JP3235205U - 箱用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】投函口の開閉を容易に行うことができる箱用シートを提供する。【解決手段】箱用シートは、組立状態で対向する一対の第1側面パネル1a、1b及び一対の第2側面パネル2a、2bと、少なくとも一方の第1側面パネルの上縁から延出する蓋外フラップ3a、3bと、少なくとも一方の第2側面パネルの上縁から延出する蓋内フラップ4a、4bとを備え、蓋外フラップの内側に蓋内フラップが配置されて蓋部が組み立てられる箱用シート10であって、蓋内フラップが延出している第2側面パネルに、この第2側面パネルと蓋内フラップとに跨って形成される舌片15によって画定される投函口が設けられており、舌片が、第2側面パネルに形成され、左右方向に延びる折り曲げ容易線16を下端縁として、第2側面パネル内に形成される左右方向に細長の本体と、本体の上縁から蓋内フラップ内に突出する突出部とを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、箱用シートに関する。
段ボールシート等の箱用シートから組み立てられる箱体が、物品の保管、運搬等に用いられている。この箱体としては、組立状態で内部に書類を入れることができるように挿入口が形成されたものが提案されている(特許文献1参照)。
実全平2−8716号公報
特許文献1には、挿入口が、側板の上部に左右方向に延びる折線と、この折線の両端部に接続されて下方に突出するコ字状の切込みとによって設けられることが記載されている。特許文献1には、上記折線及び上記切込みによって画定される蓋片によって上記挿入口を開閉自在に構成することで、書類の落下を防止できることが記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載されている構成によると、挿入口から書類を挿入すべく蓋片を一旦箱体内に押し込むと、この挿入口を再度塞ぐように箱体内から蓋片を引き出すことが容易でない。
本考案は、このような事情に基づいてなされたものであり、投函口の開閉を容易に行うことができる箱用シートを提供することを目的とする。
本考案の一態様に係る箱用シートは、組立状態で対向する一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルと、少なくとも一方の上記第1側面パネルの上縁から延出する蓋外フラップと、少なくとも一方の上記第2側面パネルの上縁から延出する蓋内フラップとを備え、上記蓋外フラップの内側に上記蓋内フラップが配置されて蓋部が組み立てられる箱用シートであって、上記蓋内フラップが延出している第2側面パネルに、この第2側面パネルと上記蓋内フラップとに跨って形成される舌片によって画定される投函口が設けられており、上記舌片が、上記第2側面パネルに形成され、左右方向に延びる折り曲げ容易線を下端縁として、上記第2側面パネル内に形成される左右方向に細長の本体と、上記本体の上縁から上記蓋内フラップ内に突出する突出部とを有する。
本考案の一態様に係る箱用シートは、投函口の開閉を容易に行うことができる。
図1は、本考案の一実施形態に係る箱用シートを示す模式的平面図である。 図2は、図1の箱用シートを組み立ててなる箱体を示す模式的斜視図である。 図3は、図2の箱体の持ち手部を引き出した状態を示す部分拡大図である。 図4は、図2の箱体の持ち手部を引き出した状態の模式的平面図である。 図5は、図2の箱体の舌片を開放した状態を示す模式的斜視図である。 図6は、図5の箱体の投函口に書類を挿入している状態を示す模式的斜視図である。
[本考案の実施形態の説明]
最初に本考案の実施態様を列記して説明する。
本考案の一態様に係る箱用シートは、組立状態で対向する一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルと、少なくとも一方の上記第1側面パネルの上縁から延出する蓋外フラップと、少なくとも一方の上記第2側面パネルの上縁から延出する蓋内フラップとを備え、上記蓋外フラップの内側に上記蓋内フラップが配置されて蓋部が組み立てられる箱用シートであって、上記蓋内フラップが延出している第2側面パネルに、この第2側面パネルと上記蓋内フラップとに跨って形成される舌片によって画定される投函口が設けられており、上記舌片が、上記第2側面パネルに形成され、左右方向に延びる折り曲げ容易線を下端縁として、上記第2側面パネル内に形成される左右方向に細長の本体と、上記本体の上縁から上記蓋内フラップ内に突出する突出部とを有する。
当該箱用シートは、上記舌片が、上記第2側面パネルに形成され、左右方向に延びる折り曲げ容易線を下端縁として、上記第2側面パネル内に形成される左右方向に細長の本体を有するので、上記投函口における上記本体に対応する部分から箱体内に書類を挿入することができる。また、当該箱用シートは、上記舌片が、上記本体の上縁から上記蓋内フラップ内に突出する突出部を有するので、上記投函口から箱体内に書類を挿入した後に、上記舌片によって上記投函口を塞いだ際に、上記突出部が上記蓋内フラップの切断縁と当接することで、舌片の過剰な押し込みが防止される。そのため、当該箱用シートは、投函口の開閉を容易に行うことができる。当該箱用シートは、書類を箱体内に挿入する際に上記舌片を開放し、書類の挿入後には上記舌片を閉じることができるので、書類を外部から視認されない状態で、箱体内に安全に保管することができる。
上記突出部の幅が、上記蓋内フラップ内において、突出方向先端側に向けて漸減しているとよい。このように、上記突出部の幅が、上記蓋内フラップ内において、突出方向先端側に向けて漸減していることで、上記舌片による上記投函口の開閉作業の容易化を促進することができる。
上記突出部が、上記第2側面パネルと上記蓋内フラップとに跨って設けられており、上記突出部に、上記第2側面パネルと上記蓋内フラップとの境界線上に両端が位置し、上記第2側面パネル側に凸な持ち手形成用のスリットが設けられているとよい。このように、上記突出部が、上記第2側面パネルと上記蓋内フラップとに跨って設けられており、上記突出部に、上記第2側面パネルと上記蓋内フラップとの境界線上に両端が位置し、上記第2側面パネル側に凸な持ち手形成用のスリットが設けられていることによって、上記舌片による上記投函口の開閉作業の容易化を促進することができる。
上記蓋外フラップが、上記一対の第1側面パネルの上縁からそれぞれ延出しており、一対の上記蓋外フラップ同士が互いに係合されることで、上記蓋部の閉塞状態を保持できるよう構成されているとよい。このように、上記蓋外フラップが、上記一対の第1側面パネルの上縁からそれぞれ延出しており、一対の上記蓋外フラップ同士が互いに係合されることで、上記蓋部の閉塞状態を保持できるよう構成されていることによって、箱体の蓋部を組み立てるにあたって、封函テープを用いることを要しない。そのため、この封函テープによって上記舌片の開閉が妨げられない。従って、この構成によると、上記舌片による上記投函口の開閉作業の容易化を促進することができる。
一方の上記蓋外フラップが、先端縁に凸部を有し、他方の上記蓋外フラップが、上記凸部に係合する凹部を有し、上記一対の蓋外フラップが、それぞれ基端縁の両側の角部から先端縁に向けて幅方向の内側に傾斜して延びる一対の弱化線を有するとよい。このように、一方の上記蓋外フラップが、先端縁に凸部を有し、他方の上記蓋外フラップが、上記凸部に係合する凹部を有し、上記一対の蓋外フラップが、それぞれ基端縁の両側の角部から先端縁に向けて幅方向の内側に傾斜して延びる一対の弱化線を有することによって、上記一対の蓋外フラップ同士を係合することで、封函テープを用いなくても箱体の蓋部を容易かつ確実に組み立てることができる。
なお、本考案において、「左右方向」とは、箱用シートを組み立ててなる箱体において想定される一般的な使用態様における水平方向を意味する。「上」とは、上記左右方向を基準とする上を意味し、「下」とは、上記左右方向を基準とする下を意味する。
[本考案の実施形態の詳細]
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[箱用シート]
図1の箱用シート10は、組立状態で対向する一対の第1側面パネル1a、1b及び一対の第2側面パネル2a、2bと、一対の第1側面パネル1a、1bの上縁からそれぞれ延出する蓋外フラップ(第1蓋外フラップ3a及び第2蓋外フラップ3b)と、一対の第2側面パネル2a、2bの上縁からそれぞれ延出する蓋内フラップ4a、4bとを備える。一対の第1側面パネル1a、1b及び一対の第2側面パネル2a、2bは、左右方向に交互に連接されている。また、当該箱用シート10は、一対の第1側面パネル1a、1bの下縁からそれぞれ延出する底外フラップ(第1底外フラップ5a及び第2底外フラップ5b)と、一対の第2側面パネル2a、2bの下縁からそれぞれ延出する底内フラップ6a、6bと、左右方向外側(図1では左側)の第1側面パネル1aの左右方向外側の側縁から延出する継代7とを備える。第1側面パネル1a、1bと、第2側面パネル2a、2bと、継代7との間の境界線、並びに第1側面パネル1a、1bと第1蓋外フラップ3a及び第2蓋外フラップ3b、第1側面パネル1a、1bと第1底外フラップ5a及び第2底外フラップ5b、第2側面パネル2a、2bと蓋内フラップ4a、4b、第2側面パネル2a、2bと底内フラップ6a、6bとの間の境界線には、それぞれ折り曲げ容易線が形成されている。この折り曲げ容易線としては、例えばシート材の内面を筋押しして形成された罫線が挙げられる。
当該箱用シート10は、図2から図6に示す箱体30に組み立てられる。当該箱用シート10を箱体30に組み立てる手順について説明する。まず、左右方向外側(図1では左側)に位置する第1側面パネル1aをこの第1側面パネル1aに連接される第2側面パネル2aの内面に折り重ね、左右方向外側(図1では右側)に位置する第2側面パネル2bをこの第2側面パネル2bに連接される第1側面パネル1bの内面に折り重ね、継代7を折り重ねられた第2側面パネル2bの内面に貼着する。次に、無端状に接続された一対の第1側面パネル1a、1b及び一対の第2側面パネル2a、2bを四角筒状に広げたうえで、一対の底内フラップ6a、6bを内側に折り曲げ、さらに第1底外フラップ5a及び第2底外フラップ5bを内側に折り曲げて互いに係合することで、箱体30の底部を組み立てる。続いて、一対の蓋内フラップ4a、4bを内側に折り曲げ、さらに第1蓋外フラップ3a及び第2蓋外フラップ3bを内側に折り曲げて互いに係合することで、箱体30の蓋部を組み立てる。箱体30の底部及び蓋部の具体的な組立手順については後述する。
当該箱用シート10は、1枚のシートから形成されている。当該箱用シート10に用いられるシートとしては、当該箱用シート10を組み立ててなる箱体30の形状を維持できる程度の強度を有する限り特に限定されるものではなく、例えば段ボールシート、ボール紙等の紙製シート、合成樹脂製シート、紙製シートと合成樹脂製シートとの積層シート等が挙げられる。中でも、加工性、衝撃吸収性、取扱性、リサイクル性、経済性等の点から紙製シートが好ましく、段ボールシートが特に好ましい。当該箱用シート10を形成する段ボールとしては、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。
(第1側面パネル)
一対の第1側面パネル1a、1bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。第1側面パネル1a、1bの左右方向長さは第2側面パネル2a、2bの左右方向長さよりも大きい。つまり、第1側面パネル1a、1bは、箱体30における長さ面を構成する長さ面パネルである。
第1側面パネル1a、1bの左右方向長さとしては、箱体30に収容する物品の大きさや数量等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば15cm以上70cm以下とすることができる。第1側面パネル1a、1bの上下方向長さとしては、箱体30に収容する物品の大きさや数量等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば15cm以上50cm以下とすることができる。
(第2側面パネル)
一対の第2側面パネル2a、2bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。第2側面パネル2a、2bは、箱体30における幅面を構成する幅面パネルである。第2側面パネル2a、2bの左右方向長さとしては、箱体30に収容する物品の大きさや数量等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば10cm以上50cm以下とすることができる。第2側面パネル2a、2bの上下方向長さとしては、第1側面パネル1a、1bの上下方向長さと同じとすることができる。
(蓋外フラップ)
第1蓋外フラップ3aは、略矩形状に形成されている。第1蓋外フラップ3aの幅は、第1側面パネル1aの左右方向長さと略等しい。第1蓋外フラップ3aは、先端縁に後述する凸部13aに係合する凹部11を有する。凹部11はU字状であり、より詳しくは角U字状(コ字状)である。第1蓋外フラップ3aは、基端縁の両側の角部から先端縁に向けて幅方向の内側に傾斜して延びる一対の弱化線12を有する。弱化線12は直線状である。
第2蓋外フラップ3bの幅は、第1側面パネル1bの左右方向長さと略等しい。第2蓋外フラップ3bは、先端縁に凸部13aを有する。より詳しくは、第2蓋外フラップ3bは、第1側面パネル1bの上縁から延出する矩形状の本体13bと、本体13bの先端縁の中央部から突出する凸部13aとを有する。第2蓋外フラップ3bは、基端縁の両側の角部から先端縁に向けて幅方向の内側に傾斜して延びる一対の弱化線14を有する。一対の弱化線14は、本体13bに形成されている。弱化線14は直線状である。
(蓋内フラップ)
一対の蓋内フラップ4a、4bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。蓋内フラップ4a、4bの幅は、第2側面パネル2a、2bの左右方向長さと略等しい。
箱体30の蓋部の組立手順について詳述する。箱体30の蓋部は、第1蓋外フラップ3a及び第2蓋外フラップ3bが互いに係合されることで、閉塞状態を保持できるように構成されている。換言すると、箱体30の蓋部は、封函テープを用いなくても、第1蓋外フラップ3aと第2蓋外フラップ3bとの係合によってロック状態を保てるように構成されている。
箱体30の蓋部を組み立てる際には、上述したように、まず一対の蓋内フラップ4a、4bを内側に折り曲げる。次に、第1蓋外フラップ3aを内側に折り曲げ、この第1蓋外フラップ3aの外側に第2蓋外フラップ3bを折り重ねた状態で、第2蓋外フラップ3bの凸部13aが第1蓋外フラップ3aの凹部11を越えるまで第2蓋外フラップ3bを押し込んでゆく。この際に、第1蓋外フラップ3a及び第2蓋外フラップ3bにそれぞれ一対の弱化線12、14が設けられていることで、これらの弱化線12、14が適度に折れ曲がり、第2蓋外フラップ3bを容易に押し込むことができる。そして、第2蓋外フラップ3bの凸部13aが第1蓋外フラップ3aの凹部11を越えるまで第2蓋外フラップ3bを押し込んだ後、第2蓋外フラップ3bの押し込みを解除する。これにより、シートの反力で第1蓋外フラップ3aと第2蓋外フラップ3bとが略平行になる位置まで押し戻される。その結果、第1蓋外フラップ3a及び第2蓋外フラップ3bの内側に一対の蓋内フラップ4a、4bが配置され、かつ第1蓋外フラップ3aと第2蓋外フラップ3bとが互いに噛み合った状態で蓋部が形成される。
(投函口)
図3から図6に詳しく示すように、箱体30には、蓋内フラップ4aが延出している第2側面パネル2aに、この第2側面パネル2aと蓋内フラップ4aとに跨って形成される舌片15によって画定される投函口31が設けられる。
舌片15は、第2側面パネル2aに形成され、左右方向に延びる折り曲げ容易線16を下端として、第2側面パネル2a内に形成される左右方向に細長の本体15aと、本体15aの上縁から蓋内フラップ4a内に突出する突出部15bとを有する。
箱体30は、折り曲げ容易線16で舌片15を外側に折り曲げることで、第2側面パネル2aに投函口31を形成することができる。図6に示すように、この投函口31は、本体15aに対応する部分が書類Pを挿入するための投函部として構成される。
折り曲げ容易線16は第2側面パネル2bの上部に形成されている。この構成によると、箱体30内に物品が収容されている場合でも、舌片15の開閉作業を行うことで、箱体30内に書類Pを容易に挿入することできる。また、当該箱用シート10は、舌片15を箱体30の外側に引き出すことで投函口31を形成できるので、舌片15の開閉作業が箱体30内に収容されている物品によって妨げられ難い。
第2側面パネル2aの上縁と折り曲げ容易線16との間隔D(図1参照)の下限としては、第2側面パネル2aの上下方向長さLの0.1倍が好ましく、0.2倍がより好ましい。一方、上記間隔Dの上限としては、第2側面パネル2aの上下方向長さLの0.4倍が好ましく、0.3倍がより好ましい。上記間隔Dが上記下限に満たないと、舌片15における本体15aの上下幅を十分に大きくすることができず、投函口31への書類Pの挿入が容易でなくなるおそれがある。逆に、上記間隔Dが上記上限を超えると、箱体30内に物品が収容されている場合に、この物品によって書類Pの挿入が妨げられるおそれがある。
図4に示すように、突出部15bの幅は、蓋内フラップ4a内において、突出方向先端側に向けて漸減していることが好ましい。また、蓋内フラップ4a内において、突出部15bの両側の側縁は、いずれも突出方向先端側に向けて幅方向の内側に傾斜していることが好ましい。この構成によると、舌片15による投函口31の開閉作業の容易化を促進することができる。
突出部15bは、第2側面パネル2aと蓋内フラップ4aとに跨って設けられている。突出部15bには、第2側面パネル2aと蓋内フラップ4aとの境界線上に両端が位置し、第2側面パネル2a側に凸な持ち手形成用のスリット17が設けられている。この構成によると、図3及び図4に示すように、第2側面パネル2a及び蓋内フラップ4aの間の境界線とスリット17とによって画定される持ち手部32を摘んで舌片15を箱体30の外側に容易に引き出すことができる。そのため、舌片15による投函口31の開閉作業の容易化を促進することができる。
(底外フラップ)
第1底外フラップ5aは、略矩形状に形成されている。第1底外フラップ5aの幅は、第1側面パネル1aの左右方向長さと略等しい。第1底外フラップ5aは、先端縁に後述する凸部20aに係合する凹部18を有する。凹部18はU字状であり、より詳しくは角U字状(コ字状)である。第1底外フラップ5aは、基端縁の両側の角部から先端縁に向けて幅方向の内側に傾斜して延びる一対の弱化線19を有する。弱化線19は直線状である。
第2底外フラップ5bの幅は、第1側面パネル1bの左右方向長さと略等しい。第2底外フラップ5bは、先端縁に凸部20aを有する。より詳しくは、第2底外フラップ5bは、第1側面パネル1bの下縁から延出する矩形状の本体20bと、本体20bの先端縁の中央部から突出する凸部20aとを有する。第2底外フラップ5bは、基端縁の両側の角部から先端縁に向けて幅方向の内側に傾斜して延びる一対の弱化線21を有する。一対の弱化線21は、本体20bに形成されている。弱化線21は直線状である。
(底内フラップ)
一対の底内フラップ6a、6bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。底内フラップ6a、6bの幅は、第2側面パネル2a、2bの左右方向長さと略等しい。
箱体30の底部は、蓋部と同様の手順で組み立てることができる。
<利点>
当該箱用シート10は、舌片15が、第2側面パネル2aに形成され、左右方向に延びる折り曲げ容易線16を下端縁として、第2側面パネル2a内に形成される左右方向に細長の本体15aを有するので、投函口31における本体15aに対応する部分から箱体30内に書類Pを挿入することができる。また、当該箱用シート10は、舌片15が、本体15aの上縁から蓋内フラップ4a内に突出する突出部15bを有するので、投函口31から箱体30内に書類Pを挿入した後に、舌片15によって投函口31を塞いだ際に、図4に示すように突出部15bが蓋内フラップ4aの切断縁と当接することで、舌片15の過剰な押し込みが防止される。そのため、当該箱用シート10は、投函口31の開閉を容易に行うことができる。当該箱用シート10は、書類Pを箱体30内に挿入する際に舌片15を開放し、書類Pの挿入後には舌片15を閉じることができるので、書類Pを外部から視認されない状態で、箱体30内に安全に保管することができる。
当該箱用シート10は、第1蓋外フラップ3a及び第2蓋外フラップ3bが互いに係合されることで、箱体30の蓋部の閉塞状態を保持できるよう構成されているので、箱体30の蓋部を組み立てるにあたって、封函テープを用いることを要しない。そのため、この封函テープによって舌片15の開閉が妨げられない。従って、当該箱用シート10は、舌片15による投函口31の開閉作業の容易化を促進することができる。
当該箱用シート10は、第2蓋外フラップ3bが、先端縁に凸部13aを有し、第1蓋外フラップ3aが、凸部13aに係合する凹部11を有し、第1蓋外フラップ3a及び第2蓋外フラップ3bが、それぞれ基端縁の両側の角部から先端縁に向けて幅方向の内側に傾斜して延びる一対の弱化線12、14を有することによって、第1蓋外フラップ3aと第2蓋外フラップ3bとを係合することで、封函テープを用いなくても箱体30の蓋部を容易かつ確実に組み立てることができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
上記実施形態では、一対の第1側面パネルの上縁からそれぞれ蓋外フラップが延出し、一対の第2側面パネルの上縁からそれぞれ蓋内フラップが延出する構成について説明した。但し、当該箱用シートは、一対の第1側面パネルのうち、一方の第1側面パネルの上縁のみから蓋外フラップが延出していてもよい。この場合、1つの蓋外フラップによって箱体の上部開口を閉塞する構成を採用することができる。また、一対の第2側面パネルのうち、一方の第2側面パネルの上縁のみから蓋内フラップが延出していてもよい。
上記突出部は、上記蓋内フラップ内において、突出方向先端側に向けて拡幅する部分を有していてもよい。この構成によると、上記舌片の意図しない開放を抑制しやすい。
当該箱用シートは、上記突出部に上述の持ち手形成用のスリットが設けられていない構成を採用することも可能である。
当該箱用シートにおいて、箱体の蓋部及び底部を形成するための具体的な構成は特に限定されない。例えば当該箱用シートが、互いに係合される一対の蓋外フラップを有する場合、一方の蓋外フラップの先端縁に凸部が設けられており、他方の蓋外フラップに上記凸部が挿入される開口が設けられていてもよい。
以上のように、本考案の一態様に係る箱用シートは、書類を容易かつ安全に箱体内に保管するのに適している。
1a、1b 第1側面パネル
2a、2b 第2側面パネル
3a 第1蓋外フラップ
3b 第2蓋外フラップ
4a、4b 蓋内フラップ
5a 第1底外フラップ
5b 第2底外フラップ
6a、6b 底内フラップ
7 継代
10 箱用シート
11、18 凹部
12、14、19、21 弱化線
13a、20a 凸部
13b、20b 本体
15 舌片
15a 本体
15b 突出部
16 折り曲げ容易線
17 スリット
30 箱体
31 投函口
32 持ち手部
P 書類
D 第2側面パネルの上縁と折り曲げ容易線との間隔
L 第2側面パネルの上下方向長さ

Claims (5)

  1. 組立状態で対向する一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルと、
    少なくとも一方の上記第1側面パネルの上縁から延出する蓋外フラップと、
    少なくとも一方の上記第2側面パネルの上縁から延出する蓋内フラップと
    を備え、
    上記蓋外フラップの内側に上記蓋内フラップが配置されて蓋部が組み立てられる箱用シートであって、
    上記蓋内フラップが延出している第2側面パネルに、この第2側面パネルと上記蓋内フラップとに跨って形成される舌片によって画定される投函口が設けられており、
    上記舌片が、上記第2側面パネルに形成され、左右方向に延びる折り曲げ容易線を下端縁として、上記第2側面パネル内に形成される左右方向に細長の本体と、上記本体の上縁から上記蓋内フラップ内に突出する突出部とを有する箱用シート。
  2. 上記突出部の幅が、上記蓋内フラップ内において、突出方向先端側に向けて漸減している請求項1に記載の箱用シート。
  3. 上記突出部が、上記第2側面パネルと上記蓋内フラップとに跨って設けられており、
    上記突出部に、上記第2側面パネルと上記蓋内フラップとの境界線上に両端が位置し、上記第2側面パネル側に凸な持ち手形成用のスリットが設けられている請求項1又は請求項2に記載の箱用シート。
  4. 上記蓋外フラップが、上記一対の第1側面パネルの上縁からそれぞれ延出しており、
    一対の上記蓋外フラップ同士が互いに係合されることで、上記蓋部の閉塞状態を保持できるよう構成されている請求項1、請求項2又は請求項3に記載の箱用シート。
  5. 一方の上記蓋外フラップが、先端縁に凸部を有し、
    他方の上記蓋外フラップが、上記凸部に係合する凹部を有し、
    上記一対の蓋外フラップが、それぞれ基端縁の両側の角部から先端縁に向けて幅方向の内側に傾斜して延びる一対の弱化線を有する請求項4に記載の箱用シート。
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