JP3232045U - 袋体及びロール状に巻いた袋体 - Google Patents
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Abstract
【課題】極薄のポリ袋の開口が指で容易にするとともに、量産化を可能とする袋体を提供する。【解決手段】袋体11は、少なくとも開口部5a及び底部5bを有する袋状の袋本体5と、開口部のフィルムが2枚重なった表裏の各開口端部のそれぞれに、開口端部の所定部分31、31を切除することにより形成された開口用突片21、21とを有し、各開口端部の切除された各所定部分は重ならないように位置が表裏でずらされている。袋本体5の底部5bは表裏のフィルムが直線状に張り合わされて形成され、開口端部の表裏それぞれの所定部分31、31は、直線状の底部5bの一端に対応する部位において袋本体5の中心線に対して点対称となるように形成され、袋本体の表裏に位置された各開口用突片21、21はその一部が表裏で重なるように形成されている。【選択図】図1
Description
本考案は、買い物の際に食品等を入れるポリ袋等の袋体であって、特にはロール状に巻かれたポリ袋をロールホルダから引き出して、ミシン目の所で一枚ずつ切り離して使用するロール状に巻いた袋体に関にする。
従来、食品スーパーで用意されたロール状のポリ袋は、ロールホルダにセットされ、それを切り離し用のミシン目から一枚ずつ切り離して使用される。このポリ袋は、レジ袋に入れた他の購入品に対して、冷凍食品等から発生する結露水で濡れるのを防止するために、冷凍食品等を一時的に入れるためのものである。
この切り離されたポリ袋は、素材が極めて薄いポリエチレンチューブフィルムで作られているため、入り口が静電気等で密着状態にあり、その入り口を開口するのにも、指で2枚のフィルムを横にずらして開く必要がある。この場合、指が乾いていると、上手くずらすことができず、仕方なく自分の口で指をなめて濡らして開口していた。
また、指を濡らすのに、店側において、濡れた布巾が用意されており、この布巾で指を濡らして開口していた。しかしながら、そのポリ袋は極めて薄く、指を濡らしても簡単に開かず、入り口を開口するのに手間を要していた。
このポリ袋の入り口を開けやすくするための工夫として、特許文献1には、ポリ袋の上部の中央を切りとり取り、開けやすくしたすぐに開くポリ袋が開示されている。さらに、特許文献2には、鋭利な突起付きリングと平らなゴム付きリングを交互に組み合わせたローラで、手提げ用ポリエチレン袋の開口部にすべり止めの凹凸を両面に付きる、すべり止め凹凸を付きたポリエチレン袋の製造方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1のものは、ポリ袋の上部中央を、四角に切り取っただけであり、依然として、入り口及び切り取った部分はぴったり張り付いた状態であり、この状態では、従来のように、指で入り口をずらして開くので、開口が容易ではない問題点があった。
他方、特許文献2では、ポリ袋であるが、手提げ用ポリエチレン袋であり、ロール状のポリ袋に比べ、比較的厚手の素材で手提げがあるから、必ずしも、すべり止めの凹凸がなくても開口部が開けやすく、他方、極薄のロール状のポリ袋にすべり止めの凹凸を形成するのは極めて難しく、仮に凹凸を形成するにしても手間を要し、量産化するのに難しい問題点を有していた。
本考案は、上記問題点に鑑み、極薄のポリ袋等の袋体において、その開口操作が容易にでき、且つ量産化が可能なロール状に巻いた袋体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案は、少なくとも開口部及び底部を有する袋状の袋本体と、開口部のフィルムが2枚重なった表裏の各開口端部のそれぞれに、開口端部の所定部分を切除することにより形成された開口用突片とを有し、各開口端部の切除された各所定部分は重ならないように位置が表裏でずらされていることを特徴とする。
上記考案において、袋本体の底部は表裏のフィルムが直線状に張り合わされて形成され、開口端部の表裏それぞれの所定部分は、直線状の底部の一端に対応する部位において、袋本体の中心線に対して点対称となるように形成され、袋本体の表裏に位置された各開口用突片はその一部が表裏で重なるように形成されていることが好ましい。
上記考案において、袋本体の底部は表裏のフィルムが直線状に張り合わされて形成され、開口端部の表裏それぞれの所定部分は、直線状の底部の一端に対応する部位において、袋本体の中心線に対して点対称となるように形成され、袋本体の表裏に位置された各開口用突片は表裏で重ならないように形成されていることが好ましい。
また、他の考案は、上述の袋体本体が連続して接続されロール状に巻かれた袋体であって、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部と、シール部に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目とを有し、ミシン目が形成された位置に対応する開口端部の所定部分が切除されていることを特徴とする。
上記考案において、筒状のフィルムは、2枚重ねした長尺なフィルムの両側縁を熱溶着して形成されていることが好ましい。
さらに他の考案は、上記いずれかの袋体本体が連続して接続されロール状に巻かれた袋体であって、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部と、シール部に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目とを有し、長尺なフィルムの一方の開放された側縁に開口端部が配置されるとともに、各開口端部の所定部分が切除されていることを特徴とする。
上記考案において、筒状のフィルムは、長尺なフィルムの長手方向を二つ折して2枚重ねにして形成され、二つ折りされた箇所に底部が配置されていることが好ましい。上記考案において、筒状のフィルムは、2枚重ねした長尺なフィルムの一方の側縁を熱溶着して形成され、熱溶着された側縁に底部が配置されていることが好ましい。
以上述べたように、これらの考案によれば、長尺なポリエチレンフィルムを2枚重ねした袋本体5に対し、その両側縁の一方或いはミシン目7で切り離した端部がそのまま袋部の開口端部となるため、そこから所定部分を容易に切除でき、加工が極めて容易となる。
即ち、予め所定部分の切除を行っておき、所定部分が切除されたフィルムを筒状もしくは2枚重ねたポリ袋本体とすれば、以後のシール処理、ミシン目7の形成等の加工が容易にできる。
また、その切除を行う所定部分の位置が、フィルムを2枚重ねした開口端部の表と裏でずれた状態を呈し、切除された部分が重なっていないため、開口用突片を両手の指で別々に掴んで拡げれば、開口端部の表裏で密着した2枚のフィルムが容易に離れ、開口端部の開口が簡単にできる。
また、袋本体が長尺なポリエチレンフィルムの長手方向を二つ折して2枚重ねとすることにより、熱溶着する部分がシール部だけとなり、その分加工が簡単になる。
[第1実施形態]
(ポリ袋体の構成)
以下に添付図面を参照して、本考案に係る袋体の第1実施形態を詳細に説明する。図1に各実施形態に係る袋体の全体構成を示す。なお、以下に示す実施の形態は、この考案の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この考案の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この考案の技術的思想は、実用新案登録請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(ポリ袋体の構成)
以下に添付図面を参照して、本考案に係る袋体の第1実施形態を詳細に説明する。図1に各実施形態に係る袋体の全体構成を示す。なお、以下に示す実施の形態は、この考案の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この考案の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この考案の技術的思想は、実用新案登録請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
以下に説明する各実施形態において、袋体11は、少なくとも開口部5aを有する袋状の袋本体5と、開口部5aのフィルムが2枚重なった表裏の各開口端部のそれぞれに、開口端部の所定部分31,31を切除することにより形成された開口用突片21,21とを有し、各開口端部の切除された各所定部分31,31は相互に重ならないように位置が表裏でずらされている。
本実施形態において袋本体5の底部は表裏のフィルムが直線状に張り合わされて形成され、開口端部の表裏それぞれの所定部分31,31は、直線状の底部の一端に対応する部位において、袋本体の中心線に対して点対称となるように形成され、袋本体5の表裏に位置された各開口用突片21,21は表裏で重ならないように形成されている。
(ロール状に巻かれた袋体の構成)
上述した袋体11は、連続して接続されロール状に巻かれた状態の製品として製造することができる。図2及び図3に本実施形態に係るロール状に巻かれた袋体の構成を示す。
上述した袋体11は、連続して接続されロール状に巻かれた状態の製品として製造することができる。図2及び図3に本実施形態に係るロール状に巻かれた袋体の構成を示す。
(1)縦向き
図2及び図10(a)に、袋本体5を縦向きに連続させて接続しロール状に巻く場合を例示する。この場合に袋体11は、同図に示すように、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部6と、このシール部6に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目7とを有している。そして、ミシン目7が形成された位置に対応する開口端部の切除片31a,31aが切除されている。なお、このフィルムとしては
長尺なポリエチレンフィルムを筒状としたものであり、フィルムの厚さが5〜20ミクロン程度である。
図2及び図10(a)に、袋本体5を縦向きに連続させて接続しロール状に巻く場合を例示する。この場合に袋体11は、同図に示すように、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部6と、このシール部6に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目7とを有している。そして、ミシン目7が形成された位置に対応する開口端部の切除片31a,31aが切除されている。なお、このフィルムとしては
長尺なポリエチレンフィルムを筒状としたものであり、フィルムの厚さが5〜20ミクロン程度である。
なお、図10(a)に示した筒状のフィルムは、図11(a)に示すように、2枚重ねした長尺なフィルム50a,50aの両側縁を熱溶着して形成することもできる。また、筒状のフィルムは、長尺な帯状のフィルムの長手方向を二つ折して2枚重ねにするとともに、その開放された側縁を熱溶着して形成することもできる。
また、ロール状に巻かれた製品を製造する他の例として、図3及び図12(a)に示すように、袋本体5を横向きに連続させて接続しロール状に巻くようにしてもよい。この場合に袋体11は、同図に示すように、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部6と、このシール部6に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目7とを有している。そして、ミシン目7が形成された位置に対応する開口端部の切除片31a,31aが切除されている。
なお、図10(a)に示した筒状のフィルムは、図11(a)に示すように、2枚重ねした長尺なフィルム50a,50aの両側縁を熱溶着して形成することもできる。また、筒状のフィルムは、長尺なフィルムの長手方向を二つ折して2枚重ねにするとともに、その開放された側縁を熱溶着して形成することもできる。
(2)横向き
図3及び図12(a)に、袋本体5を横向きに連続させて接続しロール状に巻く場合を例示する。この場合に袋体11は、同図に示すように、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部6と、このシール部6に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目7とを有している。そして、長尺なフィルムの一方の開放された側縁に開口端部が配置されるとともに、各開口端部の切除片31a,31aが切除されている。
図3及び図12(a)に、袋本体5を横向きに連続させて接続しロール状に巻く場合を例示する。この場合に袋体11は、同図に示すように、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部6と、このシール部6に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目7とを有している。そして、長尺なフィルムの一方の開放された側縁に開口端部が配置されるとともに、各開口端部の切除片31a,31aが切除されている。
なお、ここでのフィルムは、図12(a)に示すように、2枚重ねした長尺なフィルム50a,50aの一方の側縁を熱溶着して底部5bを形成することもできる。また、図13(a)に示すように、長尺なフィルムの長手方向を折り目50cで二つ折して2枚重ねにして底部5bを形成することもできる。
[第2実施形態]
(ポリ袋体の構成)
以下に添付図面を参照して、本考案に係る袋体の第2実施形態を詳細に説明する。図4に各実施形態に係る袋体の全体構成を示す。
(ポリ袋体の構成)
以下に添付図面を参照して、本考案に係る袋体の第2実施形態を詳細に説明する。図4に各実施形態に係る袋体の全体構成を示す。
以下に説明する各実施形態において、袋体12は、少なくとも開口部5aを有する袋状の袋本体5と、開口部5aのフィルムが2枚重なった表裏の各開口端部のそれぞれに、開口端部の所定部分32,32を切除することにより形成された開口用突片22,22とを有し、各開口端部の切除された各所定部分32,32は相互に重ならないように位置が表裏でずらされている。
本実施形態において袋本体5の底部は表裏のフィルムが直線状に張り合わされて形成され、開口端部の表裏それぞれの所定部分32,32は、直線状の底部の一端に対応する部位において、袋本体の中心線に対して点対称となるように形成され、袋本体5の表裏に位置された各開口用突片22,22は表裏でその一部が重なるように形成されている。
(ロール状に巻かれた袋体の構成)
上述した袋体12は、連続して接続されロール状に巻かれた状態の製品として製造することができる。図5及び図6に本実施形態に係るロール状に巻かれた袋体の構成を示す。
上述した袋体12は、連続して接続されロール状に巻かれた状態の製品として製造することができる。図5及び図6に本実施形態に係るロール状に巻かれた袋体の構成を示す。
(1)縦向き
図5及び図10(b)に、袋本体5を縦向きに連続させて接続しロール状に巻く場合を例示する。この場合に袋体12は、同図に示すように、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部6と、このシール部6に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目7とを有している。そして、ミシン目7が形成された位置に対応する開口端部の切除片32a,32aが切除されている。
図5及び図10(b)に、袋本体5を縦向きに連続させて接続しロール状に巻く場合を例示する。この場合に袋体12は、同図に示すように、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部6と、このシール部6に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目7とを有している。そして、ミシン目7が形成された位置に対応する開口端部の切除片32a,32aが切除されている。
なお、図10(b)に示した筒状のフィルムは、図11(b)に示すように、2枚重ねした長尺なフィルム50a,50aの両側縁を熱溶着して形成することもできる。また、筒状のフィルムは、長尺なフィルムの長手方向を二つ折して2枚重ねにするとともに、その開放された側縁を熱溶着して形成することもできる。
また、ロール状に巻かれた製品を製造する他の例として、図6及び図12(b)に示すように、袋本体5を横向きに連続させて接続しロール状に巻くようにしてもよい。この場合に袋体12は、同図に示すように、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部6と、このシール部6に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目7とを有している。そして、ミシン目7が形成された位置に対応する開口端部の切除片32a,32aが切除されている。
なお、図10(b)に示した筒状のフィルムは、図11(b)に示すように、2枚重ねした長尺なフィルム50a,50aの両側縁を熱溶着して形成することもできる。また、筒状のフィルムは、長尺なフィルムの長手方向を二つ折して2枚重ねにするとともに、その開放された側縁を熱溶着して形成することもできる。
(2)横向き
図6及び図12(b)に、袋本体5を横向きに連続させて接続しロール状に巻く場合を例示する。この場合に袋体12は、同図に示すように、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部6と、このシール部6に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目7とを有している。そして、長尺なフィルムの一方の開放された側縁に開口端部が配置されるとともに、各開口端部の切除片32a,32aが切除されている。
図6及び図12(b)に、袋本体5を横向きに連続させて接続しロール状に巻く場合を例示する。この場合に袋体12は、同図に示すように、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部6と、このシール部6に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目7とを有している。そして、長尺なフィルムの一方の開放された側縁に開口端部が配置されるとともに、各開口端部の切除片32a,32aが切除されている。
なお、ここでのフィルムは、図12(b)に示すように、2枚重ねした長尺なフィルム50a,50aの一方の側縁を熱溶着して底部5bを形成することもできる。また、図13(b)に示すように、長尺なフィルムの長手方向を折り目50cで二つ折して2枚重ねにして底部5bを形成することもできる。
[第3実施形態]
(ポリ袋体の構成)
以下に添付図面を参照して、本考案に係る袋体の第3実施形態を詳細に説明する。図7に各実施形態に係る袋体の全体構成を示す。
(ポリ袋体の構成)
以下に添付図面を参照して、本考案に係る袋体の第3実施形態を詳細に説明する。図7に各実施形態に係る袋体の全体構成を示す。
以下に説明する各実施形態において、袋体13は、少なくとも開口部5aを有する袋状の袋本体5と、開口部5aのフィルムが2枚重なった表裏の各開口端部のそれぞれに、開口端部の所定部分33,33を切除することにより形成された開口用突片23,23とを有し、各開口端部の切除された各所定部分33,33は相互に重ならないように位置が表裏でずらされている。
本実施形態において袋本体5の底部は表裏のフィルムが直線状に張り合わされて形成され、開口端部の表裏それぞれの所定部分33,33は、直線状の底部の一端に対応する部位において、袋本体の中心線に対して点対称となるように形成され、袋本体5の表裏に位置された各開口用突片23,23はその一部が表裏で重なるように形成されている。
(ロール状に巻かれた袋体の構成)
上述した袋体13は、連続して接続されロール状に巻かれた状態の製品として製造することができる。図7及び図8に本実施形態に係るロール状に巻かれた袋体の構成を示す。
上述した袋体13は、連続して接続されロール状に巻かれた状態の製品として製造することができる。図7及び図8に本実施形態に係るロール状に巻かれた袋体の構成を示す。
(1)縦向き
図7及び図10(c)に、袋本体5を縦向きに連続させて接続しロール状に巻く場合を例示する。この場合に袋体13は、同図に示すように、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部6と、このシール部6に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目7とを有している。そして、ミシン目7が形成された位置に対応する開口端部の切除片33a,33aが切除されている。
図7及び図10(c)に、袋本体5を縦向きに連続させて接続しロール状に巻く場合を例示する。この場合に袋体13は、同図に示すように、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部6と、このシール部6に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目7とを有している。そして、ミシン目7が形成された位置に対応する開口端部の切除片33a,33aが切除されている。
なお、図10(c)に示した筒状のフィルムは、図11(c)に示すように、2枚重ねした長尺なフィルム50a,50aの両側縁を熱溶着して形成することもできる。また、筒状のフィルムは、長尺なフィルムの長手方向を二つ折して2枚重ねにするとともに、その開放された側縁を熱溶着して形成することもできる。
また、ロール状に巻かれた製品を製造する他の例として、図8及び図12(c)に示すように、袋本体5を横向きに連続させて接続しロール状に巻くようにしてもよい。この場合に袋体13は、同図に示すように、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部6と、このシール部6に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目7とを有している。そして、ミシン目7が形成された位置に対応する開口端部の切除片33a,33aが切除されている。
なお、図10(c)に示した筒状のフィルムは、図11(c)に示すように、2枚重ねした長尺なフィルム50a,50aの両側縁を熱溶着して形成することもできる。また、筒状のフィルムは、長尺なフィルムの長手方向を二つ折して2枚重ねにするとともに、その開放された側縁を熱溶着して形成することもできる。
(2)横向き
図8及び図12(c)に、袋本体5を横向きに連続させて接続しロール状に巻く場合を例示する。この場合に袋体13は、同図に示すように、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部6と、このシール部6に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目7とを有している。そして、長尺なフィルムの一方の開放された側縁に開口端部が配置されるとともに、各開口端部から切除片33a,33aが切除されている。
図8及び図12(c)に、袋本体5を横向きに連続させて接続しロール状に巻く場合を例示する。この場合に袋体13は、同図に示すように、長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部6と、このシール部6に隣接させて横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目7とを有している。そして、長尺なフィルムの一方の開放された側縁に開口端部が配置されるとともに、各開口端部から切除片33a,33aが切除されている。
なお、ここでのフィルムは、図12(c)に示すように、2枚重ねした長尺なフィルム50a,50aの一方の側縁を熱溶着して底部5bを形成することもできる。また、図13(c)に示すように、長尺なフィルムの長手方向を折り目50cで二つ折して2枚重ねにして底部5bを形成することもできる。
(作用・効果)
以上説明した実施形態によれば、長尺なポリエチレンフィルムを2枚重ねした袋本体5に対し、その両側縁の一方、或いはミシン目7で切り離した端部がそのまま袋部の開口端部となるため、そこから所定部分を容易に切除でき、加工が極めて容易となる。
以上説明した実施形態によれば、長尺なポリエチレンフィルムを2枚重ねした袋本体5に対し、その両側縁の一方、或いはミシン目7で切り離した端部がそのまま袋部の開口端部となるため、そこから所定部分を容易に切除でき、加工が極めて容易となる。
即ち、予め所定部分の切除を行っておき、所定部分が切除されたフィルムを筒状もしくは2枚重ねたポリ袋本体とすれば、以後のシール処理、ミシン目の形成等の加工が容易にできる。
また、その切除を行う所定部分の位置が、フィルムを2枚重ねした開口端部の表と裏でずれた状態を呈し、切除された部分が重なっていないため、開口用突片を両手の指で別々に掴んで拡げれば、開口端部の表裏で密着した2枚のフィルムが容易に離れ、開口端部の開口が簡単にできる。
また、袋本体が長尺なポリエチレンフィルムの長手方向を二つ折して2枚重ねとすることにより、熱溶着する部分がシール部だけとなり、その分加工が簡単になる。
なお、上述した実施形態の説明は、本考案の一例である。このため、本考案は上述した実施形態に限定されることなく、本考案に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
5…袋本体
5a…開口部
5b…底部
6…シール部
7…ミシン目
11,12,13…袋体
21,22,23…開口用突片
31,32,33…所定部分
31a,32a,33a…切除片
50a,50a…フィルム
50c…折り目
5a…開口部
5b…底部
6…シール部
7…ミシン目
11,12,13…袋体
21,22,23…開口用突片
31,32,33…所定部分
31a,32a,33a…切除片
50a,50a…フィルム
50c…折り目
Claims (8)
- 少なくとも開口部及び底部を有する袋状の袋本体と、
前記開口部のフィルムが2枚重なった表裏の各開口端部のそれぞれに、前記開口端部の所定部分を切除することにより形成された開口用突片と
を有し、
前記各開口端部の切除された前記各所定部分は重ならないように位置が表裏でずらされている
ことを特徴とする袋体。 - 前記袋本体の底部は表裏の前記フィルムが直線状に張り合わされて形成され、
前記開口端部の表裏それぞれの所定部分は、直線状の前記底部の一端に対応する部位において、前記袋本体の中心線に対して点対称となるように形成され、
袋本体の表裏に位置された各開口用突片はその一部が表裏で重なるように形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の袋体。 - 前記袋本体の底部は表裏の前記フィルムが直線状に張り合わされて形成され、
前記開口端部の表裏それぞれの所定部分は、直線状の前記底部の一端に対応する部位において、前記袋本体の中心線に対して点対称となるように形成され、
袋本体の表裏に位置された各開口用突片は表裏で重ならないように形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の袋体。 - 縦
請求項1乃至3のいずれかに記載の袋体本体が連続して接続されロール状に巻かれた袋体であって、
長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部と、
前記シール部に隣接させて前記横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目と
を有し、
前記ミシン目が形成された位置に対応する前記開口端部の所定部分が切除されている
ことを特徴とするロール状に巻かれた袋体。 - 前記筒状のフィルムは、2枚重ねした長尺なフィルムの両側縁を熱溶着して形成されていることを特徴とする請求項4に記載のロール状に巻かれた袋体。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の袋体本体が連続して接続されロール状に巻かれた袋体であって、
長尺な筒状のフィルムに対し、その横幅方向全長に亘って熱溶着して形成した帯状のシール部と、
前記シール部に隣接させて前記横幅方向全長に亘って形成した切り離し用のミシン目と
を有し、
前記長尺なフィルムの一方の開放された側縁に前記開口端部が配置されるとともに、各開口端部の所定部分が切除されている
ことを特徴とするロール状に巻かれた袋体。 - 前記筒状のフィルムは、長尺なフィルムの長手方向を二つ折して2枚重ねにして形成され、
前記二つ折りされた箇所に前記底部が配置されている
ことを特徴とする請求項6に記載のロール状に巻かれた袋体。 - 前記筒状のフィルムは、2枚重ねした長尺なフィルムの一方の側縁を熱溶着して形成され、
前記熱溶着された前記側縁に前記底部が配置されている
ことを特徴とする請求項6に記載のロール状に巻かれた袋体。
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