JP3225042U - 刈払いヘッド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】刈払機の回転刃の支持角度の上下回動調節が行え、回転刃を汎用型の刈払機と同様の左回りに回転させ、汎用型の刈払機に用いられている長柄にそのまま取付けられる刈払機用の刈払ヘッド装置を提供する。【解決手段】刈払ヘッド装置10は、長柄先端部に装着する装着用筒部14と、左右2分割構造を有する横筒部15の一方の片側部分15Aとを有する入力側ハウジング12と、出力軸51を保持した縦筒部と横筒部の他方の片側部分15Bとを有する出力側ハウジング13とが、双方の片側部分15A、15Bを軸回転自在に突き合わせて装着されている。入力側ハウジング内には、入力側傘歯車30に噛合する第1傘歯車45が位置し、出力側ハウジング内には、第1傘歯車と連れ回りする第2傘歯車46が出力側傘歯車50に噛合している。第1傘歯車と第2傘歯車は、右回りの動力に対して回転刃2を左回りに回転させる。【選択図】図5
Description
本願考案は、汎用型の刈払機に用いられている長柄にそのまま取り付けることができ、回転刃の支持角度の上下回動調節が行え、回転刃を汎用型の刈払機と同様の左回りに回転させる、刈払ヘッド装置に関する。
汎用型の刈払機は、作業者が立ち姿勢で刈払い作業し易いように、回転刃の面に対して長柄の向きが傾斜した向きに設定されており、多くの機種はこの傾斜角を約30°に固定させている。
約30°の傾斜角は水平な平地において作業者が楽な立ち姿勢で刈払い作業をすることを基準にして設定されている。この傾斜角が固定されていると、土手等の傾斜地の雑草を刈払い作業をする場合に、長柄の上下回動方向を変えなければ雑草を綺麗に刈り払うことが出来ない。しかし、この向きを変えようとすると、刈払機を持つ作業者が疲れ易い不自然な姿勢になる。
背丈の高い人や低い人が刈払機を使用する場合にも、同じことがいえる。
これらの不具合を解消することを目的として、従来においても、特許文献において、回転刃の支持角度が調節できる刈払機や刈払ヘッド装置が提案されている。
特許文献1の刈払機は、パイプ形状の操作管40を備え、操作管40の内部から前方に可撓性のある蛇腹管100を突出させた構造である。このため、汎用型の刈払機に用いられている長柄にそのまま取付けることができない。
特許文献2の刈払機は、同特許文献の第1図によると、ドライブシャフト10の回転方向は、エンジンから出力される出力軸と同じ方向の右回転になる。この刈払機は、伝動ギヤケース4内に左右両面に歯を設けた傘歯車を用いているため、刈刃(回転刃)1の回転も右回転になる。この図1における動力伝達構造を本願の図12に示し、回転刃の回転の向きを図13(b)に示した。
これらの図に示すように、特許文献2の刈払機では回転刃を表裏逆向きにして取付けることになるが、汎用の刈払機は回転刃が左回りに回転するために、汎用型の刈払機を使い慣れた人にとっては、回転刃が右回りに回転する刈払機は、雑草を刈払う方向が逆になるため、不慣れで使いにくく作業性が悪い。
これらの図に示すように、特許文献2の刈払機では回転刃を表裏逆向きにして取付けることになるが、汎用の刈払機は回転刃が左回りに回転するために、汎用型の刈払機を使い慣れた人にとっては、回転刃が右回りに回転する刈払機は、雑草を刈払う方向が逆になるため、不慣れで使いにくく作業性が悪い。
特許文献3の刈払機用連結装置は、回転刃5の角度調節をすると縦方向の回転動力伝達経路が中折れ状態になる。このため振動と騒音が発生し、作業者を疲れさせる。
本願考案が解決しようとする課題は、汎用型の刈払機に用いられている長柄にそのまま取付けることができ、回転刃の支持角度の上下回動調節が行え、回転刃を汎用型の刈払機と同様の左回りに回転させる、刈払ヘッド装置にする点にある。
請求項1による刈払ヘッド装置は、次の構成を備える。
(1)回転刃の上下方向の支持角度の調整が可能であり、回転刃を左回転させる刈払ヘッド装置である。
(2)長柄の前端部に装着する装着用筒部を有し、該装着用筒部の前端部から横方向に左右2分割構造を有する横筒部の一方の片側部分を備えた入力側ハウジングを有する。
(3)前記回転刃を回転させる出力軸を内側に配設した短尺な縦筒部を有し、該縦筒部の上端部から横方向に前記横筒部の他方の片側部分を備えた出力側ハウジングを有する。
(4)前記入力側ハウジングと前記出力側ハウジングとは、前記横筒部における前記一方の片側部分と、前記他方の片側部分とが、軸心を中心に回転自在に突き合わされて、組み付けられている。
(5)前記入力側ハウジング内には、回転動力を入力する入力用傘歯車が設けられている。
(6)前記出力側ハウジング内には、前記出力軸を回転させる出力用傘歯車が設けられている。
(7)前記横筒部内に設けた横軸には、前記入力用傘歯車に嚙合する第1傘歯車と、前記出力用傘歯車に嚙合する第2傘歯車とが装着されている。
(8)前記第1傘歯車と前記第2傘歯車の歯の向きは、右回りの入力回転に対して前記回転刃を左回り回転させる向きである。
(9)前記入力側ハウジングに対する前記出力側ハウジングの回動は、ハンドル付締結部材による緊結で係止されるように構成されている。
(1)回転刃の上下方向の支持角度の調整が可能であり、回転刃を左回転させる刈払ヘッド装置である。
(2)長柄の前端部に装着する装着用筒部を有し、該装着用筒部の前端部から横方向に左右2分割構造を有する横筒部の一方の片側部分を備えた入力側ハウジングを有する。
(3)前記回転刃を回転させる出力軸を内側に配設した短尺な縦筒部を有し、該縦筒部の上端部から横方向に前記横筒部の他方の片側部分を備えた出力側ハウジングを有する。
(4)前記入力側ハウジングと前記出力側ハウジングとは、前記横筒部における前記一方の片側部分と、前記他方の片側部分とが、軸心を中心に回転自在に突き合わされて、組み付けられている。
(5)前記入力側ハウジング内には、回転動力を入力する入力用傘歯車が設けられている。
(6)前記出力側ハウジング内には、前記出力軸を回転させる出力用傘歯車が設けられている。
(7)前記横筒部内に設けた横軸には、前記入力用傘歯車に嚙合する第1傘歯車と、前記出力用傘歯車に嚙合する第2傘歯車とが装着されている。
(8)前記第1傘歯車と前記第2傘歯車の歯の向きは、右回りの入力回転に対して前記回転刃を左回り回転させる向きである。
(9)前記入力側ハウジングに対する前記出力側ハウジングの回動は、ハンドル付締結部材による緊結で係止されるように構成されている。
請求項2による刈払ヘッド装置は、次の構成を備える。
(1)請求項1に記載の各構成を備える。
(2)前記第1傘歯車と前記第2傘歯車は、前記刈払ヘッド装置を正面視した向きにおいて、いずれも歯が設けられている面が同じ右向きである。
(1)請求項1に記載の各構成を備える。
(2)前記第1傘歯車と前記第2傘歯車は、前記刈払ヘッド装置を正面視した向きにおいて、いずれも歯が設けられている面が同じ右向きである。
本願考案に係る刈払ヘッド装置は、回転刃の支持角度の上下回動調節が行える。このため、回転刃を、傾斜地における雑草の刈払いに適した向き、刈払い作業者の背丈に合わせた向きに調節することができ、楽な姿勢で効率の良い刈払い作業が行える。
また、本願考案に係る刈払ヘッド装置は、回転刃を汎用型の刈払機と同様の左回り回転させる動力伝達構造を備えている。このため、従来通りの安心した刈払い作業が行える。
また、本願考案に係る刈払ヘッド装置は、汎用型の刈払機に用いられている長柄にそのまま取付けることが出来る。このため、現在所有している刈払機から長柄を取り外し、この長柄の先端部に取り付けるだけで、回転刃の支持角度の調節が行える刈払機にすることが出来、原動機付き長柄を新規購入しなくてもよく、経済的である。
また、本願考案に係る刈払ヘッド装置は、入力側ハウジングと、出力側ハウジングと、ハンドル付締結部材とを組合せたシンプルで頑強な外観構造を備えている。このため、見栄えが良く、長期間使用しても故障しにくい。
本願考案に係る刈払ヘッド装置の好適な実施形態を図面に沿って詳述する。
[概要]
図1(a)〜(c)に示すように、本願実施形態に係る刈払ヘッド装置10は、回転刃2の上下方向の支持角度の調整が、60°の範囲内で行える。
図1(a)は、回転刃2の支持角度が長柄4に対して30°の標準角に位置合わせされている。図1(b)は回転刃2の支持角度がこの標準角よりも30°下方に傾斜した状態を示している。図1(c)は回転刃2の支持角度がこの標準角よりも30°上方に傾斜した状態を示している。
[概要]
図1(a)〜(c)に示すように、本願実施形態に係る刈払ヘッド装置10は、回転刃2の上下方向の支持角度の調整が、60°の範囲内で行える。
図1(a)は、回転刃2の支持角度が長柄4に対して30°の標準角に位置合わせされている。図1(b)は回転刃2の支持角度がこの標準角よりも30°下方に傾斜した状態を示している。図1(c)は回転刃2の支持角度がこの標準角よりも30°上方に傾斜した状態を示している。
この刈払機1に搭載されている原動機はエンジン5であり、筒状の長柄4の内部に、エンジン5の駆動で右回り回転するドライブシャフト6が配設されている。
刈払ヘッド装置10は、長柄4の先端部に着脱自在に装着されて、ドライブシャフト6の回転駆動力を内部に取入れ、刈払ヘッド装置10の下部に装着した回転刃2を回転させる。
刈払ヘッド装置10は、長柄4の先端部に着脱自在に装着されて、ドライブシャフト6の回転駆動力を内部に取入れ、刈払ヘッド装置10の下部に装着した回転刃2を回転させる。
[刈払ヘッド装置10の外観構造]
図2及び図3に示すように、刈払ヘッド装置10は、入力側ハウジング12と出力側ハウジング13とを有し、これらのハウジング12,13が横方向に組み付けられている。
図2及び図3に示すように、刈払ヘッド装置10は、入力側ハウジング12と出力側ハウジング13とを有し、これらのハウジング12,13が横方向に組み付けられている。
入力側ハウジング12は、後述する長柄先端部の装着部になる装着用筒部14の先端部と、左右2分割構造を有する横筒部15の一方の片側部分15Aの後部面とが接続された一体形成品である。
出力側ハウジング13は、出力軸51を軸回転自在に保持している短尺な縦筒部16の上端部と、横筒部15の他方の片側部分15Bの下部面とが接続された一体形成品である。
入力側ハウジング12と出力側ハウジング13とは、横筒部15の各片側部分15A,15Bにおける対向縁部の突合せによる密接した嵌合によって、軸心Pを中心にした対向縁部を摺接させた回動が自在に組み付けられている。17は突合せ個所を示している。
横筒部15の各片側部分15A,15Bの開放端部には、横筒部15内を密閉した空間にするため、キャップ18,18が取付けられる。キャップ18,18は、横筒部15内に雨水や土、埃等が侵入するのを防ぎ、刈払ヘッド装置10の外観の見栄えを良くする。
19は装着用筒部14内に突入する長柄先端部の抜止めと位置決めをするボルト、20は装着用筒部14も後部を締め付けて長柄先端部の緩み止めをするボルトである。
19は装着用筒部14内に突入する長柄先端部の抜止めと位置決めをするボルト、20は装着用筒部14も後部を締め付けて長柄先端部の緩み止めをするボルトである。
21は出力側ハウジング13側に設けられた突出部、22は装着用筒部14に設けられた突出部、23は双方の突出部21,22を緊結させて入力側ハウジング12に対する出力側ハウジング13の回動を係止するハンドル付締結部材であり、これらについての詳細は後述する。
縦筒部16から下方には出力軸51の下部が突出している。縦筒部16の下部は大径部になっており、この下部内には出力軸51と一緒に回転する回転板24が設けられている。回転板24の下端部は縦筒部16の下端部よりも若干下方に突出しており、回転刃は回転板24とその下方のローラー25による強い挟み付けによって装着されて、出力軸51とともに回転する。26はこの挟み付けに使用するナットである。
[刈払ヘッド装置10内に向けた動力伝達構造]
図4(a)に示すように、長柄4の先端部から前方にドライブシャフト6の先端部6aが突出している。汎用の刈払機の多くの機種は、この先端部6aがスプライン軸形状である。
図4(b)に示すように、装着用筒部14内の前部にはボールベアリング33を介して、前端に入力用傘歯車30が設けられた傘歯車軸31が支持されている。
図4(a)に示すように、長柄4の先端部から前方にドライブシャフト6の先端部6aが突出している。汎用の刈払機の多くの機種は、この先端部6aがスプライン軸形状である。
図4(b)に示すように、装着用筒部14内の前部にはボールベアリング33を介して、前端に入力用傘歯車30が設けられた傘歯車軸31が支持されている。
装着用筒部14内において傘歯車軸31に隣り合う後方個所には、前後2連のジョイント部材34,35が設けられている。
ジョイント部材34,35は、対向側が深さのある密接した嵌合によって連結されている。
前方のジョイント部材34は、傘歯車軸31の後端から後方に突出する角軸部32に連れ回り自在に連結されている。
後方のジョイント部材35は、ボールベアリング36を介して装着用筒部14内に保持されており、ドライブシャフト6の先端部6aが突入してスプライン係合自在状態にある。
2個のジョイント部材34,35にすると、夫々に違った形状の係合孔34a,35aが容易に形成できる。
図4(c)に示すように、長柄4の先端部が装着用筒部14内に挿入されると、ドライブシャフト6と傘歯車軸31に回転動力が取り入れられる。
ジョイント部材34,35は、対向側が深さのある密接した嵌合によって連結されている。
前方のジョイント部材34は、傘歯車軸31の後端から後方に突出する角軸部32に連れ回り自在に連結されている。
後方のジョイント部材35は、ボールベアリング36を介して装着用筒部14内に保持されており、ドライブシャフト6の先端部6aが突入してスプライン係合自在状態にある。
2個のジョイント部材34,35にすると、夫々に違った形状の係合孔34a,35aが容易に形成できる。
図4(c)に示すように、長柄4の先端部が装着用筒部14内に挿入されると、ドライブシャフト6と傘歯車軸31に回転動力が取り入れられる。
[刈払ヘッド装置10内部の動力伝達構造]
図5(a)(b)に示すように、横筒部15内の軸心Pに沿う位置には、横軸40が両端近傍部をボールベアリング41,42で支持された状態で配置されている。
横軸40の両端部には、ナット43,44が装着されて、入力側ハウジング12と出力側ハウジング13とが、横筒部40の軸心に相当する横軸40の軸心を中心にした回転が自在に組み付けられている。
図5(a)(b)に示すように、横筒部15内の軸心Pに沿う位置には、横軸40が両端近傍部をボールベアリング41,42で支持された状態で配置されている。
横軸40の両端部には、ナット43,44が装着されて、入力側ハウジング12と出力側ハウジング13とが、横筒部40の軸心に相当する横軸40の軸心を中心にした回転が自在に組み付けられている。
入力側傘歯車30は、装着用筒部14前方の横筒部15内に位置する第1傘歯車45に嚙合している。
第1傘歯車45は、刈払ヘッド装置10を正面から見た横筒部15の左側(入力側ハウジング12側)となる一方の片側部分15Aの内側に、刈払ヘッド装置10正面視した状態において、歯を有する面が右側になる出力ハウジング13側に向けて、横軸40に連れ回りする状態で装着されている。
横筒部15の右側(出力ハウジング13側)となる他方の片側部分15Bの内側には、第2傘歯車46が、歯を有する面が第1傘歯車45と同じ方向に向けて、横軸40に連れ回りする状態で装着されている。
第2傘歯車46は、出力軸51の上端に設けられている出力側傘歯車50に嚙合し、横軸40に連れ回りする状態で装着されている。
第1傘歯車45は、刈払ヘッド装置10を正面から見た横筒部15の左側(入力側ハウジング12側)となる一方の片側部分15Aの内側に、刈払ヘッド装置10正面視した状態において、歯を有する面が右側になる出力ハウジング13側に向けて、横軸40に連れ回りする状態で装着されている。
横筒部15の右側(出力ハウジング13側)となる他方の片側部分15Bの内側には、第2傘歯車46が、歯を有する面が第1傘歯車45と同じ方向に向けて、横軸40に連れ回りする状態で装着されている。
第2傘歯車46は、出力軸51の上端に設けられている出力側傘歯車50に嚙合し、横軸40に連れ回りする状態で装着されている。
[刈払ヘッド装置10内における動力の回転方向]
図6を参照しつつ図7に示すように、エンジン5の駆動によってドライブシャフト6は右回りに回転する。右回りの回転動力は、入力側傘歯車30と第1傘歯車45とによる嚙合によって横軸40を矢R方向に回転させ、更に第2傘歯車46と出力側傘歯車50とによる嚙合によって、出力軸51を左回りに回転させる。この結果、回転刃2は左回りに回転(正回転)になる。
図示していないが、第2傘歯車46と出力側傘歯車50とを左向きにしても、回転刃2を左回りに回転(正回転)させることが出来る。
図6を参照しつつ図7に示すように、エンジン5の駆動によってドライブシャフト6は右回りに回転する。右回りの回転動力は、入力側傘歯車30と第1傘歯車45とによる嚙合によって横軸40を矢R方向に回転させ、更に第2傘歯車46と出力側傘歯車50とによる嚙合によって、出力軸51を左回りに回転させる。この結果、回転刃2は左回りに回転(正回転)になる。
図示していないが、第2傘歯車46と出力側傘歯車50とを左向きにしても、回転刃2を左回りに回転(正回転)させることが出来る。
[回転刃2の支持角度の調節]
図1(b)(c)に示す回転刃2の支持角度の上下方向の調節は、図2、図3に示す出力側ハウジング13を入力側ハウジング12に対して、軸心Pを中心にした回動をさせて行う。
図1(b)(c)に示す回転刃2の支持角度の上下方向の調節は、図2、図3に示す出力側ハウジング13を入力側ハウジング12に対して、軸心Pを中心にした回動をさせて行う。
図8(a)(b)においては、横筒部15の開口端部の内側がわかるように、キャップを取り外した状態で示している。
図3を参照しつつ図8(a)(b)及び図9に示すように、出力側ハウジング13に設けられている(横筒部15の)片側部分15Bの後部面には、軸心Pを中心にした円弧形状を有する角度調節板21が、後方に突出した向きで一体形成されている。角度調節板21には円弧方向に長い楕円長孔21aが設けられている。
図3を参照しつつ図8(a)(b)及び図9に示すように、出力側ハウジング13に設けられている(横筒部15の)片側部分15Bの後部面には、軸心Pを中心にした円弧形状を有する角度調節板21が、後方に突出した向きで一体形成されている。角度調節板21には円弧方向に長い楕円長孔21aが設けられている。
入力側ハウジング12の側面には、角度調節板21の裏面に接する高さの太い円柱ボス形状の受け部22が突出形成されている。
ハンドル付締結部材23のねじ軸23aを角度調節板21の楕円長孔21a内から受け部22に設けられているねじ穴22a内に向けて螺入締結すると、出力側ハウジング13は、ハンドル付締結部材23と角度調節板22とによる強い挟み付けによって、上下回動が係止される。
ハンドル付締結部材23のねじ軸23aを角度調節板21の楕円長孔21a内から受け部22に設けられているねじ穴22a内に向けて螺入締結すると、出力側ハウジング13は、ハンドル付締結部材23と角度調節板22とによる強い挟み付けによって、上下回動が係止される。
回転刃2の支持角度調節になる上下回動角を変更する場合には、ハンドル付締結部材23の締結を一旦弛めた状態で行う。
そして、出力側ハウジング13の上下回動角を変更した後、再びハンドル付締結部材23を締結させる。
楕円長孔21aは、出力側ハウジング13の上下回動角が約60°の範囲を決める長さがあり、この角度の範囲内の所望の角度で角度調節できる。
そして、出力側ハウジング13の上下回動角を変更した後、再びハンドル付締結部材23を締結させる。
楕円長孔21aは、出力側ハウジング13の上下回動角が約60°の範囲を決める長さがあり、この角度の範囲内の所望の角度で角度調節できる。
図9(a)に示すように、ハンドル付締結部材23は、ねじ軸23aとハンドル23eとがビス23fを用いて組み付けられたものが用いられる。
このようにすると、角度調節板21に接近させたハンドル付締結部材23の取り付けが行える。
このようにすると、角度調節板21に接近させたハンドル付締結部材23の取り付けが行える。
[刈払ヘッド装置付刈払機1の使用]
図10(a)に示すように、本願実施形態の刈払ヘッド装置10を搭載した刈払機1は、土手等の上がり勾配になる傾斜地の雑草を刈取るときに、ローラー25を接地させた高さで、回転刃2の先端側を雑草の根元近くに向けることができる。このため、雑草を綺麗に刈ることが出来る。角度調節ができない図11(a)と対比してみれば、その違いがよくわかる。
図10(a)に示すように、本願実施形態の刈払ヘッド装置10を搭載した刈払機1は、土手等の上がり勾配になる傾斜地の雑草を刈取るときに、ローラー25を接地させた高さで、回転刃2の先端側を雑草の根元近くに向けることができる。このため、雑草を綺麗に刈ることが出来る。角度調節ができない図11(a)と対比してみれば、その違いがよくわかる。
また、図10(b)に示すように、下り勾配になる傾斜地の雑草を刈取るときには、回転刃2の先端部を傾斜地の地面近くに沿わせて、雑草の根元近くを綺麗に刈ることが出来る。角度調節ができない図11(b)と対比してみれば、その違いがよくわかる。
本願発明に係る刈払ヘッド装置は、刈払機による雑草の刈払いが必要な、園芸、農業、林業、環境保全業等の分野で、回転刃の上下角度の調節が出来るアタッチメントとして利用される。
1…刈払機、2…回転刃、4…長柄、5…エンジン(原動機)、6…ドライブシャフト(動力伝達用ロッド)、6a…(ドライブシャフトの)先端部、
10…刈払ヘッド装置、11…装置本体、12…入力側ハウジング、13…出力側ハウジング、14…装着用筒部、15…横筒部、15A…(横筒部15の)一方の片側部分、15B…(横筒部15の)他方の片側部分、16…縦筒部、17…(各片側部分15A,15Bの)突き合せ個所、18…キャップ、
21…角度調節板、21a…楕円長孔、22…(ボス形状の)受け部、
23…ハンドル付締結部材、23a…ねじ軸、23b…ねじ部、23c…フランジ部、23d…角軸部、23e…ハンドル、23f…ビス、
24…回転板、25…ローラー、
30…入力側傘歯車、31…傘歯車軸、32…角軸部、34…ジョイント部材、34a…係合孔、35…ジョイント部材。35a…係合孔、40…横軸、45…第1傘歯車、46…第2傘歯車、50…出力側傘歯車、51…出力軸、
P…軸心、R…回転方向
10…刈払ヘッド装置、11…装置本体、12…入力側ハウジング、13…出力側ハウジング、14…装着用筒部、15…横筒部、15A…(横筒部15の)一方の片側部分、15B…(横筒部15の)他方の片側部分、16…縦筒部、17…(各片側部分15A,15Bの)突き合せ個所、18…キャップ、
21…角度調節板、21a…楕円長孔、22…(ボス形状の)受け部、
23…ハンドル付締結部材、23a…ねじ軸、23b…ねじ部、23c…フランジ部、23d…角軸部、23e…ハンドル、23f…ビス、
24…回転板、25…ローラー、
30…入力側傘歯車、31…傘歯車軸、32…角軸部、34…ジョイント部材、34a…係合孔、35…ジョイント部材。35a…係合孔、40…横軸、45…第1傘歯車、46…第2傘歯車、50…出力側傘歯車、51…出力軸、
P…軸心、R…回転方向
請求項1による刈払ヘッド装置は、次の構成を備える。
(1)回転刃の上下方向の支持角度の調整が可能であり、回転刃を左回転させる刈払ヘッド装置である。
(2)長柄の前端部に装着する装着用筒部を有し、該装着用筒部の前端部から横方向に左右2分割構造を有する横筒部の一方の片側部分を備えた入力側ハウジングを有する。
(3)前記回転刃を回転させる出力軸を内側に配設した短尺な縦筒部を有し、該縦筒部の上端部から横方向に前記横筒部の他方の片側部分を備えた出力側ハウジングを有する。
(4)前記入力側ハウジングと前記出力側ハウジングとは、前記横筒部における前記一方の片側部分と、前記他方の片側部分とが、軸心を中心に回転自在に突き合わされて、組み付けられている。
(5)前記入力側ハウジング内には、回転動力を入力する入力用傘歯車が設けられている。
(6)前記出力側ハウジング内には、前記出力軸を回転させる出力用傘歯車が設けられている。
(7)前記横筒部内に設けた横軸には、前記入力用傘歯車に噛合する第1傘歯車と、前記出力用傘歯車に噛合する第2傘歯車とが装着されている。
(8)前記第1傘歯車と前記第2傘歯車の歯の向きは、右回りの入力回転に対して前記回転刃を左回り回転させる向きである。
(9)前記入力側ハウジングに対する前記出力側ハウジングの回動は、ハンドル付締結部材による緊結で係止されるように構成されている。
(1)回転刃の上下方向の支持角度の調整が可能であり、回転刃を左回転させる刈払ヘッド装置である。
(2)長柄の前端部に装着する装着用筒部を有し、該装着用筒部の前端部から横方向に左右2分割構造を有する横筒部の一方の片側部分を備えた入力側ハウジングを有する。
(3)前記回転刃を回転させる出力軸を内側に配設した短尺な縦筒部を有し、該縦筒部の上端部から横方向に前記横筒部の他方の片側部分を備えた出力側ハウジングを有する。
(4)前記入力側ハウジングと前記出力側ハウジングとは、前記横筒部における前記一方の片側部分と、前記他方の片側部分とが、軸心を中心に回転自在に突き合わされて、組み付けられている。
(5)前記入力側ハウジング内には、回転動力を入力する入力用傘歯車が設けられている。
(6)前記出力側ハウジング内には、前記出力軸を回転させる出力用傘歯車が設けられている。
(7)前記横筒部内に設けた横軸には、前記入力用傘歯車に噛合する第1傘歯車と、前記出力用傘歯車に噛合する第2傘歯車とが装着されている。
(8)前記第1傘歯車と前記第2傘歯車の歯の向きは、右回りの入力回転に対して前記回転刃を左回り回転させる向きである。
(9)前記入力側ハウジングに対する前記出力側ハウジングの回動は、ハンドル付締結部材による緊結で係止されるように構成されている。
[刈払ヘッド装置10内における動力の回転方向]
図6を参照しつつ図7に示すように、エンジン5の駆動によってドライブシャフト6は右回りに回転する。右回りの回転動力は、入力側傘歯車30と第1傘歯車45とによる噛 合によって横軸40を矢R方向に回転させ、更に第2傘歯車46と出力側傘歯車50とによる噛合によって、出力軸51を左回りに回転させる。この結果、回転刃2は左回りに回転(正回転)になる。
図示していないが、第2傘歯車46と出力側傘歯車50とを左向きにしても、回転刃2を左回りに回転(正回転)させることが出来る。
図6を参照しつつ図7に示すように、エンジン5の駆動によってドライブシャフト6は右回りに回転する。右回りの回転動力は、入力側傘歯車30と第1傘歯車45とによる噛 合によって横軸40を矢R方向に回転させ、更に第2傘歯車46と出力側傘歯車50とによる噛合によって、出力軸51を左回りに回転させる。この結果、回転刃2は左回りに回転(正回転)になる。
図示していないが、第2傘歯車46と出力側傘歯車50とを左向きにしても、回転刃2を左回りに回転(正回転)させることが出来る。
Claims (2)
- 回転刃の上下方向の支持角度の調整が行える、回転刃を左回転させる刈払ヘッド装置であり、
長柄の前端部に装着する装着用筒部を有し、該装着用筒部の前端部から横方向に左右2分割構造を有する横筒部の一方の片側部分を備えた入力側ハウジングと、前記回転刃を回転させる出力軸を内側に配設した短尺な縦筒部を有し、該縦筒部の上端部から横方向に前記横筒部の他方の片側部分を備えた出力側ハウジングとが、前記一方の片側部分と前記他方の片側部分とが軸心を中心に回同自在に突き合わされて、組み付けられており、
前記入力側ハウジング内には、回転動力を入力する入力用傘歯車が設けられ、
前記出力側ハウジング内には、前記出力軸を回転させる出力用傘歯車が設けられて、
前記横筒部内に設けた横軸には、前記入力用傘歯車に嚙合する第1傘歯車と、前記出力用傘歯車に嚙合する第2傘歯車とが装着されており、
前記第1傘歯車と前記第2傘歯車の歯の向きは、右回りの入力回転に対して前記回転刃を左回り回転させる向きであり、
前記入力側ハウジングに対する前記出力側ハウジングの回動は、ハンドル付締結部材による緊結で係止されるように構成されている、刈払ヘッド装置。 - 前記第1傘歯車と前記第2傘歯車は、前記刈払ヘッド装置を正面視した向きにおいて、いずれも歯が設けられている面が同じ右向きである、請求項1に記載の刈払ヘッド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019003442U JP3225042U (ja) | 2019-09-11 | 2019-09-11 | 刈払いヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019003442U JP3225042U (ja) | 2019-09-11 | 2019-09-11 | 刈払いヘッド装置 |
Publications (1)
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JP3225042U true JP3225042U (ja) | 2020-02-06 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP3225042U (ja) |
-
2019
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