JP3231192B2 - エンジンにおけるブリーザ装置 - Google Patents

エンジンにおけるブリーザ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのクランク室
に設けられる、ブリーザ装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に内燃機関等の往復動型エンジンで
は、そのクランクケースに、シリンダとピストンとの間
隙からクランク室内に吹き抜けたブローバイガスを取出
して該エンジンの吸気系に還流させるようにした、ブリ
ーザ装置を備えている(たとえば実開昭59−6221
1号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来のも
のでは、クランクシャフトの軸受部にブリーザ室が設け
られるが、かかるブリーザ室は、その入口が直接クラン
ク室内に開口しているため、クランクシャフトの回転に
伴うピストンの往復運動に起因するクランク室のボリュ
ーム変動によりブリーザ室内に流入したブローバイガス
がクランク室内に逆流する虞があり、かかる虞を解消す
るには、ブリーザ入口を開閉する、ブリーザバルブやカ
バーを別途に設けたり、逆流を阻止すべくブリーザ室や
ブリーザ通路構造を工夫したりする必要があり、コスト
高を招くという課題がある。
【0004】本発明はかかる実情にかんがみてなされた
もので、前記課題を解決した、構成簡単なブリーザ装置
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本請求項1記載の発明によれば、クランクケースの
対向壁に一体に形成した軸受部によりピストンに連接
され軸線が水平なクランクシャフトを回転自在に支承し
てなるエンジンにおいて、一方の軸受部の外周部に環状
のブリーザ室を形成し、このブリーザ室とクランク室と
を仕切るブリーザ室の内壁には、それら両室を連通する
只1個の開口であるブリーザ入口を、クランクシャフト
の下方において開口、該ブリーザ室の外周壁にブリ
ーザ出口を開口し、前記クランクシャフトのクランクウ
エブ部には、該クランクシャフトの、ピストン上昇方向
の回転時には前記ブリーザ入口を閉じ、またそのピスト
ン下降方向への回転時には前記ブリーザ入口を開くブリ
ーザバルブを形成したことを特徴としている。
【0006】また上記目的達成のため、本請求項2記載
の発明によれば、前記請求項1記載の発明のものにおい
て、前記ブリーザ室の、開口外端面を、前記クランクシ
ャフトを貫通するオイルシールにより、油密に封緘した
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】前記本請求項1記載の発明によれば、クランク
ケースの一側壁に形成されるブリーザ室にクランク室内
のブローバイガスを積極的に流入させると共にそのブリ
ーザ室に流入したブローバイガスのクランク室内への逆
流を阻止することができてブリーザ機能を高めることが
でき、またクランクウエブに一体に形成したブリーザバ
ルブによりブリーザ入口を開閉することができて部品点
数が削減され、ブリーザ装置のコストダウンを達成する
ことができ、さらにブリーザ室にブローバイガスと共に
流入した潤滑オイルミストによりクランクシャフトの、
無強制潤滑の軸受部を能率よく潤滑することができる。
【0008】また前記本請求項2記載の発明によれば、
ブリーザ室にブローバイガスと共に流入した潤滑オイル
ミストによりクランクシャフトの軸受部の外にオイルシ
ールをも潤滑することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
について説明する。
【0010】図1は、本発明装置を備えたOHCエンジ
ンの、クランク軸線に沿って縦断した、図2の1−1線
に沿う縦断面図、図2は、図1の2−2線に沿う縦断面
図、図3は、図1の3−3線に沿う縦断面図、図4は、
図1の4−4線に沿う拡大断面図、図5は、図1の5−
5線に沿う拡大断面図である。
【0011】OHCエンジンは空冷の単気筒であって、
その主体部分を構成する、エンジン本体Eは、Feある
いはAl合金等の軽合金製であり、シリンダブロック
1、シリンダヘッド2およびクランクケース半体3を一
体成形して構成されている。前記クランクケース半体3
には、これと同一材料により別体に成形される他のクラ
ンクケース半体4を一体に結合されてクランクケース5
が形成される。すなわち一方のクランクケース半体3お
よび他方のクランクケース半体4には、それぞれシリン
ダ軸線L1 −L1 およびクランクシャフト軸線L2 −L
2 を共に横切るように斜めにカットされた接合面31
1 が形成され、これらの接合面31 ,4 1 を衝合し、
それらを複数の連結ボルト6…により一体に結合してク
ランクケース5が構成される。そしてこのクランクケー
ス5内のクランク室16には、通常のように潤滑オイル
が貯留される。クランクケース半体3,4にそれぞれ形
成したクランク軸受部7,8の軸受孔71 ,81 には、
クランクシャフト9のジャーナル軸部91 ,92 がそれ
ぞれ直接回転自在に支承されており、それらの軸受部
7,8は、クランク室16内の潤滑オイルにより無強制
潤滑される。クランクシャフト9の一端には通常のよう
にフライホイール10が固着される。
【0012】なお、クランク軸受部7,8には、面軸受
等を介してクランク軸を支承してもよいことは勿論であ
る。
【0013】シリンダブロック1のシリンダバレル部1
1 の外周には、通常のように複数条の冷却フィン111
…が一体に突設されており、またシリンダブバレル11
内のシリンダボア11には、ピストン12が摺動自在に
嵌合されている。そしてこのピストン12の頂面と、こ
れに対面するシリンダヘッド2の壁面とにより燃焼室1
5が形成される。ピストン12には、ピストンピン13
を介してコンロッド14の小端部が回動自在に連結さ
れ、このコンロッド14の大端部に、クランクシャフト
9のクランクピン93 が回動自在に連結される。
【0014】図3に最も明瞭に示すように、前記シリン
ダヘッド2には、エンジン本体Eのシリンダ軸線L1
1 を挟んでその両側に、吸気ポート17と排気ポート
18とが形成され、これらのポート17,18の、前記
燃焼室15への開口端には、それぞれ弁座19,20が
一体に圧入嵌合される。吸気ポート17はシリンダヘッ
ド2内を一側方に延長されてその外端は、シリンダヘッ
ド2の一側外面に開口されて吸気管21に接続され、ま
た排気ポート18は、シリンダヘッド2内を他側方に延
長されてその外端は、シリンダヘッド2の他側外面に開
口されて排気管22に接続される。またシリンダヘッド
2には、シリンダ軸線L1 −L1 を挟んでそれと略平行
な弁ガイド孔23,24が形成され、一方の弁ガイド孔
23には、前記吸気ポート17を開閉し得る吸気弁25
のステム部が摺動自在に挿通され、また他方の弁ガイド
孔24には、前記排気ポート18を開閉し得る排気弁2
6のステム部が摺動自在に挿通される。そして吸、排気
弁25,26のステム部は、前記動弁カム36の軸方向
の投影面内にある。吸気弁25と排気弁26のステム部
の上端にそれぞれ係合したバネ座27,28と、シリン
ダヘッド2の、吸、排気ポート17,18の上面に形成
されるバネ座面29,30間には、それぞれコイルバネ
よりなる弁バネ31,32が縮設されており、これらの
弁バネ31,32は、それぞれ吸、排気弁25,26を
閉弁方向に付勢して、それらの弁25,26の弁部を弁
座19,20に着座させる。前記吸、排気弁25,26
の一側方において、燃焼室15の上壁に点火プラグ34
が螺着される(図1)。
【0015】図1に示すように、シリンダヘッド2に
は、シリンダ軸線L1 −L1 上において、クランクシャ
フト9と平行にカムシャフト35が軸架され、このカム
シャフト35には、単一の動弁カム36が回転自在に支
承されており、この動弁カム36に調時被動コグプーリ
37が一体に形成されている。一方前記クランクシャフ
ト9には、前記調時被動コグプーリ37に対応して調時
駆動コグプーリ38が嵌合固着されており、これらのコ
グプーリ37,38間に、無端状調時コグベルト39が
懸回されており、これら両プーリ37,38およびコグ
ベルト39とにより調時伝動機構Tが構成されている、
クランクシャフト9の回転によれば、前記調時伝動機構
Tを介してこれと1/2の回転比をもって動弁カム36
が回転される。
【0016】なお、前記動弁カム36とカムシャフト3
5とは一体に形成してもよく、この場合カムシャフト3
5はシリンダヘッド2に回転自在に支承される。
【0017】調時駆動コグプーリ38には駆動歯車40
が一体に形成されており、この駆動歯車40はガバナー
等の付属機器を駆動するようになっている。
【0018】図4に最も明瞭に示すように、シリンダヘ
ッド2には、前記単一のカムシャフト35を挟んで、そ
の両側上部に対称的にカムフォロアシャフト41,42
が支持されており、それらのカムフォロアシャフト4
1,42には、それぞれ吸、排気カムフォロア43,4
4の中間部が回転自在に支承されている。吸、排気カム
フォロア43,44は前記動弁カム36を挟んで対称的
に配設されていて何れも略同一形状の二股状に形成され
ており、前記吸、排気弁25,26の上端に向かって互
いに近づく方向に略水平に延びる一方のアーム部4
1 ,441 と、動弁カム36の下部に向かって互いに
近づく方向に斜め下向きに延びる、他方のアーム部43
2 ,442 を有している。そして第1アーム部431
441 の先端にはそれぞれロックナット45,46を螺
着したアジャストスクリュウ47,48が螺挿されてお
り、それらのアジャストスクリュウ47,48の下端
は、前記吸、排気弁25,26の上端に弁バネ31,3
2の弾発力により圧接される。また他方のアーム部43
2 ,442 の端部には、それぞれスリッパ面49,50
が形成され、これらのスリッパ面49,50は、動弁カ
ム36の回転中心Cよりも下方において該動弁カム36
のカム面に斜め上方に向かって圧接される。
【0019】なお、前記スリッパ面49,50は他方の
アーム部432 ,442 と一体に形成してもよく、ある
いは別体に形成してそれらを一体に接合するようにして
もよい。
【0020】シリンダヘッド2の開放上面には、ヘッド
カバー52が被着され、前記吸気管21の外端には、エ
アクリーナ53が接続され、また排気管22の外端に
は、排気チャンバー54が接続される。
【0021】エンジン本体Eのクランクケース半体3に
は、クランクケース5内のブローバイガスを吸気系のエ
アクリーナ53に還流させるためのブリーザ装置Brが
設けられる。
【0022】次にこのブリーザ装置Brの構造について
説明すると、図1,5に示すようにクランクケース半体
3において、クランクシャフト9の軸受部7の外周に
は、環状のブリーザ室57が形成されている。このブリ
ーザ室57は、この軸受部7と、クランクシャフト9を
貫通してクランク室16の開口部を油密に封緘するオイ
ルシール58と、前記軸受部7の外周を環状に囲繞する
クランクケース5の一部とより構成されている。クラン
クシャフト9の下方において、クランク室16とブリー
ザ室57とを仕切るブリーザ室57の内壁571 には、
ブリーザ室57をクランク室16に連通する只1個の開
口であるブリーザ入口59が開口されており、このブリ
ーザ入口59はクランクシャフト9の近傍にある。
【0023】一方クランクシャフト9のクランクウエブ
部94 の、前記ブリーザ入口59に対面する外端面に
は、前記ブリーザ入口59を開閉し得るブリーザバルブ
60が一体に凸設されている。そして図1〜3に示すよ
うにピストン12が上死点にあるとき、前記ブリーザ入
口59は、前記ブリーザバルブ60により閉じられ、ま
たピストン12が下降して下死点近傍に達すれば、前記
ブリーザ入口59は開口されて、クランク室16内に開
口されるようになっている。またクランクケース5の一
部よりなる、ブリーザ室57の外周壁572 には,該室
57を外気に開口するブリーザ出口61が開口されてお
り,このブリーザ出口61は、ブリーザパイプ62を介
して吸気系の前記エアクリーナ53に連通される。
【0024】次にこの実施例の作用について説明する。
【0025】いま機関の始動によりクランクシャフト9
が回転(図1,2矢印a方向)されると、調時伝動機構
Tを介して単一の動弁カム36が1/2の減速比をもっ
て回転(図2,4矢印b方向)される。この動弁カム3
6のカム面に連接される吸、排気カムフォロア43,4
4はそれぞれ所定のタイミングをもって揺動駆動され、
これにより吸、排気弁25,26は弁バネ31,32と
協働して所定のタイミングを以って開閉駆動され、通常
のように機関の運転が行なわれる。
【0026】ところでエンジンの運転により、ピストン
12が下死点近傍に達すれば、前記ブリーザ装置Brの
ブリーザ入口59が開口し、クランク室16内に貯留さ
れるブローバイガスは、ピストン12の下降により加圧
されてブリーザ室57に入り、そこからブリーザパイプ
62を通って吸気系のエアクリーナ53に還流される。
また潤滑オイルミストを含んだクランク室16内の気流
は、クランクシャフト9の回転に引きずられて軸受部7
回りに向かって流れるため、その軸受部7回りに潤滑オ
イルが集まり易く、これが軸受部7の近傍に開口するブ
リーザ入口59を通ってブローバイガスと共にブリーザ
室57に流入し、ブリーザ室57内のクランクシャフト
9の軸受部7の軸受面およびオイルシール58を潤滑す
ることができる。
【0027】またピストン12が上死点近傍に達すれ
ば、図1,2に示すようにクランクウエブ部94 に一体
に形成される、前記ブリーザバルブ60が前記ブリーザ
入口59を閉じるので、ピストン12の上昇によりクラ
ンク室16内が減圧傾向になってもブリーザ室57に流
入したブローバイガスが、クランク室16に逆流するこ
とがない。
【0028】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば本発明
を多気筒エンジン、あるいは水冷式エンジンにも実施で
きることは勿論である。また前記実施例ではクランクシ
ャフトはクランクケースに形成した軸受部により直接支
承されるが、その軸受部に、プレーン軸受部材を介して
支承してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように本請求項1記載の発明によ
れば、クランクケースの対向壁に一体に形成した軸受部
によりピストンに連接され軸線が水平なクランクシャ
フトを回転自在に支承してなるエンジンにおいて、一方
の軸受部の外周部に環状のブリーザ室を形成し、このブ
リーザ室とクランク室とを仕切るブリーザ室の内壁に
は、それら両室を連通する只1個の開口であるブリーザ
入口を、クランクシャフトの下方において開口、該ブ
リーザ室の外周壁にブリーザ出口を開口し、クランク
シャフトのクランクウエブ部には、該クランクシャフト
の、ピストン上昇方向の回転時にはブリーザ入口を閉
じ、またそのピストン下降方向への回転時にはブリーザ
入口を開くブリーザバルブを形成したので、クランク室
内のブローバイガスを積極的に流入させることができる
と共にブリーザ室に流入したブローバイガスの、クラン
ク室への逆流を阻止することができ、全体としてエンジ
ンのブリーザ効果を高めることができ、またブローバイ
ガスと共にブリーザ室に流入したオイルミストにより、
クランクシャフトの軸受部を能率よく潤滑することがで
きる。さらにブリーザ入口をクランクウエブに形成した
ブリーザバルブにより開閉できることにより、部品点数
が削減されてコストダウンに寄与することができる。
【0030】また本請求項2記載の発明によれば、前記
請求項1記載のものにおいて、前記ブリーザ室の、開口
外端面を、前記クランクシャフトを貫通するオイルシー
ルにより、油密に封緘したので、ブリーザ室にブローバ
イガスと共に流入した潤滑オイルミストにより、クラン
クシャフトの軸受部の外にオイルシールをも有効に潤滑
することができ、エンジン性能の向上に寄与することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】OHCエンジンの、クランク軸線に沿って縦断
した、図2の1−1線に沿う縦断面図
【図2】図1の2−2線に沿う縦断側面図
【図3】図1の3−3に沿う縦断面図
【図4】図1の4−4線に沿う拡大断面図
【図5】図1の5−5線に沿う断面図
【符号の説明】
5・・・・・・・・クランクケース 7・・・・・・・・軸受部 8・・・・・・・・軸受部 9・・・・・・・・クランクシャフト 94 ・・・・・・・クランクウエブ 12・・・・・・・ピストン 16・・・・・・・クランク室 57・・・・・・・ブリーザ室 571 ・・・・・・内壁(ブリーザ室) 572 ・・・・・・外周壁(ブリーザ室) 58・・・・・・・オイルシール 59・・・・・・・ブリーザ入口 60・・・・・・・ブリーザバルブ 61・・・・・・・ブリーザ出口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクケース(5)の対向壁に一体に
    形成した軸受部(7,8)によりピストン(12)に
    連接され軸線(L 2 −L 2 )が水平なクランクシャフト
    (9)を回転自在に支承してなるエンジンにおいて、 一方の軸受部(7)の外周部に環状のブリーザ室(5
    7)を形成し、このブリーザ室(57)とクランク室
    (16)とを仕切るブリーザ室(57)の内壁(5
    1 )には、それら両室(57,16)を連通する只1
    個の開口であるブリーザ入口(59)を、クランクシャ
    フト(9)の下方において開口、該ブリーザ室(5
    7)の外周壁(572 )にブリーザ出口(61)を開
    口し、前記クランクシャフト(9)のクランクウエブ部
    (94 )には、該クランクシャフト(9)の、ピストン
    (12)上昇方向の回転時には前記ブリーザ入口(5
    9)を閉じ、またそのピストン(12)下降方向への回
    転時には前記ブリーザ入口(59)を開くブリーザバル
    ブ(60)を形成したことを特徴とする、エンジンにお
    けるブリーザ装置。
  2. 【請求項2】 前記特許請求の範囲第1項記載のエンジ
    ンにおけるブリーザ装置において、 前記ブリーザ室(57)の、開口外端面を、前記クラン
    クシャフトを貫通するオイルシール(58)により、油
    密に封緘したことを特徴とする、エンジンにおけるブリ
    ーザ装置。
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