JP3227381U - 便座クッション - Google Patents
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Abstract
【課題】便座の形状や大きさにかかわらず、殆どすべての便座に適用できる新規な便座クッションを提供する。【解決手段】O型またはU型をした便座130の上面の一方側に取り付けられる右クッション部材110と、当該右クッション部材110と対向するように便座130の上面の他方側に取り付けられる左クッション部材120とからなり、右クッション部材110および左クッション部材120を、便座130に沿うように湾曲させると共に、復元可能な弾性材から構成する。このように、右クッション部材110および左クッション部材120を便座130に沿うように湾曲させると共に、独立分離することにより、あらゆる形状の便座に対しても確実にフィットすることができる。【選択図】図1
Description
本考案は、洋式トイレの便座に取り付けて用いる便座クッションに関するものである。
従来、洋式トイレの便器に取り付けられる便座は、硬いプラスチック製のものが殆どであるため、長時間座っていると臀部が痛くなってくることがある。このため、便座の表面を柔らかい布製のカバーで覆ったり、さらにそのカバーにクッション性を付与して痛みを和らげようとした製品が従来から数多く提案されている。
例えば、以下の特許文献1乃至3には、便座の形に合わせた便座用座布団や弾性材からなる便座型あるいはマットを形成し、それらを面ファスナーで便器の表面に取り付けるようにしたものが提案されている。また、以下の特許文献4には、軟質樹脂発泡体からなる芯材を樹脂フォルムまたはシートで被覆した便座クッションが提案されている。
ところで、これら従来のものは、予め既存の便座の形に合わせて型取りまたは成形されているため、便座の形や大きさなどが変わるとうまくフィットしないという問題がある。特に近年では温水洗浄便座の普及により、メーカー毎に多種多様の形状や大きさの便座が存在しており、それらを含めた新しい便座の形状や大きさに合わせて製造することはコスト的にも割に合わない。
そこで、本考案の目的は、これらの課題を解決するために案出されたものであり、その目的は、便座の形状や大きさにかかわらず、殆どすべての便座に適用できる新規な便座クッションを提供することにある。
前記課題を解決するために第1の考案は、O型またはU型をした便座の上面の一方側に取り付けられる右クッション部材と、当該右クッション部材と対向するように前記便座の上面の他方側に取り付けられる左クッション部材とからなり、前記各右クッション部材および左クッション部材は、前記便座に沿うように湾曲していると共に、自己復元可能な弾性材からなることを特徴とする便座クッションである。
このような構成によれば、利用者が便座に座った際にその右臀部および右太腿部分が右クッション部材上に位置すると共に、左臀部および左太腿部分が左クッション部材上に位置するようになるため、その体重によって右クッション部材および左クッション部材を構成する弾性体が押し潰されるように変形する。これによって、両臀部および両太腿の局所的にかかっていた圧力が両臀部および両太腿全体に分散されるため、長時間座っていてもおしりが痛くならない。
また、この右クッション部材および左クッション部材はそれぞれ独立分離しているため、あらゆる形状の便座に対しても確実にフィットすることができる。また、これら右クッション部材および左クッション部材は、体重の負荷がなくなると元の形に自己復元するため、再度使用したときにも良好なクッション性能を発揮できる。
第2の考案は、第1の考案において、前記右クッション部材および左クッション部材は、軟質のポリウレタンフォームからなることを特徴とする便座クッションである。このように軟質のポリウレタンフォームを使用することにより、体重がかかったときにゆっくりと変形して適度なクッション性能を発揮することができる。
第3の考案は、第1または第2のに記載の便座クッションにおいて、前記右クッション部材および左クッション部材の前記便器の当接面に接着層を有することを特徴とする便座クッションである。このような構成によれば、使用時に右クッション部材および左クッション部材が便座からずれたり外れたりするのを防止できると共に、便座を立てたときの落下も防止できる。
第4の考案は、第3の考案において、前記接着層は再剥離可能な弱粘着テープからなることを特徴とする便座クッションである。このような構成によれば、右クッション部材および左クッション部材を必要に応じて何度も脱着することができる。
第5の構成は第1乃至第4の考案において、前記右クッション部材および左クッション部材は、その厚さが全体に亘って15〜35mmであることを特徴とする便座クッションである。このような範囲の厚さとすることにより、適度なクッション性能を発揮することができる。ここでその厚さを15〜35mmと規定したのは、15mmではクッション性能が低くなってしまい、反対に35mmを超えると、クッション性能があまり変わらないばかりでなく、材料費が高くなったり、便座の蓋が閉まらなくなってしまうからである。
本考案によれば、この右クッション部材および左クッション部材はそれぞれ独立分離しているため、あらゆる形状の便座に対しても確実にフィットすることができる。また、これら右クッション部材および左クッション部材は、弾性体で構成されているため、体重がかかったときに容易に変形して体圧を分散できると共に、体重の負荷がなくなると元の形に自己復元するため、再度使用したときにも良好なクッション性能を発揮できる。さらに、便座の当接面に接着層を備えたため、使用時に右クッション部材および左クッション部材が便座からずれたり外れたりするのを防止できると共に、便座を立てたときの落下も防止できる。また、接着層を再剥離可能な弱粘着テープで構成したため、右クッション部材および左クッション部材を必要に応じて何度も脱着することができる、などといった優れた効果を発揮する。
以下、本考案の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。図1乃至図3は本考案に係る便座クッション100の実施の一形態を示したものである。本考案に係る便座クッション100は図2に示すように一方向に湾曲した右クッション部材110と、この右クッション部材110側に湾曲した相似形の左クッション部材120とから構成されている。
これら一対の右クッション部材110および左クッション部材120の大きさは、図2および図3に示すようにそれぞれその長さHが約30〜33cm、幅Wが55〜80mm、厚さTが15〜35mmとなっている。そして、図1に示すように右クッション部材110が、便座130の一方側(右側)に沿ってこれを覆うようにその上面に取り付けられると共に、左クッション部材120がこの右クッション部材110と対向するように便座130の他方側(左側)の上面に沿ってそれを覆うように取り付けられるようになっている。
なお、この便座130は、洋式便器140上に開閉自在に取り付けられる共に、同じく開閉自在な便座蓋150を備えている。また、この便座130は、図示するように中央が開口したO型のものの他、先端が開口したU型のものであってもよい。さらに、この便座130は、便座として基本的な機能である着座機能のみを発揮する普通便座の他に、さらに暖房機能(ヒーター)を備えた暖房便座や、図示するような温水洗浄機能を備えた温水洗浄便座であってもよい。ただし、暖房便座の場合は、ヒーターの熱により後述する接着層112の粘着力に悪影響を及ぼす可能性があるため、暖房機能はオフとする。
また、この右クッション部材110および左クッション部材120は、図3および図4に示すように、それぞれ弾性体111の便座130との当接面(下面)に、その一部または全体に亘って接着層112を備えると共に、その接着層112の上に剥離紙113を重ね合わせた構造となっている。そして、図3に示すようにこの剥離紙113を手で剥がしとって接着層112を露出させ、適度に位置決めしてからその接着層112を便座130の各上面に接着させて弾性体111を便座130上に固定するようになっている。
この右クッション部材110および左クッション部材120の主たる部分を占める弾性体111は、軟質のポリウレタンフォームのような適度なクッション性能(衝撃吸収性、制震性、体圧分散性)を有すると共に、圧縮した後に力を抜くと元の形に自己復元可能な材料からなっている。弾性体111は、このような性質のものであれば特に限定されないが、この軟質のポリウレタンフォームのなかでも特に低反発弾性フォームを用いることが望ましい。
軟質ポリウレタンフォームは、ポリオールとポリイソシアネートを主成分として、発泡剤、整泡剤、触媒などを撹拌混合して発泡した軟質発泡材料であるが、低反発弾性フォームは、ポリウレタン樹脂を組成とした連通気泡の発泡体であり、特に低い外圧でも形状がゆっくり変化して体圧を局部に集中せずに分散させる性能(体圧分散性能)に優れているため最適である。そのほかに、衝撃吸収・圧力分散ゲル(熱可塑性エラストマー)などの比較的新しい材料を用いてもよい。
このような構成をした本考案の便座クッション100は、利用者が便座130に座った際にその右臀部および右太腿部分が図1に示すように左クッション部材120上に位置すると共に、左臀部および左太腿部分が右クッション部材110上に位置するようになる。このため、図5に示すようにその体重によって右クッション部材110および左クッション部材120を構成する弾性体111が垂直に押し潰されるように変形する。これによって、便座130から両臀部および両太腿に対して局所的にかかっていた圧力が両臀部および両太腿全体に分散されるため、長時間座っていてもおしりが痛くならない。なお、これら一対の右クッション部材110および左クッション部材120は、その厚さTが25mmの場合、体重が約60kgの人が座った場合は、約10mm程度に押し潰される程度のクッション性を有している。
また、この右クッション部材110および左クッション部材120は便座130のカーブに沿うように湾曲していると共に、それぞれ独立分離しているため、あらゆる形状の便座130に対しても確実にフィットすることができる。また、これら右クッション部材110および左クッション部材120は、利用者が立ち上がって離れると元の形に自己復元するため、再度使用したときにも良好なクッション性能を発揮できる。
また、右クッション部材110および左クッション部材120の便座130の当接面(下面)に接着層112を備えたため、使用時や便座130を立てたときに右クッション部材110および左クッション部材120が便座130からずれたり落下するのを防止することができる。特に、男女兼用の洋式トイレの場合や清掃の際には、頻繁に便座130を立ち上げる必要があるが、その際にいちいち右クッション部材110および左クッション部材120の着脱作業を繰り返す必要がなくなる。そして、この接着層112を弱粘着剤からなる再剥離可能な弱粘着テープで構成すれば、必要に応じて右クッション部材110および左クッション部材120を便座130から簡単に外して何度でも取り付けることができる。
また、この弾性体111をブルーやピンク、グリーンなどに着色したり、絵やアニメの主人公などを印刷すれば、トイレ空間や便器周りが華やかになり、トイレタイムの快適性が向上する。また、この右クッション部材110および左クッション部材120を軟質ポリウレタンフォームや低反発弾性フォームから構成することにより、同時に断熱効果も期待できるため、便器から伝わる冬場の冷たさなどを軽減することもできる。
100…便座クッション
110…右クッション部材
111…弾性体
112…接着層(弱粘着テープ)
113…剥離紙
120…左クッション部材
130…便座
140…洋式便器
150…便座蓋
110…右クッション部材
111…弾性体
112…接着層(弱粘着テープ)
113…剥離紙
120…左クッション部材
130…便座
140…洋式便器
150…便座蓋
第3の考案は、第1または第2に記載の便座クッションにおいて、前記右クッション部材および左クッション部材の前記便座の当接面に接着層を有することを特徴とする便座クッションである。このような構成によれば、使用時に右クッション部材および左クッション部材が便座からずれたり外れたりするのを防止できると共に、便座を立てたときの落下も防止できる。
Claims (5)
- O型またはU型をした便座の上面の一方側に取り付けられる右クッション部材と、当該右クッション部材と対向するように前記便座の上面の他方側に取り付けられる左クッション部材とからなり、
前記各右クッション部材および左クッション部材は、前記便座に沿うように湾曲していると共に、自己復元可能な弾性体からなることを特徴とする便座クッション。 - 請求項1に記載の便座クッションにおいて、
前記右クッション部材および左クッション部材は、低反発弾性フォームまたは軟質のポリウレタンフォームからなることを特徴とする便座クッション。 - 請求項1または2に記載の便座クッションにおいて、
前記右クッション部材および左クッション部材の前記便器の当接面に接着層を有することを特徴とする便座クッション。 - 請求項3に記載の便座クッションにおいて、
前記接着層は再剥離可能な弱粘着テープからなることを特徴とする便座クッション。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の便座クッションにおいて、
前記右クッション部材および左クッション部材は、その厚さが全体に亘って15〜35mmであることを特徴とする便座クッション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020001409U JP3227381U (ja) | 2020-04-20 | 2020-04-20 | 便座クッション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020001409U JP3227381U (ja) | 2020-04-20 | 2020-04-20 | 便座クッション |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3227381U true JP3227381U (ja) | 2020-08-20 |
Family
ID=72047735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020001409U Active JP3227381U (ja) | 2020-04-20 | 2020-04-20 | 便座クッション |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3227381U (ja) |
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2020
- 2020-04-20 JP JP2020001409U patent/JP3227381U/ja active Active
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