JP3229994B2 - フレーム信号のフレーム同期回路 - Google Patents

フレーム信号のフレーム同期回路

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JP3229994B2
JP3229994B2 JP20226696A JP20226696A JP3229994B2 JP 3229994 B2 JP3229994 B2 JP 3229994B2 JP 20226696 A JP20226696 A JP 20226696A JP 20226696 A JP20226696 A JP 20226696A JP 3229994 B2 JP3229994 B2 JP 3229994B2
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正男 小河原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレーム同期回路に
関し、特にPCM信号のフレーム同期を検出するフレー
ム同期信号検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、遠隔計測の技術は、遠隔地点に
おけるデータ計測を無線回線等を経由して行うものであ
り、飛翔体,移動体等のデータ計測に広く用いられてお
り、最近では、ディジタルPCM(パルス符号変調)方
式が主流となっている。
【0003】遠隔地点にて計測した種々のデータは変調
装置へ入力され、当該変調装置では所要ビット数,サン
プリングレートを考慮の上、多数の計測項目,フレーム
同期語,フレーム番号等からPCM信号のフレームを構
成し、このフレームを単位として連続的に繰返し変調を
行うようになっている。
【0004】こうして変調されたPCM信号は無線回線
等の通信回線を経由して復調装置へ入力され、復調装置
にてビット同期,フレーム同期をとってフレーム中の計
測項目の分離を行い、監視及び記録を行うものである。
【0005】この様なフレーム同期回路では、入力PC
M信号からフレーム同期語の検出を行って変調装置側に
て構成されたフレームに同期させるものである。具体的
には入力されるビット列と規定のフレーム同期語とを逐
次比較しつつ一致検出を行い、規定のフレーム同期語と
一致したビット列からフレーム位置を特定する。
【0006】PCM信号では、フレーム同期語以外のビ
ット列がフレーム同期語と一致する可能性があり、従っ
て誤った位置でフレーム同期がとられないように、連続
した数フレームの特定位置でフレーム同期語を検出する
ことで、フレーム同期とする等の手法が用いられてい
る。
【0007】また、無線回線によりデータ送受信を行う
場合には、フェージングによる電波の受信強度の変動,
送受信機または伝播経路の周波数変動により、数ビット
〜数秒間に亘るビットの反転,ビットの欠落,ビットの
重複といった誤りが発生し、その誤りによりフレーム同
期が外れると、再度フレーム同期がとれるまで計測デー
タが消失することになる。よって、誤りが発生してもフ
レーム同期を保持しかつ誤り発生状況を監視できるフレ
ーム同期回路が求められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−13024
号公報におけるフレーム同期回路では、任意のビット数
の反転を許容することによって安定したフレーム同期を
維持しつつ、誤同期検出手段によって誤った位置でのフ
レーム同期状態を防止することを目的としているが、以
下の問題がある。
【0009】すなわち、フレーム同期語のみで誤同期状
態の判定を行うため、ビットの欠落,ビットの重複,長
期間に亘るバースト状の誤りが発生した場合、誤同期が
検出されて再度フレーム同期がとれるまでに時間がかか
り、その間のデータを消失するという問題がある。
【0010】また、特開平6−141024号公報にお
けるフレーム同期回路では、フレーム毎にインクリメン
トされるフレーム番号語を使用して、フレーム番号の予
測及び判定を行うことにより、ビットの反転,欠落,重
複等の誤り検出率の向上を目的としているが、以下の問
題がある。
【0011】すなわち、フレーム同期語以外のビット列
がフレーム同期語と同一の内容になった場合、フレーム
番号語の判定を不正な位置で行うために誤りを検出する
という欠点があり、また、フレーム同期語またはフレー
ム番号語に単一のビットの反転でも誤りが発生すると同
期が外れるため、フレーム中に有効な計測データが含ま
れていても消失するという問題がある。
【0012】本発明の目的は、ビット欠落,ビット重
複,数フレーム以上に亘るバースト状の誤りに対してデ
ータの消失を極力減少させることが可能なフレーム信号
のフレーム同期回路を提供することである。
【0013】本発明の他の目的は、フレーム同期語,フ
レーム番号語等のフレーム中の特定位置付近に発生する
ビットの反転に対して安定したフレーム同期を確立可能
なフレーム信号のフレーム同期回路を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、フレー
ム同期のためのフレーム同期語とフレーム番号とを含む
フレーム信号のフレーム同期回路であって、入力フレー
ム信号のフレーム同期語の判定をなすフレーム同期語判
定手段と、前記入力フレーム信号のフレーム番号の判定
をなすフレーム番号語判定手段と、前記フレーム同期語
検出手段及び前記フレーム番号語検出手段の両判定結果
に基づき前記入力フレーム信号のフレーム同期判定をな
すフレーム同期判定手段とを含むことを特徴とするフレ
ーム同期回路が得られる。
【0015】そして、前記フレーム同期判定手段は、前
記フレーム同期語の判定及び前記フレーム番号語の判定
が共になされたときに前記入力フレーム信号のフレーム
同期判定を行なうようにしたことを特徴としており、ま
た、前記フレーム同期語判定手段は、前記フレーム同期
語の全部または一部が規定のフレーム同期語に一致した
ときにフレーム同期語が一致したとの判定を行なうよう
にしたことを特徴としている。
【0016】更に、前記フレーム番号語判定手段は、前
記フレーム番号語の全部又は一部が規定のフレーム番号
語に一致したときにフレーム番号語が一致したとの判定
を行うようにしたことを特徴としており、また、前記フ
レーム同期語判定手段は、前記フレーム時の規定位置か
ら所定時間だけ離間した位置で前記フレーム同期語が検
出された場合、この検出位置において以後のフレーム同
期語の判定をなすようにしたことを特徴としている。従
って、請求項1に係る発明は、フレーム同期のためのフ
レーム同期語とフレーム番号語とを含むフレーム信号に
よるフレーム同期回路であって、入力フレーム信号のフ
レーム同期語の判定をなすフレーム同期語判定手段と、
入力フレーム信号のフレーム番号の判定をなすフレーム
番号語判定手段と、前記フレーム同期語検出手段及び前
記フレーム番号語検出手段の両判定結果に基づきフレー
ム同期判定をなすフレーム同期判定手段とを有し、前記
フレーム同期判定手段は、前期フレーム番号語判定手段
によってフレーム同期語の全部が一致すると共に前期フ
レーム番号語の判定がなされたときに入力フレーム信号
のフレーム同期が確定したと判定し、前記フレーム同期
語判定手段は、フレーム同期が確定した後、前記フレー
ム同期語の規定位置から所定時間だけ離間した位置で前
記フレーム同期語を検出すると、当該検出位置をフレー
ム同期語の位置としてフレーム同期語の判定を行うよう
にしたことを特徴としたものである。また、請求項2に
係る発明は、前記フレーム同期語判定手段は、フレーム
の長さをカウントすると共に入力フレーム信号のフレー
ム同期語の位置を通知するフレーム長カウンタを有し、
前記フレーム同期語判定手段は、フレーム同期が確定し
た後、前記フレーム同期語の規定位置から所定時間だけ
離間した位置で前記フレーム同期語を検出すると、当該
フレーム長カウンタをリセットすることを特徴としたも
のである。
【0017】より詳細には、フレーム同期語判定手段
は、最初のフレーム同期語検出の後は、フレーム長を計
数し、フレームの正常な位置にフレーム同期語が存在す
るか否かを評価し、その評価の状態値をフレーム同期判
定手段へ供給し、このフレーム同期判定手段からのリセ
ット信号により最初のフレーム同期語の検出からやり直
す。
【0018】フレーム番号語判定手段は、入力フレーム
信号のフレーム番号語を評価し、その評価の状態値をフ
レーム同期判定手段へ供給する。評価の基準となるフレ
ーム番号語は、最初に入力されたフレーム番号語を内部
で保持しておきフレーム毎にインクリメントする等して
生成する。また、フレーム同期判定手段からのリセット
信号により最初のフレーム番号語の入力からやり直す。
【0019】フレーム同期判定手段は、フレーム同期語
判定手段及びフレーム番号語判定手段からの状態値から
フレーム同期の確立を判定する。誤りにより同期がはず
れた場合は、リセット信号を出力しフレーム同期をやり
直す。こうすることで、上記目的が達成可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の実施例につき詳述する。
【0021】図1は本発明の一実施例のブロックであ
る。図1において、本実施例のフレーム同期回路は、フ
レーム同期語判定手段1,フレーム番号語判定手段2,
フレーム同期判定手段3で構成されている。フレーム同
期語判定手段1は、図2に示す様にシフトレジスタ4,
比較器5,フレーム同期語保持レジスタ6,フレーム長
カウンタ7,シーケンサ8で構成されている。また、フ
レーム番号語判定手段2は、図3に示す様にシフトレジ
スタ9,フレーム番号カウンタ10,比較器11,フレ
ーム番号語位置カウンタ12,シーケンサ13で構成さ
れている。
【0022】フレーム同期語判定手段1について説明す
る。PCM復調装置においてビット同期後のPCM信号
21がシフトレジスタ4に入力される。比較器5はシフ
トレジスタ4とフレーム同期語保持レジスタ6の内容を
逐次比較し、全てのビットが一致する場合に全一致信号
31を、部分的に一致する場合に部分一致信号32をシ
ーケンサ8に夫々出力する。
【0023】フレーム長カウンタ7はシーケンサ8から
入力されるフレーム同期信号22によってリセットさ
れ、次に入力されるフレーム同期語のタイミングでフレ
ーム同期語位置信号33をシーケンサ8に出力する。
【0024】シーケンサ8は、図4に示す動作フロー図
に従い、フレーム同期信号22をフレーム長カウンタ7
とフレーム番号語判定手段2に、状態信号23をフレー
ム同期判定手段3に出力する。シーケンサ8は、図4に
示す様に初期状態,フレーム同期語確定状態,フレーム
同期語不定状態の3つの状態を持つ。状態信号23はシ
ーケンサ8の状態を示す内容を出力する。
【0025】初期状態はフレーム同期語が検出されてい
ない状態であり、連続して入力されるビット列からフレ
ーム同期語を検出する。具体的には、比較器5から全一
致信号31が入力されるまで初期状態に留まり、全一致
信号31が入力されるとフレーム同期信号22を出力し
てフレーム同期語確定状態に遷移する。
【0026】フレーム同期語確定状態はフレーム同期語
を検出している状態であり、フレーム毎の特定位置にフ
レーム同期語が正常に配置されていることを評価する。
具体的には、フレーム同期語位置信号33が入力される
タイミングで、比較器5から全一致信号31と部分一致
信号32のどちらかの信号が入力されるとフレーム同期
語確定状態に留まる。同タイミングでどちらの信号も入
力されない時はフレーム同期語不定状態に遷移する。
尚、フレーム同期語位置信号33が入力されるタイミン
グでフレーム同期信号22を出力する。
【0027】フレーム同期語不定状態はフレーム同期語
が検出できなくなった状態であり、フレーム同期語確定
状態から継続したタイミングでフレーム毎の特定位置に
フレーム同期語が再び配置されるかを評価する。具体的
には、フレーム同期語位置信号33が入力されるタイミ
ングで、比較器5から全一致信号31と部分一致信号3
2のどちらかの信号が入力されるとフレーム同期語確定
状態に遷移する。同タイミングでどちらの信号も入力さ
れない時はフレーム同期語不定状態に留まる。尚、フレ
ーム同期語位置信号33が入力されるタイミングでフレ
ーム同期信号22を出力する。
【0028】シーケンサ8は、フレーム同期判定手段3
からリセット信号25が入力されると、最初のフレーム
同期語の検出からやり直す。具体的には、シーケンサ8
が図4のどの状態にあっても、初期状態に遷移する。
【0029】フレーム番号語判定手段2について説明す
る。PCM復調装置においてビット同期後のPCM信号
21がシフトレジスタ9に入力される。フレーム番号カ
ウンタ10は、シーケンサ13からロード信号41が入
力されると、シフトレジスタ9の内容を保持し、シーケ
ンサ13からカウント信号42が入力されると保持内容
をインクリメントする。
【0030】比較器11はシフトレジスタ9とフレーム
番号カウンタ10の内容を逐次比較し、全てのビットが
一致する場合に全一致信号43を、部分的に一致する場
合に部分一致信号44をシーケンサ13に出力する。
【0031】フレーム番号語位置カウンタ12はフレー
ム同期語判定手段1から入力されるフレーム同期信号2
2によってリセットされ、シフトレジスタ9にフレーム
番号語が入力されるタイミングでフレーム番号語位置信
号45をシーケンサ13に出力する。
【0032】シーケンサ13は、図5に示す動作フロー
図に従い、状態信号24をフレーム同期判定手段3に出
力する。シーケンサ13は、図5に示す様に初期状態,
フレーム番号語検出状態,フレーム番号語確定状態,フ
レーム番号語不定状態の4つの状態を持つ。状態信号2
4は、シーケンサ13の状態を示す内容を出力する。
【0033】初期状態はフレーム番号カウンタ10にフ
レーム番号語が保持されていない状態であり、フレーム
同期語判定手段1にてフレーム同期語が検出されるのを
待って、フレーム番号語をフレーム番号カウンタ10に
保持する。具体的には、フレーム番号語位置カウンタ1
2からフレーム番号語位置信号45が入力されるまで初
期状態に留まり、フレーム番号語位置信号45が入力さ
れるとロード信号41を出力してフレーム番号語検出状
態に遷移する。
【0034】フレーム番号語検出状態は、初期状態でフ
レーム番号カウンタ10に保持した内容がフレーム番号
語であるかを評価する。具体的には、フレーム番号語位
置カウンタ12からフレーム番号語位置信号45が入力
されるタイミングで、比較器11から全一致信号43が
入力されるとフレーム番号語確定状態に遷移する。同タ
イミングで全一致信号43が入力されない時は初期状態
に遷移する。尚、フレーム同期判定手段1からフレーム
同期信号22が入力されるとカウント信号42を出力す
る。
【0035】フレーム番号語確定状態はフレーム番号語
が検出されている状態であり、連続したフレームのフレ
ーム番号語が連続して変化することを評価する。具体的
には、フレーム番号語位置カウンタ12からフレーム番
号語位置信号45が入力されるタイミングで、比較器1
1から全一致信号43と部分一致信号44のどちらかが
入力されるとフレーム番号語確定状態に留まる。同タイ
ミングでどちらの信号も入力されない時はフレーム番号
語不定状態に遷移する。尚、フレーム同期判定手段1か
らフレーム同期信号22が入力されるとカウント信号4
2を出力する。
【0036】フレーム番号語不定状態はフレーム番号語
を検出できなくなった状態であり、フレーム番号語確定
状態から連続したフレーム番号語が再び配置されるかを
評価する。具体的には、フレーム番号語位置カウンタ1
2からフレーム番号語位置信号45が入力されるタイミ
ングで、比較器11から全一致信号43と部分一致信号
44のどちらかが入力されるとフレーム番号語確定状態
に遷移する。同タイミングでどちらの信号も入力されな
い時はフレーム番号語不定状態に留まる。尚、フレーム
同期判定手段1からフレーム同期信号22が入力される
とカウント信号42を出力する。
【0037】シーケンサ11は、フレーム同期判定手段
3からリセット信号25が入力されると、最初のフレー
ム番号語の入力からやり直す。具体的には、シーケンサ
11が図5のどの状態にあっても、初期状態に遷移す
る。
【0038】フレーム同期判定手段3について説明す
る。このフレーム同期判定手段3は、フレーム同期語判
定手段1からの状態信号23とフレーム番号語判定手段
2からの状態信号24を入力し、図6に示す動作フロー
図に従い、リセット信号25をフレーム同期語判定手段
1とフレーム番号語判定手段2に、フレーム同期確定信
号26をPCM復調回路において計測項目の分離及び監
視を行う回路に出力する。
【0039】フレーム同期判定手段3は、図6に示す様
に初期状態,フレーム同期確定状態の2つの状態を持
つ。
【0040】初期状態はフレーム同期が確定していない
状態であり、フレーム同期語及びフレーム番号語が検出
されるまで待つ。具体的には、フレーム同期語判定手段
1からの状態信号23がフレーム同期語確定状態とな
り、かつフレーム番号語判定手段2からの状態信号24
がフレーム番号語確定状態となるとフレーム同期確定状
態に遷移する。それ以外の状態では初期状態に留まる。
【0041】フレーム同期確定状態はフレーム同期が確
定している状態であり、フレーム同期語及びフレーム番
号語の検出状態を評価する。具体的には、フレーム同期
語判定手段1からの状態信号23がフレーム同期語確定
状態か、またはフレーム番号語判定手段2からの状態信
号24がフレーム番号語確定状態である間、フレーム同
期確定状態に留まる。状態信号23がフレーム同期語不
定状態で、かつ状態信号24がフレーム番号語不定状態
になると、リセット信号25を出力して初期状態に遷移
する。尚、フレーム同期確定信号26は、フレーム同期
判定手段3がフレーム同期確定状態の時に出力する。
【0042】また、フレーム同期判定手段3からのPC
M復調回路において計測項目の分離及び監視を行う回路
に対して、誤りの発生状況を監視するための信号を出力
していないが、状態信号23及び状態信号24を監視す
ることにより、誤りの発生状況を詳細に監視することが
できる。
【0043】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。本実施例におけるフレーム同期回路は、図7に示す
様に、フレーム同期語判定手段1,フレーム番号語判定
手段2,フレーム同期判定手段3で構成される。
【0044】フレーム同期語判定手段1は、図8に示す
様にシフトレジスタ4,比較器5,フレーム同期語保持
レジスタ6,フレーム長カウンタ7,シーケンサ8で構
成される。フレーム番号語判定手段2及びフレーム同期
判定手段3は、第1の実施例と同じである。
【0045】フレーム同期語判定手段1について説明す
ると、シフトレジスタ4,比較器5,フレーム同期語保
持レジスタ6の動作は、第1の実施例と同じである。フ
レーム長カウンタ7はシーケンサ8から入力されるフレ
ーム同期信号22によってリセットされ、次に入力され
るフレーム同期語のタイミングでフレーム同期語位置信
号33をシーケンサ8に出力する。
【0046】また、フレーム長カウンタは、シーケンサ
8においてフレーム同期語位置信号33が出力されるタ
イミングの前後を判定するために、図9に示すタイミン
グで、ビット欠落判定信号34とビット重複判定信号3
5をシーケンサ8に出力する。ビット欠落判定信号34
及びビット重複判定信号35は、夫々フレーム同期語を
構成するビット数の1/2の期間出力する。
【0047】シーケンサ8は、図10に示す動作フロー
図に従い、フレーム同期信号22をフレーム長カウンタ
7とフレーム番号語判定手段2に、状態信号23をフレ
ーム同期判定手段3に、ビット欠落検出信号27とビッ
ト重複検出信号28をPCM復調回路において計測項目
の分離及び監視を行う回路に出力する。
【0048】シーケンサ8は、図10に示す様に初期状
態,フレーム同期語確定状態,フレーム同期語不定状態
の3つの状態を持つ。状態信号23はシーケンサ8の状
態を示す内容を出力する。
【0049】初期状態での動作は、第1の実施例と同じ
である。フレーム同期語確定状態はフレーム同期語を検
出している状態であり、フレーム毎の特定位置にフレー
ム同期語が正常に配置されていることを評価すると共
に、同特定位置の前のフレーム同期語を検出した場合に
は、ビットの欠落が発生したものとして、フレーム長の
カウントを修正する。
【0050】具体的には、フレーム同期語位置信号33
が入力されるタイミングで、比較器5から全一致信号3
1と部分一致信号32のどちらかの信号が入力される
と、フレーム同期信号22を出力して、フレーム同期語
確定状態に留まる。同タイミングでどちらの信号も入力
されない時は、フレーム同期信号22を出力して、フレ
ーム同期語不定状態に遷移する。
【0051】また、ビット欠落判定信号34が入力され
るタイミングで、比較器5から全一致信号31が入力さ
れると、フレーム同期信号22とビット欠落検出信号2
7を出力して、フレーム同期語確定状態に留まる。本状
態では、ビット重複判定信号35が入力される前にフレ
ーム同期語位置信号33にて状態遷移してしまうため、
ビットの重複は検出しない。
【0052】フレーム同期語不定状態はフレーム同期語
が検出できなくなった状態であり、フレーム同期語確定
状態から継続したタイミングでフレーム毎の特定位置に
フレーム同期語が再び配置されるかを評価すると共に、
同特定位置の前後でフレーム同期語を検出した場合に
は、ビットの欠落,ビットの重複が発生したものとし
て、フレーム長のカウントを修正する。
【0053】具体的には、フレーム同期語位置信号33
が入力されるタイミングで、比較器5から全一致信号3
1と部分一致信号32のどちらかの信号が入力される
と、フレーム同期信号22を出力し、フレーム同期語確
定状態に遷移する。同タイミングでどちらの信号も入力
されない時は、フレーム同期信号22を出力し、フレー
ム同期語不定状態に留まる。
【0054】また、ビット欠落判定信号34が入力され
るタイミングで、比較器5から全一致信号31が入力さ
れると、フレーム同期信号22とビット欠落検出信号2
7を出力して、フレーム同期語確定状態に遷移する。ビ
ット重複判定信号35が入力されるタイミングで、比較
器5から全一致信号31が入力されると、フレーム同期
信号22とビット重複検出信号28を出力して、フレー
ム同期語確定状態に遷移する。
【0055】シーケンサ8にリセット信号25が入力さ
れた場合の動作は、第1の実施例と同じである。
【0056】フレーム同期回路の構成について、上記各
実施例では、PCM信号21をフレーム同期語判定手段
1とフレーム番号語判定手段2の両方に入力したが、フ
レーム同期語判定手段1にてPCM信号21を複数ビッ
トから構成されるワード単位にパラレル化し、そのパラ
レルデータをフレーム番号語判定手段2に出力し、フレ
ーム番号語判定手段2におけるシフトレジスタ9をレジ
スタに変える様な構成でも本発明を実現できる。
【0057】フレーム同期語判定手段1について、第1
の実施例では、ある程度の確率で発生するビットの反転
は許容し、かつ安定したフレーム同期を得る目的で、フ
レーム同期語確定状態及びフレーム同期語不定状態で全
一致信号31と部分一致信号32を同等に扱っている
が、入力するPCM信号で発生する誤りの傾向により、
両者の扱いを変えて、更に細かい入力状態を設定しても
構わない。
【0058】また、部分一致信号32の生成方法には、
一致するビット数をカウントしてある閾値以上一致して
いる場合に有効とする方法や、複数ビットから構成する
ワード単位に比較して一致するワード数をカウントして
ある閾値以上一致している場合に有効とする方法等が考
えられる。
【0059】本発明では、ある程度の確率で発生するビ
ットの反転を許容し、安定したフレーム同期を得るため
に、フレーム同期語との部分的な一致を検出する方法で
あれば、どのような方法でも構わない。
【0060】フレーム番号語判定手段2について、上記
各実施例では、ある程度の確率で発生するビットの反転
は許容し、かつ安定したフレーム同期を得る目的で、フ
レーム番号語確定状態及びフレーム番号語不定状態で全
一致信号43と部分一致信号44を同等に扱っている
が、入力するPCM信号で発生する誤りの傾向により、
両者の扱いを変えて更に細かい入力状態を設定しても構
わない。
【0061】また、部分一致信号44の生成方法には、
一致するビット数をカウントしてある閾値以上一致して
いる場合に有効とする方法や、複数ビットから構成する
ワード単位に比較して一致するワード数をカウントして
ある閾値以上一致している場合に有効とする方法等が考
えられる。
【0062】本発明では、ある程度の確率で発生するビ
ットの反転を許容し、安定したフレーム同期を得るため
に、フレーム番号語との部分的な一致を検出する方法で
あれば、どのような方法でも構わない。
【0063】また、フレーム番号語の内容をフレーム毎
にインクリメントした値が配置されるものとしたが、あ
るフレームの内容から次フレームの内容が予測できるも
のであれば、その内容はどのようなものでも構わない。
例えば、各フレームにサブフレーム番号語を配置し、複
数のフレームからメインフレームを構成する様なPCM
信号では、サブフレーム番号語を上記各実施例のフレー
ム番号語と同様に扱うことにより、同じ効果が得られ
る。
【0064】フレーム同期判定手段3について、上記各
実施例では、フレーム同期語とフレーム番号語が共に検
出できなくなった時にフレーム同期確定状態から初期状
態へ遷移するとしたが、ビットの欠落及びビットの重複
が発生する確率が非常に低い場合には、フレーム同期信
号22を使用してフレーム同期語とフレーム番号語が共
に検出できないフレーム数をカウンタ等によってカウン
トし、ある閾値以上に達した時にフレーム同期確定状態
から初期状態へ遷移することで、数フレーム以上に亘る
バースト状の誤りに対しても安定したフレーム同期を得
ることができる。
【0065】また、初期状態ではフレーム同期語とフレ
ーム番号語を共に検出することで初期状態からフレーム
同期確定状態へ遷移するとしたが、フレーム同期に要す
る時間に余裕がある場合には、フレーム同期信号22を
使用してフレーム同期語とフレーム番号語とを共に検出
したフレーム数をカウンタ等によってカウントし、ある
閾値以上に達した時に初期状態からフレーム同期確定状
態へ遷移することで、期待するフレーム同期語,フレー
ム番号語と同一内容が偶然にフレーム中に発生した場合
に、誤ったフレーム位置で同期する可能性を更に低くす
ることができる。
【0066】図8に示したフレーム同期語判定手段1に
ついて、シーケンサ8においてフレーム同期語位置信号
33が出力されるタイミングの前後を判定するために、
ビット欠落判定信号34とビット重複判定信号35を生
成するとしたが、前記タイミングからの前後が判別でき
れば、その信号の構成はどのような方法でも構わない。
【0067】フレーム同期語以外のビット列がフレーム
同期語と同一の内容となる可能性を考慮し、かつ任意の
フレーム同期語で安定したフレーム同期を得る目的で、
ビット欠落判定信号34とビット重複判定信号35の出
力期間をフレーム同期語を構成するビット数の1/2の
期間出力するとしたが、両信号の出力期間は任意で構わ
ない。
【0068】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、ビッ
トの欠落やビットの重複に対して追従してフレーム同期
を得ることができ、また数フレーム以上に亘るバースト
状の誤りに対しても速やかにフレーム同期をとり直すこ
とで、データの消失を極力減らすことができるという効
果がある。
【0069】また、フレーム同期語,フレーム番号語等
のフレーム中の特定位置付近に発生するビットの反転に
対して、安定したフレーム同期が得られ、誤りの発生状
況を詳細に監視できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】図1におけるフレーム同期語判定手段1のブロ
ック図である。
【図3】図1におけるフレーム番号語判定手段2のブロ
ック図である。
【図4】図2におけるシーケンサ8の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】図3におけるシーケンサ13の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図1におけるフレーム同期判定手段3の動作を
示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例のブロック図である。
【図8】図7におけるフレーム同期語判定手段1のブロ
ック図である。
【図9】図8におけるフレーム長カウンタの出力波形の
タイミングチャートである。
【図10】図8におけるシーケンサ8の動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 フレーム同期語判定手段 2 フレーム番号語判定手段 3 フレーム同期判定手段 4,9 シフトレジスタ 5,11 比較器 6 フレーム同期語保持レジスタ 7 フレーム長カウンタ 8,13 シーケンサ 10 フレーム番号カウンタ 12 フレーム番号語位置カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/08 H04J 3/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム同期のためのフレーム同期語と
    フレーム番号語とを含むフレーム信号によるフレーム同
    期回路であって、入力フレーム信号のフレーム同期語の
    判定をなすフレーム同期語判定手段と、入力フレーム信
    号のフレーム番号の判定をなすフレーム番号語判定手段
    と、前記フレーム同期語検出手段及び前記フレーム番号
    語検出手段の両判定結果に基づきフレーム同期判定をな
    すフレーム同期判定手段とを有し、 前記フレーム同期判定手段は、前期フレーム番号語判定
    手段によってフレーム同期語の全部が一致すると共に前
    期フレーム番号語判定がなされたときに入力フレーム
    信号フレーム同期が確定したと判定し前記フレーム同期語判定手段は、フレーム同期が確定し
    た後、 前記フレーム同期の規定位置から所定時間だけ
    離間した位置で前記フレーム同期語を検出すると、当該
    検出位置をフレーム同期語の位置としてフレーム同期語
    の判定を行うようにしたことを特徴とするフレーム同期
    回路。
  2. 【請求項2】 前記フレーム同期語判定手段は、フレー
    ムの長さをカウントすると共に入力フレーム信号のフレ
    ーム同期語の位置を通知するフレーム長カウンタを有
    し、前記フレーム同期語判定手段は、フレーム同期が確定し
    た後、 前記フレーム同期の規定位置から所定時間だけ
    離間した位置で前記フレーム同期語を検出すると、当該
    フレーム長カウンタをリセットすることを特徴とする請
    求項1に記載のフレーム同期回路。
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