JP3224385B2 - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JP3224385B2 JP3224385B2 JP27217190A JP27217190A JP3224385B2 JP 3224385 B2 JP3224385 B2 JP 3224385B2 JP 27217190 A JP27217190 A JP 27217190A JP 27217190 A JP27217190 A JP 27217190A JP 3224385 B2 JP3224385 B2 JP 3224385B2
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- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカラー画像を入力してメモリに記憶し、画像
処理を行つて出力する画像処理装置に関するものであ
る。
処理を行つて出力する画像処理装置に関するものであ
る。
近年、カラー原稿を光電的に読取り、この読取つたカ
ラー画像信号をデジタル信号に変換するとともに、各色
毎の画像データに分解してカラー記録を行なう、デジタ
ルカラー複写機が普及してきている。このような従来の
カラー複写機の構成を第10図に示す。第10図において、
1001はカラーCCDセンサで、原稿画像を光電的に読取つ
て、各色毎の画像信号として出力している。この読取ら
れたカラー画像信号は、A/Dコンバータ1002に入力され
てデジタル信号に変換され、更に色マスキング回路100
3、下色除去回路1004、階調補正回路1005等による画像
処理が行われてプリンタ1006に出力される。これによ
り、原稿に忠実な色彩で、しかも鮮鋭度のある画像を印
刷することができる。また、このカラー複写機にメモリ
装置及びホストコンピユータを接続し、ホストコンピユ
ータからの画像をそのメモリ装置を通して所望の領域に
出力して印刷することができるようにも構成されてい
る。
ラー画像信号をデジタル信号に変換するとともに、各色
毎の画像データに分解してカラー記録を行なう、デジタ
ルカラー複写機が普及してきている。このような従来の
カラー複写機の構成を第10図に示す。第10図において、
1001はカラーCCDセンサで、原稿画像を光電的に読取つ
て、各色毎の画像信号として出力している。この読取ら
れたカラー画像信号は、A/Dコンバータ1002に入力され
てデジタル信号に変換され、更に色マスキング回路100
3、下色除去回路1004、階調補正回路1005等による画像
処理が行われてプリンタ1006に出力される。これによ
り、原稿に忠実な色彩で、しかも鮮鋭度のある画像を印
刷することができる。また、このカラー複写機にメモリ
装置及びホストコンピユータを接続し、ホストコンピユ
ータからの画像をそのメモリ装置を通して所望の領域に
出力して印刷することができるようにも構成されてい
る。
このようなカラー複写機の中には、各色毎に独立した
現像器を備えたプリンタが提案されており、このような
構成のプリンタによればプリントスピードを大幅に向上
して、高速にカラー印刷を行うことができる。これらの
プリンタに、例えば前述した様なメモリ装置を接続する
場合を考えると、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、ブラツク(K)4色のそれぞれ色による現
像を独立して行なうカラー複写機の場合、それぞれ独立
して動作する4系統のメモリ装置が必要となる。 更に、スキヤナなどから読込んだ画像信号は、通常RG
Bの輝度信号であるため、印刷に使用するインクの色と
の整合を取るために、RGB信号よりM、C、Y及びKの
各色信号へ変換する必要がある。この時、例えば、M色
のカラー信号を変換する場合には、R、G、B3つの輝度
信号が必要になるため、1つのカラー印刷画像を形成す
るためには独立して動作できるR、G、B色用の各メモ
リ及び各色に対応したマスキング演算回路が合計4系統
必要となり、回路規模も大きくなり非常に高価なものと
なつていた。 本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、各色の
画像信号をそれぞれ時分割で読み出し、共通の色変換手
段で各画像形成部に対応するカラー画像データを生成し
て色順次に記録材にカラー画像を形成することができる
ので、小さな回路規模で高速にカラー画像データを生成
してカラー画像の形成を行わせる画像処理装置を提供す
ることを目的とする。
現像器を備えたプリンタが提案されており、このような
構成のプリンタによればプリントスピードを大幅に向上
して、高速にカラー印刷を行うことができる。これらの
プリンタに、例えば前述した様なメモリ装置を接続する
場合を考えると、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、ブラツク(K)4色のそれぞれ色による現
像を独立して行なうカラー複写機の場合、それぞれ独立
して動作する4系統のメモリ装置が必要となる。 更に、スキヤナなどから読込んだ画像信号は、通常RG
Bの輝度信号であるため、印刷に使用するインクの色と
の整合を取るために、RGB信号よりM、C、Y及びKの
各色信号へ変換する必要がある。この時、例えば、M色
のカラー信号を変換する場合には、R、G、B3つの輝度
信号が必要になるため、1つのカラー印刷画像を形成す
るためには独立して動作できるR、G、B色用の各メモ
リ及び各色に対応したマスキング演算回路が合計4系統
必要となり、回路規模も大きくなり非常に高価なものと
なつていた。 本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、各色の
画像信号をそれぞれ時分割で読み出し、共通の色変換手
段で各画像形成部に対応するカラー画像データを生成し
て色順次に記録材にカラー画像を形成することができる
ので、小さな回路規模で高速にカラー画像データを生成
してカラー画像の形成を行わせる画像処理装置を提供す
ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために本発明のカラー画像処理装
置は以下のような工程を備える。即ち、 それぞれ異なる色の現像剤に応じた色の画像を形成す
る画像形成部を記録材の搬送方向に複数配列し、搬送さ
れる前記記録材に複数の画像形成部によりカラー画像を
順次形成する画像形成手段と、 画像形成用の色成分とは異なる色成分の複数の色の画
像信号を記憶する記憶手段と、 主走査方向の画像形成開始の基準となる水平同期信号
を発生する水平同期信号発生手段と、 前記複数の画像形成部のそれぞれにおける前記記録材
への画像形成の開始タイミングに応答し、前記水平同期
信号発生手段により発生される水平同期信号の周期を前
記画像形成部の数に応じて時分割することにより、画像
形成用の色成分毎に前記記憶手段から各色の画像信号を
読み出すための読出信号を順次発生する読出信号発生手
段と、 前記読出信号により前記記憶手段から読み出された各
色の画像信号を用いて、画像形成用の色成分毎のカラー
画像データを生成するために前記複数の画像形成部に共
通して設けられた色変換手段と、 前記色変換手段により変換された画像形成用の色成分
毎のカラー画像データをそれぞれ一時的に記憶する複数
の一時記憶手段と、 前記水平同期信号に同期して前記一時記憶手段に記憶
された色成分毎のカラー画像データをそれぞれ対応する
前記画像形成部に対して出力する出力手段とを有し、 前記搬送される記録材に前記画像形成部により色順次
にカラー画像を形成させることを特徴とする。
置は以下のような工程を備える。即ち、 それぞれ異なる色の現像剤に応じた色の画像を形成す
る画像形成部を記録材の搬送方向に複数配列し、搬送さ
れる前記記録材に複数の画像形成部によりカラー画像を
順次形成する画像形成手段と、 画像形成用の色成分とは異なる色成分の複数の色の画
像信号を記憶する記憶手段と、 主走査方向の画像形成開始の基準となる水平同期信号
を発生する水平同期信号発生手段と、 前記複数の画像形成部のそれぞれにおける前記記録材
への画像形成の開始タイミングに応答し、前記水平同期
信号発生手段により発生される水平同期信号の周期を前
記画像形成部の数に応じて時分割することにより、画像
形成用の色成分毎に前記記憶手段から各色の画像信号を
読み出すための読出信号を順次発生する読出信号発生手
段と、 前記読出信号により前記記憶手段から読み出された各
色の画像信号を用いて、画像形成用の色成分毎のカラー
画像データを生成するために前記複数の画像形成部に共
通して設けられた色変換手段と、 前記色変換手段により変換された画像形成用の色成分
毎のカラー画像データをそれぞれ一時的に記憶する複数
の一時記憶手段と、 前記水平同期信号に同期して前記一時記憶手段に記憶
された色成分毎のカラー画像データをそれぞれ対応する
前記画像形成部に対して出力する出力手段とを有し、 前記搬送される記録材に前記画像形成部により色順次
にカラー画像を形成させることを特徴とする。
以上の構成において、複数の画像形成部のそれぞれに
おける記録材への画像形成の開始タイミングに応答し、
主走査方向の画像形成開始の基準となる水平同期信号の
周期を、これら複数の画像形成部の数に応じて時分割す
ることにより、画像形成用の色成分毎に記憶手段から各
色の画像信号を読み出すための読出信号を順次発生し
て、各色の画像信号を読み出し、その読み出された各色
の画像信号を用いて、画像形成部に応じたカラー画像デ
ータを色変換手段により生成して、画像形成用の色成分
毎のカラー画像データをそれぞれ一時的に記憶し、水平
同期信号に同期して、その一時記憶された画像データを
画像形成部に対して出力することにより、搬送される記
録材に各画像形成部により色順次にカラー画像を形成さ
せる。
おける記録材への画像形成の開始タイミングに応答し、
主走査方向の画像形成開始の基準となる水平同期信号の
周期を、これら複数の画像形成部の数に応じて時分割す
ることにより、画像形成用の色成分毎に記憶手段から各
色の画像信号を読み出すための読出信号を順次発生し
て、各色の画像信号を読み出し、その読み出された各色
の画像信号を用いて、画像形成部に応じたカラー画像デ
ータを色変換手段により生成して、画像形成用の色成分
毎のカラー画像データをそれぞれ一時的に記憶し、水平
同期信号に同期して、その一時記憶された画像データを
画像形成部に対して出力することにより、搬送される記
録材に各画像形成部により色順次にカラー画像を形成さ
せる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳
細に説明する。 <カラー複写機の説明(第1図〜第3図)> 第1図は本実施例のカラー複写機の全体構成を示すブ
ロツク図である。 第1図において、101はメモリユニツトであり、ホス
トコンピユータ102から汎用インターフエース、例えばG
P−IBなどを介して画像データを入力したり、制御コマ
ンド等をやり取りすることができる。そして、ホストコ
のピユータ102より受信した画像データを記憶して、専
用インターフエース105を介してプリンタユニツト104に
出力して印刷を行うことができる。またホストコンピユ
ータ102は、その制御コマンドによりメモリユニツト101
及びプリンタユニツト104を制御することができる。こ
の制御コマンドには、例えばプリンタユニツト104の起
動命令や各種画像編集命令等が含まれている。 次に、プリンタユニツト104の構成を説明する。106は
スキヤナユニツトで、原稿載置台に置かれたカラー原稿
を読取り、各色ごとのカラー信号に変換して出力してい
る。このプリンタユニツト104は、メモリユニツト101よ
りのカラー画像データだけでなく、このスキヤナユニツ
ト106から読込まれたカラー画像もプリント出力するこ
とができる。 いま、例えばスキヤナユニツト106にあるコピー開始
ボタンが押された場合、プリンタユニツト104は、給紙
カセツト107或は手差しトレイ108より記録紙を装置内に
給送するための給紙動作を開始する。こうして給紙され
た記録紙は紙送りユニツト109に送られ、現像ユニツト1
10、111、112、113を順次通過するように搬送される。 このとき同時に、スキヤナユニツト106からデジタル
的に読込まれた各色ごとの画像データは画像変換処理が
行われた後、レーザスキヤナユニツト114に送られてい
る。これにより、各色毎に、その画像データに基づいて
現像ユニツト110、111、112、113の感光ドラムがレーザ
スキヤンされ、各色に対応する感光ドラム上に所望のカ
ラー画像が形成される。この各色毎の画像データの形成
を、記録紙の搬送に同期させることにより、紙送りユニ
ツト109を搬送される記録紙上に各色のカラー画像が現
像される。こうしてカラー画像が印刷された記録紙は、
定着ユニツト115によつて熱定着が行なわれ、排紙トレ
イ116に排紙される。このようなプリンタユニツト104の
構成により、各色毎に独立して現像ができるため、非常
に高速にプリント画像を得ることができる。 第2図はこの実施例のプリンタユニツト104及びスキ
ヤナユニツト106の簡略化した内部構成を示すブロツク
図である。 第2図において、201は密着型のカラーラインCCDセン
サであり、ライン状に配置された光電変換素子に、3色
の色分解フイルタRGBを順番に設けて、スキヤナユニツ
ト106上の原稿をRGBの各色ごとに色分解して読込むこと
ができる。このセンサ201より出力された画像信号のそ
れぞれは、A/D変換回路202及び白補正/黒補正回路203
に入力される。この白補正/黒補正回路203により、デ
ジタルRGB信号のそれぞれはセンサ201の特性を考慮して
補正された後、入力マスキング回路204に入力される。
入力マスキング回路204は、これら各画像信号をNTSCの
規格に適合したカラー信号レベルに変換する。これによ
り、これ以後の画像処理は、NTSC規格に適合した状態で
色処理が行なわれる。 この入力マスキング回路204から出力された信号は、
本実施例の主旨であるメモリユニツト101に送られる。
これにより、スキヤナユニツト106からの画像を取込む
ことができると共に、この取込んだ画像データをホスト
コンピユータ102に転送することができる。 一方、入力マスキング回路204から出力された信号
は、画処理・編集回路205に入力され、例えば、変倍処
理などの各種画像処理が行なわれる。206はLOG変換部
で、このLOG変換部206によりR、G、Bの波長を独立に
吸収するC(シアン)、M(マセンタ)、Y(イエロ
ー)の補色濃度信号に変換する処理が行なわれ、RGB信
号よりCMY信号に変換される。 こうしてCMY信号に変換された画像信号は、画像圧縮
されてメモリ207に記憶される。こうして画像メモリ207
に記憶された各色毎の圧縮画像データは、各色が現像さ
れる際に、対応する色データが伸張しながら読出され、
プリンタに用いる色剤の分光反射特性に合わせてマスキ
ング・UCR(下色除去)処理が行なわれる。このマスキ
ング処理においては、M、C、Y3色に基づく演算によ
り、プリントされる1色の画像データの補正が行なわれ
るため、第3図に示すように4系統の画像メモリが必要
である。これはまた、第1図に示す様にそれぞれの色の
現像タイミングがずているためでもある。 第3図はメモリ207の構成を示すブロツク図である。 第3図において、301はエンコーダで、MCY信号から各
色の画像データを符号化して圧縮している。これら各圧
縮された画像データは更に、圧縮メモリ(302〜305)に
記憶される。これは各メモリにおける記憶に必要なメモ
リセルを節約するためである。306〜309のそれぞれはデ
コーダで、圧縮メモリに記憶された圧縮画像データを伸
長して、後続のマスキング・UCR回路(310〜313)に出
力している。マスキング・UCR回路310〜313では、伸長
された画像データMCYから演算によつてプリントすべきM
CYKをそれぞれ出力している。 このようにして、マスキング処理された各画像データ
は更にγ補正回路208に入力されて、γ補正が行われ
る。このγ補正回路208には、更にメモリユニツト101か
らの画像も入力されており、この入力を選択的に切換え
ることにより、CCD201で読取つた画像データと、ホスト
コンピユータ102よりの画像データとを合成することも
できる。こうして補正な階調補正が行なわれ、更にエツ
ジ強調回路209により鮮鋭化された後、プリンタユニツ
ト104に送られて印刷が実行される。 210は第5図にその詳細を示すイネーブル信号出力回
路で、プリンタユニツト104より後述する垂直同期信号V
SM,VSC,VSY,VSM及び水平同期信号HSを入力し、後述する
信号ENM,ENC,ENY及びENK信号を出力している。この回路
の動作及び出力信号は、詳しく後述する。 <メモリユニツトの説明(第4図> 第4図は本実施例のメモリユニツト101の内部概略構
成を示すブロツク図である。このメモリユニツト101
は、例えば、ホストコンピユータ102よりの画像データ
を格納してプリント出力を得るためのもので、第3図に
示す圧縮メモリ207とは異なる構成となつている。 401はGP−IBコントローラで、GP−IBインターフエー
ス103を介してホストコンピユータ102と、このメモリユ
ニツト101とを接続し、ホストコンピユータ102よりの画
像データやコマンドなど送受信できる。このインターフ
エースを介してホストコンピユータ102より転送された
画像データは、GP−IBコントローラ401の制御の下にCPU
バス402を介し、その画像データの色に対応して、対応
する色の画像メモリ403R、403G、403Bに転送される。こ
れら画像メモリはそれぞれ少なくとも1ページ分の画像
データを記憶できる容量を備えている。こうして各メモ
リに転送された画像データは、後述するタイミングに従
つて順次読出され、FIFOメモリより第2図に示すように
γ補正回路208に転送されて印刷出力される。 405はタイミングジエネレータで、後述する水平同期
信号HSによりリセツトされ、後述する第8図のタイミン
グ図で示すHSM,HSC,HSY,HSK信号及びタイミング信号TG
A,TGBを出力している。406はデコーダで、このタイミン
グジエネレータ406より出力されるTGA,TGB信号をデコー
ドして、各色の画像データを記憶している各メモリ(40
3R,403G,403B)のアドレスをイネーブルにするためのタ
イミング信号(DC0,DC1,DC2,DC3)を出力している。 407はアドレスカウンタで、そのイネーブル信号がロ
ウレベルのとき、CLK4(プリンタユニツト104の動作ク
ロツクの4倍周期)を計数して、メモリ403R〜403Bのア
ドレス信号を出力している。このアドレス信号はセレク
タ409により選択されてメモリ403R〜403Bに出力され
る。これらアドレスカウンタ(407M〜407K)は、それぞ
れ対応する垂直同期信号(VSM〜VSK)によりリセツトさ
れる。 こうしてアドレスされたメモリ403R〜403Bの内容は、
それぞれ対応するルツクアツプテーブル(LUT)412〜41
4に例えば8ビツトで入力され、図示の如くRGB信号より
CMY信号に変換される。このCMY濃度信号は更にマスキン
グ回路411に入力され、マスキング処理及びUCR処理が施
された後、セレクタ410に出力される。セレクタ409,410
及びマスキング回路411はタイミングジエネレータ405よ
りのタイミング信号TGA及びTGBを入力しており、後述の
第8図に示すタイミングで、その入力信号のいずれかが
選択されて出力される。 408M〜408Kは各色に対応して1ライン分の画像データ
を記憶するFIFOメモリで、セレクタ410により選択され
た対応する色の画像データを入力し、プリンタユニツト
104のクロツクCLKに同期して、1ライン分の画像データ
を読出している。なお、これらFIFOメモリはHS信号によ
り書込みアドレスが“0"にリセツトされ、第8図に示す
各色ごとの水平同期信号HSM,HSC,HSY,HSkにより読出し
アドレスが“0"にリセツトされる。これにより、1ライ
ンのデータの先頭が、対応する各FIFOメモリの先頭より
書込まれ、各FIFOメモリに記憶された1ラインの画像デ
ータの先頭アドレスより読出されることになる。 第6図は水平同期信号(HS)及び垂直同期信号(VS)
の信号タイミングを説明するための図である。 HS信号601は記録紙603の紙送り方向に対して垂直方向
(主走査)の画像位置を決定するための水平同期信号
で、この信号は公知のビームデイテクト(BD)信号で、
例えば現像ユニツト110より出力される。またVS信号602
は、第1図に示す現像ユニツト110、111、112、113のそ
れぞれの手前に設けられた紙検知センサ(701〜704:第
7図)により、紙送りユニツト109上を搬送されてくる
記録紙603の先端が検知されると出力される信号で、各
紙検知センサによりの信号に対応して、第4図に示すよ
うにVSM、VSC、VSY、VSKと名称が付されている。ここ
で、例えばVSMは、マゼンタ色の現像ユニツト110の感光
ドラムの直前の紙検知センサ701(第7図)により検出
された信号であり、以下同様に、VSCはシアン現像ユニ
ツト111に、VSYはイエロー現像ユニツト112に、そしてV
SKは黒色の現像ユニツト113に対する垂直同期信号とな
つている。 第7図はこれら垂直同期信号を説明するための図であ
る。 図において、110aはマゼンタ現像ユニツト110の感光
ドラムを示し、以下同様に、111aはシアン現像ユニツト
111の感光ドラムを、112aはイエロー現像ユニツト112の
感光ドラムを、そして113aは黒現像ユニツト113の感光
ドラムを示している。701〜704のそれぞれは、各現像ユ
ニツトに対応して設けられた紙検知センサである。いま
例えば、第7図ので示す位置に記録紙603が搬送され
てきた場合、センサ701により記録紙603の先端が検知さ
れて、垂直同期信号VSMが出力される。 このVSM信号は、第5図に詳細を示すイネーブル信号
出力回路210に入力される。 このVSM信号によりカウンタ501M及びJ−Kフリツプ
フロツプ502Mがリセツトされ、出力信号ENMはロウレベ
ルになる。このカウンタ501Mは、HS信号、即ち記録され
るライン数を計数している。この計数値は、コンパレー
タ504Mにより、予めレジスタ503Mに設定されている1ペ
ージの記録ライ数と比較され、カウンタ501Mの計数値と
レジスタ503Mの値が一致すると、コンパレータ504Mのパ
ルスはハイレベルになる。これにより、フリツプフロツ
プ502Mは水平同期信号HSに同期してセツトされ、ENM信
号がハイレベルになる。 このENM信号は、垂直同期信号VSMが出力されてから
(記録紙603が第7図にで示す位置に来てから)、そ
の記録紙603に予め定められた1ページのライン数が記
録される間にロウレベルとなる、マゼンタデータのイネ
ーブル信号として出力される。なお、他の色の画像デー
タのイネーブル信号についても、同様にして作成され、
出力される。 このENM信号は、第4図のゲート404Mに入力され、タ
イミングジユネレータ405及びデコーダ406により、アド
レスカウンタ407Mのイネーブル信号及びFIFO408のライ
トイネーブル信号(WE)を作成している。 第8図は各色の画像データを1それぞれ1ライン印刷
するときのタイミングを示す図で、タイミングジユネレ
ータ405、デコーダ406、セレクタ409、セレクタ410及び
マスキング回路411のタイミングを示している。 タイミングジユネレータ405は、水平同期信号(HS)
によりリセツトされ、プリンタユニツト104の動作クロ
ツクの4倍の周波数CLK4をカウントしている。そして、
第8図に示すように、HS信号を4分割するようなタイミ
ングでTGA,TGBを出力して、デコーダ406、セレクタ40
9、410及びマスキング回路411をコントロールしてい
る。 例えば、801で示すタイミングの時、デコーダ406の出
力DC0はロウレベルとなり、ゲート404Mのゲートを開け
る。この時、イネーブル信号(ENM)がロウレベルであ
れば(その頁のMデータの読出しが終了していなけれ
ば)、アドレスカウンタ407Mは、CLK4をカウントしてメ
モリ403R〜403Bに読出しアドレスを出力する。このと
き、セレクタ409はタイミングジエネレータ405よりのTG
A、TGB信号によりMを選択し、同様にマスキング回路41
1、セレクタ410もMを選択している。 こうして、アドレスカウンタ407Mのアドレス出力がメ
モリ403R〜403Bが同時に入力されて、それらの内容が読
出される。この読出されたデータは各LUTに入力され、C
MY信号に変換された後、マスキング回路411に入力され
る。そして、マスキング回路411より演算された画像デ
ータは、セレクタ410により選択されてFIFO408Mに書込
まれる。 こうしてFIFO408Mに書込まれた画像データは、タイミ
ングジユネレータ405から第8図に示す様なタイミング
で発生するHSM及びプリンタ104の動作クロツク(CLK)
に同期して読出され、第9図に示す2段目のFIFO901Mに
書込まれる。このFIFO901Mは、水平同期信号HS及びクロ
ツクCLKで読出され、第2図のγ補正回路208にマゼンタ
色の画像データを出力している。このような2段構成の
FIFOにより、画像データの転送速度の変換を行つてい
る。 さらに、第7図に示すように、記録紙603がの位置
まで進むと、前述の場合と同様に、記録紙603の先端が
センサ702により検知され、VSC信号が出力される。この
VSCは第5図のカウンタ501Cに入力され、前述と同様に
してシアン色の画像データの出力中、第4図のカウンタ
407Cがイネーブルになる。 これにより、アドレスカウンタ407Cがアドレス“0"か
ら計数を開始する。そして、第8図の802で示すタイミ
ングの間、カウンタ407Cがクロツク信号CLK4を計数す
る。これにより、メモリ403R〜403Bから順次データが読
出され、前述と同様にしてマスキング回路411及びセレ
クタ410で選択されたシアン画像データが、FIFO408Cに
書込まれる。この書込まれた画像データは、マゼンタと
同様にFIFO408C及び901Cにより速度変換されて、γ補正
回路208に転送される。 さらに第7図に示す様に、記録紙603が第7図ので
示す位置、及びで示す位置に到達した時も同様にし
て、対応する色の画像データが出力される。 このように、メモリのアドレスデータを出力するアド
レスカウンタを各色の現像器毎に(この例では4個)備
え、1ラインの画像データを各色毎に時分割で読出して
処理することにより、あたかも同じメモリ上で、異なる
アドレスから異なるデータを同時に読出すようにして印
刷することができる。 以上のごとく、メモリユニツト101より読出された画
像データは、第2図のγ補正回路208に送られ、CCD201
よりの画像データと同様にしてプリンタユニツト104に
送られプリント出力される。 このようにして、ホストコンピユータ102よりメモリ
ユニツト101に画像データを転送することにより、高速
にその画像をプリントすることができる。 <他の実施例(第11図)> 前述の実施例では水平同期信号HS(HSYNC)区間を4
分割し、この時分割された時間でメモリ403R〜403Bのそ
れぞれより画像データを読出していたが、この第2の実
施例では、プリンタの動作クロツク(画素クロツク:CL
K)を4分周して、画素CLK4の1周期毎に色分割して出
力している。 第11図は、この第2の実施例のタイミングチヤートで
ある。以下に、前述の第4図を参照しながら、この第2
の実施例を説明する。 いま例えば、811で示すタイミングでは、デコーダ406
の出力DC0はロウレベルとなる。これにより、マゼンタ
の画像データの印刷時(ENM信号がロウレベルの時)
に、ORゲート404Mが開かれる。これにより、アドレスカ
ウンタ407Mはクロツク信号CLK4により+1され、その更
新したアドレスが出力される。この時、セレクタ409は
Mを選択しており、マスキング回路411はMデータを出
力する。更に、セレクタ410にはMを選択するようなTG
A,TGBが出力されているため、メモリ403R〜403Bより読
出された画像データはマスキング回路411より演算され
た後、FIFO408に書込まれる。 これは、812〜814で示されたタイミングにおいても同
様に、それぞれアドレスカウンタ407Y、407M、407Kは+
1され、前述と同様に画像データを次段の対応するFIFO
に書込む。 このようにして、水平同期信号HSの間に所望する4色
(M、C、Y、K)の画像データが、画素毎に切換えら
れて出力される。これにより、前述の実施例と同様の効
果がある。 なお、この実施例では、カラー複写機の場合で説明し
たが、本発明はこれに限定されるものでなく、複数の独
立した画像データをメモリに格納し、それらを読出して
画像処理を行い、1枚の画面に表示したり、印刷するよ
うな画像処理装置にも適用できることはもちろんであ
る。 以上説明したように本実施例によれば、メモリより独
立して各色の画像データを読出すと共に、その読出した
画像データを共通の画像処理部により、時分割で画像処
理して出力することができる。 また、これにより、小さな回路規模で、そのホストコ
ンピユータなどからの各色毎の画像を高速にプリントで
きる。
細に説明する。 <カラー複写機の説明(第1図〜第3図)> 第1図は本実施例のカラー複写機の全体構成を示すブ
ロツク図である。 第1図において、101はメモリユニツトであり、ホス
トコンピユータ102から汎用インターフエース、例えばG
P−IBなどを介して画像データを入力したり、制御コマ
ンド等をやり取りすることができる。そして、ホストコ
のピユータ102より受信した画像データを記憶して、専
用インターフエース105を介してプリンタユニツト104に
出力して印刷を行うことができる。またホストコンピユ
ータ102は、その制御コマンドによりメモリユニツト101
及びプリンタユニツト104を制御することができる。こ
の制御コマンドには、例えばプリンタユニツト104の起
動命令や各種画像編集命令等が含まれている。 次に、プリンタユニツト104の構成を説明する。106は
スキヤナユニツトで、原稿載置台に置かれたカラー原稿
を読取り、各色ごとのカラー信号に変換して出力してい
る。このプリンタユニツト104は、メモリユニツト101よ
りのカラー画像データだけでなく、このスキヤナユニツ
ト106から読込まれたカラー画像もプリント出力するこ
とができる。 いま、例えばスキヤナユニツト106にあるコピー開始
ボタンが押された場合、プリンタユニツト104は、給紙
カセツト107或は手差しトレイ108より記録紙を装置内に
給送するための給紙動作を開始する。こうして給紙され
た記録紙は紙送りユニツト109に送られ、現像ユニツト1
10、111、112、113を順次通過するように搬送される。 このとき同時に、スキヤナユニツト106からデジタル
的に読込まれた各色ごとの画像データは画像変換処理が
行われた後、レーザスキヤナユニツト114に送られてい
る。これにより、各色毎に、その画像データに基づいて
現像ユニツト110、111、112、113の感光ドラムがレーザ
スキヤンされ、各色に対応する感光ドラム上に所望のカ
ラー画像が形成される。この各色毎の画像データの形成
を、記録紙の搬送に同期させることにより、紙送りユニ
ツト109を搬送される記録紙上に各色のカラー画像が現
像される。こうしてカラー画像が印刷された記録紙は、
定着ユニツト115によつて熱定着が行なわれ、排紙トレ
イ116に排紙される。このようなプリンタユニツト104の
構成により、各色毎に独立して現像ができるため、非常
に高速にプリント画像を得ることができる。 第2図はこの実施例のプリンタユニツト104及びスキ
ヤナユニツト106の簡略化した内部構成を示すブロツク
図である。 第2図において、201は密着型のカラーラインCCDセン
サであり、ライン状に配置された光電変換素子に、3色
の色分解フイルタRGBを順番に設けて、スキヤナユニツ
ト106上の原稿をRGBの各色ごとに色分解して読込むこと
ができる。このセンサ201より出力された画像信号のそ
れぞれは、A/D変換回路202及び白補正/黒補正回路203
に入力される。この白補正/黒補正回路203により、デ
ジタルRGB信号のそれぞれはセンサ201の特性を考慮して
補正された後、入力マスキング回路204に入力される。
入力マスキング回路204は、これら各画像信号をNTSCの
規格に適合したカラー信号レベルに変換する。これによ
り、これ以後の画像処理は、NTSC規格に適合した状態で
色処理が行なわれる。 この入力マスキング回路204から出力された信号は、
本実施例の主旨であるメモリユニツト101に送られる。
これにより、スキヤナユニツト106からの画像を取込む
ことができると共に、この取込んだ画像データをホスト
コンピユータ102に転送することができる。 一方、入力マスキング回路204から出力された信号
は、画処理・編集回路205に入力され、例えば、変倍処
理などの各種画像処理が行なわれる。206はLOG変換部
で、このLOG変換部206によりR、G、Bの波長を独立に
吸収するC(シアン)、M(マセンタ)、Y(イエロ
ー)の補色濃度信号に変換する処理が行なわれ、RGB信
号よりCMY信号に変換される。 こうしてCMY信号に変換された画像信号は、画像圧縮
されてメモリ207に記憶される。こうして画像メモリ207
に記憶された各色毎の圧縮画像データは、各色が現像さ
れる際に、対応する色データが伸張しながら読出され、
プリンタに用いる色剤の分光反射特性に合わせてマスキ
ング・UCR(下色除去)処理が行なわれる。このマスキ
ング処理においては、M、C、Y3色に基づく演算によ
り、プリントされる1色の画像データの補正が行なわれ
るため、第3図に示すように4系統の画像メモリが必要
である。これはまた、第1図に示す様にそれぞれの色の
現像タイミングがずているためでもある。 第3図はメモリ207の構成を示すブロツク図である。 第3図において、301はエンコーダで、MCY信号から各
色の画像データを符号化して圧縮している。これら各圧
縮された画像データは更に、圧縮メモリ(302〜305)に
記憶される。これは各メモリにおける記憶に必要なメモ
リセルを節約するためである。306〜309のそれぞれはデ
コーダで、圧縮メモリに記憶された圧縮画像データを伸
長して、後続のマスキング・UCR回路(310〜313)に出
力している。マスキング・UCR回路310〜313では、伸長
された画像データMCYから演算によつてプリントすべきM
CYKをそれぞれ出力している。 このようにして、マスキング処理された各画像データ
は更にγ補正回路208に入力されて、γ補正が行われ
る。このγ補正回路208には、更にメモリユニツト101か
らの画像も入力されており、この入力を選択的に切換え
ることにより、CCD201で読取つた画像データと、ホスト
コンピユータ102よりの画像データとを合成することも
できる。こうして補正な階調補正が行なわれ、更にエツ
ジ強調回路209により鮮鋭化された後、プリンタユニツ
ト104に送られて印刷が実行される。 210は第5図にその詳細を示すイネーブル信号出力回
路で、プリンタユニツト104より後述する垂直同期信号V
SM,VSC,VSY,VSM及び水平同期信号HSを入力し、後述する
信号ENM,ENC,ENY及びENK信号を出力している。この回路
の動作及び出力信号は、詳しく後述する。 <メモリユニツトの説明(第4図> 第4図は本実施例のメモリユニツト101の内部概略構
成を示すブロツク図である。このメモリユニツト101
は、例えば、ホストコンピユータ102よりの画像データ
を格納してプリント出力を得るためのもので、第3図に
示す圧縮メモリ207とは異なる構成となつている。 401はGP−IBコントローラで、GP−IBインターフエー
ス103を介してホストコンピユータ102と、このメモリユ
ニツト101とを接続し、ホストコンピユータ102よりの画
像データやコマンドなど送受信できる。このインターフ
エースを介してホストコンピユータ102より転送された
画像データは、GP−IBコントローラ401の制御の下にCPU
バス402を介し、その画像データの色に対応して、対応
する色の画像メモリ403R、403G、403Bに転送される。こ
れら画像メモリはそれぞれ少なくとも1ページ分の画像
データを記憶できる容量を備えている。こうして各メモ
リに転送された画像データは、後述するタイミングに従
つて順次読出され、FIFOメモリより第2図に示すように
γ補正回路208に転送されて印刷出力される。 405はタイミングジエネレータで、後述する水平同期
信号HSによりリセツトされ、後述する第8図のタイミン
グ図で示すHSM,HSC,HSY,HSK信号及びタイミング信号TG
A,TGBを出力している。406はデコーダで、このタイミン
グジエネレータ406より出力されるTGA,TGB信号をデコー
ドして、各色の画像データを記憶している各メモリ(40
3R,403G,403B)のアドレスをイネーブルにするためのタ
イミング信号(DC0,DC1,DC2,DC3)を出力している。 407はアドレスカウンタで、そのイネーブル信号がロ
ウレベルのとき、CLK4(プリンタユニツト104の動作ク
ロツクの4倍周期)を計数して、メモリ403R〜403Bのア
ドレス信号を出力している。このアドレス信号はセレク
タ409により選択されてメモリ403R〜403Bに出力され
る。これらアドレスカウンタ(407M〜407K)は、それぞ
れ対応する垂直同期信号(VSM〜VSK)によりリセツトさ
れる。 こうしてアドレスされたメモリ403R〜403Bの内容は、
それぞれ対応するルツクアツプテーブル(LUT)412〜41
4に例えば8ビツトで入力され、図示の如くRGB信号より
CMY信号に変換される。このCMY濃度信号は更にマスキン
グ回路411に入力され、マスキング処理及びUCR処理が施
された後、セレクタ410に出力される。セレクタ409,410
及びマスキング回路411はタイミングジエネレータ405よ
りのタイミング信号TGA及びTGBを入力しており、後述の
第8図に示すタイミングで、その入力信号のいずれかが
選択されて出力される。 408M〜408Kは各色に対応して1ライン分の画像データ
を記憶するFIFOメモリで、セレクタ410により選択され
た対応する色の画像データを入力し、プリンタユニツト
104のクロツクCLKに同期して、1ライン分の画像データ
を読出している。なお、これらFIFOメモリはHS信号によ
り書込みアドレスが“0"にリセツトされ、第8図に示す
各色ごとの水平同期信号HSM,HSC,HSY,HSkにより読出し
アドレスが“0"にリセツトされる。これにより、1ライ
ンのデータの先頭が、対応する各FIFOメモリの先頭より
書込まれ、各FIFOメモリに記憶された1ラインの画像デ
ータの先頭アドレスより読出されることになる。 第6図は水平同期信号(HS)及び垂直同期信号(VS)
の信号タイミングを説明するための図である。 HS信号601は記録紙603の紙送り方向に対して垂直方向
(主走査)の画像位置を決定するための水平同期信号
で、この信号は公知のビームデイテクト(BD)信号で、
例えば現像ユニツト110より出力される。またVS信号602
は、第1図に示す現像ユニツト110、111、112、113のそ
れぞれの手前に設けられた紙検知センサ(701〜704:第
7図)により、紙送りユニツト109上を搬送されてくる
記録紙603の先端が検知されると出力される信号で、各
紙検知センサによりの信号に対応して、第4図に示すよ
うにVSM、VSC、VSY、VSKと名称が付されている。ここ
で、例えばVSMは、マゼンタ色の現像ユニツト110の感光
ドラムの直前の紙検知センサ701(第7図)により検出
された信号であり、以下同様に、VSCはシアン現像ユニ
ツト111に、VSYはイエロー現像ユニツト112に、そしてV
SKは黒色の現像ユニツト113に対する垂直同期信号とな
つている。 第7図はこれら垂直同期信号を説明するための図であ
る。 図において、110aはマゼンタ現像ユニツト110の感光
ドラムを示し、以下同様に、111aはシアン現像ユニツト
111の感光ドラムを、112aはイエロー現像ユニツト112の
感光ドラムを、そして113aは黒現像ユニツト113の感光
ドラムを示している。701〜704のそれぞれは、各現像ユ
ニツトに対応して設けられた紙検知センサである。いま
例えば、第7図ので示す位置に記録紙603が搬送され
てきた場合、センサ701により記録紙603の先端が検知さ
れて、垂直同期信号VSMが出力される。 このVSM信号は、第5図に詳細を示すイネーブル信号
出力回路210に入力される。 このVSM信号によりカウンタ501M及びJ−Kフリツプ
フロツプ502Mがリセツトされ、出力信号ENMはロウレベ
ルになる。このカウンタ501Mは、HS信号、即ち記録され
るライン数を計数している。この計数値は、コンパレー
タ504Mにより、予めレジスタ503Mに設定されている1ペ
ージの記録ライ数と比較され、カウンタ501Mの計数値と
レジスタ503Mの値が一致すると、コンパレータ504Mのパ
ルスはハイレベルになる。これにより、フリツプフロツ
プ502Mは水平同期信号HSに同期してセツトされ、ENM信
号がハイレベルになる。 このENM信号は、垂直同期信号VSMが出力されてから
(記録紙603が第7図にで示す位置に来てから)、そ
の記録紙603に予め定められた1ページのライン数が記
録される間にロウレベルとなる、マゼンタデータのイネ
ーブル信号として出力される。なお、他の色の画像デー
タのイネーブル信号についても、同様にして作成され、
出力される。 このENM信号は、第4図のゲート404Mに入力され、タ
イミングジユネレータ405及びデコーダ406により、アド
レスカウンタ407Mのイネーブル信号及びFIFO408のライ
トイネーブル信号(WE)を作成している。 第8図は各色の画像データを1それぞれ1ライン印刷
するときのタイミングを示す図で、タイミングジユネレ
ータ405、デコーダ406、セレクタ409、セレクタ410及び
マスキング回路411のタイミングを示している。 タイミングジユネレータ405は、水平同期信号(HS)
によりリセツトされ、プリンタユニツト104の動作クロ
ツクの4倍の周波数CLK4をカウントしている。そして、
第8図に示すように、HS信号を4分割するようなタイミ
ングでTGA,TGBを出力して、デコーダ406、セレクタ40
9、410及びマスキング回路411をコントロールしてい
る。 例えば、801で示すタイミングの時、デコーダ406の出
力DC0はロウレベルとなり、ゲート404Mのゲートを開け
る。この時、イネーブル信号(ENM)がロウレベルであ
れば(その頁のMデータの読出しが終了していなけれ
ば)、アドレスカウンタ407Mは、CLK4をカウントしてメ
モリ403R〜403Bに読出しアドレスを出力する。このと
き、セレクタ409はタイミングジエネレータ405よりのTG
A、TGB信号によりMを選択し、同様にマスキング回路41
1、セレクタ410もMを選択している。 こうして、アドレスカウンタ407Mのアドレス出力がメ
モリ403R〜403Bが同時に入力されて、それらの内容が読
出される。この読出されたデータは各LUTに入力され、C
MY信号に変換された後、マスキング回路411に入力され
る。そして、マスキング回路411より演算された画像デ
ータは、セレクタ410により選択されてFIFO408Mに書込
まれる。 こうしてFIFO408Mに書込まれた画像データは、タイミ
ングジユネレータ405から第8図に示す様なタイミング
で発生するHSM及びプリンタ104の動作クロツク(CLK)
に同期して読出され、第9図に示す2段目のFIFO901Mに
書込まれる。このFIFO901Mは、水平同期信号HS及びクロ
ツクCLKで読出され、第2図のγ補正回路208にマゼンタ
色の画像データを出力している。このような2段構成の
FIFOにより、画像データの転送速度の変換を行つてい
る。 さらに、第7図に示すように、記録紙603がの位置
まで進むと、前述の場合と同様に、記録紙603の先端が
センサ702により検知され、VSC信号が出力される。この
VSCは第5図のカウンタ501Cに入力され、前述と同様に
してシアン色の画像データの出力中、第4図のカウンタ
407Cがイネーブルになる。 これにより、アドレスカウンタ407Cがアドレス“0"か
ら計数を開始する。そして、第8図の802で示すタイミ
ングの間、カウンタ407Cがクロツク信号CLK4を計数す
る。これにより、メモリ403R〜403Bから順次データが読
出され、前述と同様にしてマスキング回路411及びセレ
クタ410で選択されたシアン画像データが、FIFO408Cに
書込まれる。この書込まれた画像データは、マゼンタと
同様にFIFO408C及び901Cにより速度変換されて、γ補正
回路208に転送される。 さらに第7図に示す様に、記録紙603が第7図ので
示す位置、及びで示す位置に到達した時も同様にし
て、対応する色の画像データが出力される。 このように、メモリのアドレスデータを出力するアド
レスカウンタを各色の現像器毎に(この例では4個)備
え、1ラインの画像データを各色毎に時分割で読出して
処理することにより、あたかも同じメモリ上で、異なる
アドレスから異なるデータを同時に読出すようにして印
刷することができる。 以上のごとく、メモリユニツト101より読出された画
像データは、第2図のγ補正回路208に送られ、CCD201
よりの画像データと同様にしてプリンタユニツト104に
送られプリント出力される。 このようにして、ホストコンピユータ102よりメモリ
ユニツト101に画像データを転送することにより、高速
にその画像をプリントすることができる。 <他の実施例(第11図)> 前述の実施例では水平同期信号HS(HSYNC)区間を4
分割し、この時分割された時間でメモリ403R〜403Bのそ
れぞれより画像データを読出していたが、この第2の実
施例では、プリンタの動作クロツク(画素クロツク:CL
K)を4分周して、画素CLK4の1周期毎に色分割して出
力している。 第11図は、この第2の実施例のタイミングチヤートで
ある。以下に、前述の第4図を参照しながら、この第2
の実施例を説明する。 いま例えば、811で示すタイミングでは、デコーダ406
の出力DC0はロウレベルとなる。これにより、マゼンタ
の画像データの印刷時(ENM信号がロウレベルの時)
に、ORゲート404Mが開かれる。これにより、アドレスカ
ウンタ407Mはクロツク信号CLK4により+1され、その更
新したアドレスが出力される。この時、セレクタ409は
Mを選択しており、マスキング回路411はMデータを出
力する。更に、セレクタ410にはMを選択するようなTG
A,TGBが出力されているため、メモリ403R〜403Bより読
出された画像データはマスキング回路411より演算され
た後、FIFO408に書込まれる。 これは、812〜814で示されたタイミングにおいても同
様に、それぞれアドレスカウンタ407Y、407M、407Kは+
1され、前述と同様に画像データを次段の対応するFIFO
に書込む。 このようにして、水平同期信号HSの間に所望する4色
(M、C、Y、K)の画像データが、画素毎に切換えら
れて出力される。これにより、前述の実施例と同様の効
果がある。 なお、この実施例では、カラー複写機の場合で説明し
たが、本発明はこれに限定されるものでなく、複数の独
立した画像データをメモリに格納し、それらを読出して
画像処理を行い、1枚の画面に表示したり、印刷するよ
うな画像処理装置にも適用できることはもちろんであ
る。 以上説明したように本実施例によれば、メモリより独
立して各色の画像データを読出すと共に、その読出した
画像データを共通の画像処理部により、時分割で画像処
理して出力することができる。 また、これにより、小さな回路規模で、そのホストコ
ンピユータなどからの各色毎の画像を高速にプリントで
きる。
以上説明したように本発明によれば、各色の画像信号
をそれぞれ時分割で読み出し、共通の色変換手段で各画
像形成部に対応するカラー画像データを生成して色順次
に記録材にカラー画像を形成することができるので、小
さな回路規模で高速にカラー画像データを生成してカラ
ー画像の形成を行わせることができるという効果があ
る。
をそれぞれ時分割で読み出し、共通の色変換手段で各画
像形成部に対応するカラー画像データを生成して色順次
に記録材にカラー画像を形成することができるので、小
さな回路規模で高速にカラー画像データを生成してカラ
ー画像の形成を行わせることができるという効果があ
る。
第1図は実施例の本実施例のカラー複写機の全体構成を
示すブロツク図、 第2図はこの実施例のプリンタユニツト104及びスキヤ
ナユニツト106の簡略化した内部構成を示すブロツク
図、 第3図は実施例のメモリの概略構成を示すブロツク図、 第4図は本実施例のメモリユニツトの内部概略構成を示
すブロツク図、 第5図は実施例のイネーブル信号出力回路の構成を示す
回路、 第6図は水平同期信号(HS)及び垂直同期信号(VS)の
信号タイミングを説明するための図、 第7図は垂直同期信号の発生を説明するための図、 第8図は各色の画像データを1それぞれ1ライン印刷す
るときのタイミングを示す図、 第9図はメモリユニツトの出力段のFIFOメモリの構成を
示す図、 第10図は従来のカラー複写機における画像処理回路の構
成を示すブロツク図、そして 第11図は他の実施例による画像処理タイミングを示すタ
イミング図である。 図中、101……メモリユニツト、102……ホストコンピユ
ータ、104……プリンタユニツト、110……マゼンタ現像
ユニツト、111……シアン現像ユニツト、112……イエロ
ー現像ユニツト、113……黒現像ユニツト、201……CCD
センサ、202……A/Dコンバータ、204……入力マスキン
グ、206……LOG変換部、207……メモリ、208……γ補正
回路、210……イネーブル信号出力回路、301……エンコ
ーダ、302〜305……圧縮メモリ、306〜309……デコー
ダ、403R,403G,403B……画像メモリ、405……タイミン
グジエネレータ、407M〜407K……アドレスカウンタ、40
8M〜408K,901M〜901K……FIFO、409,410……セレクタ、
411……マスキング回路、412〜414……ルツクアツプテ
ーブル(LUT)、701〜704……紙検知センサである。
示すブロツク図、 第2図はこの実施例のプリンタユニツト104及びスキヤ
ナユニツト106の簡略化した内部構成を示すブロツク
図、 第3図は実施例のメモリの概略構成を示すブロツク図、 第4図は本実施例のメモリユニツトの内部概略構成を示
すブロツク図、 第5図は実施例のイネーブル信号出力回路の構成を示す
回路、 第6図は水平同期信号(HS)及び垂直同期信号(VS)の
信号タイミングを説明するための図、 第7図は垂直同期信号の発生を説明するための図、 第8図は各色の画像データを1それぞれ1ライン印刷す
るときのタイミングを示す図、 第9図はメモリユニツトの出力段のFIFOメモリの構成を
示す図、 第10図は従来のカラー複写機における画像処理回路の構
成を示すブロツク図、そして 第11図は他の実施例による画像処理タイミングを示すタ
イミング図である。 図中、101……メモリユニツト、102……ホストコンピユ
ータ、104……プリンタユニツト、110……マゼンタ現像
ユニツト、111……シアン現像ユニツト、112……イエロ
ー現像ユニツト、113……黒現像ユニツト、201……CCD
センサ、202……A/Dコンバータ、204……入力マスキン
グ、206……LOG変換部、207……メモリ、208……γ補正
回路、210……イネーブル信号出力回路、301……エンコ
ーダ、302〜305……圧縮メモリ、306〜309……デコー
ダ、403R,403G,403B……画像メモリ、405……タイミン
グジエネレータ、407M〜407K……アドレスカウンタ、40
8M〜408K,901M〜901K……FIFO、409,410……セレクタ、
411……マスキング回路、412〜414……ルツクアツプテ
ーブル(LUT)、701〜704……紙検知センサである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/46 H04N 1/40 D 1/60 1/46 Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/21 B41J 5/30 G03G 15/01 G06T 1/60 H04N 1/60 H04N 1/46
Claims (1)
- 【請求項1】それぞれ異なる色の現像剤に応じた色の画
像を形成する画像形成部を記録材の搬送方向に複数配列
し、搬送される前記記録材に複数の画像形成部によりカ
ラー画像を順次形成する画像形成手段と、 画像形成用の色成分とは異なる色成分の複数の色の画像
信号を記憶する記憶手段と、 主走査方向の画像形成開始の基準となる水平同期信号を
発生する水平同期信号発生手段と、 前記複数の画像形成部のそれぞれにおける前記記録材へ
の画像形成の開始タイミングに応答し、前記水平同期信
号発生手段により発生される水平同期信号の周期を前記
画像形成部の数に応じて時分割することにより、画像形
成用の色成分毎に前記記憶手段から各色の画像信号を読
み出すための読出信号を順次発生する読出信号発生手段
と、 前記読出信号により前記記憶手段から読み出された各色
の画像信号を用いて、画像形成用の色成分毎のカラー画
像データを生成するために前記複数の画像形成部に共通
して設けられた色変換手段と、 前記色変換手段により変換された画像形成用の色成分毎
のカラー画像データをそれぞれ一時的に記憶する複数の
一時記憶手段と、 前記水平同期信号に同期して前記一時記憶手段に記憶さ
れた色成分毎のカラー画像データをそれぞれ対応する前
記画像形成部に対して出力する出力手段とを有し、 前記搬送される記録材に前記画像形成部により色順次に
カラー画像を形成させることを特徴とする画像処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27217190A JP3224385B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27217190A JP3224385B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04150475A JPH04150475A (ja) | 1992-05-22 |
JP3224385B2 true JP3224385B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=17510064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27217190A Expired - Fee Related JP3224385B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3224385B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-12 JP JP27217190A patent/JP3224385B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04150475A (ja) | 1992-05-22 |
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