JP3231565B2 - 吸収器用伝熱管 - Google Patents
吸収器用伝熱管Info
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Description
式冷温水機等の吸収式熱交換器の吸収器に使用される吸
収器用伝熱管に関し、更に詳述すれば、伝熱性能及び組
み付け性等が優れた吸収器用伝熱管に関する。
器内を真空に保持し、冷媒を低温で蒸発し、その蒸発潜
熱により冷水を取り出しその冷水を空調に使用する。
おり、蒸発を連続的に得るために、蒸発器にて発生して
きた冷媒蒸気を吸収器の伝熱管表面に散布される吸収液
に吸収させ、胴内を一定の真空度に維持している。従っ
て、熱交換器の冷凍能力を向上させるためには、蒸発器
における冷媒蒸気の発生量を増加させると共に、吸収
量、即ち吸収能力を増加させる必要がある。吸収能力の
増加については、伝熱管の性能向上が最も有効な手段で
あり、種々の形状を有する伝熱管が検討され、提案され
ている。
平2−176378号に開示された技術においては、管
軸方向に連続する縦溝を配し、管軸直角方向に形成され
る山部と谷部が所定の関係をなす曲率からなる形状を有
する。
管軸方向の吸収液の揺動を妨げないという特徴を持つも
のであり、更に吸収液が谷部から山部を越える際に一層
の攪乱効果が得られる。
公昭46−67080号及び特公平5−22838号に
開示されている。これらは断続的な凹凸により吸収液を
攪乱し、又は滞留時間を長くするという特徴を有するも
のである。
た従来技術においては、ある程度の伝熱性能の向上が得
られるものの、下記に述べるように種々の問題点があっ
た。
2−176378号に開示されているような管軸方向に
連続した溝を設けた形状の伝熱管では、管の設置の方向
によっては伝熱性能に差が生じる。
部が位置するような配置とした場合、谷部に吸収液が溜
まりやすく、吸収液の排出がうまくいかないため、谷部
に吸収能力が低下した吸収液が残留し、伝熱性能の低下
を生じていた。また、吸収液の流量が増加すると、図1
0に示すように、管下部の山部で吸収液1がドロップア
ウトを生じることがあり、この場合にもやはり伝熱性能
の低下を生じていた。これらの弊害を防止するために
は、管群の列を山部が上になるように配置することが有
効であるが、この場合、冷凍機への管の挿入作業におい
て1本1本方向を確認しながら作業を進める必要があ
り、作業者に多大な負担がかかることになる。
留量が増加するため、冷凍サイクルを駆動させるための
吸収液の必要循環量が増加し、機器の重量が増加すると
いう欠点を有する。
伝熱管は、断続的な凹部を持つものであるが、図11に
示すように、凹部2が管周方向についてで1列とばしで
隣り合う列の凹部が重なった位置にあり、管軸方向に見
た場合、凹部が全く存在しない帯状の領域が存在する。
このため、冷媒蒸気の吸収に伴って、マランゴニ対流が
生じると、流下する吸収液が筋状に隆起し、且つ管軸方
向に揺動しながら流下するため、場所によっては図11
に示すように凹部に吸収液が流れ込まない箇所が出てく
る。この結果、吸収液の滞留が不十分となり、吸収性能
の向上が望めないという欠点がある。
は、上記実公昭46−67080号に記載の伝熱管の構
造を改良したものであるが、なお、以下に示す問題点が
ある。即ち、特公平5−22838号の伝熱管は吸収液
を管表面に少しでも長い時間滞留させるべく考えられた
構造であり、断続に設けた突起上を吸収液が乗り越える
ことなく、突起と突起の間の平坦部を吸収液が迂回しつ
つ流下するものである。
を長くし、且つ吸収液の滞留量を多くすることができる
が、必要以上に管表面に吸収液が滞留するため、前述し
たように吸収液の必要循環量が増加し、機器の重量が増
加する。更に、凹部によって吸収液の流路が決まり、突
起の頂部を乗り越えて吸収液が流下することがないた
め、突起の頂部が吸収液と接触しない。従って、伝熱管
の伝熱面積が有効に確保できず、伝熱性能を向上させる
には限界がある。
のであって、伝熱性能が優れており、且つ冷凍機への管
の組み付け時の作業性の低下を生じることなく、機器の
重量増加を防止できるという優れた特性を持つ吸収器用
伝熱管を提供することを目的とする。
熱管は、複数の管を水平に配置して構成される吸収器に
使用される吸収器用伝熱管において、管軸方向に延びる
複数の凹部を管軸方向に断続的に配列し、管周方向に隣
り合う凹部列において一方の列の凹部の中心と、他方の
列の凹部間の中心とが管軸方向に関して一致し、管周方
向に隣り合う列における凹部の重なり部分の長さL0と
凹部の長さLとの比L0/Lが0.2〜0.8であり、
凹部の管周方向の幅W1と凹部間の凸部の管周方向のW2
との比W1/W2が0.5〜2.5であり、凹部の深さh
が0.5〜1.5mmであり、凹部の長さLが10〜5
0mmであることを特徴とする。
少なくとも2部位以上に凹部を有しない非凹凸領域を設
け、管軸に直交する断面における凹部間の凸部の頂点を
結んだ包絡線からなる円の曲率半径R0と、前記非凹凸
領域の曲率半径Rとの比R0/Rが0.97〜1.03
になるようにすることができる。
は、以下の作用を有する。先ず、管軸方向に延びる断続
的な凹部の列を、管周方向に隣り合う列に関して、一方
の列の凹部の長さと、これに隣り合う他方の列の凹部と
の重なり長さの比が所定値になるように、配置してい
る。
前述したように、設置の方向により性能にバラツキが生
じるが、本発明に係る吸収器用伝熱管は断続した凹部を
持つため、方向性がなく管の上面を任意の方向に配置し
ても略一定の伝熱性能を示す。
開昭46−67080号のような問題が生じるが、本発
明ではこれらを適当な範囲に設定しているので、流下す
る吸収液が確実に凹部に流れ込み、吸収液が確実に凹部
に捕捉されると共に、吸収液が凹部内に適当量滞留す
る。また、本発明においては、特公平5−22838号
のように吸収液の決まった流路が形成されることはな
く、管壁を万遍なく濡らしながら吸収液が流下するた
め、高い吸収性能が得られる。
は本発明の実施例に係る吸収器用伝熱管10を示す正面
図、図2はその管軸に直交する断面図である。本発明の
伝熱管10においては、その周面に、管軸方向に延びる
凹部11が管軸方向に断続的に形成されており、この凹
部11は管軸方向に列をなして配列されている。このよ
うな凹部列が周方向に複数列設けられている。凹部11
間の領域は凸部12となる。また、管端部又は管軸方向
の適宜領域には、このような凹凸を有しない非凹凸領域
(以下、平坦部13という)が設けられている。
凹部11と凹部11との間の中心位置Qと、管軸方向に
関して一致するように、配列されている。この凹部11
の中心位置Pと、隣の列の凹部11と凹部11との間の
中心位置Qとが管軸方向に関して一致するとは、位置P
における管軸に直交する断面内に、位置Qが位置すると
いうことを意味している。また、このように位置Pと位
置Qとが管軸方向に一致するとは、厳密に一致する必要
はなく、実質的に一致していればよい。
部11はその端部で相互に重なり合い、この重なり部分
の長さL1とL2の和L0と、凹部11の長さLとの比L0
/Lが0.2〜0.8である。また、凹部11の深さh
は0.5〜1.5mmであり、凹部の長さLは10〜5
0mmである。更に、凹部11の管周方向の幅W1と凹
部間の凸部12の管周方向のW2との比W1/W2が0.
5〜2.5である。
重なりの長さL0と凹部の長さLとの比L0/Lを0.2
〜0.8としているが、L0/Lが0.8より大きい
と、加工が煩雑となる反面、連続した凹部を持つ伝熱管
と性能が略同一となり、L0/Lが0.2より小さいと
上述したように吸収液の捕捉が十分でなくなる。従っ
て、L0/Lは0.2〜0.8とする。
法並びに凹部と凸部の幅の比を所定の範囲に設定してい
る。凹部の深さを0.5〜1.5mmとしたのは、凹部
の深さが0.5mmより小さいと、吸収液の滞留が短
く、所定の吸収を行うことができないまま吸収液が流下
するためである。また、凹部の深さが1.5mmより大
きいと、吸収液の滞留が長くなり過ぎると共に、管表面
の吸収流量が増加し、吸収液の必要循環量が増加し、機
器の重量が増加する。凹部の深さを0.5〜1.5mm
とすることで、吸収液を適度に滞留させることができ
る。凹部の長さについては、50mmより長いと管表面
の吸収流量が増加して前述の問題を生じ、更に管の設置
方向による性能のバラツキが生じるようになる。凹部の
長さが10mmより短いと、凹部の加工箇所が増加する
反面、それ程大きな性能の向上は得られない。
周方向の幅W2との比W1/W2が0.5よりも小さい
と、吸収液の保持量が十分でなくなるため、吸収性能が
低下する。一方、W1/W2が2.5より大きいと、管軸
に直角の断面の流路面積が小さくなり過ぎ、管内の冷却
水の圧力損失が大きくなる。冷却水の移送は電動ポンプ
により行われているが、圧力損失が大きくなると、出力
の大きいポンプが必要となり、機器の総合エネルギ効率
が低下する。
吸収液が滞留し、且つ管内の冷却水の圧力損失も適当な
値となる。
含む少なくとも2カ所以上に非凹凸領域(平滑部:凹部
を有しない部分)を有することにより、冷凍機の管板へ
の取付が容易となる。また、冷凍機のバッフルプレート
(邪魔板)に相当する位置に平滑部を配置することがで
きる。従って、管板の穴と管とのクリアランスを小さく
することができ、冷凍機運転中の振動で管と管板がこす
れ合うことによって生じる管のフレッティングコロージ
ョンを抑制することができる。
線からなる円の曲率半径R0と、前記非凹凸領域の曲率
半径Rとの比R0/Rが1.03より大きいと、管の挿
入作業の際に管が管板の穴に引っかかり易く、挿入が困
難となり作業性が著しく低下する。R0/Rが0.97
より小さいと、管の断面流路面積が小さくなり、圧力の
損失が小さくなるため、上述した機器の総合エネルギ効
率の低下が生じる。本発明の伝熱管ではR0/Rを0.
97〜1.03としているので管の挿入作業の際に管が
管板の穴に引っかかることがなくスムーズに挿入でき、
作業性が良好であると共に、流路断面積の減少による圧
力損失の増加もない。
し、その特性を比較例と比較した結果について説明す
る。
(JIS H3300 C1201)からなる素管を使
用し、凹凸加工については、図8(a)に示す構造の装
置を用いて加工を施した。即ち、この装置は、管4の移
動方向に、ダイス5と、開閉式割ダイス6と、仕上ダイ
ス7とを配置し、管4を順次絞り加工する。
の中心から放射状に分割されて組み立てられるようにな
っており、管周方向に管に対して割りダイス6を角度β
で旋回運動させる駆動機構(図示せず)と割ダイス6を
管の半径方向に拡縮させる開閉機構(図示せず)とが設
けられている。管4を図の矢印方向に引き出すと共に、
一定周期で駆動機構が割ダイス6を往復運動させると共
に、開閉機構が開閉することにより、凹部を設けるため
の凹凸加工が行われる。
流には仕上げダイスが設けられており、凹凸加工されな
い平滑部を所定の寸法にサイジングしている。
ダイスの装置を開示したがこれは複数の開閉ダイスを回
転方向に位相をずらせてタンデムに配置した機構でも良
い。
後、脱脂処理として還元雰囲気中で250℃×1時間の
熱処理を施したものである。また、伝熱管の寸法は平滑
部が外形16mm、肉厚0.7mmであり、凹凸加工部
の外径は15.7〜16.0mmであり、その他の寸法
は下記表1に示すとおりである。なお、比較例1は連続
した凹部をもつ縦溝管で有り、比較例2は平滑管、則
ち、凹凸部を有しない管である。
の凹部の重なりの長さL0と凹部の長さLとの比L0/L
は略1.0となるように加工している。
段に配置し、表2に示す測定条件で伝熱性能を測定し
た。伝熱管の吸収能力は伝熱性能に略比例し、伝熱性能
が高いほど、高い吸収能力が得られることになる。
任意に設定し配置して伝熱性能を評価した。図3に示す
ように比較例の伝熱管は性能が高いものの性能のバラツ
キが約12%であり管の設置方向によるバラツキが大き
い。一方、本発明の実施例1及び2は高い伝熱性能を示
すと共に性能のバラツキが約5%以内と小さい値となっ
ている。
体流下特性について調べた例について説明する。図4は
液体流下特性を調べる装置を示す模式図であり、散布管
21から一定量の水を管23に滴下し、水が管下部から
床面24に伝わって流下する範囲を測定し、散布管21
の散布長さから差し引いた値、即ち、液切れ長さを測定
するものである。
ものであり、伝熱管の傾きが大きくなるにつれ液切れ長
さが増加するが、実施例1,2に比較して比較例3は液
切れ長さの増加の割合が大きい。即ち、本発明の伝熱管
は冷凍機に若干の傾きがあっても濡れ面積があまり減少
せず、性能の低下が殆ど生じないという優れた特性を持
つものである。大型冷凍機においては管が長尺のため自
重で撓む場合があり、また冷凍機の設置時に機器が若干
傾く場合がある。このような場合おいて従来の伝熱管で
は性能の低下が生じる可能性が高いが、本発明の伝熱管
では上述したように管の傾斜による性能低下を生じな
い。
性、管流路面積、伝熱性能、圧力損失については調査し
た実施例について説明する。
1/W2に対する吸収液の滞留量及び管内流路面積につい
て調べた例であり、夫々平滑管を基準とした時の比較値
を示したものである。また、凹部の深さhは1mmであ
り、凹部の長さLは30mmである。
り、W2は凸部の変曲点間の距離である。吸収液は濃度
55%のものを用いており、液の滞留量は管に散布した
吸収液の流量と管下部から流下する吸収液の差を求め単
位時間当たりの付着量を算出したものである。
積は大きいが、液の滞留量が小さい。W1/W2が2.5
より大きくなると液の滞留量は大きくなる、反面管内流
路面積が小さくなり過ぎる。管内流路面積が小さくなる
と管内を通過する冷却水の圧力損失が大きくなるため、
必要ポンプ動力が大きくなり、前述したように冷凍機の
総合効率が低下する。
流路面積の減少が大きくならずに液の滞留量を大きくす
ることができる。
圧力損失を調査した例を示す。性能評価の条件は前記表
2と同一の条件で実施した。また、W1/W2は2とし、
凹部の長さを30mmとした。
mmより小さいと、吸収液の滞留量が小さく性能の低下
が大きい。凹部の深さhが大きくなるにつれて性能が向
上するが、凹部の深さhが1.5mmを超えてもそれ程
性能の向上が得られない一方で、管内の圧力損失が増加
するため、上述したように冷凍機の総合効率が低下す
る。
影響について調査した例を示す。性能評価の条件は表2
の場合と略同じであるが、吸収液の流量を0.05mg
/m・s一定として性能を評価した。なお、ここでW1
/W2は2とし、hは1.0mmとし、凸部の長さは凹
部の長さLよりも略5〜10mm短い寸法で設定した。
す図である。Lが50mmよりも大きいと管の設置方向
による性能のバラツキは大きくなる。一方、Lが小さく
なるにつれ管の設置方向によるバラツキが少なくなる傾
向があるが10mmより小さくなると差異は認められな
くなると共に前述した開閉ダイスの開閉を頻繁に行う必
要があり、開閉の制御が煩わしくなるため、生産性が低
下する。
ツキを生じさせないで、且つ生産性を低下させずに加工
することが可能である。
りの長さL0と凹部の長さLとの比L0/Lと管外熱伝達
性能の関係について述べる。
1.0mmとしている。図12はL0/Lと管外熱伝達
率の関係を示す図で吸収液流量は0.05mg/m・s
一定である。L0/Lが0.8より大きいと管外熱伝達
率が低下する傾向にある。一方、L0/Lが0.2より
小さいと、管外熱伝達率の増加が殆どなくなる反面、上
述の連続した凹部を持つ伝熱管のように、管の設置方向
によってその性能に差がでている。従って、L0/Lは
0.2〜0.8が適正な範囲である。
凸部の断面形状は、先端を略平坦にした略台形状でもよ
いが、吸収液をスムーズに流下させるためには楕円等の
円弧状にすると、より一層効果的である。
しているが、他の金属材料、例えば鉄製伝熱管に本発明
を適用できることは勿論である。
起用伝熱管は、連続した凹部を管軸方向に適正な位置に
配置しているので、吸収液の流下のバラツキを抑制する
ことができ、且つ適度に吸収液を滞留させることができ
るので、管の設置方向による性能のバラツキが少ない。
更に、凹部寸法の適正化を図っているので、管に適度に
吸収液を滞留させることができると共に、管内冷却水の
圧力損失を適度に抑制することができ、冷凍機に若干の
傾斜が存在しても、性能のバラツキが少ない。また、請
求項2に記載のように、凹凸加工部の曲率半径R0と概
平滑部の曲率半径Rの比を適正な値に設定することによ
り、管の冷凍機への挿入性、即ち組み付け作業性が向上
する。
る。
あり、A−Aは凹凸加工部の断面図、B−Bは非凹凸領
域の断面図を示す。
流量(横軸)に対する管外熱伝達率(縦軸)を示すもの
である。
の模式図である。
を示す図である。
る液体流量及び管内流路面積比を示す図である。
損失比(平滑管比)を示す図である。
ある。
である。
ップアウトを生じている様子を示す模式図である。
図である。
L0と凹部の長さLとの比L0/Lと管外熱伝達性能の関
係を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の管を水平に配置して構成される吸
収器に使用される吸収器用伝熱管において、管軸方向に
延びる複数の凹部を管軸方向に断続的に配列し、管周方
向に隣り合う凹部列において一方の列の凹部の中心と、
他方の列の凹部間の中心とが管軸方向に関して一致し、
管周方向に隣り合う列における凹部の重なり部分の長さ
L0と凹部の長さLとの比L0/Lが0.2〜0.8であ
り、凹部の管周方向の幅W1と凹部間の凸部の管周方向
のW2との比W1/W2が0.5〜2.5であり、凹部の
深さhが0.5〜1.5mmであり、凹部の長さLが1
0〜50mmであることを特徴とする吸収器用伝熱管。 - 【請求項2】 管長手方向の管両端部を含む少なくとも
2部位以上に凹部を有しない非凹凸領域が設けられてお
り、管軸に直交する断面における凹部間の凸部の頂点を
結んだ包絡線からなる円の曲率半径R0と、前記非凹凸
領域の曲率半径Rとの比R0/Rが0.97〜1.03
であることを特徴とする請求項1に記載の吸収器用伝熱
管。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30670394A JP3231565B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 吸収器用伝熱管 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08159605A JPH08159605A (ja) | 1996-06-21 |
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JP30670394A Expired - Lifetime JP3231565B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 吸収器用伝熱管 |
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KR100518695B1 (ko) * | 1998-03-31 | 2005-10-05 | 산요덴키가부시키가이샤 | 흡수식 냉동기 및 그에 사용하는 전열관 |
CN104296579A (zh) * | 2014-07-29 | 2015-01-21 | 无锡塔尔基热交换器科技有限公司 | 一种换热管及其制造方法和装有该换热管的换热器 |
-
1994
- 1994-12-09 JP JP30670394A patent/JP3231565B2/ja not_active Expired - Lifetime
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