JP3229900B2 - 水晶発振器 - Google Patents
水晶発振器Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は反転増幅器を用いる水晶
発振器の構成に関する。
発振器の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピーュタや画像処理用電子機器など
に対する動作の高速化の要求は、年々強くなってきてい
る。これらの電子機器は、システムの内部に発振周波数
の安定な基準信号源を有し、この基準信号源からの信号
によって、各回路の動作のタイミングを制御している。
したがって、これらの電子機器の動作を高速にするため
には、基準信号源の発振周波数を高くする必要がある。
に対する動作の高速化の要求は、年々強くなってきてい
る。これらの電子機器は、システムの内部に発振周波数
の安定な基準信号源を有し、この基準信号源からの信号
によって、各回路の動作のタイミングを制御している。
したがって、これらの電子機器の動作を高速にするため
には、基準信号源の発振周波数を高くする必要がある。
【0003】電子機器の中の基準信号源として、もっと
も多用されているのは水晶発振器であり、通常はAT板
と呼ばれる水晶振動子を用いて発振器を構成している。
も多用されているのは水晶発振器であり、通常はAT板
と呼ばれる水晶振動子を用いて発振器を構成している。
【0004】AT板の水晶振動子は、厚さが薄ければ薄
いほど発振周波数が高いという特徴があるが、同時に厚
さが薄くなればなるほど、工業的に量産は難しいという
側面も有している。現在の工業技術においては、発振周
波数が30MHz程度のAT板の水晶振動子が、量産に
おける限界となっている。
いほど発振周波数が高いという特徴があるが、同時に厚
さが薄くなればなるほど、工業的に量産は難しいという
側面も有している。現在の工業技術においては、発振周
波数が30MHz程度のAT板の水晶振動子が、量産に
おける限界となっている。
【0005】しかしながら、最近の電子機器の要求する
基準信号源の発振周波数としては、50MHzや100
MHzなどという高い周波数になっており、基本波を用
いたAT板の水晶発振器では対応ができなくなってきて
いる。そこで、AT板の水晶振動子の基本波を用いるの
ではなく、基本波の3倍の周波数で発振させる水晶発振
器が注目を集めている。このような水晶発振器は、3次
オーバートーン型水晶発振器と呼ばれている。
基準信号源の発振周波数としては、50MHzや100
MHzなどという高い周波数になっており、基本波を用
いたAT板の水晶発振器では対応ができなくなってきて
いる。そこで、AT板の水晶振動子の基本波を用いるの
ではなく、基本波の3倍の周波数で発振させる水晶発振
器が注目を集めている。このような水晶発振器は、3次
オーバートーン型水晶発振器と呼ばれている。
【0006】3次オーバートーン型水晶発振器は、基本
波での発振を抑制し、基本波の3倍の周波数で発振する
ように何らかの工夫が必要であり、発振回路の帰還抵抗
を小さくすることによってオーバートーンモードでの発
振が可能であることが、たとえば下記の学会にて報告さ
れている。
波での発振を抑制し、基本波の3倍の周波数で発振する
ように何らかの工夫が必要であり、発振回路の帰還抵抗
を小さくすることによってオーバートーンモードでの発
振が可能であることが、たとえば下記の学会にて報告さ
れている。
【0007】電子情報通信学会創立70周年記念総合全
国大会 507 「CMOSオーバートーン水晶発振
器」 土岐 政弘 服部 伸一 1987年
国大会 507 「CMOSオーバートーン水晶発振
器」 土岐 政弘 服部 伸一 1987年
【0008】以下図面を用いて従来の3次オーバートー
ン型水晶発振器の構成を説明する。図3は発振インバー
タと帰還抵抗と水晶振動子、およびコンデンサとを用い
た従来の構成の3次オーバートーン型水晶発振器におけ
る発振回路部分を示す回路図である。水晶発振器には、
発振回路以外に出力バッファなどが含まれるが、それら
については詳細な説明を省略する。
ン型水晶発振器の構成を説明する。図3は発振インバー
タと帰還抵抗と水晶振動子、およびコンデンサとを用い
た従来の構成の3次オーバートーン型水晶発振器におけ
る発振回路部分を示す回路図である。水晶発振器には、
発振回路以外に出力バッファなどが含まれるが、それら
については詳細な説明を省略する。
【0009】図3に示すように、発振インバータ1と帰
還抵抗3と水晶振動子5とを並列に接続し、それらの接
続点と電源との間に、コンデンサ7およびコンデンサ9
をそれぞれ接続している。
還抵抗3と水晶振動子5とを並列に接続し、それらの接
続点と電源との間に、コンデンサ7およびコンデンサ9
をそれぞれ接続している。
【0010】前述の文献によれば、帰還抵抗3の値をあ
る限度以下にすると、基本波での発振ができなくなり、
オーバートーンモードで発振するようになる。その限度
の抵抗値は、使用する水晶振動子1の基本波の周波数に
よって決まり、基本波の周波数が高いほど、その基本波
で発振できなくなる限度の抵抗値は小さくなる。たとえ
ば基本波の周波数が10MHz程度の水晶振動子の場
合、基本波での発振ができなくなる限度の帰還抵抗3の
値は約30kΩである。
る限度以下にすると、基本波での発振ができなくなり、
オーバートーンモードで発振するようになる。その限度
の抵抗値は、使用する水晶振動子1の基本波の周波数に
よって決まり、基本波の周波数が高いほど、その基本波
で発振できなくなる限度の抵抗値は小さくなる。たとえ
ば基本波の周波数が10MHz程度の水晶振動子の場
合、基本波での発振ができなくなる限度の帰還抵抗3の
値は約30kΩである。
【0011】そこで図3に示す従来の3次オーバートー
ン型水晶発振器においては、たとえば36MHzの発振
周波数を得る場合は、水晶振動子1の基本波を12MH
zとし、帰還抵抗3の抵抗値を30kΩ以下に設定し
て、3次のオーバートーンモードでの発振を実現してい
た。
ン型水晶発振器においては、たとえば36MHzの発振
周波数を得る場合は、水晶振動子1の基本波を12MH
zとし、帰還抵抗3の抵抗値を30kΩ以下に設定し
て、3次のオーバートーンモードでの発振を実現してい
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
AT板の水晶振動子は基本波の周波数で発振しようとす
る性質が強く、前述のように帰還抵抗3の値を小さくし
ただけでは、3次オーバートーンモードでの発振は困難
である。そのため発振インバータ1の駆動力を大きくす
ることで発振起動性を高くしたり、あるいは基本波より
も3次オーバートーンモードの方が発振しやすい特殊な
水晶振動子を用いたりしている。
AT板の水晶振動子は基本波の周波数で発振しようとす
る性質が強く、前述のように帰還抵抗3の値を小さくし
ただけでは、3次オーバートーンモードでの発振は困難
である。そのため発振インバータ1の駆動力を大きくす
ることで発振起動性を高くしたり、あるいは基本波より
も3次オーバートーンモードの方が発振しやすい特殊な
水晶振動子を用いたりしている。
【0013】このような特殊な水晶振動子を用いた場合
でも、通常のAT板の水晶振動子を基本波の周波数で発
振させる場合に比べて、発振しにくいことに変わりはな
く、やはり発振インバータ1の駆動力を大きくすること
よって発振起動性を高くしている。
でも、通常のAT板の水晶振動子を基本波の周波数で発
振させる場合に比べて、発振しにくいことに変わりはな
く、やはり発振インバータ1の駆動力を大きくすること
よって発振起動性を高くしている。
【0014】発振インバータの駆動力を大きくするとい
うことは、たとえばMOSトランジスタで構成する発振
インバータならば、MOSトランジスタのチャネル長を
短くするか、あるいはチャネル幅を広くするということ
である。これらはいずれも発振インバータの貫通電流を
増大させ、発振回路の消費電流を増加させることにな
る。
うことは、たとえばMOSトランジスタで構成する発振
インバータならば、MOSトランジスタのチャネル長を
短くするか、あるいはチャネル幅を広くするということ
である。これらはいずれも発振インバータの貫通電流を
増大させ、発振回路の消費電流を増加させることにな
る。
【0015】すなわち従来の3次オーバートーン型水晶
発振器においては、発振起動性を高めるために駆動力の
大きい発振インバータを使用せざるを得ず、そのため消
費電流が多くなるという問題がある。
発振器においては、発振起動性を高めるために駆動力の
大きい発振インバータを使用せざるを得ず、そのため消
費電流が多くなるという問題がある。
【0016】本発明の目的は上記課題点を解決し、従来
よりも消費電流の少ない3次オーバートーン型水晶発振
器を提供することである。
よりも消費電流の少ない3次オーバートーン型水晶発振
器を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の水晶発振器の構成は、第1のインバータの出
力を第2のインバータのゲートに接続し、この第2のイ
ンバータの出力を第3のインバータのゲートに接続し、
この第3のインバータの出力と第1のインバータのゲー
トとを、抵抗値が30kΩ以下である帰還抵抗を介して
接続することにより反転増幅器を形成し、この反転増幅
器を発振回路に用いることを特徴としている。
に本発明の水晶発振器の構成は、第1のインバータの出
力を第2のインバータのゲートに接続し、この第2のイ
ンバータの出力を第3のインバータのゲートに接続し、
この第3のインバータの出力と第1のインバータのゲー
トとを、抵抗値が30kΩ以下である帰還抵抗を介して
接続することにより反転増幅器を形成し、この反転増幅
器を発振回路に用いることを特徴としている。
【0018】
【作用】発振回路の発振起動性を高くする方法には、前
述の発振インバータの駆動力を大きくすることのほか
に、反転増幅期の増幅率を大きくするという方法があ
る。本発明においては、従来の3次オーバートーン型水
晶発振器の発振インバータの役割を、3個のインバータ
の直列3段構成で実現している。
述の発振インバータの駆動力を大きくすることのほか
に、反転増幅期の増幅率を大きくするという方法があ
る。本発明においては、従来の3次オーバートーン型水
晶発振器の発振インバータの役割を、3個のインバータ
の直列3段構成で実現している。
【0019】この3個のインバータの直列3段構成は、
それぞれのインバータの増幅作用の相乗効果により、き
わめて増幅率が高くなるため、1つ1つのインバータの
駆動力をそれほど大きくしなくても、3次オーバートー
ンモードでの発振が可能である。すなわち、貫通電流の
比較的少ないインバータで発振回路を構成することがで
き、発振回路の消費電流を少なくすることができる。
それぞれのインバータの増幅作用の相乗効果により、き
わめて増幅率が高くなるため、1つ1つのインバータの
駆動力をそれほど大きくしなくても、3次オーバートー
ンモードでの発振が可能である。すなわち、貫通電流の
比較的少ないインバータで発振回路を構成することがで
き、発振回路の消費電流を少なくすることができる。
【0020】さらに本発明においては、それぞれのイン
バータの波形整形効果が、発振回路の消費電流を減少さ
せることに大きく寄与している。インバータの消費電流
は、貫通電流と充放電電流との和であるが、このうち貫
通電流は発振に寄与しない無駄な電流であるから、でき
る限り減らすことが望ましい。
バータの波形整形効果が、発振回路の消費電流を減少さ
せることに大きく寄与している。インバータの消費電流
は、貫通電流と充放電電流との和であるが、このうち貫
通電流は発振に寄与しない無駄な電流であるから、でき
る限り減らすことが望ましい。
【0021】インバータの貫通電流は、ゲートへの入力
電圧が反転電圧付近にあるときに最も多くなるから、正
弦波などのように反転電圧付近をゆっくりと横切るよう
な波形がゲートに入力された場合は貫通電流が多く、矩
形波のように反転電圧を瞬間的に横切るような波形がゲ
ートに入力された場合は貫通電流が少ない。
電圧が反転電圧付近にあるときに最も多くなるから、正
弦波などのように反転電圧付近をゆっくりと横切るよう
な波形がゲートに入力された場合は貫通電流が多く、矩
形波のように反転電圧を瞬間的に横切るような波形がゲ
ートに入力された場合は貫通電流が少ない。
【0022】本発明の構成においては、第1のインバー
タのゲートに入力する波形は正弦波であるが、第1のイ
ンバータの波形整形効果によって第1のインバータの出
力、すなわち第2のインバータの入力は矩形波に近くな
り、さらに第2のインバータの波形整形効果によって、
第3のインバータの入力はより矩形波に近くなる。した
がって、第2のインバータと第3のインバータの貫通電
流は非常に少ない。
タのゲートに入力する波形は正弦波であるが、第1のイ
ンバータの波形整形効果によって第1のインバータの出
力、すなわち第2のインバータの入力は矩形波に近くな
り、さらに第2のインバータの波形整形効果によって、
第3のインバータの入力はより矩形波に近くなる。した
がって、第2のインバータと第3のインバータの貫通電
流は非常に少ない。
【0023】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例を詳述す
る。図1は本発明の構成における水晶発振器の発振回路
部分を示す一実施例である。図1において、従来の構成
を示す図3と同一要素には同一番号を付し、説明を省略
する。また出力バッファなど発振回路以外の部分につい
ては、詳細な説明を省略する。
る。図1は本発明の構成における水晶発振器の発振回路
部分を示す一実施例である。図1において、従来の構成
を示す図3と同一要素には同一番号を付し、説明を省略
する。また出力バッファなど発振回路以外の部分につい
ては、詳細な説明を省略する。
【0024】図1に示すように、第1のインバータ11
の出力を、第2のインバータ13のゲートに接続し、第
2のインバータ13の出力を、第3のインバータ15の
ゲートに入力する。さらに第3のインバータ15の出力
と、第1のインバータ11のゲートとの間に、30kΩ
以下の帰還抵抗3を接続して反転増幅器を形成する。
の出力を、第2のインバータ13のゲートに接続し、第
2のインバータ13の出力を、第3のインバータ15の
ゲートに入力する。さらに第3のインバータ15の出力
と、第1のインバータ11のゲートとの間に、30kΩ
以下の帰還抵抗3を接続して反転増幅器を形成する。
【0025】この帰還抵抗3に並列に水晶振動子5を接
続し、これらの接続点と電源とのあいだにコンデンサ7
およびコンデンサ9を接続して発振回路を構成する点
は、従来の水晶発振器と同様である。
続し、これらの接続点と電源とのあいだにコンデンサ7
およびコンデンサ9を接続して発振回路を構成する点
は、従来の水晶発振器と同様である。
【0026】図1に示す実施例の、発振回路全体の消費
電流は、3つのインバータそれぞれの貫通電流と充放電
電流との和である。このうち貫通電流の低減によって、
本発明の目的である消費電流の低減が達成されてること
を以下に説明する。
電流は、3つのインバータそれぞれの貫通電流と充放電
電流との和である。このうち貫通電流の低減によって、
本発明の目的である消費電流の低減が達成されてること
を以下に説明する。
【0027】まず充放電電流について説明する。第1の
インバータ11は、第2のインバータ13のゲートを駆
動しているだけであり、また第2のインバータ13は第
3のインバータ15のゲートを駆動しているだけである
から、第1のインバータ11と第2のインバータ13と
の充放電電流は非常に小さい。第3のインバータ15の
充放電電流は、水晶振動子などの負荷を駆動するために
必要不可欠な電流であり、従来例と同じ大きさになって
いる。
インバータ11は、第2のインバータ13のゲートを駆
動しているだけであり、また第2のインバータ13は第
3のインバータ15のゲートを駆動しているだけである
から、第1のインバータ11と第2のインバータ13と
の充放電電流は非常に小さい。第3のインバータ15の
充放電電流は、水晶振動子などの負荷を駆動するために
必要不可欠な電流であり、従来例と同じ大きさになって
いる。
【0028】したがって、図1に示した実施例において
は、第1のインバータ11と第2のインバータ13の充
放電電流分だけ、わずかではあるが従来例よりも充放電
電流は増加している。
は、第1のインバータ11と第2のインバータ13の充
放電電流分だけ、わずかではあるが従来例よりも充放電
電流は増加している。
【0029】次に貫通電流について説明する。第1のイ
ンバータ11のゲートに入力する信号は、第1のインバ
ータ11で増幅されるのみならず、第2のインバータ1
3でも増幅され、さらに第3のインバータ15でも増幅
される。
ンバータ11のゲートに入力する信号は、第1のインバ
ータ11で増幅されるのみならず、第2のインバータ1
3でも増幅され、さらに第3のインバータ15でも増幅
される。
【0030】したがって、図1の構成による反転増幅器
は増幅率がきわめて高く、第1のインバータ11と第2
のインバータ13、および第3のインバータ15の駆動
力が小さくても、3次オーバートーンモードでの発振が
可能である。
は増幅率がきわめて高く、第1のインバータ11と第2
のインバータ13、および第3のインバータ15の駆動
力が小さくても、3次オーバートーンモードでの発振が
可能である。
【0031】前述のように、駆動力が小さいインバータ
は貫通電流が小さいから、図1の構成の各インバータ
は、従来例における発振インバータに比べ、それぞれ貫
通電流を小さくすることができる。
は貫通電流が小さいから、図1の構成の各インバータ
は、従来例における発振インバータに比べ、それぞれ貫
通電流を小さくすることができる。
【0032】また第1のインバータ11のゲートに入力
する信号波形は、水晶振動子5によって制約されている
ので正弦波であるが、第1のインバータ11の波形整形
効果によって、第2のインバータ13のゲートの入力波
形は矩形波に近くなり、さらに第2のインバータ13の
波形整形効果によって、第3のインバータ15のゲート
の入力波形はほぼ矩形波になる。
する信号波形は、水晶振動子5によって制約されている
ので正弦波であるが、第1のインバータ11の波形整形
効果によって、第2のインバータ13のゲートの入力波
形は矩形波に近くなり、さらに第2のインバータ13の
波形整形効果によって、第3のインバータ15のゲート
の入力波形はほぼ矩形波になる。
【0033】したがって、前述のように、第2のインバ
ータ13と第3のインバータ15との貫通電流は非常に
小さく、発振回路全体の貫通電流は、ほぼ第1のインバ
ータ11の貫通電流に等しい。
ータ13と第3のインバータ15との貫通電流は非常に
小さく、発振回路全体の貫通電流は、ほぼ第1のインバ
ータ11の貫通電流に等しい。
【0034】以上の説明で明らかなように、図1に示し
た発振回路においては、従来例に比べ貫通電流の低減が
達成されており、このことが充放電電流のわずかな増加
を補って、全体として発振回路の消費電流の低減を果た
しているのである。
た発振回路においては、従来例に比べ貫通電流の低減が
達成されており、このことが充放電電流のわずかな増加
を補って、全体として発振回路の消費電流の低減を果た
しているのである。
【0035】ところで前述のように、第1のインバータ
11の波形整形効果により、第2のインバータ13と第
3のインバータ15とのゲートには、矩形波に近い信号
が入力している。
11の波形整形効果により、第2のインバータ13と第
3のインバータ15とのゲートには、矩形波に近い信号
が入力している。
【0036】そこで、少なくとも第2のインバータ13
と第3のインバータ15とを相補型電界効果(CMO
S)トランジスタで形成すれば、これらのインバータは
動作の反転の時にのみ電流が流れることになり、より一
層の消費電流の低減が達成できる。これが本発明の第2
の特徴である。
と第3のインバータ15とを相補型電界効果(CMO
S)トランジスタで形成すれば、これらのインバータは
動作の反転の時にのみ電流が流れることになり、より一
層の消費電流の低減が達成できる。これが本発明の第2
の特徴である。
【0037】次に本発明の他の実施例により、本発明の
第3および第4の特徴を説明する。図2は本発明の構成
における水晶発振器の発振回路部分を示す一実施例であ
り、図1における3つのインバータをすべてCMOSト
ランジスタで形成したものである。図2において、第1
の実施例を示す図1と同一要素には同一番号を付し、説
明を省略する。また出力バッファなど発振回路以外の部
分については、詳細な説明を省略する。
第3および第4の特徴を説明する。図2は本発明の構成
における水晶発振器の発振回路部分を示す一実施例であ
り、図1における3つのインバータをすべてCMOSト
ランジスタで形成したものである。図2において、第1
の実施例を示す図1と同一要素には同一番号を付し、説
明を省略する。また出力バッファなど発振回路以外の部
分については、詳細な説明を省略する。
【0038】図2に示すように、第1のPチャネルMO
Sトランジスタ17と第1のNチャネルMOSトランジ
スタ19とで第1のインバータ11を構成し、第2のP
チャネルMOSトランジスタ21と第2のNチャネルM
OSトランジスタ23とで第2のインバータ13を構成
し、第3のPチャネルMOSトランジスタ25と第3の
NチャネルMOSトランジスタ27とで第3のインバー
タ15を構成する。
Sトランジスタ17と第1のNチャネルMOSトランジ
スタ19とで第1のインバータ11を構成し、第2のP
チャネルMOSトランジスタ21と第2のNチャネルM
OSトランジスタ23とで第2のインバータ13を構成
し、第3のPチャネルMOSトランジスタ25と第3の
NチャネルMOSトランジスタ27とで第3のインバー
タ15を構成する。
【0039】ここで各々のMOSトランジスタの大きさ
を異ならせる。これは後述するように、チャネル長ある
いはチャネル幅を異なるように構成する。その他の構成
は、図1と同様である。
を異ならせる。これは後述するように、チャネル長ある
いはチャネル幅を異なるように構成する。その他の構成
は、図1と同様である。
【0040】図1の実施例の説明において述べたよう
に、水晶振動子5などの負荷を駆動しているのは第3の
インバータ15のみである。第2のインバータ13は第
3のインバータ15のゲートを駆動しているだけであ
り、また第1のインバータ11は第2のインバータ13
のゲートを駆動しているだけである。
に、水晶振動子5などの負荷を駆動しているのは第3の
インバータ15のみである。第2のインバータ13は第
3のインバータ15のゲートを駆動しているだけであ
り、また第1のインバータ11は第2のインバータ13
のゲートを駆動しているだけである。
【0041】このような構成をCMOSインバータによ
って形成した場合には、通常前段のインバータの駆動力
は後段のインバータの駆動力の1/4以下でよいことが
知られている。
って形成した場合には、通常前段のインバータの駆動力
は後段のインバータの駆動力の1/4以下でよいことが
知られている。
【0042】したがって、第2のインバータ13の駆動
力を第3のインバータ15の駆動力の1/4以下にする
ことができ、さらに第1のインバータ11の駆動力を第
2のインバータ13の駆動力の1/4以下にすることが
できる。
力を第3のインバータ15の駆動力の1/4以下にする
ことができ、さらに第1のインバータ11の駆動力を第
2のインバータ13の駆動力の1/4以下にすることが
できる。
【0043】すなわち本発明においては、第1のインバ
ータ11の駆動力を非常に小さくすることが可能であ
る。
ータ11の駆動力を非常に小さくすることが可能であ
る。
【0044】前述のように駆動力の小さいインバータは
貫通電流も小さいから、第1のインバータ11の駆動力
を非常に小さくすることができるということは、第1の
インバータ11の貫通電流を非常に小さくすることがで
きるということである。
貫通電流も小さいから、第1のインバータ11の駆動力
を非常に小さくすることができるということは、第1の
インバータ11の貫通電流を非常に小さくすることがで
きるということである。
【0045】さらに、前述のように、本発明による水晶
発振器においては、発振回路全体の貫通電流は第1のイ
ンバータ11の貫通電流にほぼ等しい。
発振器においては、発振回路全体の貫通電流は第1のイ
ンバータ11の貫通電流にほぼ等しい。
【0046】したがって、第3のインバータ15よりも
第2のインバータ13の駆動力を小さくし、さらに第2
のインバータ13よりも第1のインバータ11の駆動力
を小さくすることにより、発振回路全体の貫通電流を非
常に小さくすることができ、消費電流の大幅な低減が可
能となるのである。
第2のインバータ13の駆動力を小さくし、さらに第2
のインバータ13よりも第1のインバータ11の駆動力
を小さくすることにより、発振回路全体の貫通電流を非
常に小さくすることができ、消費電流の大幅な低減が可
能となるのである。
【0047】インバータの駆動力を小さくするというこ
とは、MOSトランジスタで構成するインバータにおい
ては、チャネル幅を狭くするかあるいはチャネル長を長
くするということである。
とは、MOSトランジスタで構成するインバータにおい
ては、チャネル幅を狭くするかあるいはチャネル長を長
くするということである。
【0048】図2において、各々のMOSトランジスタ
の大きさが異なっているのは、このことを示している。
さらに詳しく述べると、図2の構成は以下のようになっ
ている。
の大きさが異なっているのは、このことを示している。
さらに詳しく述べると、図2の構成は以下のようになっ
ている。
【0049】すなわち図2において、第1のPチャネル
MOSトランジスタ17と第2のPチャネルMOSトラ
ンジスタ21、および第3のPチャネルMOSトランジ
スタ25のチャネル長を等しくし、また第1のNチャネ
ルMOSトランジスタ19と第2のNチャネルMOSト
ランジスタ23、および第3のNチャネルMOSトラン
ジスタ27のチャネル長を等しくしておき、第2のPチ
ャネルMOSトランジスタ21のチャネル幅を、第3の
PチャネルMOSトランジスタ25のチャネル幅よりも
狭くし、第1のPチャネルMOSトランジスタ17のチ
ャネル幅を、第2のPチャネルMOSトランジスタ21
のチャネル幅よりも狭くし、また第2のNチャネルMO
Sトランジスタ23のチャネル幅を、第3のNチャネル
MOSトランジスタ27のチャネル幅よりも狭くし、第
1のNチャネルMOSトランジスタ19のチャネル幅
を、第2のNチャネルMOSトランジスタ23のチャネ
ル幅よりも狭くしておくことにより、第3のインバータ
15よりも第2のインバータ13の駆動力を小さくし、
さらに第2のインバータ13よりも第1のインバータ1
1の駆動力を小さくしている。これが本発明の第3の特
徴である。
MOSトランジスタ17と第2のPチャネルMOSトラ
ンジスタ21、および第3のPチャネルMOSトランジ
スタ25のチャネル長を等しくし、また第1のNチャネ
ルMOSトランジスタ19と第2のNチャネルMOSト
ランジスタ23、および第3のNチャネルMOSトラン
ジスタ27のチャネル長を等しくしておき、第2のPチ
ャネルMOSトランジスタ21のチャネル幅を、第3の
PチャネルMOSトランジスタ25のチャネル幅よりも
狭くし、第1のPチャネルMOSトランジスタ17のチ
ャネル幅を、第2のPチャネルMOSトランジスタ21
のチャネル幅よりも狭くし、また第2のNチャネルMO
Sトランジスタ23のチャネル幅を、第3のNチャネル
MOSトランジスタ27のチャネル幅よりも狭くし、第
1のNチャネルMOSトランジスタ19のチャネル幅
を、第2のNチャネルMOSトランジスタ23のチャネ
ル幅よりも狭くしておくことにより、第3のインバータ
15よりも第2のインバータ13の駆動力を小さくし、
さらに第2のインバータ13よりも第1のインバータ1
1の駆動力を小さくしている。これが本発明の第3の特
徴である。
【0050】あるいは図2において、第1のPチャネル
MOSトランジスタ17と第2のPチャネルMOSトラ
ンジスタ21、および第3のPチャネルMOSトランジ
スタ25のチャネル幅を等しくし、また第1のNチャネ
ルMOSトランジスタ19と第2のNチャネルMOSト
ランジスタ23、および第3のNチャネルMOSトラン
ジスタ27のチャネル幅を等しくしておき、第2のPチ
ャネルMOSトランジスタ21のチャネル長を、第3の
PチャネルMOSトランジスタ25のチャネル長よりも
狭くし、第1のPチャネルMOSトランジスタ17のチ
ャネル長を、第2のPチャネルMOSトランジスタ21
のチャネル長よりも狭くし、また第2のNチャネルMO
Sトランジスタ23のチャネル長を、第3のNチャネル
MOSトランジスタ27のチャネル長よりも狭くし、第
1のNチャネルMOSトランジスタ19のチャネル長
を、第2のNチャネルMOSトランジスタ23のチャネ
ル長よりも狭くしておくことにより、第3のインバータ
15よりも第2のインバータ13の駆動力を小さくし、
さらに第2のインバータ13よりも第1のインバータ1
1の駆動力を小さくしている。これが本発明の第4の特
徴である。
MOSトランジスタ17と第2のPチャネルMOSトラ
ンジスタ21、および第3のPチャネルMOSトランジ
スタ25のチャネル幅を等しくし、また第1のNチャネ
ルMOSトランジスタ19と第2のNチャネルMOSト
ランジスタ23、および第3のNチャネルMOSトラン
ジスタ27のチャネル幅を等しくしておき、第2のPチ
ャネルMOSトランジスタ21のチャネル長を、第3の
PチャネルMOSトランジスタ25のチャネル長よりも
狭くし、第1のPチャネルMOSトランジスタ17のチ
ャネル長を、第2のPチャネルMOSトランジスタ21
のチャネル長よりも狭くし、また第2のNチャネルMO
Sトランジスタ23のチャネル長を、第3のNチャネル
MOSトランジスタ27のチャネル長よりも狭くし、第
1のNチャネルMOSトランジスタ19のチャネル長
を、第2のNチャネルMOSトランジスタ23のチャネ
ル長よりも狭くしておくことにより、第3のインバータ
15よりも第2のインバータ13の駆動力を小さくし、
さらに第2のインバータ13よりも第1のインバータ1
1の駆動力を小さくしている。これが本発明の第4の特
徴である。
【0051】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、インバー
タの直列3段構成と30kΩ以下の帰還抵抗とにより反
転増幅器を形成し、この反転増幅器を用いて水晶発振回
路を形成することにより、インバータの貫通電流を減少
させることができる。とくにインバータをCMOSで構
成し、さらに第3のインバータよりも第2のインバータ
の駆動力を小さくし、第2のインバータよりも第1のイ
ンバータの駆動力を小さくすることによって貫通電流を
大幅に減少させることができる。これにより消費電流の
少ない3次オーバートーン型水晶発振器を提供すること
が可能となり、その効果は非常に大きい。
タの直列3段構成と30kΩ以下の帰還抵抗とにより反
転増幅器を形成し、この反転増幅器を用いて水晶発振回
路を形成することにより、インバータの貫通電流を減少
させることができる。とくにインバータをCMOSで構
成し、さらに第3のインバータよりも第2のインバータ
の駆動力を小さくし、第2のインバータよりも第1のイ
ンバータの駆動力を小さくすることによって貫通電流を
大幅に減少させることができる。これにより消費電流の
少ない3次オーバートーン型水晶発振器を提供すること
が可能となり、その効果は非常に大きい。
【図1】本発明の一実施例における水晶発振回路を示す
回路図である。
回路図である。
【図2】本発明の一実施例における水晶発振回路を示す
回路図である。
回路図である。
【図3】従来例における水晶発振回路を示す回路図であ
る。
る。
1 発振インバータ 5 水晶振動子 11 第1のインバータ 13 第2のインバータ 15 第3のインバータ 17 第1のPチャネルMOSトランジスタ 19 第1のNチャネルMOSトランジスタ 21 第2のPチャネルMOSトランジスタ 23 第2のNチャネルMOSトランジスタ 25 第3のPチャネルMOSトランジスタ 27 第3のNチャネルMOSトランジスタ
Claims (1)
- 【請求項1】 第1のインバータの出力を第2のインバ
ータのゲートに接続し、前記第2のインバータの出力を
第3のインバータのゲートに接続し、前記第3のインバ
ータの出力と前記第1のインバータのゲートとを、帰還
抵抗を介して接続することにより反転増幅器を形成し、
該反転増幅器を発振回路に用いる水晶発振器であって、 前記第1、第2、及び第3のインバータは、相補型電界
効果トランジスタで形成し、 前記第3のインバータから前記第2のインバータと前記
第1のインバータへと漸次駆動力が小さくなるように前
記各相補型電界効果トランジスタの大きさを異ならせ、 前記帰還抵抗の抵抗値が30kΩ以下である ことを特徴
とするオーバートーン用の水晶発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18060392A JP3229900B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 水晶発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18060392A JP3229900B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 水晶発振器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066135A JPH066135A (ja) | 1994-01-14 |
JP3229900B2 true JP3229900B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=16086143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18060392A Expired - Fee Related JP3229900B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 水晶発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3229900B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7834710B2 (en) | 2007-09-05 | 2010-11-16 | Seiko Epson Corporation | Oscillator circuit and electronic device having oscillator circuit |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004023109A (ja) | 2002-06-12 | 2004-01-22 | Seiko Epson Corp | 発振回路及び半導体集積回路 |
JP5146168B2 (ja) * | 2007-09-05 | 2013-02-20 | セイコーエプソン株式会社 | 発振器及び発振器を備えた電子機器 |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP18060392A patent/JP3229900B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7834710B2 (en) | 2007-09-05 | 2010-11-16 | Seiko Epson Corporation | Oscillator circuit and electronic device having oscillator circuit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH066135A (ja) | 1994-01-14 |
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