JP3230336U - コンクリート輸送管固定具 - Google Patents

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孝征 石井
孝征 石井
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有限会社ベトンテック
株式会社シバシン商会
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Abstract

【課題】コンクリート輸送管を固定する部材に関し、基礎構造物に短時間で容易に着脱できるコンクリート輸送管固定具を提供する。【解決手段】コンクリート輸送管固定具10は、一端部11b、他端部11d、および中央部11cを有する横架材11と、横架材11の中央部11cに設けられてコンクリート輸送管100を把持する輸送管把持部材21と、横架材11の一端部11bおよび他端部11dにそれぞれ設けられるクランプ部材31、31とを備え、一端側のクランプ部材31および他端側のクランプ部材31は、コンクリートディストリビュータの基礎構造物の柱材201、201にそれぞれ着脱される。【選択図】図1

Description

本考案は、コンクリート輸送管を固定する技術に関する。
コンクリートディストリビュータとして、例えば特開平03−017355号公報(特許文献1)に記載の装置が知られている。コンクリートディストリビュータは、タワー状の鉄骨製基礎構造物の上端に設置される。鉄骨製基礎構造物にはコンクリート輸送管が配管される。コンクリート輸送管は、上下方向に延び、上端をコンクリートディストリビュータに接続され、下端をコンクリートポンプに接続され、未硬化のコンクリートをコンクリートディストリビュータへ圧送する。コンクリート輸送管は、一般的な鉄骨部材、ボルト、ナットを介して、鉄骨製基礎構造物に固定される。
特開平03−017355号公報
コンクリート輸送管の固定に関する従来技術は、コンクリート輸送管を保持する鉄骨部材と、ボルトおよびナットを準備し、かかる鉄骨部材を鉄骨製基礎構造物に連結固定する。
工事現場での省力化が要求されている昨今、上述したような従来のボルトおよびナットを用いる連結固定においても改善が望まれる。本考案は、上述の実情に鑑み、コンクリート輸送管を固定する部材に関し、基礎構造物に容易に着脱できる技術を提供することを目的とする。
この目的のため本考案によるコンクリート輸送管固定具は、一端部、他端部、および中央部を有する横架材と、横架材の中央部に設けられてコンクリート輸送管を把持する輸送管把持部材と、横架材の一端部および他端部にそれぞれ設けられるクランプ部材とを備え、一端側のクランプ部材および他端側のクランプ部材は、コンクリートディストリビュータの基礎構造物に着脱される。
かかる本考案によれば、本考案を基礎構造物に取り付けるに際し、ボルトを貫通孔に通しナットで締結する作業が不要になり、コンクリート輸送管を固定する作業が省力化される。また本考案のコンクリート輸送管固定具は、基礎構造物の任意の位置に取り付け可能であることから、取り付けの自由度が増し、使い勝手が向上する。本考案のコンクリート輸送管固定具が取り付けられる基礎構造物は特に限定されないが、例えば鉄骨製である。
クランプ部材の構造は特に限定されないが、本考案の一局面としてクランプ部材は、コの字状のクランプ本体と、先端がコの字の中に配置され末端がコの字の外に配置され中間部がクランプ本体に形成される雌ネジ孔に螺合する軸状の雄ネジ部と、雄ネジ部の末端に設けられる締付部とを有する。
クランプ本体の姿勢は特に限定されないが本考案の好ましい局面として、コの字状のクランプ本体は、互いに背中同士を向ける姿勢にされる。かかる局面によれば、基礎構造物にコンクリート輸送管固定具を容易に着脱することができる。
このように本考案によれば、クランプ本体によって、コンクリート輸送管固定具を基礎構造物に、容易に短時間で連結固定することができる。またコンクリート輸送管を解体する際には、コンクリート輸送管固定具を基礎構造物から容易に取り外すことができる。本考案によれば工事現場の省力化を図ることができる。
本考案の一実施形態を示す平面図である。 同実施形態を示す正面図である。 同実施形態の一端部を示す拡大底面図である。 同実施形態を基礎構造物に取付固定した状態を示す説明図である。
以下、本考案の実施の形態を、図面に基づき詳細に説明する。図1は、本考案の一実施形態になるコンクリート輸送管固定具を示す平面図であり、当該固定具の周辺部材を仮想線で表す。図2は、同実施形態を示す側面図である。コンクリート輸送管固定具10は、横架材11と、輸送管把持部材21と、クランプ部材31,31を備える。
横架材11は、例えば断面L字状の山形鋼であり、直線状に延びる。横架材11は、一端部11b、他端部11d、および中央部11cを有する。中央部には、溶接等により、ブラケット部材12が固定される。ブラケット部材12は、例えば横架材11の同じ寸法の断面形状を有する山形鋼であり、横架材11に沿って直線状に延びる。本実施形態では、これら横架材11およびブラケット部材12に、長手方向に間隔を空けて、補剛材としてのプレート13が溶接で固定される。
輸送管把持部材21は例えばU字ボルトである。このU字ボルトは、コンクリート輸送管100の外径寸法に対応する半円弧形状部分22を中央に備える。さらに輸送管把持部材21の両端には、雄ネジ23が形成される。かかる輸送管把持部材21の両端は、ブラケット部材12に予め穿設された1対の貫通孔に通され、半円弧形状部分22およびブラケット部材12がコンクリート輸送管100を挟み込む状態で、ナット24,24締め付固定される。これにより輸送管把持部材21は、コンクリート輸送管100を、横架材11の長手方向と交差する姿勢で把持する。なお図2に示すように本実施形態では、コンクリート輸送管100が横架材11の長手方向と直交する姿勢で把持される。
図1に示すようにクランプ部材31,31は、横架材11の一端部11bおよび他端部11dにそれぞれ固定される。図3は1のクランプ部材31を示す拡大底面図であり、図2とは反対側にみた状態を表す。クランプ部材31は、コの字状のクランプ本体32と、雄ネジ部36と、固定部39を有する。
クランプ本体32は、互いに対向する第1壁部33および第2壁部34と、これら第1壁部33および第2壁部34の端部同士を結合する中間壁部35を含む。第1壁部33および第2壁部34の互いに対抗する側を内側とし、反対側を外側として、第1壁部33には、内側から外側まで貫通する雌ネジ孔33fが穿設される。かかる雌ネジ孔33fには軸状の雄ネジ部36が螺合する。雄ネジ部36の先端はクランプ本体32の中に配置され、雄ネジ部36の末端はクランプ本体32の外に配置される。かかる末端には締付部37が設けられる。締付部37は例えば、工具と係合するための多角形部分を外周に有し、あるいは工具と係合するための多角形穴を中心に有する。なお雄ネジ部36の先端は、雄ネジ部36の長手方向に対して直角な面に形成される。
固定部39は、例えばボルトであり、このボルトの頭部が第2壁部34の外側面に溶接によって固定される。また、固定部39(ボルト)の軸部は、他端部11dあるいは一端部11bに穿設された貫通孔に通され、ボルト40で締付固定される。本実施形態では、横架材11の山形鋼のうちの一方プレートにクランプ部材31が固定され、他方プレートにブラケット部材12が固定される。
コの字状のクランプ本体32は、中間壁部35が中央部11c側になり、第1壁部33および第2壁部34の間の空間が他端部11dあるいは一端部11bに指向するよう、つまり背中同士を向け合う姿勢で、横架材11に取付固定される(図1)。また1対のクランプ部材31,31は、横架材11を挟んで、輸送管把持部材21とは反対側に配置される(図1)。クランプ本体32の中には、基礎構造物、例えば柱材201、が通される。そして締付部37をねじ込むことにより、各クランプ部材31は、基礎構造物に連結固定される。あるいは締付部37を緩めることにより、各クランプ部材31は、基礎構造物から取り外される。
図4は、コンクリート輸送管固定具をコンクリートディストリビュータの基礎構造物に取付固定した状態を示す説明図である。基礎構造物200は、上下方向に延びるタワーであり、継ぎ足されることによって延長可能である。コンクリートディストリビュータ210は、基礎構造物200の上端に設置される。コンクリート輸送管100は、上下方向に延び、上端でコンクリートディストリビュータ210と接続し、図示しない下端でコンクリートポンプと接続する。そしてコンクリートポンプから圧送される未硬化コンクリートがコンクリート輸送管100の中を流れる。
本実施形態の基礎構造物200は、一般的な鉄骨構造であり、上方からみて矩形をなすように、矩形の四隅に柱材201が立てられる。上下方向に平行に延びる2本の柱材201,201には梁材202および斜材203が規則的な間隔で架設される。柱材201、梁材202、および斜材203はいずれも山形鋼である。各柱材201は、そのL字断面がタワーの断面形状になる矩形の角部に沿うよう配列される。このため柱材201を構成する山形鋼のプレート部分は、隣り合う柱材201のプレート部分と面一に配列される。
上下方向に平行に延びる2本の柱材201,201には、本実施形態のコンクリート輸送管固定具10が、1または複数、架設される。本実施形態では図1に破線で示すように、隣り合う2本の柱材201,201を構成する山形鋼に関し、面一に配列された各プレート部分が、コの字状のクランプ本体32に通されている。そして当該プレート部分が図3に示す雄ネジ部36と第2壁部34に挟圧される。
ところで本実施形態のコンクリート輸送管固定具10は、一端部11b、他端部11d、および中央部11cを有する横架材11と、横架材11の中央部11cに設けられてコンクリート輸送管100を把持する輸送管把持部材21と、横架材11の一端部11bおよび他端部11dにそれぞれ設けられるクランプ部材31,31とを備え、一端側のクランプ部材31および他端側のクランプ部材31は、コンクリートディストリビュータ210の基礎構造物200に着脱される。これによりコンクリート輸送管固定具10を基礎構造物200に短時間で容易に取り付けることができる。また任意の位置にコンクリート輸送管固定具10を固定することができる。
また図3に示すようにクランプ部材31は、コの字状のクランプ本体32と、先端がコの字の中に配置され末端がコの字の外に配置され中間部がクランプ本体32に形成される雌ネジ孔33fに螺合する軸状の雄ネジ部36と、雄ネジ部36末端に設けられる締付部37とを有する。
また図1に示すようにコの字状のクランプ本体32は、互いに背中同士を向ける姿勢にされる。これにより1対のクランプ部材31,31は、平行に延びる1対の山形鋼(柱材201,201)に容易に脱着される。
以上、図面を参照して本考案の実施の形態を説明したが、本考案は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、本考案と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
本考案は、コンクリート工事現場において有利に利用される。
10 コンクリート輸送管固定具、 11 横架材、 11b 一端部、
11c 中央部、 11d 他端部、 12 ブラケット部材、
21 輸送管把持部材、 22 半円弧形状部分、 23 雄ネジ、
31 クランプ部材、 32 クランプ本体、 36 雄ネジ部、
37 締付部、 39 固定部、 100 コンクリート輸送管、
200 基礎構造物、 201 柱材、
210 コンクリートディストリビュータ。
輸送管把持部材21は例えばU字ボルトである。このU字ボルトは、コンクリート輸送管100の外径寸法に対応する半円弧形状部分22を中央に備える。さらに輸送管把持部材21の両端には、雄ネジ23が形成される。かかる輸送管把持部材21の両端は、ブラケット部材12に予め穿設された1対の貫通孔に通され、半円弧形状部分22およびブラケット部材12がコンクリート輸送管100を挟み込む状態で、ナット24,24によって締付固定される。これにより輸送管把持部材21は、コンクリート輸送管100を、横架材11の長手方向と交差する姿勢で把持する。なお図2に示すように本実施形態では、コンクリート輸送管100が横架材11の長手方向と直交する姿勢で把持される。

Claims (3)

  1. 一端部、他端部、および中央部を有する横架材と、
    前記横架材の前記中央部に設けられて、コンクリート輸送管を把持する輸送管把持部材と、
    前記横架材の前記一端部および前記他端部にそれぞれ設けられるクランプ部材とを備え、
    前記一端側の前記クランプ部材および前記他端側の前記クランプ部材は、コンクリートディストリビュータの基礎構造物に着脱される、コンクリート輸送管固定具。
  2. 前記クランプ部材は、コの字状のクランプ本体と、先端が前記コの字の中に配置され末端が前記コの字の外に配置され中間部が前記クランプ本体に形成される雌ネジ孔に螺合する軸状の雄ネジ部と、前記末端に設けられる締付部とを有する、請求項1に記載のコンクリート輸送管固定具。
  3. 前記コの字状のクランプ本体は、互いに背中同士を向ける姿勢にされる、請求項1または2に記載のコンクリート輸送管固定具。
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