JP3234564U - Srモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチドリラクタンスモータにおいて、磁気回路をできるだけ短く構成し効率的な磁束の発生とロータの突極間の伸縮をおさえ振動を防ぐ。
【解決手段】複数の軟磁性材料からなる外側突極部と該外側突極部と同じ位相において複数の軟磁性材料からなる内側突極部とを備えるロータと、ロータの外側突極部の外側に隙間をもって対向し円周上に構成された外側磁極部10aとロータの内側突極部の内側に隙間をもって外側磁極部と対向し円周上に構成された内側磁極部10bとそれらをつなぐ連結部10cを持つステータ10と、外側磁極部と連結部の間であってロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置されステータに巻回され外側磁極部を励磁する外側コイル11〜22と、内側磁極部と連結部の間にロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置されステータに巻回され外側磁極と異なる極性に内側磁極部を励磁する内側コイル23〜33とからなる磁気回路をロータに対し位相の異なる位置に3組配置する。
【選択図】図1

Description

ロータのリラクタンスにより駆動力をえるスイッチドリラクタンスモータ(SRモータに関するものである。
ロータに永久磁石を使用しないモータ、複数の内向きの突極が形成されたステータと、ステータの内径部に複数の外向きの突極を持つ回転可能なロータと、ステータの突極を励磁するコイルをそなえステータの内向き突極を選択的に励磁することによりロータの外向き突極を磁気吸引させてロータに回転力を発生させるSRモータが知られている。
特開2020−080605 特開2021−010211
前記先行技術文献等に記載されているSRモータのコイル通電によって形成される磁気回路は、あるコイルとその同一円周上に配置された別コイルとの間を通過する磁気回路を利用するものであり磁路が長くなり損失が大きくなってしまう。また、ロータも一方の外向きの突極と別の突極との間つまり回転中心を挟んだ外径間での吸引力が働くことによる大きな伸縮が行われ振動を発生してしまう欠点があった。
上記課題を解決するために、外周部に向かう複数の軟磁性材料からなる外側突極部と該外側突極部と同じ位相において内周部に向かう複数の軟磁性材料からなる内側突極部とを備え回転可能に構成されるロータと、
軟磁性材料からなり該ロータの外側突極部の外側に隙間をもって対向し円周上の所定範囲に構成された第1の外側磁極部と該ロータの内側突極部の内側に隙間をもって前記第1の外側磁極部と対向し円周上の所定の範囲に構成された第1の内側磁極部と該第1の内側磁極部と前記第1の外側磁極部とをつなぐ連結部を持つ第1ステータと、
前記第1ステータの第1の外側磁極部と連結部の間であって前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され第1ステータに巻回され第1の外側磁極部を励磁する第1の外側コイルと、
前記第1ステータの第1の内側磁極部と連結部の間に前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され第1ステータに巻回され第1の外側磁極と異なる極性に第1の内側磁極部を励磁する第1の内側コイルと、
軟磁性材料からなり前記第1の外側磁極部と異なる回転位相に配置され該ロータの外側突極部の外側に隙間をもって対向し円周上の所定範囲に構成された第2の外側磁極部と該ロータの内側突極部の内側に隙間をもって前記第2の外側磁極部と対向し円周上の所定の範囲に構成された第2の内側磁極部と該第2の内側磁極部と前記第2の外側磁極部とをつなぐ連結部を持つ第2ステータと、
前記第2ステータの第2の外側磁極部と連結部の間であって前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され第2ステータに巻回され第2の外側磁極部を励磁する第2の外側コイルと、
前記第2ステータの第2の内側磁極部と連結部の間に前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され第2ステータに巻回され第2の外側磁極と異なる極性に第2の内側磁極部を励磁する第2の内側コイルと、
軟磁性材料からなり前記第1の外側磁極および前記第2の外側磁極部と異なる回転位相に配置され該ロータの外側突極部の外側に隙間をもって対向し円周上の所定範囲に構成された第3の外側磁極部と該ロータの内側突極部の内側に隙間をもって前記第3の外側磁極部と対向し円周上の所定の範囲に構成された対向する第3の内側磁極部と該第3の内側磁極部と前記第3の外側磁極部とをつなぐ連結部を持つ第3ステータと、
前記第3ステータの第3の外側磁極部と連結部の間であって前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され第3ステータに巻回され第3の外側磁極部を励磁する第3の外側コイルと、
前記第3ステータの第3の内側磁極部と連結部の間であって前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され第3ステータに巻回され第3の外側磁極と異なる極性に第3の内側磁極部を励磁する第3の内側コイルと、
を備える。
また、更に前記ロータは、軟磁性材料からなりそれぞれが外周部に向かう外側突極部と内周部に向かう内側突極部を持つ複数の突極部材と、該複数の突極部材を等間隔に円周上に保持する非磁性材料の円筒保持部材とから構成される。
上記の構成により、コイル通電によって形成される磁気回路は外側磁極部、内側磁極部、外周面に向かう外側突極部、内周面に向かう内側突極部等で構成され短い回路構成とすることができコイルによりより大きな磁束を発生することができる。また、ロータに加わる磁気吸引力もロータの最外周である外側突極部間で作用するのではなく外側突極部と内側突極部との間の短い距離に働くので大きな収縮もなく振動も抑えられ騒音も防ぐことができる。
本発明の第1の実施例の各部品の構成を示す分解斜視図 組み立て時の断面図 断面平面図 断面平面図
図1から図4は本発明の実施例を示す図であり、図1は各部品の構成を示す分解斜視図、図2は組み立て時の断面図、図3と図4は断面平面図である。
図1において、1は回転円盤であり、円筒部1aと軸部1bがあり軸部1bは後述のベースステータ10の10d部に回転可能に保持されている。
2、3、4,5,6、7、8、9は軟磁性材料からなる突極部材であり、それぞれ外周部に向く面である外側突極部2a、3a、4a,5a,6a、7a、8a、9aと内周部に向かう面である内側突極部2b、3b、4b,5b,6b、7b、8b、9bとを備え前記回転円盤1の円筒部1aに等間隔の回転位相の位置に固着されている。回転円盤1と突極部材2、3、4,5,6、7、8、9で請求項に記載された軟磁性材料からなり外周部に向かう複数の外側突極部と該外側突極部と同じ位相において内周部に向かう複数の内側突極部とを備え回転可能に構成されるロータを構成する。
回転円盤1は必ずしも全体が軟磁性材料である必要はなく、突極部材2、3、4,5,6、7、8、9が少なくとも軟磁性材料で構成されている。突極部材2、3、4,5,6、7、8、9は回転円盤の回転中心に対して45度の角度の同じピッチで配置されている。突極部材2、3、4,5,6、7、8、9と回転円盤1を同一の軟磁性材料で一体的に構成しても良い。これによれば請求項における軟磁性材料からなり外周部に向かう複数の外側突極部と該外側突極部と同じ位相において内周部に向かう複数の内側突極部とを備え回転可能に構成されるロータに対応することになる。
突極部材2、3、4,5,6、7、8、9の外周面に向かう面すなわち外側突極部2a、3a、4a,5a,6a、7a、8a、9aは後述のベースステータ10の外側磁極部10aに半径方向に関しての隙間をもって対向する
突極部材2、3、4,5,6、7、8、9の内周面に向かう面すなわち内側突極部2b、3b、4b,5b,6b、7b、8b、9bは後述のベースステータ10の内側磁極部10bに半径方向に関しての隙間をもって対向する
10は軟磁性材料からなるベースステータで前記突極部材2、3、4,5,6、7、8、9の外周面に向かう面すなわち外側突極部2a、3a、4a,5a,6a、7a、8a、9aに隙間をもって対向する外側磁極部10aが円周を所定の範囲本実施例では12分割された30度ごとに配置されて、内側磁極部10bが前記突極部材2、3、4,5,6、7、8、9の内周面に向かう面すなわち内側突極部2b、3b、4b,5b,6b、7b、8b、9bに隙間をもって対向し所定の範囲本実施例では外側磁極部10aと同じ角度範囲に円周を12分割された30度ごとに配置されている。前記外側磁極部10aと内側磁極部10bとは連結部10c部で磁気的に連結され磁気回路を構成する。
図に示すように複数の外側磁極部と突極部材を挟んで隙間をもってそれに同じ角度範囲で対向する内側磁極部とを連結部を介してつなぐステータをこのベースステータで構成する。
11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22は外側コイルで外側コイル11、外側コイル12、外側コイル13、外側コイル14、外側コイル15、外側コイル16、外側コイル17、外側コイル18、外側コイル19、外側コイル20、外側コイル21、外側コイル22の周方向における順番で前記ベースステータ10の外側磁極部10aと連結部10cの間に前記突極部材2、3、4,5,6、7、8、9とは軸方向に並んで配置され外側磁極部を励磁可能に巻回されている。
外側コイル11,14、17,20は同時に励磁される。これらは公知の3相のSRモータでいうU相を後述の内側コイル23、26、29、32とで形成する。外側コイル12,15、18,21は同時に励磁される。これらは公知の3相のSRモータでいうV相を後述の内側コイル24、27、30、33とで形成する。外側コイル13,16、19,22は同時に励磁される。これらは公知の3相のSRモータでいうW相を後述の内側コイル25、28、31、34とで形成する。23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34は内側コイルであり、
内側コイル23は前記外側コイル11が巻回される外側磁極10aと同じ角度範囲で突極部材を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部10bと連結部10cの間に前記突極部材2、3、4,5,6、7、8、9とは軸方向に並んで配置され、内側磁極部10bを外側コイル11が外側磁極10aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル24は前記外側コイル12が巻回される外側磁極10aと同じ角度範囲で突極部材を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部10bと連結部10cの間に前記突極部材2、3、4,5,6、7、8、9とは軸方向に並んで配置され、内側磁極部10bを外側コイル12が外側磁極10aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル25は前記外側コイル13が巻回される外側磁極10aと同じ角度範囲で突極部材を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部10bと連結部10cの間に前記突極部材2、3、4,5,6、7、8、9とは軸方向に並んで配置され、内側磁極部10bを外側コイル13が外側磁極10aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル26は前記外側コイル14が巻回される外側磁極10aと同じ角度範囲で突極部材を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部10bと連結部10cの間に前記突極部材2、3、4,5,6、7、8、9とは軸方向に並んで配置され、内側磁極部10bを外側コイル14が外側磁極10aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル27は前記外側コイル15が巻回される外側磁極10aと同じ角度範囲で突極部材を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部10bと連結部10cの間に前記突極部材2、3、4,5,6、7、8、9とは軸方向に並んで配置され、内側磁極部10bを外側コイル15が外側磁極10aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル28は前記外側コイル16が巻回される外側磁極10aと同じ角度範囲で突極部材を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部10bと連結部10cの間に前記突極部材2、3、4,5,6、7、8、9とは軸方向に並んで配置され、内側磁極部10bを外側コイル16が外側磁極10aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル29は前記外側コイル17が巻回される外側磁極10aと同じ角度範囲で突極部材を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部10bと連結部10cの間に前記突極部材2、3、4,5,6、7、8、9とは軸方向に並んで配置され、内側磁極部10bを外側コイル17が外側磁極10aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル30は前記外側コイル18が巻回される外側磁極10aと同じ角度範囲で突極部材を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部10bと連結部10cの間に前記突極部材2、3、4,5,6、7、8、9とは軸方向に並んで配置され、内側磁極部10bを外側コイル18が外側磁極10aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル31は前記外側コイル19が巻回される外側磁極10aと同じ角度範囲で突極部材を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部10bと連結部10cの間に前記突極部材2、3、4,5,6、7、8、9とは軸方向に並んで配置され、内側磁極部10bを外側コイル19が外側磁極10aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル32は前記外側コイル20が巻回される外側磁極10aと同じ角度範囲で突極部材を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部10bと連結部10cの間に前記突極部材2、3、4,5,6、7、8、9とは軸方向に並んで配置され、内側磁極部10bを外側コイル20が外側磁極10aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル33は前記外側コイル21が巻回される外側磁極10aと同じ角度範囲で突極部材を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部10bと連結部10cの間に前記突極部材2、3、4,5,6、7、8、9とは軸方向に並んで配置され、内側磁極部10bを外側コイル21が外側磁極10aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
内側コイル34は前記外側コイル22が巻回される外側磁極10aと同じ角度範囲で突極部材を挟んでその内周面に隙間をもって対向する内側磁極部10bと連結部10cの間に前記突極部材2、3、4,5,6、7、8、9とは軸方向に並んで配置され、内側磁極部10bを外側コイル22が外側磁極10aを励磁するのとは異なる極で同時に励磁可能に巻回されている。
ベースステータ10は10d部で前記回転円盤1の軸部1cが回転可能に保持している。
外側コイル11,14,17,20は請求項における第1の外側コイルを構成する。
内側コイル23,26、29、32は請求項における第1の内側コイルを構成する。
外側コイル11,14,17,20で励磁される外側磁極10aが第1の外側磁極を構成する。
内側コイル23,26、29、32で励磁される内側磁極10bが第1の内側磁極を構成する。
上記第1の外側磁極10aと第1の内側磁極10bと連結部10cとで第1ステータを構成する。
外側コイル12,15,18,21は請求項における第2の外側コイルを構成する。
内側コイル24,27、30、33は請求項における第2の内側コイルを構成する。
外側コイル12,15,18,21で励磁される外側磁極10aが第2の外側磁極を構成する。
内側コイル24,27、30、33で励磁される内側磁極10bが第2の内側磁極を構成する。
上記第2の外側磁極10aと第2の内側磁極10bと連結部10cとで第2ステータを構成する。
外側コイル13,16,19,22は請求項における第3の外側コイルを構成する。
内側コイル25,28、31、34は請求項における第3の内側コイルを構成する。
外側コイル13,16,19,22で励磁される外側磁極10aが第3の外側磁極を構成する。
内側コイル25,28、31、34で励磁される内側磁極10bが第3の内側磁極を構成する。
上記第3の外側磁極10aと第3の内側磁極10bと連結部10cとで第3ステータを構成する。
第1ステータと第2ステータと第3ステータとは公知の3相のリラクタンスモータと同様に電気角でそれぞれ120度位相がずれて配置されている。
組み立て時の断面の様子を図2に示す。
図3、図4は突極部材の位置での平面断面図である。
図3で示す状態は、第1の外側コイルである外側コイル11,14,17,20と第1の内側コイルである内側コイル23,26、29、32に通電がなされてそれらコイルにより励磁された第1の外側磁極10aと第1の内側磁極10bが励磁状態にあり、突極部材2、4,6、8の外側突極部2a、4a,6a、8aが第1の外側磁極10aに対向し、内側突極部2b、4b,6b、8bが第1の内側磁極10bに対向する位相に位置だしされている状態である。
この状態では、
第1の外側コイルである外側コイル11と、それに励磁される第1の外側磁極10aと、第1の内側コイルである内側コイル23と、それに励磁される第1の内側磁極10bと、第1の外側磁極10aに対向する外側突極部2aと第1の内側磁極10bに対向する内側突極部2bとを備える突極部材2からなる磁気回路が構成され
第1の外側コイルである外側コイル14と、それに励磁される第1の外側磁極10aと、第1の内側コイルである内側コイル26と、それに励磁される第1の内側磁極10bと、第1の外側磁極10aに対向する外側突極部4aと第1の内側磁極10bに対向する内側突極部4bとを備える突極部材4からなる磁気回路が構成され
第1の外側コイルである外側コイル17と、それに励磁される第1の外側磁極10aと、第1の内側コイルである内側コイル29と、それに励磁される第1の内側磁極10bと、第1の外側磁極10aに対向する外側突極部6aと第1の内側磁極10bに対向する内側突極部6bとを備える突極部材6からなる磁気回路が構成され
第1の外側コイルである外側コイル20と、それに励磁される第1の外側磁極10aと、第1の内側コイルである内側コイル32と、それに励磁される第1の内側磁極10bと、第1の外側磁極10aに対向する外側突極部8aと第1の内側磁極10bに対向する内側突極部8bとを備える突極部材8からなる磁気回路が構成されている状態である。この状態は図6に示す通電シーケンスでは第1の状態に相当する。
突極部材2は外側突極部2aと内側突極部2bとの間で伸びる方向の力を第1の外側磁極10aと第1の内側磁極部10bにより磁気吸引力をうけるが、外側突極部2aと内側突極部2bの間の長さが短いため伸びは少ない。それにより振動の発生は少ない。
同様に、突極部材4は外側突極部4aと内側突極部4bとの間で伸びる方向の力を第1の外側磁極10aと第1の内側磁極部10bにより磁気吸引力をうけるが、外側突極部4aと内側突極部4bの間の長さが短いため伸びは少ない。それにより振動の発生は少ない。突極部材6、8に関しても同様で吸引による伸びは少ないため振動の発生は少ない。
図3に示す状態から
第1の外側コイルである外側コイル11,14,17,20と第1の内側コイルである内側コイル23,26、29、32に通電を遮断し第2の外側コイルである外側コイル12,15,18,21と第2の内側コイルである内側コイル24,27、30、33に通電をおこなうと
それらコイルにより励磁された第2の外側磁極10aと第2の内側磁極10bが励磁状態になり、突極部材3、5,7、9の外側突極部3a、5a,7a、9aが第2の外側磁極10aに対向し、内側突極部3b、5b,7b、9bが第2の内側磁極10bに対向する位相に吸引されロータは右回転する。
この状態では、第2の外側コイルである外側コイル12と、それに励磁される第2の外側磁極10aと、第2の内側コイルである内側コイル24と、それに励磁される第2の内側磁極10bと、第1の外側磁極10aに対向する外側突極部3aと第2の内側磁極10bに対向する内側突極部3bとを備える突極部材3からなる磁気回路が構成され、第2の外側コイルである外側コイル15と、それに励磁される第2の外側磁極10aと、第2の内側コイルである内側コイル27と、それに励磁される第2の内側磁極10bと、第2の外側磁極10aに対向する外側突極部5aと第2の内側磁極10bに対向する内側突極部5bとを備える突極部材5からなる磁気回路が構成される。
第2の外側コイルである外側コイル18と、それに励磁される第2の外側磁極10aと、第2の内側コイルである内側コイル30と、それに励磁される第2の内側磁極10bと、第2の外側磁極10aに対向する外側突極部7aと第2の内側磁極10bに対向する内側突極部7bとを備える突極部材7からなる磁気回路が構成され第2の外側コイルである外側コイル21と、それに励磁される第2の外側磁極10aと、第2の内側コイルである内側コイル33と、それに励磁される第2の内側磁極10bと、第2の外側磁極10aに対向する外側突極部9aと第2の内側磁極10bに対向する内側突極部9bとを備える突極部材9からなる磁気回路が構成されている状態である。この状態は図6に示す通電シーケンスでは第2の状態に相当する。
突極部材3は外側突極部3aと内側突極部3bとの間で伸びる方向の力を第2の外側磁極10aと第2の内側磁極部10bにより磁気吸引力をうけるが、外側突極部3aと内側突極部3bの間の長さが短いため伸びは少ない。それにより振動の発生は少ない。
同様に、突極部材5は外側突極部5aと内側突極部5bとの間で伸びる方向の力を第2の外側磁極10aと第2の内側磁極部10bにより磁気吸引力をうけるが、外側突極部5aと内側突極部5bの間の長さが短いため伸びは少ない。それにより振動の発生は少ない。突極部材7、9に関しても同様で吸引による伸びは少ないため振動の発生は少ない。
更にこの状態から第2の外側コイルである外側コイル12,15,18,21と第2の内側コイルである内側コイル24,27、30、33に通電を遮断し第3の外側コイルである外側コイル13,16,19,22と第3の内側コイルである内側コイル25,28、31、34に通電をおこなうと、それらコイルにより励磁された第3の外側磁極10aと第3の内側磁極10bが励磁状態になり、突極部材4、6,8、2の外側突極部4a、6a,8a、2aが第3の外側磁極10aに対向し、内側突極部4b、6b,8b、2bが第3の内側磁極10bに対向する位相に吸引されロータは右回転する。
この場合も第3の外側コイルである外側コイル13と、それに励磁される第3の外側磁極10aと、第3の内側コイルである内側コイル25と、それに励磁される第3の内側磁極10bと、第2の外側磁極10aに対向する外側突極部4aと第2の内側磁極10bに対向する内側突極部4bとを備える突極部材4からなる磁気回路が構成されている状態となる。
第3の外側コイルである外側コイル16と、それに励磁される第3の外側磁極10aと、第3の内側コイルである内側コイル28と、それに励磁される第3の内側磁極10bと、第3の外側磁極10aに対向する外側突極部6aと第3の内側磁極10bに対向する内側突極部6bとを備える突極部材6からなる磁気回路が構成されている状態となる。
第3の外側コイルである外側コイル19と、それに励磁される第3の外側磁極10aと、第3の内側コイルである内側コイル31と、それに励磁される第3の内側磁極10bと、第3の外側磁極10aに対向する外側突極部8aと第3の内側磁極10bに対向する内側突極部8bとを備える突極部材8からなる磁気回路が構成されている状態となる。
第3の外側コイルである外側コイル22と、それに励磁される第3の外側磁極10aと、第3の内側コイルである内側コイル34と、それに励磁される第3の内側磁極10bと、第3の外側磁極10aに対向する外側突極部2aと第3の内側磁極10bに対向する内側突極部2bとを備える突極部材2からなる磁気回路が構成されている状態となる。
この状態は図6に示す通電シーケンスでは第3の状態に相当する。
突極部材4は外側突極部4aと内側突極部4bとの間で伸びる方向の力を第3の外側磁極10aと第3の内側磁極部10bにより磁気吸引力をうけるが、外側突極部4aと内側突極部4bの間の長さが短いため伸びは少ない。それにより振動の発生は少ない。
同様に、突極部材6は外側突極部6aと内側突極部6bとの間で伸びる方向の力を第3の外側磁極10aと第2の内側磁極部10bにより磁気吸引力をうけるが、外側突極部6aと内側突極部6bの間の長さが短いため伸びは少ない。それにより振動の発生は少ない。突極部材8、2に関しても同様で吸引による伸びは少ないため振動の発生は少ない。
また、上記説明したようにそれぞれが構成する磁気回路の経路の長さが非常に短く構成できるため磁気抵抗による損失が非常に少なく構成できモータの効率が改善される利点がある。
図5は制御回路およびコイル結線を示すブロック図であり、Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、Tr5、Tr6はそれぞれトランジスタで公知の3相SRモータ駆動回路である。図6は通電のシーケンスによるコイルの励磁状態を示すコイル励磁表である。
図5において、第1の外側コイル11と第1の内側コイル23と、第1の外側コイル14と第1の内側コイル26と、第1の外側コイル17と第1の内側コイル29と、第1の外側コイル20と第1の内側コイル32とが並列に接続されており、通電によって前述したように、第1の外側コイル11、14、17、20によって励磁される第1の外側磁極部10aと第1の内側コイル23、26、29、32によって励磁される第1の内側磁極10bとは逆の極性に励磁されるよう巻き方向あるいは接続状態が構成されている。
第1の外側コイル11、14、17、20と第1の内側コイル23、26、29、32はそれによって励磁される第1の外側磁極部10aと第1の内側磁極10bとが逆の極性に励磁されるのであればその中のいずれかあるいはすべてが直列接続であってもよい。
第2の外側コイル12と第2の内側コイル24と、第2の外側コイル15と第2の内側コイル27と、第2の外側コイル18と第2の内側コイル30と、第2の外側コイル21と第2の内側コイル33とが並列に接続されており、通電によって前述したように、第2の外側コイル12、15、18、21によって励磁される第2の外側磁極部10aと第2の内側コイル24、27、30、33によって励磁される第2の内側磁極10bとは逆の極性に励磁されるよう巻き方向あるいは接続状態が構成されている。
第2の外側コイル12、15、18、21と第2の内側コイル24、27、30、33はそれによって励磁される第2の外側磁極部10aと第2の内側磁極10bとが逆の極性に励磁されるのであればその中のいずれかあるいはすべてが直列接続であってもよい。
第3の外側コイル13と第3の内側コイル25と、第3の外側コイル16と第2の内側コイル28と、第3の外側コイル19と第3の内側コイル31と、第3の外側コイル22と第3の内側コイル34とが並列に接続されており、通電によって前述したように、第3の外側コイル13、16、19、22によって励磁される第3の外側磁極部10aと第3の内側コイル25、28、31、34によって励磁される第3の内側磁極10bとは逆の極性に励磁されるよう巻き方向あるいは接続状態が構成されている。
第3の外側コイル13、16、19、22と第2の内側コイル25、28、31、34はそれによって励磁される第3の外側磁極部10aと第3の内側磁極10bとが逆の極性に励磁されるのであればその中のいずれかあるいはすべてが直列接続であってもよい。
図6は通電のシーケンスを示す表でありこの表に示すように第1の状態から第2の状態、第3の状態、第4の状態、第5の状態、第6の状態と順次状態が変わるように通電切り替えを行うことにより前述したように第1の外側コイル11、14、17、20と第1の内側コイル23、26、29、32と第2の外側コイル12、15、18、21と第2の内側コイル24、27、30、33第3の外側コイル13、16、19、22によって励磁される第3の外側磁極部10aと第3の内側コイル25、28、31、34の通電切り替えが行われロータは回転していく。
本実施例では3相ブラシレスモータを例にとって説明を行ったが、相数を限定するものではなく4相、5相といったものに適用可能である。
SRブラシレスモータの駆動の効率アップと低振動化に適する構造
1は磁石保持部材
2、3、4、5、6、7、8、9は突極部材
10はベースステータ
10aは外側磁極部
10bは内側磁極部
10cは連結部
11、14、17、20は第1の外側コイル
23,26、29、32は第1の内側コイル
12、15、18、21は第2の外側コイル
24、27、30、33は第2の内側コイル
13、16、19、22は第3の外側コイル
25、28、31、34は第3の内側コイル
本発明の実施例の各部品の構成を示す分解斜視図 本発明の実施例の組み立て時の断面図 本発明の実施例の断面平面図 本発明の実施例の断面平面図 制御回路及びコイル結線を示すブロック図 通電シーケンスを示す表

Claims (1)

  1. 外周部に向かう複数の軟磁性材料からなる外側突極部と該外側突極部と同じ位相において内周部に向かう複数の軟磁性材料からなる内側突極部とを備え回転可能に構成されるロータと、
    軟磁性材料からなり該ロータの外側突極部の外側に隙間をもって対向し円周上の所定範囲に構成された第1の外側磁極部と該ロータの内側突極部の内側に隙間をもって前記第1の外側磁極部と対向し円周上の所定の範囲に構成された第1の内側磁極部と該第1の内側磁極部と前記第1の外側磁極部とをつなぐ連結部を持つ第1ステータと、
    前記第1ステータの第1の外側磁極部と連結部の間であって前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され第1ステータに巻回され第1の外側磁極部を励磁する第1の外側コイルと、
    前記第1ステータの第1の内側磁極部と連結部の間に前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され第1ステータに巻回され第1の外側磁極と異なる極性に第1の内側磁極部を励磁する第1の内側コイルと、
    軟磁性材料からなり前記第1の外側磁極部と異なる回転位相に配置され該ロータの外側突極部の外側に隙間をもって対向し円周上の所定範囲に構成された第2の外側磁極部と該ロータの内側突極部の内側に隙間をもって前記第2の外側磁極部と対向し円周上の所定の範囲に構成された第2の内側磁極部と該第2の内側磁極部と前記第2の外側磁極部とをつなぐ連結部を持つ第2ステータと、
    前記第2ステータの第2の外側磁極部と連結部の間であって前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され第2ステータに巻回され第2の外側磁極部を励磁する第2の外側コイルと、
    前記第2ステータの第2の内側磁極部と連結部の間に前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され第2ステータに巻回され第2の外側磁極と異なる極性に第2の内側磁極部を励磁する第2の内側コイルと、
    軟磁性材料からなり前記第1の外側磁極および前記第2の外側磁極部と異なる回転位相に配置され該ロータの外側突極部の外側に隙間をもって対向し円周上の所定範囲に構成された第3の外側磁極部と該ロータの内側突極部の内側に隙間をもって前記第3の外側磁極部と対向し円周上の所定の範囲に構成された対向する第3の内側磁極部と該第3の内側磁極部と前記第3の外側磁極部とをつなぐ連結部を持つ第3ステータと、
    前記第3ステータの第3の外側磁極部と連結部の間であって前記ロータの外側磁石層とは軸方向に並んで配置され第3ステータに巻回され第3の外側磁極部を励磁する第3の外側コイルと、
    前記第3ステータの第3の内側磁極部と連結部の間であって前記ロータの内側磁石層とは軸方向に並んで配置され第3ステータに巻回され第3の外側磁極と異なる極性に第3の内側磁極部を励磁する第3の内側コイルと、
    を備えるモータ。
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