JP3565257B2 - フリップフロップ回路 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフリップフロップ回路に関し、特にマスタースレーブ型フリップフロップ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来用いられていたマスタースレーブ型フリップフロップ回路の1例を図7に回路図で示す。このフリップフロップで用いられる以下のトランスファゲートはすべてPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのソース・ドレインを対としたトランスファゲートであり、これを単にトランスファゲートと称する。
【0003】
図7のマスタースレーブ型フリップフロップ回路では、データ入力端子701がマスターラッチ部731のデータ入力に接続され、マスターラッチ部731の出力はスレーブラッチ部732のデータ入力に接続され、スレーブラッチ部032の出力は出力端子703に接続されている。
【0004】
マスターラッチ部731の内部はデータ入力701が第1のトランスファゲート711に接続され、第1のトランスファゲート711の反対側の出力は第1の反転回路715の入力に接続し、第1の反転回路715の出力がデータとしてスレーブラッチ部732に出力されると共に次段の第2の反転回路716の入力に接続し、第2の反転回路716の出力は第2のトランスファゲート712に接続し、第2のトランスファゲート712の出力は前述の第1のトランスファゲート711の出力と共通に第1の反転回路715の入力に接続される。
【0005】
第1のトランスファゲート711のゲート入力は後述のクロックc/クロックcbに接続され、PMOS側がクロックc、NMOS側がクロックcbに接続される。第2のトランスファゲート712のゲート入力はPMOS側がクロックcb、NMOS側がクロックcに接続される。
【0006】
同様にスレーブラッチ部732の内部は、第1の反転回路715からのデータ入力が第3のトランスファゲート713に接続され、第3のトランスファゲート713の反対側の出力が第3の反転回路717の入力に接続し、第3の反転回路717の出力が出力Dとして外部に出力されると共に次段の第4の反転回路718の入力に接続し、第4の反転回路718の出力は第4のトランスファゲート714に接続し、第4のトランスファゲート714の出力は前述の第3のトランスファゲート713と共通に第3の反転回路717の入力に接続される。
【0007】
第3のトランスファゲート713のゲート入力はPMOS側がクロックcb、NMOS側がクロックcに接続され、第4のトランスファゲート714のゲート入力はPMOS側がクロックc、NMOS側がクロックcbに接続される。
【0008】
クロック入力端子702は第5の反転回路723の入力端子に接続され、第5の反転回路723の出力は第6の反転回路724の入力端子に接続される。第5の反転回路723の出力をクロックcb、第6の反転回路724の出力をクロックcとし、いずれもが上述のようにマスターラッチ部731、スレーブラッチ部732にクロックとして接続される。
【0009】
このように従来のフリップフロップ回路ではクロック信号が動作する度に内部のクロックも動作していた。CMOS集積回路でこのフリップフロップを使用していた場合、最近の集積回路は高集積、高速になっているため、フリップフロップのクロック信号だけでも莫大な消費電力を消費する。従って、フリップフロップ内の消費電力を削減する手段が必要となってきた。
【0010】
図8は特願平9−232920号公報に開示された低消費電力型のマスタースレーブ型フリップフロップ回路の回路図である。このフリップフロップ回路はクロック入力信号CKを入力するためのクロック入力端子802と、データ入力信号Dを入力するためのデータ入力端子801と、出力信号Qを出力するための出力端子803とを有する。
【0011】
そして第1のpMOSトランスファゲート811の一端と第2のpMOSトランスファゲート812の一端とを電源線805に接続し、第1および第2のpMOSトランスファゲート811、812のゲート電極を共通接続してクロック入力端子802に接続し、第1のpMOSトランスファゲート811の他端を第3のnMOSトランスファゲート813の一端と接続し、第2のpMOSトランスファゲート812の他端を第4のnMOSトランスファゲート814の一端と接続し、第3のnMOSトランスファゲート813のゲート電極がデータ入力端子801に接続し、第5の反転回路827の入力点がデータ入力端子801と接続し、第4のnMOSトランスファゲート814のゲート電極が第5の反転回路827の出力点と接続し、第3のnMOSトランスファゲート813の他端が第1の反転回路815の入力点と接続し、第4のnMOSトランスファゲート814の他端が第1の反転回路815の出力点と接続し、第1の反転回路815の出力点は第2の反転回路816の入力点と接続し、第2の反転回路816の出力点は第1の反転回路815の入力点と接続して、第1および第2の反転回路815、816をマスターラッチ部831としている。
【0012】
また、第5のnMOSトランスファゲート821の一端と第6のnMOSトランスファゲート822の一端とをグランド線806に接続し、第5および第6のpMOSトランスファゲート821、822のゲート電極を共通接続してクロック入力端子802に接続し、第5のnMOSトランスファゲート821の他端を第7のnMOSトランスファゲート823の一端と接続し、第6のnMOSトランスファゲート822の他端を第8のnMOSトランスファゲート824の一端と接続し、第7のnMOSトランスファゲート823のゲート電極をマスタラッチ部831を構成する第2の反転回路816の出力点に接続し、第8のnMOSトランスファゲート824のゲート電極をマスタラッチ部831を構成する第1の反転回路815の出力点に接続し、第7のnMOSトランスファゲート823の他端を第3の反転回路825の入力点と接続し、第8のnMOSトランスファゲート824の他端を第4の反転回路826の入力点と接続し、第3の反転回路825の出力点は第4の反転回路826の入力点と接続し、第4の反転回路826の出力点を第3の反転回路825の入力点と接続して、第3および第4の反転回路825、826をスレーブラッチ部832としている。そして第4の反転回路826の出力点に第6の反転回路828の入力点を接続し、第6の反転回路828の出力点を出力端子803に接続している。
【0013】
クロック入力信号CKにより直接、第1および第2のpMOSトランスファゲート811、812と、第5および第6のnMOSトランスファゲート821、822とを導通または非導通状態にしていることから反転クロック入力信号および反転クロック信号生成用反転回路が不要であり回路の消費電力を著しく削減でき、動作速度も速くなる。
【0014】
図9は特願平10−41789号公報に開示された低消費電力型のマスタースレーブ型フリップフロップ回路の回路図である。このフリップフロップ回路はクロック入力信号CKを入力するためのクロック入力端子902と、データ入力信号Dを入力するためのデータ入力端子901と、出力信号Qを出力するための出力端子903とを有する。
【0015】
データDを入力するためのデータ入力端子901がマスターラッチ部931のデータ入力に接続され、マスターラッチ部931の出力はスレーブラッチ部932のデータ入力に接続され、スレーブラッチ部932の出力は出力端子903に接続され出力Qとなる。クロックCKはクロック入力端子902より入力する。
【0016】
このフリップフロップで用いられる以下のトランスファゲートはすべてPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのソース・ドレインを対としたトランスファゲートであり、これを単にトランスファゲートと称する。
【0017】
マスターラッチ部931の内部ではデータ入力901が第1のトランスファゲート911に接続され、第1のトランスファゲート911の反対側の出力は第1の反転回路915の入力に接続し、第1の反転回路915の出力がデータとしてスレーブラッチ部932に出力されると共に次段の第2の反転回路916の入力に接続し、第2の反転回路916の出力は第2のトランスファゲート912に接続し、第2のトランスファゲート912の出力は前述の第1のトランスファゲート911の出力と共通に第1の反転回路915の入力に接続される。
【0018】
第1のトランスファゲート911のゲート入力は後述のクロックc/クロックcbに接続され、PMOS側がクロックc、NMOS側がクロックcbに接続される。第2のトランスファゲート912のゲート入力はPMOS側がクロックcb、NMOS側がクロックcに接続される。
【0019】
同様にスレーブラッチ部932の内部は第1の反転回路915からのデータ入力が第3のトランスファゲート913に接続され、第3のトランスファゲート913の反対側の出力が第3の反転回路917の入力に接続し、第3の反転回路917の出力が次段の第4の反転回路918の入力に接続し、第4の反転回路918の出力は第4のトランスファゲート914に接続し、第4のトランスファゲート914の出力は前述の第3のトランスファゲート913と共通に第3の反転回路917の入力に接続されるとともに外部に出力され第5の反転回路919で反転されて出力端子903から出力Qとして出力される。
【0020】
第3のトランスファゲート913のゲート入力はPMOS側がクロックcb、NMOS側がクロックcに接続され、第4のトランスファゲート914のゲート入力はPMOS側がクロックc、NMOS側がクロックcbに接続される。
【0021】
マスターラッチ部931の出力Aとスレーブラッチ部932の第3のトランスファゲート913の出力Bとは比較回路921で比較され出力904に出力される。一方、NOR回路922の入力端子はクロック入力端子902と出力904に接続され、出力905として出力される。その出力905は第6の反転回路923の入力に接続される。出力905をクロックcb、反転回路923の出力をクロックcとし、いずれもが上述のようにマスターラッチ部931、スレーブラッチ部932にクロックとして接続される。
【0022】
入力データDが変化しない限り、クロック回路の入力側に設けられた比較回路921の出力により、システムクロックはクロック回路920で遮断され、ゲート信号cb、cは固定されている。入力データDが変化しない限り、クロック回路はシステムクロックにより動作しないため、クロック回路で消費される電力は低減される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特願平9−232920号公報に開示された低消費電力型のマスタースレーブ型フリップフロップ回路では、pMOSトランジスタとnMOSトランジスタを別々にしかも直列に接続している。一般にpMOSトランジスタはHのとき、nMOSトランジスタはLのときソース・ドレイン間に電圧降下(約0.7V)を生ずる。従ってそれを直列に接続している場合には、安定動作をしないおそれがあるという問題点がある。
【0024】
また、特願平10−41789号公報に開示された低消費電力型のマスタースレーブ型フリップフロップ回路では、クロック入力に反転回路を設けていないので、クロック信号CKがHの間に入力信号Aと出力信号Bが違ってしまうとcb、cにノイズが発生してしまい、誤動作を起こす可能性があるという問題点がある。
【0025】
本発明の目的は、低消費電力型であると共に誤動作を起こすおそれのないマスタースレーブ型のフリップフロップ回路を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明のフリップフロップ回路は、
データ入力端子とクロック入力端子と出力端子、およびマスターラッチ部とスレーブラッチ部を有し、そのマスターラッチ部の入力がそのデータ入力端子と接続され、そのマスターラッチ部の出力がそのスレーブラッチ部の入力に接続され、そのスレーブラッチ部の出力が出力端子に接続されているフリップフロップ回路において、マスターラッチ部の入力とスレーブラッチ部の出力とを比較する比較回路、クロック入力端子から入力するクロック入力に接続されるクロック反転回路、その比較回路の出力とそのクロック反転回路の出力とクロック入力とに基づき補助クロック信号の制御とノイズの除去を行う第1の論理路を有し、その第1の論理回路の出力を補助クロック信号としてマスターラッチ部とスレーブラッチ部に入力する。第1の論理回路は、論理積を行ってもよく、補助クロック信号は、第1の論理回路の出力を反転させた第1の補助クロック信号と、第1の論理回路の出力である第2の補助クロック信号とを含んでいてもよい。
【0027】
フリップフロップ回路の入力の値と出力の値とを比較してクロック信号を制御することにより、入力の値と出力の値が同じ場合は内部のクロック信号を止め、入力信号と出力信号が違う時のみ、クロック信号を動作させることにより、フリップフロップ内の消費電力を低減することができる。
【0028】
このフリップフロップで用いられるトランスファゲートはすべてPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのソース・ドレインを対としたトランスファゲートであるので、pMOSトランジスタとnMOSトランジスタを別々にしかも直列に接続していた従来例のような安定動作をしないという問題点は発生しない。
【0029】
さらに、クロック入力に反転回路が設けているので、クロック信号がHの間に入力信号と出力信号とが違ってしまっても第1の補助クロック信号、第2の補助クロック信号にノイズが発生することがなく、クロック入力に反転回路を設けていない従来例のような誤動作を起こす可能性がない。
【0030】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態のマスタースレーブ型のフリップフロップ回路の回路図である。本発明の第1の実施の形態のフリップフロップ回路は、データDを入力するデータ入力端子101とクロックCKを入力するクロック入力端子102と外部に出力Qを出力する出力端子103、およびマスターラッチ部131とスレーブラッチ部132とを有している。マスターラッチ部131の入力はデータ入力端子101と接続し、マスターラッチ部131の出力はスレーブラッチ部132の入力に接続され、スレーブラッチ132部の出力は出力端子103に接続されている。
【0031】
さらに、このフリップフロップ回路はマスターラッチ部131の入力とスレーブラッチ部132の出力とを比較する比較回路121と、クロック入力端子102に接続される第6の反転回路124と、比較回路121の出力と第6の反転回路124の出力およびクロック入力端子102の出力との論理積を行うNAND回路122と、NAND回路122の出力と接続する第5の反転回路123とを有する。NAND回路122の出力と第5の反転回路123の出力とはそれぞれマスターラッチ部131とスレーブラッチ部132とに補助クロック入力cb、cとして接続されている。
【0032】
このフリップフロップで用いられる以下のトランスファゲートはすべてPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのソース・ドレインを対としたトランスファゲートであり、これを単にトランスファゲートと称する。
【0033】
マスターラッチ部131の内部ではデータ入力101が第1のトランスファゲート111に接続され、第1のトランスファゲート111の反対側の出力は第1の反転回路115の入力に接続し、第1の反転回路115の出力はスレーブラッチ部132のデータ入力として出力されると共に次段の第2の反転回路116の入力に接続し、第2の反転回路116の出力は第2のトランスファゲート112に接続し、第2のトランスファゲート112の出力は前述の第1のトランスファゲート111の出力と共通に第1の反転回路115の入力に接続される。
【0034】
第1のトランスファゲート111のゲート入力は後述のクロックc/クロックcbに接続され、PMOS側がクロックc、NMOS側がクロックcbに接続される。第2のトランスファゲート112のゲート入力はPMOS側がクロックcb、NMOS側がクロックcに接続される。
【0035】
同様にスレーブラッチ部132の内部はデータ入力が第3のトランスファゲート113に接続され、第3のトランスファゲート113の反対側の出力が第3の反転回路117の入力に接続し、第3の反転回路117の出力が次段の第4の反転回路118の入力に接続するとともに出力端子103から出力Dとして出力され、第4の反転回路118の出力は第4のトランスファゲート114に接続し、第4のトランスファゲート114の出力は前述の第3のトランスファゲート113と共通に第3の反転回路117の入力に接続される。
【0036】
第3のトランスファゲート113のゲート入力はPMOS側がクロックcb、NMOS側がクロックcに接続され、第4のトランスファゲート114のゲート入力はPMOS側がクロックc、NMOS側がクロックcbに接続される。
【0037】
マスターラッチ部131の入力101とスレーブラッチ部132の出力103とは比較回路121で比較され出力104に出力される。一方、第6の反転回路124の入力端子はクロック入力端子102に接続され、出力105として出力される。その出力105、比較回路121の出力104、およびクロック入力端子102の出力をNAND回路122で論理積を取り反転する。NAND回路122の出力は第5の反転回路123の入力に接続される。第5のNAND回路122の出力をクロックcb、反転回路123の出力をクロックcとし、それぞれが上述のようにマスターラッチ部131、スレーブラッチ部132に補助クロックとして接続される。
【0038】
以下、本発明の第1の実施の形態のフリップフロップ回路の動作について図1の回路図と図2のタイミングチャートを使用して説明する。
【0039】
データ入力端子101、クロック入力端子102の信号はそのまま入力信号101、クロック信号102として入力されたとする。クロック信号102がLの時はNAND回路122の出力cbはHになり、第5の反転回路123の出力クロックcはLになる。第1のトランスファゲート111のゲート入力のクロックc/クロックcbがL/Hの時トランスファゲートのPMOSトランジスタ/NMOSトランジスタがそれぞれON状態となるため、データ入力101と第1の反転回路115の入力は導通状態となり、入力信号101は第1の反転回路115にて反転される。同様に第2の反転回路116により第1の反転回路115の出力は反転されて出力されるが、第2のトランスファゲート112のゲート入力はクロックc/クロックcbはL/Hとなるため、PMOSトランジスタ/NMOSトランジスタがそれぞれOFF状態となり、信号は遮断される。
【0040】
この時、反対にスレーブラッチ部132の出力信号103は、第3のトランスファゲート113のゲート入力のクロックc/クロックcbはL/HでトランスファゲートのPMOSトランジスタ/NMOSトランジスタがそれぞれOFF状態となるため、マスターラッチ部131の出力と第3の反転回路117の入力とは遮断され、一方、第3の反転回路117の出力は第4の反転回路118にて反転されて出力され、第4のトランスファゲート114のゲート入力はクロックc/クロックcbはL/Hとなるため、PMOSトランジスタ/NMOSトランジスタがそれぞれON状態となり、第4の反転回路118の出力と第3の反転回路117の入力とは導通状態となる。
【0041】
出力信号103は第4の反転回路118で反転され、第3の反転回路117で再び反転されるので、安定した信号が保持された状態で出力される。
【0042】
ここで入力信号101と出力信号103が違う場合にクロック信号102がLからHに変化した場合を図2のタイミングチャートを使い説明する。
【0043】
入力信号101と出力信号103の値が同じ場合は比較回路121の出力104の値はLとなり、入力信号101と出力信号103の値が違う場合は比較回路121の出力104はHとなる。
【0044】
一方、クロック信号102に接続されている第6の反転回路124の出力は、クロック信号102の反転信号が第6の反転回路124の遅延時間だけずれて反転クロック信号105として出力される。
【0045】
入力信号101がLからHに変化すると、入力信号101と出力信号103の値が異なるので比較回路121の比較回路出力104は回路の遅延時間だけずれてHとなる。比較回路121の出力104がHの時、クロック信号102がLからHに変化すると、反転回路124の遅延時間分だけずれてNAND回路122の出力クロックcbはLになり、次段の反転回路123の出力クロックcはHになる。
【0046】
クロックcがLからHになりクロックcbがHからLになることにより、マスターラッチ部131の第1のトランスファゲート111は導通状態から遮断状態になり、反対に第2のトランスファゲート112は遮断状態から導通状態になる。第2のトランスファゲート112が導通状態になることにより、第1の反転回路115の出力と第2の反転回路116の出力は互いに信号を反転することにより、第1の反転回路115の入力信号は第1のトランスファゲート111が遮断する直前の値の信号101のHが保持される。次にスレーブラッチ部132は第3のトランスファゲート113が遮断状態から導通状態になり、第4のトランスファゲート114は導通状態から遮断状態になり、これまでLであった出力信号103は第1の反転回路115の入力として保持されている値のHが第1の反転回路115と第3の反転回路117の2段を通すことにより、そのままHに変化して出力される。
【0047】
ここで、出力信号103が変化した直後は入力信号101の値と出力信号103の値とが同じになるので、比較回路121の出力104はHからLに変化する。従って、NAND回路122の出力クロックcbはLからHへ、第5の反転回路123の出力クロックcはHからLに変化する。
【0048】
クロックc/クロックcbの値が元に戻ることにより、マスターラッチ部131とスレーブラッチ部132の状態も最初に戻る。
【0049】
入力信号101が出力信号103と同じ場合は比較回路121の出力104はLの状態を継続するので、クロック信号102が変化しても、NAND回路122の出力クロックcbはHのまま、第5の反転回路124の出力クロックcはLのまま変化しないので、スレーブラッチ部132の第3のトランスファゲート113は遮断状態のままとなり出力信号103は変わらず、次に入力信号101が変化するまで安定した動作を継続する。
【0050】
このように、入力信号101が変化しない限りマスターラッチ部131とスレーブラッチ部132のトランスファーゲートのクロック入力は変化しないので電力の消費が節減できる。
【0051】
またこのフリップフロップで用いられるトランスファゲートはすべてPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのソース・ドレインを対としたトランスファゲートであるので、pMOSトランジスタとnMOSトランジスタを別々にしかも直列に接続していた従来例のような安定動作をしないという問題点は発生しない。
【0052】
さらに、クロック入力に反転回路が設けているので、クロック信号CKがHの間に入力信号101と出力信号103とが違ってしまってもcb、cにノイズが発生することがなく、クロック入力に反転回路を設けていない従来例のような誤動作を起こす可能性がない。
【0053】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。図3は本発明の第2の実施の形態のマスタースレーブ型のフリップフロップ回路の回路図である。本発明第2の実施の形態のフリップフロップ回路は、第1の実施の形態のフリップフロップ回路をセット付きのフリップフロップ回路としたものであり、外部からのセット信号241の入力が追加され、第2の反転回路116が第2のNAND回路216に、第3の反転回路117が第3のNAND回路217に変更され、第2のNAND回路216と第3のNAND回路217とにセット信号241が入力する以外は第1の実施の形態と同じなので、第1の実施の形態と同じ回路には同じ参照番号を付して説明する。
【0054】
セット信号241がLの状態では、第2のNAND回路216と第3のNAND回路217とはもう一方の入力信号に係わらずHの状態となるので、マスターラッチ部131とスレーブラッチ部132は共に作動せず強制的に出力103はHとしてセットされる。
【0055】
セット信号241がHの状態となると、第2のNAND回路216は第2の反転回路116と同様に、第3のNAND回路217は第3の反転回路117と同様に動作するので、フリップフロップ回路は上述の第1の実施の形態と同じ動作を行う。動作の説明は省略するが、入力信号101が変化しない限りマスターラッチ部131とスレーブラッチ部132のトランスファーゲートのクロック入力は変化しないので電力の消費が節減できる。
【0056】
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。図4は本発明の第3の実施の形態のマスタースレーブ型のフリップフロップ回路の回路図である。本発明第3の実施の形態のフリップフロップ回路は、第1の実施の形態のフリップフロップ回路をリセット付きのフリップフロップ回路としたものであり、外部からのリセット信号342の入力が追加され、第1の反転回路115が第2のNAND回路315に、第4の反転回路118が第3のNAND回路318に変更され、第2のNAND回路315と第3のNAND回路318とにリセット信号342が入力する以外は第1の実施の形態と同じなので、第1の実施の形態と同じ回路には同じ参照番号を付して説明する。
【0057】
リセット信号342がHの状態では、第2のNAND回路315は第1の反転回路115と同様に、第3のNAND回路318は第4の反転回路118と同様に動作するので、フリップフロップ回路は上述の第1の実施の形態と同じ動作を行う。動作の説明は省略するが、入力信号101が変化しない限りマスターラッチ部131とスレーブラッチ部132のトランスファーゲートのクロック入力は変化しないので電力の消費が節減できる。
【0058】
セット信号241がLに変化すると、第2のNAND回路315と第3のNAND回路318とは、もう一方の入力信号に係わらずHの状態となるので、出力信号103は強制的にLとしてリセットされる。
【0059】
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。図5は本発明の第4の実施の形態のマスタースレーブ型のフリップフロップ回路の回路図である。本発明の第4の実施の形態のフリップフロップ回路は、第1の実施の形態のフリップフロップ回路をセットならびにリセット付きのフリップフロップ回路としたものであり、外部からのセット信号441の入力とリセット信号442との入力とが追加され、第1の反転回路115が第2のNAND回路415に、第2の反転回路116が第3のNAND回路416に、第3の反転回路117が第4のNAND回路417に、第4の反転回路118が第5のNAND回路418に変更され、第3のNAND回路416と第4のNAND回路417とにセット信号441が入力し、第2のNAND回路415と第5のNAND回路418とにリセット信号442が入力する以外は第1の実施の形態と同じなので、第1の実施の形態と同じ回路には同じ参照番号を付して説明する。
【0060】
第4の実施の形態は第2の実施の形態のセット回路と第3の実施の形態のリセット回路を組みあわせたものであり、動作は第2の実施の形態と第3の実施の形態の組み合わせとなるので詳細の説明は省略する。
【0061】
次に、本発明の第5の実施の形態について図面を参照して説明する。図6は本発明の第5の実施の形態のマスタースレーブ型のフリップフロップ回路の回路図である。本発明の第5の実施の形態のフリップフロップ回路は、第1の実施の形態のフリップフロップ回路をスキャン付きのフリップフロップ回路としたものであり、入力信号101とスキャン制御信号541とが入力する第1のAND回路551と、スキャン信号542と補助スキャン制御信号543とが入力する第2のAND回路552と、第1のAND回路551と第2のAND回路552との出力が入力するNOR回路553とが設けられ、NOR回路553の出力が第1のトランスファーゲート111に入力する以外は第1の実施の形態と同じなので、第1の実施の形態と同じ回路には同じ参照番号を付して説明する。
【0062】
スキャン制御信号541がHの場合は、補助スキャン制御信号543はLとなり、入力信号101を入力した上述の第1の実施の形態と同じ動作を行う。
【0063】
スキャン制御信号541がLの場合は、補助スキャン制御信号543はHとなり、スキャン入力信号542を入力として、やはり上述の第1の実施の形態と同じ動作を行う。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、フリップフロップ回路の入力の値と出力の値とを比較してクロック信号を制御することにより、入力の値と出力の値とが同じ場合は内部のクロック信号を止め、入力信号と出力信号が違う時のみ、クロック信号を動作させることにより、フリップフロップ内の消費電力を低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のマスタースレーブ型のフリップフロップ回路の回路図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のマスタースレーブ型のフリップフロップ回路のタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態のマスタースレーブ型のフリップフロップ回路の回路図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態のマスタースレーブ型のフリップフロップ回路の回路図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態のマスタースレーブ型のフリップフロップ回路の回路図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態のマスタースレーブ型のフリップフロップ回路の回路図である。
【図7】従来用いられていたマスタースレーブ型フリップフロップ回路の回路図である。
【図8】特願平9−232920号公報に開示された低消費電力型のマスタースレーブ型フリップフロップ回路の回路図である。
【図9】特願平10−41789号公報に開示された低消費電力型のマスタースレーブ型フリップフロップ回路の回路図である。
【符号の説明】
101、701、801、901 データ入力端子
102、702、802、902 クロック入力端子
103、703、803、903 出力端子
104、105、904、905 出力
111、711、811、911 第1のトランスファゲート
112、712、812、912 第2のトランスファゲート
113、713、813、913 第3のトランスファゲート
114、714、814、914 第4のトランスファゲート
115、715、815、915 第1の反転回路
116、716、816、916 第2の反転回路
117、717、825、917 第3の反転回路
118、718、826、918 第4の反転回路
121、921 比較回路
122 第1のNAND回路
123、723、919 第5の反転回路
124、724、923 第6の反転回路
131、731、831 マスターラッチ部
132、732、832 スレーブラッチ部
216、315、415 第2のNAND回路
217、318、416 第3のNAND回路
241、441 セット信号端子
342、442 リセット信号端子
417 第4のNAND回路
418 第5のNAND回路
541 スキャン制御信号入力端子
542 スキャン信号入力端子
543 補助スキャン制御信号入力端子
551 第1のAND回路
552 第2のAND回路
553 NOR回路
805 電源線
806 グランド線
821 第5のトランスファゲート
822 第6のトランスファゲート
823 第7のトランスファゲート
824 第8のトランスファゲート
827 第5の反転回路
828 第6の反転回路
922 NOR回路

Claims (8)

  1. データ入力端子とクロック入力端子と出力端子、およびマスターラッチ部とスレーブラッチ部を有し、該マスターラッチ部の入力が該データ入力端子と接続され、該マスターラッチ部の出力が該スレーブラッチ部の入力に接続され、該スレーブラッチ部の出力が前記出力端子に接続されているフリップフロップ回路において、
    前記マスターラッチ部の入力と前記スレーブラッチ部の出力とを比較する比較回路、前記クロック入力端子から入力するクロック入力に接続されるクロック反転回路、前記比較回路の出力と前記クロック反転回路の出力と前記クロック入力とに基づき補助クロック信号の制御とノイズの除去を行う第1の論理路を有し、
    該第1の論理回路の出力を前記補助クロック信号として前記マスターラッチ部と前記スレーブラッチ部に入力することを特徴とするフリップフロップ回路。
  2. 前記第1の論理回路は、論理積を行うことを特徴とする請求項1に記載のフリップフロップ回路。
  3. 前記補助クロック信号は、前記第1の論理回路の出力を反転させた第1の補助クロック信号と、前記第1の論理回路の出力である第2の補助クロック信号とを含むことを特徴とする請求項1に記載のフリップフロップ回路。
  4. 前記マスターラッチ部は、第1のトランスファゲートと、第2のトランスファゲートと、第1の反転回路と、第2の反転回路とを備え、第1のトランスファゲートと第2のトランスファゲートはPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのソース・ドレインを対としたトランスファゲートであり、
    データ入力が第1のトランスファゲートに接続され、第1のトランスファゲートの反対側の出力は第1の反転回路の入力に接続し、第1の反転回路の出力はスレーブラッチ部のデータ入力として出力されると共に次段の第2の反転回路の入力に接続し、第2の反転回路の出力は第2のトランスファゲートに接続し、第2のトランスファゲートの出力は第1のトランスファゲートの出力と共通に第1の反転回路の入力に接続され、
    第1のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続され、第2のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続され、NOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、
    前記スレーブラッチ部は、第3のトランスファゲートと、第4のトランスファゲートと、第3の反転回路と、第4の反転回路とを備え、第3のトランスファゲートと第4のトランスファゲートはPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのソース・ドレインを対としたトランスファゲートであり、前記第1の反転回路の出力が第3のトランスファゲートに接続され、第3のトランスファゲートの反対側の出力は第3の反転回路の入力に接続し、第3の反転回路の出力は外部へ出力されると共に次段の第4の反転回路の入力に接続し、第4の反転回路の出力は第4のトランスファゲートに接続し、第4のトランスファゲートの出力は第3のトランスファゲートの出力と共通に第3の反転回路の入力に接続され、
    第3のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、第4のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路。
  5. 記マスターラッチ部は、第1のトランスファゲートと、第2のトランスファゲートと、第1の反転回路と第2のNAND回路とを備え、第1のトランスファゲートと第2のトランスファゲートはPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのソース・ドレインを対としたトランスファゲートであり、
    データ入力が第1のトランスファゲートに接続され、第1のトランスファゲートの反対側の出力は第1の反転回路の入力に接続し、第1の反転回路の出力はスレーブラッチ部のデータ入力として出力されると共に次段の第2のNAND回路の入力に接続し、第2のNAND回路にはさらにセット信号端子を介してセット信号が入力し、第2のNAND回路の出力は第2のトランスファゲートに接続し、第2のトランスファゲートの出力は第1のトランスファゲートの出力と共通に第1の反転回路の入力に接続され、
    第1のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続され、第2のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、
    前記スレーブラッチ部は、第3のトランスファゲートと、第4のトランスファゲートと、第3のNAND回路と、第4の反転回路とを備え、第3のトランスファゲートと第4のトランスファゲートはPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのソース・ドレインを対としたトランスファゲートであり、前記第1の反転回路の出力が第3のトランスファゲートに接続され、第3のトランスファゲートの反対側の出力は第3のNAND回路の入力に接続し、第3のNAND回路にはさらにセット信号端子を介してセット信号が入力し、第3のNAND回路の出力は外部へ出力されると共に次段の第4の反転回路の入力に接続し、第4の反転回路の出力は第4のトランスファゲートに接続し、第4のトランスファゲートの出力は第3のトランスファゲートの出力と共通に第3のNAND回路の入力に接続され、
    第3のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、第4のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路。
  6. 記マスターラッチ部は、第1のトランスファゲートと、第2のトランスファゲートと、第2のNAND回路と、第2の反転回路とを備え、第1のトランスファゲートと第2のトランスファゲートはPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのソース・ドレインを対としたトランスファゲートであり、
    データ入力が第1のトランスファゲートに接続され、第1のトランスファゲートの反対側の出力がリセット信号端子を介して入力したリセット信号と共に第2のNAND回路の入力に接続し、第2のNAND回路の出力はスレーブラッチ部のデータ入力として出力されると共に次段の第2の反転回路の入力に接続し、第2の反転回路の出力は第2のトランスファゲートに接続し、第2のトランスファゲートの出力は第1のトランスファゲートの出力と共通に第2のNAND回路の入力に接続され、
    第1のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続され、第2のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、
    前記スレーブラッチ部は、第3のトランスファゲートと、第4のトランスファゲートと、第3の反転回路と、第3のNAND回路とを備え、第3のトランスファゲートと第4のトランスファゲートはPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのソース・ドレインを対としたトランスファゲートであり、前記第2のNAND回路の出力が第3のトランスファゲートに接続され、第3のトランスファゲートの反対側の出力は第3の反転回路の入力に接続し、第3の反転回路の出力は外部へ出力されると共に次段の第3のNAND回路の入力に接続し、第3のNAND回路にはさらにリセット信号端子を介してリセット信号が入力し、第3のNAND回路の出力は第4のトランスファゲートに接続し、第4のトランスファゲートの出力は第3のトランスファゲートの出力と共通に第3の反転回路の入力に接続され、
    第3のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、第4のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続されている、請求項1から 請求項3のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路。
  7. 記マスターラッチ部は、第1のトランスファゲートと、第2のトランスファゲートと、第2のNAND回路と、第3のNAND回路とを備え、第1のトランスファゲートと第2のトランスファゲートはPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのソース・ドレインを対としたトランスファゲートであり、
    データ入力が第1のトランスファゲートに接続され、第1のトランスファゲートの反対側の出力は、リセット信号端子を介して入力したリセット信号と共に第2のNAND回路の入力に接続し、第2のNAND回路の出力はスレーブラッチ部のデータ入力として出力されると共に次段の第3のNAND回路の入力に接続し、第3のNAND回路の入力にはさらにセット信号端子を介してセット信号が入力し、第3のNAND回路の出力は第2のトランスファゲートに接続し、第2のトランスファゲートの出力は第1のトランスファゲートの出力と共通に第2のNAND回路の入力に接続され、
    第1のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続され、第2のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、
    前記スレーブラッチ部は、第3のトランスファゲートと、第4のトランスファゲートと、第4のNAND回路と、第5のNAND回路とを備え、第3のトランスファゲートと第4のトランスファゲートはPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのソース・ドレインを対としたトランスファゲートであり、前記第2のNAND回路の出力が第3のトランスファゲートに接続され、第3のトランスファゲートの反対側の出力は第4のNAND回路の入力に接続し、第4のNAND回路にはさらにセット信号端子を介してセット信号が入力し、第4のNAND回路の出力は外部へ出力されると共に次段の第5のNAND回路の入力に接続し、第5のNAND回路の入力にはさらにリセット信号端子を介してリセット信号が接続され、第5のNAND回路の出力は第4のトランスファゲートに接続し、第4のトランスファゲートの出力は第3のトランスファゲートの出力と共通に第4のNAND回路の入力に接続され、
    第3のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、第4のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路。
  8. データ入力端子がスキャン制御信号入力端子、スキャン信号入力端子および補助スキャン制御入力端子とともに、NOR回路、第1のAND回路および第2のAND回路を介してマスターラッチ部の入力と接続され、
    データ入力端子を介して入力したデータ入力とスキャン制御信号入力端子を介して入力したスキャン制御信号とが第1のAND回路に入力し、スキャン信号入力端子を介して入力したスキャン信号と補助スキャン制御入力端子を介して入力した補助スキャン制御信号とが第2のAND回路に入力し、第1のAND回路の出力と第2のAND回路の出力とがNOR回路に入力し、NOR回路の出力がマスターラッチ部に入力し、
    前記マスターラッチ部は、第1のトランスファゲートと、第2のトランスファゲートと、第1の反転回路と、第2の反転回路とを備え、第1のトランスファゲートと第2のトランスファゲートはPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのソース・ドレインを対としたトランスファゲートであり、
    前記NOR回路の出力が第1のトランスファゲートに接続され、第1のトランスファゲートの反対側の出力は第1の反転回路の入力に接続し、第1の反転回路の出力はスレーブラッチ部のデータ入力として出力されると共に次段の第2の反転回路の入力に接続し、第2の反転回路の出力は第2のトランスファゲートに接続し、第2のトランスファゲートの出力は第1のトランスファゲートの出力と共通に第1の反転回路の入力に接続され、
    第1のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続され、第2のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、
    前記スレーブラッチ部は、第3のトランスファゲートと、第4のトランスファゲートと、第3の反転回路と、第4の反転回路とを備え、第3のトランスファゲートと第4のトランスファゲートはPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのソース・ドレインを対としたトランスファゲートであり、前記第1の反転回路の出力が第3のトランスファゲートに接続され、第3のトランスファゲートの反対側の出力は第3の反転回路の入力に接続し、第3の反転回路の出力は外部へ出力されると共に次段の第4の反転回路の入力に接続し、第4の反転回路の出力は第4のトランスファゲートに接続し、第4のトランスファゲートの出力は第3のトランスファゲートの出力と共通に第3の反転回路の入力に接続され、
    第3のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、第4のトランスファゲートのPMOS側のゲート入力は前記第1の補助クロック信号に接続され、NMOS側のゲート入力は前記第2の補助クロック信号に接続されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路。
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