JP3229593U - 永久磁石を用いたモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】出力をより効率的に発生させるモータを提供する。【解決手段】円筒形状の磁石保持部材1と磁石保持部材の外周面に隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられる外側磁石層2a〜2nと磁石保持部材の内周面に外側磁石層と同じ方向の磁界となるように配置され隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられる内側磁石層とからなるロータと、軟磁性材料からなり外側磁石層に対向する外側磁極部4aと内側磁石層に対向する内側磁極部4bと外側磁極部と内側磁極部を連結した連結部4cをもつステータと、ステータの外側磁極部と連結部の間に配置されステータに巻回されて外側磁極部を励磁する外側コイル5〜16と、ステータの内側磁極部と連結部の間に配置されステータに巻回されて内側磁極部を励磁する内側コイル17〜28と、ステータの連結部と反対方向に位置し外側磁石層及び内側磁石層を磁気的に吸引する軟磁性材料からなる磁気吸引力バランス部材29と、を備える。【選択図】図1
Description
永久磁石を用いたモータで特にコイルの通電を電気的に切り替えるブラシレスモータの構造に関するものである。
コイルへの通電を切り替えて永久磁石からなるロータを駆動するモータにおいてコイルの軸方向とステータを半径方向放射状に向けて配置し半径方向に着磁されたマグネットを円周上に交互に並べて配置したロータを駆動するようにしたモータが知られている
従来の構造の場合、コイルの磁束がマグネットの片面のみに向いているためマグネットの片面のみの表面磁束しか利用する事ができずモータの出力が上がらない欠点があった。
円筒形状の磁石保持部材と該磁石保持部材の外周面に
複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される外側磁石層と該磁石保持部材の内周面に前記外側磁石層と同じ方向の磁界となるように配置された複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される内側磁石層とからなるロータと、
軟磁性材料からなり該ロータの外側磁石層の外周面に隙間をもって対向する第1の外側磁極部と内側磁石層の内周面に隙間をもって対向する内側磁極部と該内周磁極部と前期外側磁極部とをつなぐ連結部を持つ第1ステータと、
前記第1ステータの第1の外側磁極部と連結部の間であって前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され第1ステータに巻回され第1の外側磁極部を励磁する第1の外側コイルと、
前記第1ステータの第1の内側磁極部と連結部の間に前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され第1ステータに巻回され第1の内側磁極部を励磁する第1の内側コイルと、
軟磁性材料からなり該ロータの外側磁石層の外周面に隙間をもって対向する第2の外側磁極部と該ロータの内側磁石層の内周面に隙間をもって対向する第2の内側磁極部と該内周磁極部と前期外側磁極部とをつなぐ連結部を持つ第2ステータと、
前記第2ステータの第2の外側磁極部と連結部の間であって前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され第2ステータに巻回され第2の外側磁極部を励磁する第2の外側コイルと、
前記第2ステータの第2の内側磁極部と連結部の間であって前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され第2ステータに巻回され第2の内側磁極部を励磁する第2の内側コイルと、
前記第1ステータと前期第2ステータを保持し非磁性材料からなる保持部材と、
前記外側着磁層及び前記内側着磁層の軸と並行方向の中心位置よりもステータの連結部とは反対方向に位置し前記外側着磁層及び前記内側着磁層を前記連結部とは反対方向に磁気的な吸引力を発生する軟磁性材料からなる磁気吸引力バランス部材と、
前記外側磁極部とそれと同じ角度範囲に位置する内側磁極部とはお互いに異なる極に励磁する制御回路とを備える。
また、
円筒形状の磁石保持部材と該磁石保持部材の外周面に複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される外側磁石層と該磁石保持部材の内周面に前記外側磁石層と同じ方向の磁界となるように配置された複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される内側磁石層とからなるロータと、
軟磁性材料からなり該ロータの外側磁石層の外周面に隙間をもって前期ロータを中心に等分割角度で対向する複数の外側磁極部と前期ロータを中心に等分割角度で対向する複数の内側磁石層の内周面に隙間をもって対向する複数の内側磁極部と該複数の内周磁極部と前期複数の外側磁極部とをつなぐ連結部を持つ軟磁性材料からなるステータと、
前記ステータの複数の外側磁極部と連結部の間に前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され前記外側磁極部と連結部に間のステータに巻回されそれぞれの外側磁極部を励磁する複数の外側コイルと、
前記ステータの内側磁極部と連結部の間に前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され前記内側磁極部と連結部に間のステータに巻回されそれぞれの内側磁極部を励磁する複数の内側コイルと、
前記外側着磁層及び前記内側着磁層の軸と並行方向の中心位置よりもステータの連結部とは反対方向に位置し前記外側着磁層及び前記内側着磁層を前記連結部とは反対方向に磁気的な吸引力を発生する軟磁性材料からなる磁気吸引力バランス部材と、
前記外側磁極部とそれと同じ角度範囲に位置する内側磁極部とはお互いに異なる極に励磁する制御回路とを備える。
また、
円筒形状の磁石保持部材と該磁石保持部材の外周面に複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される外側磁石層と該磁石保持部材の内周面に前記外側磁石層と同じ方向の磁界となるように配置された複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される内側磁石層とからなるロータと、
軟磁性材料からなり該ロータの外側磁石層の外周面に隙間をもって対向する外側磁極部と該ロータの内側磁石層の内周面に隙間をもって対向する内側磁極部と該内周磁極部と前期外側磁極部とをつなぐ連結部を持つステータと、
前記ステータの外側磁極部と連結部の間に前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され前記外側磁極部と連結部に間のステータに巻回されそれぞれの外側磁極部を励磁する線径d1なる外側コイルと、
前記ステータの内側磁極部と連結部の間に前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され前記内側磁極部と連結部に間のステータに巻回されそれぞれの内側磁極部を励磁しd1>d2なる線径d2で構成される内側コイルと、
からなるステータユニットを複数備え、
前記外側着磁層及び前記内側着磁層の軸と並行方向の中心位置よりもステータの連結部とは反対方向に位置し前記外側着磁層及び前記内側着磁層を前記連結部とは反対方向に磁気的な吸引力を発生する軟磁性材料からなる磁気吸引力バランス部材と、
前記複数のステータユニットは前期ロータを中心に等分割角度で配置され
前記外側磁極部とそれと同じ角度範囲に位置する内側磁極部とはお互いに異なる極に励磁する制御回路とを備える。
複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される外側磁石層と該磁石保持部材の内周面に前記外側磁石層と同じ方向の磁界となるように配置された複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される内側磁石層とからなるロータと、
軟磁性材料からなり該ロータの外側磁石層の外周面に隙間をもって対向する第1の外側磁極部と内側磁石層の内周面に隙間をもって対向する内側磁極部と該内周磁極部と前期外側磁極部とをつなぐ連結部を持つ第1ステータと、
前記第1ステータの第1の外側磁極部と連結部の間であって前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され第1ステータに巻回され第1の外側磁極部を励磁する第1の外側コイルと、
前記第1ステータの第1の内側磁極部と連結部の間に前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され第1ステータに巻回され第1の内側磁極部を励磁する第1の内側コイルと、
軟磁性材料からなり該ロータの外側磁石層の外周面に隙間をもって対向する第2の外側磁極部と該ロータの内側磁石層の内周面に隙間をもって対向する第2の内側磁極部と該内周磁極部と前期外側磁極部とをつなぐ連結部を持つ第2ステータと、
前記第2ステータの第2の外側磁極部と連結部の間であって前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され第2ステータに巻回され第2の外側磁極部を励磁する第2の外側コイルと、
前記第2ステータの第2の内側磁極部と連結部の間であって前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され第2ステータに巻回され第2の内側磁極部を励磁する第2の内側コイルと、
前記第1ステータと前期第2ステータを保持し非磁性材料からなる保持部材と、
前記外側着磁層及び前記内側着磁層の軸と並行方向の中心位置よりもステータの連結部とは反対方向に位置し前記外側着磁層及び前記内側着磁層を前記連結部とは反対方向に磁気的な吸引力を発生する軟磁性材料からなる磁気吸引力バランス部材と、
前記外側磁極部とそれと同じ角度範囲に位置する内側磁極部とはお互いに異なる極に励磁する制御回路とを備える。
また、
円筒形状の磁石保持部材と該磁石保持部材の外周面に複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される外側磁石層と該磁石保持部材の内周面に前記外側磁石層と同じ方向の磁界となるように配置された複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される内側磁石層とからなるロータと、
軟磁性材料からなり該ロータの外側磁石層の外周面に隙間をもって前期ロータを中心に等分割角度で対向する複数の外側磁極部と前期ロータを中心に等分割角度で対向する複数の内側磁石層の内周面に隙間をもって対向する複数の内側磁極部と該複数の内周磁極部と前期複数の外側磁極部とをつなぐ連結部を持つ軟磁性材料からなるステータと、
前記ステータの複数の外側磁極部と連結部の間に前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され前記外側磁極部と連結部に間のステータに巻回されそれぞれの外側磁極部を励磁する複数の外側コイルと、
前記ステータの内側磁極部と連結部の間に前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され前記内側磁極部と連結部に間のステータに巻回されそれぞれの内側磁極部を励磁する複数の内側コイルと、
前記外側着磁層及び前記内側着磁層の軸と並行方向の中心位置よりもステータの連結部とは反対方向に位置し前記外側着磁層及び前記内側着磁層を前記連結部とは反対方向に磁気的な吸引力を発生する軟磁性材料からなる磁気吸引力バランス部材と、
前記外側磁極部とそれと同じ角度範囲に位置する内側磁極部とはお互いに異なる極に励磁する制御回路とを備える。
また、
円筒形状の磁石保持部材と該磁石保持部材の外周面に複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される外側磁石層と該磁石保持部材の内周面に前記外側磁石層と同じ方向の磁界となるように配置された複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される内側磁石層とからなるロータと、
軟磁性材料からなり該ロータの外側磁石層の外周面に隙間をもって対向する外側磁極部と該ロータの内側磁石層の内周面に隙間をもって対向する内側磁極部と該内周磁極部と前期外側磁極部とをつなぐ連結部を持つステータと、
前記ステータの外側磁極部と連結部の間に前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され前記外側磁極部と連結部に間のステータに巻回されそれぞれの外側磁極部を励磁する線径d1なる外側コイルと、
前記ステータの内側磁極部と連結部の間に前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され前記内側磁極部と連結部に間のステータに巻回されそれぞれの内側磁極部を励磁しd1>d2なる線径d2で構成される内側コイルと、
からなるステータユニットを複数備え、
前記外側着磁層及び前記内側着磁層の軸と並行方向の中心位置よりもステータの連結部とは反対方向に位置し前記外側着磁層及び前記内側着磁層を前記連結部とは反対方向に磁気的な吸引力を発生する軟磁性材料からなる磁気吸引力バランス部材と、
前記複数のステータユニットは前期ロータを中心に等分割角度で配置され
前記外側磁極部とそれと同じ角度範囲に位置する内側磁極部とはお互いに異なる極に励磁する制御回路とを備える。
上記の構成によりロータを構成する外側磁石層の外周面と内側磁石層の内周面に効果的にコイル通電による磁束が作用しモータの効率を高める。特に磁石保持部材が樹脂で形成された場合はロータの軽量化が図られ高速回転が可能になる。
内側磁石の内周面は外側磁石の外周面よりも磁束は少なくそれに応じて外側磁極部のコイルにより励磁される磁束密度のほうが内側磁極部のコイルにより励磁される磁束密度よりも高いように設定されることで更に効果的にモータの効率を高めることができる。
ロータは円筒形状の磁石保持部材と該磁石保持部材の外周面に複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される外側磁石層と該磁石保持部材の内周面に前記外側磁石層と同じ方向の磁界となるように配置された複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される内側磁石層とからなる構成にし外側磁極部と外側磁石層の外周部とを対向させ内側磁極部と内側磁石層の内周部を対向させる構造にしたため、磁石の厚みを厚くすることなく外側磁極部と内側磁極部に対し隙間を小さく磁石を対向させることが可能となる
前記外側着磁層及び前記内側着磁層の軸と並行方向の中心位置よりもステータの連結部とは反対方向に位置し前記外側着磁層及び前記内側着磁層を前記連結部とは反対方向に磁気的な吸引力を発生する軟磁性材料からなる磁気吸引力バランス部材により、前記外側着磁層及び前記内側着磁層がステータの連結部により連結部の方向に吸引されるスラスト力を緩和する事ができるので不必要なロータのスラスト力の発生を防止でき安定した回転をすることができる。
内側磁石の内周面は外側磁石の外周面よりも磁束は少なくそれに応じて外側磁極部のコイルにより励磁される磁束密度のほうが内側磁極部のコイルにより励磁される磁束密度よりも高いように設定されることで更に効果的にモータの効率を高めることができる。
ロータは円筒形状の磁石保持部材と該磁石保持部材の外周面に複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される外側磁石層と該磁石保持部材の内周面に前記外側磁石層と同じ方向の磁界となるように配置された複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される内側磁石層とからなる構成にし外側磁極部と外側磁石層の外周部とを対向させ内側磁極部と内側磁石層の内周部を対向させる構造にしたため、磁石の厚みを厚くすることなく外側磁極部と内側磁極部に対し隙間を小さく磁石を対向させることが可能となる
前記外側着磁層及び前記内側着磁層の軸と並行方向の中心位置よりもステータの連結部とは反対方向に位置し前記外側着磁層及び前記内側着磁層を前記連結部とは反対方向に磁気的な吸引力を発生する軟磁性材料からなる磁気吸引力バランス部材により、前記外側着磁層及び前記内側着磁層がステータの連結部により連結部の方向に吸引されるスラスト力を緩和する事ができるので不必要なロータのスラスト力の発生を防止でき安定した回転をすることができる。
図1から図8は本発明の第1の実施例であり
図1は各部品の構成を示す分解斜視図、図2は組み立て時の断面図、図3は断面平面図、図4は制御回路のブロック図、図5は動作時の励磁表、図6から図8は動作時の励磁状態を示す断面平面図、図9は永久磁石の着磁状態を示す平面図、である。図1において
1は円筒形状の磁石保持部材、2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nは扇型板形状の外側磁石で磁石保持部材1の円筒外周部1aに固着されている。
外側磁石2a,2c,2e,2g,2i,2k,2mは外周面がS極、磁石保持部材1の円筒外周面1aに面した内周面はN極になるように着磁されている。
外側磁石2a,2c,2e,2g,2i,2k,2mと隣り合って配列された外側磁石2b,2e,2f,2h,2j,2l,2nは外周面がN極、磁石保持部材1の円筒外周面1aに面した内周面はS極になるように着磁されている。
外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nで外側磁石層を形成している。
3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nは扇型板形状の内側磁石で磁石保持部材1の円筒内周部1bに固着されている。
内側磁石3a,3c,3e,3g,3i,3k,3mは磁石保持部材1の円筒内周面1bに面した内周面はS極に、内周面がN極なるように着磁されている。
内側磁石3a,3c,3e,3g,3i,3k,3mはそれぞれが外側磁石2a,2c,2e,2g,2i,2k,2mと同じ角度範囲になるように配置されている。
内側磁石3b,3d,3f,3h,3j,3l,3nは磁石保持部材1の円筒内周面1bに面した内周面はN極に、内周面がS極なるように着磁されている。
内側磁石3b,3d,3f,3h,3j,3l,3nはそれぞれが外側磁石2b,2d,2f,2h,2j,2l,2nと同じ角度範囲になるように配置されている。
また外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nとそれぞれの円周方向に関して同じ角度範囲で対応する内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとはそれぞれが同じ磁界を形成するような向きで配置されていることになる
内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nで内側磁石層を形成している。
磁石保持部材1と外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nからなる外側磁石層、内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nからなる内側磁石層とでロータを形成している。
磁石保持部材1は後述のベースステータに回転可能に取り付けられている。
外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nの表面磁束密度は内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nの表面磁束密度よりも高くなるように着磁されている。
4は軟磁性材料からなるベースステータで前記外側磁石層の外周側の着磁部に隙間をもって対向する外側磁極部4aが円周を12分割された30度ごとに配置されて、内側磁極部4bが前記内側着磁層の内周側の着磁部に隙間をもって対向し外側磁極部4aと同じ角度範囲に円周を12分割された30度ごとに配置されている。前記外側磁極部4aと内側磁極部4bとは連結部4c部で磁気的に連結され磁気回路を構成する。
図に示すように複数の外側磁極部と永久磁石を挟んで隙間をもってそれに同じ角度範囲で対向する内側磁極部とを連結部を介してつなぐステータをこのベースステータで構成する。
5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16は外側コイルで外側コイル5、外側コイル7、外側コイル9、外側コイル11、外側コイル13、外側コイル15、外側コイル6、外側コイル8、外側コイル10、外側コイル12、外側コイル14、外側コイル16の周方向における順番で前記ベースステータ4の外側磁極部4aと連結部4cの間に前記外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nとは軸方向に並んで配置され外側磁極部を励磁可能に巻回されている。
外側コイル5,6と外側コイル11,12は同時に励磁されるが巻き方向が逆のため外側コイル5,6によって励磁される外側磁極部4aと外側コイル11,12によって励磁される外側磁極部4aはお互いに異なる極性に励磁される。
外側コイル7,8と外側コイル13,14は同時に励磁されるが巻き方向が逆のため外側コイル7,8によって励磁される外側磁極部4aと外側コイル13,14によって励磁される外側磁極部4aはお互いに異なる極性に励磁される。
外側コイル9,10と外側コイル15,16は同時に励磁されるが巻き方向が逆のため外側コイル9,10によって励磁される外側磁極部4aと外側コイル15,16によって励磁される外側磁極部4aはお互いに異なる極性に励磁される。
17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28は内側コイルであり内側コイル17は前記外側コイル5が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル5が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル18は前記外側コイル6が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル6が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル19は前記外側コイル7が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル7が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル20は前記外側コイル8が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル8が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル21は前記外側コイル9が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル9が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル22は前記外側コイル10が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル10が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル23は前記外側コイル11が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル11が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル24は前記外側コイル12が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル12が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル25は前記外側コイル13が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル13が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル26は前記外側コイル14が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル14が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル27は前記外側コイル15が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル15が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル28は前記外側コイル16が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル16が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
ベースステータ4は3d部で前記磁石保持部材1の軸部1cが回転可能に保持している。
外側コイル5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15、16の導線線径をd1とし、内側コイル17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28の導線線径をd2とするとd1>d2となるよう構成されている。
組み立て時の断面の様子を図2に示す。
図3は永久磁石の位置でみた平面断面図である。
図4は制御回路およびコイル結線を示すブロック図、Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、Tr5、Tr6はそれぞれトランジスタで公知のY字結線3相モータ駆動回路である。図5は通電のシーケンスによるコイルの励磁状態を示すコイル励磁表である。
図4において外側コイル5と内側コイル17とが
外側コイル6と内側コイル18とが
外側コイル7と内側コイル19とが
外側コイル8と内側コイル20とが
外側コイル9と内側コイル21とが
外側コイル10と内側コイル22とが
外側コイル11と内側コイル23とが
外側コイル12と内側コイル24とが
外側コイル13と内側コイル25とが
外側コイル14と内側コイル26とが
外側コイル15と内側コイル27とが
外側コイル16と内側コイル28とが
それぞれ並列に接続されている
d1>d2となるよう構成されているためコイルの流れる電流も外側コイルのほうが内側コイルよりも多くなり
外側磁極部4aが外側コイル5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15、16で励磁されて発生する磁束は内側磁極部4cが内側コイル17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28で励磁されたときに発生する磁束よりも多くなる。
図9は永久磁石1の着磁状態を示すもので矢印で磁束を示している。
図9に示すようにロータの外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nの表面磁束総数は内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nの表面磁束総数よりも高く設定されており、外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nには多くの磁束が発生する外側磁極部3a、内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nには外側磁極部よりも少ない磁束が発生する内側磁極部3cが対向しバランスの良い効率的な駆動力が発生するようになっている。
ロータの外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nの外側着磁層及び内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nの内側着磁層の両方の面に対し磁界を作用させているので従来の構成に比べて高い駆動力が発生することができる。
外側磁極4aには外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nが対向し、内側磁極4bには内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nが対向するように構成されているので外側磁石と内側磁石を一体的に構成した場合に比べて磁石の厚さを薄く構成できる。さらに磁石保持部材1を樹脂で構成した場合はロータを軽量化することができる。
29は軟磁性材料から構成される磁気吸引バランス部材であり、ステータ4もしくは不図示の部材を介してステータ側に固定される。本実施例では円筒部4aが外側磁極4a部に固着されている。
前記外側着磁層及び前記内側着磁層の軸と並行方向の中心位置よりもステータの連結部とは反対方向に位置し前記外側着磁層及び前記内側着磁層を前記連結部とは反対方向に磁気的な吸引力を発生する。前記外側着磁層及び前記内側着磁層はステータ4との間でステータの連結部4c側にスラスト吸引力が発生しているが、磁気吸引バランス部材によるステータの連結部とは反対方向の磁気吸引力によりその力は緩和されスラスト方向の無理な力が発生しなくなり回転の安定性や無用な摩擦力が抑えられる。ロータの回転に伴い渦電流が発生しないように公知の技術たとえば絶縁層を設けた板材の積層構造で構成することやスリットを設けるなどの構成にしても良い。
次に動作を説明する。
図5に示す励磁表に沿って
励磁状態を第1状態の永久磁石1の位置を図6に示す。
この状態から第2状態にコイル通電を切り替えると永久磁石1は左回転し(約17.1428度回転し)図7の状態になる。
この状態から第3状態にコイル通電を切り替えると永久磁石1は左回転(約17.1428度回転し)本実施例では図8の状態になる。
以後、第4状態、第5状態、第6状態、第1状態とコイル通電を切り替えていくことにより順次永久磁石1は左回転していく。
このように順次コイルの通電を切り替えてマグネットを回転させていく。この方法は公知の3相Y字結線ブラシレスモータの駆動シーケンスと同じである。
図10は第2の実施例を示し第1実施例でいうところのベースステータを外側磁極部と内側磁極部とそれらをつなぐ連結部とからなる複数のステータを非磁性材料からなる保持部材で連結したものである。
101は外側磁極部101aと内側磁極部101bと内側磁極部と外側磁極部を連結する連結部101cとからなるステータ、
外側磁極部102aと内側磁極部102bと内側磁極部と外側磁極部を連結する連結部102cとからなるステータ、
103は外側磁極部103aと内側磁極部103bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ、
104は外側磁極部104aと内側磁極部104bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ、
105は外側磁極部105aと内側磁極部105bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ、
106は外側磁極部106aと内側磁極部106bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ、
107は外側磁極部107aと内側磁極部107bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ、
108は外側磁極部108aと内側磁極部108bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ、
109は外側磁極部109aと内側磁極部109bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ
110は外側磁極部110aと内側磁極部110bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ、
111は外側磁極部111aと内側磁極部111bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ
112は外側磁極部112aと内側磁極部112bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータであり、ステータ101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112が、非磁性材料の樹脂材料からなるベース円板113に以下のように固定されている。
上記ステータ101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112を第1実施例と同様に外側磁極部、内側磁極部が永久磁石1の外周着磁部1aと内周着磁部1bに対向するように配置され固定している。
請求項中の第1のステータはステータ101、第1の外側磁極部は101a,
第1の内側磁極部は101b、連結部は101cに相当し、
第2のステータはステータ102、第1の外側磁極部は102a,
第2の内側磁極部は102b、連結部は102cに相当するものである。
第1の実施例に対しベースステータのみが変更されたものであり、第1実施例に対しては各ステータが樹脂材料で形成されたベース円板で連結固定されているため軽量で各ステータ間の磁気的なクロストークがなく非常に安定した回転が得られる。
図1は各部品の構成を示す分解斜視図、図2は組み立て時の断面図、図3は断面平面図、図4は制御回路のブロック図、図5は動作時の励磁表、図6から図8は動作時の励磁状態を示す断面平面図、図9は永久磁石の着磁状態を示す平面図、である。図1において
1は円筒形状の磁石保持部材、2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nは扇型板形状の外側磁石で磁石保持部材1の円筒外周部1aに固着されている。
外側磁石2a,2c,2e,2g,2i,2k,2mは外周面がS極、磁石保持部材1の円筒外周面1aに面した内周面はN極になるように着磁されている。
外側磁石2a,2c,2e,2g,2i,2k,2mと隣り合って配列された外側磁石2b,2e,2f,2h,2j,2l,2nは外周面がN極、磁石保持部材1の円筒外周面1aに面した内周面はS極になるように着磁されている。
外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nで外側磁石層を形成している。
3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nは扇型板形状の内側磁石で磁石保持部材1の円筒内周部1bに固着されている。
内側磁石3a,3c,3e,3g,3i,3k,3mは磁石保持部材1の円筒内周面1bに面した内周面はS極に、内周面がN極なるように着磁されている。
内側磁石3a,3c,3e,3g,3i,3k,3mはそれぞれが外側磁石2a,2c,2e,2g,2i,2k,2mと同じ角度範囲になるように配置されている。
内側磁石3b,3d,3f,3h,3j,3l,3nは磁石保持部材1の円筒内周面1bに面した内周面はN極に、内周面がS極なるように着磁されている。
内側磁石3b,3d,3f,3h,3j,3l,3nはそれぞれが外側磁石2b,2d,2f,2h,2j,2l,2nと同じ角度範囲になるように配置されている。
また外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nとそれぞれの円周方向に関して同じ角度範囲で対応する内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとはそれぞれが同じ磁界を形成するような向きで配置されていることになる
内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nで内側磁石層を形成している。
磁石保持部材1と外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nからなる外側磁石層、内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nからなる内側磁石層とでロータを形成している。
磁石保持部材1は後述のベースステータに回転可能に取り付けられている。
外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nの表面磁束密度は内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nの表面磁束密度よりも高くなるように着磁されている。
4は軟磁性材料からなるベースステータで前記外側磁石層の外周側の着磁部に隙間をもって対向する外側磁極部4aが円周を12分割された30度ごとに配置されて、内側磁極部4bが前記内側着磁層の内周側の着磁部に隙間をもって対向し外側磁極部4aと同じ角度範囲に円周を12分割された30度ごとに配置されている。前記外側磁極部4aと内側磁極部4bとは連結部4c部で磁気的に連結され磁気回路を構成する。
図に示すように複数の外側磁極部と永久磁石を挟んで隙間をもってそれに同じ角度範囲で対向する内側磁極部とを連結部を介してつなぐステータをこのベースステータで構成する。
5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16は外側コイルで外側コイル5、外側コイル7、外側コイル9、外側コイル11、外側コイル13、外側コイル15、外側コイル6、外側コイル8、外側コイル10、外側コイル12、外側コイル14、外側コイル16の周方向における順番で前記ベースステータ4の外側磁極部4aと連結部4cの間に前記外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nとは軸方向に並んで配置され外側磁極部を励磁可能に巻回されている。
外側コイル5,6と外側コイル11,12は同時に励磁されるが巻き方向が逆のため外側コイル5,6によって励磁される外側磁極部4aと外側コイル11,12によって励磁される外側磁極部4aはお互いに異なる極性に励磁される。
外側コイル7,8と外側コイル13,14は同時に励磁されるが巻き方向が逆のため外側コイル7,8によって励磁される外側磁極部4aと外側コイル13,14によって励磁される外側磁極部4aはお互いに異なる極性に励磁される。
外側コイル9,10と外側コイル15,16は同時に励磁されるが巻き方向が逆のため外側コイル9,10によって励磁される外側磁極部4aと外側コイル15,16によって励磁される外側磁極部4aはお互いに異なる極性に励磁される。
17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28は内側コイルであり内側コイル17は前記外側コイル5が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル5が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル18は前記外側コイル6が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル6が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル19は前記外側コイル7が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル7が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル20は前記外側コイル8が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル8が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル21は前記外側コイル9が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル9が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル22は前記外側コイル10が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル10が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル23は前記外側コイル11が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル11が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル24は前記外側コイル12が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル12が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル25は前記外側コイル13が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル13が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル26は前記外側コイル14が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル14が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル27は前記外側コイル15が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル15が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル28は前記外側コイル16が巻回される外側磁極4aと同じ角度範囲で永久磁石を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部4bと連結部4cの間に前記内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nとは軸方向に並んで配置され内側磁極部4bを外側コイル16が外側磁極4aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
ベースステータ4は3d部で前記磁石保持部材1の軸部1cが回転可能に保持している。
外側コイル5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15、16の導線線径をd1とし、内側コイル17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28の導線線径をd2とするとd1>d2となるよう構成されている。
組み立て時の断面の様子を図2に示す。
図3は永久磁石の位置でみた平面断面図である。
図4は制御回路およびコイル結線を示すブロック図、Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、Tr5、Tr6はそれぞれトランジスタで公知のY字結線3相モータ駆動回路である。図5は通電のシーケンスによるコイルの励磁状態を示すコイル励磁表である。
図4において外側コイル5と内側コイル17とが
外側コイル6と内側コイル18とが
外側コイル7と内側コイル19とが
外側コイル8と内側コイル20とが
外側コイル9と内側コイル21とが
外側コイル10と内側コイル22とが
外側コイル11と内側コイル23とが
外側コイル12と内側コイル24とが
外側コイル13と内側コイル25とが
外側コイル14と内側コイル26とが
外側コイル15と内側コイル27とが
外側コイル16と内側コイル28とが
それぞれ並列に接続されている
d1>d2となるよう構成されているためコイルの流れる電流も外側コイルのほうが内側コイルよりも多くなり
外側磁極部4aが外側コイル5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15、16で励磁されて発生する磁束は内側磁極部4cが内側コイル17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28で励磁されたときに発生する磁束よりも多くなる。
図9は永久磁石1の着磁状態を示すもので矢印で磁束を示している。
図9に示すようにロータの外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nの表面磁束総数は内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nの表面磁束総数よりも高く設定されており、外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nには多くの磁束が発生する外側磁極部3a、内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nには外側磁極部よりも少ない磁束が発生する内側磁極部3cが対向しバランスの良い効率的な駆動力が発生するようになっている。
ロータの外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nの外側着磁層及び内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nの内側着磁層の両方の面に対し磁界を作用させているので従来の構成に比べて高い駆動力が発生することができる。
外側磁極4aには外側磁石2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nが対向し、内側磁極4bには内側磁石3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nが対向するように構成されているので外側磁石と内側磁石を一体的に構成した場合に比べて磁石の厚さを薄く構成できる。さらに磁石保持部材1を樹脂で構成した場合はロータを軽量化することができる。
29は軟磁性材料から構成される磁気吸引バランス部材であり、ステータ4もしくは不図示の部材を介してステータ側に固定される。本実施例では円筒部4aが外側磁極4a部に固着されている。
前記外側着磁層及び前記内側着磁層の軸と並行方向の中心位置よりもステータの連結部とは反対方向に位置し前記外側着磁層及び前記内側着磁層を前記連結部とは反対方向に磁気的な吸引力を発生する。前記外側着磁層及び前記内側着磁層はステータ4との間でステータの連結部4c側にスラスト吸引力が発生しているが、磁気吸引バランス部材によるステータの連結部とは反対方向の磁気吸引力によりその力は緩和されスラスト方向の無理な力が発生しなくなり回転の安定性や無用な摩擦力が抑えられる。ロータの回転に伴い渦電流が発生しないように公知の技術たとえば絶縁層を設けた板材の積層構造で構成することやスリットを設けるなどの構成にしても良い。
次に動作を説明する。
図5に示す励磁表に沿って
励磁状態を第1状態の永久磁石1の位置を図6に示す。
この状態から第2状態にコイル通電を切り替えると永久磁石1は左回転し(約17.1428度回転し)図7の状態になる。
この状態から第3状態にコイル通電を切り替えると永久磁石1は左回転(約17.1428度回転し)本実施例では図8の状態になる。
以後、第4状態、第5状態、第6状態、第1状態とコイル通電を切り替えていくことにより順次永久磁石1は左回転していく。
このように順次コイルの通電を切り替えてマグネットを回転させていく。この方法は公知の3相Y字結線ブラシレスモータの駆動シーケンスと同じである。
図10は第2の実施例を示し第1実施例でいうところのベースステータを外側磁極部と内側磁極部とそれらをつなぐ連結部とからなる複数のステータを非磁性材料からなる保持部材で連結したものである。
101は外側磁極部101aと内側磁極部101bと内側磁極部と外側磁極部を連結する連結部101cとからなるステータ、
外側磁極部102aと内側磁極部102bと内側磁極部と外側磁極部を連結する連結部102cとからなるステータ、
103は外側磁極部103aと内側磁極部103bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ、
104は外側磁極部104aと内側磁極部104bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ、
105は外側磁極部105aと内側磁極部105bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ、
106は外側磁極部106aと内側磁極部106bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ、
107は外側磁極部107aと内側磁極部107bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ、
108は外側磁極部108aと内側磁極部108bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ、
109は外側磁極部109aと内側磁極部109bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ
110は外側磁極部110aと内側磁極部110bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ、
111は外側磁極部111aと内側磁極部111bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータ
112は外側磁極部112aと内側磁極部112bと内側磁極部と外側磁極部を連結する不図示の連結部からなるステータであり、ステータ101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112が、非磁性材料の樹脂材料からなるベース円板113に以下のように固定されている。
上記ステータ101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112を第1実施例と同様に外側磁極部、内側磁極部が永久磁石1の外周着磁部1aと内周着磁部1bに対向するように配置され固定している。
請求項中の第1のステータはステータ101、第1の外側磁極部は101a,
第1の内側磁極部は101b、連結部は101cに相当し、
第2のステータはステータ102、第1の外側磁極部は102a,
第2の内側磁極部は102b、連結部は102cに相当するものである。
第1の実施例に対しベースステータのみが変更されたものであり、第1実施例に対しては各ステータが樹脂材料で形成されたベース円板で連結固定されているため軽量で各ステータ間の磁気的なクロストークがなく非常に安定した回転が得られる。
三相ブラシレスモータの駆動の効率アップに適する構造
1は磁石保持部材
1aは外周円筒部、1bは内周円筒部
2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nは外側磁石
3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nは内側磁石
4はベースステータ
4aは外側磁極部
4bは内側磁極部
4cは連結部
5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15、16は外側コイル
17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28は内側コイル
29は磁気吸引バランス部材
101はステータ或いは第1のステータ
102はステータ或いは第2のステータ
1aは外周円筒部、1bは内周円筒部
2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2k,2l,2m,2nは外側磁石
3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3nは内側磁石
4はベースステータ
4aは外側磁極部
4bは内側磁極部
4cは連結部
5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15、16は外側コイル
17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28は内側コイル
29は磁気吸引バランス部材
101はステータ或いは第1のステータ
102はステータ或いは第2のステータ
Claims (3)
- 円筒形状の磁石保持部材と該磁石保持部材の外周面に複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される外側磁石層と該磁石保持部材の内周面に前記外側磁石層と同じ方向の磁界となるように配置された複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される内側磁石層とからなるロータと、
軟磁性材料からなり該ロータの外側磁石層の外周面に隙間をもって対向する第1の外側磁極部と内側磁石層の内周面に隙間をもって対向する内側磁極部と該内周磁極部と前期外側磁極部とをつなぐ連結部を持つ第1ステータと、
前記第1ステータの第1の外側磁極部と連結部の間であって前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され第1ステータに巻回され第1の外側磁極部を励磁する第1の外側コイルと、
前記第1ステータの第1の内側磁極部と連結部の間に前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され第1ステータに巻回され第1の内側磁極部を励磁する第1の内側コイルと、
軟磁性材料からなり該ロータの外側磁石層の外周面に隙間をもって対向する第2の外側磁極部と該ロータの内側磁石層の内周面に隙間をもって対向する第2の内側磁極部と該内周磁極部と前期外側磁極部とをつなぐ連結部を持つ第2ステータと、
前記第2ステータの第2の外側磁極部と連結部の間であって前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され第2ステータに巻回され第2の外側磁極部を励磁する第2の外側コイルと、
前記第2ステータの第2の内側磁極部と連結部の間であって前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され第2ステータに巻回され第2の内側磁極部を励磁する第2の内側コイルと、
前記第1ステータと前期第2ステータを保持し非磁性材料からなる保持部材と、
前記外側着磁層及び前記内側着磁層の軸と並行方向の中心位置よりもステータの連結部とは反対方向に位置し前記外側着磁層及び前記内側着磁層を前記連結部とは反対方向に磁気的な吸引力を発生する軟磁性材料からなる磁気吸引力バランス部材と、
前記外側磁極部とそれと同じ角度範囲に位置する内側磁極部とはお互いに異なる極に励磁する制御回路と
からなるモータ。 - 円筒形状の磁石保持部材と該磁石保持部材の外周面に複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される外側磁石層と該磁石保持部材の内周面に前記外側磁石層と同じ方向の磁界となるように配置された複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される内側磁石層とからなるロータと、
軟磁性材料からなり該ロータの外側磁石層の外周面に隙間をもって前期ロータを中心に等分割角度で対向する複数の外側磁極部と前期ロータを中心に等分割角度で対向する複数の内側磁石層の内周面に隙間をもって対向する複数の内側磁極部と該複数の内周磁極部と前記複数の外側磁極部とをつなぐ連結部を持つ軟磁性材料からなるステータと、
前記ステータの複数の外側磁極部と連結部の間に前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され前記外側磁極部と連結部に間のステータに巻回されそれぞれの外側磁極部を励磁する複数の外側コイルと、
前記ステータの内側磁極部と連結部の間に前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され前記内側磁極部と連結部に間のステータに巻回されそれぞれの内側磁極部を励磁する複数の内側コイルと、
前記外側着磁層及び前記内側着磁層の軸と並行方向の中心位置よりもステータの連結部とは反対方向に位置し前記外側着磁層及び前記内側着磁層を前記連結部とは反対方向に磁気的な吸引力を発生する軟磁性材料からなる磁気吸引力バランス部材と、
前記外側磁極部とそれと同じ角度範囲に位置する内側磁極部とはお互いに異なる極に励磁する制御回路と
からなるモータ。 - 円筒形状の磁石保持部材と該磁石保持部材の外周面に複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される外側磁石層と該磁石保持部材の内周面に前記外側磁石層と同じ方向の磁界となるように配置された複数の扇型板形状であり隣り合う磁石とは異なる極性に着磁された磁石が交互に設けられて構成される内側磁石層とからなるロータと、
軟磁性材料からなり該ロータの外側磁石層の外周面に隙間をもって対向する外側磁極部と該ロータの内側磁石層の内周面に隙間をもって対向する内側磁極部と該内周磁極部と前期外側磁極部とをつなぐ連結部を持つステータと、
前記ステータの外側磁極部と連結部の間に前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され前記外側磁極部と連結部に間のステータに巻回されそれぞれの外側磁極部を励磁する励磁する線径d1なる外側コイルと、
前記ステータの内側磁極部と連結部の間に前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され前記内側磁極部と連結部に間のステータに巻回されそれぞれの内側磁極部を励磁しd1>d2なる線径d2で構成される内側コイルと、からなるステータユニットを複数備え、
前記外側着磁層及び前記内側着磁層の軸と並行方向の中心位置よりもステータの連結部とは反対方向に位置し前記外側着磁層及び前記内側着磁層を前記連結部とは反対方向に磁気的な吸引力を発生する軟磁性材料からなる磁気吸引力バランス部材と、
前記複数のステータユニットは前期ロータを中心に等分割角度で配置され
前記外側磁極部とそれと同じ角度範囲に位置する内側磁極部とはお互いに異なる極に励磁する制御回路と
からなるモータ。
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