JP3224331U - 高所作業用安全帯のバックル - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性および安全性に優れかつ構造が簡単なバックルを提供する。【解決手段】本体1のケーシング5は、先端5bに舌片差込口7を有し、内部に舌片差込経路を有する。ケーシング内に一対のラッチ板が配置される。各ラッチ板は、舌片差込口側に位置する一端において舌片差込経路を横切る共通軸のまわりに回動し得る。各ラッチ板の他端に、操作部20と、舌片2の係合孔4a、4bに係合し得る突起部が設けられる。一対の操作部はケーシングの一対のスリット12から突出する。各ラッチ板が、操作部がスリットの一端に当接し、かつ突起部が舌片差込経路に差し込まれた舌片の係合孔と係合する係合位置と、操作部がスリットの他端側に位置し、かつ突起部が舌片差込経路から引っ込む係合解除位置との間において回動し得る。一対のラッチ板はバネによって常時係合位置に向けて付勢される。【選択図】図1

Description

本考案は、高所作業用安全帯のバックルに関するものである。
この種のバックルとして、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1に記載のバックルは、ベルトの一端に固定された本体と、他端に固定され、本体に挿入係合するタングプレートから構成されている。
タングプレートの基端にはベルト挿通口が形成され、先端から所定長入った位置に矩形の係合口が形成されている。
本体の基端部にはベルト挿通口が形成され、先端部の両側はコ字状に折り曲げられて、ロック部材を収容するとともに、タングプレートの挿入用ガイドとして機能する。本体の最先端部は、中央に切欠溝が縦方向に形成され、切欠溝の両側の部分が内側にV字状に折り返されている。
ロック部材の一端両側に一対の操作片が突設され、ロック部材の他端には板バネ装着用の穴が形成され、ロック部材の中間部にはタング係合突起が設けられている。
そして、ロック部材の基端が本体のV字状折返し部に収容されて、本体の切欠溝およびロック部材の穴間に板バネが取り付けられ、ロック部材は常時板バネによって上向きに回動するように弾性付勢されている。
また、本体の基端部に断面が略U字状の当接片支持材が固定され、当接片支持材の先端寄りにロック部材当接片が突設されている。そして、ロック部材の一対の操作片が当接片支持部材に当接することで、ロック部材の回動が制限されるようになっている。
ロック部材のタング係合突起は、本体の先端側から基端側に向けて次第に上向きに傾斜しており、タング係合突起の最頂部にあたる本体基端側の端に庇状の重合片部が設けられている。
さらに、当接材支持部材の底部に、当接材が、本体の幅方向にのびる軸のまわりに回動可能に取り付けられ、当接材はバネによって常時ロック部材方向に回動するように弾性付勢されている。当接材は、自身の回動を制限する突起を有していて、タングプレートが挿入されない状態ではロック部材とは接触せず、ロック部材の自由な回動を許容する。
本体部は、樹脂製のカバーによって被覆されている。カバーは、タングプレート挿入口と、ロック部材の操作片に対するスリットを有している。
そして、タングプレートがタングプレート挿入口から挿入されると、当接材と当接してこれを回動させ、タングプレートの係合口の先端縁がタング係合突起の重合片部を越えたとき、ロック部材が板バネによって上向きに回動して、係合口先端縁と重合片部とが係合するとともに、当接材がタングプレートを押圧してこの係合状態が保持される。
それによって、本体とタングプレートが確実に係合する。
本体とタングプレートの係合を解除する場合は、タングプレートを当接材の弾力に抗して重合片部の長さ以上に押し込んで係合口先端縁と重合片部の係合を解除した状態で、操作片を押し下げることによって、タングプレートを本体から引き抜くことができる。
しかしながら、この構成によれば、バックルの係合解除時、作業者がタングプレートを本体に押し込んで腰部に締着したベルトをさらに締め付けた状態で、操作片を押し下げねばならず、係合解除に手間がかかるという問題があった。
さらに、このバックルは、構造が複雑で、部品点数も多く、製造コストがかかるという欠点を有していた。
特許第2991648号公報
したがって、本考案の課題は、操作性および安全性に優れ、かつ構造が簡単なバックルを提供することにある。
上記課題を解決するため、本考案によれば、高所作業用安全帯における連結すべき一方のベルトに取り付けられる舌片と、連結すべき他方のベルトに取り付けられ、前記舌片を係合可能に受け入れる本体と、からなり、前記舌片の基端に第1のベルト挿通口が形成されるとともに、前記舌片における前記第1のベルト挿通口から先端側に間隔をあけた位置に1つまたは2つの係合孔が形成され、前記本体は、基端に第2のベルト挿通口が形成され、先端に舌片差込口が開口したケーシングを備え、前記ケーシングの内部には前記舌片差込口から前記基端側にのびる舌片差込経路が形成され、前記本体は、さらに、前記ケーシングの内部に配置され、それぞれ前記舌片差込口側に位置する一端において前記舌片差込経路を横切る方向にのびる共通の軸のまわりに回動可能に支持された一対のラッチ板を備え、前記一対のラッチ板はそれぞれ前記軸の径方向にのび、前記一対のラッチ板の他端のそれぞれに、前記舌片の前記1つの係合孔または前記2つの係合孔にそれぞれに係合し得る突起部と、前記ラッチ板の一側から前記ラッチ板の幅方向に突出する操作部と、が設けられ、前記一対のラッチ板の前記操作部は互いに遠ざかる向きにのびて前記ケーシングの両側壁に形成された一対のスリットから突出し、一対のラッチ板は、それぞれ、前記操作部が前記スリットの一端側に位置するとともに、前記突起部が前記舌片差込経路に進入し、前記舌片差込口から前記舌片差込経路に差し込まれた前記舌片の対応する前記係合孔と係合する係合位置と、前記操作部が前記スリットの他端側に位置するとともに、前記突起部が前記舌片差込経路から引っ込む係合解除位置との間において回動可能とされ、前記本体は、さらに、前記一対のラッチ板と前記ケーシングとの間に配置され、前記一対のラッチ板をそれぞれ常時前記係合位置に向けて弾性付勢するバネを備えたものであることを特徴とするバックルが提供される。
本考案の好ましい実施例によれば、前記本体の前記ケーシングは、基板を有し、前記基板の基端に前記第2のベルト挿通口が形成され、前記基板の基端から先端に向けてのびる部分は、両側が折り曲げられて実質上U字状断面を有し、前記実質上U字状断面の部分の互いに対向する側壁に前記一対のスリットが形成され、前記実質上U字状断面の部分の先端は内向きに半円筒状に湾曲してラッチ板受け部を形成し、前記バネは一対の断面がU字状の板バネからなり、前記板バネは、両側部のうちの一方の側部の上端が外向きに屈曲してのび、対応する前記ラッチ板が前記一端において前記板バネに嵌め込まれ、かつ前記一端が前記板バネの他方の側部に係止された状態で、前記板バネは、前記一方の側部の上端が前記基板の前記実質上U字状断面の部分の内側底面に当接する配置で前記ラッチ板受け部に嵌め込み固定されており、前記ケーシングは、さらに、前記実質上U字状断面の部分における、少なくとも、前記舌片差込口を除いた前記互いに対向する側壁間の間隙を被覆するカバーを有している。
本考案によれば、互いに係合し得る本体および舌片を備え、舌片に係合孔を設ける一方、本体のケーシングには、先端に舌片差込口を設け、内部に舌片差込口に連通する舌片差込経路を設ける。そして、ケーシング内に、それぞれ舌片差込口側に位置する一端において舌片差込経路を横切る方向にのびる共通の軸のまわりに回動可能に支持された一対のラッチ板を備え、各ラッチ板の他端に、舌片の1つの係合孔または2つの係合孔にそれぞれに係合し得る突起部と、ラッチ板の一側から突出する操作部を設け、一対のラッチ板の操作部が互いに遠ざかる向きにのびてケーシングの両側壁の一対のスリットから突出するようにする。
そして、各ラッチ板が、操作部がスリットの一端側に位置するとともに、突起部が舌片差込経路に進入し、舌片差込口から舌片差込経路に差し込まれた舌片の対応する係合孔と係合する係合位置と、操作部がスリットの他端側に位置するとともに、突起部が舌片差込経路から引っ込む係合解除位置との間において回動し得るようにし、さらに、一対のラッチ板とケーシングの間にバネを配置して、各ラッチ板を常時係合位置に向けて弾性付勢する。
それによって、本体の舌片差込口に差し込まれた舌片は本体に係合した状態でロックされる一方、一対のラッチ板(操作部)を同時に一対のスリットの上記他端側に位置させたときにのみロックが解除される。
この場合、一対のラッチ板のうちの一方のラッチ板のみがロックを解除する方向に操作されても、ロックは解除されず、舌片と本体の安全かつ確実な係合状態が維持される。
こうして、作業者が片手でバックルの本体を持ち、持ち手の親指と人差し指で一対のラッチ板(操作部)を操作するだけで容易にロックを解除することができ、バックルの操作性が非常に良くなる。また、ロックの解除が、一方のラッチ板のみの操作では行えず、一対のラッチ板を同時操作することによってのみ行えるようにしたので、安全性も十分に確保される。
さらには、バックルの構造が簡単になり、部品点数も大幅に減少する。
本考案の1実施例による高所作業用安全帯のバックルの斜視図であり、(A)は舌片が本体から分離した状態を示し、(B)は舌片が本体に係合した状態を示している。 図1のバックルの分解斜視図である。 図1(B)のバックルの縦断面図であり、(A)はラッチ板が係合位置にある状態を示し、(B)はラッチ板が係合解除位置にある状態を示している。 図1(B)のバックルの横断面図であり、(A)は一対のラッチ板が共に係合位置にある状態を示し、(B)は一方のラッチ板は係合位置にあるが、他方のラッチ板が係合解除位置にある状態を示し、(C)は一対のラッチ板が共に係合解除位置にある状態を示している。 本考案の高所作業用安全帯のバックルの別の実施例の分解斜視図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の構成を好ましい実施例に基づいて説明する。
図1は本考案の1実施例による高所作業用安全帯のバックルの斜視図であり、図1(A)は舌片が本体から分離した状態を示し、図1(B)は舌片が本体に係合した状態を示している。また、図2は、図1のバックルの分解斜視図である。
図3は図1(B)のバックルの縦断面図であり、図3(A)はラッチ板が係合位置にある状態を示し、図3(B)はラッチ板が係合解除位置にある状態を示している。また、図4は、図1(B)のバックルの横断面図であり、図4(A)は一対のラッチ板が共に係合位置にある状態を示し、図4(B)は一方のラッチ板は係合位置にあるが、他方のラッチ板が係合解除位置にある状態を示し、図4(C)は一対のラッチ板が共に係合解除位置にある状態を示している。
図1を参照して、本考案による高所作業用安全帯のバックルは、高所作業用安全帯における連結すべき一方のベルトに取り付けられる舌片2と、連結すべき他方のベルトに取り付けられ、舌片2を係合可能に受け入れる本体1とからなっている。
舌片2の基端2aに第1のベルト挿通口3が形成されるとともに、舌片2における第1のベルト挿通口3から先端2b側に間隔をあけた位置に、2つの係合孔4a、4bが互いに舌片2の幅方向に間隔をあけて形成されている。
図1〜図3に示すように、本体1は、基端5aに第2のベルト挿通口6が形成され、先端5bに舌片差込口7が開口したケーシング5を備えている。ケーシング5の内部には舌片差込口7から基端5a側にのびる舌片差込経路8が形成されている。
この実施例では、ケーシング5は基板9を有し、基板9の基端9aに第2のベルト挿通口6が形成されている。
基板9の基端9aから先端9bに向けてのびる部分10は、両側が折り曲げられて実質上U字状断面を有している。そして、部分10の互いに対向する側壁11、11に一対のスリット12、12が形成され、これらの側壁11、11のそれぞれの上端は内向き直角に折り曲げられている。
さらに、部分10の先端は内向きに半円筒状に湾曲し、ラッチ板受け部10aを形成している。
部分10の基端には、両側壁11、11間にのび、舌片差込経路8に差し込まれた舌片2の先端の一面を支持する舌片支持部材13が配置されている。
舌片支持部材13は、平板状の水平な部分13aと、水平な部分13aの一側に接続する垂直な部分13bとからなり、断面がL字状をなしている。
垂直な部分13bの上面は、部分10の側壁11の上面と同じ高さ位置にあり、水平な部分13aの上面は、ラッチ板受け部10aの頂面と同じ高さ位置にある。
舌片支持部材13の水平な部分13aの底面には突起が設けられ、舌片支持部材13は、この突起を介して基板9の穴9cに嵌め込まれている。
ケーシング5は、さらに、基板9の部分10における舌片差込口7を除く両側壁11、11間の間隙を被覆するカバー14を有している。
カバー14は、断面が実質上L字状の板体からなり、この板体の一方側の部分15が、基板9の部分10の底壁に対応する幅および長さを有し、他方側の部分16が、部分10の両側壁11、11の高さに対応する長さを有している。
さらに、一方側の部分15の先端15aは、内向きに半円筒状に湾曲せしめられ、他方側の部分16の先端縁に固定用フランジ16aが設けられている。
カバー14は、一方側の部分15の内側面が基板9の部分10の内側底面10bに対向し、かつ両側壁11、11の上面および舌片支持部材13の垂直な部分13bの上面に当接し、他方側の部分16が両側壁11、11の舌片差込口7から遠い方の側縁間の間隙を被覆する配置で、部分10に重ね合わせられ、固定用フランジ16aにおいてリベット17によって基板9に固定されている。
そして、カバー14の一方側の部分15の先端15aと、基板9の部分10の両側壁11、11と、部分10のラッチ板受け部10aとによって舌片差込口7が画成され、基板9の部分10のラッチ板受け部10aの頂面および舌片支持部材13の水平な部分13aの上面は、舌片差込経路8の一部を形成している。
本体1は、さらに、それぞれ一端18a、18aにおいて、基板9の部分10のラッチ板受け部10aによって、舌片差込経路8を横切る方向(部分10の幅方向)にのびる共通の軸のまわりに回動可能に支持された一対のラッチ板18、18を備えている。
各ラッチ板18は上記共通の軸の径方向にのび、他端18bに、舌片2の対応する係合孔4a、4bに係合し得る突起部19と、ラッチ板18の幅方向に突出する操作部20とが設けられている。一対のラッチ板18、18の操作部20、20は互いに遠ざかる向きにのびて一対のスリット12、12から突出している。
図3および図4に示すように、各ラッチ板18は、操作部20がスリット12の一端12a側に当接するとともに、突起部19が舌片差込経路8に進入し、舌片差込経路8に差し込まれた舌片2の対応する係合孔4a、4bと係合する係合位置(図3(A)、図4(A)参照)と、操作部20がスリット12の他端12b側に位置する(必ずしも他端12bに当接しなくてもよい)とともに、突起部19が舌片差込経路8から引っ込む係合解除位置(図3(B)、図4(C)参照)との間において回動し得る。
図2および図3を参照して、本体1は、さらに、一対の断面がU字状の板バネ21を有している。各板バネ21は、一方の側部21aの上端が外向きに屈曲している。また、各板バネ21の他方の側部21bの内側面に突起(図示されない)が設けられる一方、ラッチ板18の突起部19側の面に、この突起に対応する凹部18cが設けられている。
そして、対応するラッチ板18が一端18a、19aにおいて板バネ24に嵌め込まれ、かつラッチ板18の凹部18cに板バネ21の突起が嵌め込まれた状態で、板バネ21は、側部21aの上端が基板9の部分10の内側底面10aに当接し、かつ側部21bの外面がラッチ板受け部10aに当接する配置でラッチ板受け部10aに嵌め込み固定され、それによって、各ラッチ板18は板バネ21によって常時係合位置に向けて弾性付勢される。
次に、本考案によるバックルの動作を説明する。
本体1と舌片2を連結する場合には、作業者の手で、舌片2が本体1の舌片差込口7から舌片差込経路8内に差し込まれる。
そして、舌片2の先端が、係合位置にある一対のラッチ板18、18の突起部19、19を同時に押し下げつつ前進し、舌片2の係合孔4a、4bが突起部19、19の位置に達すると、突起部19、19が上昇して舌片差込経路8内に進入して、舌片2の係合孔4a、4bの前端縁と、突起部19、19におけるラッチ板18、18の先端(他端18b、18b)側の端縁とが係合し、一対のラッチ板18、18は再び係合位置に復帰する。それによって、舌片2は一対のラッチ板18、18と係合した状態にロックされ、本体1および舌片2が強固に(高所作業用安全帯のバックルに関する安全基準を十分に満たす強度で)連結される(図3(A)および図4(A)参照)。
本体1および舌片2の連結を解除する場合は、作業者が本体1を片手に持ち、持ち手の親指と人差し指で、一対のラッチ板18、18(操作部20、20)を同時に一対のスリット12、12の他端12b、12b側に位置させ、一対のラッチ板18、18を係合解除位置まで動かしてロックを解除し、その状態を維持したままで、もう一方の手で舌片2を本体1から抜き取ればよい(図3(B)および図4(C)参照)。
この場合、一対のラッチ板18、18のうちの一方のラッチ板18のみをロックを解除する方向に操作しても、ロックは解除されず、舌片2と本体1との強固な連結(高所作業用安全帯のバックルに関する安全基準を十分に満たす強度での連結)が維持される(図4(B)参照)。
こうして、作業者が片手でバックルの本体1を持ち、持ち手の親指と人差し指で一対のラッチ板18、18(操作部20、20)を操作するだけで容易にロックを解除することができ、バックルの操作性が非常に良くなる。また、ロックの解除が、一方のラッチ板18のみの操作では行えず、一対のラッチ板18、18を同時操作することによってのみ行えるようにしたので、安全性も十分に確保される。
加えて、バックルの構造が簡単になり、部品点数も大幅に減少する。
以上、本考案の好ましい実施例を説明したが、本考案の構成は上記実施例に限定されず、当業者が添付の実用新案登録請求の範囲に記載された構成の範囲内で種々の変形例を案出し得ることは言うまでもない。
例えば、上記実施例では、舌片2に2つの係合孔4a、4bを設けるとともに、一対のラッチ板18、19をそれぞれ別々の係合孔4a、4bに係合させるようにしたが、図5に示すように、舌片2に単一の係合孔4’を設け、この単一の係合孔4’に一対のラッチ板18、19のそれぞれを係合させる構成とすることもできる。
1 本体
2 舌片
2a 基端
2b 先端
3 第1のベルト挿通口
4a、4b 係合孔
4’ 係合孔
5 ケーシング
5a 基端
5b 先端
6 第2のベルト挿通口
7 舌片差込口
8 舌片差込経路
9 基板
9a 基端
9b 先端
9c 穴
10 (実質上U字状断面の)部分
10a ラッチ板受け部
10b 内側底面
11 側壁
12 スリット
12a 一端
12b 他端
13 舌片支持部材
13a 水平な部分
13b 垂直な部分
14 カバー
15 一方側の部分
15a 先端
16 他方側の部分
16a フランジ
17 リベット
18 ラッチ板
18a 一端
18b 他端
18c 凹部
19 突起部
20 操作部
21 板バネ
21a、21b 側部

Claims (2)

  1. 高所作業用安全帯における連結すべき一方のベルトに取り付けられる舌片と、連結すべき他方のベルトに取り付けられ、前記舌片を係合可能に受け入れる本体と、からなり、
    前記舌片の基端に第1のベルト挿通口が形成されるとともに、前記舌片における前記第1のベルト挿通口から先端側に間隔をあけた位置に1つまたは2つの係合孔が形成され、
    前記本体は、
    基端に第2のベルト挿通口が形成され、先端に舌片差込口が開口したケーシングを備え、
    前記ケーシングの内部には前記舌片差込口から前記基端側にのびる舌片差込経路が形成され、
    前記本体は、さらに、
    前記ケーシングの内部に配置され、それぞれ前記舌片差込口側に位置する一端において前記舌片差込経路を横切る方向にのびる共通の軸のまわりに回動可能に支持された一対のラッチ板を備え、
    前記一対のラッチ板はそれぞれ前記軸の径方向にのび、前記一対のラッチ板の他端のそれぞれに、前記舌片の前記1つの係合孔または前記2つの係合孔にそれぞれに係合し得る突起部と、前記ラッチ板の一側から前記ラッチ板の幅方向に突出する操作部と、が設けられ、前記一対のラッチ板の前記操作部は互いに遠ざかる向きにのびて前記ケーシングの両側壁に形成された一対のスリットから突出し、
    一対のラッチ板は、それぞれ、前記操作部が前記スリットの一端側に位置するとともに、前記突起部が前記舌片差込経路に進入し、前記舌片差込口から前記舌片差込経路に差し込まれた前記舌片の対応する前記係合孔と係合する係合位置と、前記操作部が前記スリットの他端側に位置するとともに、前記突起部が前記舌片差込経路から引っ込む係合解除位置との間において回動可能とされ、
    前記本体は、さらに、
    前記一対のラッチ板と前記ケーシングとの間に配置され、前記一対のラッチ板をそれぞれ常時前記係合位置に向けて弾性付勢するバネを備えたものであることを特徴とするバックル。
  2. 前記本体の前記ケーシングは、基板を有し、
    前記基板の基端に前記第2のベルト挿通口が形成され、前記基板の基端から先端に向けてのびる部分は、両側が折り曲げられて実質上U字状断面を有し、前記実質上U字状断面の部分の互いに対向する側壁に前記一対のスリットが形成され、前記実質上U字状断面の部分の先端は内向きに半円筒状に湾曲してラッチ板受け部を形成し、
    前記バネは一対の断面がU字状の板バネからなり、前記板バネは、両側部のうちの一方の側部の上端が外向きに屈曲してのび、
    対応する前記ラッチ板が前記一端において前記板バネに嵌め込まれ、かつ前記一端が前記板バネの他方の側部に係止された状態で、前記板バネは、前記一方の側部の上端が前記基板の前記実質上U字状断面の部分の内側底面に当接する一方、前記他方の側部の外面が前記ラッチ板受け部に当接する配置で前記ラッチ板受け部に嵌め込み固定されており、
    前記ケーシングは、さらに、
    前記実質上U字状断面の部分における、少なくとも、前記舌片差込口を除いた前記互いに対向する側壁間の間隙を被覆するカバーを有していることを特徴とする請求項1に記載のバックル。
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CN115675352A (zh) * 2022-11-21 2023-02-03 中国第一汽车股份有限公司 一种安全带预紧端片及汽车
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