JP3230867U - 箱用シート - Google Patents

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小田 篤史
篤史 小田
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Abstract

【課題】箱体外への内フラップの抜け出しを容易に抑制できる箱用シートを提供する。【解決手段】矩形状の底面パネル1と、底面パネルの対向する一対の側縁1a、1bから延出する一対の第1側面パネル2a、2bと、一対の第1側面パネルの先端縁から延出する一対の内フラップ3a、3bと、底面パネルの対向する他対の側縁から延出する一対の第2側面パネル4a、4bと、一方の第2側面パネルの先端縁から延出する第1外フラップ5aと、他方の第2側面パネルの先端縁から延出する第2外フラップ5bとを備え、たとう式の箱体に組み立て可能な箱用シート10であって、一対の第1側面パネルが、矩形状であり、一対の第2側面パネルが、底面パネルと接続される側から先端側に向けて拡幅する台形状であり、一対の第1側面パネルの側縁と一対の第2側面パネルの側縁とを接続する4つの爪部6をさらに備えており、組立状態で、爪部が、第1側面パネルの外側に突出して第2側面パネルと重なり合うように折り曲げられる。【選択図】図1

Description

本考案は、箱用シートに関する。
段ボールシート等から組み立てられる箱体が、物品の運搬等に広く用いられている。このような箱体として、たとう式(やっこ型)の箱体が使用されている。この箱体は、矩形状の底面板と、底面板の対向する一対の側縁から延出する一対の第1側面板と、底面板の対向する他対の側縁から延出する一対の第2側面板と、一対の第1側面板の先端縁から延出する一対の内フラップと、一対の第2側面板の先端縁から延出する一対の外フラップとを備える箱用シートを組み立てて構成される(特開2018−70187号公報参照)。
特開2018−70187号公報
たとう式の箱体は、一対の第1側面板を底面板に対して垂直に立ち上げ、一対の内フラップをそれぞれ第1側面板に対して内側に垂直に折り曲げると共に、一対の第2側面板を底面板に対して垂直に立ち上げ、一対の外フラップを一対の内フラップの上面に折り重ねることで組み立てられる。この箱体は、隣接する第1側面板と第2側面板とが直接接続されていないため、これらの側面板が意図せず展開しやすい。その結果、例えば内フラップが箱体外に抜け出しやすい。
そのため、上記公報に記載されている箱体には、内フラップの先端縁から延出し、組立状態で互いに係合する内側フックが設けられている。
しかしながら、上記公報に記載されている構成によると、組立作業が煩雑になる。
本考案は、このような不都合に鑑みてなされたものであり、箱体外への内フラップの抜け出しを容易に抑制することができる箱用シートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本考案の一態様に係る箱用シートは、矩形状の底面パネルと、上記底面パネルの対向する一対の側縁から延出する一対の第1側面パネルと、上記一対の第1側面パネルの先端縁から延出する一対の内フラップと、上記底面パネルの対向する他対の側縁から延出する一対の第2側面パネルと、一方の上記第2側面パネルの先端縁から延出する第1外フラップと、他方の上記第2側面パネルの先端縁から延出する第2外フラップとを備え、たとう式の箱体に組み立て可能な箱用シートであって、上記一対の第1側面パネルが、矩形状であり、上記一対の第2側面パネルが、上記底面パネルと接続される側から先端側に向けて拡幅する台形状であり、上記一対の第1側面パネルの側縁と上記一対の第2側面パネルの側縁とを接続する4つの爪部をさらに備えており、組立状態で、上記爪部が、上記第1側面パネルの外側に突出して上記第2側面パネルと重なり合うように折り曲げられる。
本考案の一態様に係る箱用シートによると、箱体外への内フラップの抜け出しを容易に抑制することができる。
図1は、本考案の一実施形態に係る箱用シートを示す模式的平面図である。 図2は、図1の箱用シートを組み立ててなる箱体の模式的平面図である。 図3は、図2の箱体の模式的背面図である。 図4は、図2の箱体のIV−IV線部分断面図である。 図5は、図2の箱体の組立手順を示す模式的平面図である。 図6は、図1の箱用シートとは異なる実施形態に係る箱用シートを示す模式的平面図である。 図7は、図1及び図6の箱用シートとは異なる実施形態に係る箱用シートを示す模式的平面図である。
[本考案の実施形態の説明]
最初に本考案の実施態様を列記して説明する。
本考案の一態様に係る箱用シートは、矩形状の底面パネルと、上記底面パネルの対向する一対の側縁から延出する一対の第1側面パネルと、上記一対の第1側面パネルの先端縁から延出する一対の内フラップと、上記底面パネルの対向する他対の側縁から延出する一対の第2側面パネルと、一方の上記第2側面パネルの先端縁から延出する第1外フラップと、他方の上記第2側面パネルの先端縁から延出する第2外フラップとを備え、たとう式の箱体に組み立て可能な箱用シートであって、上記一対の第1側面パネルが、矩形状であり、上記一対の第2側面パネルが、上記底面パネルと接続される側から先端側に向けて拡幅する台形状であり、上記一対の第1側面パネルの側縁と上記一対の第2側面パネルの側縁とを接続する4つの爪部をさらに備えており、組立状態で、上記爪部が、上記第1側面パネルの外側に突出して上記第2側面パネルと重なり合うように折り曲げられる。
当該箱用シートは、上記一対の第1側面パネルが矩形状であり、上記一対の第2側面パネルが上記底面パネルと接続される側から先端側に向けて拡幅する台形状であり、組立状態で、上記爪部が上記第1側面パネルの外側に突出して上記第2側面パネルと重なり合うように折り曲げられるので、上記爪部が上記一対の第1側面パネルの意図しない展開を抑制するストッパーとして機能する。これにより、上記一対の第1側面パネルが上記底面パネルに対して垂直に保持されやすくなり、上記一対の内フラップの箱体外への抜け出しを抑制することができる。当該箱用シートは、上記底面パネルに対して上記一対の第1側面パネル及び上記一対の第2側面パネルをこの順で立ち上げることで上記爪部をストッパーとして機能させることができるので、上記一対の内フラップの抜け出しを容易に抑制することができる。
組立状態における平面視で、上記第1外フラップ及び上記第2外フラップが、全体として上記底面パネルよりも幅広な矩形状であるとよい。このように、組立状態における平面視で、上記第1外フラップ及び上記第2外フラップが、全体として上記底面パネルよりも幅広な矩形状であることによって、上記一対の内フラップの箱体外への抜け出しをより確実に抑制することができる。
上記第2側面パネルに折り曲げ容易線が設けられていないとよい。このように、上記第2側面パネルに折り曲げ容易線が設けられていないことによって、上記爪部によって上記一対の第1側面パネルの意図しない展開をより確実に抑制することができる。
上記第1外フラップに、スリットによって画定される一対の第1舌片が設けられており、上記一対の内フラップに、上記第1舌片が挿入される第1係止孔が設けられているとよい。このように、上記第1外フラップに、スリットによって画定される一対の第1舌片が設けられており、上記一対の内フラップに、上記第1舌片が挿入される第1係止孔が設けられていることによって、上記一対の内フラップの箱体外への抜け出しをより確実に抑制することができる。
上記第2外フラップに、スリットによって画定される第2舌片が設けられており、上記第1外フラップに、上記第2舌片が挿入される第2係止孔が設けられているとよい。このように、上記第2外フラップに、スリットによって画定される第2舌片が設けられており、上記第1外フラップに、上記第2舌片が挿入される第2係止孔が設けられていることによって、上記第1外フラップと上記第2外フラップとを係合することで、上記一対の内フラップを箱体内に容易かつ確実に保持することができる。
なお、本考案において、「矩形状」とは、完全な矩形に限定されず、例えば側縁に部分的な切り欠きが形成されている構成や、角部が面取りされている構成を含む。
[本考案の実施形態の詳細]
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[箱用シート]
図1の箱用シート10は、矩形状の底面パネル1と、底面パネル1の対向する一対の側縁(第1側縁1a)から延出する一対の第1側面パネル2a、2bと、一対の第1側面パネル2a、2bの先端縁から延出する一対の内フラップ3a、3bと、底面パネル1の対向する他対の側縁(第2側縁1b)から延出する一対の第2側面パネル4a、4bと、一方の第2側面パネル4aの先端縁から延出する第1外フラップ5aと、他方の第2側面パネル4bの先端縁から延出する第2外フラップ5bとを備える。一対の第1側面パネル2a、2bは、矩形状である。一対の第2側面パネル4a、4bは、底面パネル1と接続される側(基端側)から先端側に向けて拡幅する台形状である。当該箱用シート10は、一対の第1側面パネル2a、2bの側縁と一対の第2側面パネル4a、4bの側縁とを接続する4つの爪部6を備える。なお、図1において、太い実線はシートを切断して形成される切断線を示し、細い実線はシートの内面を筋押しして形成される罫線を示す。また、本明細書において、「内」とは箱体に組み立てられた状態での内を意味し、「外」とは箱体に組み立てられた状態での外を意味する。
当該箱用シート10は、たとう式の箱体に組み立て可能であり、具体的には図2から図4の箱体20に組み立てられる。たとう式とは、底面パネルに対して、側面パネル及びフラップを立ち上げて物品を包み込むように組み立てられる箱体をいう。つまり、当該箱用シート10は、底面パネル1に物品を配置したうえで、一対の第1側面パネル2a、2bを上方に略垂直に立ち上げ、一対の内フラップ3a、3bを底面パネル1と平行に内側に折り曲げ、さらに一対の第2側面パネル4a、4bを上方に略垂直に立ち上げ、第1外フラップ5a及び第2外フラップ5bを一対の内フラップ3a、3bに折り重ねることで箱体20に組み立てられる。当該箱用シート10は、第1外フラップ5a及び第2外フラップ5bの外面に跨って送り状等を貼着することで箱体20の蓋部を封止するよう構成されていてもよい。図3及び図4に示すように、爪部6は、組立状態で、第1側面パネル2a、2bの外側に突出して第2側面パネル4a、4bと重なり合うように折り曲げられる。
当該箱用シート10は、1枚のシート材から形成される。当該箱用シート10に用いられるシートとしては、当該箱用シート10を組み立ててなる箱体20の形状を維持できる程度の強度を有する限り特に限定されるものではなく、例えば段ボールシート、ボール紙等の紙製シート、合成樹脂製シート、紙製シートと合成樹脂製シートとの積層シート等が挙げられる。中でも、加工性、衝撃吸収性、取扱性、リサイクル性、経済性等の点から紙製シートが好ましく、段ボールシートが特に好ましい。当該箱用シート10を形成する段ボールとしては、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。当該箱用シート10が段ボールシートから形成される場合、段ボールシートの中芯の稜線方向は、第1側縁1aと平行であることが好ましい。この構成によると、組立状態における爪部6の折れ曲がりを抑制し、第1側面パネル2a、2bを立ち上げられた状態で保持しやすい。
(底面パネル)
底面パネル1は、上述のように矩形状である。より詳しくは、底面パネル1は、第1側縁1aに対して第2側縁1bの長さが大きい長方形状である。
(第1側面パネル)
一対の第1側面パネル2a、2b同士は略同一形状である。一対の第1側面パネル2a、2bは、第1側縁1aの全領域から延出している。つまり、第1側面パネル2a、2bの幅は、第1側縁1aの長さと等しい。第1側面パネル2a、2bは、延出方向長さに対して幅が大きい長方形状である。第1側面パネル2a、2bの延出方向長さの上限としては、4cmが好ましく、3cmがより好ましい。上記延出方向長さが上記上限を超えると、爪部6が大きくなることで箱体20全体が大きくなり過ぎるおそれがある。第1側面パネル2a、2bの延出方向長さの下限としては、箱体20に収容する物品のサイズに応じて設定可能であり、例えば1cmとすることができる。
(第2側面パネル)
一対の第2側面パネル4a、4b同士は略同一形状である。一対の第2側面パネル4a、4bは、第2側縁1bの全領域から延出している。つまり、第2側面パネル4a、4bの基端縁の幅は、第2側縁1bの長さと等しい。第2側面パネル4a、4bの延出方向長さは、第1側面パネル2a、2bの延出方向長さと略等しい。
上述のように、第2側面パネル4a、4bは、基端縁の幅に対して先端縁の幅が大きい台形状である。第2側縁1bに対する第2側面パネル4a、4bの側縁の傾斜角度としては、例えば40°以上50°以下程度とすることができる。
第2側面パネル4a、4bには、折り曲げ容易線は設けられていないことが好ましい。すなわち、箱体20に組み立てられた状態で、第2側面パネル4a、4bは、下方(底面パネル1側)から上方(第1外フラップ5a及び第2外フラップ5b側)に向けて拡幅する台形状に保持されることが好ましい。この構成によると、爪部6によって一対の第1側面パネル2a、2bの意図しない展開をより確実に抑制することができる。
(爪部)
爪部6は、第1側面パネル2a、2bと第2側面パネル4a、4bとの隣接する側縁同士に接続されている。爪部6は、略三角形状である。より詳しくは、爪部6は、第1側面パネル2a、2bの側縁を第1隣辺6aとし、第2側面パネル4a、4bの側縁を斜辺6bとし、第1側面パネル2a、2bの先端縁の延長線を第2隣辺6cとする略直角三角形状である。
図4に示すように、箱体20に組み立てられた状態で、爪部6は、第2隣辺6cが左右方向外側に突出し、第1隣辺6aが上下方向に延びた状態で保持される。爪部6は、第1側面パネル2a、2bが外側に展開しようとするのを抑制するストッパーとして機能する。また同時に、爪部6は、第1側面パネル2a、2bが内側に折り込まれるのを抑制するストッパーとしても機能する。すなわち、第1側面パネル2a、2bは、爪部6によって底面パネル1に対して垂直方向に維持される。
(内フラップ)
一対の内フラップ3a、3b同士は略同一形状である。一対の内フラップ3a、3bは、第1側面パネル2a、2bの先端縁の全領域から延出している。内フラップ3a、3bは、例えば延出方向長さに対して幅が大きい矩形状である。一対の内フラップ3a、3b同士は、箱体20に組み立てられた状態で、互いに離間して配置される。
一対の内フラップ3a、3bは、第2外フラップ5b側に第1係止孔11を有する。第1係止孔11には、後述の第1舌片13aが挿入される。第1係止孔11は、例えば内フラップ3a、3bの延出方向を長手方向とする細長状である。
(外フラップ)
第1外フラップ5aは、第2側面パネル4aの先端縁から延出する矩形状の第1基部12と、第1基部12の先端縁から延出する第1係合部13とを有する。第1基部12の幅は、第2側面パネル4aの先端縁の幅と等しい。第1外フラップ5aは、幅方向の両側に、スリットによって画定される第1舌片13aを有する。第1舌片13aは、第1係合部13の基端縁に設けられている。具体的には、第1外フラップ5aは、第1基部12の先端縁(第1係合部13との境界)に、基端側に凸な一対のスリットと、これらのスリットの端部に接続されて幅方向に延びる第1折り曲げ容易線12aとを有する。第1舌片13aは、第1基部12の先端縁に設けられる上記スリットによって画定されている。
当該箱用シート10は、第1外フラップ5aの幅方向の両側に第1舌片13aが設けられており、一対の内フラップ3a、3bに第1舌片13aが挿入される第1係止孔11が設けられていることによって、一対の内フラップ3a、3bの箱体20外への抜け出しをより確実に抑制することができる。つまり、一対の内フラップ3a、3bが第1外フラップ5aに被覆された状態で第1外フラップ5aに固定されることで、一対の内フラップ3a、3bを箱体20内に確実に保持することができる。
当該箱用シート10は、第1舌片13aが第1係合部13の基端縁に設けられているので、図5に示すように、第1係合部13を第1基部12に対して折り曲げることで第1舌片13aを第1係止孔11に容易に挿入することがきる。また、第1係合部13の折り曲げを弱めたうえで、第1外フラップ5aの外面側に第2外フラップ5bを折り重ねることで、第1舌片13aの第1係止孔11への挿入状態を容易に維持することができる。
第1外フラップ5aは、後述する第2舌片15aが挿入される第2係止孔13bを有する。第2係止孔13bは、第1係合部13に設けられている。より詳しくは、第2係止孔13bは、第1基部12の先端縁を基端として第1係合部13の基端部分に設けられている。第2係止孔13bは、一対の第1舌片13a同士の間に設けられている。
第2外フラップ5bは、第2側面パネル4bの先端縁から延出する矩形状の第2基部14と、第2基部14の先端縁から延出する第2係合部15とを有する。第2基部14の幅は、第2側面パネル4bの先端縁の幅と等しい。第2外フラップ5bは、スリットによって画定される第2舌片15aを有する。第2舌片15aは、第2係合部15の基端縁に設けられている。具体的には、第2外フラップ5bは、第2基部14の先端縁(第2係合部15との境界)に、基端側に凸なスリットと、このスリットの端部に接続されて幅方向に延びる第2折り曲げ容易線14aとを有する。第2舌片15aは、第2基部14の先端縁に設けられた上記スリットによって画定されている。
当該箱用シート10は、第2外フラップ5bに第2舌片15aが設けられており、第1外フラップ5aに第2舌片15aが挿入される第2係止孔13bが設けられていることによって、第1外フラップ5aと第2外フラップ5bとを係合することで、一対の内フラップ3a、3bを箱体20内に容易かつ確実に保持することができる。すなわち、第1外フラップ5a及び第2外フラップ5bによって一対の内フラップ3a、3bの上面を被覆することで、一対の内フラップ3a、3bを箱体20内に容易かつ確実に保持することができる。
当該箱用シート10は、第2舌片15aが第2係合部15の基端縁に設けられているので、第2係合部15を第2基部14に対して折り曲げることで第2舌片15aを第2係止孔13bに容易に挿入することがきる。また、第2係合部15を第1基部12の外面に重ねることで、第2舌片15aの第2係止孔13bへの挿入状態を容易に維持することができる。
図3に示すように、当該箱用シート10は、箱体20に組み立てられた状態における平面視で、第1外フラップ5a及び第2外フラップ5bが、全体として底面パネル1よりも幅広な矩形状である。この構成によると、箱体20において、第1外フラップ5a及び第2外フラップ5bが一対の内フラップ3a、3bの基端側を完全に覆うように配置される。そのため、当該箱用シート10は、一対の内フラップ3a、3bの箱体20外への抜け出しをより確実に抑制することができる。
<利点>
当該箱用シート10は、一対の第1側面パネル2a、2bが矩形状であり、一対の第2側面パネル4a、4bが底面パネル1と接続される側から先端側に向けて拡幅する台形状であり、組立状態で、爪部6が第1側面パネル2a、2bの外側に突出して第2側面パネル4a、4bと重なり合うように折り曲げられるので、爪部6が一対の第1側面パネル2a、2bの意図しない展開を抑制するストッパーとして機能する。これにより、一対の第1側面パネル2a、2bが底面パネル1に対して垂直に保持されやすくなり、一対の内フラップ3a、3bの箱体20外への抜け出しを抑制することができる。当該箱用シート10は、底面パネル1に対して一対の第1側面パネル2a、2b及び一対の第2側面パネル4a、4bをこの順で立ち上げることで爪部6をストッパーとして機能させることができるので、一対の内フラップ3a、3bの抜け出しを容易に抑制することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
上記内フラップに設けられる第1係止孔の位置及び個数は特に限定されるものではない。例えば図6に示すように、第1係止孔31は、内フラップ33a、33bの第1外フラップ35a側に設けられていてもよい。
当該箱用シートは、内フラップに第1係止孔が設けられない構成を採用することも可能である。またこの場合、当該箱用シートは、第1外フラップに、第1係止孔に挿入される第1舌片を設けることを要しない。当該箱用シートは、上記内フラップに上記第1係止孔が設けられていない場合であっても、上記爪部によって上記内フラップの箱体内からの抜け出しを抑制することができる。
上記第2外フラップに設けられる第2舌片の位置及び個数は特に限定されるものではない。例えば図7に示すように、第2外フラップ45bには、幅方向の両側にそれぞれ第2舌片46aが設けられていてもよい。
当該箱用シートは、第2外フラップに第2舌片が設けられない構成を採用することも可能である。またこの場合、当該箱用シートは、第1外フラップに、第2舌片が挿入される第2係止孔を設けることを要しない。当該箱用シートは、例えばテープ等の他の部材によって第1外フラップと第2外フラップとが固定されるように構成されてもよく、他の係合手段によって第1外フラップと第2外フラップとが係合されるように構成されてもよい。
上記内フラップ、上記第1外フラップ及び上記第2外フラップの具体的な形状は、上記実施形態に記載された形状に限定されるものではない。例えば当該箱用シートは、組立状態における平面視て、上記第1外フラップ及び上記第2外フラップが、全体として上記底面パネルよりも幅広な矩形状に形成されていなくてもよい。
以上のように、本考案の一態様に係る箱用シートは、箱体外への内フラップの抜け出しを容易に抑制することができるので、物品の運搬用に好適に用いられる。
1 底面パネル
1a 第1側縁
1b 第2側縁
2a、2b 第1側面パネル
3a、3b、33a、33b 内フラップ
4a、4b 第2側面パネル
5a、35a 第1外フラップ
5b、45b 第2外フラップ
6 爪部
6a 第1隣辺
6b 斜辺
6c 第2隣辺
10 箱用シート
11 第1係止孔
12 第1基部
12a 第1折り曲げ容易線
13 第1係合部
13a 第1舌片
13b 第2係止孔
14 第2基部
14a 第2折り曲げ容易線
15 第2係合部
15a、46a 第2舌片
20 箱体
31 第1係止孔

Claims (5)

  1. 矩形状の底面パネルと、
    上記底面パネルの対向する一対の側縁から延出する一対の第1側面パネルと、
    上記一対の第1側面パネルの先端縁から延出する一対の内フラップと、
    上記底面パネルの対向する他対の側縁から延出する一対の第2側面パネルと、
    一方の上記第2側面パネルの先端縁から延出する第1外フラップと、
    他方の上記第2側面パネルの先端縁から延出する第2外フラップと
    を備え、
    たとう式の箱体に組み立て可能な箱用シートであって、
    上記一対の第1側面パネルが、矩形状であり、
    上記一対の第2側面パネルが、上記底面パネルと接続される側から先端側に向けて拡幅する台形状であり、
    上記一対の第1側面パネルの側縁と上記一対の第2側面パネルの側縁とを接続する4つの爪部をさらに備えており、
    組立状態で、上記爪部が、上記第1側面パネルの外側に突出して上記第2側面パネルと重なり合うように折り曲げられる箱用シート。
  2. 組立状態における平面視で、上記第1外フラップ及び上記第2外フラップが、全体として上記底面パネルよりも幅広な矩形状である請求項1に記載の箱用シート。
  3. 上記第2側面パネルに折り曲げ容易線が設けられていない請求項1又は請求項2に記載の箱用シート。
  4. 上記第1外フラップに、スリットによって画定される一対の第1舌片が設けられており、
    上記一対の内フラップに、上記第1舌片が挿入される第1係止孔が設けられている請求項1、請求項2又は請求項3に記載の箱用シート。
  5. 上記第2外フラップに、スリットによって画定される第2舌片が設けられており、
    上記第1外フラップに、上記第2舌片が挿入される第2係止孔が設けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の箱用シート。
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