JP3226445U - 満空試験治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦通配管系の漏水の有無を検査するための満空試験治具を提供する。【解決手段】満空試験治具Sを、パッキン受板11とパッキン押圧板12と第1パッキン15とパッキン締付け機構16とを備えてなる第1管路遮断手段10と、第2パッキン22を保持する当て板21と当て板押圧機構24とを備える第2管路遮断手段20と、連結固定手段30と、給気ノズル41と、によって構成する。パッキン締付け機構が、パッキン受板11に立設したねじ軸18と締付けナット19とを有する。当て板押圧機構24が回転操作部材23を有する。連結固定手段30が、当て板21と当て板押圧機構24とパッキン押圧板12とを有する。【選択図】図5

Description

本考案は、満空試験治具、詳しくは、掃除口を有する管継手が介在された縦通配管系の管路での漏水の有無を空気を利用して検査することに用いられる満空試験治具に関する。
高層建造物の下水配管に見られるような縦通配管系には、立て管のみ、又は、立て管と横行管との両方を含むものが存在している。このような縦通配管系についての漏水の有無を検査する手段として満水試験や満空試験が知られている。これらの試験方法のうち、満水試験は、所謂水張り試験のことであり、縦通配管系に含まれる立て管の所定箇所を満水試験治具で堰き止め、その満水試験治具の設置箇所よりも上方の管路に水を張って一定時間後の水位変化を検査するというものである。しかし、施工中の縦通配管系では水を使用できないことがあるほか、試験中に漏水が発生すると、漏れた水で周囲が濡れたり水浸しになったりするという難点が指摘されていた。そこで、従来の満水試験に代えて、空気を利用する満空試験が多々行われるようになってきた。満空試験は、縦通配管系の管路での漏水の有無を空気を利用して検査するという試験方法である。
満空試験による排水管の漏洩テスト方法が先行文献により提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1によって提案されている漏洩テスト方法を図7を参照して説明する。図7は上記漏洩テスト方法を実施するための概略説明図であり、1は排水立て管、2は排水立て管1の中間部に介在された分岐部をそれぞれ示している。排水立て管1には、分岐部2を挟む上下の2箇所に、鎖3で連結された封鎖器4,5が挿入されていて、これらの封鎖器4,5が、図示していない水ポンプから延び出た吸水路(不図示)を経由して行われる水Wの注入により膨張して立て管1の内壁に密着し、それによって立て管1の管路の上下2箇所が封鎖されている。また、分岐部2に接続されている横走り枝管6の始端部開口は閉塞されている。この状況下で行われる上記漏洩テストでは、横走り枝管6の中間部に介在した分岐管(不図示)を利用してエアーポンプ(不図示)から給送した所定圧力のエアーAの漏洩の有無を石鹸水を用いて検査する。
特開平2−212733号公報
本考案は、満水試験に代えて行われる満空試験において、排水管のような縦通配管系に介在される掃除口付き管継手の構造を改変することなく、当該掃除口付き管継手にそのまま設置することのできる満空試験治具を提供することを目的としている。
本考案に係る満空試験治具は、掃除口を有する径大空間とこの径大空間の下側の第1径小空間及び上側の第2径小空間とを形成している周壁に、上記径大空間と上記第1径小空間との境界部に位置する第1段付部と、上記径大空間と上記第2径小空間との境界部に位置する第2段付部と、が形成された管継手が介在されてなる縦通配管系の管路での漏水の有無を検査することに用いられる。
そして、この満空試験治具は、上記第1径小空間に挿入可能な円板形のパッキン受板と、このパッキン受板との対向位置に配備される円板形のパッキン押圧板と、これらのパッキン受板及びパッキン押圧板のそれぞれの外周部に形成されているパッキン座面の相互間に介在されて上記第1径小空間に配備される円環状の第1パッキンと、上記パッキン受板と上記パッキン押圧板とにより上記第1パッキンを挟圧させることにより当該第1パッキンを拡径させて上記第1径小空間の周壁面に密着させるパッキン締付け機構と、を備えてなる第1管路遮断手段と、上記第2段付部に重なり状に配備され、かつ、外周部に、上記第2段付部に密着可能な環状の第2パッキンを保持する当て板と、この当て板を押圧して上記第2段付部に上記第2パッキンを密着させる当て板押圧機構と、を備える第2管路遮断手段と、上記第1管路遮断手段と上記第2管路遮断手段とを連結する機能及びそれらの管路遮断手段を上記管継手に固定する機能を有する連結固定手段と、上記当て板の偏心箇所に設けられて上記第2径小空間に向かって開口する給気ノズルと、によって構成されている。
このように構成されている満空試験治具によれば、縦通配管系の管路が、第1管路遮断手段によって管継手の第1径小空間の内部で遮断され、第2管路遮断手段によって管継手の径大空間と第2径小空間との境界部で遮断される。このため、縦通配管系に介在された2つの管継手のそれぞれに当該満空試験治具を設置しておくと、2つの管継手の間の管路に給気手段を利用して給気することにより当該管路での漏水の有無を検査することが可能になる。
本考案では、上記パッキン締付け機構が、上記パッキン受板の中央部に立設されて上記パッキン押圧板の中央部に設けられた孔部に遊嵌合されたねじ軸と、上記パッキン押圧板を挟んで上記パッキン受板の反対側で上記ねじ軸にねじ合わされた締付けナットと、を有してなる、という構成を採用することが可能である。このパッキン締付け機構によると、管継手の掃除口を利用して締付けナットを締め付けたり緩めたりすることが容易に可能である。
本考案では、上記当て板押圧機構が、上記当て板の中央部に回転自在に取り付けられて上記ねじ軸の先端部側にねじ合わされた筒状の回転操作部材を有してなり、上記連結固定手段が、上記当て板と、上記当て板押圧機構と、上記第1段付部に重なり状に載架可能な外径サイズを有する上記パッキン押圧板と、を有する、という構成を採用することが可能である。この構成であると、管継手の掃除口を利用して当て板押圧機構の回転操作部材を正逆方向に回転操作することが容易に可能である。また、連結固定手段に含まれる当て板押圧機構の回転操作部材を回転操作してパッキン押圧板と当て板とを管継手の第1段付部と第2段付部とに反対向きに押し付けることができ、そのようにすることによって、第1管路遮断手段と上記第2管路遮断手段とが管継手に確実に固定される。
本考案では、上記パッキン押圧板の外周部に、上記第1段付部の周方向1箇所に設けられた位置決め突起に嵌合する凹入部が形成されていることが望ましい。これによれば、第1段付部の周方向1箇所に位置決め突起が設けられているとしても、パッキン押圧板を第1段付部に重なり状に載架するときにパッキン押圧板の外周部の凹入部を位置決め突起に嵌合させるだけで、第1径小空間に挿入された円板形のパッキン受板との対向位置にパッキン押圧板が配備されるようになる。
本考案では、上記パッキン受板及び上記パッキン押圧板のそれぞれの外周部に形成されている上記パッキン座面が、それらのパッキン座面の相互間に外拡がり空間が形成されるように傾斜していることが望ましい。これによれば、第1パッキンがパッキン受板とパッキン押圧板の中央位置に位置決めされると共に、パッキン受板とパッキン押圧板とにより挟圧されると、当該第1パッキンが容易に拡径して第1径小空間の周壁面に確実に密着する。
以上説明したように、本考案の満空試験治具によれば、縦通配管系に介在される掃除口付き管継手の構造を改変することなく、当該掃除口付き管継手にそのまま設置することのできる満空試験治具を提供することが可能である。
本考案に係る満空試験治具の縦断面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 治具の操作方法説明図である。 管継手に取り付けられた治具の縦断面図である。 満空試験対象である縦通配管系を例示した一部破断側面図である。 先行例による漏洩テスト方法を実施するための概略説明図である。
図1は本考案に係る満空試験治具S(以下「治具S」という。)の縦断面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は図1のIII−III線に沿う断面図、図4は治具Sの操作方法説明図である。また、図5は管継手100に取り付けられた治具Sの縦断面図である。
はじめに、図5を参照して、満空試験に先立って治具Sが設置される管継手100の構成を説明する。同図に縦断面図で示した管継手100は、周壁110の下端部に下部フランジ121を有し、周壁110の上端部に上部フランジ122を有している。また、周壁110によって取り囲まれた内部空間に、中央部の径大空間130と、径大空間130の下側の第1径小空間131と、径大空間130の上側の第2径小空間132とが形成されている。そして、周壁110には、径大空間130と第1径小空間131との境界部に位置する第1段付部141と、径大空間130と第2径小空間132との境界部に位置する第2段付部142とが形成されている。また、周壁110の周方向1箇所に掃除口111として利用される大きな開口が備わっている。この管継手100では、下部フランジ121と上部フランジ122とにそれぞれ立て管(不図示)が水密に接続される。また、この管継手100やこの管継手100に接続された立て管が排水管として実使用されるときには、上記掃除口111が、図示していない蓋体によって水密に塞がれる。
次に、図1〜図4を参照して治具Sの構成を説明する。治具Sは、図1に示した第1管路遮断手段10と、第2管路遮断手段20と、連結固定手段30と、給気ノズル41と、によって構成されている。
図1又は図2のように、第1管路遮断手段10は、上記した管継手100の第1径小空間131の口径よりもやや小さな口径を有してその第1径小空間131に挿入可能な円板形のパッキン受板11と、このパッキン受板11との対向位置に配備される円板形のパッキン押圧板12と、これらのパッキン受板11及びパッキン押圧板12のそれぞれの外周部に形成されているパッキン座面13,14の相互間に介在される円環状の第1パッキン15と、パッキン受板11とパッキン押圧板12とにより第1パッキン15を挟圧させることにより当該第1パッキン15を拡径させるパッキン締付け機構16と、を備えている。そして、パッキン締付け機構16が、パッキン受板11の中央部に立設されてパッキン押圧板12の中央部に設けられた孔部17に遊嵌合されたねじ軸18と、パッキン押圧板12を挟んでパッキン受板11の反対側でねじ軸18にねじ合わされた締付けナット19と、を有している。ねじ軸18は、溶接や接着といった適宜手段を用いてパッキン受板11に固定されている。
図1又は図3のように、第2管路遮断手段20は、外周部に環状の第2パッキン22を保持している円板形の当て板21と、当て板21の中央部に回転自在に取り付けられて上記したねじ軸18の先端部側にねじ合わされた筒状の回転操作部材23でなる当て板押圧機構24とを備えている。そして、上記当て板21は、上記した管継手100の第2段付部142に同心位置で重なり状に配備可能な外径サイズを有している。この実施形態において、第2パッキン22は当て板21の外周部に接着によって保持されている。また、回転操作部材23は、雌ねじを有する筒形ナット体の上端部に具備させた内鍔部25に、当て板21に設けた鍔付き軸部26が離脱不能でかつ回転自在に嵌合されてなる。
連結固定手段30は、上記当て板21と、上記当て板押圧機構24と、上記第1段付部に重なり状に載架可能な外径サイズを有する上記パッキン押圧板12と、を有していて、第1管路遮断手段10と第2管路遮断手段20とを連結する機能及びそれらの管路遮断手段10,20を管継手100に固定する機能を有している。
給気ノズル41は、上記当て板21の偏心箇所に設けられて、当て板21の上方に向かって開口している。図1又は図3に示されているように、この給気ノズル41は、コンプレッサーなどの給気源から延び出たエアーチューブ(不図示)をワンタッチ式に着脱することのできる接続口42を備えている。
以上のように構成された治具Sの第1管路遮断手段10及び第2管路遮断手段20についての操作方法を図4を参照して説明する。
第1管路遮断手段10に関して、締付けナット19を正方向に回転操作して矢印a1のように下方に移動させると、締付けナット19によってパッキン押圧板12が締め付けられ、これに伴って、第1パッキン15がパッキン受板11及びパッキン押圧板12の各パッキン座面13,14によって挟圧されて拡径する。この実施形態では、パッキン座面13,14が、それらのパッキン座面13,14の相互間に外拡がり空間が形成されるように傾斜している。このため、第1パッキン15がパッキン受板11とパッキン押圧板12の中央位置に位置決めされると共に、パッキン受板11及びパッキン押圧板12の各パッキン座面13,14によって挟圧された第1パッキン15が容易に拡径するという利点がある。これに対して、締付けナット19を逆方向に回転操作して矢印a2のように上方に移動させると、締付けナット19によるパッキン押圧板12に対する締め付けが解除され、パッキン受板11及びパッキン押圧板12の各パッキン座面13,14によって挟圧されて拡径していた第1パッキン15が縮径する。
第2管路遮断手段20に関して、当て板押圧機構24の回転操作部材23を正方向に回転操作して矢印b1のように下方に移動させると、回転操作部材23と共に当て板21が下降するのに対して、回転操作部材23を逆方向に回転操作して矢印b2のように上方に移動させると、回転操作部材23と共に当て板21が上昇する。これにより治具Sのパッキン受板11の下面から当て板21の上面までの高さHが調節される。
治具Sを用いる満空試験は、当該治具Sを縦通配管系に2箇所に介在されている2つの上記管継手100のそれぞれに設置した状態で行われる。図4又は図5を参照して管継手100に治具Sを設置する手順の一例を説明する。
管継手100の掃除口111を利用して当該管継手100の径大空間130に治具Sを挿入するときには、図4に示した治具Sの高さHを図5に示した掃除口111の縦開口幅H1よりも短くしておく必要がある。治具Sの高さHは、治具Sの連結固定手段30を操作することによって調節する。すなわち、連結固定手段30の回転操作部材23を正方向又は逆方向に回転させると、回転操作部材23が当て板21と共に図4の矢印b1,b2のように下方又は上方に移動する。この操作を通じて高さHが適切に調節された治具Sを、管継手100の掃除口111から管継手100の径大空間130に挿入する。
図例では、管継手100の第1段付部141の周方向1箇所に位置決め突起52が設けられている。この位置決め突起52は、管継手100やこの管継手100に接続された立て管を排水管として実使用するのに先立って管継手100の掃除口111に設置される上記蓋体を位置決めするために必要な要素ではあるけれども、このような位置決め突起52が存在していると、この位置決め突起52が、第1管路遮断手段10を管継手100の適正箇所に配備するときの障害になる。そこで、この実施形態では、パッキン押圧板12の外周部の1箇所に凹入部51を形成してあり、この押入部51を位置決め突起52に嵌合させるようにしている。こうしておくと、位置決め突起52が第1管路遮断手段10を管継手100の適正箇所に配備するときの障害になることはない。
管継手100の径大空間130に治具Sを挿入し、上記のように位置決めされたパッキン押圧板12を第1段付部141に載架させると、第1管路遮断手段10の第1パッキン15が、管継手100の第1径小空間131に配備されると共に、締付け機構16の締付けナット19が径大空間130に配備されるので、この後、第1管路遮断手段10を操作して第1パッキン15を管継手100の第1径小空間131の周壁面に密着させる。このときの操作は、管継手100の掃除口111を利用してスパナなどの工具を径大空間130に挿入し、パッキン締付け機構16の締付けナット19を締め付けることによって行う。締付けナット19を締め付けると、パッキン受板11及びパッキン押圧板12のそれぞれのパッキン座面13,14の相互間に介在されている第1パッキン15が挟圧されて拡径することにより第1径小空間131の周壁面に密着する。これにより、第1径小空間131で管路が遮断される。
この後、第2管路遮断手段20の当て板21を上昇させて第2パッキン22を管継手100の第2段付部142の下面に密着させる。このための操作は、管継手100の掃除口111を利用してスパナなどの工具を径大空間130に挿入し、当て板押圧機構24の回転操作部材23を逆方向に回転させることにより当て板21を上昇させて第2パッキン22を第2段付部142の下面に密着させる。これにより、第2径小空間131で管路が遮断され、同時に、連結固定手段30の作用によって、治具Sが管継手100に固定される。
次に、図6を参照し、治具Sを用いて縦通配管系の満空試験を行う手順の一例を説明する。
図6は満空試験対象である縦通配管系を例示した一部破断側面図である。図示されている縦通配管系は、下段側及び上段側の2つの管継手100A,100Bを接続している立て管200の中間部に分岐継手210が介在され、この分岐継手210に接続された横行管230に上向きの始端部231が備わっている。このような縦通配管系は、高層建造物の下水配管などに採用されている。そして、上記した管継手100A,100Bと立て管200との接続箇所、立て管200と分岐継手210との接続箇所、分岐継手210と横行管230との接続箇所、さらには立て管相互の接続箇所、横行管相互の接続箇所などにはパッキンでなる水密シール材が介在されている。
満空試験に先立って、下段側及び上段側の2つの管継手100A,100Bに、治具Sを、図5を参照して説明した手順でそれぞれ設置する。これにより、下段側の管継手100Aに設置された治具Sの第2管路遮断手段20による管路遮断箇所と、上段側の管継手100Bに設置された治具Sの第1管路遮断手段10による管路遮断箇所との相互間の管路が密閉空間となり、この管路が満空試験対象領域Zになる。ここで、横行管230の始端部231は、盲蓋232によって水密に閉塞されている。なお、下段側の管継手100Aに設置された治具Sについては、必ずしも第1管路遮断手段10で管路を遮断する必要はない。
満空試験は、下段側の管継手100に設置されている治具Sに備わっている給気ノズル41の接続口42にエアホース300を接続し、コンプレッサーのどの空気圧送手段310を用いて縦通配管系の密閉空間に空気を所定圧力になるように注入した後、漏洩検知器320によって漏洩の有無を検査する。
満空試験終了後には、給気ノズル41からエアホース300を取り外し、下段側及び上段側の管継手100A,100Bから治具Sを撤去する。そして、管継手100A,100Bの掃除口111A,111Bを蓋体(不図示)によって水密に閉塞しておく。
上記した満空試験では、漏洩検知器320によって漏洩の有無を検査する場合を説明したけれども、この点は、漏洩検知器320を用いずに、管継手100A,100Bと立て管200との接続箇所、立て管200と分岐継手210との接続箇所、といった管要素の接続箇所に石鹸水を塗布して漏洩の有無を目視検査することも可能である。
S 満空試験治具
10 第1管路遮断手段
11 パッキン受板
12 パッキン押圧板
13,14 パッキン座面
15 第1パッキン
16 パッキン締付け機構
17 孔部
18 ねじ軸
19 締付けナット
20 第2管路遮断手段
21 当て板
22 第2パッキン
23 回転操作部材
24 当て板押圧機構
30 連結固定手段
41 給気ノズル
51 凹入部
52 位置決め突起
100,100A,100B 管継手
111 掃除口
130 径大空間
131 第1径小空間
132 第2径小空間
141 第1段付部
142 第2段付部

Claims (5)

  1. 掃除口を有する径大空間とこの径大空間の下側の第1径小空間及び上側の第2径小空間とを形成している周壁に、上記径大空間と上記第1径小空間との境界部に位置する第1段付部と、上記径大空間と上記第2径小空間との境界部に位置する第2段付部と、が形成された管継手が介在されてなる縦通配管系の管路での漏水の有無を検査することに用いられる満空試験治具であって、
    上記第1径小空間に挿入可能な円板形のパッキン受板と、このパッキン受板との対向位置に配備される円板形のパッキン押圧板と、これらのパッキン受板及びパッキン押圧板のそれぞれの外周部に形成されているパッキン座面の相互間に介在されて上記第1径小空間に配備される円環状の第1パッキンと、上記パッキン受板と上記パッキン押圧板とにより上記第1パッキンを挟圧させることにより当該第1パッキンを拡径させて上記第1径小空間の周壁面に密着させるパッキン締付け機構と、を備えてなる第1管路遮断手段と、
    上記第2段付部に重なり状に配備され、かつ、外周部に、上記第2段付部に密着可能な環状の第2パッキンを保持する当て板と、この当て板を押圧して上記第2段付部に上記第2パッキンを密着させる当て板押圧機構と、を備える第2管路遮断手段と、
    上記第1管路遮断手段と上記第2管路遮断手段とを連結する機能及びそれらの管路遮断手段を上記管継手に固定する機能を有する連結固定手段と、
    上記当て板の偏心箇所に設けられて上記第2径小空間に向かって開口する給気ノズルと、
    によって構成されていることを特徴とする満空試験治具。
  2. 上記パッキン締付け機構が、上記パッキン受板の中央部に立設されて上記パッキン押圧板の中央部に設けられた孔部に遊嵌合されたねじ軸と、上記パッキン押圧板を挟んで上記パッキン受板の反対側で上記ねじ軸にねじ合わされた締付けナットと、を有してなる請求項1に記載した満空試験治具。
  3. 上記当て板押圧機構が、上記当て板の中央部に回転自在に取り付けられて上記ねじ軸の先端部側にねじ合わされた筒状の回転操作部材を有してなり、
    上記連結固定手段が、上記当て板と、上記当て板押圧機構と、上記第1段付部に重なり状に載架可能な外径サイズを有する上記パッキン押圧板と、を有する請求項2に記載した満空試験治具。
  4. 上記パッキン押圧板の外周部に、上記第1段付部の周方向1箇所に設けられた位置決め突起に嵌合する凹入部が形成されている請求項1ないし請求項3に記載した満空試験治具。
  5. 上記パッキン受板及び上記パッキン押圧板のそれぞれの外周部に形成されている上記パッキン座面が、それらのパッキン座面の相互間に外拡がり空間が形成されるように傾斜している請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載した満空試験治具。
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