JP3232035U - 自動車用補助サンバイザー - Google Patents

Abstract

【課題】運転中であっても片手で簡単に操作ができ、運転席と助手席のサンバイザーの間から漏れてくる射光を効率よく防ぐことができる補助サンバイザーを提供する。【解決手段】自動車の運転席と助手席の上部に取り付けられている２つのサンバイザー１の間から漏れてくる外光を遮断するために２つのサンバイザー１それぞれに取り付けて使用する自動車用補助サンバイザー２であって、サンバイザー１とほぼ同じ高さの矩形状の遮光板９と、遮光板９をサンバイザー１に取り付けて固定するためのクリップ３とを備え、クリップ３は内側に付勢力が加わるようにピン４を折り曲げて作られており、遮光板９はピン４の一端に遮光板９に一定以上の力を加えた時に回動できるように留め具５で取り付けられている。【選択図】図１

Description

本考案は、自動車の運転席と助手席のサンバイザーの間から漏れてくる射光を防ぐための自動車用補助サンバイザーに関する。

従来運転席側と助手席側の上部にサンバイザー（日除け）が取り付けられているが、両サンバイザーの間にバックミラーが取り付けられているため、両サンバイザーの間隔が車種にもよるが、１５ｃｍ〜４０ｃｍあり、その間隔に太陽の位置により直射日光が射しこみ非常にまぶしく運転に支障をきたす。

従来は、サンバイザーに取り付けてサンバイザーの下や、左右方向からの射光を防止するための補助サンバイザーは種々提案されている。しかしながら、運転席と助手席のサンバイザーの間から漏れてくる射光を防ぐための自動車用補助サンバイザーは、バックミラーが邪魔になり実現されていない。本考案の目的は、運転中であっても片手で簡単に操作ができ、サンバイザーの間から漏れてくる射光を防ぐことができる自動車用補助サンバイザーを提供することである。

本考案の自動車用補助サンバイザーは、自動車の運転席と助手席の上部に取り付けられている２つのサンバイザー（１）の間から漏れてくる外光を遮断するために前記２つのサンバイザー（１）それぞれに取り付けて使用する自動車用補助サンバイザー（２）であって、前記サンバイザー（１）とほぼ同じ高さの略矩形状の遮光板（９）と、前記遮光板（９）を前記サンバイザー（１）に取り付けて固定するためのクリップ（３）とを備え、前記クリップ（３）は内側に付勢力が加わるように折り曲げられたピン（４）と前記ピン（４）の一端に設けられた留め具（５）から成り、前記遮光板（９）は一定以上の力を加えた時に回動できるように前記留め具（５）で前記ピン（４）に取り付けられていることを特徴とする。

本考案の自動車用補助サンバイザーを使えば、運転中であっても片手で簡単に操作ができ、運転席と助手席のサンバイザーの間から漏れてくる射光を効率よく防ぐことができる。

本考案の補助サンバイザーの構造を示す図。 補助サンバイザーが回転している状態を示す図。 補助サンバイザーをクリップでサンバイザーに取り付けた状態を示す断面図。 補助サンバイザーを開いた状態を示す図。 補助サンバイザーを閉じた状態を示す図。 補助サンバイザーの他の実施例を示す図。

図１〜図５を用いて本考案の補助サンバイザーの実施の形態を説明する。
本考案の補助サンバイザー２は、サンバイザー１とほぼ同じ高さの略矩形状で横方向の一方の端は半円形状となっている遮光板９と、遮光板９をサンバイザー１に取り付けて固定するためのクリップ３とを備えている。クリップ３は内側に付勢力が加わるように折り曲げたピン４とピン４の一端に設けられた留め具５からできている。遮光板９の上記半円形の略中心でピン４の一端に遮光板９に一定以上の力を加えた時に回動できるように留め具５で取り付けられている。

補助サンバイザー２を運転席と補助席の上部に取り付けられている従来のサンバイザー１と同じ取り付け位置で回転（軸中心に上、下、１８０°）が出来る。遮光板９の表面には突起状の回転つまみ８が設けられている。補助サンバイザー２をサンバイザー１に図４のように取り付け、図５に示すように回転つまみ８で１８０°回転させてバックミラー６側（内側）に閉じ、遮光板９がずれないようにする。

取り付けに当っては補助サンバイザー２を下に向けて回転つまみ８で回転させる。サンバイザー１の上からクリップ３のピン４の一端に留め具５で固定された補助サンバイザー２を差し込んで調整する。車種により運転席と助手席のサンバイザー１の間が１５ｃｍ〜４０ｃｍ位あり、この間隔に応じて補助サンバイザー２の横方向の位置を調整する。図５では運転席側と助手席側をバックミラー６の中心を基準に折半した補助サンバイザー２となっている。

クリップ３を右スライド、左スライドが出来るので、車種により調整が必要なので、図５に記しているように垂直に取り付けられているバックミラー取り取付器具７に合わせて調整する。運転席側は右側に合わせ、助手席側は左側に合わせる。補助サンバイザー２を収納するときは、図４に示すように調整を行ったそのままの位置から回転つまみ８で１８０°回転させて元のサンバイザー１の位置に戻して（開いて）終了する。

また、直射日光が平行な角度で差し込んで来る場合には、サンバイザー１を立てるように直角にして降ろして、射光を防ぐ時には補助サンバイザー２を下に回してサンバイザー１の角度に合わせるため、バックミラー６の前を覆うようにして遮断する。常にサンバイザー１と補助サンバイザー２は同じ動きをする。

なお、上記実施の形態では補助サンバイザー２の形状として横方向の一方の端が半円形状のもので説明したが、図６に示すように矩形状のものでもよい。

１ サンバイザー
２ 補助サンバイザー
３ クリップ
４ ピン
５ 留め具
６ バックミラー
７ バックミラー取付器具
８ 回転つまみ
９ 遮光板

Claims (3)

1. 自動車の運転席と助手席の上部に取り付けられている２つのサンバイザー（１）の間から漏れてくる外光を遮断するために前記２つのサンバイザー（１）それぞれに取り付けて使用する自動車用補助サンバイザー（２）であって、
   前記サンバイザー（１）とほぼ同じ高さの略矩形状の遮光板（９）と、前記遮光板（９）を前記サンバイザー（１）に取り付けて固定するためのクリップ（３）とを備え、前記クリップ（３）は内側に付勢力が加わるように折り曲げられたピン（４）と前記ピン（４）の一端に設けられた留め具（５）から成り、前記遮光板（９）は一定以上の力を加えた時に回動できるように前記留め具（５）で前記ピン（４）に取り付けられていることを特徴とする自動車用補助サンバイザー。
2. 前記遮光板（９）の横方向の一方の端は半円形状となっており、前記半円形の略中心で前記遮光板（９）が前記ピン（４）の一端に取り付けられていることを特徴とする自動車用補助サンバイザー。
3. 前記遮光板（９）の表面には突起状の回転つまみ（８）が設けられていることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の自動車用補助サンバイザー。

Images