JP3226648B2 - 自動車電話用ガラスアンテナ - Google Patents

自動車電話用ガラスアンテナ

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JP3226648B2 JP02104893A JP2104893A JP3226648B2 JP 3226648 B2 JP3226648 B2 JP 3226648B2 JP 02104893 A JP02104893 A JP 02104893A JP 2104893 A JP2104893 A JP 2104893A JP 3226648 B2 JP3226648 B2 JP 3226648B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の窓ガラスのよう
なガラス面上に付設される自動車電話用のUHF帯の送
受信兼用アンテナとして用いられる自動車電話用ガラス
アンテナの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は図14に示すようなガラス面
における上下方向の長さが約1/4波長の放射用パター
ンと、ガラス面における上下方向の長さが約1/4波長
で左右方向の長さが約1/4〜3/4波長の接地用パタ
ーンとからなり、接地用パターンを外枠パターンと中央
縦パターンからなる中抜き形状としたガラスアンテナを
実願平4−38628号明細書において提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、接地用パター
ンの左右方向が大きく、放射用パターン(給電点)が接
地用パターンの中央に位置するものであるため、上記ガ
ラスアンテナをガラスエッジ側辺に設置しようとする場
合、その分どうしても上記アンテナをガラスエッジ側辺
に寄せ難くくなる(すなわち、ガラスエッジに設けた黒
色セラミック内に給電点を形成しにくい)という問題を
有する。
【0004】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、その目的は接地用パターンの左右方向
の長さを小さくし、給電点をパターンの側辺部に位置さ
せることでガラスエッジ側辺部に設置し易く、同時に従
来パターンと同様の優れた性能を有する自動車電話用ガ
ラスアンテナを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明に係る自動車電話用ガラスアンテナは、放射用パ
ターンと、同軸給電線の内部導体を接続するための、ガ
ラスのエッジに近接した位置に設けた給電点から前記放
射用パターンの方に延びる信号引出線と、前記給電点を
囲橈してこの信号引出線の両側にそのほぼ全長にわたっ
て延び、かつ平衡不平衡変換素子を有する、前記同軸給
電線の外部導体に接続するためのシールド用引出線と、
そのシールド用引出線の端部に接続された口の字型の接
地用パターンとを備えたアンテナパターンをガラス面上
に設けたことを特徴とする。
【0006】この際、前記両シールド用引出線の端部を
互に接続し、かつこの接続部分と、前記信号引出線と放
射用パターンとの接続部分が相互に接触しないように立
体的に配設する。
【0007】
【作用】本発明に係る自動車電話用ガラスアンテナは、
ガラスエッジに近接した場所に設定した給電点から放射
パターンへ延びる信号引出線を囲むようシールド用引出
線を形成し、その端部に左右長さの小さい口の字型の接
地用パターンを接続する。よって、ガラスアンテナをガ
ラスの側方のガラスエッジに寄せて配設することができ
る。
【0008】また、開放状態となる引出線路の先端部を
アンテナ側パターンと接続する。よって、ガラスにパタ
ーン化した引出線路のインピーダンスを低くでき、引出
線路における損失が小さくなる。
【0009】さらに、接地パターンを中抜き形状(ロの
字型)とすることで、曲げ加工に伴う加熱時の温度差を
少なくでき、従来と同様の曲げ加工工程で所望の曲率を
備えた歪みの少ない窓ガラスとすることができる。
【0010】
【実施例】以下この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は本発明の第1実施例に係る自動車電話
用ガラスアンテナを車室側から見たときの設置場所を示
す説明図、図2はそのパターン図であり、その好ましい
寸法の一例を示す。
【0011】自動車電話用ガラスアンテナ(以下、単に
ガラスアンテナと称する)1は、窓ガラス2に付設され
た放射用パターン3、接地用パターン4、引出線路5と
を備える。
【0012】各パターン3,4に固設された給電点7を
構成する給電用電極7aおよび接地用電極7bは一端を
電話機(図示せず)に接続した同軸給電線6の他端の内
部導体である芯線6aおよび外部導体である銅線編組6
bをそれぞれ半田付け等により接続している。上記給電
点7はガラスエッジ10から約50mm以内に設定す
る。なお、7c,7dは給電用電極7aおよび接地用電
極7bの接地点を示す。
【0013】図1において、8は防曇用の加熱用導電
線、9はこの加熱用導電線の給電用母線である。
【0014】なお、この実施例においては、各パターン
は加熱用導電線の下方に形成したが、加熱用導電線の上
方に形成してもよい。
【0015】また、ガラスアンテナは加熱用導電線9の
下方に1箇所のみ記載されているが、上下左右計4箇所
の設置場所のうち2箇所に設置し、この2箇所のアンテ
ナでダイバーシティ受信方式を構成するのが好ましい。
【0016】上記パターンは、例えば銀の微細な粒子、
低融点ガラス粉末等を有機溶媒でペースト状にした導電
ペーストを窓ガラス2上にスクリーン印刷し、さらに焼
成して形成される導電性線条、または導電性金属細線、
導電性金属箔等、適宜の導電性部材を用いて形成する。
【0017】接地用パターン4は上下左右のそれぞれほ
ぼλ/4(ここで、λは波長を示す)の長さを有する外
枠パターン4a,4b,4c,4dから構成される中抜
き(ロの字型)形状である。外枠パターン4a,4bは
窓ガラスのガラスエッジ10に平行に、外枠パターン4
c,4dおよび放射用パターン3は窓ガラスのガラスエ
ッジ10に垂直に形成される。
【0018】接地用パターン4の上下左右の長さをλ/
4としたのは、ガラス基材に形成したアンテナの短縮率
を0.6としたときの900MHzにおけるλ/4に対
応させたものである。図2において、11は黒セラミッ
クエッジを示す。
【0019】上記接地用パターン4の大きさは横50m
m、縦35mmとし、各外枠パターン4a,4b,4
c,4dの線幅は5mmである。また、放射用パターン
3の線幅は4mm、長さは50mm(約λ/4)であ
り、縁周りを線巾1mmとした中抜き形状としている。
【0020】引出線路5は信号引出線である信号引出用
パターン5aおよびシールド用引出線であるシールド用
パターン5bから構成し、ガラスエッジ10に平行に形
成する。
【0021】信号引出用パターン5aは上記ガラスエッ
ジ10に垂直に形成された放射用パターン3の下端から
さらに連続して18mm下方へ延びた後、その先端側を
ガラスエッジ10に平行に左方に折り曲げて50mm延
ばし、給電用電極7aに連なる。
【0022】給電用電極7aは外枠パターン4cから5
8mmの位置に形成され、その大きさは幅8mm、長さ
8mmの正方形状である。なお、ガラスの中心線から給
電用電極7aの中心までの距離は500mmである。
【0023】信号引出用パターン5aと外枠パターン4
cとの間隔は2mmである。シールド用パターン5bは
外枠パターン4cの中間部からガラスエッジ10に沿っ
て平行に左方へ給電用電極7aを越えて延びた後、その
先端側をガラスエッジ10に垂直に折り曲げ、さらに信
号引出用パターン5aに沿って給電用電極7aを囲むよ
う平行に右方へ折り曲げて放射用パターン3の近傍まで
開放端部を延ばす。
【0024】シールド用パターン5bは線幅5mm、前
記信号引出用パターン5aとの間隔は2mm、給電用電
極7aとの間隔は上部および側部においてそれぞれ2m
mである。
【0025】また、シールド用パターン5bの開放端部
と信号引出用パターン5a(放射用パターン3)との間
隔は2mmである。
【0026】この際、放射用パターン3の近傍まで延び
たシールド用パターン5bの先端の開放端部と接地用パ
ターン4の外枠パターン4c間を信号引出用パターン5
aを跨いで立体的に配設して短絡するようにすれば引出
線路のインピーダンスが低くなり引出線路における損失
を小さくすることができ、より好ましいアンテナパター
ンとすることができる。
【0027】シールド用パターン5bの中間部から分岐
しているパターン5cはシュペルトップ素子と称される
λ/4程度の長さを有する平衡・不平衡変換素子であ
り、これにより給電点側の接続点のインピーダンスを大
きくして引出線路(アース)側に電流が流れないように
する。そのパターン線幅は3mm、長さは43mm、シ
ールド用パターン5bとの間隔は4mmである。このシ
ュペルトップ素子は条件によってはなくてもよい。
【0028】上記ガラスアンテナは窓ガラス2が合せガ
ラスのときにはその接合面、車内側あるいは車外側表
面、単板ガラスのときには車内側あるいは車外側表面に
付設する。
【0029】図3はガラスアンテナの性能を確認すべく
自動車に実装した状態において測定した周波数特性を示
すグラフであり、横軸は周波数(単位MHz)を示し、
縦軸はアンテナの平均利得(単位dB)を示す。また、
図4は上記グラフを数表として表したものである。
【0030】図中の(a)は従来から知られているNT
T製のポールアンテナ(以下NTTポールと称する)の
平均利得を示し、(b)は本実施例のアンテナパターン
においてサイド給電(2.5D−2Vの同軸給電線を7
0cm付加)したときの平均利得示している。ここで、
GRAYはダイバーシティアンテナのうち送受信兼用ア
ンテナを示す。
【0031】基準0dBを標準ダイポールアンテナとす
ると、790〜970MHzの帯域全域において、平均
利得が良好なNTTポールと比較しても利得の低下は
1.3dB程度に止まることがわかる。
【0032】図5は本発明の第2実施例に係る自動車電
話用ガラスアンテナの構成図であり、図2と同一部分に
は同一符号を付する。この実施例はガラスエッジが丸ま
っているガラスに適用した場合を示し、その好ましい寸
法の一例を示す。
【0033】この図5においては、各パターン3,4か
ら比較的離れた位置に同軸給電線6を設けることで各パ
ターン3,4が同軸給電線6で隠れないように作図して
いるが、実際には各パターン3,4に固設された給電点
7を構成する給電用電極7aおよび接地用電極7bに一
端を電話機(図示せず)に接続した同軸給電線6の他端
の内部導体である芯線6aおよび外部導体である銅線編
組6bをそれぞれ最短距離で接続している。
【0034】この実施例においても接地用パターン4は
上下左右のそれぞれほぼλ/4の長さを有する外枠パタ
ーン4a,4b,4c,4dから構成される中抜き(ロ
の字型)形状である。外枠パターン4a,4bは窓ガラ
スのガラスエッジ10に平行に、外枠パターン4c,4
dおよび放射用パターン3は窓ガラスのガラスエッジ1
0に垂直に形成する。
【0035】上記接地用パターン4は中心線CLから6
30mmの位置に外枠パターン4dを形成する。その大
きさは横40mm、縦50mmとし、各外枠パターン4
a,4b,4c,4dの線幅は5mmである。また、放
射用パターン3の線幅は4mm、長さは50mmであ
る。
【0036】引出線路5は信号引出線である信号引出用
パターン5aおよびシールド用引出線であるシールド用
パターン5bから構成する。
【0037】信号引出用パターン5aは上記ガラスエッ
ジ10に垂直に形成された放射用パターン3の下端から
さらに連続して13mm下方へ延びた後、その先端側を
ガラスエッジ10に平行に上方に折り曲げて41.5m
m延ばし、給電用電極7aに連なる。
【0038】給電用電極7aは外枠パターン4cから8
5mmの位置に形成され、その大きさは幅11mm、長
さ11mmの正方形状である。なお、給電点7はガラス
エッジ10から50mm以内に設定する。
【0039】また、信号引出用パターン5aと外枠パタ
ーン4cとの間隔は1.5mmである。シールド用パタ
ーン5bは外枠パターン4cの中間部からガラスエッジ
10、換言すれば信号引出用パターン5aに沿って平行
に上方へ給電用電極7aを越えて延び後、その先端側を
ガラスエッジ10に垂直に折り曲げ、さらに給電用電極
7aを囲むよう信号引出用パターン5aに沿って平行に
下方へ折り曲げて放射用パターン3の近傍まで開放端部
を延ばす。
【0040】シールド用パターン5bは線幅5mm、前
記信号引出用パターン5aとの間隔は1.5mm、給電
用電極7aとの間隔は上部において10.5mm、その
他においては1.5mmである。
【0041】また、開放端部と信号引出用パターン5a
(放射用パターン3)との間隔は1.5mmである。前
記シールド用パターン5bのガラスエッジ10に垂直に
折り曲げた部分の中間上部には、前述した給電用電極7
aとともに給電点7を構成する接地用電極7bを形成す
る。
【0042】接地用電極7bの大きさは幅11mm、長
さ14mmである。上記各電極7a,7bを引出線路に
比し大きく形成しているのはこの部分に同軸給電線用コ
ネクタ(図示せず)を接合し、これを利用して同軸給電
線に接続するようにしているからである。
【0043】この実施例においては、前記放射用パター
ン3の近傍まで延びたシールド用パターン5bの先端の
開放端部と接地用パターン4の外枠パターン4c間(図
においてはAB間)を信号引出用パターン5aを跨いで
立体的に、例えばジャンパー線11でガラスエッジ10
と平行に接続する。このジャンパー線11としてはビニ
ール被覆線を用い、各パターンに半田付けによって固着
する。
【0044】なお、ジャンパー線としては上記ビニール
被覆線のような線材に限らず、例えば平板を加工したも
のでもよく、要はシールド用パターン5bの開放端部と
接地用パターン4が接触しないように配設できるもので
あればよい。
【0045】シールド用パターン5bの中間部から分岐
しているパターン5c,5dはシュペルトップ素子であ
る。上記シュペルトップ素子5cの線幅は3mm、長さ
は40mm、シールド用パターン5bとの間隔は5mm
である。また、シュペルトップ素子5dの線幅は3m
m、長さは40mm、シールド用パターン5bとの間隔
は5mmである。
【0046】図6はガラスアンテナの性能を確認すべく
自動車に実装した状態において測定したアンテナ特性を
示すグラフであり、横軸は周波数(単位MHz)を示
し、縦軸はアンテナの平均利得(単位dB)を示す。ま
た、図7は上記グラフを数表として表したものである。
【0047】図中の(a)は従来から知られている90
0MHz帯域用の放射用パターンと接地用パターンから
なるアンテナ(上記実施例のアンテナパターンから引出
線路を削除したもの)の平均利得を示し、(b)は本実
施例のアンテナパターンにおいてサイド給電し、ジャン
パー線が無い場合のアンテナの平均利得、また(c)は
本実施例のアンテナパターンにおいてサイド給電し、ジ
ャンパー線を付けたときの平均利得を示している。
【0048】基準0dBを標準ダイポールアンテナとす
ると、790〜970MHzの帯域全域において、ジャ
ンパー線無しのときには利得の低下は1.3dB程度で
あるのに対しジャンパー線を付けたときには利得の低下
は0.4dB程度に止まっていることがわかる。
【0049】図8〜図11に800MHz、850MH
z、900MHz、および950MHzにおける自動車
電話用ガラスアンテナを自動車に実装しV偏波について
測定したときの指向特性図を示す。
【0050】上記測定結果から本実施例のアンテナパタ
ーンを有するガラスアンテナはサイド給電にもかかわら
ず十分な実用性能を有するアンテナ利得が得られること
がわかる。
【0051】図12は本発明の第2実施例に係る自動車
電話用ガラスアンテナのアンテナパターンを変形して構
成したときの構成図である。
【0052】この変形例は、ジャンパー線によって接続
するパターンを変えている以外上記実施例と同一パター
ンであり、同一部分には同一符号を付しその説明を省略
する。
【0053】すなわち、このパターンは上記第2実施例
においてジャンパー線で接続していた接地用パターンと
シールド用パターン間に新たにパターンを形成し、一
方、今までパターンによって接続していた放射用パター
ンと信号引出用パターン間をジャンパー線によって短絡
(図においてCD間)するようにしたものである。
【0054】なお、放射パターンは図13に示すように
ガラスエッジに対して垂直ではなく傾斜させて設けても
よい。このときの好ましい寸法は図示の如くである。
【0055】なお、放射パターンは上記した形状のもの
に限るものではなく、例えばパターン巾を5mm程度に
太くしたり、パターンを複数の細い線で形成したり、T
形状、V形状、或いは逆L形状等に適宜変更してもよ
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る自動車
電話用ガラスアンテナによれば、給電点から放射用パタ
ーンへ延びる信号引出線をシールド用引出線で囲み、さ
らにシールド用引出線の端部に左右方向の長さを短くし
たロの字型の接地用パターンを接続する。よって、ガラ
スアンテナを窓ガラスの側方のガラスエッジに寄せて配
設することができる。そのため、ガラスの側縁から給電
することができ、給電部を内装材で隠すことができ、美
観上好ましいものとなる。
【0057】また、開放状態となる引出線路の先端部を
アンテナ側パターンとジャンパー線で接続することによ
ってガラスにパターン化した引出線路のインピーダンス
を低くでき、引出線路における損失が小さくなる。よっ
て、接地抵抗の低い良質なアースを提供でき、サイド給
電の場合においても十分な性能を得ることができる。
【0058】さらに、接地パターンを中抜き形状(ロの
字型)としたので、曲げ加工に伴う加熱時の温度差を少
なくでき、従来と同様の曲げ加工工程で所望の曲率を備
えた歪みの少ない窓ガラスとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自動車電話用ガラス
アンテナを車室側から見たときの設置場所を示す説明図
【図2】本発明の第1実施例に係る自動車電話用ガラス
アンテナのパターン図
【図3】アンテナ利得を示す特性図(グラフ)
【図4】アンテナ利得を示す数表
【図5】本発明の第2実施例に係る自動車電話用ガラス
アンテナのパターン図
【図6】アンテナ利得を示す特性図(グラフ)
【図7】アンテナ利得を示す数表
【図8】800MHzにおける指向特性図
【図9】850MHzにおける指向特性図
【図10】900MHzにおける指向特性図
【図11】950MHzにおける指向特性図
【図12】自動車電話用ガラスアンテナのアンテナパタ
ーンの変形例
【図13】自動車電話用ガラスアンテナのアンテナパタ
ーンの変形例
【図14】従来の自動車電話用ガラスアンテナのパター
ン図
【符号の説明】
1…自動車電話用ガラスアンテナ、2…窓ガラス、3…
放射用パターン、4…接地用パターン、4a,4b,4
c,4d…外枠パターン、5…引出線路、5a…信号引
出用パターン、5b…シールド用パターン、5c,5d
…シュペルトップ素子、6…同軸給電線、6a…芯線
(内部導体)、6b…銅線編組(外部導体)、7…給電
点、7a…給電用電極、7b…接地用電極、8…加熱用
導電線、9……給電用母線、10…ガラスエッジ、11
…ジャンパー線。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−31204(JP,A) 実開 昭62−26912(JP,U) 実開 昭62−32611(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射用パターンと、同軸給電線の内部導
    体を接続するための、ガラスのエッジに近接した位置に
    設けた給電点から前記放射用パターンの方に延びる信号
    引出線と、前記給電点を囲橈してこの信号引出線の両側
    にそのほぼ全長にわたって延び、前記同軸給電線の外部
    導体に接続するためのシールド用引出線と、そのシール
    ド用引出線の端部に接続された口の字型の接地用パター
    ンとを備えたアンテナパターンをガラス面上に設けたこ
    とを特徴とする自動車電話用ガラスアンテナ。
  2. 【請求項2】 放射用パターンと、同軸給電線の内部導
    体を接続するための、ガラスのエッジに近接した位置に
    設けた給電点から前記放射用パターンの方に延びる信号
    引出線と、前記給電点を囲橈してこの信号引出線の両側
    にそのほぼ全長にわたって延び、かつ平衡不平衡変換素
    子を有する、前記同軸給電線の外部導体に接続するため
    のシールド用引出線と、そのシールド用引出線の端部に
    接続された口の字型の接地用パターンとを備えたアンテ
    ナパターンをガラス面上に設けたことを特徴とする自動
    車電話用ガラスアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記両シールド用引出線の端部が互に接
    続され、かつこの接続部分と、前記信号引出線と放射用
    パターンとの接続部分が相互に接触しないように配設さ
    れたことを特徴とする請求項1または2記載の自動車電
    話用ガラスアンテナ。
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