JP3225165B2 - 設計不良事前予測解析装置 - Google Patents

設計不良事前予測解析装置

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JP3225165B2
JP3225165B2 JP16700094A JP16700094A JP3225165B2 JP 3225165 B2 JP3225165 B2 JP 3225165B2 JP 16700094 A JP16700094 A JP 16700094A JP 16700094 A JP16700094 A JP 16700094A JP 3225165 B2 JP3225165 B2 JP 3225165B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品を設計する際、そ
の製品の変更部位に必要なデータを入力することによ
り、変更に起因して発生するおそれのある不良症状を予
測し、設計者に指摘することで設計不良の発生を事前に
防止するようにした設計不良事前予測解析装置に係り、
特に、構成部品点数が多く、かつ電気,機械,化学等の
ように種々の分野に関する部品を搭載した電気製品に利
用するのに好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアコン等のように電気,機械,
化学等の種々の分野に関する部品で構成される電気製品
は、開発設計期間が数カ月がかかっている。そして、設
計の際には、様々な変更が発生するが、変更しても、規
格を外れたり、設計不良が発生したり、さらに他の設計
担当者との間で変更の連絡がうまくいかず、変更に起因
する不良が起こることがある。
【0003】例えば、エアコンの設計の段階では、基礎
検討,性能検討及び量産性検討等のように幾つかのフェ
ーズに分かれているが、性能検討の時点で、ある部品の
形状や材質を変更したりすると、それにより不良が発生
することがあり、その不良の原因追求や対策に時間がか
かっている。しかも、その不良が過去にも同じような原
因で発生していたことが多いのが実状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、設計変
更が種々発生することがあるが、設計変更したとき上述
の如く、それに伴って不良が発生するおそれがあり、し
かもその不良の原因追求,対策を図った場合、以前にも
類似の事例が起きていたことが多く、そのため、せっか
く開発設計の際に変更しても、変更内容が正しいか否か
を確認するのにかなりの時間を要するので、それだけ時
間が無駄となり、設計遅延を招く問題があった。
【0005】一方、特開平4−336382号公報に示
される技術では、設計変更の来歴を計算機を用いて自動
的に管理するシステムが提案されている。しかしなが
ら、同公報に示される技術のものは、変更の来歴を管理
できるものの、変更したことによって発生し得ると予測
される類似の不良事例等を表示する機能はもっていな
い。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、設計変更を行う部位に必要なデータを入力するこ
とで、その変更に伴って発生が予測される類似の不良事
例を容易に確認することができ、以て設計不良を極力低
減し、かつ能率的設計を可能とする設計不良事前予測解
析装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一番目の発明で
は、変更すべき部位と該変更部位の変更に関連しかつ過
去に発生した不良現象とを格納すると共に、機器の品種
名,該各品種名に対応して夫々モジュール単位で分類さ
れた部品構成,該夫々の部品構成に対応して使用される
使用部品名を格納したデータベースと、各品種毎の変更
部位に必要なデータを入力するデータ入力手段と、変更
部位kデータが入力された時点で、該入力データと上記
データベースとに基づき、過去に発生した類似の不良事
例の有無を検索し、類似の不良事例が存在したとき、該
類似不良事例の夫々を表示手段により表示させるデータ
解析手段とを有している。
【0008】また本発明の二番目の発明では、複数台の
CADと、上記データベースと、複数台のCADとネッ
トワーク接続され、各品種毎の変更部位に必要なデータ
がCADの入力手段を介し入力された時点で、該入力デ
ータと上記データベースとに基づき、過去に発生した類
似不良事例を検索し、該検索した種々の類似不良事例を
CADの表示手段により表示するデータ解析手段とを有
し、かつデータ解析手段は、何れか一方のCADにて入
力された変更部位のデータを他のCADに転送すること
を特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の一番目の発明では、上述の如く、変更
すべき部位と該変更部位の変更に関連しかつ過去に発生
した不良現象とを格納すると共に、機器の品種名,該各
品種名に対応して夫々モジュール単位で分類された部品
構成,該夫々の部品構成に対応して使用される使用部品
名を格納したデータベースと、各品種毎の変更部位に必
要なデータを入力するデータ入力手段と、変更部位kデ
ータが入力された時点で、該入力データと上記データベ
ースとに基づき、過去に発生した類似の不良事例の有無
を検索し、類似の不良事例が存在したとき、該類似不良
事例の夫々を表示手段により表示させるデータ解析手段
とを有して構成したので、変更部位が発生した場合、そ
の変更部位に類似した過去の不良の事例をデータ解析手
段によって検索し、表示手段を介し表示するので、設計
変更を行う際に、設計者が表示された類似不良事例を参
照することで、変更に伴う設計不良を事前に防止するこ
とが可能となり、不良低減を図ることができる。従っ
て、従来技術に比較すると、設計者は変更すべき内容が
正しいか否かを容易かつ迅速に判断することができ、不
良設計をした場合に要する大幅な手間を削減することが
でき、それだけ能率的設計を行うことができる。
【0010】また、本発明の二番目の発明では、複数台
のCADと、上記データベースと、複数台のCADとネ
ットワーク接続され、各品種毎の変更部位に必要なデー
タがCADの入力手段を介し入力された時点で、該入力
データと上記データベースとに基づき、過去に発生した
類似不良事例を検索し、該検索した種々の類似不良事例
をCADの表示手段により表示するデータ解析手段とを
有し、かつデータ解析手段は、何れか一方のCADにて
入力された変更部位のデータを他のCADに転送するよ
うに構成したので、上記一番目の発明と同様の効果を得
ることができる他、データ解析手段のあるところまでい
ちいち足を運ぶことがなくなると共に、他の設計者でも
変更部位を容易に知ることができる結果、設計作業時の
よりいっそうの合理化を図る得る効果がある。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図11によ
り説明する。図1乃至図7は本発明による設計不良事前
予測解析装置の第1の実施例を示している。実施例の設
計不良事前予測解析装置Aは、図1に示すように、デー
タ入力装置2によって設計の変更部位に必要なデータが
選定されかつ入力されると、データ解析ステーション1
がその入力データと予めメモリされた各種データベース
とに基づいて類似の不良事例を検索し、検索した類似の
不良事例を表示装置3により表示するように構成されて
いる。具体的に述べると、各種データベースは、図1に
示すように規格データベース4と設計不良データベース
5と部品データベース6とからなっている。そのうち、
規格データベース4は、設計対象とするエアコンについ
ての夫々の規格が格納されており、図2に示すように、
大分類41とこれの各項目毎に関連付けられた中分類4
2とに分類されている。大分類41としては、JIS規
格411,工場設計規格412,工場検査規格413,
製品固有の規格414,各種管理基準415等からな
り、JIS規格411の範囲内の中で工場設計規格41
2が,該規格412の範囲内の中で工場検査規格413
が,また該規格413範囲内の中で製品固有規格414
がと云う順序で設けられている。中分類42としては、
電気421,機械422,化学423等の項目からなっ
ており、大分類中の各規格411〜415等に対応し中
分類42の各項目が関連付けられて構成されている。
【0012】設計データベース5は、大別すると、図3
に示すように、エアコンの設計の段階で発生が考えられ
る種々の不良現象を個々に命名して格納した不良現象5
1と、エアコンの回路図に沿った部位のリストを種々格
納した変更部位52との二つのテーブルをもっている。
不良現象51として、水垂れ511,霧吹き512,露
付513等からなり、変更部位52として、エバポレー
タ521,ドレイン522,冷媒管523等からなり、
これら不良現象51の各項目と変更部位52の各項目と
が互いにドキュメント的に互いに関連付けられてテーブ
ル化されている。例えば、不良現象として「霧吹き」5
12が、変更部位52として「エバポレータ522」が
夫々選定されると、図3における下方に図示する如く、
それらが関連する文書タイトルとして「エバポ径を4m
m縮小した変更内容ににより、霧吹き発生する」という
ようなドキュメント的に関連づけられている。部品テー
ブルベース6は、図4に示すように、品種名61と、そ
れに対応する夫々の部品構成62と、各部品構成62に
使用される使用部品名63との各テーブルからなってい
る。品種名61には詳細に図示していないが、エアコン
の品種名(製品名)の他、機種名及び型式が格納されて
いる。部品構成62には、各品種毎のブロックダイアグ
ラムと呼ばれるモジュール単位の部品の構成が格納され
ている。使用部品名63には、実際に使用されている全
部品の名称がメモリされると共に、その名称に対応する
部品型番64もメモリされている。この部品テーブルベ
ース6は、品種名61の何れかが選択されると、その品
種名61と部品構成62とのテーブルが関連付けられ、
またモジュール単位の部品構成中の何れかが選択される
と、その部品構成62と使用部品名63と部品型番64
とが関連付けられている。
【0013】一方、前記データ解析ステーション1は、
図5に示すように、データ入力装置2によって製品名及
び変更部位に必要なデータを入力すると(ステップ10
1,102)、そのデータに基づき、解析に必要なデー
タを上記各データベース4〜6から参照し、かつ解析に
必要なデータに関連する類似の設計不良が過去にあった
か否かを検索し、該当する類似の不良事例があるかない
かをチェックし(ステップ103)、その結果、類似の
不良事例があれば、その旨を表示装置3により表示する
と共に、それに関連する規格も表示するようにしている
(ステップ104)。そのため、データ解析ステーショ
ン1には、変更部位に必要がデータが入力されると、所
定のアルゴリズムに従って検索を開始し、かつ表示する
ように構成されている。データ入力装置2はマウス7,
図示しないキーボード等からなっている。表示装置3は
CRT等で構成され、データ解析ステーション1による
解析結果を表示し得、また、データ入力装置2によって
入力したとき、その入力データを確認すべく表示できる
ように構成されている。なお図5において、ステップ5
3の結果、類似の不良事例がなければ、その旨を表示す
る(ステップ105)。
【0014】実施例の設計不良事前予測解析装置は、上
記の如き構成よりなるので、例えば、設計の変更が発生
し、その変更部位について予測される類似の不良事例が
ないか否かを確認しようとした場合、まず、設計者は、
データ入力装置2により図6に示すような表示装置3の
画面31上において、変更しようとする品種名及びその
変更部位を入力すると、データ解析ステーション1は、
その入力データに基づき、解析に必要なデータを規格デ
ータベース4,設計不良データベース5,部品データベ
ース6から参照し、類似の設計不良が過去にあったか否
かを検索する。
【0015】その結果、類似の設計不良があった場合、
データ解析ステーション1は、表示装置3の画面31上
で、図6に示すように変更部位に関する類似事例32を
表示すると共に、入力された変更部位に関する規格33
を表示する。その場合、「化粧枠」に関する設計不良の
類似事例32として、図6に示す如く種々の事例が表示
される。そして、設計者が類似事例32の欄から、例え
ば「化粧カバー変形の件」の事例を、データ入力装置2
を介し選択すると、データ解析ステーション1は、選定
された事例に基づくドキュメント形式の内容72が設計
不良データベース5から取り出され、表示装置3の画面
を切換えて図7に示す類似事例表示画面71の如く表示
する。この場合、内容72には概要,状況,原因,対策
等が盛り込まれている。これにより、設計者は、「化粧
枠」の設計変更を行う際に、従来漏れがちだった点に気
をつけることが理解でき、設計不良が起こるのを事前に
避けることが可能となる。なお、データ解析ステーショ
ン1の検索結果、類似不良事例がない場合には、その旨
を表示することとなる。
【0016】このように、変更部位が発生した場合、そ
の変更部位に類似した過去の不良の事例をデータ解析ス
テーション1によって検索し、表示装置3を介し表示す
るので、設計変更を行う際に、設計者が表示された類似
不良事例を参照することで、変更に伴う設計不良を事前
に防止することが可能となり、不良低減を図ることがで
きる。従って、従来技術に比較すると、設計者は変更す
べき内容が正しいか否かを容易かつ迅速に判断すること
ができ、不良設計をした場合に要する大幅な手間を削減
することができ、それだけ能率的設計を行うことができ
る。しかも、類似不良事例32と共に規格33を表示す
るので、設計者はその対象部位の規格を再確認でき、設
計作業のより能率化も図り得る。また、設計者が十分注
意して設計を行い、また変更を行ったとしても、テスト
の結果、検査部品の規格を通らなかったり、何等かの不
良現象が発生することがある。不良が発生した場合、そ
の不良現象が類似不良事例32から選択されると、上述
の如く、選択された不良現象の内容72がドキュメント
形式で表示され、しかも原因,対策をも表示させるよう
に構成したので、設計者は類似不良現象をみることで、
今回の不良原因を追求することができ、それだけ不良事
態を解析する時間を大幅に短縮させることができる。こ
のように表示されたデータは、不良となった部位を設計
不良データベーステーブルから入力することでも同様に
して、過去の事例を設計不良データ5から検索すること
ができる。
【0017】図8は設計不良事前予測解析装置の第2の
実施例を示している。今日では、回路図等の設計におい
ては計算機を用いた設計支援装置(Computer
Aided Design:以下CADと称す)が広く
用いられている。このようなCADと本装置Aとを組み
込み、CADの図面上の回路図の部品を選択することに
より、その回路部品に関連する過去の事例、規格等のリ
ストを表示するようにしたものである。
【0018】そしてこれを取扱う場合、例えば図8
(a)に示すように、CADの図面81上からマウス等
により変更したい回路部品を選択すると、データ解析ス
テーションが部品データベース6を検索し、その選択さ
れた回路部品の型番等の属性がCAD画面82上に同図
(b)に示す如く表示される。このとき、図8(b)に
おいて画面82上には品種名が表示されていないが、品
種名は現在作業しているCADの属性情報として、CA
Dから自動的にデータ解析ステーション1に送られる。
その後、変更部位としての変更項目を入力すると、デー
タ解析ステーション1が品種名,部品番号,変更項目の
データに基づき過去の類似の不良事例を設計不良データ
ベース5から検索し、過去に類似の不良事例があった場
合にはその旨を表示する。このとき、類似不良事例の何
れかが選択されると、図7で前述したときと同様に類似
事例がドキュメント形式の内容で表示する。そのため、
この実施例では、CADと本装置Aとが互いにデータ交
換可能に接続されている。なお、本装置Aのデータ入力
装置2及び表示装置3はCADの入力部及び表示部と兼
用され、或いは別個に構成されていてもよい。但し、兼
用された場合、検索結果の情報はCADの表示部におい
て割込処理として表示されることとなる。このように、
本装置とCADとを組合せ、該CAD上で部品,配線レ
イアウト等の変更を行う際にも、その変更によって発生
が予測される類似の不良事例を表示できるようにする
と、設計者はそれらを参照することで、部品の変更に伴
う不良の発生を事前に防止することができる。
【0019】図9乃至図11は本装置の他の実施例を示
している。この場合は、データ解析ステーション1が上
述した解析を行う他、検索回数を各部品構成毎に集計し
得る機能を持たせたものである。即ち、図9に示す実施
例では、データ解析ステーション1が、設計変更や不良
解析の際に検索した変更部位,不良現象,及び類似の不
良事例等を、予め設定された任意の期間単位で集計し、
集計したデータを検索した項目の多い順に並べ替え、そ
の結果を同図に示す統計画面91上に表示するように構
成している。このように統計画面91を表示すると、設
計者は最近のよく検索されている不良現象や部位を知る
ことができるので、各設計部位の変更履歴が一目で理解
することができると共に、それに対応した変更を行うこ
とで各部位間の連絡漏れによる設計不良発生を低減する
ことができる。本例では、過去一ヶ月間に検索したデー
タを示したが、図10に示す実施例は、一定期間内に検
索する回数を予め設定しておくと共に、その設定した回
数を検索アラームライン92とし、該ライン91をデー
タ解析ステーション1が統計画面91上に表示させるよ
うに構成している。従って、変更部位,不良現象,及び
類似の不良事例を検索したとき、検索アラームライン9
2を超えた項目の検索頻度が多いことがわかるので、設
計者は、見直しを十分することによって設計不良の低減
を図り得る。
【0020】図11は本発明のさらに他の実施例を示し
ている。設計においては、複数人の設計者が夫々担当部
門を決め、分担して行っており、また一つの部門に数台
から数十台ものCADを使用する場合がある。このよう
な場合、各々の設計者が一台のCADを占有して設計作
業を行っていると、変更した部位についての情報が他の
設計者には知ることができない。そのため、各部位を統
合する際にパイプ径が異なっていたり、コンデンサ容量
が異なったりして鋳て設計不良となり、設計を再度見直
すことがある。そこで、この実施例では、図11に示す
ように、各CAD11A〜11Nを本装置Aに対しネッ
トワーク接続する。そして、何れか一方のCAD11A
が設計変更を行った場合、その結果が直ちに本装置Aに
取り込まれ、その旨が本装置Aから他のCAD11B〜
11NにネットワークBを介し転送される。この場合、
本装置Aにおけるデータ入力装置2,表示装置3が各C
AD11A〜11Nの入力部,表示部と兼用されてい
る。そして、何れかのCADで設計している設計者が、
他のCADで設計している設計変更項目をチェックする
ことができ、該変更が自分の設計作業に関連していれ
ば、その結果を活用でき、また変更を行った設計者に直
接聞く等して他の設計部位の変更結果を即時にフィード
バックして設計を行うことににより、他の設計変更を知
らずに発生するという設計不良を確実に防止することが
できる。従って、この実施例によれば、各設計者が本装
置Aのあるところまでいちいち足を運ぶことがなくなる
と共に、他の設計者でも変更部位を容易に知ることがで
きる。
【0021】なお、以上の実施例では、変更部位に必要
なデータの入力として、品種名,部品構成,使用部品名
等をそのままの名称で入力するように構成した例を示し
たが、例えば、それら図4に示す如き各品種名61,部
品構成62,使用部品名63の他、図3に示す如き不良
現象51,変更部位52を入力する場合、それらを予め
全て符号化させておいたリストを作成し、そのリストか
ら設計者が符号を参照し入力すれば、部品構成点数の多
い機種の場合でも、容易に取り扱うことができ、従っ
て、設計者が装置に格納されている状態の品種名,不良
現象名,部品名などを正しく覚えていなくとも、リスト
参照によって容易に入力することができる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1に
よりば、変更すべき部位と該変更部位の変更に関連しか
つ過去に発生した不良現象とを格納すると共に、機器の
品種名,該各品種名に対応して夫々モジュール単位で分
類された部品構成,該夫々の部品構成に対応して使用さ
れる使用部品名を格納したデータベースと、各品種毎の
変更部位に必要なデータを入力するデータ入力手段と、
データ解析手段とを有し、該データ解析手段が、変更部
位に必要なデータが入力された時点で、該入力データと
データベースとに基づき、過去に発生した類似の不良事
例の有無を検索し、類似の不良事例が存在するときに、
該類似不良事例の夫々を表示手段により表示させるよう
に構成したので、設計変更を行う際に、表示された類似
不良事例を参照することで、変更に伴う設計不良を事前
に防止することが可能となり、不良低減を図ることがで
きると共に、能率的設計が可能となる効果がある。しか
も、請求項2によれば、データ解析手段が、検索した類
似不良事例を夫々表示させる一方、表示された類似不良
事例の夫々を選択した時点で、類似不良事例の原因,対
策を表示させるように構成したので、設計者の対策がよ
り容易にかつ迅速にとりやすくなると云う効果がある。
請求項3によれば、データ解析手段が類似不良事例を検
索した回数を特定期間内で集計し、該集計結果を検索回
数頻度の高い順に表示すると共に、特定の検査回数にア
ラームラインを定めて表示させるように構成したので、
請求項1の効果に加え、特に検索頻度の高い部門をうけ
もつ設計者に注意を促すことができ、不良設計が起こる
のをより低減することができる効果がある。
【0023】請求項4によれば、データベースと、デー
タ入力手段と、CADと互いにデータ交換可能に接続さ
れ、各品種毎の変更部位の必要なデータが上記入力手段
とCADの入力手段との何れかを介し入力された時点
で、該入力データと上記データベースとに基づき、過去
に発生した類似の不良事例の有無を検索し、類似の不良
事例が存在したとき、該類似不良事例の夫々をCADの
表示手段により表示するデータ解析手段とを有し、かつ
該データ解析手段は、CADの画面上で表示された回路
部品が選定された時点で、CADを介しデータベースに
より、回路部品の属性データを入力するように構成した
ので、設計者がCADの画面上で設計作業をしながら類
似不良事例を容易に見つけだすことができ、設計作業時
の合理化を図ることができる効果がある。請求項5によ
れば、複数台のCADと、データベースと、複数台のC
ADとネットワーク接続され、各品種毎の変更部位に必
要なデータがCADの入力手段を介し入力された時点
で、該入力データと上記データベースとに基づき、過去
に発生した類似不良事例を検索し、該検索した種々の類
似不良事例をCADの表示手段により表示するデータ解
析手段とを有し、かつデータ解析手段が、何れか一方の
CADにて入力された変更部位のデータを他のCADに
転送するように構成したので、請求項1と同様の効果を
得ることができる他、データ解析手段のあるところまで
いちいち足を運ぶことがなくなると共に、他の設計者で
も変更部位を容易に知ることができる結果、設計作業時
のよりいっそうの合理化を図る得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による設計不良事前予測解析装置の第1
の実施例を示す構成ブロック図。
【図2】規格データベースに格納されているテーブルを
示す説明図。
【図3】設計不良データベースに格納されているテーブ
ルを示す説明図。
【図4】部品データベースに格納されているテーブル情
報を示す説明図。
【図5】設計不良事前予測解析装置の処理動作を示すフ
ロー。
【図6】表示された規格表示画面を示す説明図。
【図7】選択された類似事例表示画面を示す説明図。
【図8】本発明による設計不良事前予測解析装置の他の
実施例を示す説明図。
【図9】検索回数を集計した表示画面を示す説明図。
【図10】検索回数を集計した表示画面にアラームライ
ンを設けた状態を示す説明図。
【図11】本発明による設計不良事前予測解析装置のさ
らに他の実施例を示す説明図。
【符号の説明】
A…設計不良事前予測解析装置、1…データ解析ステー
ション、2…データ入力装置、3…表示装置、4…規格
データベース、5…設計不良データベース、6…部品デ
ータベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下社 貞夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 生産技術研究所 内 (56)参考文献 特開 平3−127271(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 604 G06F 17/50 612

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変更すべき部位と該変更部位の変更に関
    連しかつ過去に発生した不良現象とを格納すると共に、
    機器の品種名,該各品種名に対応して夫々モジュール単
    位で分類された部品構成,該夫々の部品構成に対応して
    使用される使用部品名を格納したデータベースと、各品
    種毎の変更部位に必要なデータを入力するデータ入力手
    段と、変更部位のデータが入力された時点で、該入力デ
    ータと上記データベースとに基づき、過去に発生した類
    似の不良事例の有無を検索し、類似の不良事例が存在し
    たとき、該類似不良事例の夫々を表示手段により表示さ
    せるデータ解析手段とを有することを特徴とする設計不
    良事前予測解析装置。
  2. 【請求項2】 変更すべき部位と該変更部位の変更に関
    連しかつ過去に発生した不良現象とを格納すると共に、
    機器の品種名,該各品種名に対応して夫々モジュール単
    位で分類された部品構成,該夫々の部品構成に対応して
    使用される使用部品名を格納したデータベースと、各品
    種毎の変更部位に必要なデータを入力するデータ入力手
    段と、変更部位の必要データが入力された時点で、該入
    力データと上記データベースとに基づき、過去に発生し
    た類似の不良事例の有無を検索し、類似の不良事例が存
    在したとき、該類似不良事例の夫々を表示手段により表
    示させる一方、表示された類似不良事例の夫々を選択し
    た時点で、類似不良事例の原点,対策を表示手段により
    表示させるデータ解析手段とを有することを特徴とする
    設計不良事前予測解析装置。
  3. 【請求項3】 変更すべき部位と該変更部位の変更に関
    連しかつ過去に発生した不良現象とを格納すると共に、
    機器の品種名,該各品種名に対応して夫々モジュール単
    位で分類された部品構成,該夫々の部品構成に対応して
    使用される使用部品名を格納したデータベースと、各品
    種毎の変更部位に必要なデータを入力するデータ入力手
    段と、変更部位のデータが入力された時点で、該入力デ
    ータと上記データベースとに基づき、過去に発生した類
    似の不良事例の有無を検索し、類似の不良事例が存在し
    たとき、該類似不良事例の夫々を表示手段により表示さ
    せるデータ解析手段とを有し、かつ該データ解析手段
    は、類似不良事例を検索した回数を特定期間内で集計
    し、該集計結果を検索回数頻度の高い順に表示手段によ
    り表示すると共に、特定の検索回数にアラームラインを
    定めて表示させることを特徴とする設計不良事前予測解
    析装置。
  4. 【請求項4】 変更すべき部位と該変更部位の変更に関
    連しかつ過去に発生した不良現象とを格納すると共に、
    機器の品種名,該各品種名に対応して夫々モジュール単
    位で分類された部品構成,該夫々の部品構成に対応して
    使用される使用部品名を格納したデータベースと、各品
    種毎の変更部位に必要なデータを入力するデータ入力手
    段と、CADと互いにデータ交換可能に接続され、各品
    種毎の変更部位の必要なデータが上記入力手段とCAD
    の入力手段との何れかを介し入力された時点で、該入力
    データと上記データベースとに基づき、過去に発生した
    類似の不良事例の有無を検索し、類似の不良事例が存在
    したとき、該類似不良事例の夫々をCADの表示手段に
    より表示するデータ解析手段とを有し、かつ該データ解
    析手段は、CADの画面上で表示された回路部品が選定
    された時点で、CADを介しデータベースにより、回路
    部品の属性データを入力することを特徴とする設計不良
    事前予測解析装置。
  5. 【請求項5】 複数台のCADと、変更すべき部位と該
    変更部位の変更に関連しかつ過去に発生した不良現象と
    を格納すると共に、機器の品種名,該各品種名に対応し
    て夫々モジュール単位で分類された部品構成,該夫々の
    部品構成に対応して使用される使用部品名を格納したデ
    ータベースと、複数台のCADとネットワーク接続さ
    れ、各品種毎の変更部位に必要なデータがCADの入力
    手段を介し入力された時点で、該入力データと上記デー
    タベースとに基づき、過去に発生した類似不良事例を検
    索し、該検索した種々の類似不良事例をCADの表示手
    段により表示するデータ解析手段とを有し、かつデータ
    解析手段は、何れか一方のCADにて入力された変更部
    位のデータを他のCADに転送することを特徴とする設
    計不良事前予測解析装置。
  6. 【請求項6】 データ解析手段は、類似不良事例を検索
    した回数を特定期間内で集計し、該集計結果を検索回数
    頻度の高い順に表示させると共に、特定の検索回数にア
    ラームラインを定めて表示させることを特徴とする請求
    項5に記載の設計不良事前予測解析装置。
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