JP3232018U - ボタン用装身具アダプター - Google Patents

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JP3232018U
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喜代司 井上
喜代司 井上
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稲垣服飾株式会社
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Abstract

【課題】ボタン裏側のボタン穴部分を削り取る必要がなく、裏側にボタン穴のあるボタンを、簡単かつ交換可能に、イヤリング、ブローチ、ペンダントなどの装身具の装飾部材として使用することができるボタン用装身具アダプターを提供する。【解決手段】小径側端部に中心方向に折れ曲がり、ボタン4裏側のボタン穴4aに差し込まれる係合片2aを有する円錐コイルばね部2と、この円錐コイルばね部2の大径側端面に連結された、イヤリング金具などの装身具金具3とからなるボタン用装身具アダプター1であり、円錐コイルばね部2を圧縮して小径側端部の係合片2aをボタン穴4aに差し込むことにより、ばね力により大径側端面をボタン4の裏面に押し当てて円錐コイルばね部2とボタン4とを一体化することができるので、お気に入りのボタン4を装身具の装飾部材にすることができる。【選択図】図1

Description

この考案は、裏側にボタン穴のあるボタンを、イヤリング、ブローチ、ペンダントなどの装身具の装飾部材として使用する際に、イヤリング金具などの装身具金具とボタンとを繋ぐボタン用装身具アダプターに関する。
裏側にボタン穴のあるボタンは、装飾性に富んだものが多く、お気に入りのボタンをイヤリングやブローチといった装身具の装飾部材として使用することが従来から行われている。
例えば、従来、裏側にボタン穴のあるボタンをイヤリングの装飾部材として使用する場合は、特許文献1に示すように、ボタン裏側のボタン穴部分の出っ張りを、やすりなどの工具を用いて削り取り、ボタン穴を削り取ったボタン裏側に、耳たぶを挟持するイヤリング用金具といった装身具金具を接着剤によって直接接着している。
実用新案登録第3031482号公報
ところが、従来のように、ボタンの裏側に、装身具金具を接着剤によって直接接着してしまうと、気分によってボタンを交換しようとした場合、接着剤を取り除いて装身具金具を取り外し、交換するボタンを再度貼り付ける必要があり、交換に手間が掛かって面倒であるし、接着剤を取り除く際に、ボタンを傷つけたり、装身具金具が壊れたりすることがあった。
また、装身具金具をボタンの裏側に接着するには、ボタンの裏側の出っ張ったボタン穴部分を削り取らなければならず、加工が面倒であるし、大事なボタンを傷つけるという問題があった。
そこで、この考案は、ボタン裏側のボタン穴部分を削り取る必要がなく、裏側にボタン穴のあるボタンを、簡単かつ交換可能に、イヤリング、ブローチ、ペンダントなどの装身具の装飾部材として使用することができるボタン用装身具アダプターを提供しようとするものである。
前記の課題を解決するこの考案のボタン用装身具アダプターは、円錐コイルばね部と、装身具金具とを備え、前記円錐コイルばね部は、ボタンの裏面に押し当てられる大径側端面と、小径側端部に、中心方向に折れ曲がってボタン裏側のボタン穴に差し込まれる係合片とを有し、前記円錐コイルばね部の大径側端面の外周部に、前記装身具金具を連結したことを特徴とする。
前記装身具金具としては、耳たぶを挟持するイヤリング金具、ブローチ用金具、ペンダント用金具などがある。
この考案のボタン用装身具アダプターは、円錐コイルばね部を圧縮して小径側端部の係合片をボタン穴に差し込むと、円錐コイルばね部のばね力により大径側端面がボタンの裏面に押し当てられ、円錐コイルばね部とボタンとが一体化する。
そして、ボタンの交換は、円錐コイルばね部を押し縮めて、小径側端部の係合片をボタン裏側のボタン穴から抜き取ることにより、容易に行うことができる。
したがって、この考案のボタン用装身具アダプターを使用すると、お気に入りのボタンをイヤリング、ブローチ、ペンダントなどの装飾部材として簡単に使用することができる。
この考案の実施形態に係るボタン用装身具アダプターをボタンに装着する前の状態を示す斜視図である。 図1のボタン用装身具アダプターをボタンに装着した状態を示す斜視図である。
以下、この考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
この考案の実施形態に係るボタン用装身具アダプター1は、図1及び図2に示すように、円錐コイルばね部2と、身体に装着するための装身具金具3とを備え、図1及び図2の実施形態では、装身具金具3として、耳たぶを挟持するイヤリング金具3aを例示している。
円錐コイルばね部2は、小径側端部に中心方向に折れ曲がり、ボタン4裏側のボタン穴4aに差し込まれる係合片2aを有し、図2に示すように、円錐コイルばね部2を圧縮して小径側端部の係合片2aをボタン穴4aに差し込むと、ばね力により大径側端面がボタン4の裏面に押し当てられ、円錐コイルばね部2とボタン4とを一体化することができる。
そして、円錐コイルばね部2を押し縮めて、係合片2aをボタン4裏側のボタン穴4aから抜き取ることにより、簡単にボタン4を円錐コイルばね部2から分離することができる。
前記イヤリング金具3aは、U字形部材3aaとねじ式の蝶ばね部3abとからなり、U字形部材3aaの一端が円錐コイルばね部2の大径側端面の外周に熔接によって固着されている。蝶ばね部3abは、U字形部材3aaの他端に、ばね力によって起伏可能に連結され、蝶ばね部3abを外側に倒すと、蝶ばね部3abの先端に設けたねじ部材3acが、ボタン穴4aを有するボタン4の裏面の出っ張り部から離れ、蝶ばね部3abを内側に起こすと、蝶ばね部3abの先端のねじ部材3acがボタン4の裏面の出っ張り部に近接して耳たぶを挟持することができる。このねじ部材3acによる耳たぶに対する挟持力は、ねじ部材3acを蝶ばね部3abに対して進退させることによって調節することができる。
装身具金具3としては、イヤリング金具3a以外に、ブローチ用金具、ペンダント用金具などがある。
この考案は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲において、さらに種々の形態で実施し得ることは勿論のことであり、この考案の範囲は、実用新案登録請求の範囲によって示され、さらに実用新案登録請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内の全ての変更を含む。
1 :ボタン用装身具アダプター
2 :円錐コイルばね部
2a :係合片
3 :装身具金具
3a :イヤリング金具
3aa :U字形部材
3ab :蝶ばね部
3ac :ねじ部材
4 :ボタン
4a :ボタン穴

Claims (4)

  1. 円錐コイルばね部と、装身具金具とを備え、前記円錐コイルばね部は、ボタンの裏面に押し当てられる大径側端面と、小径側端部に、中心方向に折れ曲がってボタン裏側のボタン穴に差し込まれる係合片とを有し、前記円錐コイルばね部の大径側端面の外周部に、前記装身具金具を連結したことを特徴とするボタン用装身具アダプター。
  2. 前記装身具金具が、耳たぶを挟持するイヤリング金具からなる請求項1記載のボタン用装身具アダプター。
  3. 前記装身具金具が、ブローチ用金具からなる請求項1記載のボタン用装身具アダプター。
  4. 前記装身具金具が、ペンダント用金具からなる請求項1記載のボタン用装身具アダプター。
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