JP3230379B2 - 現像方法及びその装置 - Google Patents

現像方法及びその装置

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JP3230379B2 JP16900194A JP16900194A JP3230379B2 JP 3230379 B2 JP3230379 B2 JP 3230379B2 JP 16900194 A JP16900194 A JP 16900194A JP 16900194 A JP16900194 A JP 16900194A JP 3230379 B2 JP3230379 B2 JP 3230379B2
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修弘 勝田
雄一 福田
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清 重廣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真法あるいは
静電記録法等によって形成された潜像を現像する現像方
法及びその装置に係り、特に、二成分現像剤を用いた現
像方法及びその装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真法あるいは静電記録法
等の画像形成方法においては、例えば二成分現像剤を用
いて潜像担持体上の静電潜像にトナーを付着させ、可視
化する現像方法が採用される。この種の現像方法におい
て、原稿に忠実でより高画質な画像を得るには濃度だけ
でなく静電潜像を忠実に現像しなければならないが、ト
ナー粒子を小さくすることにより高画質が得られること
はよく知られている(例えば特開昭58−184156
号、特開昭58−184157号公報参照)。
【0003】我々の調査では、トナー粒径と文字再現性
(grade)との関係をスクリーン線数をパラメータ
として調べたところ図21(図中、lpiはlines
per inchの略)のような結果が得られ、ま
た、スクリーン線数と文字再現性(grade)との関
係をトナー粒径をパラメータとして調べたところ図22
のような結果が得られた(但し、キャリアは粒径20μ
mのものを使用)が、肉眼で見たときに高品位印刷や写
真と同等の線再現性が得られる条件は、トナー粒径は約
6μm以下であり、かつ、アナログ画像若しくは350
pixel/inch以上のデジタル画像であることが
判明した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二成分
現像においてトナー粒径を小さくするとトナークラウド
が発生し易く、それを防ぐためにトナー帯電量を大きく
すると所望の現像濃度が得られないという技術的課題が
見い出された。また、特にカラー画像形成装置のように
多重転写を行なう場合には、小粒径トナーのトナークラ
ウドを防ぐためにトナー帯電量を大きくすると転写不良
になり易く、それを防ぐために転写電圧または転写電流
値を大きくすると、転写電圧または転写電流発生部材か
ら周囲の金属部品への火花放電の発生や転写ニップ領域
での放電発生による転写不良を引き起こしてしまうとい
う技術的課題が見い出された。
【0005】この発明は、二成分現像剤を用いるタイプ
において、印刷や写真と同等以上の高品位な画質を再現
すると共に、トナークラウドの発生を有効に抑えなが
ら、現像濃度の低下や転写不良を確実に回避することが
できる信頼性の高い現像方法及びその装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】先ず、第1の発明に係る
現像方法は、図1(a)及び図2に示すように、単色又
は複数色のトナーを用いて潜像担持体1上の静電潜像Z
を現像した後、当該現像トナー像TZを被転写媒体2に
静電的に転写又は順次多重転写するようにした画像形成
方法に用いられる現像装置3であって、現像ハウジング
4の潜像担持体1に対向する部位に現像用開口5を開設
し、この現像用開口5に面した部位には回転可能な非磁
性スリーブ7内に磁石部材8が固定設置される現像剤担
持体6を有し、この現像剤担持体6の表面に担持された
二成分現像剤Gにて現像用開口5を通じて潜像担持体1
上の静電潜像を現像すると共に、現像剤担持体6の現像
用開口5の下流側に少なくとも一対の隣合わせた同極の
磁極(反発磁極)やスクレーパ等の現像剤剥離手段9を
設けた現像装置を前提とし、平均粒径が6μm以下のト
ナーを用い、トナーの帯電条件がy≦−3.5x+3
4.5(但し、y:単位面積当たりの現像トナー電荷量
の絶対値、x:転写回数)を満足すると共に、現像剤担
持体6の現像用開口5の上流側及び下流側領域で現像剤
担持体6表面に担持されている現像剤G層を現像剤担持
体6の軸方向全域に亘って現像ハウジング4内壁若しく
は現像ハウジング内の取り付け部材10壁面に常時接
触させるようにしたことを特徴とする。
【0007】また、本願第2の発明に係る現像方法は、
図1(b)及び図2に示すように、単色又は複数色のト
ナーを用いて潜像担持体1上の静電潜像Zを現像した
後、当該現像トナー像TZを被転写媒体2に静電的に転
写又は順次多重転写するようにした画像形成方法に用い
られる現像装置3であって、現像ハウジング4の潜像担
持体1に対向する部位に現像用開口5を開設し、この現
像用開口5に面した部位には回転可能な非磁性スリーブ
7内に磁石部材8が固定設置される現像剤担持体6を有
し、前記磁石部材8には偶数の異極性の磁極8a,8b
を交互に配設すると共に、前記現像剤担持体6の表面に
担持された二成分現像剤Gにて現像用開口5を通じて潜
像担持体1上の静電潜像を現像するようにした現像装置
を前提とし、平均粒径が6μm以下のトナーを用い、ト
ナーの帯電条件がy≦−3.5x+34.5(但し、
y:単位面積当たりの現像トナー電荷量の絶対値、x:
転写回数)を満足することを特徴とする。
【0008】このような本願発明に係る現像方法は接触
現像、非接触現像のいずれをも対象する。また、現像
バイアスとしては直流バイアスだけでもよいが、現像性
をより高めるという観点からすれば、直流重畳の交流バ
イアスを印加することが好ましく、交流バイアスの電圧
波形としては、矩形波、正弦波、三角波、鋸波など適宜
選定して差し支えない。
【0009】このような現像方法を具現化する装置発明
においては、以下に示すような各種の工夫を施すことが
好ましい。例えば、現像ハウジング4内壁又は現像ハウ
ジング4内の取り付け部材10を磁性体で構成すると共
に、夫々の近傍に対向する現像剤担持体6内部に磁極8
a,8bを配置し、前記磁性体と磁極8a,8bとの間
の隙間に形成される磁場に沿って二成分現像剤Gを充填
させ、当該隙間部分の気密性(シールド)を良好に保つ
ように設計すれば、トナークラウドのシール効果をより
高めることが可能である。
【0010】また、現像剤担持体6端部の現像剤G層が
存在しない領域に対応した箇所に、現像剤担持体6と現
像ハウジング4との隙間からの現像剤G漏出が阻止され
るシール手段を設けるようにすれば、現像剤担持体6の
端部におけるトナークラウドのシール効果を高めること
が可能になる。このシール手段としては、例えば現像剤
担持体6内部の磁極8a,8bに対向する磁性体からな
る現像ハウジング4内壁又は現像ハウジング4内の取り
付け部材10を現像剤担持体6の現像剤G層が存在しな
い領域まで延長し、現像剤Gのシールド領域を現像剤存
在領域の外側まで拡大するようにしたり、あるいは、現
像剤担持体6端部の現像剤G層の存在しない領域の現像
剤担持体6外周に、現像剤担持体6に接する弾性体又は
現像剤担持体6に接しない磁性体を設けたりするものが
挙げられる。
【0011】更に、図1(b)の現像方法を具現化した
装置発明において、現像剤Gの交換性を上げるという観
点からすれば、現像剤担持体6に近接した部位に、現像
剤Gが現像剤担持体6側に強く押し付けられて現像剤担
持体6上に担持されている現像剤Gと一部強制交換され
る強制押圧手段11を設けるようにすることが好まし
い。
【0012】更にまた、平均粒径が45μm以下のキャ
リアを用い、前記現像剤担持体6と潜像担持体1との間
に交番成分が含まれるバイアス電圧を印加し、その交番
電圧の周波数fが6,000≦f(Hz)を満足するよ
うに設定されれば、それによって、6μm以下のトナー
の環境への許容範囲を広げると共に非画像部へのトナー
付着(カブリ)を解消し、かつ、現像効率を高めること
により30μC/cm3以下という制限内でも比較的高
いトナー帯電量で使用できるようになり、粒状性を良く
すると共にナークラウドの安全性を高めることが可能で
ある。
【0013】また、潜像担持体1と現像剤担持体6との
距離である現像間隙と交番電圧のピーク間電圧との関係
が2.0×106V/m≦ピーク間電圧/現像間隙≦
5.0×106V/mであるように設定されれば、上述
した条件(平均粒径45μmのキャリア,現像バイアス
の交番電圧の周波数fが6,000≦f(Hz))下で
ピーク間電圧/現像間隙が2.0×106V/m 以上で
あることによって現像効率を高め、30μC/cm3
下という制御内でも比較的高いトナー帯電量で使用でき
るようになり、粒状性を良くすると共にトナークラウド
の安全性を高めることが可能になる。一方、ピーク間電
圧/現像間隙が5.0×106V/m以下であることに
よって現像間隙における放電を防止し、良好な現像状態
を保つことが可能になる。
【0014】また、体積抵抗率が1010Ωcm以下のキ
ャリアを用いるようにすれば、転写性能から定まるyの
制限内でも比較的高いトナー帯電量で使用できるように
なり、粒状性を良くすると共にトナークラウドの安全性
を高めることが可能である。
【0015】また、線数350pixel/inch以
上のデジタル潜像を現像対象とすれば、6μm以下のト
ナーを用いた画像において線再現性と粒状性とを両立さ
せることが可能である。
【0016】また、レーザ等のように光ビームにより帯
電した潜像担持体1に静電潜像を書き込む装置におい
て、ビーム径を60μm以下にすれば、線数350pi
xel/inch以上の画像においてより粒状性を向上
させることが可能になる。
【0017】
【作用】上述したような技術的手段において、図1
(a)に示す現像方法によれば、先ず、平均粒径が6μ
m以下のトナーを用いることによって印刷や写真と同等
以上の高品位な画質を実現する。そして、y≦−3.5
x+34.5(但し、y:単位面積当たりの現像トナー
電荷量の絶対値、x:転写回数)を満たすことによって
複数色のトナーの安定した転写性能を確保する。つま
り、複数色のトナーを多重に転写する場合、前に転写さ
れたトナーの電荷に打ち勝つだけの転写電流を転写部に
流さなければ後のトナーが十分に転写されず、転写不良
となってしまうのでyは低い方がよく、上記範囲を超え
ると、機体内での火花放電の危険性や転写ニップ領域内
での放電による転写不良が発生する程度まで転写電流値
又は電圧を上げなければならず、安定した転写性能が得
られない。
【0018】また、6μm以下のトナーにおいてq/d
(q:トナーの電荷量(fc:フェムト[10-15]ク
ーロン),d:トナー粒径(μm))が0.5fc/μ
m以下になるとトナークラウドが発生する。これは、ト
ナーのもつ電荷量が小さくなることによってトナーとキ
ャリアとの鏡像力が弱まり、トナークラウドが発生し易
くなるものであるが、現像ハウジング4内壁又は現像ハ
ウジング4内壁に取り付けられた部材10と現像剤G層
とが現像剤担持体6の回転軸方向全域亘って常時接触し
ているため、現像剤担持体6と現像ハウジング4との間
の隙間部分には現像剤が充填されることになり、現像ハ
ウジング4内でトナークラウドが発生したとしても、当
該トナークラウドは前記充填された現像剤Gにて現像ハ
ウジング4内に封じ込められ、前記隙間部分から外部へ
漏出することはほとんどない。
【0019】また、図1(b)に示す現像方法におい
て、平均粒径が6μm以下のトナーを用いる点及びトナ
ーの帯電条件がy≦−3.5x+34.5(但し、y:
単位面積当たりの現像トナー電荷量の絶対値、x:転写
回数)を満たす点に関する作用は図1(a)に示す現像
方法と同様であるが、図1(a)に示す現像方法と異な
り、この現像方法が採用される現像装置は、現像剤担持
体6内の磁石部材8に偶数の異極性の磁極8a,8bが
交互に配設されるという構成を備えているため、もとも
と現像剤担持体6から現像剤Gが剥離され難く、トナー
クラウドの発生自体が抑制されている。但し、強制押圧
手段11を設けた場合にはトナークラウドが発生し易く
なるので、上記取り付け部材10を取り付ける方が好ま
しい。
【0020】
【実施例】以下図面を参照して、この発明の好適な実施
例を例示的に説明する。但し、この実施例の記載された
構成部品の寸法、特質、その他パラメータは特に特定的
な記載がない限りは、この発明を限定するものではな
い。 ◎実施例1 この発明が適用される電子写真方式のカラー画像形成装
置の一実施例を図3に示す。同図において、符号21は
a方向に回転する潜像担持体としての感光ドラム、22
は感光ドラム21を帯電する帯電器、23は帯電された
感光ドラム21上に静電潜像を形成するレーザ走査ユニ
ット等の露光ユニット、24〜27は例えばシアン、マ
ゼンタ、イエロ、ブラックの各色トナーが収容される二
成分磁気ブラシ現像装置であり、各現像装置24〜27
はロータリ方式にて回転移動し、各色画像形成サイクル
毎に現像位置に選択的にセットされるようになってい
る。
【0021】また、符号28は上記感光ドラム21に接
触転動する転写ドラムであり、この転写ドラム28は感
光ドラム21との接触部に対向した部位にコロトロン2
81を配設し、このコロトロン281によって転写ドラ
ム28のドラム面形成用のフィルム282に電荷を与
え、この転写電界により感光ドラム21上のトナー像を
転写ドラム28に保持される記録用紙29に転写させる
ものである。尚、符号30は感光ドラム21のトナー像
の帯電電位を調整する転写前帯電器である。
【0022】そして、上記記録用紙29は給紙ユニット
31から搬送装置32を通って転写ドラム28に巻き付
け保持され、各色トナーの転写工程を繰り返した後に、
搬送装置33に送られ、定着器34にてトナー像定着さ
れた後に排出トレイ35に排出される。また、符号36
は感光ドラム21上に残留したトナーを除去する例えば
ブレードクリーニング方式のクリーナである。
【0023】この実施例に係るカラー画像形成装置の画
像形成プロセスは、各色画像形成サイクル毎に感光ドラ
ム21を回転させ、帯電、露光、現像、転写を繰り返し
ながら、転写ドラム28に巻き付け保持された記録用紙
29に各色トナー像を順次重ね転写し、定着器34にて
記録用紙29上の未定着トナー像を定着した後、当該記
録用紙29を排出するようにしたものである。
【0024】次に、この実施例に係るカラー画像形成装
置で用いられる現像装置24〜27を図4に基づいて詳
細に説明する。尚、各現像装置24〜27の基本的構成
は同様であるので、以下現像装置24を例に挙げて説明
する。同図において、現像装置24は、現像ハウジング
41の感光ドラム21に対向する部位に現像用開口42
を開設し、この現像用開口42に面した部位に現像ロー
ル43を配設したものである。この実施例における現像
ロール43は、回転可能な非磁性の現像スリーブ44内
に磁石ロール45を固定設置したものであり、磁石ロー
ル45には磁極451〜455が設けられ、少なくとも
磁石ロール45の現像用開口42の下流側に位置する相
隣接する磁極452,453は同極(この実施例ではN
極)で、残りの3磁極451,454,455は夫々隣
接する磁極と異なる極性のものになっている。
【0025】そして、現像ロール43の周囲には、トナ
ー46とキャリア47とを混合した二成分現像剤Gが現
像ロール43の磁気力によって磁気ブラシとなり、矢印
b方向に回転する現像スリーブ44に従い搬送される。
磁気ブラシは現像ハウジング41の現像用開口42にお
いて感光ドラム21上に予め形成された静電潜像を摺擦
現像する。
【0026】そして、現像が終了した現像剤Gは回転す
る現像スリーブ44の回転に従って更に下流に搬送され
る。このとき、磁石ロール45の磁極452,453は
同極であるため、磁極452,453間の磁気吸収力が
ゼロもしくは弱くなっており、そこで現像剤Gは現像ロ
ール43から離れ、一対のスクリュオーガ48により搬
送、撹拌される。上記一対のスクリュオーガ48は現像
ハウジング41の前後位置で現像ロール43の軸方向に
沿って配設され、互いに相反する方向に現像剤Gを搬送
し、その間にトナー補給口411からトナーが補給さ
れ、隔壁49端部の開口部で現像剤Gを受け渡すように
なっている。
【0027】そして更に、磁石ロール45の磁極453
部位では新しい現像剤Gが吸引され、現像スリーブ44
の回転に従い磁気ブラシからなる現像剤Gが搬送される
が、トリミングバー50によって磁気ブラシからなる現
像剤G層は一定の厚さに規制される。また、現像ロール
43にはバイアス電源51により例えば直流重畳交流バ
イアス電圧が供給されるようになっている。
【0028】このような現像装置24において、この実
施例では現像剤Gのトナー46、キャリア47として共
に平均粒径を振ったものを用いた。平均粒径の異なるト
ナー46は、混練後、粉砕・分球条件を変え、適切な外
添剤を施して作成した。一方、キャリア47は、造粒・
焼結後適切なコート剤を塗布し、篩分して作成した。更
に、感光ドラム21の移動速度を160mm/secと
し、現像スリーブ44を感光ドラム21と同方向に33
6mm/secで回転させた。また、バイアス電源51
の直流成分を−500V、交流成分の振幅値を0〜3.
0KV(Peak to Peak)、周波数1〜20
KHzで実験を行なった。
【0029】先ず、キャリアコート剤やトナー平均粒
径、トナー濃度、現像電位コントラストを変えて上記の
方法により現像及び多重転写を行なった。各粒径のトナ
ーを組み合わせて直流現像バイアスだけで画像濃度が
1.2以上となり且つカブリが発生しないように適当に
トナー濃度を調整し、現像バイアスをVp−p(Pea
k to Peak電圧)=1.2KVとし、直流成分
を−500Vとして周波数を変化させたところ、図5に
示すように、低周波数側でカブリが発生し、高周波数に
なるに従ってカブリの程度が少なくなっていった。ま
た、トナー粒径が小さくなるほどカブリの出なくなる周
波数は高くなる傾向にあるが、略6KHz以上でカブリ
が出なくなった。
【0030】更に、交番現像バイアスの周波数6KHz
での画像濃度はいずれも直流現像バイアスだけに比べて
3割以上高くなった。また、このとき、同時に3〜10
line/mmの印刷原稿をコピーし、そのコピー画像
と印刷原稿及び印刷原稿の写真画像を肉眼で比較したと
ころ、線の直線性、キレの点で6μm以下のトナーでは
略印刷原稿や写真画像に比べて遜色ないが、7μm以上
のトナーでは劣ることが確認された。
【0031】次に、それらの現像剤を高温多湿(30゜
C,82%RH)、低温低湿(9゜C,27%RH)の
環境下にそれぞれ一昼夜放置し、周波数5KHzで上記
と同様の現像バイアスにより夫々の組合せにおいて上記
と同様な画像濃度を保つようにトナー濃度を調整してコ
ピーしたところ、6μm以下のトナーと60μmキャリ
アとの組合せでは低温低湿条件でカブリが生じた。そこ
で、同様の実験を45μmのキャリアを用いて行なった
ところ2.5μm以下のトナーでカブリが生じた。尚、
1.5μmトナーではいずれの条件でも低温低湿におい
てカブリが生じた。この原因は、比較的粒径の大きなキ
ャリアと粒径の小さなトナーの組合せではキャリア表面
に保持できるトナー量が少なく、現像に寄与するトナー
の絶対量が不足するため、一定の画像濃度を保つように
トナーを追加するとキャリア表面と接触できずに帯電さ
れないトナーが増加して、カブリとなるものと想定され
る。これはトナー及びキャリアの帯電特性にも左右され
るものであり、一概に言えないが、略トナー粒径の10
倍以下の粒径のキャリアを用いることが望ましい。
【0032】更に、現像間隙を0.2〜0.6mm、交
流現像バイアスのVp−pを0〜3.0KVの間で振っ
たところ、略[Vp−p/現像間隙]が5.0×106
V/mのとき高温多湿において絶縁破壊が発生し、画質
欠陥を引き起こした。また、[Vp−p/現像間隙]が
2.0×106V/m未満になると現像濃度が低下し、
画質が低下した。この結果を図6に示す。
【0033】次に、45、20μmキャリアのコート量
を変化させ、抵抗率を測定した後に現像間隙を0.4m
m、交流現像バイアスのVp−p=1.2KV、周波数
=6KHzでコピーを行なった。このとき、1V/μm
でのキャリア抵抗が1010Ωcm以上では中間調ベタパ
ッチ後端部に像欠けが生じたが、キャリア抵抗が1010
Ωcm以下ではその程度がかなり改善された。これを図
7に示す。
【0034】また、常温常湿(20゜C,50%RH)
に近い環境条件でいくつかのトナー粒径とキャリア粒径
との組合せを用いて交流現像バイアスの周波数を振って
200pixel/inchのデジタル静電潜像のコピ
ーを行なった。全階調域の粒状性を測定し、それぞれの
ピーク値を比較したところ、6μm以下のトナーでは略
現像バイアス周波数6KHz以上で粒状性は良好であっ
たが、周波数8KHz以上で最も良好な粒状性が得られ
た。そこで、交流現像バイアスの周波数を9KHzに固
定し、光学系を載せ代えてレーザビーム径を65μmと
して静電潜像を100〜800pixel/inchで
振ったところ、6μm以下のトナーでは200pixe
l/inch以上で良好な粒状性が得られた。また、同
時にレーザビーム径を30〜130μmで振ったとこ
ろ、6μm以下のトナーでは70μm以下で良好な粒状
性が得られた。これらの結果を図8,図9に夫々示す。
【0035】ここで、平均粒径約9μm及び約5μmの
トナーと平均粒径45μmのフェライトキャリアとを用
い、イエロ、マゼンタ、シアンの順に現像、転写のサイ
クルを繰り返し、転写ドラム28のフイルム282上に
ある記録用紙29に3色のトナー像を重ねて排出、定着
した。その際、トナー濃度や一部キャリアコート剤を変
更する等してトナー帯電量を変化させ、更に、現像電位
条件を変えて単位面積当たりのトナー現像量Mを変化さ
せた。転写率が85%以上で画質上転写ムラのない転写
電流値条件をプロットしたのが図10である。尚、記録
用紙29はA3の普通紙を縦送りで搬送し、転写ドラム
28はフイルム282の内側からコロトロン281で電
荷を与え、コロトロン281のシールド電流を電源にフ
ィードバックして正味の転写電流値をモニタした。
【0036】この結果、現像トナー重量が多くなったと
き、トナー帯電量が大きいとき、そして、多重転写回数
が増加するときには転写電流値を大きくしなければなら
ないが、転写電流値が40μAを越えると放電マーク
(放電による画像中白抜け)が発生する危険性が高くな
る。
【0037】この結果をまとめると図11のようにな
る。転写回数をx、単位面積当たり現像トナー電荷量を
yとすると、y≦−3.5x+34.5となることが必
要であることがわかる。yは(q/m)×Mで求めた。
但し、qはトナーの電荷量、mはトナーの重量、Mは単
面積当りのトナー現像量である。q/mはチャージス
ペクトログラフ法やブローオフ法等の公知の手法により
求められるが、この実施例では、チャージスペクトログ
ラフ法を用いた。すなわち、チャージスペクトログラフ
法(R.B.Lewis, E.W.Connors, R.F.Koehler:電子写真学
会誌,22(1),85(1983))から画像解析によりq/dを求
め、算出式q/m=q/ρV=q/{(4/3)・π
(d/2)3ρ}=6q/πd3ρよりトナー比電荷q/
mを求めた。但し、dはトナー粒径(直径)、ρはトナ
ーの比重、Vはトナーの体積である。このとき、チャー
ジスペクトログラフの校正は、金属片に現像したトナー
の一部をチャージスペクトログラフにかけ、残りをエア
ーガンでブローオフし、その前後の金属片の電荷量と重
量変化からq/mを求めて、両者が合うようにチャージ
スペクトログラフのパラメータを調整して行なった。
尚、電荷量測定はKEITHLEYエレクトロメータ617、重
量測定はzartorius R180Dを用いた。
【0038】現像トナー量は少ないほど転写に有利であ
るが、過度に少ないと、定着後にムラが目立ってしま
い、画像品質を落としてしまう。これは定着後のグロス
によって変化するが、OHPシートにおいて必要な透明
性を得るようにトナー像表面の平滑化を行なうと必然的
に普通紙でも高グロスの画像になる。このとき、現像ト
ナー重量は、比重1のトナーで略0.6mg/cm2
上必要である。従って、転写回数に応じて転写できるト
ナー帯電量の限界が決まってくる。一方、トナー帯電量
は現像装置から発生するトナークラウドを抑える条件と
してq/d(q:トナー電荷量,d:トナー粒径)≦
0.45fc/μmである必要があり、q/v∞q/d
3となることから小粒径トナーほど使用できる電荷の範
囲が狭くなる。そこで、トナークラウドが主に発生する
箇所を調べたところ、図4における同極の反発磁極45
2,453間で現像剤Gが現像ロール43から離れる部
分であることが判明した。
【0039】ところが、この実施例では、上記現像ロー
ル43の反発磁極452より現像用開口42側部分と現
像ハウジング41の下部との隙間寸法は、現像スリーブ
44の回転に従って搬送される現像剤Gの層厚よりも僅
かに狭く設定されているため、現像ロール43の前記部
位と現像ハウジング41の下部との隙間には現像剤Gが
常時充填されることになり、仮に、上記現像ロール43
の反発磁極452,453部分でトナークラウドが発生
したとしても、当該トナークラウドは前記現像剤Gによ
る壁に塞ぎ止められ、現像用開口42から外部に漏出す
る事態はある程度は抑えられる。
【0040】また、この実施例において、既存の現像装
置を利用するような場合には、現像ロール43の反発磁
極452より現像用開口42側部分と現像ハウジング4
1の下部との隙間寸法が現像スリーブ44の回転に従っ
て搬送される現像剤Gの層厚よりももともと広く形成さ
れていることがあり得るが、このような場合には、例え
ば図12に示すように、前記現像ロール43の反発磁極
452より現像用開口42側部分に対向する現像ハウジ
ング41の下部に隙間調整用のスペーサ部材61を設
け、このスペーサ部材61と現像ロール43との間に現
像剤Gの層厚よりも僅かに狭い隙間を確保するようにす
ればよい。
【0041】◎実施例2 この実施例に係る現像装置の基本的構成は、図13に示
すように、実施例1と略同様であるが、実施例1と異な
り、上記現像ロール43の反発磁極452に対向する現
像ハウジング41の下部に例えば鉄製の長尺な磁性板7
1を現像ロール43の軸方向に沿って設けたものであ
る。この実施例によれば、反発磁極452と磁性板71
との間に磁場が形成されるため、この磁場に沿って現像
剤Gが配列され、現像剤Gによるカーテンが形成される
ことになり、外部に漏出するトナークラウド量が激減し
た。特に、実施例1においては、現像ハウジング41の
内壁あるいはスペーサ部材61と現像ロール43との間
の隙間をラフに設定すると、現像ハウジング41の内壁
あるいはスペーサ部材61を現像ロール43上の現像剤
G層に適度に接触させることが難しくなり、時には現像
剤G層から離間したり、時には現像ロール43に接近し
過ぎて現像剤Gの流れをせき止めて現像装置から現像剤
Gを溢れさせる原因にもなってしまうため、現像ハウジ
ング41の内壁あるいはスペーサ部材61と現像ロール
43との間の隙間をある程度精度良く設定することが必
要になるが、この実施例であれば、現像ロール43と磁
性板71との間の隙間寸法をラフに設定することが可能
になる分、製造が簡単なものになる。
【0042】また、この実施例においては、上記磁性板
71は、図14(a)に示すように、現像ロール43の
ロール体431周面に対応した長さ寸法を備えていれば
よいが、現像ロール43のロール体431から外れた端
部においてトナークラウドの発生が一部見られたため、
図14(b)に示すように、現像ロール43のロール体
431から外れた端部までの長さ寸法を有する磁性板7
2を設けるようにすれば、現像ロール43の端部から発
生するトナークラウドも有効に抑制される。
【0043】更に、この実施例において、図15(a)
(b)に示すように、現像ロール43のロール体431
の端部の周囲にシール部材73を設けることが好まし
い。この実施例で用いられるシール部材73は例えば上
記ロール体431の端部周囲のうち少なくともトナーク
ラウド発生部側を囲繞するロール体431と非接触の半
リング状の磁性体であり、ロール体431の端部周面と
シール部材73との間に磁場を形成し、現像ロール43
の端部に発生するトナークラウドを封じ込めるようにし
たものである。尚、上記シール部材73としては、ロー
ル体431の端部周面に弾接する弾性部材であってもよ
いが、耐久性の点では磁性体のようなものを用いる方が
よい。
【0044】この実施例において、例えば磁性板72、
シール部材73としての磁性体、更にシール効果を高め
るためにトリミングバー50に磁性体を付加した現像装
置に対し、平均粒径約45μmのキャリアを用い、トナ
ー粒径を変えてトナークラウド量の測定を行なった。
尚、比較例としては、従来タイプの現像装置(図4に示
されるような磁極配置の現像ロールを有し、現像装置の
開口部の下流側に位置する現像剤と現像ハウジングとの
間に間隙が形成されるタイプ)を用いた。このとき、ト
ナークラウド量は、JISA3判記録用紙100枚のコ
ピーを行なう間に現像装置の開口部(現像用開口42)
から流出したトナーを現像装置開口部の現像ロール43
進行方向上流側と下流側とに設けられたトレイで受け、
その重畳測定を行なうことにより求めた。この結果を図
16に示す。
【0045】同図によれば、本実施例の方が比較例に比
べてトナークラウド量が立ち上がるq/d(q:トナー
帯電量,d:トナー粒径)を大幅に下げることが可能に
なることが把握される。
【0046】ここで、転写回数に応じて転写できるトナ
ー帯電量の限界とトナークラウド抑制の面から決まって
くる限界を共に表したのが図17である。転写回数によ
りq/v(q:トナー帯電量,v:トナー体積)の上限
が決まり、トナークラウド抑制によりq/d(q:トナ
ー帯電量,d:トナー粒径の下限が決まるが、比較例に
係る現像装置は6μmのトナーでは殆ど使用できるラチ
チュードがなく、5μm以下のトナーではそのラチチュ
ードが全くなかった。しかし、本実施例に係る現像装置
を用いることによりそのラチチュードを広げ、約2〜
2.5μm程度のトナーまでを使用可能とした。
【0047】◎実施例3 図18はこの発明が適用された現像装置の実施例3を示
す。尚、実施例1と同様な構成部材については実施例1
と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略す
る。同図において、この実施例に係る現像装置は、実施
例1,2と略同様なトナー粒径(6μm以下)、トナー
帯電条件(転写回数をx、単位面積当たり現像トナー電
荷量をyとすると、y≦−3.5x+34.5)の現像
剤Gを用いているが、実施例1,2と異なる磁石ロール
85を有している。この磁石ロール85は、極性が異な
る磁極851〜854(この実施例ではS,N,S,N
の順)を偶数個配置したものである。従って、この実施
例によれば、実施例1,2と略同様な高画質の現像性を
得ることができることに加えて、隣接する同極の反発磁
極を具備していないので、当該部分におけるトナークラ
ウドそのものの発生がなく、仮に、実施例1で示したよ
うに、現像ロール43と現像ハウジング41の内壁若し
くはスペーサ部材61との隙間を現像剤G層厚よりも大
きく設定したとしても、現像装置の開口部から漏出する
トナークラウドは大幅に激減することが確認された。但
し、実施例2のようなトナークラウドに対するシール構
造を採用した方が好ましいことは勿論である。
【0048】一方、この実施例にあっては、現像ロール
43上の既存の現像剤Gが剥離されないため、現像剤の
入れ替わりが行われ難くなる。このため、この実施例に
あっては、現像剤循環搬送用のスクリュオーガ48(少
なくとも現像ロール43寄りのスクリュオーガ)を現像
ロール43寄りに接近配置し、スクリュオーガ48から
現像ロール43側への現像剤Gの供給力を高め、現像剤
G供給時に現像ロール43上で現像剤Gの入れ替わりが
行われるように対処している。また、スクリュオーガ4
8を現像ロール43寄りに配設することから、現像ロー
ル43の下部スペースを小さくすることが可能になり、
その分、現像ハウジング41の占有スペースもコンパク
トなものになる。
【0049】◎実施例4 図19はこの発明が適用された現像装置の実施例4を示
す。尚、実施例3と同様な構成部材については実施例3
と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略す
る。同図において、この実施例に係る現像装置の基本的
構成は、実施例3と略同様であるが、更に、現像ハウジ
ング41内部の現像ロール43表面の移動方向に対して
トリミングバー50よりも上流側にあって、現像剤Gが
現像ロール43内部の磁極の磁力によって搬送されるに
従い現像剤Gを現像ロール43側へ押し当てるような角
度を持つ長尺な押し当て部材90を設けたものである。
従って、この実施例によれば、実施例3と略同様な作用
を奏するほか、上記押し当て部材90の存在によって、
現像ロール43上での現像剤Gの入れ替わりが促進さ
れ、現像性能の長期安定性が確保される。このことを確
認するために、押し当て部材90の有無によるコピー枚
数とベタ濃度との関係を調べたところ図20のような結
果が得られ、押し当て部材90が現像性能の長期安定性
を確保する上で影響していることが把握される。
【0050】尚、押し当て部材90はトリミングバー5
0とは離間し、トリミングバー50から戻された現像剤
Gが逃げる間隙を有していることが好ましい。また、こ
の実施例においても、実施例2のようなトナークラウド
に対するシール構造を採用した方が好ましいことは勿論
である。
【0051】また、この実施例において、トナークラウ
ドに対するシール構造を施した現像装置に対し、平均粒
径約45μmのキャリアを用い、トナー粒径を変えて実
施例2と同様なトナークラウド量の測定を行ったとこ
ろ、図16と略同様な結果が得られた。更に、q/v,
q/d及びトナー粒径の関係を調べたところ、図17と
略同様な結果が得られた。
【0052】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、6μm以下のトナーが使用可能となり、文字品質
を高めるだけでなく、そのような小粒径トナーにおいて
も画像濃度を高めると共にカブリの発生しない、しか
も、粒状性の良い高画質の画像を得ることができた。
【0052】また、この発明によれば、現像剤担持体の
磁極配置を工夫したり、適切なシール構造を施すことに
より、小粒径のトナーを使用したとしても、トナークラ
ウドの漏出を有効に防止することができる。
【0053】更に、現像剤担持体の磁極配置により、ト
ナークラウドの漏出を抑制したタイプにおいては、現像
剤担持体上での現像剤の入れ替わりが行われ難くなると
いう技術的課題が起こり得るが、この発明において、現
像剤担持体に対し新しい現像剤が強制的に押し付けられ
る強制押圧手段を設けることにより、現像剤担持体上で
の現像剤の入れ替わりを促進し、現像性能が短時間に低
下する事態を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)(b)はこの発明に係る現像方法及び
その装置を示す説明図である。
【図2】 この発明が有効適用される多重転写型の画像
形成方法を示す説明図である。
【図3】 実施例1に係る現像装置が用いられるカラー
画像形成装置の具体例を示す説明図である。
【図4】 実施例1に係る現像装置の詳細を示す説明図
である。
【図5】 交流現像バイアス周波数とトナー粒径、カブ
リの関係を示すグラフ図である。
【図6】 現像濃度と交流現像バイアスVP-P/現像間
隙の関係と絶縁破壊に関するグラフ図である。
【図7】 キャリア抵抗率と中間調端部像欠けの関係を
示すグラフ図である。
【図8】 画素数、トナー粒径及び粒状性の関係を示す
グラフ図である。
【図9】 レーザビーム径、トナー粒径/線数及び粒状
性の関係を示すグラフ図である。
【図10】 トナー帯電量と最適転写電流値との関係を
示すグラフ図である。
【図11】 転写回数と単位面積当たりの現像トナー電
荷量との関係を示すグラフ図である。
【図12】 実施例1に係る現像装置の変形例を示す説
明図である。
【図13】 実施例2に係る現像装置の詳細を示す説明
図である。
【図14】 (a)は図13中XIV方向から見た矢視
図、(b)は(a)の発展例を示す説明図である。
【図15】 (a)は実施例2に係る現像装置の現像ロ
ールの端部シール構造の詳細を示す説明図、(b)は
(a)の矢印B方向から見た矢視図である。
【図16】 実施例2のトナー電荷量/トナー粒径とト
ナークラウド量との関係を示すグラフ図である。
【図17】 実施例2のトナー電荷量/トナー粒径、ト
ナー電荷量/トナーへ体積及びトナー粒径の関係を示す
グラフ図である。
【図18】 実施例3に係る現像装置の詳細を示す説明
図である。
【図19】 実施例4に係る現像装置の詳細を示す説明
図である。
【図20】 実施例4に係る現像装置のコピー枚数とベ
タ濃度との関係を示すグラフ図である。
【図21】 トナー粒径と文字再現性との関係をスクリ
ーン線数をパラメータとして示すグラフ図である。
【図22】 スクリーン線数と文字再現性との関係をト
ナー粒径をパラメータとして示すグラフ図である。
【符号の説明】
1…潜像担持体,2…被転写媒体,3…現像装置,4…
現像ハウジング,5…現像用開口,6…現像剤担持体,
7…スリーブ,8…磁石部材,8a,8b…磁極,9…
現像剤剥離手段,10…取り付け部材,11…強制押圧
手段,G…二成分現像剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福原 琢 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 奥野 辰男 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 勝田 修弘 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 福田 雄一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 半田 修 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 重廣 清 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 町田 義則 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 G03G 15/09 G03G 15/095

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単色又は複数色のトナーを用いて潜像担
    持体(1)上の静電潜像(Z)を現像した後、当該現像
    トナー像(TZ)を被転写媒体(2)に静電的に転写又
    は順次多重転写するようにした画像形成方法に用いられ
    る現像装置(3)であって、現像ハウジング(4)の潜
    像担持体(1)に対向する部位に現像用開口(5)を開
    設し、この現像用開口(5)に面した部位には回転可能
    な非磁性スリーブ(7)内に磁石部材(8)が固定設置
    される現像剤担持体(6)を有し、この現像剤担持体
    (6)の表面に担持された二成分現像剤(G)にて現像
    用開口(5)を通じて潜像担持体(1)上の静電潜像を
    現像すると共に、現像剤担持体(6)の現像用開口
    (5)の下流側に現像剤剥離手段(9)を設けた現像装
    置において、 平均粒径が6μm以下のトナーを用い、トナーの帯電条
    件がy≦−3.5x+34.5(但し、y:単位面積当
    たりの現像トナー電荷量の絶対値、x:転写回数)を満
    足すると共に、現像剤担持体(6)の現像用開口(5)
    の上流側及び下流側領域で現像剤担持体(6)表面に担
    持されている現像剤(G)層を現像剤担持体(6)の軸
    方向全域に亘って現像ハウジング(4)内壁若しくは現
    像ハウジング(4)内の取り付け部材(10)壁面に常
    時接触させるようにしたことを特徴とする現像方法。
  2. 【請求項2】 単色又は複数色のトナーを用いて潜像担
    持体(1)上の静電潜像(Z)を現像した後、当該現像
    トナー像(TZ)を被転写媒体(2)に静電的に転写又
    は順次多重転写するようにした画像形成方法に用いられ
    る現像装置(3)であって、現像ハウジング(4)の潜
    像担持体(1)に対向する部位に現像用開口(5)を開
    設し、この現像用開口(5)に面した部位には回転可能
    な非磁性スリーブ(7)内に磁石部材(8)が固定設置
    される現像剤担持体(6)を有し、前記磁石部材(8)
    には偶数の異極性の磁極(8a,8b)を交互に配設す
    ると共に、前記現像剤担持体(6)の表面に担持された
    二成分現像剤(G)にて現像用開口(5)を通じて潜像
    担持体(1)上の静電潜像を現像するようにした現像装
    置において、 平均粒径が6μm以下のトナーを用い、トナーの帯電条
    件がy≦−3.5x+34.5(但し、y:単位面積当
    たりの現像トナー電荷量の絶対値、x:転写回数)を満
    足することを特徴とする現像方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の方法を行なう現像
    装置において、現像ハウジング(4)内壁又は現像ハウ
    ジング(4)内の取り付け部材(10)が磁性体であ
    り、夫々の近傍に対向する現像剤担持体(6)内部に磁
    極(8a,8b)を配置したことを特徴とする現像装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の方法を行なう現像
    装置において、現像剤担持体(6)端部の現像剤(G)
    層が存在しない領域に対応した箇所に、現像剤担持体
    (6)と現像ハウジング(4)との隙間からの現像剤
    (G)漏出が阻止されるシール手段を設けたことを特徴
    とする現像装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の方法を行なう現像装置に
    おいて、現像剤担持体(6)に近接した部位に、現像剤
    (G)が現像剤担持体(6)側に強く押し付けられて現
    像剤担持体(6)上に担持されている現像剤(G)と一
    部強制交換される強制押圧手段(11)を設けたことを
    特徴とする現像装置。
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