JP3231076U - 草引きプレート付きのブレード型草刈り装置 - Google Patents

Abstract

【課題】構造が簡単で、取り付けも使用も容易で、切断された草が完全に倒れるか、又は成長していた元の位置から離れ、再生する機会を失うことを確保でき、草刈り効果を高めるブレード型草刈り装置を提供する。
【解決手段】草引きプレート付きのブレード型草刈り装置であって、草刈り機構１、草引きプレート固定フレーム２と、変速機３と、草引きプレート４とを含み、草刈り機構は、刃軸１１と、刃軸上端に固定設置された固定フレーム１２と、刃軸下端に固定取り付けされた刈刃１３とから構成され、草引きプレート固定フレームは、挟持ヘッドと支持板とを含み、挟持ヘッドにより刃軸に固定取り付けされ、支持板は刈刃の上方に刈刃と平行に設置され、変速機はギアボックスであり、ボックス本体が草引きプレート固定フレームの支持板に固定取り付けされ、頂部に動力ポンプが取り付けられ、底部に伝動軸が設置され、草引きプレートは変速機の伝動軸に取り付けられる。
【選択図】図１

Description

本考案は、農業機械の分野に関し、特に、草引きプレート付きのブレード型草刈り装置に関する。

ブレード型草刈り機の作動方法は、トラクタの駆動により横置きの刈刃が地面に沿って前進して、雑草をその根元から切断し、高速、高効率で、芝面が整うという特徴があり、広く使用されている。しかし、このような草刈り方法には、切断された後にも雑草が元の位置にあり、また、雑草が密集している場合、切断された後も倒れない雑草が多く、さらに切断された茎稈の切れ目が根茎の切れ目を覆うという欠点がある。このような状況で、一部の生命力が強い雑草は、切れ目からの水分の供給が完全に断たれず、さらに成長する直立の形が影響されていないため、すぐに枯れず、一定期間の回復を経ると、再生して根を下ろす。また、水分が十分である土地、例えば水田や森では、地面の水分が十分であるため、倒れていない雑草は、水分を供給され、再生して根を下ろすにはさほど長くかからず、草刈り作業が無駄になる。

上記問題の最大の原因は、雑草がブレード型草刈り機の刃により切断された後、草全体が倒れないか、又は位置の移動が発生しないため、雑草の成長条件が大きく変化せず、水分の供給さえあれば生き続けることができるということである。

本考案は、上記のブレード型草刈り機の問題を解決するため、雑草が、刃により切断された後、草引きプレートにより引き倒されるか、又は引き除かれ、成長していた元の位置から離れ、再生する確率を減らす草引きプレート付きのブレード型草刈り装置を提供することを目的とする。

本考案は、上記の技術的な目的を図るために、ブレード型草刈り機構に草引きプレートを取り付け、草引きプレートの回転動作で草刈り機構により刈られた雑草を倒したり引き抜いたりし、それにより切断された雑草が元の位置から離れるか又は倒され、生き続ける機会を失わせる技術的解決手段を採用する。

本考案にかかる草引きプレート付きのブレード型草刈り装置は、草刈り機構、草引きプレート固定フレームと、変速機と、草引きプレートとを含み、前記草刈り機構は、刃軸と、前記刃軸の上端に固定的に設置された固定フレームと、前記刃軸の下端に固定的に取り付けられた刈刃とから構成され、前記草引きプレート固定フレームは、挟持ヘッドと支持板とを含み、前記草引きプレート固定フレームは挟持ヘッドにより刃軸に固定的に取り付けられ、支持板は刈刃の上方に位置するとともに、刈刃と平行に設置され、前記変速機は、ギアボックスであり、ボックス本体が草引きプレート固定フレームの支持板に固定的に取り付けられ、頂部には動力ポンプが取り付けられ、底部には伝動軸が設置されており、前記草引きプレートは変速機の伝動軸に取り付けられる。

前記草引きプレート固定フレームの挟持ヘッドには可動挟板が設けられ、草引きプレート固定フレームは、挟持ヘッドと可動挟板のボルトで刃軸に固定的に取り付けられる。

前記草引きプレート固定フレームの支持板は、Ｌ字型板構造であり、立設板面に取付調整穴が均等に開設されている。

前記変速機には、ボックス本体の側辺に固定レバーが設置され、固定レバーを介して草引きプレート固定フレームの支持板の取付調整穴に取り付けられる。

前記草引きプレートは、中央位置に取付穴が開設され、底部にレバーブラケットが固定的に設置されているベースと、前記レバーブラケットに固定的に取り付けられる引きレバーとを含む。

前記草引きプレートは、ベースの取付穴を介して変速機の伝動軸に取り付けられて固定される。

前記草引きプレートのベースの両端には、それぞれ２セットのレバーブラケットが設置され、前記２セットのレバーブラケットは、それぞれ両側に傾斜し、ベースの中央点を中心に対称である。

前記草引きプレートの引きレバーは、レバーブラケットの傾斜方向に沿って取り付けられ、レバー本体がベースと一定の角度をなす。

前記変速機の底部には、刈刃の横方向に２セットの伝動軸が並設され、各伝動軸には、それぞれ１つの草引きプレートが取り付けられる。

本考案は、構造が簡単で、取り付けも使用も容易で、ブレード型草刈り装置により切断された草が完全に倒れるか、又は成長していた元の位置から離れ、再生する機会を失うことを確保でき、草刈り効果を高めるという有益な効果がある。

本考案の三次元構造の模式図である。 本考案の全体構造の正面図である。 本考案の草引き装置の三次元模式図である。 本考案の草引き伝動構造の正面図である。 本考案の草引きプレート固定フレーム構造の模式図である。 本考案の草引きプレートの三次元構造の模式図である。 本考案の草引きプレート構造の正面図である。 本考案の草引きプレート構造の側面図である。 本考案の草引きプレート構造の底面図である。

以下、添付図面１〜９を参照しながら、本考案についてさらに説明するが、以下の実施例は本考案の技術的解決手段をより明確に説明するものにすぎず、本考案の保護範囲を限定するものではない。

本考案にかかる草引きプレート付きのブレード型草刈り装置は、草刈り機構１と、草引きプレート固定フレーム２と、変速機３と、草引きプレート４とを含み、草刈り機構１は、刃軸１１と、刃軸１１の上端に固定的に設置される固定フレーム１２と、刃軸１１の下端に固定的に取り付けられる刈刃１３とから構成され、草引きプレート固定フレーム２は、挟持ヘッド２１と支持板２２とを含み、草引きプレート固定フレーム２は挟持ヘッド２１により刃軸１１上に固定的に取り付けられ、支持板２２は刈刃１３の上方に位置するとともに、刈刃１３と平行に設置され、変速機３は、ギアボックスであり、ボックス本体が草引きプレート固定フレーム２の支持板２２に固定的に取り付けられ、頂部には動力ポンプ３１が取り付けられ、底部には伝動軸３２が設置されており、草引きプレート４は、変速機３の伝動軸３２に取り付けられる。

草引きプレート固定フレーム２の挟持ヘッド２１には、可動挟板２１１が設けられ、草引きプレート固定フレーム２は、挟持ヘッド２１と可動挟板２１１のボルトで刃軸１１に固定的に取り付けられる。

草引きプレート固定フレーム２の支持板２２は、Ｌ字型板構造であり、立設板面に取付調整穴２２１が均等に開設されている。

変速機３には、ボックス本体の側辺に固定レバー３３が設置され、固定レバー３３を介して草引きプレート固定フレーム２の支持板２２の取付調整穴２２１に取り付けられる。

草引きプレート４は、中央位置に取付穴４１１が開設され、底部にレバーブラケット４１２が固定的に設置されているベース４１と、レバーブラケット４１２に固定的に取り付けられる引きレバー４２とを含む。

草引きプレート４は、ベース４１の取付穴４１１を介して変速機３の伝動軸３２に取り付けられて固定される。

草引きプレート４のベース４１の両端には、それぞれ２セットのレバーブラケット４１２が設置され、前記２セットのレバーブラケット４１２は、それぞれ両側に傾斜し、ベース４１の中央点を中心に対称である。

草引きプレート４の引きレバー４２は、レバーブラケット４１２の傾斜方向に沿って取り付けられ、レバー本体がベース４１と一定の角度をなす。

変速機３の底部には、刈刃１３の横方向に２セットの伝動軸３２が並設され、各伝動軸３２には、それぞれ１つの草引きプレート４が取り付けられる。

〈実施例１〉
本考案にかかる草引きプレート付きのブレード型草刈り装置の作動方法及び原理：
装置全体は牽引車に駆動されて作業し、草刈り機構１は、固定フレーム１２により牽引車のフレーム本体に固定的に取り付けられ、刃軸１１は地面に垂直に設置され、刈刃１３は地面に水平に設置され、刈刃１３の高さを調節した後、牽引車が前進しながら作業することに追随して、刈刃１３が地面に沿って雑草を切断することにより、草刈り作業が完了する。変速機３上の動力ポンプ３１は、牽引車の動力装置の伝動接続に駆動されて作業し、動力ポンプ３１は変速機３の伝動の加速により、伝動軸３２を回転して作業するように駆動し、それにより草引きプレート４を回転して作業するように駆動し、草引きプレート４は、回転中に、斜めに設置された引きレバー４２を使用して刈刃１３で切断した雑草を倒したり引き抜いたりし、それにより切断された雑草が元の位置から離れるか又は倒される。

本考案の草刈り機構１のような従来のブレード型草刈り装置では、雑草は、刈刃１３により切断された後も、大きく移動することがなく、元の位置に留まるものが多く、且つ雑草が密集する場合には倒れず、刈られた草は切断されただけで、それ以外の成長環境が大きく変化せず、森や水田のような地面の水分が十分である環境では、成長し続け、一定期間の回復を経ると、再び根を下ろすため、草刈り作業が無駄になるか、又はその効果がよくない。本考案は、草引きプレート４を用いて刈られた草を移動させるとともに倒すため、その成長環境が破壊され、水分の供給がなくなるため、水分が十分な環境にあっても生き続いて成長することができなく、草刈りの目的を完全に達成できる。

草刈り機構１、刃軸１１、固定フレーム１２、刈刃１３、草引きプレート固定フレーム２、挟持ヘッド２１、可動挟板２１１、支持板２２、取付調整穴２２１、変速機３、動力ポンプ３１、伝動軸３２、固定レバー３３、草引きプレート４、ベース４１、取付穴４１１、レバーブラケット４１２、引きレバー４２。

Claims (9)

1. 草引きプレート付きのブレード型草刈り装置であって、
   草刈り機構（１）と、草引きプレート固定フレーム（２）と、変速機（３）と、草引きプレート（４）とを含み、草刈り機構（１）は、刃軸（１１）と、刃軸（１１）の上端に固定的に設置される固定フレーム（１２）と、刃軸（１１）の下端に固定的に取り付けられる刈刃（１３）とから構成され、草引きプレート固定フレーム（２）は、挟持ヘッド（２１）と支持板（２２）とを含み、草引きプレート固定フレーム（２）は挟持ヘッド（２１）により刃軸（１１）上に固定的に取り付けられ、支持板（２２）は刈刃（１３）の上方に位置するとともに、刈刃（１３）と平行に設置され、変速機（３）は、ギアボックスであり、ボックス本体は草引きプレート固定フレーム（２）の支持板（２２）に固定的に取り付けられ、頂部には動力ポンプ（３１）が取り付けられ、底部には伝動軸（３２）が設置されており、草引きプレート（４）は、変速機（３）の伝動軸（３２）に取り付けられる、ことを特徴とする草引きプレート付きのブレード型草刈り装置。
2. 草引きプレート固定フレーム（２）の挟持ヘッド（２１）には、可動挟板（２１１）が設けられ、草引きプレート固定フレーム（２）は、挟持ヘッド（２１）と可動挟板（２１１）のボルトで刃軸（１１）に固定的に取り付けられる、ことを特徴とする請求項１に記載の草引きプレート付きのブレード型草刈り装置。
3. 草引きプレート固定フレーム（２）の支持板（２２）は、Ｌ字型板構造であり、立設板面に取付調整穴（２２１）が均等に開設されている、ことを特徴とする請求項１に記載の草引きプレート付きのブレード型草刈り装置。
4. 変速機（３）には、ボックス本体の側辺に固定レバー（３３）が設置され、固定レバー（３３）を介して草引きプレート固定フレーム（２）の支持板（２２）の取付調整穴（２２１）に取り付けられる、ことを特徴とする請求項１又は請求項３に記載の草引きプレート付きのブレード型草刈り装置。
5. 草引きプレート（４）は、中央位置に取付穴（４１１）が開設され、底部にレバーブラケット（４１２）が固定的に設置されているベース（４１）と、レバーブラケット（４１２）上に固定的に取り付けられる引きレバー（４２）とを含む、ことを特徴とする請求項１に記載の草引きプレート付きのブレード型草刈り装置。
6. 草引きプレート（４）は、ベース（４１）の取付穴（４１１）を介して変速機（３）の伝動軸（３２）に取り付けられて固定される、ことを特徴とする請求項１又は請求項５に記載の草引きプレート付きのブレード型草刈り装置。
7. 草引きプレート（４）のベース（４１）の両端には、それぞれ２セットのレバーブラケット（４１２）が設置され、前記２セットのレバーブラケット（４１２）は、それぞれ両側に傾斜し、ベース（４１）の中央点を中心に対称である、ことを特徴とする請求項１又は請求項５に記載の草引きプレート付きのブレード型草刈り装置。
8. 草引きプレート（４）の引きレバー（４２）は、レバーブラケット（４１２）の傾斜方向に沿って取り付けられ、レバー本体がベース（４１）と一定の角度をなす、ことを特徴とする請求項７に記載の草引きプレート付きのブレード型草刈り装置。
9. 変速機（３）の底部には、刈刃（１３）の横方向に２セットの伝動軸（３２）が並設され、各伝動軸（３２）には、それぞれ１つの草引きプレート（４）が取り付けられる、ことを特徴とする請求項１に記載の草引きプレート付きのブレード型草刈り装置。

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