JP3227826U - 装飾付きマスク - Google Patents
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Abstract
【課題】目を引く装飾を簡単に、且つ、安価に設けることが可能な装飾付きマスクを提供する。
【解決手段】本体部10は、装着者の口及び鼻腔周辺を覆う形状及び大きさを有するシートからなる。一対の引っ掛け部11a、11bは、開口部11a1、11b1を有し、本体部10の両側部10a、10bにそれぞれ設けられ、開口部11a1、11b1を装着者の両側部の耳に引っ掛けることで使用される。装飾部12は、ラインストーン、スワロフスキー(登録商標)製クリスタル、ホットフィックス、ファンシーストーン、チャトン、ソーオンのいずれかの装飾部材を含み、本体部10の表面10c、本体部10の裏面、一対の引っ掛け部11a、11bの表面のいずれかに、接着により設けられる。
【選択図】図1
【解決手段】本体部10は、装着者の口及び鼻腔周辺を覆う形状及び大きさを有するシートからなる。一対の引っ掛け部11a、11bは、開口部11a1、11b1を有し、本体部10の両側部10a、10bにそれぞれ設けられ、開口部11a1、11b1を装着者の両側部の耳に引っ掛けることで使用される。装飾部12は、ラインストーン、スワロフスキー(登録商標)製クリスタル、ホットフィックス、ファンシーストーン、チャトン、ソーオンのいずれかの装飾部材を含み、本体部10の表面10c、本体部10の裏面、一対の引っ掛け部11a、11bの表面のいずれかに、接着により設けられる。
【選択図】図1
Description
本考案は、装飾付きマスクに関する。
従来より、マスクに装飾品を付けたり、広告表示を行ったりして、マスクを目立たせたり、広告媒体として利用したりする技術が存在する。例えば、特開2006−320475号公報(特許文献1)には、使用者の口許とその周辺を被覆するための本体部および該本体部の両側から使用者の頭部に装着可能なようにそれぞれ延びる装着部を有するマスクと、該マスクを内包する包装部材と、を備える配布用マスクが開示されている。このマスクには、その装着時に本体部の第三者から視認可能な位置に広告宣伝用の装飾が表示されている。これにより、広告・宣伝等の表示の効果を向上させ得る配布用マスクを提供することが出来るとしている。
又、特開2007−171889号公報(特許文献2)には、粉塵及び花粉から呼吸器官を守るマスクに装着することにより、このマスクを広告媒体として活用することができる、広告スペースを備えた、着脱可能なシートが開示されている。これにより、シート数枚にそれぞれ異なる広告を表示しておくことにより、広告したい場所において交換することも可能となり、これをマスクに装着することによって、このマスクを移動広告媒体として活用できるという利点があるとしている。
又、実用新案登録第3165413号公報(特許文献3)には、使用者の口及び鼻腔周辺を覆う形状及び大きさを有するシート体からなるマスク本体と、マスク本体の両側に設けられる使用者の耳又は後頭部に係合する紐体からなる固定紐と、マスク本体の裏面に施される広告表示とを有する広告付きマスクが開示されている。これにより、使用者は広告表示に気を使うことなく、マスクを使用できるので、マスクの使用頻度が上がり、一日〜数日の間、使用者がマスクの着脱を行う度に広告を目にする機会が増えることになる。また、広告が使用時には隠れるので、広告をマスクの広範囲に施しても、使用者にとってあまり気になることがないとしている。
又、特開2017−192679号公報(特許文献4)には、マスクに取り付け具でアクセサリー等の装飾品を脱着可能にして、マスクを土台にコミュニケーションをアップするマスク用アクセサリーが開示されている。これにより、マスクに自由なアクセサリーをつけることで、個性の演出ができるとしている。又、一度使ったマスクを外しても、同僚等のマスクと区別ができたり、裏表の区別もしやすいとしている。
ここで、マスクへ装飾部材を取り付ける場合、マスクに簡単に設けることが可能で、且つ、安価に設けることが出来ると好ましい。
特許文献1−4に記載の技術では、装飾部材の設け方や製造コストについて何ら考慮されていないという課題がある。
そこで、本考案は、上述の課題を解決するためになされたものであり、目を引く装飾を簡単に、且つ、安価に設けることが可能な装飾付きマスクを提供することを目的とする。
本考案に係る装飾付きマスクは、本体部と、一対の引っ掛け部と、装飾部と、を備える。本体部は、装着者の口及び鼻腔周辺を覆う形状及び大きさを有するシートからなる。一対の引っ掛け部は、開口部を有し、前記本体部の両側部にそれぞれ設けられ、前記開口部を前記装着者の両側部の耳に引っ掛けることで使用される。装飾部は、ラインストーン、スワロフスキー製クリスタル、ホットフィックス、ファンシーストーン、チャトン、ソーオンのいずれかを含み、前記本体部の表面、前記本体部の裏面、前記一対の引っ掛け部の表面のいずれかに設けられる。
本考案によれば、目を引く装飾を簡単に、且つ、安価に設けることが可能となる。
以下に、添付図面を参照して、本考案の実施形態について説明し、本考案の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本考案に係る装飾付きマスク1は、図1に示すように、本体部10と、一対の引っ掛け部11a、11bと、装飾部12と、を備える。
本体部10は、装着者の口及び鼻腔周辺を覆う形状及び大きさを有するシートからなる。一対の引っ掛け部11a、11bは、開口部11a1、11b1を有し、本体部10の両側部10a、10bにそれぞれ設けられ、開口部11a1、11b1を装着者の両側部の耳に引っ掛けることで使用される。装飾部12は、ラインストーン、スワロフスキー製クリスタル、ホットフィックス、ファンシーストーン、チャトン、ソーオンのいずれかの装飾部材を含み、本体部10の表面10cに、接着により設けられる。
ここで、ラインストーンとは、ファセット・カットされた水晶、ガラス又はアクリル樹脂製のダイヤモンド類似石を意味する。スワロフスキー製クリスタル(スワロフスキー製クリスタルガラス)とは、通常のクリスタルガラス{酸化鉛(PbO)の含有量比は約24%}に比べ、酸化鉛が最低32%と多くなっているクリスタルであり、光の反射加減により虹色に見えるクリスタルを意味する。ホットフィックスとは、熱で溶ける特殊なグルー(ボンド)が裏面についたラインストーンを意味する。ファンシーストーンとは、立体的ストーンを意味し、ジュエリーにインスパイアされたクラシカルなカットからトレンディなカットが施された高級ストーンのスワロフスキー製のファンシーストーンも含む。チャトンとは、裏面がVカットのストーンを意味する。ソーオンとは、縫い付け用の穴が開いたストーンを意味する。
これにより、目を引く装飾を簡単に、且つ、安価に設けることが可能となる。即ち、本考案では、本体部10の表面10cに装飾部材を装飾部12として直接接着することで、マスクの本体部に着脱可能なファスナーやスナップ等の着脱部材を設ける必要が無く、煌びやかな装飾部材だけを目立たせることが可能となり、目を引く装飾を簡単に設けることが出来る。
又、装飾部材は、接着により直接固定される。そのため、着脱可能な着脱部材を用いることが無いことから、部品点数が増加することなく、直接加工により、装飾部材を装飾付きマスク1の本体部10に安価に設けることが可能となる。安価に製造することが出来るため、ノベルティグッツとしても利用することが出来る。
ここで、接着とは、例えば、接着剤を用いて装飾部材を本体部10の表面10cに固定することや接着シートを用いて装飾部材を本体部10の表面10cに熱転写して固定することを意味するが、他の方法により固定しても構わない。
又、装飾部12の装飾部材の種類や数、構成に特に限定は無く、例えば、図1に示すように、複数種類の装飾部材を本体部10の表面10cに設けるよう構成しても良い。尚、点線で囲まれた領域は、例えば、装飾部材が設けられる領域を示し、図1には、代表的な装飾部材を示しており、他の図面でも同様である。
又、装飾部12の形状や設置位置に特に限定は無いが、例えば、図1に示すように、本体部10の表面10cの下方側に沿って横長の長方形に設けられても良いし、図2に示すように、本体部10の表面10cの全面に沿った横長の長方形、本体部10の表面10cのうち、鼻腔周辺を除いた凹状の形状、本体部10の表面10cの中央に沿った縦長の長方形、本体部10の表面10cの中央に沿った横長の長方形、本体部10の表面10cの両側に沿った二つの縦長の長方形、本体部10の表面10cの上下の端部に沿った二つの横長の長方形などを挙げることが出来る。
又、一対の引っ掛け部11a、11bの構成に特に限定は無いが、例えば、図1に示すように、ゴム紐の両端を本体部10の一方の側部10a(又は他方の側部10b)の上下に固着することで構成しても良いし、本体部10の一方の側10a(又は他方の側10b)に筒体を形成し、その筒体に、ゴム紐の一方の端部を通して、ゴム紐の他方の端部に固着することで、ゴム紐のループを形成して構成しても構わない。
又、本体部10の構成に特に限定は無く、図1では、長方形の布のシートで構成しても良いし、図3に示すように、立体的な展開を可能とするように左右方向に沿って設けられた複数のタック10dを有する不織布のシートで構成しても良い。又、図3に示すように、装飾部12は、複数種類の装飾部材を装飾付きマスク1の本体部10の長手方向に沿って配置する構成にしても良い。
更に、装飾付きマスク1は、装飾部12に加えて、本体部10の表面10cに、文字、図形、記号のいずれか又はこれらの組み合わせの広告用の情報を、印刷、刺繍、型押しのいずれかにより直接設けることで構成される広告表示部13を備えても構わない。
ここで、印刷とは、広告用の情報に従ってインクを本体部10の表面10cに写すことを言う。刺繍とは、広告用の情報に従って糸を本体部10の表面10cに縫うことを言う。型押しとは、広告用の情報に従った凹凸のある金属盤を加熱して本体部10の表面10cに所定の圧力で押し付けることで、凹凸の模様を本体部10の表面10cに付けることを言う。
このように、装飾部12に広告表示部13を組み合わせることで、更に、目を引く装飾付きマスク1にすることが出来るとともに、広告表示部13は直接固定するため、安価に製造することが可能となる。
ここで、広告表示部13は、「ABCDEFGHIJK」の文字や会社名、商号、名称、住所、電話番号、ファクシミリ番号、ホームページのアドレスなどでも良いし、写真や地図などの図形でも良いし、商標やロゴなどでも構わない。もちろん、広告用の情報の文字、図形、記号のサイズは問わず、本体部10の表面10cのサイズに合わせて適宜設定される。
又、本考案に係る装飾付きマスク1について、例えば、図4に示すように、本体部10を、装着者の口及び鼻腔周辺の半分を覆うような二枚のポリウレタン製の略三角形状で、一方の角の近くに開口部11a1、11b1を有し、残りの二つの角で囲まれた一辺で接合した形状に構成しても良い。この場合、一対の引っ掛け部11a、11bは、本体部10と一体的に構成され、本体部10の両側部10a、10bは、本体部10と一対の引っ掛け部11a、11bとの境界に存在する。又、装飾部12は、本体部10の表面10cの両側部(一側部)の下方(又は上方)にそれぞれ設けられても良い。このように、装飾部12を本体部10の表面10cの一部にワンポイント的に設けることで、装着者が周りの目を気にすることなく装飾付きマスク1を装着することが出来る。尚、上述と同様に、広告表示部13を適宜追加しても構わない。
又、装飾部12は、広告表示部13における広告用の情報のように、文字、図形、記号のいずれか又はこれらの組み合わせになるように構成しても構わない。図4では、装飾部12は、装飾部材を「C」の字に配置して、「C」の字を表したり、装飾部材を「0」の字に配置して、「0」の字を表したりしている。これにより、装飾部12は、広告表示部13を兼ねることが可能となる。
又、上述では、装飾部12は、本体部10の表面10cに装飾部材が設けることで構成したが、他の実施形態として、図示しないが、本体部10の裏面に装飾部材が設けられることで構成されても構わない。
又、上述では、装飾部12は、本体部10の表面10c又は裏面に装飾部材を設けることで構成したが、他の実施形態として、例えば、図5に示すように、一対の引っ掛け部11a、11bの表面に、装飾部材を設けることが出来るスペースが存在する場合は、装飾部12は、一対の引っ掛け部11a、11bの表面に装飾部材を設けることで構成しても構わない。図5では、複数のタック10dを有する不織布の本体部10を一例として挙げているが、布製であってもポリウレタン製であっても良いし、他の材質であっても構わない。一対の引っ掛け部11a、11bが紐で構成されず、帯で構成されている場合には、装飾部材を設けることが出来る。尚、装飾部材の位置に特に限定は無く、一対の引っ掛け部11a、11bの一端又は両端の近傍でも良いし、中央でも良い。
ここで、装飾部材を設ける場合、一対の引っ掛け部11a、11bのいずれか、又は両方に設けても良い。尚、上述のように、装飾部12に加えて、広告表示部13を、本体部10の表面10c又は裏面に設けても構わない。これにより、装飾部12による目を引く効果と、宣伝広告の効果を更に得ることが可能となる。もちろん、広告表示部13を装飾部材で構成して、装飾部12を広告表示部13に兼ねても構わない。
以上のように、本考案に係る装飾付きマスクは、布製のマスクはもちろん、不織布製のマスクやポリウレタン製のマスクなど、あらゆるマスクに有用であり、目を引く装飾を簡単に、且つ、安価に設けることが可能な装飾付きマスクとして有効である。
1 装飾付きマスク
10 本体部
11a、11b 一対の引っ掛け部
12 装飾部
10 本体部
11a、11b 一対の引っ掛け部
12 装飾部
Claims (1)
- 装着者の口及び鼻腔周辺を覆う形状及び大きさを有するシートからなる本体部と、
開口部を有し、前記本体部の両側部にそれぞれ設けられ、前記開口部を前記装着者の両側部の耳に引っ掛けることで使用される一対の引っ掛け部と、
ラインストーン、スワロフスキー製クリスタル、ホットフィックス、ファンシーストーン、チャトン、ソーオンのいずれかを含み、前記本体部の表面、前記本体部の裏面、前記一対の引っ掛け部の表面のいずれかに設けられる装飾部と、
を備える装飾付きマスク。
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JP2020001735U JP3227826U (ja) | 2020-05-13 | 2020-05-13 | 装飾付きマスク |
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Cited By (2)
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KR102282204B1 (ko) * | 2020-11-11 | 2021-07-27 | 이용호 | 홍보 기능을 구비한 마스크 |
JP7019853B1 (ja) * | 2021-03-29 | 2022-02-15 | 有限会社倉谷製帽所 | 印刷可能マスク |
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2020
- 2020-05-13 JP JP2020001735U patent/JP3227826U/ja not_active Expired - Fee Related
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