JP3230295B2 - ガイドローラのフランジ間寸法の測定方法及びその装置 - Google Patents

ガイドローラのフランジ間寸法の測定方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ等の帯状体
を移送するガイドローラのフランジ間寸法の測定方法及
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダやビデオカメラ等
において、磁気記録媒体である磁気テープの移送をガイ
ドする手段としてガイドローラが用いられているが、磁
気テープの移送の高精度化や狭幅化に対応するため、ガ
イドローラは小型化及び高精度化が進んでいる。この種
のガイドローラは、ローラ軸の頂部側に上フランジ、そ
の中間部側に下フランジを取り付け、そのフランジ間の
ローラ軸上に軸受を介して回転可能なローラを取り付け
ており、自由回転するローラの周囲面によって磁気テー
プを案内するものである。したがって、上フランジと下
フランジとの寸法は、高精度に設定されることが必要で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ガイドローラでは、ローラ及びその軸受が切削加工によ
って形成されており、加工及び組立上、その上フランジ
と下フランジの寸法にばらつきを生じる。このような寸
法のばらつきは、磁気テープの安定走行を阻害する原因
になる。
【0004】従来、このフランジ間寸法は、マイクロメ
ータを用いて手作業等で個別に測定する方法が取られて
きた。このような方法では、ガイドローラが小さいため
に作業能率が悪く、作業者の人的な過誤の発生を無視す
ることができない。
【0005】そこで、本発明は、ガイドローラのフラン
ジ間寸法の測定効率及び測定精度を高めたガイドローラ
のフランジ間寸法の測定方法及びその装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のフランジ間寸法
の測定方法は、ローラ軸(4)に上フランジ(6)及び
下フランジ(8)を取り付け、これら上及び下フランジ
間の前記ローラ軸上に回転可能にローラ(10)を取り
付けたガイドローラ(2)のフランジ間寸法(L)の測
定方法であって、前記上フランジ側を撮像手段(カメラ
22)の視野(24)内に捉えるとともに、前記視野内
に基準点を表すマークを表示させ、前記下フランジの対
向面側の前記上フランジの外形線及び前記マークを表す
画像情報の画素数から前記上フランジの前記外形線と前
記基準点とのずれ量(±LU )を算出する処理と、前記
撮像手段を前記ガイドローラの中心軸方向に平行移動さ
せて前記視野内に前記下フランジ側を捉えるとともに、
前記撮像手段の移動量(LZ )を算出する処理と、前記
下フランジ側を捉えた前記撮像手段の視野(26)内に
前記マークを表示させ、前記上フランジの対向面側の前
記下フランジの外形線及び前記マークを表す画像情報
画素数から前記下フランジの前記外形線と前記基準点と
のずれ量(±LL )を算出する処理と、前記上フランジ
側の前記ずれ量(±LU )と前記撮像手段の前記移動量
(LZ )と前記下フランジ側の前記ずれ量(±LL )と
を加算して前記上フランジと前記下フランジとのフラン
ジ間寸法{L=(±LU )+LZ +(±LL )}を算出
する処理と、算出された前記フランジ間寸法が所定の許
容範囲内にあるか否かにより、測定された前記ガイドロ
ーラの良否を判定する処理とを前記ガイドローラを回転
させ又は停止させて行うことを特徴とする。
【0007】また、本発明のフランジ間寸法の測定装置
は、ローラ軸(4)に上フランジ(6)及び下フランジ
(8)を取り付け、これら上及び下フランジ間の前記
ーラ軸上に回転可能にローラ(10)を取り付けたガイ
ドローラ(2)のフランジ間寸法(L)の測定装置であ
って、前記上フランジと前記下フランジの対向面側の外
形線を視野(24、26)に捉えるとともに、その視野
内に基準点を表すマークを表示させる撮像手段(カメラ
22)と、この撮像手段を前記ガイドローラの中心軸方
向に平行移動させ、前記視野内に前記上フランジ側又は
前記下フランジ側を捉える移動手段(移動機構30)
と、この移動手段によって移動する前記撮像手段の移動
量(LZ )を検出する移動量検出手段(移動量検出器3
2)と、前記ガイドローラを回転させ又は停止させ、
記上フランジ側を前記撮像手段の視野内に捉えて前記視
野内に前記マークを表示させて前記下フランジの対向面
側の前記上フランジの外形線及び前記マークを表す画像
情報を取り込み、前記移動手段によって前記撮像手段を
移動させて前記視野内に前記下フランジ側を捉え、前記
下フランジ側を捉えた前記撮像手段の前記視野内に前記
マークを表示させて前記上フランジの対向面側の前記下
フランジの外形線及び前記マークを表す画像情報を取り
込み、これら画像情報の画素数から前記上フランジの前
記外形線と前記基準点とのずれ量(±LU )、前記下フ
ランジの前記外形線と前記基準点とのずれ量(±LL
を算出するとともに、前記移動量検出手段が検出した前
記移動量(LZ )を取り込み、前記ずれ量(±LU )と
前記移動量(LZ )と前記ずれ量(±LL )とを加算
前記上フランジと前記下フランジとのフランジ間寸法
{L=(±LU )+LZ +(±LL )}を算出し、その
フランジ間寸法が所定の許容範囲内にあるか否かによ
り、測定された前記ガイドローラの良否を判定する制御
手段(制御装置18)とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明のガイドローラのフランジ間寸法の測定
方法では、視野内に基準点を予め設定しておき、その視
野内に例えば、上フランジ側を捉え、基準点を表すマー
クを表示する。下フランジ側との対向面側の上フランジ
の外形線と基準点とのずれ量を撮像手段の画像情報、即
ち、画素数から求める。次に、視野を下フランジ側に
イドローラの中心軸方向に平行移動させてその視野内に
下フランジを捉えるとともに、撮像手段の移動量を検出
する。上フランジ側との対向面側の下フランジの外形線
と基準点とのずれ量を同様に撮像手段の画像情報、即
ち、画素数から求める。また、上フランジ側から下フラ
ンジ側への視野の移動量は機械的又は電気的に求めるこ
とができるので、その移動量と各ずれ量とを加算すれ
ば、ガイドローラのフランジ間寸法算出し、ガイドロ
ーラの良否判定をすることができる。
【0009】また、本発明のガイドローラのフランジ間
寸法の測定装置では、上フランジ又は下フランジの対向
面を捉えることができる撮像手段を設置するとともに、
この撮像手段を移動手段を以てガイドローラの中心軸方
向に平行移動させ、移動手段による撮像手段の移動量を
移動量検出手段によって検出する。そして、撮像手段の
視野内の基準点の設定、即ち、マークの表示、このマー
クによって表示される基準点と各フランジの対向面側の
外形線とのずれ量の画素数による検出、撮像手段の移動
量の検出を行い、これらの撮像、基準点を表すマークの
表示、撮像手段の移動、移動量検出手段で検出される移
動量の取込みを行うとともに、画像情報から得られる各
ずれ量及び移動量からフランジ間寸法の演算処理を行う
制御手段を備えている。したがって、この測定装置によ
れば、上フランジ又は下フランジ側を視野内に捉え、そ
の視野内に基準点を表すマークを表示させ、このマーク
と各フランジの対向面側の外形線とのずれ量と、撮像手
段の移動量とを加算することにより、ガイドローラの
ランジ間寸法を高精度に算出し、ガイドローラの良否判
定をすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明のガイドローラのフランジ
間寸法の測定方法及びその測定装置の一実施例を示して
いる。測定対象であるガイドローラ2は、円柱状を成す
ローラ軸4の頂部側に上フランジ6、中間部側に下フラ
ンジ8が取り付けられ、これら上フランジ6及び下フラ
ンジ8の間隔内にローラ10が軸受12を介在させて回
転するように取り付けられている。このローラ10と軸
受12が一体に構成されていてもよい。下フランジ8の
下面側に突出させたローラ軸4は、VTRやビデオテー
プレコーダ等の機器本体側に固定するための支持部分を
成している。
【0012】そして、この測定装置には、ガイドローラ
2の測定に際して保持させるための把持手段としてチャ
ック装置14が設けられており、このチャック装置14
にローラ軸4が把持される。また、このチャック装置1
4には回転装置16が連携されており、保持されたガイ
ドローラ2は、この回転装置16によってチャック装置
14とともに強制的に回転させられる。そして、これら
チャック装置14及び回転装置16には、フランジ間寸
法を算出する演算手段を兼用する制御装置18が連携さ
れており、ガイドローラ2の把持及びその解除、回転装
置16による回転の各制御はこの制御装置18の制御動
作に依存している。
【0013】制御装置18は、例えば、マイクロコンピ
ュータによって構成され、各種の検出データを取込み又
は制御出力を発生する入出力部、そのデータの取込みや
演算処理を行なう中央処理装置、演算制御のための制御
プログラムや演算途上で参照すべき各種の固定データが
書き込まれたROM、演算途上の各種データを随時書き
込むRAM等を備えている。この実施例の制御装置18
は、フランジ間寸法の測定手段であるとともに、その測
定結果から良品か否かの判定を行なうので、映像制御手
段及び判定プログラム等による各種の演算手段として構
成されている。
【0014】そして、チャック装置14に保持されたガ
イドローラ2に対し、撮像手段としてカメラ22が設置
され、このカメラ22には、例えば、CCD撮像素子を
用いたカメラが用いられている。そして、カメラ22
は、ガイドローラ2に対して視野24、26を設定可能
に移動機構30に取り付けられている。したがって、カ
メラ22は、この移動機構30を以て上下動作し、矢印
aで示すように、上フランジ12側の視野24から下フ
ランジ8側の視野26又はその逆方向に視野の移動が可
能である。この移動は、制御装置18の制御に基づいて
行われ、その移動量の検出が移動量検出器32を以て行
われ、その検出出力は制御装置18に取り込まれる。
【0015】また、カメラ22の映像出力は映像処理回
路34に加えられ、映像表示のために必要な信号処理を
経た後、制御装置18に取り込まれる。この制御装置1
8の出力側には表示手段としてモニタ装置36が設置さ
れている。このモニタ装置36はCRTディスプレイ装
置等で構成され、視野24、26の映像を選択的に表示
するとともに、その視野24、26内に基準点を表示さ
せる。
【0016】また、制御装置18には選別装置38が接
続されており、この選別装置38は、検査したガイドロ
ーラ2が良品か不良品かの判別結果に基づいて、そのガ
イドローラ2の選別を行なう。
【0017】次に、図2は、図1に示したガイドローラ
2を拡大表示するとともに、カメラ22に設定される視
野24、26を示している。このガイドローラ2では、
円筒状を成すローラ10の内部に軸受12が圧入等の機
械的な固定手段を以て固定されている。そして、ローラ
10及び軸受12は共に切削加工されたものであり、フ
ランジ間寸法Lは、上フランジ6の下面と下フランジ8
の上面との間隔である。そこで、視野24は上フランジ
6の下面を含む範囲とし、同様に、視野26は、下フラ
ンジ8の上面を含む範囲とする。
【0018】次に、図3及び図4は、本発明のガイドロ
ーラのフランジ間寸法の測定方法の一実施例を示すフロ
ーチャートを示しており、このフローチャートを参照し
てフランジ間寸法の測定方法を説明する。
【0019】検査に先立って、制御装置18を初期化す
るとともに、カメラ22及びモニタ装置36を動作させ
る。ステップS1では、カメラ22を上フランジ6側に
設定し、視野24を設定する。この場合、視野24に
は、図4の(A)に示すように、モニタ中心、即ち、基
準点を表す基準マーク+がその中央に表示される。この
映像では、視野24の基準マーク+より上側に上フラン
ジ6の映像60が表示されており、その下面位置と基準
マーク+とのずれ量はLU である。このずれ量LU は、
画素数nと分解能mとの積で与えられ、分解能mは、カ
メラ22のプログラム視野サイズを画素数で除した値で
ある。例えば、カメラ22に画素数25万程度のCCD
素子を使用した場合、上下方向の画素数を480、プロ
グラムデータ視野サイズを288μとするとき、分解能
mは0.6μとなる。そこで、ステップS1では、この
既知の分解能mとずれ量LU を表す画素数nU を求め、
これらの積からずれ量LU (=m×nU )を算出する。
その算出結果は、制御装置18のメモリ内に一時的に読
み込んでおく。
【0020】次に、ステップS2に移行し、ステップS
2では上フランジ6側から下フランジ8側にカメラ22
を移動し、下フランジ8側の視野26を設定する。視野
26内に下フランジ8の上面、即ち、上フランジ6の対
向面を表示させる点はステップS1と同様である。そし
て、ステップS2では、移動量検出器32によってカメ
ラ22の移動量LZ を検出し、その値を一時時にメモリ
に読み込む。
【0021】次に、ステップS3では、視野26には、
その中央に基準点を表す基準マーク+とともに、その下
側に下フランジ8の映像80が表示されている。その下
面位置と基準マーク+とのずれ量はLL であり、このず
れ量LU は、既知の分解能mとずれ量LL を表す画素数
L を求め、これらの積からずれ量LL (=m×nL
を算出する。その算出結果は、制御装置18のメモリ内
に一時的に読み込んでおく。
【0022】次に、ステップS4に移行し、ステップS
1で求められたずれ量LU 、ステップS2で求められた
移動量LZ 、ステップS3で求められたずれ量LL から
フランジ間寸法Lを求める。この場合、ずれ量LU 及び
L は移動量LZ の外側に位置しているので、各値は正
の値を取ることになり、フランジ間寸法Lは、L=LU
+LZ +LL の演算を以て測定される。
【0023】次に、ステップS5では、測定されたフラ
ンジ間寸法Lが許容寸法範囲Lo+ΔL≦L≦LO −Δ
Lにあるか否かが判定される。許容範囲内にある場合に
は、ステップS6に移行し、許容範囲外の場合にはステ
ップS7に移行する。これらの判別結果は制御装置18
から選別装置38に制御出力となり、良品の場合には指
定されたパレットに移送され、不良品の場合には回収パ
レットに移送される。
【0024】次に、ステップS8に移行し、ガイドロー
ラ2の検査個数が必要な数に達したか否か、又は良品の
数が規定数に達したか否かを判定し、必要な個数に達し
た場合には測定処理を終了し、また、必要個数に達して
いない場合にはステップS1に戻り、以上のステップ処
理を必要個数に達するまで繰り返す。
【0025】以上のように、各ガイドローラ2のフラン
ジ間寸法Lを個別に測定し、しかもその測定はカメラ2
2及びその移動量を以て測定することから、極めて精度
の高い測定を行うことができる。
【0026】そして、ステップS1及びS3のずれ量L
U 及びLL は、図4の(B)に示すように、視野24及
び26の基準マーク+の間隔内、即ち、移動量LZ の内
側になる設定にしてもよく、この場合には、その極性を
判別し、計算式はL=LZ −LU −LL となる。このよ
うにしても、同様にフランジ間寸法Lの測定を行うこと
ができる。また、図5の(C)のように、ずれ量LU
基準マーク+より上側、ずれ量LL が基準マーク+の上
側にある場合には、フランジ間寸法Lは、L=LZ +L
U −LL となり、図5の(D)のように、ずれ量LU
基準マーク+より下側、ずれ量LL が基準マーク+の下
側にある場合には、フランジ間寸法Lは、L=LZ −L
U +LL となる。これらの極性判別は、カメラ22の移
動の際に基準マーク+と映像60又は80とのクロスが
あるか否かによって行うことができる。
【0027】また、このフランジ間寸法Lの測定は、回
転装置16を回転させ、又は、停止させて行うことがで
き、回転させた場合には、実際に回転した場合のフラン
ジ間寸法Lの変化を知ることができる。このような測定
は、製品の信頼性、均一性に寄与するものである。
【0028】また、実施例では、検出すべき各部に対応
して1台のカメラ22を移動させた場合について説明し
たが、本発明は、2つのカメラを用いて測定位置に対応
させ、各カメラの間隔を移動量に対応させてフランジ間
寸法を測定するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガイドローラのフランジ間寸法の測定について、測定者
の過誤を回避して測定効率及び測定制御を高めることが
でき、環境変化による測定誤差を抑制でき、ガイドロー
ラの良否判定の信頼性を高めることができる。
【0030】また、ガイドローラの上フランジ及び下フ
ランジを個別に撮像手段の視野内に捉えて基準点を表す
マークを表示させ、基準点とフランジとのずれ量を画像
情報から求めるとともに、上フランジ及び下フランジを
個別に視野内に捉えるためにガイドローラの中心軸方向
に平行移動させた撮像手段の移動量を求め、ずれ量と移
動量との単純な加算処理によってフランジ間寸法の測定
を行うので、測定精度及び測定効率を向上させ、かつ、
ガイドローラの良否判定の信頼性を高めるとともに、
査測定工程の自動化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガイドローラのフランジ間寸法の測定
方法及びその装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】測定対象であるガイドローラを示す側面図であ
る。
【図3】ガイドローラのフランジ間寸法の測定方法の一
実施例を示すフローチャートである。
【図4】ガイドローラのフランジ間寸法の測定方法にお
けるカメラの視野及び映像を示す図である。
【図5】ガイドローラのフランジ間寸法の測定方法にお
けるカメラの視野及び映像を示す図である。
【符号の説明】
2 ガイドローラ 4 ローラ軸 6 上フランジ 8 下フランジ 10 ローラ 18 制御装置(演算手段) 22 カメラ(撮像手段) 24,26 視野 30 移動機構(移動手段) + 基準マーク(基準点)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 和典 東京都青梅市東青梅一丁目167番地の1 日本ケミコン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−38959(JP,A) 特開 昭60−247136(JP,A) 特開 平4−237145(JP,A) 実開 昭63−87656(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/60 G11B 23/087

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ軸に上フランジ及び下フランジを
    取り付け、これら上及び下フランジ間の前記ローラ軸上
    に回転可能にローラを取り付けたガイドローラのフラン
    ジ間寸法の測定方法であって、 前記上フランジ側を撮像手段の視野内に捉えるととも
    に、前記視野内に基準点を表すマークを表示させ、前記
    下フランジの対向面側の前記上フランジの外形線及び前
    記マークを表す画像情報の画素数から前記上フランジの
    前記外形線と前記基準点とのずれ量(±LU )を算出す
    る処理と、 前記撮像手段を前記ガイドローラの中心軸方向に平行
    動させて前記視野内に前記下フランジ側を捉えるととも
    に、前記撮像手段の移動量(LZ )を算出する処理と、 前記下フランジ側を捉えた前記撮像手段の視野内に前記
    マークを表示させ、前記上フランジの対向面側の前記下
    フランジの外形線及び前記マークを表す画像情報の画素
    から前記下フランジの前記外形線と前記基準点とのず
    れ量(±LL )を算出する処理と、前記上フランジ側の 前記ずれ量(±LU )と前記撮像手
    段の前記移動量(LZ)と前記下フランジ側の前記ずれ
    量(±LL )とを加算して前記上フランジと前記下フラ
    ンジとのフランジ間寸法{L=(±LU )+LZ +(±
    L )}を算出する処理と、算出された前記フランジ間寸法が所定の許容範囲内にあ
    るか否かにより、測定された前記ガイドローラの良否を
    判定する処理と、 を前記ガイドローラを回転させ又は停止させて行う こと
    を特徴とするガイドローラのフランジ間寸法の測定方
    法。
  2. 【請求項2】 ローラ軸に上フランジ及び下フランジを
    取り付け、これら上及び下フランジ間の前記ローラ軸上
    に回転可能にローラを取り付けたガイドローラのフラン
    ジ間寸法の測定装置であって、 前記上フランジと前記下フランジの対向面側の外形線を
    視野に捉えるとともに、その視野内に基準点を表すマー
    クを表示させる撮像手段と、 この撮像手段を前記ガイドローラの中心軸方向に平行
    動させ、前記視野内に前記上フランジ側又は前記下フラ
    ンジ側を捉える移動手段と、 この移動手段によって移動する前記撮像手段の移動量
    (LZ )を検出する移動量検出手段と、前記ガイドローラを回転させ又は停止させ、 前記上フラ
    ンジ側を前記撮像手段の視野内に捉えて前記視野内に前
    記マークを表示させて前記下フランジの対向面側の前記
    上フランジの外形線及び前記マークを表す画像情報を取
    り込み、前記移動手段によって前記撮像手段を移動させ
    て前記視野内に前記下フランジ側を捉え、前記下フラン
    ジ側を捉えた前記撮像手段の前記視野内に前記マークを
    表示させて前記上フランジの対向面側の前記下フランジ
    の外形線及び前記マークを表す画像情報を取り込み、こ
    れら画像情報の画素数から前記上フランジの前記外形線
    と前記基準点とのずれ量(±LU )、前記下フランジの
    前記外形線と前記基準点とのずれ量(±LL )を算出す
    るとともに、前記移動量検出手段が検出した前記移動量
    (LZ )を取り込み、前記ずれ量(±LU )と前記移動
    量(LZ )と前記ずれ量(±LL )とを加算して前記上
    フランジと前記下フランジとのフランジ間寸法{L=
    (±LU )+LZ +(±LL )}を算出し、そのフラン
    ジ間寸法が所定の許容範囲内にあるか否かにより、測定
    された前記ガイドローラの良否を判定する制御手段と、 を備えたことを特徴とするガイドローラのフランジ間寸
    法の測定装置。
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