装置1の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図14】本実施例の駆動装置1の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図15】本実施例の駆動装置1の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図16】本実施例の駆動装置1の動作を説明する波形
図である。
【図17】本実施例の駆動装置1の動作を説明する波形
図である。
【図18】本実施例の駆動装置1の動作を説明する波形
図である。
【図19】本発明の第5の実施例の駆動装置1のブロッ
ク図である。
【図20】従来例の問題点を説明するタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1 駆動装置 2 モータ 3,4,5 コイル 6 インバータ回路 H 磁極検出素子 10 正弦波作成回路 11,12,13 パルス幅変調回路 29 ROM 52 マイクロプロセッサ Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6 トランジスタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−331489(JP,A) 特開 平4−236190(JP,A) 特開 平4−101694(JP,A) 特開 平3−198687(JP,A) 特開 平2−131389(JP,A) 特開 平2−60490(JP,A) 特開 平1−64583(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/02 H02K 29/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】U相、V相、W相の3相の巻線を有する直
    流モータの各相毎のコイルに駆動電力をそれぞれ供給す
    る複数のスイッチ素子よりなるインバータ回路と、 前記直流モータの回転子の位置を検出するU相、V相、
    W相の3個の回転検出素子と、 前記3個の回転検出素子からの回転信号によって対応し
    て制御信号を発生する正弦波発生回路と、 前記制御信号を変調して前記インバータ回路の各スイッ
    チング素子へパルス信号を出力するパルス幅変調回路
    と、 を有した直流モータの駆動装置において、 前記3個の回転検出素子の回転信号に基づいて電気角6
    0度毎の信号を出力する回転パルス検出回路を有し、 前記正弦波発生回路は、 1周期を複数に分割してそれぞれにアドレスを付し、こ
    のアドレス毎に正弦波データを記憶する記憶手段と、 前記回転パルス検出回路からの信号と、前記3個の回転
    検出素子の各回転信号に基づいて、前記記憶手段のアド
    レスにおける上位アドレスデータを出力するエンコーダ
    と、 前記回転パルス検出回路からの信号と、前記3個の回転
    検出素子の各回転信号に基づいて、前記記憶手段のアド
    レスにおける下位アドレスデータを出力するアップカウ
    ンタと、 を有し、 前記記憶手段は、 前記上位アドレスデータと前記下位アドレスデータに基
    づいて、これらアドレ スに対応する正弦波データを呼び
    出し前記変調回路へ前記制御信号として出力する ことを
    特徴とする直流モータの駆動装置。
  2. 【請求項2】U相、V相、W相の3相の巻線を有する直
    流モータの各相毎のコイルに駆動電力をそれぞれ供給す
    る複数のスイッチ素子よりなるインバータ回路と、 前記直流モータの回転子の位置を検出するU相、V相、
    W相の3個の回転検出素子と、 前記3個の回転検出素子からの回転信号によって対応し
    て制御信号を発生するマイクロプロセッサよりなる正弦
    波発生手段と、 前記制御信号を変調して前記インバータ回路の各スイッ
    チング素子へパルス信号を出力するパルス幅変調回路
    と、 を有した直流モータの駆動装置において、 前記3個の回転検出素子の回転信号に基づいて電気角6
    0度毎の割り込み信号を出力する回転パルス検出回路を
    有し、 前記正弦波発生手段は、 1周期を複数に分割してそれぞれにアドレスを付し、こ
    のアドレス毎に正弦波データを記憶し、 前記割り込み信号が入力する毎に、 前記3個の回転検出素子の各回転信号が入力したとき
    の、前記アドレスに対応する先頭アドレスを求め、この
    先頭アドレスと正弦波データの出力回数とを加算してア
    ドレスを求め、この加算により得られたアドレスに対応
    する正弦波データを呼び出し前記制御信号として前記変
    調回路へ出力することを特徴とする直流モータの駆動装
    置。
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