JP3229987B2 - 中性粒子加工方法およびその装置 - Google Patents

中性粒子加工方法およびその装置

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JP3229987B2
JP3229987B2 JP25893393A JP25893393A JP3229987B2 JP 3229987 B2 JP3229987 B2 JP 3229987B2 JP 25893393 A JP25893393 A JP 25893393A JP 25893393 A JP25893393 A JP 25893393A JP 3229987 B2 JP3229987 B2 JP 3229987B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路など
の電子ディバイスの製造及び各種材料の表面処理に当た
り、試料基板上に中性粒子を導き、薄膜形成,除去など
を行う中性粒子加工方法およびその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、プラズマを利用して薄膜形成、除
去などの表面処理をする方法にマイクロ波による電子サ
イクロトロン共鳴(Electron Cyclotron Resonance :EC
R)プラズマが広く用いられている。ECRプラズマ法
は、10-4Torr台の低ガス圧で活性度の高いプラズ
マを生成でき、低エネルギーで大きなイオン電流が得ら
れ、指向性、均一性に優れたイオン流が形成できる。こ
のため、低ダメージで高品質な加工が可能であり、高集
積半導体素子などの製造に欠かせないものとなってい
る。
【0003】しかしECR法においても、電荷を持つイ
オンを加工に使用しているため、加工対象の基板表面に
凹凸が存在すると、パターンの形状,配置,密度に依存
して局所的に帯電の大きさが異なり、パターン表面近傍
のイオンシースの電位分布に不均一が生じる。これによ
り、ある場合には形成するパターンの側面で電気化学的
なエッチングが進行したり、イオン流の方向性が乱され
たりなどして、所望の加工パターンが得られないという
欠点があった。また、例えば、極薄酸化膜上の電極形成
において、エッチング時の表面電位による静電破壊で、
加工途上にLSIなど電子ディバイスの動作機能を損な
う場合があるという問題があった。
【0004】以上のような問題点を解決するため、本発
明者はECRプラズマ法の低圧力、低エネルギー、大電
流輸送などの長所を最大限活用しつつ、プラズマ流中の
中性粒子を試料基板に照射して加工する中性粒子加工法
及びその装置を提案した(文献:特願平4−16992
0号)。図15は、この中性粒子加工装置の構成を示し
た断面図と、加工原理を示した磁力線図である。同図に
おいて、1はプラズマ生成室、2は試料室、3はマイク
ロ波導入窓、4は矩形導波管、5はプラズマ流、6はプ
ラズマ引出し窓、7は試料基板、8は試料台、9はプラ
ズマ生成磁気コイル、10は第1ガス導入系、11は第
2ガス導入系である。
【0005】また、31は発散磁場で形成された発散プ
ラズマ流5を平行プラズマ流に調整するプラズマ流制御
磁気コイル、32は平行プラズマ流部分を取り囲むイオ
ン流中性化室、33は第3ガス導入系、34は試料基板
7へのプラズマ流入を阻止するために逆磁場を発生させ
るプラズマ除去用磁気コイルであるこれらは、試料基板
7に中性粒子流35を照射するように構成したものであ
る。
【0006】次に、この中性粒子加工装置の動作につい
て説明する。まず、真空排気系(図示せず)によってプ
ラズマ生成室1および試料室2を高真空に排気した後、
第1ガス導入系10または第2ガス導入系11からガス
を導入し所望の圧力とする。そして、マイクロ波源(図
示せず)より矩形導波管4、マイクロ波導入窓3を介し
て導入される2.45GHzのマイクロ波と、プラズマ
生成磁気コイル9により形成される磁界(磁束密度87
5ガウス)とにより、ECRを用いてプラズマ生成室1
にプラズマを生成する。
【0007】プラズマ生成磁気コイル9は、ECRを満
足する磁界強度を与えると共に、プラズマ生成室1から
試料台8の方向に磁界強度が適度な勾配で弱くなる発散
磁界を形成する。生成したプラズマは、この発散磁界に
よりプラズマ流5として試料室2に引き出されイオン流
中性化室32へと導かれる。この発散磁界とECRによ
って高速に円運動する電子の磁気モーメントの相互作用
によって、プラズマ流5中のイオンは加速して電子は減
速する、静電界が形成される。
【0008】このとき、プラズマ流5中のイオンは磁界
の発散に対して発生する電界によって加速されるが、そ
の方向制はプラズマ流制御磁気コイル31でイオン中性
化室32近くの磁場の発散を制御することで修正され
る。イオン中性化室32は、第3ガス導入系33により
適当なガスを導入して所望の圧力に保たれており、イオ
ン中性化室32に導かれたイオンは、ここで導入したガ
スによる中性原子または中性分子との荷電変換反応によ
り、その運動エネルギーと方向制を維持したまま中性粒
子となって試料台方向に運動する。ここで、荷電粒子除
去用磁気コイル34は、プラズマ生成磁気コイル9とは
逆の向きの磁場を形成しており、これによりイオン流中
性化室32を通過したプラズマ流5中の荷電粒子(イオ
ンおよび電子)は除去され、運動エネルギーを持った中
性粒子流35が選択的に試料基板7に照射される。
【0009】以上説明したように、この中性粒子加工装
置によれば、中性粒子流だけを試料基板に照射して表面
の処理を行い、電荷を持ったイオンや電子を試料基板に
照射しない。このため、電気化学的反応や静電破壊が起
こることなく、試料表面に微細な凹凸が存在しても、微
細,構成度,高品質で損傷の無い加工を施すことが可能
となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
中性粒子加工装置をLSIの製造に適用するためには、
荷電粒子除去機構にいくつかの改善すべき所があること
が明らかになってきた。図15(b)は、図15(a)
の試料台8近傍の磁場の様子を示す磁力線図である。従
来の中性粒子加工装置では、電子が磁力線に巻き付いて
運動することを利用し、発散磁界40aが試料台8近傍
で広がるようにカプス型反転磁場41を形成すること
で、輸送されるプラズマ流に含まれる荷電粒子を試料台
8外部に輸送して除去していた。
【0011】しかし、このカプス型反転磁場41を用い
るだけでは、試料基板7の中心部は磁力線41aが入り
込んでいるため、試料基板7の中心部では荷電粒子が除
去されずに入ってきてしまうという問題があった。ま
た、試料基板7の周辺部において、電子は効果的に除去
されるが、イオンについては試料基板7上の磁場の均一
性が広い範囲では保てないため除去が完全ではなく、イ
オンを除去できる領域が限定され、小さい領域しか中性
粒子加工に利用できないという問題があった。これを解
消するため荷電粒子除去用磁気コイル34で強い磁場を
作ろうとすると、試料室2内やプラズマ生成室1内の磁
場分布が変化を受け、ECRプラズマの生成に影響を与
えてしまうという問題もあった。
【0012】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであり、ECRプラズマ生成や生
成されたプラズマ流に影響を与えること無く、荷電粒子
を効果的に除去できるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の中性粒子加工
装置は、プラズマ流中の荷電粒子を試料基板に到達しな
いようにする荷電粒子除去機構が、プラズマ生成室と試
料基板との間で磁力線が試料基板を貫かないような磁場
を発生する磁気発生手段を有し、プラズマ引出し手段
は、プラズマ生成室から試料基板の方向に磁界強度が適
度な勾配で弱くなる発散磁界を形成する磁気コイルから
構成され、かつ、発散磁界が乱されないよう磁気発生手
段からプラズマ生成室方向に洩れ出す磁界を防ぐための
磁気シールド手段を有することを特徴とする。また、こ
の発明の中性粒子加工方法は、発生させたプラズマを発
散磁界により引き出してプラズマ流を形成し、発散磁界
を乱さないように制御した状態で、磁力線が試料基板を
貫くことがない試料基板上に形成された平行磁場でプラ
ズマ流の荷電粒子がこの試料基板に到達しないように
し、プラズマ流中の荷電粒子の荷電変換により生成した
中性粒子を用いて試料基板の加工処理を行うことを特徴
とする
【0014】
【作用】プラズマ流中を加速,輸送された低エネルギ
ー,大電流のイオンは、その運動エネルギー,方向制を
維持した状態で中性子化される。この中性粒子が含まれ
るプラズマ流中のイオンなどの荷電粒子は、平行磁場に
よってその軌道が曲げられる。一方、平行磁場に影響を
受けない中性粒子は試料基板に到達する。
【0015】
【実施例】以下この発明の構成を図を参照して説明す
る。中性粒子加工を実現するためには、プラズマ流中よ
りイオンと電子を除去し、中性粒子流を効率的に取り出
すことが重要となる。以下、この発明によるプラズマ流
中より荷電粒子が除去される原理を、図1を用いて説明
する。図1(a)は試料基板7近傍の断面図であり、試
料基板7の上部に紙面の表から裏に向かって一様な磁力
線16による平行磁場領域16aがかかっている状態を
示している。プラズマ流5が境界17を越えてこの平行
磁場領域16a内にはいると、イオンと電子は磁場によ
りローレンツ力を受け、それぞれ反対方向に図1の紙面
内で円運動を始める。この円運動の半径はマーラ半径と
よばれ、荷電粒子の入射速度,質量,磁場の強さによっ
て変化する。
【0016】ここで、強度が2000ガウス程度の磁場
を形成し、この磁場における電子とイオンとの運動を考
える。まず、電子については、質量が小さいため、入射
速度を20eVとしても7.5×10-3cmと非常に小
さい回転半径で円運動をすることになる。このことは、
電子が試料基板7の上の平行磁場領域16aの領域に入
るとすぐに磁力線に巻き付くように円運動を行い、試料
基板7に到達できないことを示している。つまり、試料
基板7上の平行磁場領域16aで、プラズマ流5中から
試料基板7方向への電子は除去されることがわかる。
【0017】一方、イオンは、入射速度を10eVのC
l原子イオンを考えたとき、この円運動の半径は1.4
cmとなる。プラズマ流5中のイオンの速度は、10e
V程度を中心とした分布を持ち、この中には早いイオン
も存在するが、その速度は30eV程度である。従っ
て、試料基板7上の平行磁場領域16aの厚さを3cm
程度とすれば、遅いイオン20,早いイオン21とも軌
道を曲げて、試料基板7に到達しないようにすることが
できる。また、平行磁場領域16aで軌道を曲げきれず
にこの領域を通過してしまうイオンが存在しても、平行
磁場領域16aと試料基板7との距離を適当に広げるこ
とで、このイオンを試料基板7に到達しないようにでき
る。
【0018】このように、平行磁場領域16aを試料基
板7の上部に形成することで、プラズマ流5中のイオン
と電子は、試料基板7に到達する前に試料基板7以外に
除くことができる。中性粒子流35は、磁場や電場から
作用を受けることはないので、プラズマ流5中での運動
方向と速度とを保ったまま、試料基板7に照射されるこ
とになる。以上説明したように、プラズマ流5中より中
性粒子流を効率よく取り出し、中性粒子流35の衝突エ
ネルギーを利用した試料基板7の加工が実現される。
【0019】図1(b)は、磁場強度2000ガウスの
平行磁場領域16aに、Clイオンが上部より入射して
きたときの軌道計算の結果を示したものである。横軸は
イオンの横方向の曲がりの大きさを示し、縦軸は磁場境
界からの距離を示す。Clイオンは、平行磁場領域16
aの境界である境界17に垂直に入射する。その時、C
lイオンは、磁場によるローレンツ力を受ける。遅いC
lイオンとともに、20eV以上の早いClイオンに関
しても、磁場から受けるローレンツ力で大きく曲げら
れ、試料基板7以外に除けることがわかる。
【0020】なお、以上では平行磁場の強度を2000
ガウスとしているが、磁場強度は2000ガウスに限ら
れるわけではない。平行磁場の強度は、平行磁場領域の
幅,平行磁場領域と試料基板との距離,除去したい荷電
粒子のエネルギーによって所望の値に設定すべきもので
あることは当然である。
【0021】実施例1.図2は、この発明の第1の実施
例である中性粒子加工装置の構成を示す構成図であり、
図2(a)は中性粒子加工装置の全体を示す概略断面
図、図2(b)は試料基板近傍の構成を示す斜視図であ
る。図2において、51は棒磁石、55はヨークであり
これらにより磁場発生部品56は形成されている。ま
た、57は試料基板7を動かす移動機構であり、他は図
15(a)と同様である。
【0022】この実施例の中性粒子加工装置では、EC
Rによりプラズマ生成室1に高密度プラズマを生成さ
せ、これを発散磁界により試料室2に引き出してプラズ
マ流5とする。プラズマ流5中の加速,輸送されたイオ
ンの一部が、試料室2内の中性原子または中性分子との
荷電変換反応により、その運動量(エネルギー)と移動
の方向性を維持したまま、中性粒子となって試料台8の
方向に移動していく。中性粒子とともに輸送されるプラ
ズマ流5中の荷電粒子は、磁場発生部品56が作る試料
台8上部の平行磁場42bで試料台8外部に除去され、
結果として中性粒子からなる中性粒子流35だけが試料
基板7に到達できる。
【0023】ところで、中性粒子変換効率は、プラズマ
流中で加速されたイオンが荷電変換反応により中性粒子
となった後、他の気体分子と衝突することなくエネルギ
ーと方向性を維持したまま中性粒子を引き出すことので
きる確率と定義され、この中性粒子変換効率Pは以下の
式1で示される。
【0024】 P=exp(−σsnl)×(1−exp(−σcenl))・・・(1) ここで、σceはイオンと中性粒子の荷電変換断面積、σ
s はイオンと中性粒子および中性粒子と中性粒子の弾性
散乱断面、nはガスの密度、lは反応距離である。この
反応距離lは、プラズマ発生点から加工処理をする基板
面までの距離であり、図2(a)においては、おおよ
そ、プラズマ引出し窓6と試料基板7との距離になる。
【0025】この式1は、中性粒子変換効率Pが大きい
ほどエッチングなどの加工に利用できる中性粒子が多く
生成されることを示している。荷電変換反応は、圧力が
高いほど起こり易いため、中性粒子変換効率は圧力とと
もにあるところまで上がる。しかし、圧力が高くなる
と、粒子が弾性散乱する確率が増えて粒子の飛行する方
向が代わる確率が増える。このため、この中性粒子変換
効率Pはある圧力でピークを持ちその後減少する(図
3)。従って、ガスの供給と排気とを調節して適当な圧
力とすることで、効率よくプラズマ中のイオンの流れを
中性粒子に変換することができる。また、反応距離lを
適当に調節することでも、中性粒子流の生成量を制御す
ることができる。
【0026】平行磁場42bを形成する磁場発生部品5
6は、図2(b)に示すように、棒磁石51とその磁場
を効率的に導いて平行磁場を形成するためのコの字形の
ヨーク55とから構成されている。このように、ヨーク
55を用いて磁極を対向させることで、強力で均一性の
高い平行磁場42bを試料基板7上部に形成することが
できる。例えば、棒磁石51に希土類の永久磁石を用
い、この長さを平行磁場42bを形成するギャップ間よ
り長くすることで、平行磁場42bを2000ガウス程
度とすることができる。強度が2000ガウス程度の平
行磁場なら、図1を用いて説明したように、荷電粒子の
除去に効果的であり、試料基板7の中性粒子による加工
が実現できる。
【0027】実施例2.図4は、この発明の第2の実施
例である中性粒子加工装置の試料台近傍の構成を示す斜
視図である。この実施例は、複数の磁石と適当なヨーク
の形状を用いて、加工対象の試料基板上部に強力な平行
磁場を形成し、加工面積を広げたものである。図4にお
いて、55bは2個の棒磁石51を結ぶヨークであり、
このヨーク55b2個で、間隔の狭まったギャップを形
成して平行磁場43bを形成する。この平行磁場43b
により、荷電粒子が試料基板7に到達できなくなる。
【0028】実施例3.次に、第3の実施例を図5を用
いて説明する。この実施例は、複数の磁石と適当な形状
のヨークと補助ヨークを用いて試料基板上部に均一性の
高い平行磁場を実現し、加工面積を広げたものである。
この実施例では、上記実施例2と同様に2個の棒磁石5
1と、2個のヨーク55bとで磁場発生部品56aを形
成しているが、図5に示すように、2個のヨーク55b
の間の平行磁場44bを形成する領域に補助ヨーク59
を配置するところが実施例2と異なる。補助ヨーク59
を配置することで、ヨーク55bにより形成される平行
磁場44bはより均一化され、荷電粒子の除去に有効で
ある。
【0029】実施例4.なお、上記実施例では、磁石を
試料基板上に配置するようにしていたが、これに限るも
のではない。図6は、この発明の第5の実施例である中
性粒子加工装置の試料基板近傍の構成を示す断面図と斜
視図である。同図において、51aは移動機構57下に
配置された棒磁石、55cは棒磁石51aのn極,s極
に接続された断面形状がコの字型のヨークであり、2つ
のヨーク55cの先端は試料基板7上で対向し、ギャッ
プを形成している。この2つのヨーク55cのギャップ
には、試料基板7と平行な磁力線45bが形成される。
【0030】以上示したように、この実施例4において
も上記実施例と同様に、試料基板7上に平行磁場が形成
されるので、プラズマ流中の荷電粒子は軌道を曲げられ
て、試料基板7には到達しない。しかし、中性粒子はこ
の平行磁場に影響されないので試料基板7に到達し、こ
れによる加工が実現される。また、試料基板7の面積が
広い場合でも、移動機構57により加工中に試料基板7
を動かすことができるので、試料基板7全面を中性粒子
により均一性良く加工できる。
【0031】実施例5.図7は、この発明の第5の実施
例を示す中性粒子加工装置の試料基板近傍の構成を示す
斜視図である。同図において、60は2個のヨーク55
cのギャップ間に配置された補助ヨークであり、他は図
6と同様である。この補助ヨーク60により、2つのヨ
ーク55cによる磁場の洩れが抑えられる。従って、よ
り均一な平行磁場46bを形成することが可能となり、
プラズマ流中の荷電粒子は軌道を曲げられて、試料基板
7には到達しない。
【0032】なお、以上の実施例では、試料基板面に平
行な磁場を形成するための磁場発生源として永久磁石を
用いたが、これに限るものではなく、電磁石を用いても
良いことは明かである。また、上記実施例では、磁場発
生部品56と試料基板7との距離は固定されていたが、
これに限るものではない。この距離を変化させることに
より、上記実施例では軌道を曲げきれずに試料基板に入
射してしまう高速なイオンでも、試料基板外に除去する
ことが可能となる。そして、移動機構により試料基板を
加工中に動かすことで、大きな面積の試料基板でも均一
性良く全領域を加工できることは、上記実施例全てに対
して共通である。
【0033】ところで、上記実施例では、磁場発生部品
からプラズマ生成室方向に磁界が洩れだし、プラズマ引
き出し用の発散磁界を乱す恐れがあるが、磁場発生部品
とプラズマ生成室の間に強磁性体を配置することによ
り、これを避けることが可能となる。また、試料基板7
に外部電源を接続してイオンを反発する電界を形成する
手段を上記の実施例1〜5に組み合わせることで、イオ
ンの除去効果をいっそう高めることができる。
【0034】実施例6.図8は、この発明の第6の実施
例である中性粒子加工装置の試料台近傍の構成を示す斜
視図である。同図において、58は、前述したように、
ヨーク55cのギャップから上の方向に洩れだす磁場を
制御するための強磁性体、52は試料基板7上にイオン
を反発する向きの電界を形成するための外部電圧電源で
あり、他の符号は図6と同様である。
【0035】この実施例において、試料基板7上部には
試料基板7面に対してほぼ平行な磁場が形成されてお
り、この平行磁場から受ける力により、プラズマ流5
(図示せず)中の荷電粒子は軌道を曲げられて試料基板
7外に除去される。また、ヨーク55c上部の強磁性体
58は、ヨーク55cから上部に洩れ出す磁場を抑え
て、ヨーク55cのギャップ間だけに平行磁場を形成す
るようにしている。そして、外部電圧電源52により、
試料基板7にイオンを反発する方向に電界を形成するの
で、平行磁場により除去しきれなかったかイオンもこれ
により除去できる。
【0036】以上の結果、試料基板7には荷電粒子が到
達することはなく、磁界や電界に影響を受けない中性粒
子のみが試料基板7の加工に寄与することになる。ま
た、移動機構57により加工中に試料基板7を動かすこ
とができるので、試料基板7の面積が大きくても、これ
を加工中に動かし均一性良く全面を加工できる。なお、
ここでは、実施例5に適用した場合について説明した
が、これに限るものではなく、実施例1〜4に適用して
も同様であることはいうまでもない。
【0037】実施例7.ところで、図8で示した実施例
6では、試料基板7に外部電源52を接続して電界を形
成したが、試料基板7の周囲に少なくとも1つの電極を
設けて、その電極により電界を形成するようにしても良
い。図9は、試料基板7が載置される棒磁石51aと、
これに接続されているヨーク55cで囲まれた領域内に
電界を形成するための電極を配置した状態を示す斜視図
である。図9において、90a,90b,90cは対向
して配置された電極である。試料基板7の周囲に設けた
電極であり、この例では、対向した1組の電極から構成
している。また、91は電極90a,90b,90cに
電圧を印加する外部電圧電源であり、他の符号は図6と
同様である。このうち、図9(b)に示すように、電極
90bはヨーク55cの内側下面に配置されているの
で、これがプラズマに直接さらされることがなく、電極
90bからの金属などの汚染を防止する効果がある。
【0038】この対向して設けた電極90a,90b,
90cの両方に正の電圧を印加することによって、この
領域に入射してくるイオンを反発する電界を形成するこ
とができ、この結果イオンを除去できる。このとき形成
される電界は電子を試料基板7に向わせる力を発生する
ことになるが、電子は試料基板7の上に形成された試料
基板7面に平行な磁場によってほとんどが除去されてい
るため、この領域に侵入してくる電子は無く、電子が電
界で引っ張られて試料基板7に流入することはない。
【0039】ところで、電極を対象に配置すると中心軸
近傍で電界が弱くなり、この中心軸近傍におけるイオン
の除去効果が小さくなるとも考えられる。しかしなが
ら、この発明においては、イオンは電界が形成されてい
る領域に入射する前に、前述したように平行磁場を通過
している。従って、この実施例に示した電界が形成され
ている領域に入射する時点では、中心軸に沿って入射す
るイオンはほとんど存在していないことになる。従っ
て、この構成により大部分のイオンを除去することがで
きる。
【0040】図10は、外部から印加される電界によっ
て、イオンがどの程度除去されるかを、ラングミュアプ
ローブによって測定した結果である。ラングミュアプロ
ーブを試料基板7の位置に設置して電流電圧特性を測定
し、その結果から試料基板7上での飽和イオン電流密度
を求めた。これは、試料基板7に入射するイオンの量を
調べたことになる。ECRプラズマはAr4sccm
(ガス圧1.0×10-2Pa)、入射マイクロ波パワー
400Wの条件で生成した。
【0041】ここでは、電極を設置していないときの飽
和イオン電流I0 を、予め上記の手順により測定した
後、図9に示すように、対向する電極を設置して各々の
電極に所定の電圧を印加し、そのときの飽和イオン電流
I’を上記の手順により測定した。図10において、横
軸は電極への印加電圧、縦軸は飽和イオン電流密度の比
(I’/I0)であり、I’/I0が1以下となることが、
イオン除去効果があったことになる。図10において、
101は前述に実施例6で示した試料基板7に電圧を印
加した測定結果、102は図9(a)に示した構成の場
合の測定結果を示したものである。図10から明らかな
ように、試料基板7に電圧を印加する場合に比較して、
図9(a)に示すように、対向して配置された電極90
a各々に電圧を印加する場合の方が、より低い電圧でイ
オン除去効果が得られている。
【0042】ところで、上記実施例では、対向する電極
両方に電圧を印加するようにしていたが、これに限るも
のではない。図11に示すように、対向する電極の片方
に電圧を印加し、他方は接地するようにしても良い。同
図において、110a,110b,110cは電圧が印
加される電極、111a,11b,111cは接地され
る電極、112は電極110a,110b,110cに
電圧を印加する外部電圧電源であり、他の符号は図6と
同様である。例えば、図11(a)に示す構成の場合、
平行磁界によって曲げられたイオンが、これらの電極1
10aと電極110bによって形成された電界に沿って
運動し、接地された電極111aに到達して吸収される
ことによりイオンが除去される。
【0043】また、図9では、電極は対向した2枚の電
極から構成されているが、この構成に限られるものでは
ない。すなわち、平行磁界領域を通過してくるイオンを
反発する方向の電界を、試料基板7と平行磁界の間に形
成できる電極構成であれば、同様のイオン除去効果を得
ることができる。例えば、電極が1枚であっても、ある
いは、試料基板7を取り囲むように複数の電極が配置さ
れていても、あるいはまた、電極の形状が棒状であって
も良い。
【0044】なお、上記実施例では、棒磁石51aにヨ
ーク55cを接続するようにしているが、図12に示す
ように、試料基板7上のヨーク55c先端に新たに棒磁
石121を接続するようにしても良い。このようにする
ことにより、ギャップができている棒磁石121の先端
の間に形成される磁力線の漏れがより抑えることがで
き、また、磁場強度を向上することができる。
【0045】実施例8.図13は、この発明の第8の実
施例である中性粒子加工装置の試料基板近傍の構成を示
す構成図であり、他の構成は図2(a)と同様である。
同図において、51bは磁石、55dは磁石51bを挾
むように設置されたヨークである。図13(a)に示す
ように、磁石51bとヨーク55dとを移動機構57下
に配置すると、図13(b)に示すように、磁石51b
とヨーク55dとにより発生する磁力線47bが、試料
基板7上に形成される。この磁力線47bは、試料基板
7上の大体の領域でほぼ平行となっている。この平行磁
場47bから受ける力により、プラズマ流5中の荷電粒
子は、軌道が曲げられて、試料基板7以外の領域に除去
される。
【0046】実施例9.図14は、この発明の第9の実
施例である中性粒子加工装置の試料基板近傍の構成を示
す構成図である。同図において、51cは磁石、55e
は磁石51cに挟まれるように設置されたヨークであ
る。図14(a)に示すように、2つの磁石51cとヨ
ーク55eとを移動機構57下に配置すると、図14
(b)に示すように、磁石51cとヨーク55eとによ
り発生する磁力線48bが、試料基板7上に形成され
る。この磁力線48bは、試料基板7上の大体の領域で
ほぼ平行となっている。この平行磁場48bから受ける
力により、プラズマ流5中の荷電粒子は軌道が曲げられ
て、試料基板7以外の領域に除去される。
【0047】なお、上記実施例では、図15に示すイオ
ン中性化室32を積極的に用いなかったが、これを用い
ても良いことは明かである。そして、試料基板を積極的
に加熱したり冷却したりすることについては触れていな
いが、試料基板を加熱したり、または冷却しながら中性
粒子による加工をすることが可能であることはいうまで
もない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
プラズマ流中で加速された低エネルギー,大電流のイオ
ンを、その飛行方向を維持しエネルギーが揃った状態で
中性粒子に変換し、プラズマ流中のイオンと電子とを試
料基板に到達しないように効率よく除去し、中性粒子を
試料基板に照射するようにしたので、加工する基板表面
の微細な形状に影響されない高精度,高品質,低ダメー
ジの加工を行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるプラズマ流中より荷電粒子が除
去される原理を示す説明図である。
【図2】この発明の第1の実施例である中性粒子加工装
置の構成を示す構成図である。
【図3】この発明の第2の実施例である中性粒子加工装
置の試料台近傍の構成を示す斜視図である。
【図4】この発明の第2の実施例である中性粒子加工装
置の試料台近傍の構成を示す斜視図である。
【図5】この発明の第3の実施例である中性粒子加工装
置の試料台近傍の構成を示す斜視図である。
【図6】この発明の第4の実施例である中性粒子加工装
置の試料台近傍の構成を示す構成図である。
【図7】この発明の第5の実施例である中性粒子加工装
置の試料台近傍の構成を示す斜視図である。
【図8】この発明の第6の実施例である中性粒子加工装
置の試料台近傍の構成を示す斜視図である。
【図9】この発明の第7の実施例である中性粒子加工装
置の試料台近傍の構成を示す斜視図である。
【図10】形成した電界と、イオン除去効果の相関を示
す相関図である。
【図11】この発明の他の実施例である中性粒子加工装
置の試料台近傍の構成を示す斜視図である。
【図12】この発明の他の実施例である中性粒子加工装
置の試料台近傍の構成を示す斜視図である。
【図13】この発明の第8の実施例である中性粒子加工
装置の試料台近傍の構成を示す断面図である。
【図14】この発明の第9の実施例である中性粒子加工
装置の試料台近傍の構成を示す断面図である。
【図15】従来の中性粒子加工装置の構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 プラズマ生成室 2 試料室 3 マイクロ波導入窓 4 矩形導波管 5 プラズマ流 6 プラズマ引出し窓 7 試料基板 8 試料台 9 プラズマ生成磁気コイル 10 第1ガス導入系 11 第2ガス導入系 35 中性粒子流 51 棒磁石 55 ヨーク 56 磁場発生部品 57 移動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 俊郎 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 松尾 誠太郎 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−38263(JP,A) 特開 昭62−185324(JP,A) 特開 昭63−50021(JP,A) 特開 平1−120826(JP,A) 特開 平3−219624(JP,A) 特開 平6−29251(JP,A) 特開 平6−252099(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205 H01L 21/3065 H05H 1/46

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスを導入してプラズマを発生させるプ
    ラズマ生成室と、加工対象の試料基板を配置した試料室
    と、前記プラズマ生成室で発生したプラズマを前記試料
    室にプラズマ流として引き出すプラズマ引き出し手段
    と、前記プラズマ流中の荷電粒子を前記試料基板に到達
    しないようにする荷電粒子除去機構とを備え、前記プラ
    ズマ流で生成された中性粒子流を前記試料基板に照射す
    る中性粒子加工装置において、前記プラズマ引き出し手段は、前記プラズマ生成室から
    前記試料基板の方向に磁界強度が適度な勾配で弱くなる
    発散磁界を生成する磁気コイルからなり、 前記荷電粒子除去機構は、前記プラズマ生成室と試料基
    板との間で磁力線が前記試料基板を貫かないような磁場
    を発生する磁気発生手段を有し、かつ、前記発散磁界が乱されないよう前記磁気発生手段
    から前記プラズマ生成室方向に洩れ出す磁界を防ぐため
    の磁気シールド手段を有 することを特徴とする中性粒子
    加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の中性粒子加工装置におい
    て、 前記プラズマ生成室と荷電粒子除去機構との間にプラズ
    マ流中のイオンを中性粒子に変換する荷電変換手段を有
    することを特徴とする中性粒子加工装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の中性粒子加工装置におい
    て、 前記磁気発生手段は、所定の間隔を隔てて対向した磁極
    を備えていることを特徴とする中性粒子加工装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の中性粒子加工装置におい
    て、加工処理中に試料基板を移動できる移動手段を有する
    とを特徴とする中性粒子加工装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の中性粒子加工装置におい
    て、前記試料基板上に電場を形成する電場形成 手段を有する
    ことを特徴とする中性粒子加工装置。
  6. 【請求項6】 請求項記載の中性粒子加工装置におい
    て、 前記電場形成手段がイオンの速度を減速する向きの電場
    を前記試料基板上に形成することを特徴とする中性粒子
    加工装置。
  7. 【請求項7】 請求項記載の中性粒子加工装置におい
    て、 前記電場形成手段は電極を有し、この電極にイオンを引
    きつける電場を前記試料基板上に形成することを特徴と
    する中性粒子加工装置。
  8. 【請求項8】 ガスを導入してプラズマを発生させ、 前記プラズマを発散磁界により引き出し、加工対象の試
    料基板方向に流れる荷電粒子からなるプラズマ流を形成
    し、 前記発散磁界を乱さないように制御し、かつ磁力線が前
    記試料基板を貫くことがない前記試料基板上に形成され
    た平行磁場で前記プラズマ流の荷電粒子がこの試料基板
    に到達しないようにその軌道を変更し、 前記プラズマ流中の荷電粒子の荷電変換により生成した
    中性粒子を用いて前記試料基板の加工処理を行う ことを
    特徴とする中性粒子加工方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の中性粒子加工方法におい
    て、 加工処理中に前記試料基板を移動する ことを特徴とする
    中性粒子加工方法。
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CN111707690B (zh) * 2020-07-22 2022-10-28 中国工程物理研究院核物理与化学研究所 一种用于自旋回波小角中子散射谱仪的进动磁场生成装置

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