JP3230117B2 - 火災検知器 - Google Patents
火災検知器Info
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Description
外線や赤外線などの輻射光を受光素子で検出して火災の
発生を検知する火災検知器に関するものである。
式の火災検知器が設置されているが、火災検知器を設置
してから時間が経過すると、受光素子を保護する受光ガ
ラスが外気に含まれる塵埃等の付着により汚損して光の
透過率が徐々に低下し、その結果、受光素子の受光量が
減少して正確な火災検知ができないことがある。
た火災検知器においては、受光ガラスの外部側方に設け
た擬似炎光源(投光素子)を点灯し、その光を受光素子
に投光して火災検知器が正常に火災検知動作を行なうか
どうかの動作試験を行なうようにしたものがある。
示す平面図、図6はそのA−A断面図である。図におい
て、1は上部が開口された円筒状のケース、2は中心部
に穴3を有し、後述の受光ガラス4とともにケース1の
開口部を閉じてケース1とともに筐体を構成するカバ
ー、4はほぼ半球状の受光部5と鍔部6とからなり、透
光性カバーを構成する受光ガラスである。7は中心部に
穴8を有し、受光部5がカバー2の穴3内に挿入された
受光ガラス4の鍔部6を、カバー2との間にOリング9
a,9bを介して挟持し、気密に固定する固定リングで
ある。
凸状の受光部取付台で、その両斜面には円筒状の受光素
子ケース11a,11bが設けられており、先端部には
特定波長の光のみが通過する光学フィルタ12a,12
bが装着されている。13a,13bは例えば焦電素子
からなり、火炎から放射された輻射光を検出する受光素
子、13c,13dは同じくフォトダイオードからなる
受光素子で、受光部取付台10の斜面の背面に固定され
た副プリント基板14a,14bに搭載され、受光素子
ケース11a,11b内に位置している(なお、受光素
子13b,13dは図示していない)。15は主プリン
ト基板で、受光部取付台10が固定されており、受光部
取付台10を受光ガラス4の受光部5内に収容した状態
で、支柱を介してカバー2に取付けられている。
EDの如きチェックランプで、主プリント基板15上に
立設された支柱17a,17b上に取付けられており、
固定リング7に設けた穴7a,7b(7bは図示せず)
から、後述のカバー2のねじ穴18a,18b内に突出
している。20a,20bはカバー2に装着され、チェ
ックランプ16a,16bを気密に保護するチェックラ
ンプグローブで、その詳細を図7に示す。
に設けたねじ穴で、下部には図8に示すようにこのねじ
穴18a,18bより小径の段部19が形成されてい
る。23はカバー2の上からねじ穴18a,18b内に
挿入され、段部19上に位置する第1のパッキン、20
a,20bは上部が塞がれた円筒状の投光部21と鍔部
22とからなり、ねじ穴18a,18b内に収容されて
第1のパッキン23上に載置されるチェックランプグロ
ーブで、透明又は半透明のガラスで形成されている。2
4はチェックランプグローブ20a,20bの投光部2
1に嵌入され、鍔部22上に位置する第2のパッキン、
25は同じくワッシャ、26はチェックランプグローブ
20a,20bの投光部21に嵌入され、ねじ穴28
a,28bに螺入されてチェックランプグローブ20
a,20bをねじ穴18a,18b内に気密に固定する
リング状の固定ねじである。
a,20bは、図8に示すように、先ず、第1のパッキ
ン23を上からねじ穴18a,18b内に挿入して段部
19上に載置し、ついで、チェックランプグローブ20
a又は20bをその上に載せ、さらに、第2のパッキン
24及びワッシャ25をチェックランプグローブ20
a,20bの投光部21に嵌入してこれらをねじ穴18
a,18b内に挿入し、チェックランプグローブ20
a,20bの鍔部22の上に載せる。このとき、チェッ
クランプグローブ20a,20bの投光部21は、ねじ
穴18a,18bからカバー2上に突出している。次
に、固定ねじ26をチェックランプグローブ20a,2
0bの投光部21に嵌入してねじ穴18a,18bに螺
入すれば、チェックランプグローブ2はカバー2に気密
に固定される。
20a,20bが取付けられたカバー2の下面には、固
定リング7との間にOリング9a,9bを介して受光ガ
ラス4の鍔部5が挟持され、固定される。そして、受光
部取付台10を受光ガラス4の受光部5内に収容すると
共に、チェックランプ16a,16bをチェックランプ
グローブ20a,20b内に収容して主プリント基板1
5をカバー2に取付ける。ついで、パッキン30を介し
てカバー2の取付腕28a,28b,28c,28dを
ケース1の取付腕27a,27b,27c,27d上に
重ね、ねじ29により気密に固定する。そして、チェッ
クランプ16a,16bに通電し、その擬似炎光を受光
素子13c,13dに投光して各種の試験を行なう。
器を、例えば、トンネル内に設置した場合、トンネル内
を通過する車輌等によってはじき飛ばされた小石などに
より、受光ガラス4やチェッククランプグローブ20
a,20bが割れたりひびが入るなどの損傷を受けるこ
とが屡々あり、また、長期の使用によりこれらの受光部
5や投光部21に塵埃等が付着して正常な監視ができな
くなることがある。このような場合、チェックランプグ
ローブ20a,20bを直ちに交換できるように、ケー
ス2の外側からねじ止めして取付けている。
等による排気ガス、水しぶき、漏水などが常時発生する
きわめて劣悪な環境下にあるトンネル等の中に常時放置
されているため、カバー2の外側から螺入されたチェッ
クランプグローブ20a,20bの固定ねじ25とねじ
穴18a,18bとの間にそれらが侵入し、固化して固
定ねじ25が回転できなくなるため、チェックランプグ
ローブ20a,20bをケース2から外すことがきわめ
て困難になり、最悪の場合はケース2自体を交換しなけ
ればならないこともある。
たもので、チェックランプグローブをいつでも容易に取
外すことのできる火災検知器を得ることを目的としたも
のである。
は、火災検知用の受光素子に投光して動作試験を行なう
投光素子を保護するチェックランプグローブを、火災検
知器の筐体の内側から受光ガラスの外部側方にその一部
を露出させて下方からねじで固定したものである。
に内側から挿入し、下からねじを螺入して固定する。こ
のとき、チェックランプグローブはその一部がねじ穴か
ら筐体外の受光ガラスの外部側方に露出し、内部に収容
された投光素子から受光ガラス内に配置された受光素子
への投光を可能にする。
る。なお、図5〜図8で説明した従来例と同じ部分には
これと同じ符号を付し、説明を省略する。31a,31
bはカバー2に設けたねじ穴で、図4に示すように、上
部にはこのねじ穴31a,31bより小径の段部32が
形成されている。33は第1のパッキン、34はほぼ半
球状の透明又は半透明の投光部35と鍔部36とからな
るチェックランプグローブ、37は第2のパッキン、3
8はリング状の固定ねじである。なお、固定リング7に
はカバーのねじ穴31a,31bと対向する位置に、ね
じ穴31a,31bより大径の穴7a,7bが設けられ
ている。また、主プリント基板15は、面取りの無駄を
なくすために多角形状に形成されている。
する。先ず、チェックランプグローブ34の投光部35
に第1のパッキン33を嵌入し、この状態でカバー2の
ねじ穴31a,31bに下からチェックランプグローブ
34を挿入する。ついで、ねじ穴31a,31bに下か
ら第2のパッキン37を挿入し、続いてねじ穴31a,
31bに下から固定ねじ38を螺入して締付け、これら
を一体に固定する。これにより、チェックランプグロー
ブ34は、その投光部35の一部がカバー2の表面から
露出した状態で、カバー2に気密に取付けられる。な
お、カバー2に固定リング7を取付けたのち、固定リン
グ7の穴7a,7bからカバー2のねじ穴31a,31
bにチェックランプグローブ34を挿入し、固定ねじ3
8で固定してもよい。また、第1、第2のパッキン3
3,37はその一部又は全部を省略してもよい。その他
の部品の組立手順は、従来例の場合と同じである。
をカバー2から取外す場合は、先ず、ねじ29を緩めて
カバー2をケース1から取外し、カバー2から主プリン
ト基板15を外す。この状態で固定リング7の穴7a,
7bから固定ねじ38を緩め、固定ねじ38、第2のパ
ッキン37、チェックランプグローブ34及び第1のパ
ッキン33をねじ穴31a,31bから取外し、チェッ
クランプグローブ34を交換すればよい。
穴31a,31bのねじ目に塵埃等が侵入するおそれが
なく、若し、チェックランプグローブ34が損傷した場
合、容易に取外して交換することができる。なお、本発
明を実施する火災検知器は上記の実施例に限定するもの
ではなく、他の構造の火災検知器にも本発明を実施する
ことができる。
に係る火災検知器は、チェックランプグローブを筐体の
内側から受光ガラスの外部側方にその一部を露出させて
下方からねじで固定するようにしたので、ねじ目に塵埃
等が侵入して固化するおそれがない。このため、チェッ
クランプグローブを必要に応じていつでも容易に取外す
ことができる。また、チェックランプグローブを筐体の
内側から固定するようにしたので、その鍔部を大きく形
成することができ、このため気密性、水密性を向上させ
ることができる。
す断面図である。
取付状態を示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 半球状の受光ガラス内に配設された火災
検知用の受光素子に、前記受光ガラスの外部側方に設け
たチェックランプグローブ内に配設した投光素子から投
光して前記受光素子の動作試験を行なうようにした火災
検知器において、 前記チェックランプグローブを前記火災感知器の筐体
に、該筐体の内側から受光ガラスの外部側方にその一部
を露出させて下方からねじで固定したことを特徴とする
火災検知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30263493A JP3230117B2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 火災検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30263493A JP3230117B2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 火災検知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07160968A JPH07160968A (ja) | 1995-06-23 |
JP3230117B2 true JP3230117B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=17911351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30263493A Expired - Fee Related JP3230117B2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 火災検知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3230117B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3699286B2 (ja) * | 1999-01-22 | 2005-09-28 | 能美防災株式会社 | 火災検知器 |
-
1993
- 1993-12-02 JP JP30263493A patent/JP3230117B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07160968A (ja) | 1995-06-23 |
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