JP2767969B2 - メータ指針の引掛り検査装置 - Google Patents
メータ指針の引掛り検査装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、メータの指針の引掛りを自動判定するメー
タ指針引掛り検査装置に関する。
タ指針引掛り検査装置に関する。
B.発明の概要 本発明は、画像処理装置の信号によりメータを駆動す
る試験信号発生器，メータを移動させるXY移動機構，テ
レビカメラ回転駆動装置を制御して、視野を拡大して観
測するテレビカメラの視野の中心にメータの指針が常に
来るようにすると共に指針の回転と同じ速度でテレビカ
メラを光軸を中心に回動させ指針に対するテレビカメラ
の走査方向が相対的に変わらないようにし、画像処理装
置はテレビカメラのビデオ信号より予め設定した検査パ
ターン上での指示針と基準点の差（画素の差）を計測
し、この差が予め設定した規格範囲にあるか否かを判断
してメータの指針の引掛り具合を検査するものである。
る試験信号発生器，メータを移動させるXY移動機構，テ
レビカメラ回転駆動装置を制御して、視野を拡大して観
測するテレビカメラの視野の中心にメータの指針が常に
来るようにすると共に指針の回転と同じ速度でテレビカ
メラを光軸を中心に回動させ指針に対するテレビカメラ
の走査方向が相対的に変わらないようにし、画像処理装
置はテレビカメラのビデオ信号より予め設定した検査パ
ターン上での指示針と基準点の差（画素の差）を計測
し、この差が予め設定した規格範囲にあるか否かを判断
してメータの指針の引掛り具合を検査するものである。
C.従来の技術 従来、メータ表示器等の検査は、第４図に示すよう
に、メータ１を試験信号発生器４に接続し、人間が試験
信号発生器４を操作して試験を行っている。
に、メータ１を試験信号発生器４に接続し、人間が試験
信号発生器４を操作して試験を行っている。
この検査内容の１つとして、試験信号発生器４を操作
して、連続的に指針３に駆動信号を印加し、指針３が全
動範囲においてスムーズに一定速度で動くか、途中で引
掛りがおきないかを目視で検査することが行われてい
る。
して、連続的に指針３に駆動信号を印加し、指針３が全
動範囲においてスムーズに一定速度で動くか、途中で引
掛りがおきないかを目視で検査することが行われてい
る。
D.発明が解決しようとする課題 しかし上記目視検査では次のような欠点があった。
（１）各検査員によりメータの指針のスムーズな動きの
判定基準が異なり製品にバラツキが出やすい。
判定基準が異なり製品にバラツキが出やすい。
（２）指針を高速に動かすと目視検査では指針の動きを
正確にトレースできないため検査の能率が悪くなる。
正確にトレースできないため検査の能率が悪くなる。
本発明はこのような目視検査の問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、指針の引掛り
検査を自動的に行うことができるメータ指針の引掛り検
査装置を提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、指針の引掛り
検査を自動的に行うことができるメータ指針の引掛り検
査装置を提供することにある。
E.課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明におけるメータ指
針の引掛り検査装置は、メータに駆動信号を供給する試
験信号発生器と、前記メータの指針の動きを視野を拡大
して観測するテレビカメラと、このテレビカメラをその
光軸を中心に回転させる回転駆動装置と、前記拡大した
視野でメータ指示板全体を網羅しうるようにメータを移
動させることのできるXY移動機構と、前記テレビカメラ
のビデオ信号出力を２値画像処理、寸法計測すると共に
前記試験信号発生装置と回転駆動装置に指針とテレビカ
メラを同じ速度で回転させるための信号を出力する画像
処理装置と、この画像処理装置に検査箇所を設定する検
査箇所設定手段とを備え、予め設定した検査パターン上
での指示針と基準点の差を計測すると共に、この差が予
め設定した規格範囲内に入っているか否かを判定するよ
うにしたものである。
針の引掛り検査装置は、メータに駆動信号を供給する試
験信号発生器と、前記メータの指針の動きを視野を拡大
して観測するテレビカメラと、このテレビカメラをその
光軸を中心に回転させる回転駆動装置と、前記拡大した
視野でメータ指示板全体を網羅しうるようにメータを移
動させることのできるXY移動機構と、前記テレビカメラ
のビデオ信号出力を２値画像処理、寸法計測すると共に
前記試験信号発生装置と回転駆動装置に指針とテレビカ
メラを同じ速度で回転させるための信号を出力する画像
処理装置と、この画像処理装置に検査箇所を設定する検
査箇所設定手段とを備え、予め設定した検査パターン上
での指示針と基準点の差を計測すると共に、この差が予
め設定した規格範囲内に入っているか否かを判定するよ
うにしたものである。
F.作用 試験信号発生器はメータに駆動信号を供給する。テレ
ビカメラはこのメータの指針の動きを視野を拡大して観
測する。XY移動機構は指針の動きに合わせて常にテレビ
カメラの視野の中心に指針が来るようにメータをXY移動
させる。回転駆動装置は指針の回転速度と同じ速度でテ
レビカメラをその光軸を中心に回転させ指針に対する走
査方向が相対的に変わらないようにする。画像処理装置
は以上の制御指令を行うと共に、テレビカメラのビデオ
信号出力を２値画像処理し、予め設定した検査パターン
上での指針と基準点の差（画像の差）の寸法計測し、こ
の差が予め設定した規格範囲内に入っているか否かを判
定する。
ビカメラはこのメータの指針の動きを視野を拡大して観
測する。XY移動機構は指針の動きに合わせて常にテレビ
カメラの視野の中心に指針が来るようにメータをXY移動
させる。回転駆動装置は指針の回転速度と同じ速度でテ
レビカメラをその光軸を中心に回転させ指針に対する走
査方向が相対的に変わらないようにする。画像処理装置
は以上の制御指令を行うと共に、テレビカメラのビデオ
信号出力を２値画像処理し、予め設定した検査パターン
上での指針と基準点の差（画像の差）の寸法計測し、こ
の差が予め設定した規格範囲内に入っているか否かを判
定する。
G.実施例 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第１図はメータ指針の引掛り検査装置んの構成を示
す。第１図において、１は検査するメータで、２はその
目盛板、３はその指針である。４はメータを試験する試
験信号発生器、５はメータの指針の動きを上方から視野
を拡大して観測するテレビカメラ、６はテレビカメラの
拡大した視野にてメータの目盛板全体を網羅しうるよう
にメータを移動することのできるXY移動機構、７はその
XY位置決めコントロール装置である。８はテレビカメラ
をその光軸を中心に回転させる回転駆動装置で、９はそ
の回転台、10はその駆動部である。
す。第１図において、１は検査するメータで、２はその
目盛板、３はその指針である。４はメータを試験する試
験信号発生器、５はメータの指針の動きを上方から視野
を拡大して観測するテレビカメラ、６はテレビカメラの
拡大した視野にてメータの目盛板全体を網羅しうるよう
にメータを移動することのできるXY移動機構、７はその
XY位置決めコントロール装置である。８はテレビカメラ
をその光軸を中心に回転させる回転駆動装置で、９はそ
の回転台、10はその駆動部である。
11は、試験信号発生器４とXY位置決めコントロール装
置７及び回転台の駆動10に指令を与えると共に、テレビ
カメラよりの信号を受け指針の引掛かり具合を判定する
画像処理装置、12は画像処理装置11に対し検査箇所等を
設定する検査箇所設定手段である。
置７及び回転台の駆動10に指令を与えると共に、テレビ
カメラよりの信号を受け指針の引掛かり具合を判定する
画像処理装置、12は画像処理装置11に対し検査箇所等を
設定する検査箇所設定手段である。
次に、この検査装置の処理・動作について説明する。
（１）指針３の回転開始点、回転中心位置（XY座標）を
検査箇所設定手段12により登録する。
検査箇所設定手段12により登録する。
（２）指針３が回転開始点に来るような信号を試験信号
発生器に出力させて、指針３を回転開始点に位置させ
る。
発生器に出力させて、指針３を回転開始点に位置させ
る。
（３）XY移動機構６にてテレビカメラ５の観測視野の中
央近くに指針３が来るようにする（第３図）。
央近くに指針３が来るようにする（第３図）。
（４）第３図に示すように検査箇所設定手段12により、
画像処理装置11に対し、指針３の検査パターンａ（直線
パターン又は円弧パターン等）と基準点ｘを登録する。
画像処理装置11に対し、指針３の検査パターンａ（直線
パターン又は円弧パターン等）と基準点ｘを登録する。
（５）画像処理装置11は試験信号発生器４に対してオー
トスウィープ開始信号を出力すると同時にXY位置コント
ロール部８に対して前記（１）にて登録した回転中心を
中心にして回転開始点からの円弧補間信号（移動速度は
指針３の駆動速度と同じ）を出力し、回転台駆動部10に
回転開始信号を出力する。
トスウィープ開始信号を出力すると同時にXY位置コント
ロール部８に対して前記（１）にて登録した回転中心を
中心にして回転開始点からの円弧補間信号（移動速度は
指針３の駆動速度と同じ）を出力し、回転台駆動部10に
回転開始信号を出力する。
（６）画像処理装置11は検査パターン上を絶えず走査し
てビデオカメラのビデオ信号より指針３と基準点との差
（画素の差）を測定する。
てビデオカメラのビデオ信号より指針３と基準点との差
（画素の差）を測定する。
このとき、指針に引掛りが起こらなければ基準点との
差は常に一定値以内のはずであるが、引掛りが起こると
基準点との差が大きく変動することになる。
差は常に一定値以内のはずであるが、引掛りが起こると
基準点との差が大きく変動することになる。
（７）計測が終わると画像処理装置11は基準点との画素
の差が規格範囲内に入っているか否かを判定し、規格範
囲外であったときは、指針の動きに引掛りがあったとし
て不合格信号を出力する。
の差が規格範囲内に入っているか否かを判定し、規格範
囲外であったときは、指針の動きに引掛りがあったとし
て不合格信号を出力する。
H.発明の効果 本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
載する効果を奏する。
（１）指針の動きをテレビカメラで観察し、画像処理装
置で指針の引掛りの有無の判断するので、目視検査より
も早く検査を行うことができる。このため生産性が向上
する。
置で指針の引掛りの有無の判断するので、目視検査より
も早く検査を行うことができる。このため生産性が向上
する。
（２）メータ検査を自動化することができる。
（３）作業者の個人差が入らないので検査品質が安定す
る。
る。
【図面の簡単な説明】 第１図〜第３図は本発明の実施例に関するもので、第１
図は検査装置の構成説明図、第２図は第１図の矢視図、
第３図はテレビカメラの観測視野説明図、第４図は従来
メータ検査装置の構成説明図を示すものである。 １…メータ、３…指針、４…試験信号発生器、５…テレ
ビカメラ、６…XY移動機構、８…回転駆動装置、11…画
像処理装置、12…検査箇所設定手段。
図は検査装置の構成説明図、第２図は第１図の矢視図、
第３図はテレビカメラの観測視野説明図、第４図は従来
メータ検査装置の構成説明図を示すものである。 １…メータ、３…指針、４…試験信号発生器、５…テレ
ビカメラ、６…XY移動機構、８…回転駆動装置、11…画
像処理装置、12…検査箇所設定手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−100424（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−260121（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−178818（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−63822（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−45421（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01D 18/00
Claims (1)
- 【請求項１】メータに駆動信号を供給する試験信号発生
器と、 前記メータの指針の動きを視野を拡大して観測するテレ
ビカメラと、 このテレビカメラをその光軸を中心に回転させる回転駆
動装置と、 前記拡大した視野でメータ指示板全体を網羅しうるよう
にメータを移動させることのできるXY移動機構と、 前記テレビカメラのビデオ信号出力を２値画像処理，寸
法計測すると共に前記試験信号発生装置と回転駆動装置
に指針とテレビカメラを同じ速度で回転させるための信
号を出力する画像処理装置と、 この画像処理装置に検査箇所を設定する検査箇所設定手
段とを備え、 予め設定した検査パターン上での指示針と基準点の差を
計測すると共に、この差が予め設定した規格範囲内に入
っているか否かを判定することを特徴とするメータ指針
の引掛り検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8889790A JP2767969B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | メータ指針の引掛り検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8889790A JP2767969B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | メータ指針の引掛り検査装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03287016A JPH03287016A (ja) | 1991-12-17 |
| JP2767969B2 true JP2767969B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=13955757
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8889790A Expired - Fee Related JP2767969B2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | メータ指針の引掛り検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2767969B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102636215B (zh) * | 2012-04-27 | 2014-08-20 | 航天科技控股集团股份有限公司 | 一种仪表产品u型生产线用终检台 |
| CN105783969B (zh) * | 2016-04-01 | 2018-04-20 | 湖北工程学院 | 国四商用汽车仪表的步进电机指针表头视频读数方法 |
-
1990
- 1990-04-03 JP JP8889790A patent/JP2767969B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03287016A (ja) | 1991-12-17 |
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|---|---|---|---|
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