JP3232038B2 - 無線送受信装置 - Google Patents

無線送受信装置

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JP3232038B2
JP3232038B2 JP03276498A JP3276498A JP3232038B2 JP 3232038 B2 JP3232038 B2 JP 3232038B2 JP 03276498 A JP03276498 A JP 03276498A JP 3276498 A JP3276498 A JP 3276498A JP 3232038 B2 JP3232038 B2 JP 3232038B2
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  • Noise Elimination (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Headphones And Earphones (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル方式の
携帯電話機等の無線送受信装置、特にこれにオプション
として接続されるイアホン回路の雑音防止技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の携帯電話機の外観図であ
る。この携帯電話機は、電話機本体10とオプションの
イアホンマイク20とで構成されている。電話機本体1
0は、ケース11と、このケース11から外部に引き出
されるようになっているアンテナ12を有している。ケ
ース11内には、受話器13、送話器14、操作キー1
5、表示器16、及び外部からは見えない送受信機17
等が収容されている。更に、ケース11には、オプショ
ンのイアホンマイク20を接続するためのジャック18
が付けられている。
【0003】一方、イアホンマイク20は、電話機本体
10のジャック18に差し込んで接続するためのプラグ
21、受話器13に対応するイアホン22、送話器14
に対応するマイクロホン23、及びこれらのイアホン2
2及びマイクロホン23を接続するためのコード24で
構成されている。このような携帯電話機は、一般的には
イアホンマイク20を使用せずに、電話機本体10を手
に持って受話器13及び送話器14を使用して通話をす
るようにできている。しかし、自動車等の運転中に通話
をするような場合、電話機本体10を持つことは危険を
伴うので、オプションとしてイアホンマイク20を使用
することができるようになっている。
【0004】イアホンマイク20を使用する場合、プラ
グ21を電話機本体10のジャック18に差し込めば良
い。これにより、ケース11内の受話器13及び送話器
14は、送受信機17から切り離され、イアホン22及
びマイクロホン23がこの送受信機17に接続されるの
で、電話機本体10を手に持たずに通話をすることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
イアホンマイク20をディジタル方式の携帯電話機に適
用する場合、次のような課題があった。ディジタル方式
の携帯電話機は、通話中、常に一定の振幅の電波を出力
する従来のアナログ方式の携帯電話機と異なり、通話の
アナログ音声信号を一定周期でサンプリングし、これを
ディジタル音声信号に変換してバッファメモリに一旦蓄
積する。そして、バッファメモリに蓄積されたディジタ
ル音声信号を、スペクトラム拡散符号化し、これを80
0MHz帯の高速ディジタル無線信号に変換してアンテ
ナ11から送信するようになっている。このとき、送信
する音声の有無、回線の混み具合等の条件で、無線信号
がバースト状に送信されることがある。
【0006】このようなディジタル方式の携帯電話機に
おいて、オプションのイアホンマイク20を使用する
と、電話機本体10のアンテナ11からバースト的に出
力された800MHz帯の電波が、このイアホンマイク
20のコード24で受信される。コード24で受信され
た電波は、数100Hzで振幅変調された800MHz
帯のバースト信号であるので、これが送受信機17の受
信側の音声増幅器等に回り込んだり、イアホン22で検
波されて数100Hzの雑音となり、このイアホン22
から出力される。このため、相手側からの音声が明瞭に
聞き取れず、イアホンマイク20を有効に使用すること
ができないという課題があった。本発明は、前記従来技
術が持っていた課題を解決し、ディジタル方式において
も、付属のイアホンに雑音が入らない携帯電話機等の無
線送受信装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内の第1の発明は、無線送受信装置におい
て、送信音声信号をディジタル信号に変換し、該ディジ
タル信号をスペクトラム拡散した信号で搬送波信号を変
調して、その変調した信号を送信電波としてバースト的
に送信可能な送信手段と、スペクトラム拡散された無線
信号を受信し、該無線信号を復調して受信音声信号を生
成する受信手段と、前記受信音声信号を機械振動に変換
して音響を出力する音響手段と、前記受信音声信号を前
記音響手段に1対の有線で伝送する伝送手段と、前記受
信手段と前記伝送手段とを着脱自在に接続するための接
続手段とを備えている。更に、この無線送受信装置に
は、前記受信手段と前記接続手段との間に設けられ、前
記送信電波によって前記伝送手段に誘起された高周波信
号を除去する第1の高周波除去手段と、前記伝送手段の
前記音響手段側に設けられ、前記送信電波によって前記
伝送手段に誘起された前記高周波信号を除去する第2の
高周波除去手段とが設けられている。
【0008】第2の発明は、無線送受信装置において、
第1の発明と同様の送信手段と、受信手段と、音響手段
と、伝送手段と、接続手段とを備えている。更に、この
無線送受信装置には、前記伝送手段の前記接続手段側に
設けられ、前記送信電波によって前記伝送手段に誘起さ
れた高周波信号を除去する第1の高周波除去手段と、前
記伝送手段の前記音響手段側に設けられ、前記送信電波
によって前記伝送手段に誘起された前記高周波信号を除
去する第2の高周波除去手段とが設けられている。第3
の発明は、第1及び第2の発明における第1の高周波除
去手段を、高周波バイパス用のキャパシタ、または磁性
体によって前記高周波信号の流れを阻止するビーズコア
を有するように構成し、第2の高周波除去手段を、前記
1対の有線の間に接続された高周波バイパス用のキャパ
シタで構成している。
【0009】第1、及び第3の発明によれば、以上のよ
うに無線送受信装置を構成したので、次のような作用が
行われる。送信音声信号は、送信手段によってディジタ
ル信号に変換され、このディジタル信号がスペクトラム
拡散されて搬送波信号が変調される。変調された搬送波
信号は、送信電波として場合によってバースト的に送信
される。受信手段で受信された無線信号は、この受信手
段で復調されて受信音声信号が生成される。受信音声信
号は、接続手段及び有線の伝送手段を介して音響手段に
伝送され、音響手段において機械振動に変換されて音響
として出力される。一方、送信手段から送信された送信
電波によって、伝送手段に誘起された高周波信号は、受
信手段と接続手段との間に設けられた第1の高周波除去
手段によって除去される。更に、この高周波信号は、伝
送手段の音響手段側に設けられた第2の高周波除去手段
によって除去される。
【0010】第2、及び第3の発明によれば、次のよう
な作用が行われる。第1の発明と同様に、送信音声信号
は送信手段によって送信電波として送信される。また、
受信手段で受信された無線信号は復調されて、接続手
段、伝送手段を介して音響手段から音響として出力され
る。更に、送信電波によって伝送手段に誘起された高周
波信号は、この伝送手段の接続手段側と音響手段側に設
けられた第1及び第2の高周波除去手段によって除去さ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示す携帯電話機の構
成図である。これはディジタル方式の携帯電話機であ
り、電話機本体30とオプションのイアホンマイク60
とで構成されている。電話機本体30は、ケース内に収
容された送信手段と受信手段を有している。送信手段
は、例えば、送話器31、マイクジャック32、帯域通
過フィルタ(以下、「BPF」という)33、音声増幅
器34、アナログ/ディジタル変換器(以下、「A/
D」という)35、符号化部36、変調器37、送信電
力増幅器38、ダイプレクサ39、及びアンテナ40で
構成されている。
【0012】送話器31は、通話者の音声を電気信号に
変換して出力するものであり、その出力信号が外部マイ
クロホン接続用のマイクジャック32のスイッチ部を介
してBPF33に与えられるようになっている。BPF
33は、電話の音声帯域(例えば、300Hz〜3kH
z)の周波数成分のみを通過させ、音声帯域外の周波数
成分を遮断するものである。BPF33の出力側には音
声増幅器34が接続され、この音声増幅器34の出力側
にA/D35が接続されている。A/D35は、音声増
幅器34から与えられたアナログ音声信号をデジタル信
号に変換するものであり、このA/D35の出力側に符
号化部36が接続されている。符号化部36は、A/D
35から与えられたディジタル信号を一旦蓄積し、スペ
クトラム拡散符号化して出力するものである。
【0013】符号化部36の出力側には変調器37が接
続されている。変調器37は、与えられた高速のディジ
タル符号によって、800MHz帯の搬送波信号をディ
ジタル変調するものであり、この出力側が送信電力増幅
器38に接続されている。送信電力増幅器38は、周期
的に変調器37から与えられるディジタル変調波を所定
の電力に増幅するものである。送信電力増幅器38から
出力されたディジタル変調波は、ダイプレクサ39を介
して送受兼用のアンテナ40から送信電波として送信さ
れるようになっている。受信手段は、例えば、アンテナ
40、ダイプレクサ39、高周波増幅器41、周波数変
換器42、復調器43、ディジタル/アナログ変換器
(以下、「D/A」という)44、及び音声電力増幅器
45で構成されている。
【0014】送受兼用のアンテナ40で受信された80
0MHz帯の無線信号は、ダイプレクサ39を介して高
周波増幅器41に入力されるようになっている。高周波
増幅器41は、無線信号の周波数を変えずに所定のレベ
ルに増幅するものであり、この出力側に周波数変換器4
2が接続されている。周波数変換器42は、無線信号の
周波数を変換することによって受信対象の周波数の信号
のみを受信信号として選択するものであり、この周波数
変換器42の出力側に復調器43が接続されている。復
調器43は、受信対象の受信信号を抽出してベースバン
ドのディジタル信号に復調するものであり、この復調器
43の出力側がD/A44に接続されている。D/A4
4は、ディジタル信号をアナログ音声信号に変換するも
のであり、このD/A44の出力側に音声電力増幅器4
5が接続されている。音声電力増幅器45は、アナログ
音声信号の電力を増幅して、可聴音を出力することがで
きる受信音声信号を生成するものである。音声電力増幅
器45の出力側には、高周波除去手段(例えば、低域通
過フィルタ、以下、「LPF」という)46が接続され
ている。
【0015】LPF46は、例えば静電容量100pF
のキャパシタ46a,46bと、インダクタンス120
nHのコイル46cとをπ型に接続した構成となってお
り、音声帯域の周波数成分をほぼ無損失で通過させると
ともに、例えば800MHz帯の高周波信号を接地電位
GNDにバイパスさせるためのものである。LPF46
の出力側は、外部イアホン接続用の接続手段(例えば、
イアホンジャック)47のスイッチ部を介してケース内
の受話器48に接続されている。また、電話機本体30
は、送受信周波数や各種の制御用クロック信号を基準周
波数から合成して出力する周波数シンセサイザ49を有
しており、この周波数シンセサイザ49から、A/D3
5、符号化部36、変調器37、周波数変換器42、復
調器43、及びD/A44等に必要な周波数の信号が与
えられるようになっている。
【0016】更に、電話機本体30は、発呼並びに着信
操作を行うための操作キー50、この操作キー50から
の入力信号等に基づいて電話機内の各部の制御を行う制
御部51、電話機の状態を表示するための表示器52、
この電話機の動作のための電力を供給する充電式電池5
3、及び電話機内の各部に必要な電圧を生成して供給す
る電源部54等を備えている。一方、イアホンマイク6
0は、音響手段(例えば、イアホン)61とマイクロホ
ン62を有している。イアホン61の端子間には高周波
信号をバイパスさせるための静電容量100pF程度の
高周波除去手段(例えば、キャパシタ)63が接続され
ている。イアホン61の端子には長さ1m程度の1対の
有線による伝送手段(例えば、コード)64が接続さ
れ、このコード64の先端に接続手段(例えば、プラ
グ)65が接続されている。マイクロホン62にはコー
ド66が接続され、このコード66の先端にプラグ67
が接続されている。
【0017】次に、図1の携帯電話機で、付属のイアホ
ンマイク60を使用して通話をするときの動作を説明す
る。まず、イアホンマイク60のプラグ65,67を、
電話機本体30のイアホンジャック47、及びマイクジ
ャック32に差し込む。これにより、イアホンジャック
47のスイッチ部が切断されて受話器48が切り離さ
れ、イアホン61がLPF46の出力側に接続される。
また、マイクジャック32のスイッチ部が切断されて送
話器31が切り離され、マイクロホン62がBPF33
の入力側に接続される。
【0018】次に、操作キー50を使用して発呼操作を
行ったり、着信応答操作を行うことにより、通信相手と
の間での通話状態に移行する。通話状態になると、イア
ホンマイク60のマイクロホン62に入力された音声
は、電気信号に変換されてコード66、プラグ67、マ
イクジャック32を通ってBPF33に入力される。B
PF33において、音声帯域外の周波数成分が除去さ
れ、音声帯域のアナログ音声信号が音声増幅器34に与
えられる。アナログ音声信号は、音声増幅器34で所定
のレベルに増幅されてA/D35に与えられる。A/D
35において、アナログ音声信号は、例えば8kHzの
クロック信号に基づいてサンプリングされ、ディジタル
信号に変換される。A/D35から出力されたディジタ
ル信号は符号化部36に与えられ、この符号化部36に
おいて、スペクトラム拡散符号化されてバッファメモリ
に蓄積される。符号化部36のバッファメモリに蓄積さ
れたディジタル音声信号は、変調器37へ与えられる。
【0019】変調器37において、周波数シンセサイザ
49から与えられた800MHz帯の搬送波は、ディジ
タル変調されてディジタル変調波が生成される。ディジ
タル変調波は、送信電力増幅器38によって所定の電力
に増幅され、ダイプレクサ39を介してアンテナ40か
ら送信電波が送信される。通話中、送信する音声の有
無、回線の混み具合等の条件で、送信電力増幅器38の
オン/オフ制御が行われ、送信電波はバースト状に出力
されることがある。一方、アンテナ40で受信された8
00MHz帯の無線信号は、ダイプレクサ39を介して
高周波増幅器41に導かれ、所定のレベルに増幅されて
周波数変換器42へ与えられる。
【0020】周波数変換器42において、入力された高
周波信号は、周波数シンセサイザ49から与えられた局
部発振信号によってその周波数が変換されるとともに、
受信対象の周波数の信号のみが選択されて復調器43に
与えられる。復調器43において、周波数シンセサイザ
49から与えられたタイミング信号に基づいて、受信対
象の周波数の信号の中から、所定のタイミングのバース
ト信号のみが抽出され、ベースバンドのディジタル音声
信号に復調される。復調器43で復調されたディジタル
音声信号はD/A44に与えられ、アナログ音声信号に
変換されて音声電力増幅器45に与えられる。音声電力
増幅器45で所定の電力に増幅されたアナログ音声信号
は、LPF46、イアホンジャック47、プラグ65、
及びコード64を通ってイアホン61に与えられる。そ
してイアホン61から音響として出力される。
【0021】上述のように、通話中は、この携帯電話機
のアンテナ40から、800MHz帯の比較的強力なバ
ースト状の送信電波が出力されることがある。一方、イ
アホンマイク60のコード64は、電話機本体30のア
ンテナ40の至近距離にある。コード64の長さ(約1
m)は、アンテナ40から出力された送信電波の波長
(約30cm)に比べて長いので、このコード64は受
信アンテナの役割を果たす。このため、アンテナ40か
ら送信された送信電波がコード64で受信され、このコ
ード64に高周波信号が誘起される。そして、誘起され
た高周波信号は、コード64の両側、即ち、イアホン6
1側と電話機本体60側へ伝搬される。イアホン61の
端子間には、静電容量100pFのバイパス用のキャパ
シタ63が接続されている。キャパシタ63は、800
MHz帯では2Ω程度のインピーダンスとなるので、イ
アホン61側へ伝搬された800MHz帯のバースト状
の高周波信号は、このキャパシタ63によってほぼ完全
にバイパスされる。
【0022】一方、電話機本体30には、イアホンジャ
ック47と音声電力増幅器45との間にLPF46が設
けられていので、電話機本体60側へ伝搬された800
MHz帯の高周波信号は、このLPF46のキャパシタ
46bによってほぼ完全に接地電位GNDにバイパスさ
れ、音声電力増幅器45への回り込みが防止される。な
お、イアホンマイク60を使用しない場合は、受信アン
テナとなるようなコード64が接続されないので、80
0MHz帯のバースト状の高周波信号による雑音は発生
しない。以上のように、この第1の実施形態の携帯電話
機は、イアホンジャック47側から音声電力増幅器45
へ800MHz帯の高周波信号の回り込みを阻止するた
めのLPF46と、イアホン61の端子間に接続された
800MHz帯の高周波信号バイパス用のキャパシタ6
3を有する。これにより、付属のイアホン61への雑音
を除去することができるという利点がある。
【0023】第2の実施形態 図3は、本発明の第2の実施形態を示す携帯電話機のイ
アホン回路の構成図であり、図1中の要素と共通の要素
には共通の符号が付されている。この第2の実施形態で
は、図1中のπ型のLPF46を構成するキャパシタ4
6aと、キャパシタ46b及びコイル46cとを、電話
機本体30側とイアホンマイク60側に分離して設けた
構成となっている。即ち、音声電力増幅器45の出力側
はイアホンジャック47に接続されるとともに、この出
力側と接地電位GNDとの間にキャパシタ46aが接続
されている。一方、イアホンマイク60側のプラグ65
内に、コイル46cとキャパシタ46bとが設けられて
いる。そして、キャパシタ46の両端に、1対のコード
64が接続されている。その他の構成は、図1と同様で
ある。また、イアホンマイク60を使用したときの、こ
のイアホン回路の動作は、第1の実施形態と同様であ
り、同様の利点を有する。
【0024】第3の実施形態 図4は、本発明の第3の実施形態を示す携帯電話機のイ
アホン回路の構成図であり、図1中の要素と共通の要素
には共通の符号が付されている。この第3の実施形態で
は、図1中のLPF46に代えて、ビーズコア55を設
けた構成となっている。ビーズコア55は、フェライト
等の磁性体をビーズのように形成したものであり、中心
にあけられた貫通孔に導体を通すことにより、この導体
に流れる高周波信号を阻止するものである。図4に示す
ように、ビーズコア55の貫通孔を通して音声電力増幅
器45の出力側とイアホンジャック47とが接続されて
いる。その他の構成は、図1と同様である。
【0025】このようなイアホン回路において、イアホ
ンマイク60のコード64で受信されて電話機本体60
側へ伝搬された800MHz帯の高周波信号は、ビーズ
コア55によって阻止され、音声電力増幅器45への回
り込みは阻止される。このため、第1の実施形態と同様
の利点を有する。更に、LPF46に比べて回路を簡素
化することができるという利点がある。第4の実施形態 図5は、本発明の第4の実施形態を示す携帯電話機のイ
アホン回路の構成図であり、図4中の要素と共通の要素
には共通の符号が付されている。この第4の実施形態で
は、図4で電話機本体30の中に設けたビーズコア55
を削除し、その代わりに、イアホンマイク60のプラグ
65内にビーズコア68を設けた構成となっている。そ
の他の構成は図4と同様である。このようなイアホン回
路における雑音除去の動作は、図4と同様であり同様の
利点を有する。更に、電話機本体30側に、LPF46
等の高周波除去手段を設ける必要がなく、オプションの
イアホンマイク60側でのみ雑音対策を行うようになっ
ているので、電話機本体30の構成を簡素化することが
できるという利点がある。
【0026】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(e)のようなものがある。 (a) 図1では、携帯電話機を例にして説明したが、
携帯電話機に限定されず、バースト状の電波を用いて送
受信を行う無線送受信装置であれば、どのようなものに
でも適用可能である。 (b) 800MHz帯の電波を使用する携帯電話機に
ついて説明したが、例えば、1.9GHz帯等の他の周
波数帯の電波を使用する無線送受信装置に対しても同様
に適用することができる。但し、その場合、LPF46
やキャパシタ63の定数は使用する電波の周波数に応じ
て変更する必要がある。 (c) オプションのイアホン61とマイクロホン62
を有するイアホンマイク60について説明したが、オプ
ションのイアホンだけを接続する回路に対しても、同様
に適用することができる。 (d) 図1のイアホンマイク60は、2つのプラグ6
5,67を有しているが、送受両用のプラグを用いても
良い。この場合、電話機本体30のジャックもプラグに
対応したものを用いる必要がある。 (e) LPF46はπ型の構成となっているが、その
他の構成のLPFも同様に適用可能である。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、受信音声信号伝送用の伝送手段に誘起された
高周波信号を除去するための第1の高周波除去手段を受
信手段側に設け、第2の高周波除去手段を音響手段側に
設けている。これにより、高周波信号の受信手段への回
り込みによる雑音と、音響手段への直接入力による雑音
とを除去することができ、付属のイアホン等の音響手段
に雑音が入らないという効果がある。
【0028】第2の発明によれば、受信音声信号伝送用
の伝送手段の両端に、この伝送手段に誘起された高周波
信号を除去するための第1及び第2の高周波除去手段を
設けている。これにより、第1の発明の効果に加えて、
送信手段及び受信手段側の構成を簡素化することができ
るという効果がある。第3の発明によれば、第1の高周
波除去手段をキャパシタまたはビーズコアで構成し、第
2の高周波除去手段をキャパシタで構成している。これ
により、極めて簡単な構成で第1及び第2の発明の効果
を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す携帯電話機の構
成図である。
【図2】従来の携帯電話機の外観図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示すイアホン回路の
構成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示すイアホン回路の
構成図である。
【図5】本発明の第4の実施形態を示すイアホン回路の
構成図である。
【符号の説明】 30 電話機本体 32 マイクジャック 35 A/D(アナログ/ディジタ
ル変換器) 36 符号化部 37 変調器 38 送信電力増幅器 40 アンテナ 42 周波数変換器 43 復調器 44 D/A(ディジタル/アナロ
グ変換器) 45 音声電力増幅器 46 LPF(低域通過フィルタ) 46a,46b,63 キャパシタ 46c コイル 47 イアホンジャック 55,68 ビーズコア 60 イアホンマイク 61 イアホン 62 マイクロホン 64,66 コード 65,67 プラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信音声信号をディジタル信号に変換
    し、該ディジタル信号をスペクトラム拡散した信号で搬
    送波信号を変調して、その変調した信号を送信電波とし
    てバースト的に送信可能な送信手段と、 スペクトラム拡散された無線信号を受信し、該無線信号
    を復調して受信音声信号を生成する受信手段と、 前記受信音声信号を機械振動に変換して音響を出力する
    音響手段と、 前記受信音声信号を前記音響手段に1対の有線で伝送す
    る伝送手段と、 前記受信手段と前記伝送手段とを着脱自在に接続するた
    めの接続手段と、 前記受信手段と前記接続手段との間に設けられ、前記送
    信電波によって前記伝送手段に誘起された高周波信号を
    除去する第1の高周波除去手段と、 前記伝送手段の前記音響手段側に設けられ、前記送信電
    波によって前記伝送手段に誘起された前記高周波信号を
    除去する第2の高周波除去手段とを、 備えたことを特徴とする無線送受信装置。
  2. 【請求項2】 送信音声信号をディジタル信号に変換
    し、該ディジタル信号をスペクトラム拡散した信号で搬
    送波信号を変調して、その変調した信号を送信電波とし
    てバースト的に送信可能な送信手段と、 スペクトラム拡散された無線信号を受信し、該無線信号
    を復調して受信音声信号を生成する受信手段と、 前記受信音声信号を機械的振動に変換して音響を出力す
    る音響手段と、 前記受信音声信号を前記音響手段に1対の有線で伝送す
    る伝送手段と、 前記受信手段と前記伝送手段とを着脱自在に接続するた
    めの接続手段と、 前記伝送手段の前記接続手段側に設けられ、前記送信電
    波によって前記伝送手段に誘起された高周波信号を除去
    する第1の高周波除去手段と、 前記伝送手段の前記音響手段側に設けられ、前記送信電
    波によって前記伝送手段に誘起された前記高周波信号を
    除去する第2の高周波除去手段とを、 備えたことを特徴とする無線送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の高周波除去手段は、高周波バ
    イパス用のキャパシタ、または磁性体によって前記高周
    波信号の流れを阻止するビーズコアを有し、 前記第2の高周波除去手段は、前記1対の有線の間に接
    続された高周波バイパス用のキャパシタで構成したこと
    を特徴とする請求項1または2記載の無線送受信装置。
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