JP3224845U - 自動販売機用アタッチメント - Google Patents
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Abstract
【課題】自動販売機を改造することなく、規定の高さに達しない商品の販売を可能とし、かつ、ルート配送スタッフ等の人の手で容易に装着・取外しができる自動販売機用アタッチメントを提供する。【解決手段】商品通路11に突出する突出位置と、落下する商品により押し開かれて商品通路11から退避する退避位置との間を回動可能に設けられ、商品の姿勢を制御する姿勢制御板13を備えたサーペンタイン式商品ラックを有する自動販売機用のアタッチメント1であって、アタッチメント1は、商品通路11の幅を規制する幅規制部材2と、アタッチメント1を固定する固定部材3を有し、幅規制部材2は、固定部材3に、揺動可能に支持されており、下記式[1]を満たす。t≧T1max−D ・・・[1]、t:幅規制部材2の厚み、T1max:商品通路11の奥行の最大値、D:商品の直径【選択図】図2
Description
本考案は、自動販売機用アタッチメントに関する。より詳細には、姿勢制御板を備えたサーペンタイン式商品ラックを有する缶・ボトル飲料自動販売機用のアタッチメントに関する。
従来より、缶入り飲料、ペットボトル入り飲料などの商品を販売する缶・ボトル飲料自動販売機として、サーペンタイン式商品ラックを備えた缶・ボトル飲料自動販売機が知られている(特許文献1)。
図8に示す様に、一般的に、サーペンタイン式商品ラック10の商品通路11には、缶入り飲料等の商品12の姿勢を制御する姿勢制御板13が設けられている。姿勢制御板13は、ねじりコイルばね等により商品通路11に向けて突出するように付勢されており、商品通路11を落下する商品12により押し開かれて商品通路11から退避する。その際、商品12の姿勢を横倒し姿勢に矯正するとともに商品12の落下エネルギーを吸収してその落下速度を低減させる機能を有している。
しかし、姿勢制御板13を備えていても、商品12の高さが、非常に低い場合には、商品12の横倒し姿勢を維持できない可能性があるため、例えばツナ缶等の規定の高さに達しない商品を販売することは困難であった。
本考案は、自動販売機を改造することなく、規定の高さに達しない商品の販売を可能とし、かつ、ルート配送スタッフ等の人の手で容易に装着・取外しができる自動販売機用アタッチメントを提供することを目的とする。
本考案の自動販売機用アタッチメントは、商品通路に突出する突出位置と、落下する商品により押し開かれて前記商品通路から退避する退避位置との間を回動可能に設けられ、前記商品の姿勢を制御する姿勢制御板を備えたサーペンタイン式商品ラックを有する自動販売機用のアタッチメントであって、
前記アタッチメントは、前記商品通路の幅を規制する幅規制部材と、前記アタッチメントを固定する固定部材を有し、
前記幅規制部材は、前記固定部材に、揺動可能に支持されており、
下記式[1]を満たすことを特徴とする。
t≧T1max−D ・・・[1]
t:前記幅規制部材の厚み
T1max:前記商品通路の奥行の最大値
D:前記商品の直径
前記アタッチメントは、前記商品通路の幅を規制する幅規制部材と、前記アタッチメントを固定する固定部材を有し、
前記幅規制部材は、前記固定部材に、揺動可能に支持されており、
下記式[1]を満たすことを特徴とする。
t≧T1max−D ・・・[1]
t:前記幅規制部材の厚み
T1max:前記商品通路の奥行の最大値
D:前記商品の直径
本考案の自動販売機用アタッチメントによれば、自動販売機を改造することなく、規定の高さに達しない商品の販売が可能となる。また、本考案の自動販売機用アタッチメントは、ルート配送スタッフ等の人の手で容易に装着・取外しができる。
以下、本考案を図面を用いて詳細に説明するが、本考案は、以下に示す例に限定されるものではない。
本考案のアタッチメントは、商品通路に突出する突出位置と、落下する商品により押し開かれて商品通路から退避する退避位置との間を回動可能に設けられ、商品の姿勢を制御する姿勢制御板を備えたサーペンタイン式商品ラックを有する自動販売機用のアタッチメントである。
≪サーペンタイン式商品ラック≫
まず、本考案のアタッチメントを装着するサーペンタイン式商品ラックについて、図8、図9を用いて説明する。図8は、サーペンタイン式商品ラックの一例を示す概略斜視図である。図9は、図8のサーペンタイン式商品ラックの最前列の商品通路のY軸方向に直行する面(XZ面)を示す概略断面図であり、図9(a)は商品が収納されていない状態を示し、図9(b)は商品が収納されている状態を示す。図8,9において、10はサーペンタイン式商品ラック、11は商品通路、12は缶入り飲料等の商品、13は姿勢制御板、14は商品投入口、15は蛇行板、16はトレイ、17は搬出機構である。尚、図8,9において、X軸方向は自動販売機の前後方向(奥行方向)、Y軸方向は自動販売機の左右方向(幅方向)、Z軸方向は自動販売機の上下方向(高さ方向)に相当する。
まず、本考案のアタッチメントを装着するサーペンタイン式商品ラックについて、図8、図9を用いて説明する。図8は、サーペンタイン式商品ラックの一例を示す概略斜視図である。図9は、図8のサーペンタイン式商品ラックの最前列の商品通路のY軸方向に直行する面(XZ面)を示す概略断面図であり、図9(a)は商品が収納されていない状態を示し、図9(b)は商品が収納されている状態を示す。図8,9において、10はサーペンタイン式商品ラック、11は商品通路、12は缶入り飲料等の商品、13は姿勢制御板、14は商品投入口、15は蛇行板、16はトレイ、17は搬出機構である。尚、図8,9において、X軸方向は自動販売機の前後方向(奥行方向)、Y軸方向は自動販売機の左右方向(幅方向)、Z軸方向は自動販売機の上下方向(高さ方向)に相当する。
図8に示すように、サーペンタイン式の商品ラック(以下、単に「商品ラック」と称する場合がある)10は、X軸方向に沿って複数列の蛇行状の商品通路11を有する。商品通路11は、Y軸方向に沿って対向する一対のラック側板(不図示)に、Z軸方向に半ピッチずらして向かい合わせに架設した一対の蛇行板15の間に形成される。図8ではX軸方向に沿って3列の商品通路11を有し、紙面向かって一番右側の商品通路11が最前列の商品通路11である。最前列の商品通路11は、その上端が商品投入口14となり、商品12が直接投入される。2列目以降の商品通路11の上端入口には、商品投入口14と繋がったトレイ16が設けられ、商品12はトレイ16を介して投入される。また、それぞれの商品通路11の下端出口には、商品搬出機構17が設けられている。
蛇行板15には、商品通路11に突出する突出位置と、落下する商品12により押し開かれて商品通路11から退避する退避位置との間を回動可能に設けられ、商品の姿勢を制御する姿勢制御板13が設けられている。本例では、図9(a)に示す様に、姿勢制御板13は、商品通路11を挟んで上下方向に互い違いに配置されている。また、姿勢制御板13は、蛇行板15の谷部に、ねじりコイルばね等により商品通路11に向けて突出するように付勢されている。そして、図9(b)に示す様に、商品通路11を落下する商品12により押し開かれて商品通路11から退避する。その際、商品12の姿勢を横倒し姿勢に矯正するとともに商品12の落下エネルギーを吸収してその落下速度を低減させる機能を有している。
図8のサーペンタイン式商品ラックでは、商品12は、商品投入口14から横倒し姿勢で投入され、商品通路11を落下する。商品通路11を落下する商品12は、蛇行した通路により落下速度が低減され、更に姿勢制御板13を押し開く過程で姿勢矯正されると同時に落下速度が低減され、落下衝撃が緩和される。最初に投入された商品12は商品搬出機構17のストッパ部材(不図示)に係止されて販売順位一番の商品となり、2番目以降に投入された商品がその後に順次整列して、商品通路11に収容される。商品通路11に収納された商品は、冷却/加熱ユニットによって販売に適した温度に冷却若しくは加熱されて保存される。
商品ラック10は、一方のラック側板(不図示)側に、一方のラック側板に接近・離隔することが可能な可動側板を有してもよい。可動側板を設けると、可動側板を移動することで、商品12の高さに応じて商品通路11の幅(Y軸方向の距離)を調節することができる。
≪アタッチメント≫
<第一実施形態>
本考案のアタッチメントについて、図1から図3を用いて説明する。図1は、本実施形態のアタッチメントを示す概略斜視図である。図2は、図1のアタッチメントを、2列目以降の商品通路に装着した状態を示す図であり、図9と同様の面を示す概略断面図である。図3は、2列目以降の商品通路を真上から見た図であり、図3(a)はアタッチメントを装着した状態、図3(b)はアタッチメントを装着していない状態を示す。図1から図3において、1はアタッチメント、2は幅規制部材、3は固定部材、4はリベット、5は側壁、6は磁石である。
<第一実施形態>
本考案のアタッチメントについて、図1から図3を用いて説明する。図1は、本実施形態のアタッチメントを示す概略斜視図である。図2は、図1のアタッチメントを、2列目以降の商品通路に装着した状態を示す図であり、図9と同様の面を示す概略断面図である。図3は、2列目以降の商品通路を真上から見た図であり、図3(a)はアタッチメントを装着した状態、図3(b)はアタッチメントを装着していない状態を示す。図1から図3において、1はアタッチメント、2は幅規制部材、3は固定部材、4はリベット、5は側壁、6は磁石である。
図1に示すアタッチメント1は、商品通路11の幅を規制する幅規制部材2と、アタッチメント1を固定する固定部材3を有する。幅規制部材2は、固定部材3に、揺動可能に支持されている。図1の例では、幅規制部材2は、リベット4により、固定部材3の幅方向に平行な方向(図1の矢印の方向)に揺動可能に支持されているが、幅規制部材2の支持方法はリベット4による支持に限定されない。
幅規制部材2は、図1の例では可撓性を有する長尺状の部材であり、商品通路11の幅を規制する。即ち、図3(b)に示す様に、アタッチメント未装着状態の商品通路11の幅はL1である。この商品通路11に、アタッチメント1を装着すると、図3(a)に示す様に、商品通路11の幅は幅規制部材2により規制され、下記式[3]で示される幅L3となる。
L3=L1−L2 ・・・[3]
L1:アタッチメント未装着状態の商品通路11の幅
L2:幅規制部材2の幅
L3:アタッチメント装着状態の商品通路11の幅
L3=L1−L2 ・・・[3]
L1:アタッチメント未装着状態の商品通路11の幅
L2:幅規制部材2の幅
L3:アタッチメント装着状態の商品通路11の幅
ここで、前述の通り、幅規制部材2は、固定部材3に揺動可能に支持されている。そのため、何らかの要因で、固定部材3が、図3(a)に示すような所望の状態、例えば固定部材3の幅方向がY軸方向と平行な状態、で固定されなかった場合でも、幅規制部材2は鉛直方向に垂下し、商品通路11の幅を一律にL3に規制することができる。
幅規制部材2の幅L2は、商品12の高さに合わせて適宜設定すればよい。幅規制部材2の長さは、商品通路11の深さに合わせて、適宜設定すればよい。本例では、幅規制部材2は樹脂板等の可撓性を有する部材で形成されているが、これに限定されず、木材、金属板、プラスチックダンボール等の他の材料で形成してもよい。幅規制部材2が可撓性を有すると、アタッチメント1の装着・取外しが容易になり好ましい。図8に示す様に、最前列の商品通路11は、その上端が商品投入口14となっているため、アタッチメント1をほぼ真上から挿入して装着することができる。しかし、2列目以降の商品通路11の上端入口は、商品投入口14から奥まった位置にあるため、アタッチメント1をほぼ真上から挿入することは困難である。そのため、幅規制部材2の先端部を、例えばトレイ16に沿わせる等により商品通路11の上端入口まで到達させた後に、商品通路11に挿入することになる。幅規制部材2が可撓性を有すると、幅規制部材2が湾曲することにより、幅規制部材2の先端部を商品通路11の上端入口に到達させた後の商品通路11への挿入を容易に行うことができる。アタッチメント1の取外しの場合も同様であり、幅規制部材2が可撓性を有すると、幅規制部材2が湾曲することにより、商品通路11、特に2列目以降の商品通路11からの幅規制部材2の引き抜きを容易に行うことができる。
幅規制部材2は、下記式[1]を満たす。また、幅規制部材2は、下記式[1’]、下記式[2]を満たすことが好ましい。
t≧T1max−D ・・・[1]
t>T1max−D ・・・[1’]
t<T2 ・・・[2]
t:幅規制部材2の厚み
T1max:商品通路11の奥行T1の最大値
D:商品12の直径
T2:商品通路11を構成する蛇行板15の隣接する谷部を結ぶ線同士の間隔
t≧T1max−D ・・・[1]
t>T1max−D ・・・[1’]
t<T2 ・・・[2]
t:幅規制部材2の厚み
T1max:商品通路11の奥行T1の最大値
D:商品12の直径
T2:商品通路11を構成する蛇行板15の隣接する谷部を結ぶ線同士の間隔
図2に示す様に、アタッチメント1が装着された状態では、姿勢制御板13が幅規制部材2によりわずかに押し開かれた状態になる。ここで、商品通路11を落下する商品12を姿勢矯正し、落下速度を低減するためには、姿勢制御板13ができるだけ押し開かれていない状態が好ましい。そのため、幅規制部材2の厚みtは薄い方が好ましい。ただし、幅規制部材2の厚みtがあまりに薄いと、図4に示す様に、落下する商品12の先端部等が、蛇行板15と幅規制部材2の間に入り込み、商品通路11の途中に詰まる可能性がある。この可能性は、幅規制部材2の可撓性の度合いが大きいほど高くなる。本考案では、上記式[1]、好ましくは上記式[1’]を満たすことで、商品12が、蛇行板15と幅規制部材2の間に入り込みにくくなり、商品12が商品通路11の途中に詰まる可能性を下げることができる。一方、幅規制部材2の厚みtがあまりに厚いと、姿勢制御板13が押し開かれる度合いが大きくなり、商品通路11を落下する商品12の姿勢矯正、落下速度の低減がしにくくなる。本考案では、好ましくは上記式[2]を満たすことで、商品12の姿勢矯正、落下速度の低減を有効に行うことができる。
商品12の直径Dが一様でない場合には、Dは商品の直径の最大値から最小値の間の値に設定すれば良いが、商品の直径の最大値とすることが好ましい。
固定部材3は、図1の例では矩形状の部材であり、アタッチメント1を固定する。図1の例では、固定部材3は裏面の先端近傍に磁石6を有し、図2に示す様に、磁石6によりトレイ16に固定される。固定部材3の幅は、特に限定されないが、特に、2列目以降の商品通路11に装着する場合には、幅規制部材2の幅L2と等しいことが好ましい。固定部材3の幅がL2であると、商品通路11の上端入口と商品投入口14とを繋ぐトレイ16上の商品通過路の幅が規制され、商品12を、正しい横倒し姿勢、例えば商品12の中心軸がY軸方向と平行な姿勢、で商品通路11に侵入させることができる。図1に示す様に、固定部材3が側壁5を有すると、より確実に、商品12を、正しい横倒し姿勢で商品通路11に侵入させることができる。固定部材3の長さは、商品投入口14から商品通路11の上端入口までの距離に合わせて、適宜設定すればよい。本例では、固定部材3は樹脂板等の可撓性を有する部材で形成されているが、これに限定されず、木材、金属板、プラスチックダンボール等の他の材料で形成してもよい。
次に、アタッチメントの装着・取外し方法について、2列目以降の商品通路11への装着・取外し方法を例にとり説明する。以下に示す様に、本考案のアタッチメントは、ルート配送スタッフ等の人の手で、容易に装着・取外しができる。
アタッチメント1は、好ましくは、商品通路11内の一方のラック側板(可動側板を有する場合は、可動側板を備えていない方のラック側板)の近傍に挿入する。具体的には、幅規制部材2の先端部を、例えばトレイ16に沿わせる等により商品通路11の上端入口、好ましくは姿勢制御板13が最も押し開かれない、商品通路11の奥行方向(X軸方向)の中心線近辺の上端入口、まで到達させた後に、商品通路11内に挿入する。図2に示す様に、幅規制部材2が完全に商品通路11内に挿入されたら、固定部材3を磁石6によりトレイ16に固定する。これにより、アタッチメント1は装着状態となる。図2に示す様に、アタッチメント1が装着された状態では、姿勢制御板13が幅規制部材2によりわずかに押し開かれた状態になる。前述のように、幅規制部材2が可撓性を有すると、特に2列目以降の商品通路11における幅規制部材2の商品通路11への挿入を容易に行うことができ、好ましい。
アタッチメント1は、磁石6による固定部材3の固定を解除し、幅規制部材2を商品通路11から引き抜くことで、容易に取外すことができる。前述のように、幅規制部材2が可撓性を有すると、特に2列目以降の商品通路11における幅規制部材2の商品通路11からの引き抜きを容易に行うことができ、好ましい。
<第二実施形態>
本例では、磁石6に代えて、掛止部7を設けた以外は第一実施形態と同様である。以下、第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。図5は、本実施形態のアタッチメントを示す概略斜視図であり、図6は、図5のアタッチメントを2列目以降の商品通路に装着した状態を示す概略断面図である。
本例では、磁石6に代えて、掛止部7を設けた以外は第一実施形態と同様である。以下、第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。図5は、本実施形態のアタッチメントを示す概略斜視図であり、図6は、図5のアタッチメントを2列目以降の商品通路に装着した状態を示す概略断面図である。
図5に示す例では、固定部材3は、商品通路11を構成する蛇行板15または商品通路11の上端入口に設けられたトレイ16に掛止する掛止部7を有する。そして、図6に示す様に、固定部材3の掛止部7が、最前列の商品通路11では蛇行板15に、2列目以降の商品通路11ではトレイ16に掛止されることで、アタッチメント1は装着状態となる。
<第三実施形態>
本例では、幅規制部材2を2枚の樹脂板と弾性部材で構成した以外は第一実施形態と同様である。以下、第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。図7は、本実施形態のアタッチメントを示す概略側面図である。
本例では、幅規制部材2を2枚の樹脂板と弾性部材で構成した以外は第一実施形態と同様である。以下、第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。図7は、本実施形態のアタッチメントを示す概略側面図である。
図7に示す様に、幅規制部材2は、対向する2枚の樹脂板8,8’と、樹脂板8,8’に挟持され、樹脂板8,8’の面形状に追従可能な弾性部材9を有する。本形態では、より薄い板を用いて、所望の厚みtを確保することができると共に、弾性部材9が、樹脂板8,8’の面形状に追従する。そのため、幅規制部材2の可撓性の度合いをより大きくすることができる。また、一方の樹脂板8のみが、リベット4で固定部材3に支持されており、この点よりも、幅規制部材2の可撓性の度合いをより大きくすることができる。
弾性部材9は、樹脂板8,8’の面形状に追従可能なものであれば、特に限定されないが、例えば、プラスチックダンボール等の中空構造を有する板状部材等が挙げられる。中空構造を有する板状部材は、複数枚を積層して用いてもよい。中空構造を有する板状部材は、空洞の軸が、幅規制部材2の幅方向(紙面に垂直な方向)に沿う様に、樹脂板8,8’に固定することが好ましい。弾性部材9の樹脂板8,8’への固定方法は、特に限定されず、例えば接着剤による固定等が挙げられる。
1:アタッチメント、2:幅規制部材、3:固定部材、4:リベット、5:側壁、6:磁石、7:掛止部、8,8’:樹脂板、9:弾性部材、10:サーペンタイン式商品ラック(商品ラック)、11:商品通路、12:商品、13:姿勢制御板、14:商品投入口、15:蛇行板、16:トレイ、17:搬出機構
Claims (10)
- 商品通路に突出する突出位置と、落下する商品により押し開かれて前記商品通路から退避する退避位置との間を回動可能に設けられ、前記商品の姿勢を制御する姿勢制御板を備えたサーペンタイン式商品ラックを有する自動販売機用のアタッチメントであって、
前記アタッチメントは、前記商品通路の幅を規制する幅規制部材と、前記アタッチメントを固定する固定部材を有し、
前記幅規制部材は、前記固定部材に、揺動可能に支持されており、
下記式[1]を満たすことを特徴とする自動販売機用アタッチメント。
t≧T1max−D ・・・[1]
t:前記幅規制部材の厚み
T1max:前記商品通路の奥行の最大値
D:前記商品の直径 - 前記幅規制部材は、可撓性を有することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機用アタッチメント。
- 前記幅規制部材は、対向する2枚の樹脂板と、前記樹脂板に挟持され、前記樹脂板の面形状に追従可能な弾性部材を有することを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機用アタッチメント。
- 前記幅規制部材は、前記固定部材の幅方向に平行な方向に揺動可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の自動販売機用アタッチメント。
- 前記幅規制部材は、リベットで前記固定部材に支持されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の自動販売機用アタッチメント。
- 前記固定部材は、磁石を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の自動販売機用アタッチメント。
- 前記固定部材は、前記商品通路を構成する蛇行板または前記商品通路の上端入口に設けられたトレイに掛止する掛止部を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の自動販売機用アタッチメント。
- 前記固定部材は、側壁を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の自動販売機用アタッチメント。
- 前記商品通路は、2列目以降の商品通路であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の自動販売機用アタッチメント。
- 前記姿勢制御板は、前記商品通路に向けて突出するように付勢されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の自動販売機用アタッチメント。
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JP2019004230U JP3224845U (ja) | 2019-11-07 | 2019-11-07 | 自動販売機用アタッチメント |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7452279B2 (ja) | 2020-06-18 | 2024-03-19 | 富士電機株式会社 | 商品収納装置 |
JP7452278B2 (ja) | 2020-06-18 | 2024-03-19 | 富士電機株式会社 | 商品収納装置 |
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2019
- 2019-11-07 JP JP2019004230U patent/JP3224845U/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7452279B2 (ja) | 2020-06-18 | 2024-03-19 | 富士電機株式会社 | 商品収納装置 |
JP7452278B2 (ja) | 2020-06-18 | 2024-03-19 | 富士電機株式会社 | 商品収納装置 |
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