JP3230755U - ランドセル - Google Patents

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光展 依田
光展 依田
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Abstract

【課題】ランドセルの収容室に電子機器を収納する丈夫で簡便な機器収納部を設けたランドセルを提供する。【解決手段】教科書、ノートなどの各種教材を収容する主収容室3と副収容室7と前ポケット部11を有するランドセル本体2と、ランドセル本体2の上部を開閉可能に覆う蓋板13とからなるランドセル1において、副収容室7の間仕切壁部8側に、電子機器を圧着保持する圧着板25と、収納した電子機器を圧着板25により圧着保持させる伸縮可能な伸縮ベルト27と、機器収納部20の開口部24を開閉可能に覆う蓋布地30とからなる機器収納部20を設ける。【選択図】図1

Description

本考案は、学童用ランドセルの改良に関する。
従来、学童用ランドセルは、皮革または合成皮革などにより形成したランドセル本体と、該ランドセル本体に被せる蓋板と、ランドセル本体を背負う背負いベルトとからなり、前記ランドセル本体は、教科書やノートを収納する主収納室と各種教材を収容する副収容室と小物などを収容する前ポケット部を取付けて形成してある。
ランドセルの主収容室は、昨今、学校で渡されるプリントやお知らせなどがA4版で印刷されており、その印刷物はクリアファイルに収容されて渡される場合が多い。そのため、ランドセルの主収容室はA4版のクリアファイルが曲がらずに収容することができるように幅が広く形成されている。
一方、近年は情報技術の進化により、教育現場においても文部科学省の新学習要領に示すごとく、2020年から情報教育・ICT活用教育が行われることとなった。そのため、学童は日常的にノートパソコンまたはタブレット型端末などのディスプレイパネルを備えた電子機器を使用して授業を受けることとなる。そのため、学童は前記電子機器を登下校時にランドセルに収納して持ち運ばなければならない。
そのため、ランドセルには前記電子機器を収納するための収納スペースが必要となり、その収納スペースとして、電子機器を収容する袋状に形成した収容体を主収容室内で、副収容室側に取付けると共に、前記収容体にホックなどからなる着脱部を設け、該着脱部と主収容室の上方に設けたホックなどからなる着脱部とを連結可能に取付けて使用するものが広く知られている(特許文献1)。
または、副収納部内に前記電子機器を収納すると共に、電子機器のパネル側にスエード面を有し、上面に電子機器を出し入れする開口部を有した形成体を設けたことを特徴とするランドセルも広く知られている(特許文献2)。
実用第3210939号 実用第3180954号
しかしながら、文献1は電子機器を収容する収容体を主収容室内の副収容室側に取付けると共に、前記収容体に着脱部を設け、該着脱部と主収容室の上方に設けた着脱部とを連結可能に取付けてあるだけであるため収容体が移動しやすく、重量(500g以上)がある電子機器を安全に収容することができない。また、収容体はホックで止めてあるだけであるため、ランドセルを背負う学童は所作が乱暴であるため収容体が揺れて外れる恐れがある。さらには、文献2のごとく、電子機器を収納する形成体は、開口部が解放したままであるため、登下校中の学童が遊びや悪戯でランドセルがひっくりかえる場合があり、また、収納されている電子機器が形成体内を移動したり、開口部から脱落したりするおそれがあり、電子機器の破損や故障の原因となるおそれがあるなどの問題点を有している。
そこで、本考案は、教材として使用する高価な電子機器が多様化していることからその大きさも多種多様である。そこで、ランドセルに収容可能な大きさの電子機器であるならば大きさに関係なく収納することができ、且つ、ランドセルの揺動や衝撃を受けても安定して電子機器を収納保持することができ、また、製作工程が容易で軽量で安価な機器収納部をランドセルの主収容室または副収容室に取付けることにより、学童の乱暴な所作や外部からの強い衝撃で、収納した電子機器が破損または故障するのを防止し、また、電子機器を安定して収納することにより、登下校時にランドセルを背負う学童の疲労を少なくすると共に、前記電子機器を授業で安心して使用することができることを課題とするものである。
本考案は、教科書、ノートなどの各種教材を収容する主収容室3と副収容室7と前ポケット部11を有するランドセル本体2と、該ランドセル本体の上部を開閉可能に覆う蓋板13とからなるランドセル1において、前記主収容室3または副収容室7、7a、7bに電子機器Xを出し入れ可能に圧着保持する機器収納部20を設けてなることを特徴とする。また、前記ランドセル1の主収容室3内の背板4側に電子機器Xを出し入れ可能に圧着保持する機器収納部20を設けてなることを特徴とする。さらには、前記ランドセル(1)は、副収容室7、7a、7b内の間仕切壁部8側に電子機器Xを出し入れ可能に圧着保持する機器収納部20を設けてなることを特徴とする。さらにはまた、前記副収容室7a、7bは、収納物の量によりマチ幅を伸縮させる拡幅機能Sa、Sbを有してなり、副収容室7aに設けた拡幅機構Saは、つづら折に形成した少なくとも1以上の折目からなる伸縮可能なマチ部41を設け、該副収容室の間仕切壁部8側に電子機器Xを出し入れ可能に圧着保持する機器収納部20を設けてなることを特徴とする。また、前記副収容室7bに設けた拡幅機構Sbは、伸縮可能なひだ部を有した内側マチ部51の外側で主収容室3側と前ポケット部11側にそれぞれ一端を取付けた外側マチ部52a、52bの他端に互いに分離連結可能なスライドファスナー55a、55bをそれぞれ取付け、該スライドファスナー55a、55bを連結分離させることにより、マチ幅を拡幅可能にしてなり、この副収容室7bの間仕切壁部8側に電子機器Xを出し入れ可能に圧着保持する機器収納部20を取付けてなることを特徴とする。さらには、前記機器収納部20は、収納した電子機器Xを圧着保持する圧着板25と、収納した電子機器Xを圧着板25により圧着保持させる伸縮可能な伸縮ベルト27と、前記機器収納部20の開口部24を開閉可能に覆う蓋布地30とからなることを特徴とする。さらにはまた、前記圧着板25は、間仕切壁部8の上下左右幅より小さく方形に形成し、該圧着板の下端を前記副収容室7、7a、7bの内底部から離して位置させ、この圧着板25の左右両端と上下の4点を伸縮ベルト27の一端で取付けて支持し、他端を副収容室7、7a、7bと間仕切壁部8の接合部分に縫着固定して前記圧着板25を中空状態に支持することにより、前記圧着板25を伸縮ベルト27の弾発力で間仕切壁部8側に圧着可能にしてなることを特徴とする。また、前記蓋布地30は、前記圧着板25の横幅(開口部幅)の約三分の二の幅に形成し、一辺を機器収納部20の開口部24付近の間仕切壁部8に取付け、他辺は開口部24を覆って圧着板25の前側壁面に設けた接着部35に着脱可能に取付けてなることを特徴とする。さらには、前記接着部35は、雌雄一対型の面ファスナからなり、一方35bを圧着板25の前側壁面の幅方向に取付け、他方35aを蓋布地30の裏側先端幅方向に取付けて互いに着脱可能に形成してなることを特徴とする。さらにはまた、前記機器収納部20を構成する圧着板25と間仕切壁部8は、軽量で丈夫な不織布板からなる芯板8a、25aの互いに対向する面に衝撃を吸収緩和するスポンジ、ウレタンなどの発泡合成樹脂材からなる緩衝部8b、25bを重合し、該緩衝部と前記芯板8a、25aの両面に合成皮革地からなる表皮部8c、25cをそれぞれ重合してなることを特徴とする。また、前記機器収納部20の圧着板25を保持する伸縮ベルト27aは、ベルトの長さをやや長くして間仕切壁8と圧着板25との間にマチ幅スペースZを設けてなることを特徴とする。
したがって、主収容室3または副収容室7、7a、7b内に電子機器Xを出し入れ可能に収納する簡便で軽量な機器収納部20を設けたことにより、ランドセルの軽量化と電子機器を安全に収納することができる。また、機器収納部20は、収納した電子機器Xを常に圧着保持する圧着板25と、収納した電子機器Xを圧着板25により圧着保持させる伸縮可能な伸縮ベルト27と、前記機器収納部20の開口部24を開閉可能に覆う蓋布地30との3点からなり、構造が簡単で安価に製作することができ経済的である。さらには、前記圧着板25は下端を副収容室7、7a、7bの内底面から離して伸縮ベルトで4点支持して中空状態に取付けてあるため、収納する電子機器Xの幅に合わせて圧着板25を前後動させることができるので、常に電子機器X全体を圧着して保持することができ、ランドセルが揺動しても機器収納部20内の電子機器Xが揺動したり移動することを防止することができる。さらにはまた、蓋布地30の横幅を機器収納部20に設けた開口部24幅の約三分の二の幅に形成したことにより握力の弱い低学年の学童でも容易に蓋布地30を剥離開閉することができる。また、機器収納室20は、間仕切壁板8と圧着板25を軽量で丈夫な不織布板からなる芯板8a、25aのそれぞれ対向する面に外部からの衝撃を吸収緩和する緩衝部8b、25bと表皮部8c、25cを重合して強固に形成したことにより、外部から衝撃、特に主収容室3側と前ポケット部11側からの衝撃を吸収緩和することができ、電子機器Xの破損や不具合などの故障を防止することができる。
蓋板を開けた状態のランドセルの斜視図である。 ランドセル本体の側面図である。 図2のA―A線断面図である。 機器収納部の拡大断面図である。 電子機器を収納した図3のB―B断面図である。 図5の一点鎖線丸部分拡大断面図である。 機器収納部の圧着板に取付けた雌接着部の第2実施例を示す正面図である。 機器収納部の第2実施例を示す平面図である。 機器収納部をランドセルの主収容室に設けた実施例を示す側面図である。 ランドセルの副収容室の第2実施例を示す側面図である。 ランドセルの副収容室の第3実施例を示す側面図である。
本考案の実施の形態を図面に基づいて説明すると、図1は蓋板を開けた状態のランドセルの斜視図、図2はランドセル本体の側面図、図3は図2のA―A線断面図、図4は機器収納部の拡大断面図、図5は電子機器を収納した図3のB―B断面図、図6は図5の丸一点鎖線部分の拡大断面図である。ランドセル1は、皮革または合成皮革などで形成したランドセル本体2と、ランドセル本体2の上部に開口部分全体を覆う蓋板13と、ランドセル1を学童が背負う背負いベルト(図示せず)により構成されている。
ランドセル本体2は、図1に示すごとく、教科書やノートまたは筆箱など教材をそれぞれ分けて収容するもので、上方を開口した主収容室3と、その他の学習用具などを入れる上方を開口した副収容室7と、上面をジッパーで開閉可能に形成した袋状の前ポケット部11を連続して設けてある。
前記副収容室7は、内部の間仕切壁部8側に電子機器Xを出し入れ可能に収納する機器収納部20を設けてある。前記副収容室7は、マチ幅が伸縮しない通常型の副収容室7や収納物の量によりマチ幅を前後動させる伸縮可能にした拡幅機構Sa、Sbを有した副収容室7a、7bを有したランドセル1を使用してもよい。
前記副収容室7aは、図10に示すごとく、マチ部分をツズラ折に折り曲げて形成した少なくとも1以上の折目部41からなる拡幅機構Saを有した副収容室で、主収容室3側に電子機器Xなどを出し入れ可能に収納する機器収納部20を設けてある。
また、副収容室7bは、図11に示すごとく、マチ部分の内側にひだ状に形成した伸縮可能な内側マチ部51を設け、該内側マチ部の外側で主収容室3側と前ポケット部11側にそれぞれ一端を取付けた外側マチ部52a、52bの他端に分離連結可能なスライドファスナー55a、55bの一片を取付け、該スライドファスナー55a、55bを互いに歯合連結分離させる拡幅機構Sbを設けてある。この拡幅機構Sbを有した副収容室7b内の主収容室3側に電子機器Xなどを出し入れ可能に収納する機器収納部20を設けてある。
前記機器収納部20は、収納した電子機器Xを圧着保持する圧着板25と、収納した電子機器Xを圧着板25により圧着保持させる伸縮可能な伸縮ベルト27と、前記機器収納部20の開口部24を開閉可能に覆う蓋布地30との少数部品(3点)により構成してある。
前記圧着板25は、間仕切壁部8の上下左右幅より小さく方形に形成し、該圧着板の下端は、前記副収容室7、7a、7bの内底部から離して中空状態に取付ける。圧着板25の下端と内底面との距離は少なくとも2mmから10mm、好ましくは、5mm程度離して位置させ、この圧着板25の左右両端の上下の4点を伸縮ベルト27の一端で支持し、他端を副収容室7、7a、7bと間仕切壁部8との接合部分に縫着固定して前記圧着板25を伸縮ベルト27の弾発力で間仕切壁部8側に常に圧着可能にしてある。
前記機器収納部20の開口部24には、内部に収容した電子機器Xの脱落を防止する蓋布地30を開閉可能に取付けてある。この蓋布地30は、軽量で丈夫なナイロンまたはポリエステルなどの合成繊維生地材からなり、前記機器収納部20の開口部24全体を覆うのではなく、開口部幅の約三分の二の幅を覆う長さに形成してある。
この蓋布地30に取付けた接着部35は、周知の接着部材で合成繊維生地材からなる軽量で縫着が容易な雌雄一対型の面ファスナを使用し、前記した圧着板25の前側壁面幅方向に雌接着部35bを取付け、蓋布地30の裏側先端幅方向全体に雄接着部35aを取付けて着脱可能に形成してある。
前記蓋布地30の横幅を開口部24幅の約三分の二の幅に短く形成したことにより、該蓋布地の先端幅方向に取付けた雄接着部35aと圧着板25の前側壁面に設けた雌接着部35bとの接着力を、収容した電子機器Xが衝撃で移動した際の衝撃力で蓋布地30の接着部35が剥離するのを防止する接着力は有するが、握力の弱い低学年の学童の力でも容易に剥離させて開閉することができる接着力に形成してある。
図7は、接着部35の第2実施例で、圧着板25の前側壁面に設けた雌接着部35bを上下二段に取付けてある。収容する電子機器Xの厚さにより、機器収納部20の開口部24の開きが相違することから該開口部を覆う蓋布地30の被せの深さを調整可能に形成してある。
前記機器収納部20を構成する圧着板25と副収容室7の間仕切壁部8は、軽量で丈夫な不織布板からなる芯板8a、25aの機器収納部20側に衝撃を吸収緩和するスポンジ、ウレタンなどの発泡合成樹脂材からなる緩衝部8b、25bと、合成皮革地からなる表皮部8c、25cをそれぞれ重合して形成したことにより、ランドセルの軽量化とコストの軽減および電子機器の故障や傷つきを防止している。主収容室3を構成する背板4は、前記圧着板25または間仕切壁部8と同様な構成に形成してあるため、説明が重複するので説明を省略する。
前記圧着板25を伸縮可能に保持する伸縮ベルト27は、帯状に形成したゴムバンドからなり、該伸縮ベルトの一端を前記圧着板25の左右両端で上下の4点を連結支持し、他端を副収容室7と間仕切壁部8との接合部分に縫着固定し、前記圧着板25を中空状態にして伸縮ベルト27の弾発力で間仕切壁部8側に常に引き寄せる圧着力を作用させてある。
したがって、圧着板25は、前記したごとく、下端を副収容室7の内底面から離し、左右端は伸縮ベルトで連結されているだけで中空状態にしてあるため、収納する電子機器の幅(厚み)に合わせて圧着板全体を平行方向に前後動させることができ、且つ、電子機器X全体を常に同じ力で圧着して保持する。そのため、ランドセルの揺動や外部からの衝撃があっても電子機器X全体を常に同じ力で圧着して保持しているため機器収納部20内を電子機器Xが左右に移動したり前後方向に揺れる恐れがなく安全に保持することができる。
図8は、伸縮ベルトの第2実施例で、圧着板25を常に緊張させて取付けるだけでなく、ベルトの長さを長くした長尺伸縮ベルト27aを使用して間仕切壁部8と圧着板25との間にマチ幅スペースZを設けて形成してある。この機器収納部20にマチ幅スペースZを設けたことにより、幅の厚い電子機器や小袋に収納した状態の電子機器など幅が厚い電子機器Xでも機器収納部20aに収納することができ便利である。
さらには、前記機器収納部20は、ランドセルの副収容室7、7a、7bだけでなく、図9に示すごとく、主収容室3の背板4側に取付けることもできる。この主収容室3に機器収納部20を取付ける場合、圧着板25の下端と内底面との距離は10mmから30mm、好ましくは20mmにしてある。電子機器Xは、重量が500g以上と重く、ランドセルの重心を背板側に移動させて背負うことにより、通学時にランドセルを背負う学童の負担を軽減することができ、また、圧着板25で電子機器Xを常に押圧しているため、ランドセルの揺動や外部からの衝撃を受けても電子機器Xが移動しないため電子機器Xの破損を防止することができる。
本考案に係る実施の形態の作用について説明すると、電子機器Xを出し入れ可能に収納する機器収納部20は、収納した電子機器Xを圧着保持する圧着板25と、収納した電子機器Xを圧着保持させる伸縮可能な伸縮ベルト27と、前記機器収納部20の開口部24を開閉可能に覆う蓋布地30との少数部品により構成し、ランドセル本体2を構成する主収容室3または各種形状をした副収容室7、7a、7b内に取付け可能に形成してある。前記機器収納部20は、圧着板25と伸縮ベルト27と蓋布地30との3点のみからなり、製造工程が容易であることからコストの軽減とランドセルの軽量化を図ることができる。
機器収納部20を副収容室7、7a、7b内の間仕切壁部8側に取付けてランドセル1全体の約中央に位置させることにより、ランドセル1の前後方向からの強い衝撃力が直接機器収納部20内に伝わるのを防止し、内部に収納した電子機器Xの故障や破損を防止することができる。
前記機器収納部20は、各収容室内で中空状態の圧着板25の左右両端の上下の四点に一端を支持した伸縮ベルト27の他端を間仕切壁部8とマチ部の隅に同じく四点支持して取付けることにより、中空状態の圧着板25を伸縮ベルト27の弾発力で間仕切壁部8側に常に圧着力を作用させることができる。
したがって、機器収納部20に収納する電子機器Xの厚さに合わせて圧着板25全体を電子機器と平行に前後動させることができるので、電子機器X全体を常に同じ力で圧着して保持することができる。そのため、ランドセルの揺動や外部からの衝撃があっても電子機器X全体を常に同じ力で圧着して保持するため、ランドセルの揺動で機器収納部20内を電子機器Xが左右に移動したり、前後方向に揺れる恐れがなく安定して保持することができる。
また、機器収納部20は図8に示すごとく、長尺伸縮ベルト27aを取付けて圧着板25の緊張状態を緩め、間仕切壁部8と圧着板25との間にマチ幅スペースZを設けたことにより、幅の厚い電子機器や小袋に収納した状態の電子機器など幅がかさばる電子機器をそのまま収納することができ便利である。
さらには、機器収納部20の開口部24に開閉可能に取付けた蓋布地30は、該蓋布地の幅を開口部幅より狭い幅(約三分の二)に形成したことにより、この蓋布地30の先端幅方向全体に取付けた接着部35の接着力を学童の登下校中の遊びや悪戯でランドセル10をひっくりかえしても蓋布地30が外れることがない接着力を有するが、握力の弱い低学年の学童でも接着部35を容易に剥離して開閉することができる接着力にしてある。
さらにはまた、前記機器収納部20を主収容室3内の背板4側に取付けることもできる。電子機器Xは、重量が500g以上と重く、ランドセルの重心を背板側に移動させて背負うことにより、通学時にランドセルを背負う学童の負担を軽減することができ、また、圧着板25で電子機器Xを常に押圧しているため、ランドセルの揺動や外部からの衝撃を受けても電子機器Xが移動しないため電子機器Xの破損を防止することができる。
前記機器収納部20を構成する圧着板25と副収容室7の間仕切壁部8は、それぞれ軽量で丈夫な不織布板からなる芯板8a、25aの機器収納部20側に衝撃を吸収緩和するスポンジ、ウレタンなどの発泡合成樹脂材からなる緩衝部8b、25bと、合成皮革地からなる表皮部8c、25cをそれぞれ重合して形成したことにより、ランドセルの軽量化とコストの軽減を図ると共に、外部からの衝撃が電子機器Xに直接衝撃が伝わるのを防止することができるので電子機器Xを十分に保護することができる。
前記機器収納部20は、前記したごとく、ランドセル1の副収容室7、7a、7bだけでなく、主収容室3にも簡単に取付けることができるため、ランドセル1を乱暴に取り扱う学童の登下校中の遊びや悪戯による外部からの衝撃で電子機器が上下左右に揺動するのを防止して衝撃に弱い電子機器Xの破損や不具合などの故障を防止することができ、学童一人一人に貸与する高価な電子機器Xの故障を防止することができるので大変経済的である。
1 ランドセル
2 ランドセル本体
3 主収容室
4 背板壁部
7 副収容室
7a 副収容室
7b 副収容室
8 間仕切壁部
8a 芯板
8b 緩衝部
8c 表皮部
10 マチ部
11 前ポケット部
13 蓋板
20 機器収納部
24 開口部
25 圧着板
25a 芯板
25b 緩衝部
25c 表皮部
27 伸縮ベルト
30 蓋布地
35 接着部
35a 雌接着部
35b 雄接着部
Sa 拡幅機構
41 マチ部
51 内側マチ部
52 外側マチ部
55 スライドファスナー
Sa 拡幅機構
Sb 拡幅機構
X 電子機器
Z マチ幅スペース

Claims (11)

  1. 教科書、ノートなどの各種教材を収容する主収容室(3)と副収容室(7)と前ポケット部(11)を有するランドセル本体(2)と、該ランドセル本体の上部を開閉可能に覆う蓋板(13)とからなるランドセル(1)において、前記主収容室(3)または副収容室(7、7a、7b)に電子機器(X)を出し入れ可能に圧着保持する機器収納部(20)を設けてなることを特徴とするランドセル。
  2. 前記ランドセル1は、主収容室(3)内の背板(4)側に電子機器(X)を出し入れ可能に圧着保持する機器収納部(20)を設けてなることを特徴とする請求項1記載のランドセル。
  3. 前記ランドセル(1)は、副収容室(7、7a、7b)内の間仕切壁部(8)側に電子機器(X)を出し入れ可能に圧着保持する機器収納部(20)を設けてなることを特徴とする請求項1記載のランドセル。
  4. 前記副収容室(7a、7b)は、収納物の量によりマチ幅を伸縮させる拡幅機能(Sa、Sb)を有してなり、副収容室(7a)に設けた拡幅機構(Sa)は、つづら折に形成した少なくとも1以上の折目からなる伸縮可能なマチ部(41)を設け、該副収容室の間仕切壁部(8)側に電子機器(X)を出し入れ可能に圧着保持する機器収納部(20)を設けてなることを特徴とする請求項1または3記載のランドセル。
  5. 前記副収容室(7b)に設けた拡幅機構(Sb)は、伸縮可能なひだ部を有した内側マチ部(51)の外側で主収容室(3)側と前ポケット部(11)側にそれぞれ一端を取付けた外側マチ部(52a、52b)の他端に互いに分離連結可能なスライドファスナー(55a、55b)をそれぞれ取付け、該スライドファスナー(55a、55b)を連結分離させることにより、マチ幅を拡幅可能にしてなり、この副収容室(7b)の間仕切壁部(8)側に電子機器(X)を出し入れ可能に圧着保持する機器収納部(20)を取付けてなることを特徴とする請求項1または3記載のランドセル。
  6. 前記機器収納部(20)は、収納した電子機器(X)を圧着保持する圧着板(25)と、収納した電子機器(X)を圧着板(25)により圧着保持させる伸縮可能な伸縮ベルト(27)と、前記機器収納部(20)の開口部(24)を開閉可能に覆う蓋布地(30)とからなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1記載のランドセル。
  7. 前記圧着板(25)は、間仕切壁部(8)の上下左右幅より小さく方形に形成し、該圧着板の下端を前記副収容室(7、7a、7b)の内底部から離して位置し、この圧着板(25)の左右両端と上下の4点を伸縮ベルト(27)の一端で取付けて支持し、他端を副収容室(7、7a、7b)と間仕切壁部(8)の接合部分に縫着固定して前記圧着板(25)を中空状態に支持することにより、前記圧着板(25)を伸縮ベルト(27)の弾発力で間仕切壁部(8)側に圧着可能にしてなることを特徴とする請求項6記載のランドセル。
  8. 前記蓋布地(30)は、前記圧着板(25)の横幅(開口部幅)の約三分の二の幅に形成し、一辺を機器収納部(20)の開口部(24)付近の間仕切壁部(8)に取付け、他辺は開口部(24)を覆って圧着板(25)の前側壁面に設けた接着部(35)に着脱可能に取付けてなることを特徴とする請求項6記載のランドセル。
  9. 前記接着部(35)は、雌雄一対型の面ファスナからなり、一方(35b)を圧着板(25)の前側壁面の幅方向に取付け、他方(35a)を蓋布地(30)の裏側先端幅方向に取付けて互いに着脱可能に形成してなることを特徴とする請求項8記載のランドセル。
  10. 前記機器収納部(20)を構成する圧着板(25)と間仕切壁部(8)は、軽量で丈夫な不織布板からなる芯板(8a、25a)の互いに対向する面に衝撃を吸収緩和するスポンジ、ウレタンなどの発泡合成樹脂材からなる緩衝部(8b、25b)を重合し、該緩衝部と前記芯板(8a、25a)の両面に合成皮革地からなる表皮部(8c、25c)をそれぞれ重合してなることを特徴とする請求項7記載のランドセル。
  11. 前記機器収納部(20)の圧着板(25)を保持する伸縮ベルト(27a)は、ベルトの長さをやや長くして間仕切壁部(8)と圧着板(25)との間にマチ幅スペース(Z)を設けてなることを特徴とする請求項6記載のランドセル。
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