JP3232358B2 - カーブコンベア - Google Patents

カーブコンベア

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JP3232358B2
JP3232358B2 JP12843792A JP12843792A JP3232358B2 JP 3232358 B2 JP3232358 B2 JP 3232358B2 JP 12843792 A JP12843792 A JP 12843792A JP 12843792 A JP12843792 A JP 12843792A JP 3232358 B2 JP3232358 B2 JP 3232358B2
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belt
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光男 吉田
久史 下川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カーブコンベア(ス
パイラルコンベアを含む)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカーブコンベアは、通常、帯状の
ベルトの両端相互を接合して成る平面視円弧状の無端ベ
ルトを、所定の角度間隔で配設された二本のフリーロー
ラ相互間又はナイフエッジ相互間に張設して構成し、前
記無端ベルトの内方への移動を阻止すべく外方へ引張力
をかけながら回転駆動するようにしている。そして、上
記無端ベルトは、例えば、図8に示すように、その接合
軌跡90が、無端ベルト9における半径方向線Sと一致
する直線状のものを採用してある。
【0003】しかしながら、上記カーブコンベアでは、
比較的大きな振動が発生するという問題がある。これ
は、無端ベルト9の接合部及びその近傍はその他の部分
と比較して屈曲しにくくなっているが、従来のカーブコ
ンベアではこの屈曲しにくい接合部全域が同時にフリー
ローラやナイフエッジを通過する。したがって、この通
過の際において、無端ベルト9の内面がフリーローラや
ナイフエッジの外面に完全に倣った状態から少し離反し
た状態となり、無端ベルト9の搬送面が周期的に上下動
するから振動を発生するのである。
【0004】尚、上記構成の無端ベルトに換えて、接合
軌跡90が図9に示すようなジグザグ状の無端ベルトと
した場合、振動は少しは減少するものの、接合部の折返
し点91,91相互間の小さな範囲にあまり分散される
ことなく内方への引張力が作用することとなるから、比
較的短期間で外周側接合部近傍にクラック92が発生し
やすいという新たな問題が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、駆動時に振動が発生しにくく且つ寿命の長いカーブ
コンベアを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
帯状のベルトの両端相互を接合して成る平面視円弧状の
無端ベルトを、所定の角度間隔で配設された二本のフリ
ーローラ相互間に張設して構成し、前記無端ベルトの内
方への移動を阻止すべく外方へ引張力をかけながら無端
ベルトを回転駆動するようにしたカーブコンベアに於い
て、無端ベルトの接合軌跡が、半径方向線に対して角度
を有する一本の直線状となっている。
【0007】請求項2記載の発明は、帯状のベルトの両
端相互を接合して成る平面視円弧状の無端ベルトを、所
定の角度間隔で配設された二つのナイフエッジ相互間に
張設して構成し、前記無端ベルトの内方への移動を阻止
すべく外方へ引張力をかけながら無端ベルトを回転駆動
するようにしたカーブコンベアに於いて、無端ベルトの
接合軌跡が、半径方向線に対して角度を有する一本の直
線状なっている。
【0008】請求項3記載の発明は、帯状のベルトの両
端相互を接合して成る平面視円弧状の無端ベルトを、所
定の角度間隔で配設された二本のフリーローラ相互間に
張設して構成し、前記無端ベルトの内方への移動を阻止
すべく外方へ引張力をかけながら無端ベルトを回転駆動
するようにしたカーブコンベアに於いて、無端ベルトの
接合軌跡が、折返しのない曲線状になっている。
【0009】請求項4記載の発明は、帯状のベルトの両
端相互を接合して成る平面視円弧状の無端ベルトを、所
定の角度間隔で配設された二つのナイフエッジ相互間に
張設して構成し、前記無端ベルトの内方への移動を阻止
すべく外方へ引張力をかけながら無端ベルトを回転駆動
するようにしたカーブコンベアに於いて、無端ベルトの
接合軌跡が、折返しのない曲線状になっている。
【0010】
【作用】この発明は次のように作用する。この発明のカ
ーブコンベアでは接合部の一部が位置をかえながらフリ
ーローラやナイフエッジを通過するから、無端ベルトの
接合部及びその近傍がその他の部分と比較して屈曲しに
くくても、通過の際に、無端ベルトの内面がフリーロー
ラやナイフエッジの外面にほぼ完全に倣った状態とな
り、その結果、従来の欄に示したカーブコンベアと比較
して振動が発生しにくい。
【0011】又、無端ベルトの接合軌跡が、半径方向線
に対して角度を有する一本の直線状となっているか、又
は、折返しのない曲線状になっていることから、内方へ
の引張力が無端ベルトの接合部全域に分散されて作用す
ることとなり、その結果、短期間で接合部やその近傍に
クラックが発生するようなこともない。
【0012】
【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面に従って説明する。この実施例のものはナイフエッ
ジ式のカーブコンベアであり、このものでは、図1及び
図2に示すように、90°間隔(この実施例では90°
間隔としたが90°間隔に限定されるものではない)で
配設されたナイフエッジ3,3とこれの下方に設けられ
たフリーローラ1,1とを利用して搬送用ベルト2(手
段の欄の無端ベルトと対応する)を張設しており、前記
搬送用ベルト2を、これの外周側に設けたチェーン4に
より回転駆動するようにしている。そして、前記チェー
ン4は、後述するガイド5によって搬送用ベルト2の外
周縁に沿うような平面軌跡に拘束されており、他方、チ
ェーン4から搬送用ベルト2への動力の伝達は、後述す
る伝達手段8を介して行われるようにしてある。尚、上
記チェーン4の駆動は、図1に示す如く、スプロケット
やチェーンを介してモータMにより行われている。
【0013】搬送用ベルト2は、帯状のベルトの両端相
互を接合してループ状にしたもので、図1に示す如く、
平面視円弧状(扇形状に近い)に形成されていると共
に、両端相互の接合軌跡21が、半径方向線Sに対して
角度を有する一本の直線状なるように設定してある。
尚、前記無端ベルトの接合軌跡は、図7に示す如く、折
返しのない緩やかな曲線状に設定してもよい。
【0014】ナイフエッジ3は、図1及び図2に示すよ
うに、長尺板により構成されており、搬送用ベルト2の
折返部20の抵抗を小さくするために、その端縁をR状
に形成してある。フリーローラ1は、図1に示すよう
に、12個の単位ローラ10を直列に配列させて構成さ
れており、搬送用ベルト2の内周側の移動距離とこれの
外周側の移動距離との差から発生する、搬送用ベルト2
とフリーローラ1とのスベリを回避できるようにしてあ
る。
【0015】チェーン4は、自転車等により使用してい
るものと少し相違しており、図3及び図5に示すよう
に、チェーン4を構成する外側のローラリンクプレート
41に垂直舌片49を具備させてあると共に内側のピン
リンクプレート40に内方に延びる水平舌片48を具備
させてある。ガイド5は、図1及び図3に示すように、
上段・中段・下段の三種類のものがあるが、基本的に
は、チェーン4の外側に設けられた円弧状のフレーム5
2と、このフレーム52から内側に向かって突設した支
持部材53と、この支持部材53の内側端に具備させた
垂直片50(以下、上段用のものを垂直片50a、中段
用のものを垂直片50b、下段用のものを50cとし、
チェーン4と対向するそれぞれの端部には摩擦係数の小
さい合成樹脂板を取付けてある)とから構成されてい
る。
【0016】そして、チェーン4に搬送用ベルト2から
の力(内側方向への力)が作用したときには、図3に示
すように、垂直片50aの下端部及び垂直片50bの上
端部が上記垂直舌片49と係合すべく前記垂直片50
a,50bを位置せしめると共に、垂直片50bの下端
部及び垂直片50cの上端部が上記垂直舌片49と係合
すべく前記垂直片50b,50cを位置せしめ、これに
より、チェーン4の平面軌跡を上記の如く拘束するよう
にしている。
【0017】伝達手段8は、図3及び図4に示すよう
に、上記チェーン4の水平舌片48に取付けられる連結
片80と、この連結片80に取付けられたプーリ83
と、搬送用ベルト2の外周部に取付けられたプーリ84
と、前記プーリ83とプーリ84との間に張設された動
力伝達用ベルト85(丸ベルトが使用されており、中程
には外れ防止用のバンド86が掛けてある)とから構成
されており、前記プーリ83とプーリ84の軸芯を垂直
に設定すると共にこれらプーリ83とプーリ84を略一
致する高さに位置設定している。尚、この実施例のもの
では、図3に示すように、連結片80とプーリ83との
間に介在させたスペーサSの厚みを調節することによ
り、プーリ83とプーリ84との高さを完全に一致させ
得るようにしてある。
【0018】このカーブコンベアは上記のような搬送用
ベルト2を使用してあるから、図6に示した接合部分の
一部Xが位置をかえながらナイフエッジ3の先端部を通
過することとなり、その結果、従来の技術の欄に記載し
たものと比較して振動が発生しにくい。又、搬送用ベル
ト2の接合軌跡21が、半径方向線Sに対して角度を有
する一本の直線状となっている(又は、前記接合軌跡2
1が折返しのない曲線状になっている)ことから、内方
への引張力が接合部のほぼ全域に分散されて作用するこ
ととなり、その結果、短期間で接合部やその近傍にクラ
ックが発生するようなこともない。
【0019】尚、上記実施例のものは、ナイフエッジ式
のカーブコンベアであるが、これに限定されることな
く、所定角度間隔で配設させたフリーローラ相互間に上
記した搬送用ベルト2を張設する形式のものとしても同
様の作用・効果を奏するものとなる。又、上記実施例の
搬送用ベルト2自体については、公知の全ての構造のも
のが採用できる。
【0020】
【発明の効果】この発明は上記のような構成であるか
ら、次の効果を有する。作用の欄に記載した内容から、
駆動時に振動が発生しにくく且つ寿命の長いカーブコン
ベアを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカーブコンベアの平面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】前記カーブコンベアに使用されているチェーン
と搬送用ベルトを繋ぐ伝達手段の説明図。
【図5】前記カーブコンベアに使用されているチェーン
の説明図。
【図6】前記搬送用ベルトの折返し部に接合部が位置し
たときの図。
【図7】この発明に使用される他の搬送用ベルトの平面
図。
【図8】従来のカーブコンベアに使用されている搬送用
ベルトの平面図。
【図9】従来のカーブコンベアに使用されている他の搬
送用ベルトの平面図。
【符号の説明】
S 半径方向線 1 フリーローラ 2 搬送用ベルト 3 ナイフエッジ 21 接合軌跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−44813(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 15/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状のベルトの両端相互を接合して成る
    平面視円弧状の無端ベルトを、所定の角度間隔で配設さ
    れた二本のフリーローラ相互間に張設して構成し、前記
    無端ベルトの内方への移動を阻止すべく外方へ引張力を
    かけながら無端ベルトを回転駆動するようにしたカーブ
    コンベアに於いて、無端ベルトの接合軌跡が、半径方向
    線に対して角度を有する一本の直線状となっていること
    を特徴とするカーブコンベア。
  2. 【請求項2】 帯状のベルトの両端相互を接合して成る
    平面視円弧状の無端ベルトを、所定の角度間隔で配設さ
    れた二つのナイフエッジ相互間に張設して構成し、前記
    無端ベルトの内方への移動を阻止すべく外方へ引張力を
    かけながら無端ベルトを回転駆動するようにしたカーブ
    コンベアに於いて、無端ベルトの接合軌跡が、半径方向
    線に対して角度を有する一本の直線状なっていることを
    特徴とするカーブコンベア。
  3. 【請求項3】 帯状のベルトの両端相互を接合して成る
    平面視円弧状の無端ベルトを、所定の角度間隔で配設さ
    れた二本のフリーローラ相互間に張設して構成し、前記
    無端ベルトの内方への移動を阻止すべく外方へ引張力を
    かけながら無端ベルトを回転駆動するようにしたカーブ
    コンベアに於いて、無端ベルトの接合軌跡が、折返しの
    ない曲線状になっていることを特徴とするカーブコンベ
    ア。
  4. 【請求項4】 帯状のベルトの両端相互を接合して成る
    平面視円弧状の無端ベルトを、所定の角度間隔で配設さ
    れた二つのナイフエッジ相互間に張設して構成し、前記
    無端ベルトの内方への移動を阻止すべく外方へ引張力を
    かけながら無端ベルトを回転駆動するようにしたカーブ
    コンベアに於いて、無端ベルトの接合軌跡が、折返しの
    ない曲線状になっていることを特徴とするカーブコンベ
    ア。
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