JP3227399B2 - 標準砂の供給方法及びその装置 - Google Patents

標準砂の供給方法及びその装置

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JP3227399B2
JP3227399B2 JP34637996A JP34637996A JP3227399B2 JP 3227399 B2 JP3227399 B2 JP 3227399B2 JP 34637996 A JP34637996 A JP 34637996A JP 34637996 A JP34637996 A JP 34637996A JP 3227399 B2 JP3227399 B2 JP 3227399B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、練鉢内の
でセメントと定量水と標準砂とをミキサーにより混練し
てモルタルとするに際して、適量の標準砂をミキサーに
供給するるための標準砂の供給方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】セメントモルタルにより成形されたモル
タル成形体としての供試体は、強さ試験が必要とされて
いるが、その試験方法はISO法及びJIS法にそれぞ
れ規定されている。
【0003】具体的には、上記法に規定されたとおりの
セメントと水とを混練し、その混練中に標準砂を一定量
で且つ一定時間で供給、混練した後に、更に一定時間混
練しモルタルを作る。
【0004】次に、混練したモルタルを型枠に型詰め
し、型枠の上面のモルタルを削り取り上面を平滑にし、
モルタルの水分の蒸発を防ぐため上板をおく。
【0005】このようにしたモルタルを一昼夜、規定の
温度及び湿度条件下で養生する。養生の終わったモルタ
ルを型枠から脱型し、セメント種、試験日等のIDを書
いた上で、養生水槽で必要な日数養生させる。そして、
養生の終了した供試体に対して、圧縮強さ試験を実施
し、セメントの強さ試験データとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記供
試体の成形に際し、セメントと水の計量を電子天秤で、
セメント、水及び標準砂の混練をミキサーで行う他は、
作業者が手作業で行っているのが現状である。
【0007】特に、標準砂をミキサーにセットされた練
鉢に供給する作業は、予め所定の標準砂が詰められた袋
を作業者が適宜開封し、その標準砂袋を持ち、且つ時間
を計測しながら所定の時間に一定量の標準砂を練鉢に投
入している。この結果、作業能率が非常に悪く、また、
所定の時間に一定量の標準砂を練鉢に投入する作業は熟
練を要し、均一の供試体が作り難いという欠点があっ
た。
【0008】本発明は、上記の如き従来の問題点に鑑み
てなされたもので、従来手作業で行っていた標準砂の練
鉢への供給を機械で自動的に行えるようにして、作業能
率の向上と供試体の均一化を図ることができるようにす
ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために標準砂の供給方法及びその装置としてなさ
れたもので、標準砂の供給装置としての特徴は、適量の
標準砂をミキサー30に搬送し、セメントと定量水が入れ
られた練鉢9に供給可能な標準砂の供給装置であって、
標準砂が収容されるカセット19と、循環移動すると共に
前記カセット19が収容される上面開口状の複数の容器18
を備え、前記カセット19を搬送する標準砂搬送装置17
と、所定の時間に一定量の標準砂を練鉢9に供給できる
ように、下端の取り出し開口の大きさをシャッター板に
より調整可能な標準砂ホッパー38と、前記標準砂搬送装
置17の容器18からカセット19を取り出して前記標準砂ホ
ッパー38に搬送するための搬送用ロボット40とを備えて
なることにある。
【0010】また、適量の標準砂をミキサー30に搬送
し、セメントと定量水が入れられた練鉢9に供給可能な
標準砂の供給装置であって、適量の標準砂が袋詰めされ
てなる標準砂袋詰70が収容されるカセット19と、循環移
動すると共に前記カセット19が収容される上面開口状の
複数の容器18を備え、前記カセット19を搬送する標準砂
搬送装置17と、標準砂搬送装置17の容器18からカセット
19を取り出して前記ミキサー30に標準砂を搬送するため
の搬送用ロボット40とを備え、前記ミキサー30には、所
定の時間に一定量の標準砂を練鉢9に供給できるよう
に、下端の取り出し開口の大きさをシャッター板により
調整可能な標準砂ホッパー38が設けられ、更に、標準砂
をカセット19から標準砂ホッパー38に供給できるよう
に、前記標準砂袋詰70の袋を破断するための破断手段78
が、標準砂ホッパー38上部に設けられていることにあ
る。
【0011】更に、適量の標準砂をミキサー30に搬送
し、セメントと定量水が入れられた練鉢9に供給可能な
標準砂の供給装置であって、循環移動すると共に適量の
標準砂が袋詰めされてなる標準砂袋詰70が収容される上
面開口状の複数の容器18を備えた標準砂搬送装置17と、
セメント及び定量水が供給された練鉢9に標準砂を供給
できるように、下端の取り出し開口の大きさをシャッタ
ー板により調整可能な標準砂ホッパー38と、前記標準砂
搬送装置17から標準砂袋詰70を標準砂供給手段38に搬送
する搬送用ロボット40と、標準砂を標準砂ホッパー38に
供給できるように、標準砂袋詰70の袋を破断すべく前記
標準砂ホッパー38の上部に取り付けられた破断手段78と
が設けられてなることにある。
【0012】また、標準砂の供給方法としての特徴は、
練鉢9内でセメントと定量水と標準砂とをミキサー30に
より混練してモルタルとするに際して、適量の標準砂を
ミキサー30に搬送して供給する標準砂の供給方法であっ
て、標準砂をカセット19に収容し、該カセット19を標準
砂搬送装置17の循環移動する上面開口状の複数の容器18
に収容して搬送する工程と、搬送用ロボット40によりカ
セット19を標準砂搬送装置17の容器18から取り出し、練
鉢9がセットされたミキサー30に搬送する工程と、ミキ
サー30に設けられた標準砂ホッパー38に、前記搬送用ロ
ボット40に保持されたカセット19内の標準砂を投入し、
該標準砂ホッパー38の下端の取り出し開口の大きさをシ
ャッター板により調整することにより、所定の量を所定
の時間内に練鉢9に供給する工程とを備えることにあ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1において、1はセメント定量
供給装置で、複数のホッパー3が循環移動自在に設けら
れた搬送装置としてのチェーンコンベア6を備えてい
る。7は該チェーンコンベア6の一方に配置された電子
天秤で、セメントが供給される練鉢9が載置可能であ
る。
【0014】前記各ホッパー3の下部には、図3に示す
如くセメントを電子天秤7上の練鉢9に供給するための
供給手段としてのスクリュー10が設けられている。各ス
クリュー10は、機台11上を転動する車輪13を有する架台
14に回転自在に支持されている。該架台14は、チェーン
5により循環移動可能で、ホッパー3が電子天秤7上の
練鉢9に対応する位置で停止した際に、スクリュー10
は、機台11に固定された駆動装置12の回転軸12aと着脱
自在に係合して回転するようになっている。尚、8はホ
ッパー3内のセメントのブリッジ現象を防止するための
昇降棒で、駆動装置12と接続されるホッパー3内で上下
方向に移動自在に設けられている。
【0015】前記駆動装置12と電子天秤7とは、制御装
置15で制御されている。即ち、ホッパー3からスクリュ
ー10を介して供給されるセメントの重量を電子天秤7が
検出し、制御装置15はその信号に基づいて、予め設定さ
れている所定の重量と比較し、練鉢9内のセメントが所
定の重量となった際に、駆動装置12を停止させるように
なっている。
【0016】17は図1、図2及び図4に示す如く、適量
の標準砂を搬送するための標準砂搬送装置で、前記チェ
ーンコンベア6と平行に設けられている。標準砂搬送装
置17は、機台17a をチェ−ン17bにより循環移動する上
面開口状の複数の容器18を備え、各容器18の下面には、
機台17a上を転動する車輪17cが設けられている。
【0017】各容器18には、標準砂が収容される3個の
カセット19がそれぞれ上方から挿脱自在に収容されるよ
うになっている。各カセット19は図7に示す如く、平面
視矩形状を呈し、上面が開口部19aを有するように、底
壁19bと側周壁19cとからなる。
【0018】各カセット19の幅広側の上下部はテーパー
状になっており、前記容器18に挿入し易くなっている。
また、各容器18の深さWは各カセット19の高さHに比
し、略1/3に設定され、各カセット19は容器18に収容
された際に、該容器18から突出するようになっている。
【0019】22は図1、図2及び図5に示す如く前記セ
メントが供給された練鉢9に定量水を供給するための定
量水供給装置で、練鉢9が載置される載置台23と、該載
置台23の上方に設けられたタンク24とを備える。該タン
ク24は内部に定量水が貯留される少量の混練用容器26が
設けられ、該混練用容器26に充填された水が給水管29を
介して練鉢9に供給されるようになっている。ここで、
混練用容器26の上面は外部のタンク24の上面よりも低く
なっており、混練用容器26から溢れた水は、タンク24内
に貯留されるようになっている。28はタンク24内に水を
供給する供給用配管である。
【0020】30は図1、図2及び図6に示す如く、モル
タルミキサーで、前記定量水供給装置22と標準砂搬送装
置17との間に設置されている。モルタルミキサー30は、
機台31にスライド33を介して昇降自在で且つ練鉢9が載
置される昇降テーブル34と、昇降テーブル34を昇降させ
るためのシリンダ37と、昇降テーブル34の上昇位置にお
いてセメントと水とを混練すべく自転且つ公転自在に設
けられたパドル36と、所定の時間に一定量の標準砂を練
鉢9に供給できる標準砂供給手段としての標準砂ホッパ
ー38とを備えている。尚、標準砂ホッパー38下端の取り
出し開口の大きさは、標準砂の投入量が適量となるよう
に、シャッター板等により、調整可能となっているのが
好ましい。
【0021】39は、図7及び図8に示す如く前記カセッ
ト19を保持するためのカセット保持体で、標準砂ホッパ
ー38の上方にブラケット39aを介して固定されている。
カセット保持体39は、カセット19の形状に沿うように平
面視略C字状を呈し、その上面は、前記カセット19が上
方から挿脱できるように開口されている。また、カセッ
ト保持体39の一側は、カセット19を露出するための開口
部39bが形成され、しかも、その下部には、前記カセッ
ト19の下部に沿うように傾斜面39cが形成され、カセッ
ト19の口部19aがホッパー38内に臨むようになってい
る。
【0022】40は図1、図2、図5及び図6に示す如
く、前記練鉢9を移動させるための搬送手段としての搬
送用ロボットで、本体41にアーム部42が水平方向に回動
自在に設けられている。アーム部42は上下方向に揺動自
在に設けられた第一アーム44と、該第一アーム44に揺動
自在に設けられた第二アーム45と、該第二アーム45の先
端に揺動自在で且つ軸心回りに回転自在に設けられたフ
ィンガー部46とからなる。フィンガー部46には、前記練
鉢9を解除自在に挟持でき、且つ前記各容器18に収容さ
れたカセット19を吸着することができるフィンガー48が
設けられている。
【0023】50は図1、図2、図10及び図11に示す如
く、モルタルかきだし装置で、添え枠61が上方から着脱
自在に嵌合されたモルタル用型枠52が載置されるテーブ
ルバイブレータ53と、前記搬送用ロボット40に保持され
た練鉢9内のモルタルを型枠52に型詰めするための型詰
め用ロボット54とからなる。型詰め用ロボット54は、支
持部55にアーム部49が水平方向に回動自在に設けられた
もので、アーム部49は、上下方向に回転自在な第一アー
ム56と、第一アーム56に上下方向に揺動自在に設けられ
た第二アーム57と、第二アーム57の先端に揺動自在で且
つ軸心回りに回転自在に設けられた治具取付け部58とか
らなる。
【0024】また、前記治具取付け部58には、練鉢9内
のモルタルをかきだすためのはけ60と、モルタルが型枠
52の上面と面一な平滑面となるように、余分なモルタル
を除去する作業(キャッピング作業)のためのストレー
トゲージ60aとが、択一的に交換して着脱自在となって
いる。尚、これらの交換は、はけ60及びストレートゲー
ジ60aがアタッチメント式になっており、自動的に行わ
れる。
【0025】62は図1、図2及び図9に示す如く、前記
型詰め用ロボット54によりモルタルがかきだされた練鉢
9を洗浄するための練鉢洗浄装置で、前記テーブルバイ
ブレータ53と電子天秤7との間に設けられている。洗浄
装置62は上向きのノズル63を備え、クランプ装置64によ
り練鉢9を下向きの状態で保持し、ノズル63から練鉢9
に向けて洗浄水が噴出されるようになっている。
【0026】次に、上記装置を使用してモルタルを成形
して供試体をつくる場合について説明する。
【0027】手作業による前工程 先ず、強さ試験を行うセメントを、上記セメント定量供
給装置1のホッパー3にそれぞれ供給し、且つ、標準砂
が入れられたカセット19を容器18に収納すると共に、コ
ントロール用の制御装置15にサンプルIDを入力した後
に、装置のスタートを指示する。
【0028】セメント定量供給工程 セメント定量供給装置1の所定量のセメントが供給され
た各ホッパー3が循環する共に、前記電子天秤7には練
鉢9が載置されている。
【0029】ホッパー3は電子天秤7の位置に達すると
一旦停止し、そのスクリュー10は、駆動装置12の回転軸
12aに係合して回転する(図3参照)。このスクリュー
10の回転により、ホッパー3内のセメントは繰り出され
練鉢9内に供給される。電子天秤7の信号に基づいて駆
動装置12は制御されているため、所定の重量のセメント
を練鉢9に正確に供給することが可能となる。
【0030】定量水の供給工程 セメントの供給後に、搬送用ロボット40は、その所定の
セメントが供給された練鉢9を定量水供給装置22に搬送
し、載置台23に載置する(図5参照)。練鉢9が載置台
23に載置されると、タンク24内の混練用容器26に予め充
填されていた定量水が給水管29を介して練鉢9に供給さ
れる。
【0031】セメント混練工程 更に、搬送用ロボット40はセメントと定量水とが供給さ
れた練鉢9を、図6に示す如く第1モルタルミキサー30
の下降状態にある昇降テーブル34に載置する。この際
に、第1練鉢9は、固定手段(図示省略)により、昇降
テーブル34に固定される。昇降テーブル34により練鉢9
を上昇させ、パドル36を練鉢9内に位置させる。その後
所定時間、パドル36を回転させてセメントと定量水とを
混練する。
【0032】一方、練鉢9を開放した搬送用ロボット40
は、標準砂搬送装置17により搬送されてきた一個のカセ
ット19を吸着保持して容器18から取り出し、再びモルタ
ルミキサー30に戻る。搬送用ロボット40がカセット19を
標準砂ホッパー38の上方で保持した状態において、カセ
ット19の開口部19aが下向きとなるように反転させ、そ
の開く口部19aをカセット保持体39に挿入する(図8参
照)。
【0033】この反転時に、カセット19内の標準砂は多
少外部に漏れ出るが、標準砂ホッパー38の上方であるた
め、漏れ出た標準砂はホッパー38内に収容され、カセッ
ト19内の標準砂は残存することなく確実にホッパー38に
投入される。また、カセット保持体39の一側は、開口部
39aが形成されているため、カセット19をカセット保持
体39に挿入する際に、搬送用ロボット40の邪魔になるこ
とはない。
【0034】そして、前記パドル36の回転時に、標準砂
ホッパー38は所定の時間に一定量の標準砂を練鉢9に供
給し、セメント、定量水及び標準砂は所定時間混練され
る。
【0035】この混練時に、搬送用ロボット40は空にな
ったカセット19を吸着してカセット保持体39から抜き取
り、標準砂搬送装置17まで搬送し、先行する容器18に収
納する。搬送用ロボット40は、再びモルタルミキサー30
に戻り、混練終了後の練鉢9を保持する。
【0036】モルタルの型詰め工程 搬送用ロボット40は、モルタル混練作業の終了した練鉢
9を、テーブルバイブレータ53に載置され且つ添え枠61
が取り付けられた型枠52の上方まで搬送し、略横方向に
傾斜させる。型詰め用ロボット54は、装着されているは
け60を練鉢9の方向に向け、練鉢9内のモルタルを型枠
52内にかきだす。
【0037】このとき、テーブルバイブレータ53は作動
し、型枠52を振動させているため、型枠52内のモルタル
のレベルは均一になる。型枠52は3箇所に区画されてい
るが、搬送用ロボット40は練鉢9を、型詰め用ロボット
54ははけ60をそれぞれ3段階に移動させるため、順次モ
ルタルを各区画に充填することが可能となる(図10及び
図11(イ)参照)。
【0038】練鉢の洗浄工程 前記、搬送用ロボット40は、モルタルがかき出された練
鉢9を定量水供給装置22まで搬送し、タンク24内に貯留
されていた洗浄用水を練鉢9内に供給する。更に、洗浄
用水が供給された練鉢9は、モルタルミキサー30まで搬
送され、そのパドル36を洗浄用水に浸して攪拌させるこ
とにより、該パドル36を洗浄する。
【0039】パドル36の洗浄後に、練鉢9を練鉢洗浄装
置62まで搬送し、練鉢9は反転されると共に、下方のノ
ズル63から上向きに洗浄水が噴出され、練鉢9内が洗浄
される(図9参照)。洗浄が終了した練鉢9を、練鉢洗
浄装置62から受け取り、モルタルミキサー30に該練鉢9
をセットする。
【0040】キャッピング工程 型枠52へのモルタルの充填が終了すると、添え枠61を型
枠52から取り除き、更に、前記型詰め用ロボット54は、
前記モルタルかきだし用のはけ60をキャッピング用のス
トレートゲージ(かき取り板)60aに交換し、該ストレ
ートゲージ60aを左右に移動させながらキャッピング作
業を行う(図11(ロ)参照)。
【0041】キャッピング作業が終了した型枠52は、例
えば図1に示す搬送装置67により搬送され、適宜図示省
略の上板取り付け装置により上板が取り付けられた後
に、養生装置で所定の時間(一昼夜)養生される。そし
て、養生後に、供試体が脱型され、印字装置により予め
設定されているIDが各供試体に自動的に印字され、印
字の終了した供試体は、養生プールへ搬送される。
【0042】以上のように、本実施の形態では、セメン
ト及び標準砂の供給からモルタルの型詰工程までの自動
化が可能となる。
【0043】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、例えば図12に示す如く、カセット19に
は、予め1バッチ分の標準砂が合成樹脂製フィルムに収
納されてなる標準砂の袋詰70を収納するようにしても良
い。
【0044】カセット19の底部には、底面71から両側面
72にわたって取り出し開口73が形成され、該取り出し開
口73の中央部には、幅広部73a が設けられている。ま
た、前記標準砂ホッパー38の上壁38aから前後壁75a,
75bと両側壁76a,76bからなるカセット保持体39が一
体的に形成されている。尚、前壁75aは、カセット19を
吸着する搬送用ロボット40の邪魔にならないように、そ
の高さは低くなっている。
【0045】78はカセット保持体39と上壁38aとの接続
部分である開口周縁から上方に屈曲形成された破断手段
としてのカッターで、該カッター78はカセット保持体39
に挿入されたカセット19の取り出し開口73からカセット
19内に突出し、標準砂の袋詰70を破断するため、袋内の
標準砂は標準砂ホッパー38内に投入されるようになって
いる(図13参照)。79はカセット19を位置決めすべく下
方から保持するためのストッパー片である。
【0046】図14は本発明の更に他の実施の形態を示
し、前記各容器18には、前記標準砂の袋詰70が3段に上
方から取り出し自在に収容されるようになっている。前
記搬送用ロボット40のフィンガー48は、準砂の袋詰70を
直接吸着する。
【0047】前記標準砂ホッパー38には、カセット保持
体39が設けられておらず、搬送用ロボット40が準砂の袋
詰70を保持した状態でカッター78又は電熱線等の破断手
段により破断するようにしても良い。尚、カッター78又
は電熱線等の破断手段は標準砂ホッパー38に取り付けて
も、あるいは、専用のロボットに取り付け、該ロボット
が破断手段を移動させて準砂の袋詰70を開封するように
することも可能である。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明は、適量の標準砂
をミキサーに搬送し、セメントと定量水が入れられた練
鉢に供給可能な標準砂の供給装置であって、標準砂が収
容されるカセットと、該カセットを搬送する標準砂搬送
装置と、所定の時間に一定量の標準砂を練鉢に供給可能
な標準砂供給手段と、前記標準砂搬送装置からカセット
を取り出して前記標準砂供給手段に搬送するための搬送
手段とを備えてなるので、従来手作業で行っていた標準
砂の練鉢への供給工程を機械で自動的に行え、モルタル
練混時における標準砂の練鉢への供給が確実なものとな
る共に、作業能率の向上を図れることとなった。
【0049】また、標準砂供給手段は、標準砂を所定の
時間に一定量練鉢に供給可能であるため、従来熟練を要
していた標準砂の投入作業を自動化することにより、均
一の供試体を容易に成形することが可能となる。
【0050】しかも、標準砂をカセットに収容する場合
には、例えば搬送手段がカセットを吸着し易くなり、標
準砂の搬送がより確実なものとなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す全体概略平面図。
【図2】搬送用ロボットの動作部分を示す概略正面図。
【図3】セメント供給装置の断面図。
【図4】標準砂が収容されたカセットを取り出す状態の
断面正面図。
【図5】定量水供給装置部を示す正面図。
【図6】モルタルミキサー部を示す正面図。
【図7】(イ)は標準砂ホッパーの断面平面図、(ロ)
はカセットの斜視図。
【図8】標準砂ホッパーの断面正面図。
【図9】練鉢洗浄装置を示す正面図。
【図10】モルタル充填状態を示す要部断面図。
【図11】(イ)は練鉢からモルタルをかきだす状態を
示す断面正面図、(ロ)はキャッピング状態を示す断面
正面図。
【図12】本発明の他の実施の形態を示す、分解斜視
図。
【図13】カセットをカセット保持体に挿入した状態の
断面図。
【図14】本発明の更に他の実施の形態を示し、(イ)
は容器から標準砂の袋詰を取り出す状態の概略断面図、
(ロ)は破断手段により標準砂の袋詰を破断する状態の
断面図。
【符号の説明】
1…セメント定量供給装置、7…電子天秤、9…練鉢、
10…スクリュー(セメント供給手段)、12…駆動装置、
17…標準砂搬送装置、19…カセット、22…定量水供給装
置、30…モルタルミキサー(ミキサー)、38…標準砂ホ
ッパー(標準砂供給手段)、40…搬送用ロボット、52…
型枠、53…テーブルバイブレータ、54…型詰め用ロボッ
ト、70…標準砂袋詰、78…カッター(破断手段)
フロントページの続き (72)発明者 橋口 憲次 東京都千代田区神田美土代町1番地 住 友大阪セメント株式会社内 (72)発明者 岩永 清隆 千葉県千葉市花見川区天戸町973−3 株式会社アサヒ理化製作所内 (72)発明者 内山 周司 埼玉県八潮市大字2丁目342−1 エッ チングプラント株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−82641(JP,U) 実開 昭56−511(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28C 7/06 B01J 4/02 G01N 1/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適量の標準砂をミキサー(30)に搬送
    し、セメントと定量水が入れられた練鉢(9)に供給可
    能な標準砂の供給装置であって、標準砂が収容されるカ
    セット(19)と、循環移動すると共に前記カセット(1
    9)が収容される上面開口状の複数の容器(18)を備
    え、前記カセット(19)を搬送する標準砂搬送装置(1
    7)と、所定の時間に一定量の標準砂を練鉢(9)に供
    できるように、下端の取り出し開口の大きさをシャッ
    ター板により調整可能な標準砂ホッパー(38)と、前記
    標準砂搬送装置(17)の容器(18)からカセット(19)
    を取り出して前記標準砂ホッパー(38)に搬送するため
    の搬送用ロボット(40)とを備えてなることを特徴とす
    る標準砂の供給装置。
  2. 【請求項2】 適量の標準砂をミキサー(30)に搬送
    し、セメントと定量水が入れられた練鉢(9)に供給可
    能な標準砂の供給装置であって、適量の標準砂が袋詰め
    されてなる標準砂袋詰(70)が収容されるカセット(1
    9)と、循環移動すると共に前記カセット(19)が収容
    される上面開口状の複数の容器(18)を備え、前記カセ
    ット(19)を搬送する標準砂搬送装置(17)と、標準砂
    搬送装置(17)の容器(18)からカセット(19)を取り
    出して前記ミキサー(30)に標準砂を搬送するための搬
    用ロボット(40)とを備え、前記ミキサー(30)に
    は、所定の時間に一定量の標準砂を練鉢(9)に供給
    きるように、下端の取り出し開口の大きさをシャッター
    板により調整可能な標準砂ホッパー(38)が設けられ、
    更に、標準砂をカセット(19)から標準砂ホッパー(3
    8)に供給できるように、前記標準砂袋詰(70)の袋を
    破断するための破断手段(78)が、標準砂ホッパー(3
    8)上部に設けられていることを特徴とする標準砂の供
    給装置。
  3. 【請求項3】 適量の標準砂をミキサー(30)に搬送
    し、セメントと定量水が入れられた練鉢(9)に供給可
    能な標準砂の供給装置であって、循環移動すると共に
    量の標準砂が袋詰めされてなる標準砂袋詰(70)が収容
    される上面開口状の複数の容器(18)を備えた標準砂搬
    送装置(17)と、セメント及び定量水が供給された練鉢
    (9)に標準砂を供給できるように、下端の取り出し開
    口の大きさをシャッター板により調整可能な標準砂ホッ
    パー(38)と、前記標準砂搬送装置(17)から標準砂袋
    詰(70)を標準砂供給手段(38)に搬送する搬送用ロボ
    ット(40)と、標準砂を標準砂ホッパー(38)に供給で
    きるように、標準砂袋詰(70)の袋を破断すべく前記標
    準砂ホッパー(38)の上部に取り付けられた破断手段
    (78)とが設けられてなることを特徴とする標準砂の供
    給装置。
  4. 【請求項4】 練鉢(9)内でセメントと定量水と標準
    砂とをミキサー(30)により混練してモルタルとするに
    際して、適量の標準砂をミキサー(30)に搬送して供給
    する標準砂の供給方法であって、標準砂をカセット(1
    9)に収容し、該カセット(19)を標準砂搬送装置(1
    7)の循環移動する上面開口状の複数の容器(18)に収
    容して搬送する工程と、搬送用ロボット(40)によりカ
    セット(19)を標準砂搬送装置(17)の容器(18)から
    取り出し、練鉢(9)がセットされたミキサー(30)に
    搬送する工程と、ミキサー(30)に設けられた標準砂ホ
    ッパー(38)に、前記搬送用ロボット(40)に保持され
    たカセット(19)内の標準砂を投入し、該標準砂ホッパ
    ー(38)の下端の取り出し開口の大きさをシャッター板
    により調整することにより、所定の量を所定の時間内に
    練鉢(9)に供給する工程とを備えることを特徴とする
    標準砂の供給方法。
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