JP3225886B2 - 通信インターフェース2重化装置 - Google Patents

通信インターフェース2重化装置

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JP3225886B2
JP3225886B2 JP12091897A JP12091897A JP3225886B2 JP 3225886 B2 JP3225886 B2 JP 3225886B2 JP 12091897 A JP12091897 A JP 12091897A JP 12091897 A JP12091897 A JP 12091897A JP 3225886 B2 JP3225886 B2 JP 3225886B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2重化した常用
系、待機系通信インターフェースを備えて周期的に待機
系診断を実行するとともに、常用系に障害が発生した際
に待機系に切り替えて通信を実行する通信インターフェ
ース2重化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のトークンパッシングバス
通信インターフェース(以下、I/Fと略称する)を2
重化した情報処理装置では、常用系通信I/Fと待機系
通信I/Fとの間の周期的な待機系診断シーケンスの通
信によって、その待機系診断が行われている。すなわ
ち、常用系通信I/Fが待機系通信I/Fに対して待機
系診断用メッセージを周期的に送信し、この待機系診断
用メッセージを受信した待機系通信I/Fが、一定時間
以内に送信元である常用系通信I/Fへ応答メッセージ
を返送する。この応答メッセージの返送(受信)を常用
系通信I/Fが監視することによって待機系診断を実行
している。
【0003】また、常用系に障害が発生して、待機系に
切り替わった直後のトークンの受信時は、この待機系通
信I/Fが待機系診断処理以外の通信を実行しておら
ず、次にトークンを渡すべきステーション(情報処理装
置)アドレス情報(NS)を保持していない。したがっ
て、自ステーションアドレスの次のアドレスから昇順又
は降順で応答メッセージが受信できるステーションをサ
ーチしている。
【0004】図9は従来の待機系診断時のシーケンス図
である。図9において、通常時のトークンパッシングシ
ーケンスでは、ステーションアドレスSTNoBの情報
処理装置からのトークンをステーションアドレスSTN
oCの情報処理装置における常用系通信I/Fへ送信す
る。この後、データ送信を実行し、さらに、ステーショ
ンアドレスSTNoCの情報処理装置がステーションア
ドレスSTNoDへトークンを渡すための送信を続行す
る。
【0005】次に、周期的に待機系診断を実行する待機
系診断シーケンスでは、ステーションアドレスSTNo
Bの常用系の情報処理装置からのトークンをステーショ
ンアドレスSTNoCの情報処理装置に送信して、次に
データ送信を実行する。この後、常用系通信I/Fと待
機系通信I/Fとの間で待機系診断用メッセージ及び応
答メッセージを送受信し、この送受信で待機系が正常動
作であると判断した後に、常用系通信I/Fからステー
ションアドレス情報(NS)に基づいたステーションア
ドレスSTNoDの情報処理装置へトークンを送信す
る。
【0006】図10は従来の待機系切り替え時のシーケ
ンス図である。図10において、図9と同様に待機系診
断時のシーケンスを処理し、この後、常用系の情報処理
装置に障害が発生した場合、待機系の情報処理装置に切
り替わる。この時点での待機系のステーションアドレス
情報(NS)は、初期化時点の値(NS=自STNo+
1=STNoD)のままであり、このため図10に示す
ようにステーションアドレスSTNoDから順次トーク
ンを図示しないステーションアドレスSTNoE,ST
NoF〜STNoG,STNoHまで送信する。すなわ
ち、トークンを渡す相手先のステーションアドレスST
NoHが見つかるまでトークンパッシングの制御が続け
られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような上記従来例
の通信インターフェース2重化装置では、以下の二つの
問題があり、これらの改善がデータ伝送効率の視点から
課題となっている。すなわち、 (1)待機系診断シーケンスによる待機系診断用メッセ
ージの送信及び応答メッセージの返信かつ受信の周期的
な通信は、余分なオーバヘッド時間であり、この通信処
理はデータ伝送効率(伝送速度、伝送量)の視点から極
力短時間に抑える必要がある。特に、与えられた時間内
にトークンをパスする必要があるトークンパッシング手
順中では重要な課題である。このように従来の待機系診
断処理では、この処理手順によってオーバヘッド時間が
長くなるという問題がある。
【0008】(2)常用系から待機系への切り替えが完
了するまでは、待機系通信インターフェースが、ステー
ションアドレス情報(NS)を保持していない。したが
って、自己ステーション(情報処理装置)アドレスの次
のアドレスから昇順又は降順で応答メッセージを受信で
きるステーションをサーチしている。換言すれば、従来
例では切り替え直後の1回目のトークンパッシングに時
間がかかり過ぎるとい欠点がある。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みて成されたもの
で、待機系診断に要するオーバヘッド時間を短縮するこ
とを第1の目的とし、また常用系から待機系への切り替
え直後のトークンパッシング時間を短縮して伝送効率を
向上することを第2の目的とする通信インターフェース
2重化装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる通信イン
ターフェース2重化装置は、通信回線に接続される複数
の情報処理装置がトークンパッシング手順に基づいてデ
ータ伝送するとともに、前記情報処理装置の少なくとも
1つに備えられる常用系通信I/Fと待機系通信I/F
との間で故障診断を実行し、前記常用系通信I/Fに障
害が発生したときは前記待機系通信I/Fに切り替えて
通信する通信インターフェース2重化装置において、前
記常用系通信I/Fは、次のトークンを渡すべき情報処
理装置のアドレス情報を搭載した待機系診断用メッセー
ジを前記待機系通信I/Fへ一定周期で送信し、前記待
機系通信I/Fは、前記待機系診断用メッセージの前記
アドレス情報に基づいて所定の情報処理装置へトークン
を送信するものである。
【0011】さらに、本発明は、前記常用系通信I/F
は、前記待機系通信I/Fからトークンが送信されたか
否かを監視して前記待機系通信I/Fに発生する障害を
判断するものである。
【0012】障害の発生を判断する手段としては、前記
常用系通信I/Fは、前記待機系診断用メッセージを送
信後、一定時間内に通信回線上のキャリア又は電圧レベ
ルを監視して前記待機系通信I/Fに発生する障害を検
出する。
【0013】または、前記常用系通信I/Fは、前記待
機系診断用メッセージを送信後、一定時間内にプリアン
ブルパタン又はフラグパタンのメッセージ先頭に付加さ
れた固有のビットパタンを監視して前記待機系通信I/
Fに発生する障害を検出する。
【0014】または、前記常用系通信I/Fは、前記待
機系診断用メッセージの送信後、一定時間以内に他の情
報処理装置宛のメッセージを監視して前記待機系通信I
/Fに発生する障害を検出する。
【0015】さらに、本発明は、前記待機系通信I/F
が、前記待機系診断用メッセージ内の前記アドレス情報
を記憶保持する記憶保持手段を有し、前記常用系通信I
/Fの障害発生により切り換えられた前記待機系通信I
/Fが、前記記憶保持手段に保持された前記アドレス情
報に基づいて所定の情報処理装置へトークンを送信する
ものである。
【0016】このような構成の本発明にあって、周期的
な待機系診断時のシーケンスでは、常用系通信I/Fか
ら待機系診断用メッセージを待機系通信I/Fに送信し
ている。待機系通信I/Fが次にトークンを送信すべき
ステーションアドレス変数(NS)に基づいて該当する
情報処理装置に対してトークンパッシングを実行するた
め、待機系診断する場合、1回の待機系診断について1
メッセージのみ伝送される。したがって、待機系診断に
要するオーバヘッド時間がが1/2に低減される。
【0017】すなわち、従来は常用系通信I/Fから待
機系通信I/Fに待機系診断用メッセージが送信され、
次に、待機系通信I/Fから常用系通信I/Fに応答メ
ッセージを送信し、この後に常用系通信I/Fから送信
すべきステーションアドレス変数(NS)に基づいて該
当する情報処理装置へトークンが渡される。したがっ
て、従来、1回の待機系診断で2つのメッセージが伝送
(送受信)されていたのに対して、本発明では1回の待
機系診断について1メッセージのみが伝送される。この
結果、待機系診断に要するオーバヘッド時間が短縮され
る。
【0018】また、本発明では、常用系通信I/Fが待
機系診断用メッセージに、次にトークンを送信すべきス
テーションアドレス情報(情報処理装置)を付加してい
る。したがって、待機系通信I/Fで次にトークンを送
信すべきステーションアドレス情報(情報処理装置)が
得られる。この結果、待機系通信I/Fから直接、次に
トークンを送信すべきステーションアドレス情報の情報
処理装置へトークンを送信できるようになる。したがっ
て、この場合も待機系診断に要するオーバヘッド時間が
短縮される。
【0019】さらに、本発明は、待機系診断時に、常用
系通信I/Fが従来例のように待機系通信I/Fからの
応答メッセージを受信しない。すなわち、待機系通信I
/Fでの動作を監視して待機系通信I/Fの正常又は異
常を判断している。
【0020】この監視では待機系診断用メッセージを送
信後の一定時間内に通信回線上のキャリア又は電圧レベ
ルが検出されたか否かによって待機系通信I/Fの正常
又は異常を判断し、また、待機系診断用メッセージの送
信後の一定時間内にプリアンブルパタン又はフラグパタ
ンのメッセージ先頭に付加された固有のビットパタンが
検出されたか否かによって待機系通信I/Fの正常又は
異常を判断する。さらに、待機系診断用メッセージの送
信後の一定時間以内に他の情報処理装置宛のメッセージ
が受信されたか否かによって待機系通信I/Fの正常又
は異常を判断している。この場合、多様な検出方法によ
って待機系通信I/Fの正常又は異常が判断できるよう
になり、その装置構成(設計)の自由度が得られる。
【0021】さらに、本発明では、常用系通信I/Fが
待機系診断用メッセージに、次にトークンを渡すべきス
テーションアドレス情報(情報処理装置)を付加して送
信し、このステーションアドレス情報が待機系通信I/
Fで記憶保持されるため、待機系切り替え直後の1回目
のトークンパッシングでも、記憶保持しているステーシ
ョンアドレス情報に基づいてトークンパッシングが実行
される。
【0022】すなわち、従来例のように自己情報処理装
置のステーションアドレスの次のステーションアドレス
から順次、通信回線に接続されている直近のステーショ
ン(情報処理装置)を検索(+1又は−1)する必要が
なくなる。この結果、常用系から待機系への切り替え直
後のトークンパッシング時間が短縮される。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の通信インターフェ
ース2重化装置の実施の形態を図面を参照して説明す
る。図1は本発明の通信インターフェース2重化装置を
適用した通信システムの概略構成を示すブロック図であ
る。図1に示されるように、トークンパッシング処理手
順によりデータを送受信する情報処理装置101,10
2,103,104,105が通信回線50にマルチド
ロップ形式で接続されている。情報処理装置101〜1
05には、それぞれトークンパッシングシーケンス用の
ステーションアドレスSTNo1,STNo2,STN
o3,STNo10,STNo15が付与されている。
【0024】また、情報処理装置103は常用系通信I
/F200及び待機系通信I/F201並びにデータ処
理部202を有している。常用系通信I/F200が常
時通信処理(インターフェース処理)を実行し、この常
用系に障害が発生した際に待機系通信I/F201を通
じてデータ通信を実行するように切り替えられる。
【0025】常用系通信I/F200及び待機系通信I
/F201は一般的に用いられている構成であり、基本
的に同様の構成である。例えば、トークンパッシング処
理手順によるデータ送受信制御するCPU、ROM、ワ
ーキング用RAM、ステーションアドレスSTNo1〜
STNo15をそれぞれ記憶するメモリを有している。
また、常用系通信I/F200には待機系診断用メッセ
ージを周期的に送信する待機系送信処理部、及び待機系
通信I/F201からのトークンの送信を監視するため
の監視タイマ部及び待機系障害発生判断処理部がプログ
ラム処理による機能又は個別回路で設けられている。
【0026】さらに、待機系通信I/F201には、待
機系診断用メッセージを受信する受信処理部、及びトー
クンを送信する待機系送信処理部がプログラム処理によ
る機能又は個別回路で設けられている。また、待機系診
断用メッセージ中の次のトークンを渡すべき情報処理装
置のアドレス情報を記憶保持する記憶保持手段としての
メモリも設けられている。
【0027】図2は図1に示す通信システムで送受信す
るメッセージフォーマットを示す図である。図2(a)
は従来のメッセージフォーマットの内容を示し、送信先
アドレス(DA)、送信元アドレス(SA)、制御コー
ド(C)及び情報(I)の各フィールドを有している。
これらのフィールドにプリアンブル、フラグパターン
(F)及びフレームチェックシーケンス(FCS)の各
フィールドが追加され、この1フレームが送受信され
る。
【0028】ここで制御コード(C)はメッセージの種
類を識別するためのコードであり、この実施形態では、
トークンを10Hとし、また、一般メッセージを20H
とし、最後に待機系診断用メッセージを90Hとして説
明する。
【0029】図2(b)は待機系診断用メッセージのフ
ォーマットであり、このメッセージも図2(a)と同様
にプリアンブル、フラグパターン(F)、送信先アドレ
ス(DA)、送信元アドレス(SA)、制御コード
(C)、フラグパターン(F)及びフレームチェックシ
ーケンス(FCS)の各フィールドを有している。ここ
での制御コード(C)も、この待機系診断用メッセージ
の種類を識別するためのものである。
【0030】また、この待機系診断用メッセージでは図
2(a)中の情報(I)フィールドが、1バイトのデー
タの常用系通信I/F(情報処理装置101の常用系通
信I/F200)が管理している次にトークンを渡すべ
きステーションアドレスの変数NSがセットされるNS
fフィールドと入れ替わっている。なお、制御コード
(C)には待機系診断用メッセージ90Hがセットされ
るものとする。
【0031】常用系通信I/Fから待機系通信I/F
(情報処理装置101の常用系通信I/F200から待
機系通信I/F201)にデータ送信するために、送信
先アドレス(DA)には、自ステーション(情報処理装
置101〜105)アドレス(STNo)に、ステーシ
ョンアドレス(STNo)の上限値を加えたアドレスを
セットして、常用系通信I/Fと待機系通信I/Fとを
区別している。
【0032】図2(c)はトークンのフォーマット内容
を示し、このトークンフォーマットでもプリアンブル、
フラグパターン(F)、送信先アドレス(DA)、送信
元アドレス(SA)、制御コード(C)、フレームチェ
ックシーケンス(FCS)及びフラグパターン(F)の
各フィールドを有し、図2(a)に示すメッセージフォ
ーマットに対して情報(I)フィールドが省略されてい
る。
【0033】次に、実施形態の動作について説明する。
図3は実施形態での待機系診断時のシーケンス図であ
る。図3において、まず、通常時は、例えば、図1中の
ステーションアドレスSTNo2の情報処理装置102
からのトークンを情報処理装置103が受け取ると、情
報処理装置102,103の間でデータ送受信が実行さ
れる。この後、情報処理装置103の常用系通信I/F
200が、図2に示すNSfフィールドにおける、次に
トークンを送信すべきステーションアドレス変数NSで
あるステーションアドレスSTNo10の情報処理装置
104へトークンを送信する。
【0034】次に、待機系診断が実行される。この待機
系診断は一定周期で行われる。ステーションアドレスS
TNo2の情報処理装置102からのトークンを情報処
理装置103が受け取ると、情報処理装置102,10
3の間でデータ送受信が行われる。この後、待機系診断
の周期のタイミングになるとステーションアドレスST
No3の情報処理装置103における常用系通信I/F
200から待機系通信I/F201へ待機系診断用メッ
セージを送信する。
【0035】待機系通信I/F201は待機系診断用メ
ッセージ中の図2に示すNSfフィールドにおける、次
にトークンを送信すべきステーションアドレス変数NS
を更新する。このステーションアドレスNSであるステ
ーションアドレスSTNo10の情報処理装置104へ
トークンを送信する。
【0036】なお、常用系通信I/F200は待機系通
信I/F201が送信したトークンのキャリア又は電圧
レベルが検出された場合に、待機系通信I/F201が
正常に動作していると判断する。この他に待機系診断用
メッセージの送信後の一定時間内にプリアンブルパタン
やフラグパタン等のメッセージ先頭に付加された固有の
ビットパタンを検出できた場合に待機系通信I/F20
1が正常であると判断しても良い。また、待機系診断用
メッセージの送信後の一定時間以内に他の情報処理装置
宛のメッセージを受信できた場合に待機系通信I/F2
01が正常であると判断するようにも出来る。
【0037】このように待機系診断を実行する場合、1
回の待機系診断について1メッセージのみが伝送され
る。したがって、従来、1回の待機系診断で2つのメッ
セージを伝送(送受信)していたのに対して、待機系診
断に要するオーバヘッド時間が短縮される。
【0038】図4は実施形態における常用系に障害が発
生した際の待機系切り替えシーケンス図である。図4に
おいて、通常時は図1中のステーションアドレスSTN
o2の情報処理装置102からのトークンを情報処理装
置103が受け取ると、情報処理装置102,103の
間でデータ送受信が実行される。この後、ステーション
アドレスSTNo3の情報処理装置103における常用
系通信I/F200から待機系通信I/F201へ待機
系診断用メッセージを送信する。
【0039】待機系通信I/F201は待機系診断用メ
ッセージにおける図2に示したNSfフィールドにおけ
る、次にトークンを送信すべきステーションアドレス変
数NSであるステーションアドレスSTNo10の情報
処理装置104へトークンを送信する。この場合、待機
系通信I/F201は自情報処理装置103のステーシ
ョンアドレスSTNo3に「1」が追加され、ステーシ
ョンアドレスSTNo4である。
【0040】次に、ステーションアドレスSTNo3の
情報処理装置103における常用系に障害が発生した場
合、常用系通信I/F200から待機系通信I/F20
1へ切替えられる。この直後に待機系通信I/F201
がステーションアドレスSTNo2の情報処理装置10
2からのトークンを受信すると、待機系通信I/F20
1を通じて情報処理装置103との間でデータ通信が実
行される。そして、待機系通信I/F201が図2に示
したNSfフィールドにおける、次にトークンを送信す
べきステーションアドレスの変数NSであるステーショ
ンアドレスSTNo10の情報処理装置104へトーク
ンを送信する。
【0041】すなわち、この実施形態では、従来例のよ
うに自己情報処理装置のステーションアドレスの次のス
テーションアドレスから順次、通信回線に接続されてい
る直近のステーション(情報処理装置102〜105)
を検索(+1又は−1)する必要がなくなる。この結
果、常用系から待機系への切り替え直後のトークンパッ
シング時間が短縮される。
【0042】図5は情報処理装置103における常用系
通信I/F200の処理手順を示すフローチャートであ
る。図5において、この処理手順では、先ず、初期化処
理が実行され、次にデータ受信が判断される(S50
1,S502)。次に、トークンの受信か否かを判断し
(S503)、ここでトークンを受信したと判断された
場合(S503:Yes)、図1に示したステーション
アドレスSTNo3の情報処理装置103におけるデー
タ処理部202によってデータ送信処理が実行される
(S504)。
【0043】次に、待機系診断の周期におけるタイミン
グが判断される(S505)。ここで、待機系診断のタ
イミングと判断された場合(S505:Yes)、待機
系診断処理が実行される。例えば、常用系通信I/F2
00が待機系通信I/F201が送信したトークンのキ
ャリアが検出できた場合に、待機系通信I/F201が
正常であると判断する(S506)。
【0044】S503でトークンの受信でないと判断さ
れた場合(S503:No)、ステーションアドレスS
TNo3の情報処理装置103におけるデータ処理部2
02によってデータ受信処理が実行される(S50
7)。また、S505で待機系診断のタイミングでない
と判断された場合(S505:No)、トークンパッシ
ング処理が実行される(S508)。さらに、S506
で待機系診断処理の実行後に常用系での障害の発生が判
断される(S509)。ここで常用系での障害が発生し
ていないと判断された場合(S509:No)、S50
2に戻ってデータ受信の判断から繰り返す。また、常用
系での障害が発生したと判断された場合(S509:Y
es)、その障害復旧処理が実施される(S510)。
【0045】図6は図5中の待機系診断処理の詳細な処
理手順を示すフローチャートである。図6において、ま
ず、この図5中のサブルーチン(待機系診断処理、S5
06)では、情報処理装置103における常用系通信I
/F200での図示しない待機系診断用メッセージの送
信用バッファを確保する(S601)。次に、図2
(b)に示す待機系診断用メッセージ中の送信先アドレ
ス(DA)に、上述の常用系通信I/Fと待機系I/F
とを区別するため待機系専用アドレス「自STNo+S
T上限値」をセットする(S602)。さらに、送信元
アドレス(SA)に自ステーションアドレスSTNoを
セットし、次に、制御コード(C)に待機系診断用メッ
セージの制御コード90Hをセットする(S603,S
604)。
【0046】次に、NSfフィールドに、内部管理して
いる次にトークンを送信すべきステーションアドレスの
変数NSの値をセットする(S605)。この後、これ
らの1フレームを常用系通信I/F200から待機系通
信I/F201へ送信し、その応答を時間監視するため
に監視タイマをセットする(S606,S607)。こ
の後、前記の説明のように常用系通信I/F200は待
機系通信I/F201が送信したトークンのキャリアを
検出したか否かを判断する(S608)。
【0047】この処理でキャリアを検出したと判断され
た場合(S608:Yes)、監視タイマをリセットす
る(S609)。また、S609でキャリアを検出でき
なかったと判断された場合(S608:No)、監視タ
イムアップ(タイムオーバ)を判断する(S610)。
ここで待機系通信I/F201からのキャリアを検出で
きず、さらに、監視タイムオーバであると判断された場
合(S610:Yes)、待機系通信I/F201にも
障害が発生しており,その復旧処理が実行されることに
なる(S611)。
【0048】図7は情報処理装置103における待機系
通信I/F201の処理手順を示すフローチャートであ
る。図7において、この処理手順では、まず、次にトー
クンを送信すべきステーションアドレスの変数NSを
「自STNo+1」に初期化する(S701)。次に、
待機系切り替えか否かを判断する(S702)。ここで
待機系切り替えであると判断された場合(S702:Y
es)、図5に示す情報処理装置103の常用系通信I
/F200の処理手順におけるS502に進む。
【0049】また、S702で待機系切り替えでないと
判断された場合(S702:No)、データ受信か否か
を判断する(S703)。待機系診断用メッセージ中の
送信先アドレス(DA)が、待機系専用アドレス「自S
TNo+ST上限値」であるか否かを判断する(S70
4)。ここで待機系専用アドレスであると判断された場
合(S704:Yes)、次に、制御コード(C)が待
機系診断用メッセージの制御コード90Hか否かを判断
する(S705)。制御コード90Hであると判断され
た場合(S705:Yes)、NSfフィールドに内部
管理している次にトークンを送信すべきステーションア
ドレス変数NSを図示しない内部メモリに格納し、次
に、トークンパッシングを処理する(S706,S70
7)。
【0050】図8は図7におけるトークンパッシング処
理(S707)の詳細な処理手順を示すフローチャート
である。図8において、この図7中のサブルーチン(S
707)では、情報処理装置103における待機系通信
I/F201が、図示しないトークン送信用バッファを
確保し、次に、図2(c)に示す送信先アドレス(D
A)に内部管理している次にトークンを送信すべきステ
ーションアドレス変数NSをセットする(S801,S
802)。さらに、送信元アドレス(SA)に自ステー
ションアドレスSTNoをセットし、次に、制御コード
(C)にトークン用の制御コード10Hをセットする
(S803,S804)。
【0051】この後、これらの1フレームを待機系通信
I/F201へ送信し、その応答を時間監視するために
監視タイマをセットする(S805,S806)。この
後、待機系通信I/F201はキャリア検出を実行する
(S807)。この処理でキャリアが検出されたと判断
された場合(S807:Yes)、監視タイマをリセッ
トし、送信先アドレス(DA)を次にトークンを送信す
べきステーションアドレス変数NSに変更する(S80
8,S809)。
【0052】また、S807でキャリアが検出できない
と判断された場合(S807:No)、監視タイムアッ
プ(タイムオーバ)を判断する(S810)。キャリア
を検出できず、さらに、監視タイムオーバであると判断
された場合(S810:Yes)、全てのステーション
(情報処理装置101〜105)のタイムオーバを判断
する(S811)。ここでタイムオーバであると判断さ
れた場合(S811:Yes)、図7中のS702に進
む。S811でタイムオーバでないと判断された場合
(S811:No)、送信先アドレス(DA)を「DA
+1」に設定してS805に戻る(S812)。すなわ
ち、次のステーション(情報処理装置101〜105)
のキャリヤ検出を実行し、全てのステーション(情報処
理装置101〜105)のタイムオーバを判断する。
【0053】この実施形態では、情報処理装置103に
のみ常用系通信I/F200及び待機系通信I/F20
1を設けて、その待機系診断及び待機系切り替えを説明
したが、情報処理装置101,102,104,105
の一部又は全部にも常用系通信I/F及び待機系通信I
/Fを設けて、情報処理装置103と同様に動作するよ
うに構成しても良い。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、常用系通信I/Fからの待機系診断用メッセ
ージが待機系通信I/Fへ送信され、さらに、待機系通
信I/Fから、次にトークンを送信すべきステーション
アドレスの変数に該当する情報処理装置に対してトーク
ンパッシングが実行されるため、1回の待機系診断につ
いて1メッセージのみが伝送される。この結果、待機系
診断に要するオーバヘッド時間が、従来に比して1/2
に低減され、データ伝送効率が向上する。
【0055】また、本発明によれば、待機系診断用メッ
セージに、次にトークンを送信すべきステーションアド
レス情報(情報処理装置)を付加し、待機系通信I/F
で次にトークンを送信すべきステーションアドレス情報
が得られる。この結果、待機系通信I/Fから直接、次
にトークンを送信すべきステーションアドレス情報に基
づいて該当する情報処理装置へトークンが送信される。
すなわち、待機系診断に要するオーバヘッド時間が短縮
できるようになり、この場合もデータ伝送効率が向上す
る。
【0056】さらに、本発明によれば、待機系診断時に
常用系通信I/Fが待機系通信I/Fの動作を監視し
て、待機系通信I/Fの正常又は異常を判断している。
この場合、多様な検出方法を採用することができ、装置
構成や設計の自由度が向上する。
【0057】さらに、本発明によれば、常用系通信I/
Fがステーションアドレス情報を付加して送信したステ
ーションアドレス情報を待機系通信I/Fが記憶保持し
ているため、待機系切り替え直後の1回目のトークンパ
ッシングでも、記憶保持しているステーションアドレス
情報に基づいて、トークンパッシングが実行される。こ
の結果、常用系から待機系への切り替え直後のトークン
パッシング時間を短縮することができ、データ伝送効率
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信インターフェース2重化装置を適
用した通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した通信システムが送受信するメッセ
ージフォーマット図である。
【図3】図1に示した通信システムでの待機系診断時の
シーケンス図である。
【図4】図1に示した通信システムにおいて常用系に障
害が発生した際の待機系切り替えシーケンス図である。
【図5】図1に示した情報処理装置における常用系通信
I/Fの処理手順を示すフローチャートである。
【図6】図5中の待機系診断処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】図1に示した情報処理装置における待機系通信
I/Fの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】図7におけるトークンパッシング処理手順を示
すフローチャートである。
【図9】従来の待機系診断時のシーケンス図である。
【図10】従来の待機系切り替え時のシーケンス図であ
る。
【符号の説明】
50 通信回線 101〜105 情報処理装置 200 常用系通信I/F 201 待機系通信I/F 202 データ処理部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線に接続される複数の情報処理装
    置がトークンパッシング手順に基づいてデータ伝送する
    とともに、前記情報処理装置の少なくとも1つに備えら
    れる常用系通信インターフェースと待機系通信インター
    フェースとの間で故障診断を実行し、前記常用系通信イ
    ンターフェースに障害が発生したときは前記待機系通信
    インターフェースに切り替えて通信する通信インターフ
    ェース2重化装置において、 前記常用系通信インターフェースは、次のトークンを渡
    すべき情報処理装置のアドレス情報を搭載した待機系診
    断用メッセージを前記待機系通信インターフェースへ一
    定周期で送信し、 前記待機系通信インターフェースは、前記待機系診断用
    メッセージの前記アドレス情報に基づいて所定の情報処
    理装置へトークンを送信するものであることを特徴とす
    る通信インターフェース2重化装置。
  2. 【請求項2】 前記常用系通信インターフェースは、前
    記待機系通信インターフェースからトークンが送信され
    たか否かを監視して前記待機系通信インターフェースに
    発生する障害を判断することを特徴とする請求項1記載
    の通信インターフェース2重化装置。
  3. 【請求項3】 前記常用系通信インターフェースは、前
    記待機系診断用メッセージを送信後、一定時間内に通信
    回線上のキャリア又は電圧レベルを監視して前記待機系
    通信インターフェースに発生する障害を検出することを
    特徴とする請求項2記載の通信インターフェース2重化
    装置。
  4. 【請求項4】 前記常用系通信インターフェースは、前
    記待機系診断用メッセージを送信後、一定時間内にプリ
    アンブルパタン又はフラグパタンのメッセージ先頭に付
    加された固有のビットパタンを監視して前記待機系通信
    インターフェース(201)に発生する障害を検出する
    ことを特徴とする請求項2記載の通信インターフェース
    2重化装置。
  5. 【請求項5】 前記常用系通信インターフェースは、前
    記待機系診断用メッセージの送信後、一定時間以内に他
    の情報処理装置宛のメッセージを監視して前記待機系通
    信インターフェースに発生する障害を検出することを特
    徴とする請求項2記載の通信インターフェース2重化装
    置。
  6. 【請求項6】 前記待機系通信インターフェースが、前
    記待機系診断用メッセージ内の前記アドレス情報を記憶
    保持する記憶保持手段を有し、前記常用系通信インター
    フェースの障害発生により切り換えられた前記待機系通
    信インターフェースが、前記記憶保持手段に保持された
    前記アドレス情報に基づいて所定の情報処理装置へトー
    クンを送信することを特徴とする請求項1乃至5の何れ
    か1項に記載の通信インターフェース2重化装置。
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