JP3227773B2 - 密閉式鉛蓄電池 - Google Patents
密閉式鉛蓄電池Info
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- JP3227773B2 JP3227773B2 JP08996692A JP8996692A JP3227773B2 JP 3227773 B2 JP3227773 B2 JP 3227773B2 JP 08996692 A JP08996692 A JP 08996692A JP 8996692 A JP8996692 A JP 8996692A JP 3227773 B2 JP3227773 B2 JP 3227773B2
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- Japan
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- separator
- acid battery
- sealed lead
- plastic film
- film
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Cell Separators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は密閉式鉛蓄電池に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種蓄電池の発電要素は、図2
に示すように、セパレ−タ4を介して交互に積層された
極板群が電槽6に挿入されているのが一般的である。か
かる構造の蓄電池は、通常の使用方法ではかなりの寿命
性能を有する。
に示すように、セパレ−タ4を介して交互に積層された
極板群が電槽6に挿入されているのが一般的である。か
かる構造の蓄電池は、通常の使用方法ではかなりの寿命
性能を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、過度の振動
や衝撃を受けた場合や、充放電サイクルで軟化した正極
活物質が振動や衝撃を受けた場合には、活物質が脱落し
て極板群の底部や側部で正・負極板間の短絡を起こし、
放電できなくなってしまう。
や衝撃を受けた場合や、充放電サイクルで軟化した正極
活物質が振動や衝撃を受けた場合には、活物質が脱落し
て極板群の底部や側部で正・負極板間の短絡を起こし、
放電できなくなってしまう。
【0004】このような問題の対策として、図3に示す
ように、正または負極板を、断面U字状に折り曲げたセ
パレ−タに正または負極板を挾んだ構造とすることによ
り、底部での短絡を防止せんとする提案もある。しかし
ながら、この構造によっても、側部の短絡を防止するこ
とはできない。特にエネルギ−密度を高めた小容量密閉
式鉛蓄電池では、電槽側壁と極板側部との間隔が狭く、
僅かの活物質の脱落でも極板群の側部で短絡をおこす危
険性が高い。
ように、正または負極板を、断面U字状に折り曲げたセ
パレ−タに正または負極板を挾んだ構造とすることによ
り、底部での短絡を防止せんとする提案もある。しかし
ながら、この構造によっても、側部の短絡を防止するこ
とはできない。特にエネルギ−密度を高めた小容量密閉
式鉛蓄電池では、電槽側壁と極板側部との間隔が狭く、
僅かの活物質の脱落でも極板群の側部で短絡をおこす危
険性が高い。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、その目的とするところは、寿
命性能の優れた密閉式鉛蓄電池を提供する点にある。
めに成されたものであり、その目的とするところは、寿
命性能の優れた密閉式鉛蓄電池を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、極板
群の底部及び側部に配設されたプラスチックフイルムを
セパレータの底部及び側部の縁に一体に溶着させた密閉
式鉛蓄電池であって、前記プラスチックフイルムとし
て、前記セパレータの底部及び側部の縁に接する面が他
面よりも低温で溶融する多層フイルムを用いることを特
徴とする密閉式鉛蓄電池とすることにより、従来の課題
を解決せんとするものである。
群の底部及び側部に配設されたプラスチックフイルムを
セパレータの底部及び側部の縁に一体に溶着させた密閉
式鉛蓄電池であって、前記プラスチックフイルムとし
て、前記セパレータの底部及び側部の縁に接する面が他
面よりも低温で溶融する多層フイルムを用いることを特
徴とする密閉式鉛蓄電池とすることにより、従来の課題
を解決せんとするものである。
【0007】
【作用】極板群の底部及び側部に配設されたプラスチッ
クフイルムを備え、そのプラスチックフイルムはセパレ
ータの底部及び側部に一体に溶着されているので、脱落
した活物質による隣接極板間での短絡を防ぐことができ
る。しかも、セパレータの底部及び側部の縁に接する面
が他面よりも低温で溶融する多層フイルムを用いること
により、接合性を増したりプラスチックフイルム強度を
保ったりすることができる。
クフイルムを備え、そのプラスチックフイルムはセパレ
ータの底部及び側部に一体に溶着されているので、脱落
した活物質による隣接極板間での短絡を防ぐことができ
る。しかも、セパレータの底部及び側部の縁に接する面
が他面よりも低温で溶融する多層フイルムを用いること
により、接合性を増したりプラスチックフイルム強度を
保ったりすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例を示す図面を用いて説
明する。図1は本発明の1実施例である密閉式鉛畜電池
の極板群を示すである。同図において、1は極板群の側
部及び底部に配置したプラスチックフイルムであり、極
板群側部の部分を一部欠落状態で図示してある。このプ
ラスチックフイルムは、セパレ−タの側部及び底部の縁
5に、熱溶着等により、一体に接合されている。プラス
チックフイルムとセパレ−タとの接合はセパレ−タの側
部及び底部の全縁部で行うのが最も効果的であるが、必
ずしもこれに限るものではなく、プラスチックフイルム
とセパレ−タとの接合部間隙から短絡が生じない程度
に、適度に不連続に接合させてもよい。
明する。図1は本発明の1実施例である密閉式鉛畜電池
の極板群を示すである。同図において、1は極板群の側
部及び底部に配置したプラスチックフイルムであり、極
板群側部の部分を一部欠落状態で図示してある。このプ
ラスチックフイルムは、セパレ−タの側部及び底部の縁
5に、熱溶着等により、一体に接合されている。プラス
チックフイルムとセパレ−タとの接合はセパレ−タの側
部及び底部の全縁部で行うのが最も効果的であるが、必
ずしもこれに限るものではなく、プラスチックフイルム
とセパレ−タとの接合部間隙から短絡が生じない程度
に、適度に不連続に接合させてもよい。
【0009】プラスチックフイルムとしてセパレータの
側部及び底部の縁に接する側がより低温で溶融するフイ
ルムから成る多層フイルムを用いれば、熱板または熱風
で該フイルムをセパレータに溶着させた場合、セパレー
タの側部及び底部の縁に接する部分だけが溶融し反対部
分を溶融させずに形成する事が出来るので、溶着後のフ
イルム強度をあまり低下させずにすむ。また、セパレー
タとしてガラス繊維とプラスチック繊維の混合物を使用
するとフイルムの溶着時に該プラスチック繊維も溶融接
合するので溶着強度を増すことができる。
側部及び底部の縁に接する側がより低温で溶融するフイ
ルムから成る多層フイルムを用いれば、熱板または熱風
で該フイルムをセパレータに溶着させた場合、セパレー
タの側部及び底部の縁に接する部分だけが溶融し反対部
分を溶融させずに形成する事が出来るので、溶着後のフ
イルム強度をあまり低下させずにすむ。また、セパレー
タとしてガラス繊維とプラスチック繊維の混合物を使用
するとフイルムの溶着時に該プラスチック繊維も溶融接
合するので溶着強度を増すことができる。
【0010】次に、プラスチックフイルムを熱溶着によ
りセパレ−タの側部及び底部の全縁部に一体に接合させ
た極板群を用いて、常法に従って公称容量2AH、電圧
12Vの密閉式鉛蓄電池を製作し、これを全振幅4mm
で毎分1000回の振動を60分加え、1mの高さから
堅木上に5回落下させた後、2時間率の放電と10時間
の充電による容量確認を行い、それぞれ10個の電池の
うち5個の電池の容量が初期容量の50%以下になるま
で上記の振動、衝撃、容量試験を繰り返した。その結果
を表1に示す。
りセパレ−タの側部及び底部の全縁部に一体に接合させ
た極板群を用いて、常法に従って公称容量2AH、電圧
12Vの密閉式鉛蓄電池を製作し、これを全振幅4mm
で毎分1000回の振動を60分加え、1mの高さから
堅木上に5回落下させた後、2時間率の放電と10時間
の充電による容量確認を行い、それぞれ10個の電池の
うち5個の電池の容量が初期容量の50%以下になるま
で上記の振動、衝撃、容量試験を繰り返した。その結果
を表1に示す。
【0011】
【表1】
【0012】同結果から明らかなように、本発明によれ
ば、振動や衝撃に対する耐久性が著しく改善された密閉
式鉛蓄電池が提供される。
ば、振動や衝撃に対する耐久性が著しく改善された密閉
式鉛蓄電池が提供される。
【0013】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明に係る密閉式鉛
蓄電池は、極板群の底部及び側部に配設されたプラスチ
ックフイルムを備え、そのプラスチックフイルムはセパ
レ−タの底部及び側部の縁に一体に接合されているの
で、脱落した活物質による隣接極板間での短絡を防ぐこ
とができる。しかも、セパレ−タがガラス繊維とプラス
チック繊維の混合物よりセパレ−タを用いることや、セ
パレ−タに接する面が他面よりも低温で溶融する多層フ
イルムであるプラスチックフイルムを用いることによ
り、接合性を増したりプラスチックフイルム強度を保っ
たりでき、より短絡による短寿命化を防ぐことができ
る。本発明の価値は大きい。
蓄電池は、極板群の底部及び側部に配設されたプラスチ
ックフイルムを備え、そのプラスチックフイルムはセパ
レ−タの底部及び側部の縁に一体に接合されているの
で、脱落した活物質による隣接極板間での短絡を防ぐこ
とができる。しかも、セパレ−タがガラス繊維とプラス
チック繊維の混合物よりセパレ−タを用いることや、セ
パレ−タに接する面が他面よりも低温で溶融する多層フ
イルムであるプラスチックフイルムを用いることによ
り、接合性を増したりプラスチックフイルム強度を保っ
たりでき、より短絡による短寿命化を防ぐことができ
る。本発明の価値は大きい。
【図1】本発明の1実施例の極板群を示す図である。
【図2】従来の密閉式鉛蓄電池の構造を示す要部縦断面
図である。
図である。
【図3】従来の密閉式鉛蓄電池の構造を示す要部縦断面
図である。
図である。
1 プラスチックフイルム 2 正極板 3 負極板、 4 セパレ−タ 4a 底部を折り曲げたセパレ−タ、 5 プラスチックフイルムとセパレ−タとの接合個所 6 電槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 三宅 正之 (56)参考文献 実開 昭52−60722(JP,U) 実開 平2−141955(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 2/14 - 2/18 H01M 10/06 - 10/12
Claims (1)
- 【請求項1】 極板群の底部及び側部に配設されたプラ
スチックフイルムをセパレータの底部及び側部の縁に一
体に溶着させた密閉式鉛蓄電池であって、前記プラスチ
ックフイルムとして、前記セパレータの底部及び側部の
縁に接する面が他面よりも低温で溶融する多層フイルム
を用いたことを特徴とする密閉式鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08996692A JP3227773B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 密閉式鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08996692A JP3227773B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 密閉式鉛蓄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05258739A JPH05258739A (ja) | 1993-10-08 |
JP3227773B2 true JP3227773B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=13985431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08996692A Expired - Fee Related JP3227773B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 密閉式鉛蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3227773B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4880113B2 (ja) * | 2000-11-21 | 2012-02-22 | 日東電工株式会社 | 電池用セパレータおよびそれを用いた電極群 |
KR102221807B1 (ko) * | 2014-08-11 | 2021-03-02 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지 |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP08996692A patent/JP3227773B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05258739A (ja) | 1993-10-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |