JPH11510057A - 芝生及び庭園用携帯動力工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 トリマ１０は、動力源１２と、この動力源１２を回転作用エレメントに連結する管状の駆動軸ハウジング３２とを備える。この駆動軸ハウジング３２は、動力源１２と動力源１２に固定した取手２６とに対して回転でき駆動軸の回転により作用エレメントの面の向きを変えることができるようにしてある。駆動軸ハウジング３２の回転は、取手２１内に配置した継手ラッチ（ｃｏｕｐｌｉｎｇ ｌａｔｃｈ）３８により固定される。取手２１に位置させた外部トリガ４６は、継手ラッチを手動ではずし取手２１を回転させるように設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 芝生及び庭園用携帯動力工具 技術分野 本発明は一般に、回転動力を回転動力源から回転作用端（ｒｏｔａｔｉｏｎａ ｌ ｗｏｒｋｉｎｇ ｅｎｄ）に伝える細長い軸を持つ携帯動力工具に関する。 背景技術 この種の携帯動力工具は典型的には、細長い中空の管状ハウジングを貫いて延 びる駆動軸により回転従動作用エレメントに連結した小型の内燃機関又は電動機 を備えている。このような工具の例にはたわみ性ライントリマ（ｌｉｎｅ ｔｒ ｉｍｍｅｒ）がある。 発明の開示 本発明によれば、細長い駆動軸を経て回転作用器具（ｒｏｔａｔｉｎｇ ｗｏ ｒｋｉｎｇ ｉｍｐｌｅｍｅｎｔ）を駆動する回転動力源を持つ携帯手持ち動力 工具（ｐｏｒｔａｂｌｅ ｈａｎｄ−ｈｅｌｄ ｐｏｗｅｒ ｔｏｏｌ）は、こ の動力工具を支える主取手に対して作用器具の回転面の向きを変えるように選択 的に回動することのできる管状駆動軸ハウジングを備えている。作用器具の向き を変えるには工具を必要としない。駆動軸も駆動ハウジングも向き変えを可能に するのに分割してはならない。駆動軸及び動力源間と駆動軸及び作用器具間との 各継手は特別には改造する必要がない。 さらに本発明の他の態様によれば補助取手は、この補助取手の向き変えを必要 としないように主取手に協働させる。補助取手はさらに使用者の好みに応ずるよ うに長さ及び高さを共に調整することができる。 本発明は、地面に平行な打ちたたき切断ラインの平面の向きを定めることによ り芝生を刈込み（ｔｒｉｍ）又地面に直交する切断ラインの平面の向きを定める ことにより芝生をふちどりする（ｅｄｇｅ）のに共通に使われるたわみ性ライン トリマ（ｆｌｅｘｉｂｌｅ ｌｉｎｅ ｔｒｉｍｍｅｒ）及び類似物にとくに有 用である。 本発明のこれ等の又その他の態様及び利点を添付図面に例示した好適な実施例 について説明する。 本発明及びその利点を添付図面による以下の詳細な説明でさらに明らかにする 。 図面の簡単な説明 第１図は本発明による携帯芝トリマ（ｐｏｒｔａｂｌｅ ｌａｗｎ ｔｒｉｍ ｍｅｒ）の１実施例の側面図である。 第２図は本発明による第１図の芝トリマの取手部分の縦断面図である。 第３ 図は第１図に示した芝トリマの平面図である。 実施例 添付図面を通じ同様な部品に同様な参照数字を使ってある。 第１図及び第３図には動力源１２を持つトリマ１０を示してある。動力源１２ は、回転動力源として作用する内燃機関と、原動機ハウジング１４と、ガスタン ク１６と、送風機ハウジング１８とを備えている。トリマ１０は又、駆動軸（図 示してない）を支える管状駆動軸ハウジング３２を備えている。駆動ハウジング ３２（及び駆動軸）は動力源１２から遠隔の作用部材（図示してない）に延びて いる。駆動軸は、たわみ性ラインヘッド又は剛性の金属或はプラスチック材の刃 のような遠隔作用部材に回転動力を加える。作用部材（図示してない）は、駆動 軸を介し送出す回転動力を必要とする任意の装置たとえば典型的にはライントリ マ、芝生ふちどり機（ｌａｗｎ ｅｄｇｅｒ）、ブラシカッタ、軸取付け送風機 、雪放出機（ｓｎｏｗ ｔｈｒｏｗｅｒ）及び類似物に使われる切断部材又はそ の他の装置でよいのは明らかである。 取手システム１９は、継手部分２０及び主取手２１を備えたツーピースハウジ ング部分２２を備えでいる。取手システム１９はさらにエンジンの絞り及び補助 取手２６を制御するトリガ２４を備えている。駆動軸及び駆動軸ハウジング３２ は取手システム１９を貫いて送風機ハウジング１８内に延びている。駆動軸ハウ ジング３２内に支えた駆動軸はエンジンの駆動軸に普通の方法で結合してある。 駆動軸ハウジング３２の末端部は、自由に又は少なくとも前もって選定した回転 角度だけねじることができる。取手システム１９は、送風機ハウジング１８又は 原動機アセンブリすなわち動力源１２に一体に取付けられ、継手部分２０，主取 手２１及び補助取手２６を、動力源１２に対し定めた向き（ｏｒｉｅｎｔａｔｉ ｏｎ）が固定されたままになるようにしてある。主取手２１及び補助取手２６は 使用者がこのトリマ１０を保持し制御する手段になる。調整できる補助取手２６ は、使用者が補助取手２６を上方から又は側方から保持し又はつかむことのでき るようにベール形にしてある。 主取手２１に対する補助取手２６の位置は、補助取手２６を取手システム１９ に枢動できるように連結することにより縦方向（駆動軸ハウジング３２の方向） にも又駆動軸ハウジング３２の上方の高さも調整することができる。取手システ ム１９の底部には、補助取手２６の側部アーム３５を連結する補助取手棒形部分 ３６を受け入れる切欠き又はサドル部３４を形成してある。ボルト３１は、両側 部アーム３５の穴を貫き又各側部アーム３５の内側にこれ等のアーム３５に隣接 して位置させたハウジング２２の延長部分２８を貫いて形成した湾曲した細長い みぞ穴３０を貫いて延びる。すなわち補助取手２６は切欠き３４内で湾曲みぞ穴 ３０の長さにより限定される範囲にわたり枢動させることができる。ボルト３１ の一端部は、補助取手２６の位置を固定するように締め付け補助取手２６を新た な位置に枢動させるようにゆるめることのできるつまみ２９を備える。ボルト３ １の頭部は、ボルト３１が回転しないように皿穴に埋めてある。 第２図に示すように取手システム１９のツーピースハウジング２２の継手部分 ２０内には、連結器（ｃｏｕｐｌｅｒ）３８、ばね４０及びカラー５０を設けて ある。連結器３８は、駆動軸ハウジング３２にはまりこの駆動軸ハウジング３２ が貫通するスリーブ形管状区分を備える。駆動軸ハウジング３２は、連結器３８ 内で自由に回転することができる。連結器３８は、取手システム１９及び駆動軸 ハウジング３２に対して縦方向に滑動することができる。しかし連結器３８は、 １対の案内リブ４２により回動しないように拘束され、各案内リブ４２を連結器 ３８の各側に位置させてある。各案内リブ４２はハウジング２２の互いに８対向 する内面に形成した相補的な案内みぞ穴（図示してない）にはまる。これ等のみ ぞ穴はリブ４２により長くて連結器３８が鎖線４８で表した継手位置により示す ように縦方向に滑動することができるようにしてある。連結器３８には、第３図 に示すようにハウジング２２の上部に形成したみぞ穴内にはまる手動制御のアク チユエーター４６を連結してある。圧縮ばね４０は通常継手３８を前方に付勢し 実線により示した位置でカラー５０にはまるようにする。 駆動軸ハウジング３２にはカラー５０を締付けてある。カラー５０の位置は駆 動軸ハウジング３２に沿って移動させることができない。さらにカラー５０はハ ウジング２２に対し縦方向に移動しないように拘束してある。カラー５０の一方 の側には波形座金５４を又他方の側には連結器３８をそれぞれ位置させてある。 カラー５０は、連結器３８の１個又は複数個のみぞ穴４４にはまる１個又は複数 個の歯５２を備えている。カラー５０及び継手３８が駆動軸ハウジング３２を正 常な位置に対し任意の数の位置（たとえば４５°、９０°、１８０°等）に回転 させることができるように任意所望の個数の歯及びみぞ穴を含むのは明らかであ る。連結器３８のみぞ穴４４はカラー５０の歯５２を受け入れて係合するように 作用する。この係合位置では駆動軸ハウジング３２は、カラー５０が駆動軸ハウ ジング３２に固定してあるから動力源１２に対して回動させることができない。 連結器３８はハウジング２２に対して回動しないように拘束され、又ハウジング ２２は動力源１２と共に移動しないように拘束してある。歯５２及びみぞ穴４４ の係合を離脱するには、アクチユエーター４６を動力源１２に向かい引寄せるこ とによりカラー５０から遠ざかる向きに滑動させて駆動軸ハウジング３２を自由 に回転できるようにする。駆道軸ハウジング３２は、カラー５０の歯５２が連結 器３８のみぞ穴４４に整合する他の位置に回動することができる。たとえば湾曲 軸を持つたわみ性ライントリマの場合には、この軸を１８０°だけ回動させトリ マ１０をふちどり（ｅｄｇｅ）及び刈込み（ｔｒｉｍ）に快適な状態で使用でき るようにすることが望ましい。すなわち連結器３８の端部の互いに対向する場所 に形成した２個のみぞ穴４４は、１個又は２個の歯５２に係合するように使うこ とができる。たわみ性ライントリマが直線の軸を持つ場合は、軸を９０°だけ回 転できるようにするのがよい。この場合各みぞ穴は互いに９０°だけ離して位置 させ、一方の歯５２だけを使う。 動力工具の作用端の向き（ｏｒｉｅｎｔａｔｉｏｎ）に関係なく主取手２１及 び補助取手２６の向きは動力源１２に対して固定のままになり各取手を回動させ なくてもよいようにする。軸の回転による重心の移動に適応するように補助取手 の高さ及び長さを調整することができる。 以上本発明をその好適とする実施例について詳細に説明したが本発明はなおそ の精神を逸脱しないで種々の変化変型を行うことができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．動力源と、 細長い管状ハウジングの第１端部に近接してこの管状ハウジングに固定した関 係に位置させた作用器具を駆動するように、前記細長い管状ハウジング内に設け られ、前記動力源に連結した細長い駆動軸と、 前記動力源に対し固定した関係に連結され、前記管状ハウジングが貫いて延び る主取手と、 この主取手に対する管状ハウジングの回転の向きを選択的に鎖錠する鎖錠手段 と、 を包含する動力工具。 ２．選択的に鎖錠する前記鎖錠手段を、前記細長い管状ハウジングに固定的に 連結したカラーと、 前記細長い管状ハウジングの回転を前記主取手に対し鎖錠する、前記カラーと の係合位置と、前記管状ハウジングを前記主取手に対し自由に回転させる係合離 脱位置と間で、前記管状ハウジングに沿い縦方向に滑動するように、前記主取手 内に取付けられこの管状ハウジングを実質的に囲む連結器と、 により構成した請求の範囲第１項記載の動力工具。 ３．前記カラー及び連結器に、係合位置にあるときに前記管状ハウジングの回 転を複数の回転の向きの１つに鎖錠する互いに組合う相補的な表面を設けた請求 の範囲第２項記載の動力工具。 ４．前記複数の回転の向きが、前記主取手を正常な作動位置でつかむときに、 前記作用エレメントの回転面が地面に実質的に平行になる第１の向きと、前記主 取手を正常な作動位置でつかむときに、前記作動部材の回転面が地面に対し実質 的に上下方向になる第２の回転の向きとを包含する請求の範囲第３項記載の動力 工具。 ５．前記連結器を縦方向に付勢して前記カラーに係合させるように、前記連結 器に近接して位置させたばねと、 前記連結器に連結されたアクチュエータであって、このアクチュエータに加え られる力に応答して前連結器を前記カラーから縦方向に移動させて係合を離脱す ることにより、前記管状ハウジングを前記主取手及び動力源に対して自由に回転 させるためのアクチュエータと、 をさらに備えた請求の範囲第４項記載の動力工具。 ６．前記主取手に取付けた補助取手をさらに備えた請求の範囲第１項記載の動 力工具。 ７．前記補助取手に、この補助取手の前記動力源からの距離を調整する調整手 段を設けた請求の範囲第６項記載の動力工具。 ８．動力源と、 細長い管状ハウジングと、 この細長い管状ハウジングの第１端部に近接して位置させた作用器具に動力を 供給するように、前記細長い管状ハウジング内に設けられ、前記動力源に連結し た細長い駆動軸と、 前記動力源と前記作用器具との間で前記動力源に対し固定の関係に連結した第 １端部と、第２端部とを持ち、前記細長い管状ハウジングが貫いて延びる主取手 と、 この主取手の前記第２端部に連結されたベール形補助取手と、 を包含する芝生及び庭園用の携帯動力工具。 ９．前記補助取手と前記動力源との間の距離を調整するために、前記補助取手 を前記主取手の第２端部に枢動するように取付けた請求の範囲第８項記載の芝生 庭園用の携帯動力工具。 １０．前記細長い管状ハウジングに固定的に連結したカラーと、 前記管状ハウジングの回転を前記主取手に対し鎖錠する前記カラーに対する係 合位置と、前記管状ハウジングが前記主取手に対して自由に回転する前記カラー に対する係合離脱位置との間で前記管状ハウジングに沿い縦方向に滑動するよう に、この管状ハウジングを実質的に囲み、前記主取手内に取付けた連結器と、 をさらに備えた請求の範囲第８項記載の芝生庭園用の携帯動力工具。 １１．前記連結器を縦方向に付勢し前記カラーに係合させるように、前記連結 器に近接して位置させたばねと、 前記連結器に連結されたアクチュエータであって、このアクチュエータに加え られる力に応答して前記連結器を縦方向に移動させ前記カラーから係合を離脱す ることにより前記管状ハウジングを前記主取手に対して所定の回転角度内で自由 に回転させるアクチュエータと、 をさらに備えた請求の範囲第１０項記載の芝生庭園用の携帯動力工具。 １２．前記カラー及び連結器に、前記管状ハウジングの回転を、係合位置にあ るときに複数の回転の向きの１つに鎖錠する互いに相補的な組合う表面を設けた 請求の範囲第１１項記載の芝生庭園用の携帯動力工具。 １３．前記複数の回転の向きが、前記作用エレメントの回転面が、前記主取手 及び補助取手を正常な作動位置でつかむときに、地面に実質的に平行になる第１ の位置と、前記作用エレメントの回転面が前記主取手及び補助取手を正常な位置 でつかむときに、地面に対し実質的に上下方向になる第２の回転の向きとを包含 する請求の範囲第１２項記載の芝生及び庭園用の携帯動力工具。 １４．動力源と、 細長い駆動軸ハウジングの第１端部に近接して位置させた作用器具に動力を供 給するように、前記駆動軸ハウジング内に設けられ、前記動力源に連結した駆動 軸と、 前記動力源に固定の関係に連結した後端部を持ち、前記細長い駆動軸ハウジン グの一部分が貫いて延びる主取手と、 前記駆動軸ハウジングに固定的に連結したカラーと、 前記駆動軸ハウジングを実質的に囲み、この駆動軸ハウジングに対して回転し ないで縦方向に移動するように前記主取手内に滑動できるように取付けた連結器 と、 この連結器を付勢して前記カラーに結合させるように、前記連結器に近接して 位置させたばねと、前記継手が前記カラーに係合すると前記駆動軸ハウジングを 前記主取手に回動しないように鎖錠し又前記カラーの係合をはずすと前記駆動軸 ハウジングを回転させるようにしたばねと、 前記主取手を貫いて突出し前記連結器に連結合したアクチュエータであって、 このアクチュエータに加えられる力に応答して、前記連結器を前記カラーから遠 ざかる向きに手動で移動させることにより、前記連結器を前記カラーから係合を 離脱し、前記駆動軸ハウジングを前記主取手及び動力源に対して自由に回転させ るアクチュエータと、 を包含する動力工具。 １５．前記のカラー及び連結器に、係合位置にあるときに前記管状ハウジング の回転を複数の回転の向きの１つに鎖錠する互いに相補的な組合う表面を設けた 請求の範囲第１４項記載の動力工具。 １６．前記複数の回転の向きが、前記作用エレメントの回転面が、前記主取手 を正常な作動位置でつかむときに、地面に実質的に平行になる第１の向きと、前 記作用エレメントの回転面が、前記主取手を正常な作動位置でつかむときに地面 に対し実質的に上下方向になる第２の回転の向きとを包含する請求の範囲第１５ 項記載の動力工具。 １７．前記主取手の前端部に取付けたベール形補助取手をさらに備えた請求の 範囲第１４項記載の動力工具。 １８．前記補助取手と前記動力源との間の距離を選択的に調節するように、前 記補助取手を前記主取手に枢動できるように取付けた請求の範囲第１７項記載の 動力工具。