JP3231938B2 - 端末装置及びそれを用いるネットワークシステム - Google Patents

端末装置及びそれを用いるネットワークシステム

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JP3231938B2
JP3231938B2 JP07575494A JP7575494A JP3231938B2 JP 3231938 B2 JP3231938 B2 JP 3231938B2 JP 07575494 A JP07575494 A JP 07575494A JP 7575494 A JP7575494 A JP 7575494A JP 3231938 B2 JP3231938 B2 JP 3231938B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ,VTR
等の動画像信号源や、モニタTV、プリンタ等の動画像
出力装置が接続された複数の端末装置及びその端末装置
を使用するネットワークシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、動画像ネットワークシステム
として、例えば、図9に示す構成を有する光リングネツ
トワークは、動画像信号源であるビデオカメラ176、
動画像出力装置であるデイスプレイ177、ビデオカメ
ラやデイスプレイが接続された端末178を有し、この
端末178は、ビデオカメラからの動画像信号を所望の
デジタル信号に符号化し、それをネツトワークインター
フェース179に出力する機能、及びネツトワークイン
ターフェース179から入力されたデイジタル信号を復
号し、それを動画像出力装置に入力する機能を有してい
る。
【0003】また、ネツトワークインターフェース17
9は、図示する光リングネツトワーク上を巡回している
スロツトを検査し、空いているチヤネルに端末から出力
されるデイジタル信号を挿入する機能と、自端末宛ての
チヤネルからデイジタル信号を読み出す機能を有してい
る。なお、光フアイバー180は、光リングネツトワー
ク上を伝送される光信号の伝送路として使用される。
【0004】さらに、この種の動画像ネットワークのそ
の他の従来例として、その伝送帯域幅を広げた動画像ネ
ットワークシステムは、例えば、図10に示すように、
複数の波長の光信号を伝送するためのリング型光伝送路
である光ファイバー181に複数の端末が接続された構
成をとる。図10において、分岐器183は、光ファイ
バー181上に伝送される光信号を、複数個(m個)の
固定波長フィルタ1〜m(符号191)と合流器184
に対して分岐する。また、合流器184は、分岐器18
3から出射される光信号と、複数個(m個)の固定波長
レーザ1〜m(符号193)から出射される光信号を合
流し、合流後の信号を光ファイバー181上に出射する
働きをする。
【0005】固定波長フィルタ1〜mは、図示する構成
において波長多重されているλ1〜λmの光信号の内、そ
れぞれ異なる1個の波長のみを透過し、それをO/E変
換器1〜m(符号192)にそれぞれ出射する。そし
て、O/E変換器1〜mは、それぞれ入射した光信号を
電気信号に変換してSWI194に出力する。SWI19
4は、m個のO/E変換器から出力される電気信号の
内、後述する制御部188での制御によって、自端末に
当てられた電気信号のみを選択し、それを受信信号とし
て出力する。また、SWII195は、制御部188の指
示によって、固定波長レーザに対して送信信号を出力す
る。
【0006】複数個(m個)の固定波長レーザ193
は、SWII195から信号を送信されたもののみが、入
力信号を所定の波長の光信号として出射する。なお、各
固定波長フィルタ1〜mは、図示する構成において、波
長多重されているλ1〜λmの光波長の内、それぞれ異な
る1個の固定波長で送信する。制御部188は、制御通
信部189から出力されるサーバ190の指示に従っ
て、SWI194に入力される複数のO/E変換器から
の出力の内、いずれかを受信信号として出力するかを制
御するとともに、送信信号を出力すべき固定波長レーザ
を切り替える。
【0007】サーバ190は、各端末から送られる伝送
許可要求と、ネットワーク上で使用されている波長など
から、伝送許可/不許可、及び、伝送許可の場合の使用
波長を決定し、それらを各端末に指示する。各端末は、
サーバ190によって指定された波長を用いるように、
SWI194及びSWII195を制御して、所望の通信
を行なうべく動作する。
【0008】さらに、この種の動画像ネットワークの第
3の従来例として、図11に示すような構成を有するシ
ステムがある。なお、図11において、図10に示すシ
ステムと同一構成要素には、同一符号を付してある。図
11において、分岐器183は、光ファイバー181上
に伝送される光信号を、チューナブルフィルター185
と合流器184に対して分岐する。また、合流器184
は、分岐器183から出射される光信号と、チューナブ
ルレーザ186から出射される光信号を合流し、合流後
の信号を光ファイバー181上に出射する働きをする。
【0009】チューナブルフィルター185は、電流注
入による屈折率変化を用いたフィルターであり、分岐器
183から出射される複数の波長の光信号の中から、制
御部188の指示に従って、特定の波長のみを透過す
る。また、チューナブルレーザ186は、電流注入によ
る屈折率変化を用いたレーザであり、制御部188の指
示に従って、送信信号を特定の波長の光信号に変換し、
合流器184に出力する。
【0010】制御部188は、制御通信部189から出
力されるサーバ190の指示に従ってチューナブルフィ
ルター185の透過波長、及びチューナブルレーザ18
6の発振波長を制御する。この制御通信部189は、サ
ーバ190への伝送許可要求や、サーバ190からの割
り当て波長指示などの制御信号の通信を行なう。サーバ
190は、各端末から送られる伝送許可要求と、ネット
ワーク上で使用されている波長などから、伝送許可/不
許可、及び、伝送許可の場合の使用波長を決定し、それ
らを各端末に指示する。そして、各端末は、サーバ19
0によって指定された波長を用いるように、チューナブ
ルフィルター185及びチューナブルレーザ186を制
御して、所望の通信を行なうべく動作する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光リングネツトワークでは、1つの動画像信号の伝
送にスロツト上の1つのチヤネルが独占的に割り当てら
れるため、全てのチヤネルが使用中である場合、新規に
発生した動画像信号の伝送要求は、いずれかのチヤネル
の使用が終了するまで待たされる。そのため、この種の
光リングネツトワークは伝送要求に対する応答性が悪
く、動画像データのような大容量の連続データの伝送に
は適さない。
【0012】そこで、このような問題を解決するため、
チヤネルの使用権を所定の時間単位で順次変更し、チヤ
ネル数以上の動画像信号の伝送を実現するという方法も
あるが、この場合、チヤネルの使用権を失うたびに動画
像信号が寸断されるという問題が生じる。さらにまた、
図10,11に示す従来の動画像ネットワークでは、動
画像の伝送チャンネル数を増加することは可能ではある
が、以下に述べるような問題がある。
【0013】すなわち、送受信を行なう1組の端末が使
用する波長は、そのときのネットワークシステムにおけ
る非使用波長の中からサーバによって割り当てられるた
め、ネットワークシステムの稼動状況に応じて、毎回、
異なる波長が用いられることになる。そのため、全ての
端末間での通信を実現するためには、全ての端末には、
ネットワークシステムにおいて使用される全ての波長に
対する送受信機能を必要とされるため、端末における送
受信部の構成が複雑となり、装置のコストが高くなる。
【0014】具体的には、上記従来の動画像ネットワー
クの内、図10に示した例においては、全ての波長に対
応した数だけの固定波長フィルタとO/E変換器、及び
固定波長レーザを具備する必要があり、また、図11に
示した例では、送信側の端末のチューナブルレーザの送
信波長と、受信側の端末のチューナブルフィルタの透過
波長を厳密に一致させる必要がある。
【0015】ところが、チューナブルレーザの送信波長
は温度依存性が大きく、約1degの温度変化で0.1nm程度
の波長変動があるため、温度の安定度を0.1deg以下に抑
える必要があり、そのための温度制御機構が大がかりに
なるという問題がある。さらに、図10,11に示す上
記従来の動画像ネットワークは、いずれもが、通信を開
始するために、通信許可/不許可、及び通信許可の場合
の使用波長をサーバから指定してもらう必要がある。こ
のため、サーバとの通信、及びサーバにおける通信許可
/不許可の判断、及び使用波長の割り当ての処理に要す
る時間が、通信開始までの遅れとなるという問題があ
る。
【0016】加えて、図10,11に示す従来の動画像
ネットワークのいずれの構成においても、1つの端末か
ら送信された1つの波長の光信号は、ネットワークに接
続された全端末に入力されるため、同時に複数の端末が
同一波長を使用して通信を行なうことができず、同時に
送信できる端末数が波長の多重数を越えられないという
問題がある。
【0017】本発明は、波長多重伝送路に接続される端
末装置の構成を簡単にし、信号の寸断・遅延を防止する
と共に、伝送帯域を有効に利用できるようにすることを
目的とする
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の端末装置は、複数の波長を多重化して光信
号を伝送する波長多重伝送路に接続される複数の端末装
置を有するネットワークシステムで使用される端末装置
であって、前記複数の波長のうちの一部であって、前記
複数の端末装置のうちの一部の端末装置の受信波長と同
じ波長が、予め受信波長として割り当てられており、該
割り当てられた受信波長の光信号を取り込んで前記受信
波長の光信号を前記波長多重伝送路から遮断し、前記受
信波長以外の波長の光信号は取り込まずに通過させる取
込手段と、前記受信波長及び通過させる波長のうちの、
当該端末装置に予め割り当てられた第1送信波長でデー
タを送信する第1送信手段と、前記受信波長及び通過さ
せる波長のうちの、前記第1送信波長と異なり当該端末
装置に予め割り当てられた第2送信波長でデータを送信
する第2送信手段と、前記取込手段により取り込んだ光
信号を中継する場合は、該信号の宛先端末装置の受信波
長に応じて該信号を前記第1送信手段で送信するか前記
第2送信手段で送信するかを決定する送信波長決定手段
とを備え、前記第1及び第2送信手段により、前記複数
の波長のうちの一部の波長のみにより信号の送信ができ
ることを特徴とする。
【0019】又、本発明のネットワークシステムは、
数の波長を多重して光信号を伝送する波長多重伝送路に
接続される複数の端末装置を有するネットワークシステ
ムにおいて、前記複数の端末装置の各々が、前記複数の
波長のうちの一部であって、前記複数の端末装置のうち
の一部の端末装置の受信波長と同じ波長が、予め受信波
長として割り当てられており、該割り当てられた受信波
長の光信号を取り込んで前記受信波長の光信号を前記波
長多重伝送路から遮断し、前記受信波長以外の波長の光
信号は取り込まずに通過させる取込手段と、前記受信波
長及び通過させる波長のうちの、当該端末装置に予め割
り当てられた第1送信波長でデータを送信する第1送信
手段と、前記受信波長及び通過させる波長のうちの、前
記第1送信波長と異なり当該端末装置に予め割り当てら
れた第2送信波長でデータを送信する第2送信手段と、
前記取込手段により取り込んだ光信号を中継する場合
は、該信号の宛先端末装置の受信波長に応じて該信号を
前記第1送信手段で送信するか前記第2送信手段で送信
するかを決定する送信波長決定手段とを備え、前記第1
及び第2送信手段により、前記複数の波長のうちの一部
の波長のみにより信号の送信ができることを特徴とす
る。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る好
適な実施例を詳細に説明する。 [第1実施例]図1は、本発明の第1の実施例に係る動
画像ネットワークシステムの構成を示すブロック図であ
り、ここでは、12個の端末(I 〜XII)を、4つの波長
λ1,λ2,λ3,λ4を用いた波長多重リング型光伝
送路で接続している。
【0025】図1において、符号1は、波長多重リング
型の光伝送路である光ファイバであり、分波器2,4と
合波器3,5を介して端末I 〜端末XII に接続されてい
る。分波器2,4は、後述するように、光ファイバ1上
にて伝送される複数の波長の光信号から、各端末に割り
当てられた所定の波長の光信号のみを取り出し、それを
受信部8に分波するとともに、分波しない光信号を合波
器3に対して透過する。また、合波器3,5は、光ファ
イバ1上を伝送する光信号に、送信部9から送出される
光信号を合波する。
【0026】端末I …XII (6,7)の各々は、その内
部構成が同じであるため、図1では、端末I 6の内部構
成のみが示されている。また、符号8は受信部であり、
分波器2から出力される光信号を受信し、電気信号に変
換する。そして、送信部I 9、送信部II10は、後述す
るように、各端末に割り当てられた波長で光信号を送出
し、半導体レーザダイオード(不図示)により、記憶部
からの電気信号を光信号に変えて送出する。
【0027】割り当て部11では、受信部8から出力さ
れる部分動画像データの先頭に付加されているヘッダ中
の受信端末番号を読み取り、割り当て部11に内蔵され
ているルーチング表を参照して、送信時に使用すべき波
長を見い出す。そして、部分動画像データが記憶される
べき記憶部を、記憶部I 12、記憶部II13の中から選
択する。
【0028】記憶部I 12、記憶部II13は、受信部8
で受信した部分動画像データの中で転送すべきデータ、
及び、自端末から他端末に伝送すべきデータを優先順位
別に一時記憶するため、複数のFIFO(First-in-Firs
t-out)メモリからなり、図2に、その内部構成を示す。
制御部14は、受信部18から入力される部分動画像デ
ータの先頭に付加されているヘッダの受信端末番号、優
先順位、符号化種別、許容遅延時間などを調べ、受信端
末番号が自端末と一致した場合、復号化部15が、受信
部18から出力される部分動画像信号を入力するように
制御する。なお、優先順位、符号化種別、許容遅延時間
については、後述する。
【0029】また、受信端末番号が自端末番号と一致し
ない場合は、部分動画像データを、優先順位情報に従っ
て、記憶部I 12、または記憶部II13内の所定のFI
FOメモリに書き込むように制御するとともに、管理表
14aに、部分動画像信号の優先順位と許容遅延時間を
書き込む。制御部14は、さらに、管理表14aを検索
し、記憶部I 12、記憶部II13に記憶されている部分
動画像パケット信号の内、許容遅延時間を経過していな
いものを優先順位に従って読み出し、送信部I 9、送信
部II10に出力する。
【0030】復号化部15では、自端末に送られてきた
単数、または複数の部分動画像信号を復号化し、所定の
アナログビデオ信号として出力する機能を有している。
なお、復号化部15の内部構成を図4に示す。また、符
号17は、動画像出力装置であるディスプレイであり、
復号化部15から出力されるアナログビデオ信号を可視
表示する。
【0031】符号化部16は、動画像情報源であるビデ
オカメラ18から出力されるアナログビデオ信号を4つ
の部分動画像信号に変換した後、それらに所定のヘッダ
を付加し、パケット化した後に記憶部I 12、または記
憶部II13に出力する。なお、図3に、符号化部16の
内部構造を示す。図2は、本実施例に係る動画像ネット
ワークシステムを構成する端末内の記憶部13の内部ブ
ロック構成図である。同図に示すように、記憶部13
は、8個のFIFOメモリ(I ,II,III 〜 VIII)に
よって構成されている。各FIFOメモリは、書き込み
と読み出しの動作を独立に行なえるデュアルポートメモ
リ20と、書き込みアドレスを発生する書き込みカウン
タ21、そして、読み出しアドレスを発生する読み出し
カウンタ22によって構成されている。
【0032】本実施例に係る動画像ネットワークシステ
ムにおいて用いられる波長は、λ1 =1.50μm,λ
2 =1.52μm,λ3 =1.54μm,λ4 =1.5
6μmである。また、表1に、各端末が受信、及び送信
する際に用いる波長を示す。
【0033】
【表1】
【0034】割り当て部11には、表1に示してある各
端末に割り当てられた送受信波長をもとにして、表2に
示された送信波長選択のためのルーティング表が内蔵さ
れており、受信した部分動画像信号の送信先端末に応じ
て送信波長が選択され、動画像信号を記憶する記憶部が
決定される。
【0035】
【表2】
【0036】本実施例においては、送信波長の1つと受
信波長が共通の波長であり、表2に示すルーティグ表
は、送信先端末が受信可能な波長が、自端末が送信でき
る2つの波長の内、自端末が受信できる波長と異なる送
信波長と一致する場合のみ、その波長で送信し、それ以
外の場合は、自端末が受信した波長と同一の波長で送信
するよう構成されている。
【0037】すなわち、端末Iは、表1から分かるよう
に、波長λ1で受信を、波長λ1及びλ2で送信を行なう
ため、波長λ2での受信機能を有する端末IV,V,VIに対し
てのみ、波長λ2で送信を行ない、それ以外の端末に対
しては、波長λ1で送信を行なう。このようなルーティ
ング表を用いることで、例えば、端末Iから端末VIIに送
信される部分動画像信号は、端末Iにおいて波長λ1で送
信され、端末IIにおいて受信された後、波長λ3で送信
され、それが端末VIIにおいて受信される。
【0038】なお、このルーティング経路は一義的に決
まるものではないため、例えば、上記の端末Iから端末V
IIへの伝送において、端末Iの波長λ1に対応する、記憶
部に滞留している伝送待ち状態にある部分動画像信号が
多数ある場合は、波長λ2で送信を行なう。この場合、
端末IVで受信され、再び波長λ2で送信され、端末Vで受
信された後、波長λ3で送信され、それが端末VIIで受信
されるというルーティング経路をとることになる。
【0039】次に、上記のような構成をとる、本実施例
に係るシステムにおいて、動画像信号を効率良く伝送す
る方法について詳細に述べる。なお、ここでは、動画像
信号を4つに分割し、適宜、優先順位、許容遅延時間を
割り付ってそれらを伝送する。図3は、本実施例に係る
システムを構成する端末内の符号化部16の詳細ブロッ
ク図であり、いわゆるフィルタ構成によるサブバンド符
号化方式をとる。
【0040】図3において、符号23は、ビデオカメラ
18から出力される動画像信号をデジタル化するための
A/D変換器である。符号24は、ビデオ画像の水平方
向の低周波成分のみを透過する水平ローパスフィルタで
ある。また、符号25は、ビデオ画像の水平方向の高周
波成分のみを透過させる水平ハイパスフィルタである。
【0041】符号26はシステムクロック発生部であ
り、ビデオカメラ18から出力される動画像信号から同
期信号を抽出して、端末内で使用するサンプリング信号
や、各種タイミング信号を発生する。また、符号27,
28はデシメータA,Bであり、水平方向に画素を1/
2にデシメーション(間引き)する。符号29,31は
垂直ローパスフィルタA,Bであり、ビデオ画像の垂直
方向の低周波成分のみを透過し、符号30,32は、ビ
デオ画像の垂直方向の高周波成分のみを透過する垂直ハ
イパスフィルタである。
【0042】また、符号33〜36はデシメータC,
D,E,Fであり、垂直方向に画素を1/2にデシメー
ション(間引き)する。符号37〜40は量子化器であ
り、デシメータC,D,E,Fからの出力を所定のビッ
ト長に圧縮する。そして、符号41〜44はデュアルポ
ートメモリA,B,C,Dであり、符号45はヘッダ付
加部、符号46は書き込みカウンタ、符号47は読み出
しカウンタである。
【0043】デュアルポートメモリA,B,C,D(符
号41,42,43,44)には、量子化器A,B,
C,Dからの出力が、書き込みカウンタ46から出力さ
れるアドレス値に従って書き込まれ、また、読み出しカ
ウンタ47から出力されるアドレス値によって読み出さ
れる。なお、書き込みカウンタ46、読み出しカウンタ
47は、システムクロック発生部26から出力されるシ
ステムクロックに応じてカウント動作を行なう。
【0044】ヘッダ付加部45は、デュアルポートメモ
リA,B,C,Dから読み出される部分動画像データ
に、宛先端末アドレス、発信端末アドレス、優先順位、
許容遅延時間などのヘッダを付加する。図4は、本発明
の実施例に係るシステムを構成する端末内の復号化部1
5の詳細ブロック図である。
【0045】図4において、符号48は、部分動画像信
号に付加されているヘッダ情報を取り除くためのヘッダ
除去部、符号49,50,51,52は、ヘッダ除去部
48にてヘッダを取り除かれた複数の部分動画像信号を
同期再生するためのデュアルポートメモリA,B,C,
Dである。書き込みカウンタ53は、ヘッダが取り除か
れた部分動画像信号をデュアルポートメモリA,B,
C,Dの所定のアドレスに書き込むためのアドレスを発
生するカウンタであり、符号58は、デュアルポートメ
モリA,B,C,Dに書き込まれた部分動画像信号を、
システムクロック発生部63から出力されるタイミング
信号に基づいて読み出すためのアドレスを発生する読み
出しカウンタである。
【0046】符号54〜57は逆量子化器A,B,C,
Dであり、上述の符号化部の量子化器A,B,C,Dで
圧縮されたビット長を所定の長さに伸張する。また、符
号59〜62はインタポレータA,B,C,Dであり、
垂直方向に2倍に画素を補間する。符号64,66は垂
直ローパスフィルターA,Bであり、部分動画像信号の
垂直方向の低周波成分のみを透過する。また、符号6
5,67は垂直ハイパスフィルターA,Bであり、部分
動画像信号の垂直方向の高周波成分のみを透過する。
【0047】符号68,70はインタポレータE,Fで
あり、水平方向に2倍に画素を補間する。符号69は水
平ローパスフィルターであり、部分動画像信号の水平方
向の低周波成分のみを透過する。また、符号71は水平
ハイパスフィルタであり、部分動画像信号の水平方向の
高周波成分のみを透過する。なお、符号103は合成
部、104はD/A変換器である。
【0048】本実施例において、各端末が行なう動作
は、以下の3つに大別され、それぞれの端末は、これら
3つの動作の内の必要な動作を行なう。すなわち、 符号化:送信すべき動画像信号を部分動画像信号に分
解し、符号化する動作 中継:伝送路から受信した部分動画像データ符号と、
自端末から発生した部分動画像信号を所定の手順、所定
の波長で伝送路上に送信する動作 復号化:自端末宛てに送られてきた部分動画像信号を
復号化する動作 である。
【0049】以下、上記3つの動作について詳細に説明
する。 <符号化動作>ビデオカメラ18からの動画像信号が入
力されると、画素周期Tに等しい周期のサンプリング信
号が作成される。A/D変換器23は、システムクロッ
ク発生部26から出力されるサンプリングクロックによ
って動画像信号をA/D変換し、それを水平ローパスフ
ィルタ24と水平ハイパスフィルタ25に出力する。水
平ローパスフィルタ24は、水平方向の高周波成分を除
去し、その後、デシメータA27で、画素が水平方向に
1/2に間引きされる。
【0050】一方、水平ハイパスフィルタ25では水平
方向の低周波成分が除去され、デシメータB28で、画
素が水平方向に1/2に間引きされる。また、デシメー
タA27の出力は、垂直ローパスフィルタA29で垂直
方向の高周波成分が除去され、デシメータC33で垂直
方向に1/2に間引きされた後、量子化器A37にて所
定のビット長に圧縮される。このようにして、量子化器
A37からは、水平、垂直方向ともに低周波成分のみを
含んだ部分動画像信号Aが出力される。
【0051】デシメータA27からの出力は、同時に垂
直ハイパスフィルタA30にも出力され、そこで垂直方
向の低周波数成分が除去され、デシメータD34で、画
素が垂直方向に1/2に間引きされた後、量子化器B3
8で所定のビット長に圧縮される。このようにして、量
子化器B38からは、水平方向には低周波成分、垂直方
向には高周波成分のみを含んだ部分動画像信号Bが出力
される。
【0052】他方、デシメータB28から出力される、
水平方向に高周波成分のみを含んだ動画像信号は、垂直
ローパスフィルタB31で垂直方向の高周波成分が除去
され、デシメータE35で、画素が垂直方向に1/2に
間引きされた後、量子化器C39で所定のビット長に圧
縮される。そして、水平方向には高周波成分、垂直方向
には低周波成分のみを含んだ部分動画像信号Cが、デュ
アルポートメモリC43に出力される。
【0053】また、デシメータB28からの出力は、垂
直ハイパスフィルタB32にも出力され、そこで垂直方
向の低周波成分が除去された後、デシメータFにて、画
素が垂直方向に1/2に間引かれる。その後、量子化器
D40で所定のビット長に圧縮された後、水平、垂直方
向とも高周波成分のみを含む部分動画信号Dとしてデュ
アルポートメモリD44に出力される。
【0054】デュアルポートメモリA,B,C,D(符
号41,42,43,44)に入力された部分動画像信
号A,B,C,Dは、書き込みカウンタ46が発生する
アドレスに従って所定の位置に書き込まれる。また、読
み出しカウンタ47は、伝送用の所定のタイミングで読
み出し用のアドレスを発生し、それをデュアルポートメ
モリA,B,C,Dに出力する。デュアルポートメモリ
A,B,C,Dでは、この読み出しアドレスに従って、
部分動画像信号がシリアル信号として逐一読み出され、
ヘッダ付加部45に出力される。
【0055】ヘッダ付加部45では、デュアルポートメ
モリA41からの出力に対して、受信端末アドレスと送
信元である自端末アドレス、符号化種別A、優先順位と
して1、符号化時刻として送信時刻、そして、許容遅延
時間を4msecとしてヘッダ情報を付加し、割り当て
部11の指定により、記憶部I 12または記憶部II13
のFIFOV に書き込む。
【0056】同様に、デュアルポートメモリB42から
の出力に対しては、符号化種別B、優先順位を2とし、
その他の情報は、上記の場合と同様にして、割り当て部
11の指示に従って、記憶部I 12または記憶部II13
のFIFOVIに書き込む。さらに、デュアルポートメモ
リC43からの出力に対しては、符号化種別C、優先順
位を3として、割り当て部11の指示に従って記憶部I
12または記憶部II13のFIFOVII に書き込み、ま
た、デュアルポートメモリD44からの出力に対して
は、符号化種別D、優先順位を4として、割り当て部の
指示に従い、記憶部I 12または記憶部II12のFIF
OVIIIに書き込む。
【0057】なお、ヘッダ付加部から記憶部への書き込
みにあたって、割り当て部11は、ルーティング表か
ら、受信端末アドレスに対応した送信波長を検索し、記
憶部I12、または記憶部II13のいずれに書き込むか
を指示する。このように、記憶部I 12と記憶部II13
のFIFOV 〜FIFOVIIIに書き込まれたデータは、
後述する中継処理の動作において、適宜、処理される。 <中継処理>他の端末(例えば、端末X)から送信され
た部分動画像信号データは、光伝送路1を波長λ1を用
いて伝送され、端末I の受信部18で受信され、制御部
14でヘッダ部の情報が調べられた後、出力先が制御さ
れる。ヘッダ部に記憶された受信端末アドレスが、自端
末(ここでは、端末I )の端末アドレスと一致する場合
は、受信部18の出力は復号化部15に送られる。
【0058】一方、受信端末アドレスが自端末アドレス
と一致しない場合は、割り当て部11において、ルーテ
ィング表から受信端末アドレスに対応した送信波長が検
索され、記憶部I 12または記憶部II13のいずれかに
書き込むかが指示される。続いて、優先順位情報が調べ
られ、優先順位が1の場合、上記の指示に従い、記憶部
I 12または記憶部II13のFIFOI のデュアルポー
トメモリに出力される。
【0059】同様に、優先順位が2の場合は、FIFO
IIのデュアルポートメモリに、また優先順位が3,4の
場合、それぞれFIFOIII ,IVのデュアルポートメモ
リに送られる。記憶部I 12または記憶部II13に出力
された部分動画像信号は、書き込みカウンタ21から出
力される書き込みアドレスによって所定のアドレスに順
次書き込まれる。このとき、制御部14は、書き込み開
始アドレスと書き込み終了アドレス、ヘッダ部に付加さ
れていた送信時刻、及び許容遅延時間を管理表に登録す
る。
【0060】このようにして、記憶部I 12と記憶部II
13には、受信部8で受信した部分動画信号がFIFO
I 〜FIFOIVに書き込まれ、上述の符号化動作におい
て説明したように、自端末から送信すべき部分動画像信
号がFIFOV 〜FIFOVIIIに書き込まれる。記憶部
I 12及び記憶部II13に書き込まれた部分動画像デー
タは、制御部の制御により、独立に以下に説明するよう
に読み出され、それぞれ送信部I ,II(9,10)に出
力される。そして、制御部14は、記憶部の各FIFO
の読み出しカウンタの値と書き込みカウンタの値とを比
較することにより、FIFO内の未送信部分動画像デー
タ信号の有無を調べる。
【0061】FIFOI に未送信部分動画像データが残
っている場合、制御部14は、管理表より送信時刻と許
容遅延時刻を調べ、送信時刻に許容遅延時刻を加える。
その結果得られた値が現在時刻よりも大きい場合、それ
を有効データとし、読み出しカウンタ22から読み出す
べきアドレスを出力して、デュアルポートメモリ20を
順次読み出し、それを送信部I 9に出力する。送信部I
9では、入力した信号を所定の波長の光信号に変換し、
それを光伝送路である光ファイバー1に送信する。
【0062】また、送信時刻に許容遅延時間を加えた値
が現在時刻よりも小さい場合は、無効データでとして、
読み出しカウンタ22の値を後続する部分動画像信号の
書き込み開始アドレスに設定することにより、無効とな
った部分動画像信号を放棄する。このようにして、最も
優先順位の高い部分動画像信号が記憶されているFIF
OI の未送信部分動画像データ信号がなくなると、制御
部14は、同様な方法により、FIFOIIの未送信部分
動画像データの信号の送信を行なう。
【0063】なお、FIFOII内のデータ送信中に、新
たにFIFOI に部分動画像信号が書き込まれた場合
は、現在送信中の部分動画像信号の送信終了後、FIF
OI の部分動画像データ信号の送信を行なう。ここで
は、以上説明したように、優先順位の高い部分動画像信
号の送信を先に行ないながら、優先順位が下位の部分動
画像信号の伝送を行なう。また、制御部14は、記憶部
II13内の部分動画像信号を順次読み出し、それを送信
部II10に送り出す。記憶部I と記憶部IIの制御は、制
御部14によって同時に並行して行なわれる。
【0064】転送においては、受信された部分動画像デ
ータは、ルーティング表に従って、所定の波長の光信号
として、送信部I 9または送信部II10より送信され
る。本実施例における、受信波長とは異なる波長での送
信においては、複数の端末間で送信のアクセス競合が発
生する。例えば、端末III,VI,IXは、いずれも波長λ4で
送信を行なう機能を有しているが、これら3つの端末か
ら送出された光信号は、いずれも端末Xで受信されるた
め混信が起こり、正確な伝送が行なえない。そのため、
各端末は、図5のタイミングチャートに示すように、時
分割多重送信を行なってアクセス競合を回避する。
【0065】一方、受信波長と同一波長での送信におい
ては、伝送方向の上流に位置する端末から送信された光
信号は、分波器2で分波され、全量が取り込まれて遮断
されるため、自端末から送信される光信号と混信するこ
とはない。すなわち、端末Iから送信された波長λ1の光
信号は、端末IIの分波器2で遮断されるため、端末IIを
越えて端末IIIには到達せず、端末IIから送信された波
長λ1の光信号と混信することはない。 <復号化処理>図1に示す復号化部15に入力された部
分動画像データ信号は、図4のヘッダー除去部48で、
そのヘッダ部が取り除かれ、ヘッダ部に記録されていた
符号化種別がAの場合はデュアルポートメモリA49
に、また、符号化種別がB,C,Dの場合は、それぞれ
デュアルポートメモリB,C,Dに出力され、書き込み
カウンタ53から出力される書き込みアドレスに従って
書き込みが行なわれる。
【0066】送信側の端末から送信された部分動画像デ
ータ信号は、受信側の端末に至るまでの途中の端末で中
継されながら伝送される。そして、途中の端末での伝送
負荷が大きく、許容遅延時間を越えて伝送が待たされる
と、部分動画像信号は、上述のように放棄される。その
ため、送信部から送出された4個の部分動画像データ信
号の全てが受信部に到達するとは限らない。また、到達
した部分動画像信号の数によって、復号化部15の動作
は変化する。
【0067】i)到達した部分動画像信号の数が4個の
場合 制御部14は、ディスプレイ17に出力する画像のフレ
ーム周期毎に、復号化部15に到達した部分動画像デー
タ信号の数を計数し、その数が4個である場合は、デュ
アルポートメモリA,B,C,Dに記憶されたデータが
読み出し可能となるように制御する。システムクロック
発生部63から発生されるシステムクロックによって、
読み出しカウンタ58から読み出しアドレス信号が出力
され、デュアルポートメモリA,B,C,Dの読み出し
が行なわれる。
【0068】デュアルポートメモリA49からの出力
は、水平、垂直ともに低周波成分のみを含んだ部分動画
像信号Aであり、逆量子化器A54で所定のビット長に
伸張された後、インタポレータA59で垂直方向に画素
が2倍に補間され、垂直ローパスフィルターA64での
補間による高周波成ノイズ成分の除去が行なわれ、イン
タポレータE68に出力される。
【0069】デュアルポートメモリB50からの出力
は、水平は低周波成分、垂直は高周波成分を含んだ部分
動画像信号Bであり、逆量子化器B55で所定のビット
長に伸張された後、インタポレータB60で垂直方向に
画素が2倍に補間される。そして、垂直ハイパスフィル
タA65で補間による低周波ノイズ成分が除去された
後、インタポレータE68に出力される。
【0070】インタポレータE68では、水平方向に2
倍に画素が補間された後、水平ローパスフィルター10
0で補間による水平方向の低周波ノイズが除去され、合
成部72に出力される。デュアルポートメモリC51か
らの出力は、水平方向には高周波成分、垂直方向には低
周波成分を含んだ部分動画像信号Cであり、逆量子化器
C56で、所定のビット長に伸張された後、インタポレ
ータC61で、垂直方向に画素が2倍に補間された後、
垂直ローパスフィルタB66で、補間による垂直方向の
高周波成分のノイズを除去された後、インタポレータF
70に出力される。
【0071】デュアルポートメモリD52からの出力
は、水平、垂直方向ともに高周波成分のみを含んだ部分
動画像信号Dであり、インタポレータD62で垂直方向
に2倍に画素が補間された後、垂直ハイパスフィルタB
67で、補間による垂直方向の低周波成分のノイズを除
去した後、インタポレータF70に出力される。このイ
ンタポレータF70では、水平方向に2倍に画素が補間
され、その後、水平ハイパスフィルタ71で水平方向の
低周波成分のノイズが除去され、次に合成部72に出力
される。合成部72では、水平ローパスフィルタ69か
ら出力される水平方向の高周波成分が欠落した信号と、
水平ハイパスフィルタ71から出力される水平方向の低
周波成分の欠落した信号とを合成し、もとの動画像信号
を再生した後、それをD/A変換器73に出力する。D
/A変換器73は、動画像信号を所定のアナログビデオ
信号に変換し、その出力がディスプレイ17に出力され
る。
【0072】ii)到達した部分動画像信号の数がA,
B,Cの3個の場合 制御部14は、デュアルポートメモリD52の読み出し
を禁止し、0成分(信号の値が0)の疑似データを出力
する。そして、他の部分を、上記の到達部分動画像デー
タが4個の場合と同様に動作させることにより、D/A
変換器73から、垂直方向の高周波成分が欠落した動画
像信号が出力される。
【0073】iii)到達した部分動画像信号がA,Bの2
個の場合 制御部14は、デュアルポートメモリC,D(51,5
2)の読み出しを禁止し、0成分の疑似データを出力す
る。この場合、D/A変換器73からは、垂直、水平方
向ともに高周波成分が欠けた動画像信号が出力される。 iv) 到達した部分動画像信号が1個の場合 制御部14は、デュアルポートメモリB,C,Dの読み
出しを禁止し、0成分の疑似データを出力する。これに
より、D/A変換器73からは、垂直方向の低周波成分
のみを含んだ動画像信号が出力される。
【0074】なお、復号化部15に部分動画像データが
1個も到達しない場合は、その前に到達した部分動画像
データがデュアルポートメモリに残っているため、この
データを用いて、前回と同様な動画像信号を再生し、出
力する。以上説明したように、本実施例によれば、リン
グ型の波長多重伝送路上を伝送する動画像データを複数
の部分動画像信号に分割し、符号化した後、それらに優
先順位を付して伝送し、伝送路上の端末にて中継する部
分動画像信号数が多い場合、データ量の多少でルーティ
ング経路を適宜選択するのみならず、高優先順位から低
優先順位に従って信号を中継することで、さらなる伝送
路の伝送帯域の有効利用を図ることができる。
【0075】また、低優先順位の部分動画像信号につい
て所定の遅延時間が経過した場合、その動画像データを
破棄することで、動画像信号の伝送要求に対する待ち状
態の発生を減少でき、同時に、受信端末の受信可能周波
数が異なる場合、伝送路上の端末にて波長の変更を行な
うことで、応答性の向上及び動画像信号の寸断の発生を
防ぐことが可能となる。
【0076】さらに、各端末は送信波長を複数持ってい
るため、ルーティング経路の設定の自由度が広がり、ま
た、チューナブルな光源を用いていないため構成が簡単
になり、送信波長の切り替えの手間を省くことができ
る。なお、上記実施例では、受信波長と2つの送信波長
の内の1つとに共通の波長を割り当てているが、本発明
は、これに限定されるものではなく、受信波長、第1の
送信波長、第2の送信波長それぞれに異なる波長を割り
当ててもよい。その際、アクセス競合などの問題が発生
するのであれば、上述の時分割多重などによるアクセス
競合回避手段を適宜、設けるようにする。 [第2実施例]次に、本発明に係る第2の実施例につい
て説明する。
【0077】図6は、第2の実施例に係る動画像ネツト
ワークシステムの構成を示すブロック図である。ここで
は、端末I における受信波長が2波長の場合の構成例が
示されている。なお、図6において、図1に示す上記第
1実施例に係るシステムと同一構成要素には、同一符号
が付与されている。図6において、分波器2は、自端末
が受信する2波長の光を受信部Iと受信部IIそれぞれに
分波して出力するとともに、それ以外の波長を合波器3
側に透過させる。このとき、自端末の受信波長である2
つの波長の光は分波され、全量が取り込まれるので、そ
こで遮断され、合波器3側には出力されない。
【0078】本実施例では、波長は、表3に示すように
割り当てられる。ここでは、各端末装置の2つの受信波
長と2つの送信波長として共通の波長を割り当ててい
る。
【0079】
【表3】
【0080】図6において、符号74は、分波器2から
出力される波長λ1の光信号を受信するための受信部I
であり、符号75は、分波器2から出力される波長λ2
の光信号を受信するための受信部IIである。上記の受信
部I 及び受信部IIで受信された部分動画像信号の内、転
送すべきものは、上述の実施例と同様、割り当て部11
に内蔵された、後述するルーティング表と送信先端末ア
ドレスとを参照して送信波長が決定され、信号は、この
送信波長に応じて記憶部I 12、または記憶部II13に
一時的に記憶される。そして、制御部14により、上記
の第1実施例と同様に読み出し制御され、送信部I 9及
び送信部II10から光信号として送出される。
【0081】表4は、本実施例に係る第2のルーティン
グ表であり、本実施例における1実施形態を示すもので
ある。本実施例では、例えば、端末Iから端末IXに送信
される部分動画像信号は、端末Iから波長λ1の光信号と
して送信され、端末IIで受信され、そこから波長λ3の
光信号として送信される。その後、端末V,VII,VIIIにお
いて、それぞれ受信され、再び波長λ3の光信号として
送信されて、最終的に端末IXにおける受信が行なわれ
る。
【0082】
【表4】
【0083】このように、本実施例においては、受信波
長が2波長となるためルーティング経路の自由度がさら
に増え、記憶部I ,IIでの待ち状況に応じてルーティン
グ経路を変更できるので、伝送遅延時間を削減できる。
また、本実施例においては、各端末において送信する波
長と受信する波長が同数かつ同一であり、伝送路上流か
ら伝送されてきた光信号の内、自端末が受信する光信号
は、分波器2において自端末の受信部にのみ分波され、
合波器3を越えて下流の端末に伝送されないように遮断
される。このため、自端末から送信された光信号との混
信は発生しないので、複数の端末から同一の光波長で送
信された光信号が受信部で混信するという、アクセス競
合の発生を抑えることができ、時分割送信などのアクセ
ス競合回避手段が不要になり。
【0084】なお、本実施例における2波長の受信端末
と、上記第1実施例における1波長受信端末とを混在さ
せた動画像ネットワークシステムを構築することも可能
であり、高機能端末に多くの送受信波長を割り当て、低
機能端末に、より少ない送受信波長を割り当てることに
よって、端末の機能に応じたシステム構成が可能とな
る。
【0085】また、上記第1,第2実施例では、分波器
を用いて受信波長の光信号を取り込み、遮断するという
構成をとったが、本発明はこれに限定されず、例えば、
第1実施例に対応するものとして、図7に示すように、
分岐器200を用いて、波長多重伝送路230上の光信
号を、波長によらず分岐して、その分岐した光信号の内
の1つから、受信波長のみを透過させるフィルタD20
4を用いて受信波長の光信号を取り出し、受信する。
【0086】そして、分岐した光信号の残りから、受信
波長以外の波長の内のそれぞれ1つだけを透過させるフ
ィルタA,B,C(201,202,203)を用いて
受信波長の光信号を遮断するようにしてもよい。なお、
フィルタA,B,Cの代りに、受信波長のみを遮断する
カットフィルタを用いる構成にしてもよい。
【0087】さらに、第2実施例に対応するものとし
て、図8に示すように、2つの受信波長に対応できるよ
うにして、伝送路上流の端末装置から送られた自端末装
置の受信波長の光信号が、下流の端末装置に出力されな
いように遮断する。このように、分波器の代りに、分波
器に比べて低価格な分岐器やフィルタを用いて構成する
ことで、システムの低コスト化を図ることができる。
【0088】また、採用する符号化方式としては、上記
の各実施例に限定されるものではなく、いわゆる、DC
T階層符号化方式などの階層的符号化方式を用いること
も可能である。本発明は、複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても1つの機器から成る装置に適用して
も良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることは言うまでもない。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワークで使用する波長よりも各端末装置で使用す
る波長数を少なくし、かつ、各端末装置が使用する送受
信波長を固定にしたので、端末装置の構成を簡単にする
ことができ、チューナブルレーザ等の波長切り換え時の
信号の寸断、遅延を防止することもできる。
【0090】また、ネットワーク上の一部の端末装置と
同じ受信波長を割り当てることにより、伝送帯域を有効
に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る動画像ネットワー
クシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例に係るシステムにおける記憶部の構
成図である。
【図3】第1実施例に係るシステムを構成する符号化部
のブロック構成図である。
【図4】第1実施例に係るシステムを構成する復号化部
のブロック構成図である。
【図5】第1実施例に係る時分割多重のタイミングチャ
ートである。
【図6】本発明の第2の実施例に係る動画像ネットワー
クシステムの構成を示すブロック図である。
【図7】第1の実施例に係る端末装置の他の構成例を示
す図である。
【図8】第2の実施例に係る端末装置の他の構成例を示
す図である。
【図9】従来の動画像ネットワークシステムとしての光
リングネツトワークの構成を示す図である。
【図10】伝送帯域幅を広げた、従来の他の動画像ネッ
トワークシステムの構成を示す図である。
【図11】従来の第3の例に係る動画像ネットワークシ
ステムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ 8 受信部 9 送信部I 10 送信部II 12 記憶部I 13 記憶部II 14 制御部 15 復号化部 16 符号化部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08 H04J 1/00 H04L 12/42 H04N 7/22

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の波長を多重化して光信号を伝送す
    る波長多重伝送路に接続される複数の端末装置を有する
    ネットワークシステムで使用される端末装置であって、前記複数の波長のうちの一部であって、前記複数の端末
    装置のうちの一部の端末装置の受信波長と同じ波長が、
    予め受信波長として割り当てられており、該 割り当てら
    れた受信波長の光信号を取り込んで前記受信波長の光信
    号を前記波長多重伝送路から遮断し、前記受信波長以外
    の波長の光信号は取り込まずに通過させる取込手段と、前記受信波長及び通過させる波長のうちの、 当該端末装
    置に予め割り当てられた第1送信波長でデータを送信す
    る第1送信手段と、前記受信波長及び通過させる波長のうちの、 前記第1送
    信波長と異なり当該端末装置に予め割り当てられた第2
    送信波長でデータを送信する第2送信手段と、前記取込手段により取り込んだ光信号を中継する場合
    は、該信号の宛先端末装置の受信波長に応じて該信号
    前記第1送信手段で送信するか前記第2送信手段で送信
    するかを決定する送信波長決定手段とを備え 前記第1及び第2送信手段により、前記複数の波長のう
    ちの一部の波長のみにより信号の送信ができ ることを特
    徴とする端末装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2送信波長の1つは、前
    記受信波長と異なることを特徴とする請求項1記載の端
    末装置。
  3. 【請求項3】 前記送信波長決定手段は、更に、既に
    号を送信する送信手段が決まって一時的に記憶されてい
    信号の量に応じても、使用する送信手段を決定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  4. 【請求項4】 前記取込手段は、分波器で複数の波長の
    光信号から受信波長の光信号を分波して全量を取り込む
    ことで、前記受信波長の光信号を取り込んで、前記取り
    込まれた光信号を前記波長多重伝送路から遮断すること
    を特徴とする請求項1記載の端末装置。
  5. 【請求項5】 前記取込手段は、分岐器で前記波長多重
    伝送路の光信号を少なくとも2つの信号に分岐させ、分
    岐された光信号のうち第1の光信号から受信波長の光信
    号を抽出して取り込み、前記第1の光信号以外の分岐さ
    れた光信号から受信波長以外の波長の光信号を抽出し、
    抽出された光信号を前記波長多重伝送路に戻すことで、
    前記受信波長の光信号を取り込んで、前記取り込まれた
    光信号を前記波長多重伝送路から遮断することを特徴と
    する請求項1記載の端末装置。
  6. 【請求項6】 複数の波長を多重して光信号を伝送する
    波長多重伝送路に接続される複数の端末装置を有するネ
    ットワークシステムにおいて、 前記複数の端末装置の各々が、前記複数の波長のうちの一部であって、前記複数の端末
    装置のうちの一部の端末装置の受信波長と同じ波長が、
    予め受信波長として割り当てられており、該 割り当てら
    れた受信波長の光信号を取り込んで前記受信波長の光信
    号を前記波長多重伝送路から遮断し、前記受信波長以外
    の波長の光信号は取り込まずに通過させる取込手段と、前記受信波長及び通過させる波長のうちの、 当該端末装
    置に予め割り当てられた第1送信波長でデータを送信す
    る第1送信手段と、前記受信波長及び通過させる波長のうちの、 前記第1送
    信波長と異なり当該端末装置に予め割り当てられた第2
    送信波長でデータを送信する第2送信手段と、前記取込手段により取り込んだ光信号を中継する場合
    は、該信号の宛先端末装置の受信波長に応じて該信号
    前記第1送信手段で送信するか前記第2送信手段で送信
    するかを決定する送信波長決定手段とを備え 前記第1及び第2送信手段により、前記複数の波長のう
    ちの一部の波長のみにより信号の送信ができ ることを特
    徴とするネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 第1の端末装置から第2の端末装置に信
    号が伝送される場合は、前記第1の端末装置の送信波長
    前記第2の端末装置の受信波長と異なる場合に、前記
    第1及び第2の端末装置以外の端末装置において波長の
    変換が実施されることを特徴とする請求項6記載のネッ
    トワークシステム。
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