JP3231531B2 - 探知表示装置 - Google Patents

探知表示装置

Info

Publication number
JP3231531B2
JP3231531B2 JP35259293A JP35259293A JP3231531B2 JP 3231531 B2 JP3231531 B2 JP 3231531B2 JP 35259293 A JP35259293 A JP 35259293A JP 35259293 A JP35259293 A JP 35259293A JP 3231531 B2 JP3231531 B2 JP 3231531B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection signal
display
line
scope
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP35259293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07198831A (ja
Inventor
晋 片山
Original Assignee
株式会社光電製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社光電製作所 filed Critical 株式会社光電製作所
Priority to JP35259293A priority Critical patent/JP3231531B2/ja
Publication of JPH07198831A publication Critical patent/JPH07198831A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3231531B2 publication Critical patent/JP3231531B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】探知表示装置のAスコープ表示に
関する。
【0002】
【従来の技術】魚群探知機のAスコープ表示は、従来探
知信号データを記録紙に記録する場合に使用されてい
る。そして、記録紙の消耗を配慮して記録紙の送り速度
を遅くしてあるため、記録紙上の最新の探知信号データ
の記録は、前回あるいは前々回等の複数探知信号データ
の記録が重なっていて、最新の探知信号データの記録の
みを詳細に観察することが困難である。このため陰極線
表示管等に、最新の探知信号データのみAスコープとし
て表示している。
【0003】カラー魚群探知機では、探知信号データを
1本の表示線上に表し、その表示線を探知順に配列して
面表示にしている。このため、記録紙の場合のように複
数回の探知信号データの記録が重なって表示されること
はないが、所詮最新の探知信号データも1本の表示線上
に表示されている。
【0004】カラー魚群探知機でのAスコープ表示は、
探知信号レベルを単に長さで表示するだけでなく、探知
信号レベルに対応した表示色(通常赤、橙、黄、緑、薄
緑、白、薄青、青の各色、以後従来例の表示色とい
う。)として表示している。カラー魚群探知機を含め
て、従来の魚群探知機のAスコープ表示は、あくまで最
新の探知信号データが得られれば、今まで表示していた
前回探知信号データは消去され、今回の探知信号データ
によるAスコープ表示に置き換えて表示している。
【0005】図2は、Aスコープ表示を含む従来の魚群
探知機の代表的表示例である。ここでは表示画面全体、
すなわち表示エリヤ1と表示エリヤ2を合わせた表示画
素が横320、縦240ビットにした場合について説明
する。表示画面の左側の面表示エリヤ1の部分が、通常
の魚群探知機映像で、1回の探知は単に縦方向の1本の
線上に表示される。上端が海面で下端に向かって深度方
向の距離を表しており、最新の探知表示線を面表示エリ
ヤ1の右端に表示し、多数回の探知表示線、例えば24
0回分を探知順に配列して、最も古い探知表示線を左端
に表示している。
【0006】従って新たな探知毎に最新の探知表示線を
右端に表示するため、前回探知までに表示していた表示
線は各々1本分ずつ左方に移動して表示される。すなわ
ち、1回の探知毎に表示映像は左に移動し、最も古い左
端の探知表示線は消失するような表示になっている。表
示エリヤ1の映像は、表示線上の各点の表示色のみを探
知信号レベルに対応させて表示しており、探知信号レベ
ルに応じて表示の形状を変えて表現することはしていな
い。
【0007】図2の表示映像例で、発振線3は超音波発
射時の信号映像を、4a、4b、4cはそれぞれ魚群の
映像を、5は海底の映像を表している。表示画面の右側
はAスコープ表示エリヤ2である。表示の縦方向中央に
Aスコープ中央線6を設け、表示エリヤ1の深度方向の
距離と対応した距離をとり、Aスコープ中央線6と直角
な左右に表示する線の長さを探知レベルと対応させて表
示する。すなわちX−Y表示であり、これをAスコープ
表示と称している。
【0008】従来は最新の探知信号データ、すなわち表
示エリヤ1の右端に表示している表示線と同じデータを
Aスコープの形で表示している。発振線3の信号レベル
は大であるため、Aスコープ表示上での発振線7は、A
スコープ中央線6から左右に大きく表示され、表示色は
例えば最強レベル対応の赤色で表示される。魚群8bの
上下部分および魚群8cの信号レベルは弱く、Aスコー
プ中央線6から左右への広がりは小さく、また表示色は
例えば緑色や緑青色等で表示され、魚群8bの中央付近
はやや強く、左右の広がりもやや大きく表示色は例えば
黄色で表示される。海底9のAスコープ表示も当然同様
に左右の広がりと探知信号データレベルに対応した色で
表示される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のAスコープ表示
は、多数回の表示線で面表示している探知信号データの
内、最新の探知信号データ部分と全く同じ情報を単に表
示形態を変えて、拡大して強調表示しただけであり、単
に観察が容易になるだけで、前記最新の探知信号データ
表示部分と比較して、新たな情報は読み取れない。すな
わち、探知エコー信号の大きさ(距離方向の連続)やレ
ベルが探知経過毎に増大または縮小等の変化をしている
のか、探知エコーの距離が探知経過毎に近ずいているか
遠ざかっているか等、探知信号データの変化の情報をい
ち早く知りたくても従来のAスコープではそのような情
報は表示されていなかった。このため、前回の探知信号
データと今回の探知信号データをあわせて両者の変化が
観察できるようにしたAスコープ表示が望まれている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るため、今回の探知信号データと前回の探知信号データ
とを併記、重畳あるいは両探知信号データのレベル差を
強調して表示するため、多数回の探知信号データを記憶
する映像用メモリ24と映像用メモリ24に記憶したデ
ータの表示形態を加工する表示制御回路23を有し、操
作キーを操作することにより、前回の探知信号データと
今回の探知信号データを映像用メモリ24から読みだし
て、指示された表示形態に両データを変えて同時にAス
コープ表示する。
【0011】
【実施例】図2のようなAスコープを含んだ魚群探知映
像の内、表示エリヤ2の部分を図3〜図7のAスコープ
表示に置き替えた映像を実現するための1構成例は図1
のようになっている。操作キー19を操作することによ
り、CPU20を介して魚探制御部14に制御信号を与
える。魚探制御部14は、与えられた制御信号により送
信機15を駆動する。送信機15で超音波送信信号が作
られ、超音波の送受波器13から水中に向けて超音波送
信信号が超音波パルス信号としてを放射される。放射さ
れた超音波パルス信号は、魚群11や海底12によって
反射し探知エコー信号が帰来する。前記探知エコー信号
は、送受波器13で受波され電気信号に変換されたの
ち、受信機16で所定量増幅され、A−D変換回路17
でA−D変換した後探知距離に対応した所定のタイミン
グクロック周期でサンプリングされる。サンプリングさ
れた探知エコー信号は、1回の探知信号データとして距
離方向に240ビツトに区分された信号レベルとしてバ
ッファメモリ18に記憶される。
【0012】バッファメモリ18に記憶された1回の探
知信号データは、次回の探知を行う前に表示制御回路2
3(市販のグラフィックプロセッサ素子μPD7212
3(NEC製)などにより構成される。)を介して映像
用メモリ24に転送される。バッファメモリ18は、1
回の探知信号データ転送後次回の超音波の発射にともな
う探知信号データの取り込みに備える。映像用メモリ2
4(表示データ領域より広いデータ記憶領域を持つ)に
は、表示器25に面表示するための多数回の探知信号デ
ータが記憶される。映像用メモリ24に記憶された多数
回の探知信号データを表示器25のどの部分にどのよう
な形と色で表示するかは、表示制御回路23にCPU2
0を介して制御信号を与えることにより行う。表示器2
5に表示される探知信号データは、映像用メモリ24の
表示用領域に表示データとして作成される。表示制御回
路23からは表示器25へ同期信号が供給され、映像用
メモリ24の表示領域部分の前記表示データが前記同期
信号により繰り返し連続的に読み出されて表示器25に
表示される。
【0013】表示制御回路23は、線描画機能を用いて
表示場所、描画の線長と色等を指定することにより、映
像用メモリ24に記憶した多数回の探知信号データを前
記表示デーダとして作成し、図2のような表示を容易に
実現できる。詳細は後述する。表示制御回路23や魚探
制御部14等を管理制御するためのプログラムは、RO
M21に格納されている。この発明のAスコープ表示に
関する部分以外、すなわち、図2の表示例の左側の表示
エリヤ1の部分はこの発明においても従来技術と同様な
ので、以下右側のAスコープ表示エリヤ2の部分の図3
〜図7についてのみ説明する。なおAスコープ表示エリ
ヤ2を前記表示データ領域全域を用いて表示することも
可能である。
【0014】図3は請求項1および請求項2の実施例の
Aスコープ表示を示している。図3ではAスコープ中央
線6の右側に最新の探知信号データ、すなわち今回の探
知信号データによるAスコープ表示を、Aスコープ中央
線6の左側に前回の探知信号データによるAスコープ表
示を同時に行っている。
【0015】請求項1および請求項2の実施例のAスコ
ープ表示を実現するための手順を、図9および図9−3
を用いて説明する。操作キー19を操作することにより
Aスコープ表示を指定すると図9の処理が開始される。
P1で距離方向を240ビットに区分して記憶された探
知信号データの1ビット目を読み出すべくアドレス指定
する。P2で距離1ビット目の前回探知信号データを映
像用メモリ24から表示制御回路23を介してCPU2
0に読み出す。P3で距離1ビット目の今回探知信号デ
ータをCPU20に読み出す。P4で前回探知信号デー
タと今回探知信号データの信号レベル差を演算して求め
る。P5で距離1ビット目に対応するAスコープ中央線
6の縦方向の表示位置を指定する。図3に示す請求項1
および請求項2の実施例のAスコープ表示を行う場合
は、P6で判断されてYESの方向に分岐し図9−3の
以下の処理に移る。P31でAスコープ中央線の左側
に、前回探知信号データの信号レベルに対応した長さと
表示色の線を描くべく映像用メモリ24の表示データ領
域の位置を指定して表示データを書き替える。P32で
Aスコープ中央線の右側に、今回探知信号データの信号
レベルに対応した長さと表示色の線を描くべく映像用メ
モリ24の表示データ領域の位置を指定して表示データ
を書き替えて図9のに戻る。次にP10で探知信号デ
ータの2ビット目を読みだすべく、探知信号データの距
離方向アドレスをプラス1する。P11でアドレスが2
40に達したか否かを判定し、240に達するまで同じ
処理を繰り返す。以下の実施例の説明は、図3の前回探
知信号データおよび今回探知信号データを基に説明す
る。
【0016】図4は請求項3および請求項4の実施例に
よるAスコープ表示を示している。今回の探知信号デー
タと前回の探知信号データとを重畳してAスコープ表示
するものであり、両データ共にAスコープ中央線6の左
右に、探知信号レベルに対応した長さの線で表示する
が、前回探知信号データと今回探知信号データの信号レ
ベル差によって表示色を変えて表示する。
【0017】すなわち、前回探知信号レベルより今回探
知信号レベルが大きい場合は、前回探知信号レベルに相
当するAスコープ表示上の線長までは紫色などの従来の
表示色とは異なる色で表示し、前回探知信号レベルを超
えた部分に相当するAスコープ表示上の部分は、今回探
知信号レベルに対応した従来の表示色で表示する。
【0018】図4において魚群8bが前回探知信号レベ
ルより今回探知信号レベルが大なる表示であり、Aスコ
ープ中央線6寄りの前回探知信号レベル相当部分、すな
わち前回と今回の信号が重畳した信号レベル部分81b
は紫色で表示され、今回探知信号レベルの大なる部分に
対応した部分、すなわちAスコープ表示の魚群8bの左
右先端部82bは、それぞれの今回探知信号レベルに対
応した従来の表示色となっている。
【0019】図4において魚群8cの部分が前回探知信
号レベルが今回探知信号レベルより大なる表示である。
今回探知信号レベル相当のAスコープ表示上の線長ま
で、すなわち前回と今回の信号が重畳した信号レベル部
分は、今回の探知信号レベルに対応した従来の表示色で
表示し、前回探知信号レベルが大なる部分に相当する部
分すなわちAスコープ表示の魚群8cの左右先端部81
cは紫色で表示する。さらに、前回探知信号レベルと今
回探知信号レベルが等しい場合は、図4の発振線7の部
分のように紫色で表示する。海底9のAスコープ表示
は、最浅部が今回の探知信号データによる従来の表示色
で表示され、それより深い部分の表示は、前回探知信号
レベルが今回探知信号レベルより大であるので左右の先
端部が紫色表示となる。
【0020】請求項3および請求項4のAスコープ表示
を実現するための手順は、図9および図9−4であり、
図4の表示の場合は図9のP7で判断されて分岐する。
共通部分は省略して図9−4の以下について説明す
る。P41の判断で前回探知信号レベルと今回探知信号
レベルが等しい場合は、P45でAスコープ中央線6の
左右に探知信号レベルに対応した長さと紫色の線を描く
べく映像用メモリ24の表示データ領域の位置を指定し
て表示データを書き換え、から図9のP10の処理へ
戻る。P42で前回探知信号レベルが今回探知信号レベ
ルより大と判断した場合は、P43でAスコープ中央線
6の左右に今回探知信号レベルに対応した長さと今回探
知信号レベルに対応した表示色の線を描くべく映像用メ
モリ24の表示データ領域の位置を指定して表示データ
を書き替える。
【0021】P44で前回探知信号レベルと今回探知信
号レベルとの差に相当する長さの線を、今回探知信号レ
ベルを描いた左右の先端部に加えて、紫色の線を描くべ
く映像用メモリ24の表示データ領域の位置を指定して
表示データを書き替え、から図9のP10の処理へ戻
る。P42で今回探知信号レベルが前回探知信号レベル
より大と判断した場合は、P46でAスコープ中央線6
の左右に前回探知信号レベルに対応した長さと紫色の線
を描くべく映像用メモリ24の表示データ領域の位置を
指定して表示データを書き替える。P47で今回探知信
号レベルと前回探知信号レベルとの差に相当する長さの
線を、前回探知信号レベルを描いた左右の先端部に加え
て、今回探知信号レベルに対応した従来の表示色の線を
描くべく映像用メモリ24の表示データ領域の位置を指
定して表示データを書き替え、から図9のP10の処
理へ戻る。
【0022】図5は請求項5および請求項6の実施例に
よるAスコープ表示を示している。前回探知信号レベル
と今回探知信号レベルの差のみをAスコープ中央線6の
左右に振り分けて表示するものであり、前回探知信号レ
ベルと今回探知信号レベルが等しい発振線部分は差がゼ
ロなのでAスコープ表示がなくなり、前回探知信号レベ
ルより今回探知信号レベルが大なる部分は、Aスコープ
中央線6の右側に両者の探知信号レベルの差に相当する
長さの線と前記レベルの差に対応する従来の表示色で表
示する。
【0023】今回探知信号レベルより前回探知信号レベ
ルが大なる部分は、Aスコープ中央線6の左側に両者の
探知信号レベルの差に相当する長さの線と前記レベルの
差に対応する従来の表示色で表示する。
【0024】請求項5および請求項6のAスコープ表示
を実現するための手順は、図9および図9−5であり、
図5の表示の場合は図9のP8で判断されて分岐する。
共通部分は省略して図9−5の以下について説明す
る。P51の判断で前回探知信号レベルと今回探知信号
レベルが等しい場合は、P54でAスコープ中央線6の
左右両側にゼロ信号の表示をすべく表示データ領域の位
置を指定して表示データをゼロ信号色に書き替えた後、
から図9のP10の処理へ戻る。
【0025】P52で前回探知信号レベルが今回探知信
号レベルより大と判断した場合は、P53で前回の探知
信号レベルと今回の探知信号レベルのレベルの差に相当
した長さの線と前記レベルの差に対応した従来の表示色
を指定して、Aスコープ中央線6の左側に線を描くべく
映像メモリ24の表示データ領域の位置を指定して表示
データを書き替え、から図9のP10の処理へ戻る。
P52で今回探知信号レベルタが前回探知信号レベルよ
り大と判断した場合は、P55で今回の探知信号レベル
と前回の探知信号レベルのレベルの差に相当した長さの
線と前記レベルの差に対応した従来の表示色を指定し
て、Aスコープ中央線6の右側に線を描くべく映像用メ
モリ24の表示データ領域の位置を指定して表示データ
を書き替え、から図9のP10の処理へ戻る。
【0026】図6は請求項7および請求項8の実施例に
よるAスコープ表示を示している。前回探知信号レベル
と今回探知信号レベルのレベルの差をAスコープ中央線
6の左右に広げて表示する。今回探知信号レベルが前回
探知信号レベルより大なる場合は、レベルの差に相当す
る長さの線をAスコープ中央線6の左右に表示すると共
に、従来例の表示色に用いられていない茶色で表示す
る。前回探知信号レベルが今回探知信号レベルより大な
る場合は、レベルの差に相当する長さの線を、Aスコー
プ中央線6の左右に表示すると共に、従来例の表示色に
用いられていない紫色で表示する。
【0027】請求項7および請求項8のAスコープ表示
を実現するための手順は、図9および図9−6であり、
図6の表示の場合は図9のP9で判断されて分岐する。
共通部分は省略して図9−6の以下について説明す
る。
【0028】P61の判断で前回探知信号レベルと今回
探知信号レベルが等しい場合は、P64でAスコープ中
央線6の左右両側にゼロ信号の表示をすべく映像用メモ
リ24の表示データ領域の位置を指定して表示データを
ゼロ信号色に書き替えた後、から図9のP10の処理
へ戻る。P62で前回探知信号レベルが今回探知信号レ
ベルより大と判断した場合は、P63で前回探知信号レ
ベルと今回探知信号レベルのレベルの差に相当した長さ
の線と紫色の線をAスコープ中央線6の左右両側に描く
べく映像用メモリ24の表示データ領域の位置を指定し
て表示データを書き替えて、から図9のP10の処理
へ戻る。P62で今回探知信号レベルが前回探知信号レ
ベルより大と判断した場合は、P65で今回探知信号レ
ベルと前回探知信号レベルのレベルの差に相当した長さ
の線と茶色の線をAスコープ中央線6の左右両側に描く
べく映像用メモリ24の表示データ領域の位置を指定し
て表示データを書き替えて、から図9のP10の処理
へ戻る。
【0029】図7は請求項9および請求項10の実施例
によるAスコープ表示を示している。図6のAスコープ
中央線6の左側部分を図7のAスコープ中央線6の左側
に表示し、図3のAスコープ中央線6の右側部分を図7
のAスコープ中央線6の右側に表示している。すなわち
前回探知信号レベルと今回探知信号レベルのレベルの差
に相当した長さの線と従来例の表示色をAスコープ中央
線6の左側に、今回探知信号レベルに相当する長さの線
と今回探知信号レベルに対応した従来例の表示色をAス
コープ中央線6の右側に表示するものである。
【0030】請求項9および請求項10のAスコープ表
示を実現するための手順は、図9および図9−7であ
り、図7の表示の場合は図9のP9で判断されて分岐す
る。共通部分は省略して図9−7の以下について説明
する。
【0031】P71でAスコープ中央線6の右側に今回
探知信号レベルに相当した長さと従来例の表示色の線を
描くべく映像用メモリ24の表示データ領域の位置を指
定して表示データを書き替える。P72の判断で前回探
知信号レベルと今回探知信号レベルが等しい場合は、P
75でAスコープ中央線6の左側にゼロ信号の表示をす
べく映像用メモリ24の表示データ領域の位置を指定し
て表示データをゼロ信号色に書き替えた後、から図9
のP10の処理へ戻る。
【0032】P73で前回探知信号レベルが今回探知信
号レベルより大と判断した場合は、P74で前回探知信
号レベルと今回探知信号レベルのレベルの差に相当した
長さの線と紫色の線をAスコープ中央線6の左側に描く
べく映像用メモリ24の表示データ領域の位置を指定し
て表示データを書き替えて、から図9のP10の処理
へ戻る。P73で今回探知信号レベルが前回探知信号レ
ベルより大と判断した場合は、P76で今回探知信号レ
ベルと前回探知信号レベルのレベルの差に相当した長さ
の線と茶色の線をAスコープ中央線6の同様に左側に描
くべく映像用メモリ24の表示データ領域の位置を指定
して表示データを書き替えて、から図9のP10の処
理へ戻る。
【0033】以上、図3〜図7を用いて説明した表示例
は、全て前回探知信号データと今回探知信号データとを
用いて表示するもので、探知信号レベルの変化を容易に
観察できるようにしたものである。なお、図3〜図7の
Aスコープ表示に加え、従来通りの図2に示すAスコー
プ表示を必要に応じて選択して切り替えて表示したり、
また、前回探知信号データと今回探知信号データの他、
前々回と今回とを比較したり、Aスコープ表示を例えば
2本表示して3〜4回の探知信号データを表示する等の
応用は使用目的に応じて容易に変形実施できる。
【0034】
【発明の効果】図3の表示例では、発振線7はAスコー
プ中央線6の左右ともに同じであり、前回と今回の探知
信号レベルが同じレベルであることが分かり、魚群8b
はAスコープ中央線の右側が長く、探知信号レベルが大
なる表示色なので、前回探知より今回の探知の方が魚群
が増大していることが読み取れる。魚群8cは逆に魚群
の減少が分かる。海底9はAスコープ中央線6の右側の
映像が縦方向の上に移動しているので、海底が浅くなる
方向に変化していることが分かる。図6の表示例では茶
色表示部分は、今回探知信号レベルが大であり前回と今
回との探知信号レベルの差はAスコープ表示の長さで知
ることができる。また、図6の紫色表示部分は前回探知
信号レベルが大であり、前回と今回との探知信号レベル
の差はAスコープ表示の長さで知ることができる。この
発明の他の実施例のAスコープ表示では、前回と今回の
探知信号データ、または/および前回と今回との探知信
号レベルの差をAスコープとして表示するので、探知の
経過による変化すなわち魚群の増大や縮小の状態、海底
の変化等が分かり易く、表示される。従って、速やかな
判断が可能となり、漁労の効率向上に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実現するための構成例
【図2】Aスコープ表示を含む従来の魚群探知機の代表
的表示例
【図3】請求項1および請求項2によるAスコープ表示
【図4】請求項3および請求項4によるAスコープ表示
【図5】請求項5および請求項6によるAスコープ表示
【図6】請求項7および請求項8によるAスコープ表示
【図7】請求項9および請求項10によるAスコープ表
示例
【図8】表示色の例
【図9】本発明によるAスコープ表示のためのフローチ
ャート
【図9−3】本発明によるAスコープ表示のためのフロ
ーチャート
【図9−4】本発明によるAスコープ表示のためのフロ
ーチャート
【図9−5】本発明によるAスコープ表示のためのフロ
ーチャート
【図9−6】本発明によるAスコープ表示のためのフロ
ーチャート
【図9−7】本発明によるAスコープ表示のためのフロ
ーチャート
【符号の説明】
1・・・・面表示エリヤ 2・・・・Aスコープ表示エリヤ 3・・・・発振線映像 4a・・・魚群映像 4b・・・魚群映像 4c・・・魚群映像 5・・・・海底映像 6・・・・Aスコープ中央線 7・・・・発振線映像 8b・・・魚群映像 8c・・・魚群映像 9・・・・海底映像 11・・・魚群 12・・・海底 13・・・送受波器 14・・・魚探制御部 15・・・送信機 16・・・受信機 17・・・A−D変換回路 18・・・バッファメモリ 19・・・操作キー 20・・・CPU 21・・・ROM 22・・・RAM 23・・・表示制御回路 24・・・映像用メモリ 25・・・表示器

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス信号を繰り返し放射し、その反射
    信号を探知信号として受信し、前記探知信号をサンプリ
    ングし、A−D変換して順次記憶する手段と、前記記憶
    した探知信号をAスコープ表示する手段とを具備する探
    知表示装置において、 順次記憶した探知信号の内任意の順番の探知信号をAス
    コープ表示の距離表示線と直角な1方に当該探知信号の
    レベルに対応した長さの線で表示する手段と、順次記憶
    した探知信号の内他の任意の順番の探知信号をAスコー
    プ表示の距離表示線と直角な他の一方に当該探知信号の
    レベルに対応した長さの線で表示する手段とを具備した
    ことを特徴とする探知表示装置
  2. 【請求項2】 Aスコープ表示の距離表示線と直角な探
    知信号のレベルに対応した長さの線を当該探知信号のレ
    ベルに対応した線種、表示色、輝度で表示する手段を具
    備したことを特徴とする請求項1の探知表示装置
  3. 【請求項3】 パルス信号を繰り返し放射し、その反射
    信号を探知信号として受信し、前記探知信号をサンプリ
    ングし、A−D変換して順次記憶する手段と、前記記憶
    した探知信号をAスコープ表示する手段とを具備する探
    知表示装置において、 順次記憶した探知信号の内任意の順番の探知信号をAス
    コープ表示の距離表示線と直角な両方向に当該探知信号
    のレベルに対応した長さの線として表示する手段と、順
    次記憶した探知信号の内他の任意の順番の探知信号をA
    スコープ表示の距離表示線と直角な両方向に前記任意の
    順番の探知信号の表示に重畳して表示する手段と、 を具備したことを特徴とする探知表示装置
  4. 【請求項4】 前記任意の順番の探知信号のレベルと前
    記他の任意の順番の探知信号のレベルとを比較する手段
    と、 当該両探知信号のレベルの差に対応したAスコープ表示
    の距離表示線と直角な長さの線および当該両探知信号の
    レベルに対応したAスコープ表示の距離表示線と直角な
    長さの線をそれぞれの線種、表示色、輝度で表示する手
    段と、 を具備したことを特徴とする請求項3の探知表示装置
  5. 【請求項5】 パルス信号を繰り返し放射し、その反射
    信号を探知信号として受信し、前記探知信号をサンプリ
    ングし、A−D変換して順次記憶する手段と、前記記憶
    した探知信号をAスコープ表示する手段とを具備する探
    知表示装置において、 前記任意の順番の探知信号のレベルと前記他の任意の順
    番の探知信号のレベルとを同一距離において比較する手
    段と、 当該一方のレベルが大な場合は、Aスコープ表示の距離
    表示線と直角な一方に当該レベルの差に対応した長さの
    線で表示し、当該他の一方のレベルが大な場合は、Aス
    コープ表示の距離表示線と直角な他の一方に当該レベル
    の差に対応した長さの線で表示する手段と、 を具備したことを特徴とする探知表示装置
  6. 【請求項6】 Aスコープ表示の距離表示線と直角な前
    記両レベルの差に対応した長さの線を当該レベルの差に
    対応した線種、表示色、輝度で表示する手段を具備した
    ことを特徴とする請求項5の探知表示装置
  7. 【請求項7】 パルス信号を繰り返し放射し、その反射
    信号を探知信号として受信し、前記探知信号をサンプリ
    ングし、A−D変換して順次記憶する手段と、前記記憶
    した探知信号をAスコープ表示する手段とを具備する探
    知表示装置において、 前記任意の順番の探知信号のレベルと前記他の任意の順
    番の探知信号のレベルとを同一距離において比較する手
    段と、 Aスコープ表示の距離表示線と直角な両方向に、当該両
    探知信号のレベルの差に対応した長さの線で表示する手
    段と、 を具備したことを特徴とする探知表示装置
  8. 【請求項8】 前記任意の順番の探知信号のレベルが大
    な場合と、前記他の任意の順番の探知信号のレベルが大
    な場合とで、当該両探知信号のレベルの差に対応したA
    スコープ表示の距離表示線と直角な長さの線をそれぞれ
    の場合に対応した線種、表示色、輝度で表示する手段を
    具備したことを特徴とする請求項7の探知表示装置
  9. 【請求項9】 パルス信号を繰り返し放射し、その反射
    信号を探知信号として受信し、前記探知信号をサンプリ
    ングし、A−D変換して順次記憶する手段と、前記記憶
    した探知信号をAスコープ表示する手段とを具備する探
    知表示装置において、 前記任意の順番の探知信号のレベルと前記他の任意の順
    番の探知信号のレベルとを同一距離において比較する手
    段と、 Aスコープ表示の距離表示線と直角な一方向に、当該両
    探知信号のレベルの差に対応した長さの線を表示する手
    段と、 前記任意の順番の探知信号または前記他の任意の順番の
    探知信号のどちらか一方のレベルに対応した長さの線を
    Aスコープ表示の距離表示線と直角な他の一方向に表示
    する手段と、 を具備したことを特徴とする探知表示装置
  10. 【請求項10】 前記任意の順番の探知信号のレベルが
    大な場合と、前記他の任意の順番の探知信号のレベルが
    大な場合とで、当該両探知信号のレベルの差に対応した
    Aスコープ表示の距離表示線と直角な一方向の長さの線
    をそれぞれの場合に対応した線種、表示色、輝度で表示
    する手段と、 Aスコープ表示の距離表示線と直角な他の一方向に前記
    任意の順番の探知信号または前記他の任意の順番の探知
    信号のどちらか一方の探知信号のレベルに対応した長さ
    の線を当該探知信号のレベルに対応した線種、表示色、
    輝度で表示する手段を具備したことを特徴とする請求項
    9の探知表示装置
  11. 【請求項11】 前記任意の順番の探知信号と前記他の
    任意の順番の探知信号とがそれぞれ前記順次記憶された
    探知信号の最新の探知信号と当該最新の探知信号の1回
    前の探知信号である請求項1乃至請求項10の探知表示
    装置
JP35259293A 1993-12-29 1993-12-29 探知表示装置 Expired - Lifetime JP3231531B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35259293A JP3231531B2 (ja) 1993-12-29 1993-12-29 探知表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35259293A JP3231531B2 (ja) 1993-12-29 1993-12-29 探知表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07198831A JPH07198831A (ja) 1995-08-01
JP3231531B2 true JP3231531B2 (ja) 2001-11-26

Family

ID=18425105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35259293A Expired - Lifetime JP3231531B2 (ja) 1993-12-29 1993-12-29 探知表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3231531B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4771597B2 (ja) * 2001-01-16 2011-09-14 古野電気株式会社 水中探知装置
CN104062662B (zh) * 2014-07-03 2016-08-17 哈尔滨工程大学 一种多方位扫描网位仪

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07198831A (ja) 1995-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101069647B (zh) 超声波图像取得装置及超声波图像显示方法
US8698797B2 (en) Method and device for generating multi-views three-dimensional (3D) stereoscopic image
CN100462053C (zh) 超声波诊断装置和断层图像处理装置
JP2008100061A (ja) 超音波映像を形成する超音波システム及び方法
JPS63109587A (ja) ビデオ表示上の物体に対して表示するために適切な走査線を計算する方法およびビデオスクリーン上に物体を表示するために必要なピクセルデータを検索する装置
JP3231531B2 (ja) 探知表示装置
JPS582628B2 (ja) 映像表示装置
KR20020032619A (ko) 영상 처리 시스템, 장치, 방법 및 컴퓨터 프로그램
JPH0713788B2 (ja) 画像表示装置
JPH04339288A (ja) 魚群探知機における画像表示法
JP2004000551A (ja) 内視鏡形状検出装置
JP2003325512A (ja) 超音波診断装置
JPS58205875A (ja) 水中物映像表示方法
JPH04265881A (ja) 魚群探知機
WO2020082219A1 (zh) 一种超声成像方法、系统
JP4082981B2 (ja) 超音波探査装置
JP2001319225A (ja) 3次元入力装置
JP3994004B2 (ja) 超音波探査装置
KR820000217B1 (ko) 어군 탐지기(魚群探知機)
JP2989066B2 (ja) 魚群探知機
KR840002011Y1 (ko) 어군탐지기(魚群探知機)의 탐지상 표시장치
JPH04295346A (ja) 超音波断層装置
JPH0481750B2 (ja)
JP2530971B2 (ja) 船舶位置探索表示装置
JP2004361126A (ja) レーダ装置および類似装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term